218 The wonderful world
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まァ、強いて言うなら。
[めんどくさいなぁ。と思った所で弾切れ。 ポイ、と足元に投げ捨てた鉄を踏みにじり、新たに灯す炎を何と変えようか。
ほんの少しの隙に思案を重ねて、ひとまず、ひょい、と取り出した左親指をお子様に向ける。]
このガキは死ぬ気はないそうだし、生き返ってやるっつーし、 俺は俺で、少なくともお前らの掌の上で死ぬ予定なンかねェよ。 死神様の想定通り、予定調和に終着、なんてシャクだからな。 させねェっつーの。
[ああ、そうだ、難しく考えなくとも良かったのだ。 思い出したように煙草に触れて、数秒後、両手に抱えていたのは、元折銃で。 そうか、こういう獣を狩るには、こういう道具を使うのか、と知る。 ……撃てる弾数はどうやら少なそうだが。]
(27) 2015/03/18(Wed) 22時半頃
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ま、そうご心配なさらなくても、一回じゃ死ねねェくらいの悪運は持ってンだ。 それ以上喚くなら、テメーぶっ殺してでも進むぜ。 熱血ごっこはもう沢山。
[さて、バケモノはお加減如何だろう。猟銃を向ける。 いつか、熊を撃った時を思い出して、また反動が酷いとイヤだなあ、なんて思ったりもした。 思いながら、目を細め、焦点を合わせ、引鉄にかけた指にゆっくりと力を込める。*]
(28) 2015/03/18(Wed) 22時半頃
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ご忠告ドーモ。
[消滅した壁の前。>>@11扱いづらい武器を投げ捨て、男はゆっくりと視線を上げた。 派手な銃声は、やはり鼓膜を揺らすようで、耳鳴りを追い払うようにゆるゆると首を振る。]
ホラ、行くぞ、クソガキ。 ……まァ、お節介は勝手だが、後で一発殴りに来るから首洗って待っとけよ。
[足止めばっかりしやがって、と忌々しげな呟きを後に残し、男とコドモは先を急ぐ。*]
(32) 2015/03/19(Thu) 00時頃
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― イクリプス666 ―
おー、静かなモンだな。
[666階あるとかなんとか。そういう逸話を聞いた覚えもあるわけだが。 話、盛りすぎだっつーの。ぼやきながら天高く聳える終着点を見上げる。]
展望台っつーと、あー、上、だよなァ。
[ため息。]
エレベーター、如何にもなんかありそうだし、乗りたくねェんだけど。
[箱ごと落ちるとか。 チラリ、と横目でお子様のゴキゲンを伺って。 ……まァ、100階まで階段ダッシュです、と告げて、このコドモが使い物になるとは思わない。
諦めの表情で、男は上昇ボタンを押した。]
(39) 2015/03/19(Thu) 00時半頃
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[徐々に徐々に、カウント・ダウンのように、光る数字が減っていくのを眺めていた。 箱が降りてくる音。震えはないが、まだどこか、現実感もない。
煙草を咥える。館内禁煙と言われようが、今だけは勘弁してもらおう。 二人分の命が懸かっているんだぜ。もうとっくに失くしたはずのモノだけど。]
……万が一、生き返るにしたって、
[ライターを取り出して、火を点ける。慣れ親しんだ味とはどこか違う匂い。]
(43) 2015/03/19(Thu) 01時半頃
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[敵の来襲を待ち構えるように、見据える先。 暗闇を背景にした扉の硝子に、見知らぬ男が映る。はじめまして。随分と老けたモンで。]
"俺"はさ、死ぬみてェなモンだろ。
[チン、と軽快な音と共に、1の数字にランプが灯る。 滑りこむエレベーター。明かりを受けて、男は消えた。 さよなら。もう少し、この身体は借りておくぜ。]
まァ、憧れるよなぁ、ダーク・ヒーロー、とか。
[ゆっくりと開く扉を前に、気を付けろよ、とも言った。]
(44) 2015/03/19(Thu) 01時半頃
