人狼議事


88 吸血鬼の城 殲滅篇

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―― 地下聖堂 ――

[鏡を抱く女の指先がピク、と跳ねる。
トクン、と脈打つのは魂に残る魔力]


…… ドナルド ?


[呼ばれたような気がして女は顔を上げた。
高い天井を見上げる。
気のせいだったのだろうか。
女は不思議そうに首を傾げた]


メモを貼った。


―地下聖堂―

 ん……ここ、は……?

[視界が慣れるより先に、鼻孔を覆い尽くす濃密な香り。
目を凝らせば、そこは見慣れぬ風景。]

 僕は、ん…………っ?

[背中を襲った焼けるような痛みと。
急速に冷え行く肉体。
その二つの感覚は確かにあるのだが。
その記憶と、今のこの状況とが合致せず。

きょとんとした表情のまま、のっそりと身を起こすのだった。]


メモを貼った。


[声さえ届かぬこの場所で
知っても如何しようというのだろう。
じわりと焦燥が女の心を満たしていく。

鏡を床に置き覗き込めば

其処に映るは命奪う者と奪われる者の姿]


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/01(Tue) 00時半頃


[鏡に映る光景に気をとられ
女の居る地下聖堂に気配が一つ増えた事に気付くが遅れる。
男の声が耳に止まり
女ははっとして其方に顔を向けた]


――…どなた ?


[身を起こすその人に声を投げる]


【人】 小悪党 ドナルド

─物見塔 屋上─

ぅ…、……、──

[どさりと投げ出され、意識が僅かに覚醒する。
 疲労し、内臓のあちこちが潰れかけ──
 大量の血を流した身体はぴくりとも動かず

 ただぼんやりと、この世で最も憎い筈の男の声を聞く]

(10) 2012/05/01(Tue) 00時半頃

[声が聞こえ、ビクリと身体を震わせる。
今の声は――…。
そう思うと、先ほど感じた身体の冷え以上に、ゾクリと背筋が凍るのを感じた。]

 ………………貴女は……。

[姿が見えれば、目を見開かんばかりに驚き。
僅かに声を震わせ、呟くのだった。]

 貴女は、確かに灰になった筈では……?

[嗚呼、ならばやはり自分も既に生身の人間では無くなったという事なのだろうか。
そう、心の片隅で考えながら……。]


嗚呼、あなただったのね


[騎士がラルフの命を奪ったとは知らず
なれど此処に現れた彼もまた
自分と同じで生きてはいまい、と感じ取る]


彼の方の逆鱗にでも触れてしまった ?


[吸血鬼を屠らんとした人。
その吸血鬼に温情をかけた人。
クラリッサが血を奪い損ねた、その人]


ラルフ、といったかしら


[確かめるように呟いて
問う彼に一つ頷きを返す]


悪い吸血鬼は討伐隊に退治されて灰となり
魂だけの存在となりました


[物語でも紡ぐように女はそう答えた]


 魂だけの存在、です、か……。

[クラリッサの言葉に、苦笑いを浮かべながら。
あぁ、やはり身体に覚えた感覚は、間違いでは無かったのだと…。]

 その魂と意志を交わせるという事は……。
 ………………やはり、そうなのでしょうね。

[ポツリ、呟く。]


 ふふっ、領主殿の逆鱗には、まぁ確かに触れはしたのですが。
 それ以上に、貴女に焦がれる騎士殿が、ね――…。

[くすりと笑みを零しながら、呟く。

自分と対峙した忠実なる騎士を思う。
自らの命を奪った相手ではあるが、不思議と憎めはせず。
きっと、彼は彼なりに真っ当にその勤めを果たしたのだろう――…。]


――…


[死者である自分が死した彼に掛ける言葉を探しあぐね
少しの間が空いた]


ヒュー、が……?
……そう、――そうね
あの方は、ドナルドの傍に居たのだから……


[鏡に映った光景が脳裏を過ぎれば
柳眉を寄せて軽くくちびるを噛む]


 ――――――――っ……。

[友人の名を聞けば、一瞬息を飲む。
そうして、ゆっくりと重苦しく息を吐き。]

