123 霓虹鬼故事
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[ただでさえ雨雲に遮られていた陽の光が、完全に消え失せた頃。
大雨と共に、雷が研究者の館に落ちていった。
身を震わすほどの轟音。
何かが砕け焦げる音は、嵐の喧騒に紛れ届かぬものの、
室内を覆う闇が、この館に異変が起こったことを告げていた。
やがて数秒ほどで、照明は復帰するが――。]
(#0) 2013/05/23(Thu) 00時頃
[人工音声が告げる警告は、館全体に響き渡る。]
『非常事態を察知。外部からの侵入経路を遮断します』
[警告の通り、外に通じる扉や窓は、コンピュータの誤作動によっ
全て堅く閉ざされてしまい。
館内にある全ての端末が、外部と通信できない状態に陥った。]
やれやれ。雷の所為で何処かやられたのは間違い無いな。
通信アンテナと警備システム辺りかな?
……ま、いいか。「鬼」を逃がさなくて済む、なら。
[そしてリビングには、研究者のそんな呟きも機械越しに届く。
ネットワークが遮断されたことを示すコンピュータ上のメッセージ。
そのことを認めた鷲珈は、小さく肩を竦めながらも――。
小型のノートパソコンを一台手に取り、階下へと。]
(#1) 2013/05/23(Thu) 00時頃
やぁやあ皆、ひどい雷だったねぇ。大丈夫かい?
と、皆揃ったところで、私の方から話があるんだ。
先ずは、来るのが遅くなってしまってすまない。
[落ち着き払った様子で、リビングの面々に声を掛けた。
今度はインターフォン越しでは無く、直にその顔を現して。
咳払いを一つしてから、話を切り出した。]
君たちを此処に呼び出した理由はね――。
人喰いの「鬼」になった者が、君たちの中に居ると判ったから。
あぁ正確には、人食い鬼のようになった者、と言うべきかな?
そうそう。この頃世間を騒がせている路地裏の連続殺人事件。
その犯人も「鬼」とみて間違いないと私は考えているよ。
まさに鬼の噂通り、にね。
(#2) 2013/05/23(Thu) 00時頃
――野放しになってしまった「鬼」は、始末しなければならない。
そこで君たちにも、この中の誰が「鬼」であるかどうか
探して貰いたい、という訳だ。
[暗に、容疑者同士で疑い合い殺し合っても別に構わない、と。
そんな含みを持たせて研究者は言い放ち。
リビングのテーブルに、携えていたノートパソコンを置いた。
画面には鬼薬の情報を纏めた文面>>0:#6が表示されている。]
君たちに報酬やら、欲しい情報やらを渡すのは――、
ま、この「鬼退治」が終わってからにさせて頂こうか。
[此処に集めた者たちの顔をそれぞれ見遣りながら、付け加えて。
口には出さなかったが、弱みを、秘密を抱えた者たちに対しては
その秘密は一応、守る心算で居た。]
(#3) 2013/05/23(Thu) 00時頃
――…私の鬼薬が洩れなければ。
こんな面倒なことにはならなかったのだけれどね。
[独り言に近い言葉を零してから、鷲珈は背を向けた。]
じゃあ、私にはこれからやるべきことがあるから――。
これにて失礼するよ。
[元凶たる研究者は笑ったまま言い残し、リビングを後にした。
やがて向かう先は、地下研究室。]
(#4) 2013/05/23(Thu) 00時頃
[地下への階段に通じる扉と、その先の研究室の扉は
それぞれに本人認証の必要なロックを用いていたのだが――。
これも雷による誤作動か、ロックは二つとも解除されていた。]
―――――…、
[鷲珈の瞳に、一瞬だけ影が落ちる。
それでも直ぐに気を取り直し、研究室に入り。
被験体の処分――殺害に用いる劇薬の一覧を眺めた。
やがて研究者は劇薬の瓶と注射器を手に、地下室を後にする。
地下へ通じる扉は開け放たれたまま。
そして鷲珈が引き返した先は彼の自室。
自室の扉は閉じられるも、鍵を掛けることはやはり、叶わなかった。**]
(#5) 2013/05/23(Thu) 00時頃
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