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[これがセンチメンタルか。落ち着かない気持ちを抱えたまま、煙草を挟んだ指は煙に包まれた。 現れた機関銃を両手で構える。UZI。 随分と久しぶりだな、と懐かしむように、たった数日間を振り返る。異様な日々。
警戒して出迎えたというのに、エレベーターの籠は空だった。 お迎え、というのも寒々しいなぁ。 それでも、小さな箱の中へと一歩踏み出す。もう後戻りは出来ないぜ。
後悔など、一欠程も抱えちゃいねェが。覚悟は良いか、なんて、もう今となっては愚問だろう。]
(45) 2015/03/19(Thu) 01時半頃
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ンじゃ、派手に閉幕、といきますか。
[所詮、用意されたフィールドの上で立ちまわる駒かもしれない。 それくらいは分かるさ。ずるいよなァ、死神にしろ、あの変な女にしろ。 けれども、少しくらいは目に物見せてやりたいよな。 こんな人間、二度とゲームに招待しない、と言わせるくらいには、暴れてやろう。
想像すると、それは、非常に愉快だったので、だから、男は薄く笑った。
エレベーターの中、扉へと向き直り、その傍ら、 膨大な数のボタンから、一番高いモノに手を伸ばす。 よう、ガキ、お前にゃ届かないだろう。代わりに押しておいてやる。
グン、と加速し、引き上げられる感覚に、肩を回し、武器を握りしめ、真っ直ぐに前を見据えた。*]
(46) 2015/03/19(Thu) 01時半頃
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― イクリプス666:50F ―
[そして、合図。 上昇する速度が落ち、重力の具合と、最後に鳴った軽い音。]
……押した覚えはないんだが、なァ。
[表示を見上げれば、点灯する50の数字。 ゆっくりと止まった籠の中、マシンガンを構えながら、コドモに向って注文を。]
開いたら、とりあえず、なんか、足止めできねェか。 こっち入って来るか、逃げるか、なんにせよ動かれる前に捕縛できりゃ、 後は蜂の巣にすれば、ひとまずはなんとかなんだろ。
[ダサいヘルメットとライター1つ程度しか、差し出せそうなモノはないが。 扉がゆっくりと開く。適当な隙間が開けば、先手必勝。発砲するつもりで待ち構える。**]
(48) 2015/03/19(Thu) 02時頃
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ー イクリプス666・50F ー
[有言実行。 などとご立派な言葉を、これまでの人生で掲げた覚えはないけれど。
コドモがしゃがみ込むのが見えた。 ならば、扉が充分に開くと同時に、思い切り、フルオートで引き金を引く。
狭い空間の中、轟音が暴れ回るような感覚。]
う……っるせぇ!!
[原因は自分と分かっていても、怒鳴らざるを得ない。
そして、改めて目を凝らせば、コドモの作り上げた檻の中、愛玩動物のような顔をして、子豚がぐったりと横たわっていただろうか。]
……リベンジ・マッチかよ。 気が利く事で。
(90) 2015/03/19(Thu) 16時半頃
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[いつぞや逃した獲物。 一息に撃ち尽くした機関銃を投げ捨て、新たな一本。 その"いつぞや"使うつもりだった武器を取り出す。 家畜は撃ち殺すモノではないだろう。
右手に握った鉈を数度振り感触を確かめた後、男は箱の外へと。 間際、振り返る。]
……『開』ボタン、押しとけよ。
[自分だけこれから半分の道のりをダッシュ、なんて事があれば、 恐らく主催者とやらも驚くだろうが、これはドッキリ番組ではないし。]
(91) 2015/03/19(Thu) 16時半頃
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[さて、気を取り直し。
檻の中、縮こまる子豚に逃げ場はない。 ツカツカと歩み寄り、来た道を振り返って言う。]
おい、ガキ。 せーの、だからな。
[鉈を振りかぶる。]
ンじゃ、合わせろよ。 せー、
[グン、と腕を目いっぱい勢いをつけて振り下ろす。 子豚の首筋目掛けて。]
のっ、と!