 …………皆は、どうなるのでしょうか…。

[せめて、仲間達には無事に城を脱出して貰いたいのだが。
よもや友人の身に牙が迫ったなどとは知る由もなく。
ただひたすらに、その身を案ずるのだった。**]


【人】 小悪党 ドナルド

[――何故男が此処に己を連れて来たのかなど、
 他には思い当たらない。
 恐らくは苦しませて殺すためだろうと、ぼんやりと思う。
 
 薄らと目を見開き、焦点の合わぬ目で声の主を探した。
 ぐらぐらと揺れる視界の中、喉を搾り出す]
 
……っ、さと、…殺せ…ッ、…

[死ぬのは怖くなかった。
 いつでもその覚悟は出来ていた。
 
 ――だが其れを嘲笑うかのように
 横たわった己の襟首を、無骨な腕が引きずり寄せる]

(15) 2012/05/01(Tue) 01時頃

[騎士が無事ならば嬉しい。
けれど騎士が手に掛けた者が目の前にいれば複雑で]


私の時のように
また、情けをかけてこんなことになったの?


[対峙した時にみせた彼の甘さを思い
困ったような表情で首を傾げる。
騎士の力量は充分に承知していたけれど
女の懐に入り込んだラルフの力の一片を知るから]


[問うような言葉に女は瞬きをして]


――…こうなってしまっては
どちらかが倒れるまで終わらない

禍根を残すような真似
彼の方ならばなさらぬでしょうし……


[止める手立てを失った女は
案ずるラルフに自分の考えを伝える]


【人】 小悪党 ドナルド

[息がかかる程の距離。
 覗き込む紅き双眸を、睨みつける。]

(死、よりも?)

[その言葉に隻眼を見開き。

 ――その意味する所を知って、背筋が凍りついた]
 

(16) 2012/05/01(Tue) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[抗おうと僅かに藻掻き、
 力の入らぬ手足を突っ張って、ずり上がろうとした]
 
…や、…めッ

やめろ…っ…! 嫌だ!
      
       
            (――気持ち悪、い)

[まるで手篭めにされかけた生娘の様だと背筋に寒気が走る。
 無論、相手にそんなつもりはないのだろう。
 自分にもそんな趣味はない。
 
 ただ――
 抗えない事がこんなにも嫌悪をそそる行為などとは、
 今まで、一度も知らなかった]

(17) 2012/05/01(Tue) 01時頃

[女は鏡に触れる。
其処にはヒューとラルフだったものが映りこむ]


私が……
貴方に人を殺させてしまったのね

貴方にも暇を出すべきだった
そうすれば……
貴方を巻き込まずに済んだのに


【人】 小悪党 ドナルド

ぅ、…あ、…っ、…――!

[逸らした首筋に食い込む、牙。

 ――食われる、と錯覚した。
 喉笛を千切るかのような勢いで
 歯が、舌が開いた傷口をなぞる。

 体内を貪られているような感覚。
 どろり、と何かが流れ出してゆく音。

 首筋が酷く脈打つ。
 石床に立てた指先が破れ、薄く血の痕を遺した] 

(20) 2012/05/01(Tue) 01時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[――反して襲う、酷い眩暈。
 徐々に意識が薄れ
 
 ゆっくりと、甘い夢見るような感覚と共に
 
 ふつりと、……消えた ]

(21) 2012/05/01(Tue) 01時半頃

[犬の残した言葉
女は怪訝そうな表情を浮かべて]


――…ヒューに何を ……、……


[不安げな呟きを漏らした]


[女はヘクターを捜し鏡を操る。
場面は物見塔の屋上へと切り替わり
ヘクターとドナルドの二人が見えるようになる]


――…ッ


[ドナルドの身に起こるのは
女が以前体験したのと同じに見える。
人間であった者が人間でなくなるあの瞬間。
儀式めいたその行為に女は言葉を失う]


【人】 小悪党 ドナルド

[――息絶えた身体に降り注ぐ、暖かい血液。
 熱を持った其れが傷口に呑み込まれる度に、

 青黒い死体の色に染まった膚が
 徐々に白さを取り戻していく]
 
……、……ぅ、…、…。

[跡形もなく傷口が癒え。
 ひくりと、瞼が揺らぐ。]

(30) 2012/05/01(Tue) 02時頃

【人】 小悪党 ドナルド

――ぁ、……、…

[ゆっくりと――目を開ける。

 漆黒の瞳が濡れた侭現れ、
 瞬きをしたその刹那だけ、深く沈んだ紅に輝いた]
 
――ッ、…! つ、…っ

[反射的に起き上がろうとしたが、
 胸の上に置かれた足に阻まれて、顔を上げた>>5

(31) 2012/05/01(Tue) 02時頃

ドナルド ……!


