人狼議事


254 東京村U

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【人】 硯友社 みょんこ


なおアンケート活動をしているところをよく目撃される女性は地域を問わず出没しており、複数の場所に同時刻にいたなどというオカルト話も出ている。

奇怪なアンケートとの掛け合わせ効果だろうか。オカルト界隈では硯友社の名前を聞くようになってきた気がする。

筆者としては、これは似た印象の別人だろうと考えているが、硯友社の他のやり口からして、意図的に「似せている」という可能性も考えらえる。

期待と不安をあおるような希望アンケートの次はドッペルゲンガーなどを利用しようというのだろうか。出現が不定期であるために確認が容易ではない点が難関だが、近々にライター陣数人で網を張って確認をしようと思っているところである。
 

(85) 2016/10/01(Sat) 16時半頃

【人】 硯友社 みょんこ


***





『ちがうよ。わたしじゃない』

 

(86) 2016/10/01(Sat) 16時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[あれは小学四年の夏休み前だ。管理されきっておらず、雑草が生え放題の校舎裏にはうさぎが一匹飼育小屋の隅に蹲っていた。つい一昨日まで番いだった小屋の中で寒そうに身を縮めている。]



『うさぎ、殺したりしてない。
 わたしじゃない……』

[そう繰り返す声は震えていた。足に力が入ると、履きかえずに出てきてしまったうわばきが土の上に押し付けられてきゅっと小さく鳴いた。]

(87) 2016/10/01(Sat) 16時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[泣きそうな声で首を振ると顔のサイズに合わない大きな眼鏡がずりおちそうになって、あわてて「彼女」はツルをおさえた。]


『ちがう。わたしじゃないよ

 …… "みょんこちゃん″だよ』

 

(88) 2016/10/01(Sat) 16時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[鼻の頭は赤くなっていた。うつむいているせいで硝子の上にてんてんと滴が溜まる。]


『みんなやってないなら、
 "みょんこちゃん"がやったんでしょ』

[そう彼女は あだ名をくりかえした。少しの敵意をもって、
きらいなあだ名を、他人に擦りつけようとするように。]

(89) 2016/10/01(Sat) 16時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[ひっく と、肩がしゃくりあげられる。彼女が周囲からハンニンだと疑われたのは、「おはなし」を書いていたからだ。

──神隠し。人の中身が知らない間に入れ替わっている話。
身近にある怖いアパートの話。夜中のテレビに映る女の幽霊。
いちど迷い込むと二度とかえって来れない知らない道。
よなよな近所のネコを襲って回る斧男。
わかってしまうとこわいことがおきる、ひみつの暗号。]



『ち″がう″もん……』

[暗いし、きもちわるい趣味だと馬鹿にされていた。クラスメイトの中で彼女にそう接しなかったのは、ふたりだけだ。]

(90) 2016/10/01(Sat) 17時頃

【人】 硯友社 みょんこ


『な″んでぇ……っ!』

[責められて逃げてきたハンコウ現場で、ぐずつくはなを鳴らして、ついに彼女は顔をくしゃくしゃにして泣き出してしまった。]


『なんで、"みょんこちゃん"
 ちがうって言ってくれないのぉ゛っ……!』


[吐き出されたのは彼女らしからぬ、八つ当たりじみた攻撃的な声だった。追い詰められたストレスで、きっとどうしようもなかったのだろうけれど。]

(91) 2016/10/01(Sat) 17時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[無理からぬことだったと思う。なにせ彼女には──鈴里みよ子には、友達が本当に少なくて、周囲から疑いの目を向けられたときに、かばってくれるような味方は、教室にはささもとくんと、



──「私」の、ふたりだけだったのだから。]



 

(92) 2016/10/01(Sat) 17時頃

【人】 硯友社 みょんこ


***
 

(93) 2016/10/01(Sat) 17時頃

【人】 硯友社 みょんこ

─ 東京四ツ谷マンション、硯友社支部 ─

[ベランダに出るための大窓にかけられた薄緑のカーテンが、
朝の日差しに白く透けながら光っている。]


 ん……ん、

[机で調べごとをしている間に、いつの間にやら微睡んでしまったらしい。頭をのせていた腕と肩が痛かった。幸いメガネは寝る前に外していたため、フレームがゆがんだりする事態は避けられたようだった。]

(94) 2016/10/01(Sat) 17時頃

【人】 硯友社 みょんこ



 あー……
 かたまっちゃってるわねぇ

[それも仕方ない。上半身を起こすと組んだ腕を上に伸ばして軽くストレッチを試みた。みしみしと筋肉がきしむ。]