[ぐにゃり、と気味の悪い感触が手に伝わり、次いで、何か硬いものに刃がぶつかったのを知る。 血飛沫でも飛ぶのか、と目を細めた男を前に、哀れな家畜は跡形もなく飛散した。*]
(92) 2015/03/19(Thu) 16時半頃
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ー イクリプス666・再び、箱の中 ー
[もう何もいねェな?と簡単な確認を口にして、男はひょいと箱に舞い戻った。 さすれば、それはまた上昇を始めたか。
一先ずの所は、変身を済ませたばかりの煙草を握りしめたまま。
今度は、徐々に大きくなる数字を見つめていた。 再び、軽快な音。ゆっくりと開く扉。 一歩前へ出て、今度も先手必勝。こちらから仕掛けるつもりで。 反応される前に叩く。
視界が開けてゆく。 隙間から途切れ途切れに差す光と、大きな影。 …………影?
ーー数秒前、自信に満ち溢れていた自分を、男はひどく恨めしく思った。**]
(93) 2015/03/19(Thu) 17時頃
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ー イクリプス666・100F ー
[トン、と床を蹴った足は軽く。 基本的に、運動は得意なんだよな。地の上なら。
駆け出した勢いのままに腕を振り上げ、振り回された屈強なお鼻も飛び越えた>>104。 大縄で足を引っ掛ける奴が理解できなかったっけな。頑張ったからそれで良い、という雰囲気も。
また、せーの、で地を蹴り、腕を振り下ろす。 その強大な胴体に飛び掛かるように。 思い切り叩き斬るくらいの心持ちでぶつけた刃は、2。 1.象の意識を逸らす程度の傷は負わせた 2.背中に浅く食い込み、持って行かれた。ダメージはなさそうだ。 3.角度も悪かったのか、弾き飛ばされ、丸腰に。]
(111) 2015/03/19(Thu) 22時頃
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―――終わり際の記憶―――
[――俺の放った音が鮫の姿を貫いて、一体のノイズがインクを吹きだし、霧散していくのが見えた。
口角を僅かに引き上げて、その場に膝を折る。
残念なことに、"痛み分け"では済まないらしい。
やってられるか。魚類まで湧くなんて聞いてねぇぞ、俺は。]
はっ……ざまぁ…ッ!
[つきかけた悪態は、せり上がる鉄の臭気に邪魔されて最後まで紡げない。
脇腹の傷口から流れ出るのは赤か、それともノイズどもと同じ黒か。それしきの判断も、今は怪しい。
頭を強く打ったせいで、色覚も狂っているんだろうか。今は、そんなことはもうどうでもいいが。
死んでも血の味はわかんだな…なんて、どうでもいいことに感心しながら、視界の中に探すのは、相方の姿。]
…シメオン?まだ、居るか?
[奴からの返事は、あっただろうか。
野郎、俺の見てねぇところでやられたりしてねぇだろうな。
余計な考えが頭を占めて、判断力を鈍らせたんだろう。
足元に浮かぶマークに、気づくのが遅れた。ついさっき、同じ手を食らったばかりだってのに、だ。]
しまっ――
[真下に、がばりと開く大口。数列並んだ鋭い牙。
たぶんっつーかほぼ絶対に、今からじゃ回避は間に合わねぇ。
一度死んだときの光景、目の前に迫る電車のライトがノイズの姿に重なって、足が竦む。
こんなときだってのに…いや、だからこそか。ふと過るのは、どうでもいいようなこと。*]
――なぁシメオン、ひとつ、約束しよーぜ
[そういや、あのとき。
向かってくる禁断ノイズのシンボルを前にして、あくまで能天気な声を装って。
相方に向けて、何であんなことを言ったのだったか。
馬鹿な頭に、変な勘でも働いたんだろうか。]
もし今後、俺かお前が下手踏んだとして
冷静に見て、もうどうしようもねぇと思ったら
…そん時はお前、俺を捨てていけよ
逆の立場なら、俺もそうする
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う、おっ
[叩き付けた時に、刃がどこか引っかかったらしい。 咄嗟に手を放し、後ろへ下がったものの、さぁ困った。]
……あー、おいガキ、あれ取れっか?