[鏡の向こうに呼びかける。
呼びかけて、呼びかけて
届かぬ事がもどかしくて]


  “ My Lord ”

如何して、『彼』だったのです……


[消え入りそうなか細い声が問う]


【人】 小悪党 ドナルド

何、す…ッ、…
――…、…ッ、…。

[一瞬、混乱してまじまじとその顔を眺めた。
 自分の名前はわかる。
 ――相手が何者であるかも、理解していた
 なのに]

ドナ、…『ドナルド・ジャンニ』、…
……ッ、……ん、で…、…ぅ、…

[気持ち悪さに、思わずえづく。

 顔を見れば、変わらぬ憎悪に胸が煮えくり返りそうな気がする。
 絶対的な恐怖に逃げ出したくなる。
 変わらない。
 
――胸を締め付ける様な慕わしさを、
 突き上げる絶対の至誠を――除けば]
 

(33) 2012/05/01(Tue) 02時頃

ドナルドは、嫌悪感に石床を掻き、呻いた。**

2012/05/01(Tue) 02時頃


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/01(Tue) 02時半頃


[ヘクターの力は理解している。
此度の討伐隊に屠られる事はない、と。
討伐隊は死すか新たな生を受けるかの二択。
避けられぬと知りながら別の未来を願っていたが]


ドナルドも同じ……
人でない者に――…

吸血鬼になってしまったのね


[深紅の双眸が泣き出しそうな潤みを湛えた**]


【人】 小悪党 ドナルド

>>36
ぁ、…――

[褒められて、頬に血が上るのがわかる。
 ありがとうございます、と口に上せそうになり、耐えて唇を噛んだ。
 
 顔を逸らすように俯く。
 酷く、惨めだった]

(39) 2012/05/01(Tue) 07時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[胸の上から足が退かれ、ゆっくりと息を吐く。
 もう何処にも痛みは無い。

 >>37
 男の命を黙って聞き――
 咄嗟に何か言いかけて、口を噤んだ。
 
 ただぎこちなくこくりと首を振ると
 のろのろと身を起こす。
 
 胸元に入れた紅玉がしゃらりと鳴る。
 ――酷く、熱かった。

 恐らくは己自身の瘴気に反応している事には、
 未だ気づいていない]
 

(40) 2012/05/01(Tue) 07時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[踵を返し、螺旋階段から下を覗き込む。
 足元は明るく、転がり落ちた石までもくっきりと見える]

――…。
あれ、…俺、…。

[跳べるかも、と気づいて。
 手すりに手をかけ、ゆっくりと身を躍らせる。

 痩身が空に舞い、
 三階部分へと危なげなく足をついて]

……
そっか。

[もう己はヒトではないのだと確かめる様に苦笑し、
 頭を振る。]

(41) 2012/05/01(Tue) 07時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[これからどうするかと、頭を巡らせる。
 命は果たせねばならないと、
 頭のどこかにロックが掛かる。

 それに警鐘を鳴らすように、
 嫌だ、と悲鳴を上げる感情がある。

 だがどちらも、未だ遠い。
 逃避するようにぼんやりと首を傾け]

…ボウガン、置いてきちまったな。
ああ、…もう要らねえのかも、だが。

[それでもあれは長年を共にした愛用の武器。
 取りに戻るか――と、螺旋階段を探して歩き出した**]

(42) 2012/05/01(Tue) 07時頃

―― 地下聖堂 ――

[かなしい、と
人として残る心がそう訴える。
死して傷も痛みも消えたはずであるのに
彼の杭に貫かれた箇所が酷く痛む]


ドナルド


[指先が鏡に映るドナルドへと触れるが
伝うは鏡の冷たさのみ。

ふ、と。
彼と共に行動していたのを思い出し
死者となったラルフへと眼差しを注いだ**]


【人】 小悪党 ドナルド

─二階への螺旋階段─

[──酷く寒かった。
 自分を抱く様にぎゅっと片腕を掴む。

 とん、と手すりを蹴り。
 音を立てずに、二階へと降りる。]

……。

[浴室から、客室へ。
 戦闘があった付近は、静まり返っていた。
 辺りは薄暗い闇に包まれていたが、
 男の隻眼にはまるで昼の様にはっきりと隅々までが見える]

(82) 2012/05/01(Tue) 19時頃

【人】 小悪党 ドナルド


…坊っさんは、どうしたんだ…?
それに、…──ラルフ。

[最後に見た光は、聖術のものだろう。
 ならばムパムピスは恐らく生きているだろうと、僅かに安堵する]

……。
あんま、意味ねえか。

[苦笑して首を傾げる。

──『出会った者は殺さなければならない』。
──『騎士ヒュー・ガルデン以外の全員を』。

 主命という種は己の中でゆっくりと芽吹き。
 ……好意や感情とは裏腹の、
 絶対の行動の指針として根付いていた]

(83) 2012/05/01(Tue) 19時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ラルフはどうしたのだろう、と思いをめぐらせ。
 もしものことがあればと頼りなげに笑った顔を思い出す。]
 
──悪いな、…ラルフ。
立場、逆になっちまった。

[あの時はこうなるとは思いもしなかったのだと、
 ──既に彼の命が失われている事は知らず、そう眼差しを伏せた]

(84) 2012/05/01(Tue) 19時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

─二階 客室─ 

……あったか。

[暫く辺りを探し、転がっていた愛用のボウガンを拾い上げる。
 主軸が僅かに曲がっていたが、
 慣れた手つきでレバーを引けば、
 然程支障なく使えるようだった]
 
……ッ、…
[杭を袋から引き出そうとして
 激しい痛みに眉を寄せ、慌てて振り落とす。
 
 がつん、と音を立てて転がった其れを驚いて眺める]

(85) 2012/05/01(Tue) 19時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

そうか、坊っさんの…。

[指を見れば、火脹れしたように先が爛れていた。
 ……聖別の効果が現れたのだと気づき、
 懐に仕舞い込んだ刀子を慎重に引き抜く。]

──此れもダメ、か。

[刀子、ワイヤー。
 聖別を施して貰った事は見事に仇となったらしい。
 
 ため息をつき、左眼を覆う眼帯を外す。
 糸を割き、中から予備のワイヤーを引き出した。]

(86) 2012/05/01(Tue) 19時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

………。

[暫く考え、爛れた指先を噛み切る。
 流れる葡萄色の血をコーティングされた鋼糸に振りかけた。
 
 ゆっくりと銀は漆黒に曇り──

 満足げに笑んで、男は武器を仕舞い込んだ**]

(87) 2012/05/01(Tue) 19時半頃

メモを貼った。


 別に情けをかけた訳では無いのですが……。

[クラリッサの言葉に、苦笑いを浮かべつつ。
続く言葉には、僅かに表情を翳らせる。]

 どうしてこのような……。
 皆はどうなってしまうのでしょうか……?

[じっと、アヴァロン伯を見つめるのだった。]


[鏡に自らと騎士の姿が映れば、軽く目を見張る。
そうして、次に映し出されたシーンを見れば、声を失う。]

 ドナルド…………。

[クラリッサの言葉を聞いても、信じられないと言うように、力なく頭を振る。]

 嘘だ。
 ドナルドが、吸血鬼にだなんて……。

[かつて共に戦った仲間の、愛嬌ある笑顔が思い起こされ。
鏡に映る姿とそれが重なれば……記憶の笑顔が、ぼんやりと霞んだ気がした。]


情けでないなら
如何してあの時……
私に優しい言葉を掛けたの……?