[無理だろうなァ、とは思いつつ、念のため聞いておく。 と、彼の視線が意味ありげに、自分にーー視線が下気味なのは、どうやら身長のせいばかりではないらしい。 少しばかり逃げ回りながら思案。
彼の思惑に1。 1.気付いた 2.気付かなかった]
(112) 2015/03/19(Thu) 22時半頃
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[自分のためにだけ動けと、そういったのはお前だ。
だからお前の壁も、てめぇを守るために使え。
責任だか何だか知らねぇけど、そんなもんに足を引っ張られんな。こんな一時の相方なんかより、自分の求めるもんを選べ。
…大まかに言や、そんな意味のことが言いたかったんだが。長々喋るのは苦手だから、それだけ伝えて背を向けた。
蘇った記憶は脈絡なく掻き消え、意識は少し前へと、飛ぶ。*]
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[即座に、ポケットに手を突っ込む。 冷たい感触を掴んで、キャッチボールでもするように、放り投げる。 象の更に上。高く弧を描いたライターは、無事コドモの元へと届いたか。**]
(113) 2015/03/19(Thu) 22時半頃
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食わせる、って――
[このコドモは、時折なかなかにファンキーな事を言う。
そうこうしている内に、一応は要望>>112に応えようとはしてくれたようで。 こちらに転がってきたらすかさず拾おうと体勢を整え、たのだが。]
あー……食わせるしかねェな。
[弾き飛ばされた武器>>119は遠い。 5分間程、丸腰で逃げ惑うか、なんとかして象を倒すかの二択。 恐らく、前者を選べば……まあ、命があれば僥倖か。象は案外凶暴だと聞いた覚えがある。]
とは言え、武器もない、パートナーとは随分離れたこの状況で、どうしろと言うのだ。 少し考えて、まあ、ごちゃごちゃ考えても仕方ないかな、とも思う。]
(121) 2015/03/20(Fri) 00時半頃
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[コドモはフロアの対角線上で、仏頂面をしていた。>>120]
あー、ンじゃ、取り敢えず俺もそっち行くから。
[二人の間には、大きな影。どちらへ向かうか、決めあぐねているらしい。 ソレが動き出すよりも先に動いてしまおう。]
適当に補助しろ。ンで、それ投げつけろ。
[アバウトな指示だが、やろうとしてる事自体が博打なのだから仕方ない。 せーの、だからな。と先ほども言ったような事を言う。 そして実際、せーの、の掛け声で駈け出した。]
(122) 2015/03/20(Fri) 00時半頃
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[がむしゃらに走り出す。 鉈を取り戻すために攻撃を繰り出したコドモへと、若干象の意識が逸れていた事が幸いした。
フロアの対角線上を突っ切り、コドモの立つ方へ。 象は、その動きにいつ気付いたか。攻撃を振るおうとしたのか。
何にせよ、こちらについて来てくれるならば、ひとまずはそれで良いのだ。 後は自分が足さえ止めなければ。
1 1.うまく隙を付き、フロアを突っ切る。ついでに鉈も回収した。 2.多少攻撃が掠ったものの、コドモの方へと滑り込む。 3.モロに攻撃を食らったが、幸い吹っ飛ばされたのもコドモのいる方で。
背後から、重苦しい足音が響いただろうか。*]
(123) 2015/03/20(Fri) 01時頃
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[パン、と盛大な音が響く。
コドモが持つにしては、危険過ぎやしないか。と、つい数日前も思ったんだけれど。 勢い良く飛び込んだせいで、膝を擦りむいたような。摩擦の熱に、やはり子供の無茶な遊び方を思い出して。
楽しさが全くない、と言えば嘘になる。 この7日間、ずっとそうだった。]
よう、ケリはついたか?
[滑り込んだ先。コドモの足元から、顔を見上げる。 ニイっと笑った。息切れを隠せない。鈍ってるなァ。
せっかく拾い上げたばかりではあるけれど。 低い位置から落とした鉈は、カランと軽い音を立てて床を打つ。 ゆっくりと立ち上がりながら、踏み躙り、新しい一本を咥え、ライター―本当に、予備を買っていて良かった―で火を付け。]
(129) 2015/03/20(Fri) 01時半頃
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助太刀致しましょうか。
[おどけた口調で。 さて、まだバケモノは動いていたか。 相変わらず、愉快そうに口角を上げた男の両手は靄に包まれる。
ラスボス戦を目前にして、携えるなら、やっぱり一番強いモノが良い。 ――M500。重量感だとか、サイズだとか、やはり"強くて大きい"は正義である。 それが、浪漫を追い求めた果てに、実戦には向かぬロマン砲と揶揄されようと!