[一緒に、行きましょう、と。
微かな笑み浮かべて紡がれた其れ
情けでないなら何であったのかと不思議に思い尋ねる]


――…其れは


[どうしてこのようなことになったか。
女には其れがぼんやりと分かっていたが
自分の死が引き金になったと思えば一瞬間が空き]


領主さまが目覚めたのは
私があの方から頂いた血が流れたから――…
あるべき場所に血が還っていったからだと思う

残された彼らは……
あの方に血を与えられ闇の眷属となるか
殺されて私たちのようになるか
その何れかだと……


嘘であればどんなによかったか


[ドナルドに対してのラルフの言葉に
やりきれぬような思いを漏らした]


小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/01(Tue) 21時頃


[ドナルドを映していた鏡は大広間の光景を映し出す。
ラルフを呼ぶジェフの声が
鏡を通じて地下聖堂に響いた]


――…仲間思いね
もっと冷たい人なのかと思ってた


[見えなかった一面が垣間見えた気がした]


【人】 小悪党 ドナルド

―二階客室―

[暖炉の前に立ち、
 ぱちぱちと、爆ぜる火を見守る。
 
 布に包んだ何かの塊を放り投げると、
 炎は大きく跳ね上がり、
 その中に潜んでいるもの諸共に燃え上がった。]
 
――。…。

(94) 2012/05/01(Tue) 21時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

[エリアスが扉を開けたとき、
 炉は殆ど燃え尽きていた。
 
 マントルピースには愛用のボウガンが傾けられ、
 最後のひとつの布の塊が、
 炉の上面に寄せ掛けられている。]
 
……よ、エリアス。
無事だったんだな。

[炎から目を離し、軽く手を上げて笑みを向けた]

(95) 2012/05/01(Tue) 21時半頃

【人】 小悪党 ドナルド


皆はどうした?
はぐれたままか?


[彼が、ラルフと共に
 この部屋での戦闘の様子を耳にしていたことは、
 隻眼の男は知らない]

(96) 2012/05/01(Tue) 21時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/01(Tue) 21時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

そっか…、良かった。
坊っさん… ムパもたぶん無事だぜ。
どっか痛いなら、あいつに言えば…

[いつも通りに笑いかけ、
 エリアスの表情が強張っていることに気づく。
 不思議そうに隻眼を見開くが]

……ああ。

[ドナルドさんは、という言葉に
 何をしていたと聞かれたのかと誤解し、
 苦笑して首をかしげる]

燃やしてたんだよ。
もう要らねーし、『アイツ』の邪魔になるだけだろうって思ってさ…。

(100) 2012/05/01(Tue) 22時頃

【人】 小悪党 ドナルド

>>97
……俺は、大丈夫。
もう平気なんだ。

[別の苦痛を刻まれている事までは、
 口にはしない]

(まあ言えねえだろ)
(……気を使わせるかもしれねえしなぁ)

[そんな風に思いながら袖のカフスを捻り]

――へぇ。

(102) 2012/05/01(Tue) 22時頃

【人】 小悪党 ドナルド

あの時聞こえた声って、

……アンタのだったのか。

[漆黒のワイヤーを、
 しゅるりと音を立てて引き出した]

(103) 2012/05/01(Tue) 22時頃

【人】 小悪党 ドナルド

[ゆっくりと足を進めながら、
 矢継ぎ早の質問にひとつずつ答える。]

…こうなると思ってなかったからな。
愛用の武器、殆どだめにしちまってさ。

坊っさんはここから出る直前、聖術使ってるの見た。
…だから多分生きてる。

――ああ。で、アイツってのは、ソイツ。

………ヘクター。

[エリアスの唇からその名前が出た途端。
 眼差しに切り裂くような苦痛と陶酔が浮かぶ。
 
 唇に転がすように囁くと、肩をすくめ、
 困ったように笑った]

ケッタクソ悪ィ嗜虐趣味のオッサンのことだよ。

(111) 2012/05/01(Tue) 22時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/01(Tue) 22時半頃


ドナルドは、ジェフに話の続きを促した。

2012/05/01(Tue) 22時半頃


ドナルドは、ムパムピスに話の続きを促した。

2012/05/01(Tue) 22時半頃


【人】 小悪党 ドナルド

で、最後の質問は――

[ワイヤーをエリアスめがけて鞭のように揮う。

 しなやかな漆黒の鋼糸が――
 魔性の血の力を借り、蛇のように彼に襲い掛かった]

(114) 2012/05/01(Tue) 22時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…っ、とと、危ね…っ

[慌てて軽く飛び退る。
 ヒトであればまともに食らっていたかも知れぬ刃は、
 僅かに服の端と、腿を切り裂いただけで済んだ。

 風の刃にワイヤーが翻り、目標が反れる。
 首筋を狙ったそれはエリアスの肩付近へと]

(117) 2012/05/01(Tue) 22時半頃

[ドクン、と。
脈打つ感覚に女は目を瞠る。
驚きに半ば開かれたくちびるが震えた]


――…ッ


[中庭で流れた血が
城に滲み女へと流れ込むを感じる]


【人】 小悪党 ドナルド

――…殺せとしか、言われてなくてな。

[ワイヤーを手繰り寄せながら苦笑する。

 ……酷く、渇いていた。
 けれどそれは、主命ではない。

 ………あの水を飲めばもうひとではなくなるのだと、
 ひとではない思考で、そうぼんやりと思う]

(130) 2012/05/01(Tue) 23時頃

[血と共に伝うは騎士の心]


……ぃ、ヤ…


[女は騎士が血を流す事を望まない。
厭うべき事態が起こっているのだと感じ取り
子供が愚図るようにふるふると頭を左右に振った]


ヒュー


[鏡には映らぬ景色を想い
女の眦から一滴の涙が零れ落ちる]


【人】 小悪党 ドナルド

――っ、容赦ねえな、………

[背後にとんぼ返りし、風の刃の直撃を避ける。
 刃は男の右腕を掠め、
 抉る様な傷を遺して背後に直撃した。

 とん、と。
 着地すると同時に、ワイヤーをしならせる。

 遠隔戦は不利。
 彼の腕を絡めとり、引きずり寄せようと]
 

(131) 2012/05/01(Tue) 23時頃

【人】 小悪党 ドナルド

>>136
[無理やりにワイヤーを引き、
 エリアスの華奢な身体を引きずり寄せる。
 
 半ば頽れる様に
 ぐったりと力ないその身体を見下ろし、
 申し訳なさそうに笑って、
 その首に両手でしゅるりとワイヤーをかける]

…悪ィな。
俺、アンタのこと結構好きだったんだけどさ…。

……?

[――可哀想なひと、という言葉に目を見開き、
 色のうせた顔を覗き込んだ]

(140) 2012/05/01(Tue) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

>>142
………。

[ヒトとして。

 エリアスの言葉に言葉を失い。
 瞠目して、蒼褪めた顔を見つめる]

(148) 2012/05/01(Tue) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド

…………ああ。

[隻眼が、歪む。
 子供が泣き出す直前のような色に。]

そうだな。
お前を俺のようにはさせない。

[笑みを覗き込み、
 子供をあやすようにその髪を撫でた]

(151) 2012/05/01(Tue) 23時半頃

【人】 小悪党 ドナルド


――おやすみ、……エリアス。

[ワイヤーをゆっくりと引き――
 細い首を、締め上げた*]

(153) 2012/05/01(Tue) 23時半頃

小悪党 ドナルドは、メモを貼った。

2012/05/02(Wed) 00時頃


【人】 小悪党 ドナルド

――
[なるべく一息にと力を込めたが、
 首を掻き切るのは躊躇われた。

 或いは其れは中途半端な情であるのだと、
 そう嘲られる種類のものかもしれない。

 息絶えた軽い身体を、そっと、抱き起こす]

(162) 2012/05/02(Wed) 00時頃

【人】 小悪党 ドナルド

……。
おい、…此の侭放っておけって言う訳じゃねえんだろ!?

[中空を見上げ、呼び掛ける]

まさか、アンタも、死体ゴロゴロの城に住みたいってわけじゃねえよなあ?

[せめて何処かに葬ってやりたいと――
 けれどそれを直接城主に口にすることも躊躇われ]

(164) 2012/05/02(Wed) 00時頃

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