お子様の返答によっては、そんな玩具が火を吹いただろう。*]
(130) 2015/03/20(Fri) 01時半頃
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ミナカタは、クラリッサに話の続きを促した。
2015/03/20(Fri) 02時頃
ミナカタは、テッドに話の続きを促した。
2015/03/20(Fri) 02時頃
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― イクリプス666・星に近い場所へ ―
[再び、上昇ボタンを押す。 細かく足止めなんて、チャチなヤツめ。 随分と時間を食ってしまった気がする。
忙しなく上昇と下降を繰り返す数基のエレベーターを眺めながら、 もう誰か先を行ってしまっただろうか、なんて考えていた。
少しの間待って、再度乗り込んだ箱の中は狭苦しく、 次こそは目的階へ突き抜けてくれよ、と半ば祈るような気持ち。 流れ星が流れたかは知らないが、どうやらその願いは届いたらしい。]
……着くぞ。
[ニヒルに不敵な笑みを浮かべたいものだが、やはり頬は少し強張った。 手の中の浪漫を握りしめ、撃鉄を起こす。]
(135) 2015/03/20(Fri) 02時半頃
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[隣のコドモはどんな顔をしていたか。 自分はというと、武者震いというべきか、落ち着かないのに、口元がにやけるのも抑えられない。 誤魔化すように、低い位置にある頭をわしゃわしゃと乱した。]
躓いて転ぶなよ、これで最後だ。
[奴らにぎゃふんと言わせてやらねェと。 その意気込みは、一々言葉が古臭いんですよ、とでも笑われたかもしれない。]
とにかく、前向いてろよ、リュウグウ。 そしたら何とかなンだろ。
[と、出会った日に聞いたキリの名前を呼ぶ。 馴染みのない単語は、曖昧な発音となって空を切った。
そうして、チン、と最終決戦には不相応な軽い音がした。 ゆっくりと、箱の中に光が差し込んでゆく。*]
(136) 2015/03/20(Fri) 02時半頃
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― イクリプス666・展望台 ―
待つのが苦なら細けェトラップしかけてンじゃねェよ。 つか、忍びがどーたらって設定どこいったンだよ。ちっとは忍べっつーの。
[気怠げな声は変わらない。 ただ、忠告>>148を聞く訳ではないが、ご挨拶代わりの発砲は控えておいた。 温存、というか、何というか、 死神というのが、先手必勝不意打ち上等が効かない種族だというのは、この一週間で充分に学んだので。]
……ンで、星見はもう気が済んだか? "遊戯の主"。GMサマ、テメーを倒せば良いんだろ。
[なんなら、もうちょっとぼんやり流れ星でも探してな、と言い捨てて。 口角はにっこり、釣り上がる。両腕から、拳銃へ、銃口を、黒がお好きな方>>146に向け。*]
(151) 2015/03/20(Fri) 03時半頃
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[男の目に入ったのは二頭の熊>>155だった。
ロマン砲。男の手に握られるソレが、そう呼ばれる所以は、 ただ、強さを追い求めたばかりに、身体の安全性を顧みないその仕様が主な所だが、 もう一つ、こんな話がある。
――そんなに強さを追求して、一体何に使うの? ――所詮、浪漫の飽くなき探究さ。でも、熊を狩る時、荷物を減らすくらいの役には立つんじゃない?
ならば、役立たずと揶揄された力を、今使わずしてどうしよう。男はいっそ喜んだ。 掲げた両手。引鉄にかける指。躊躇う事無く、一発目は2に向った熊へ。 1.自ら 2.コドモ
バン、という音。発砲、というよりは、暴発でもしたかと思う程の発火と反動。 一発目をまともに食らわせたのを確認し、なんとか堪え、撃鉄を起こし、二撃目。 3 1.間に合わず、銃撃は空を切った。 2.熊の身体の一部分を掠めた。 3.黒い影をまともにぶち抜いた。]
(161) 2015/03/20(Fri) 04時頃
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