 やぁねぇ……ずいぶん懐かしい夢みちゃったわねえ

[たぶん、昨日、彼と再会したせいで記憶が揺り起こされたのだろう。口端に苦笑が浮いたが、それもあくびにとって代わられた。目端に浮いた涙を指で拭う。]

(98) 2016/10/01(Sat) 17時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[左右に体をひねって、さらに柔軟性を少しでも取り戻せるようにあがいてみる。]

あら。

[そうして、いくらか体がほぐれたところで、テーブルの上に置きっぱなしのスマートフォンに通知が来ているのが見えた。

『知り合いに招集かけられたんで、
 病院から離れました。
 さっき東中野まで行ってきました』

『現状続行でOKですよね?』

『寝てます?』

『いないか』

サミュエルからのメッセージが連続して届いており、一度あきらめたようにタイムスタンプに間が開いていた。]

(99) 2016/10/01(Sat) 17時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[画面をスクロールすると、つい先ほどの時刻に続報が届いていた。


『事後になりますが知り合いの方には
 問題ないって報告あげときました』

『幸い個人的な知り合いはいなかった様なんで
 おおむね大丈夫かと』


どうやら、こちらが微睡んでいる間に彼がよいように計らってくれたらしい。「ありがとう。問題ないわ」と、みょんこはその場でLINEにレスを返した*。]

(100) 2016/10/01(Sat) 17時頃

硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2016/10/01(Sat) 17時頃


─ 出られない駅 ─

[呼び出しは随分と長く続いた。
普段なら諦めて切ってしまっただろう程の長さ。けれど今は、祈るような思いで呼び出しの表示を見つめている。この回線の向こう、声が、届くことを願って。]


  あっ………………


[自ら掛けたにもかかわらず、それでも。
実際に声が聞こえた時、あまりの意外さに、一瞬どう反応していいのかが分からなくなり、東蓮寺は狼狽えたように画面を見つめて息をのんだ。
ごくのんびりとした声が聞こえる>>*9
あたかも今が、常と変わらぬ日常の中にあるような声が。

呆然と「通話中」になった表示を眺め、そしてまた慌てて端末を耳に当てた。ひょっとしたらすぐにまた、切れてしまうかも知れないから。]


あの、みよ子さん、ですか?
東蓮寺です。これ、聞こえていますか…!?

あっ、すみません。いきなり。
えっと…俺、今ここが何時か分からなくて。
駅にいるはずなんですけど………、…おかしなところで。
ここがどこか良く分からなくて。

いきなり電話して変なこと言ってすみません。
悪戯とかじゃないですよ!

でも誰にも連絡が取れなくて。
どうしたらここから出られるかも分からなくて、そしたら、みよ子さんにだけ連絡が付いたんで…!


…っ、すみません。
出来ればどこかに通報とか捜索とか、何か………

[空いた左手を額に当てて、ぐるりと辺りを見回す。
目印になりそうなものも、見覚えのあるものもない。
ただここが、何かの駅であることは間違いがないように思う。
焦りと苛立ちが相半ばした表情で、手掛かりを探す。
何度見渡しても、そのようなものは何もないけど。]


何か、お願い出来ませんか。
ここは新宿のどこかかとは思うんですけど。
駅からどこか、おかしなところに来ちゃったみたいで。
ほんと全然、電話とかも繋がらなくて。

[実際、こんな話をされても相手は困惑するばかりだろう。そう理性は告げるものの、他にどういえばいいというのだ。状況と、道を失った自分自身への焦り、苛立ち、不可思議な状況への戸惑い、恐怖。そうした雑多な感情が言葉の端に滲む。]

お願いします、みよ子さん。
今までで連絡が付いたのは、みよ子さんだけなんです。
いきなりこんなの、信じられないかも知れないんですけど…っ!

[垣間見えた一筋の救いを手放すまい。そんな必死さで、漸く繋がった一本の電話の向こうに*訴えかけた*]


みょんこは、ゴロウに話の続きを促した。

2016/10/02(Sun) 00時頃


みょんこは、ジリヤに話の続きを促した。

2016/10/02(Sun) 00時頃


硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2016/10/02(Sun) 00時頃


硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2016/10/02(Sun) 01時半頃


[そうだ、ここは新宿の街、だ。
私さっきまで家にいたよね?

テラスに出て、それから、手を引っ張られて、どうなったんだっけ?]

 あの、すみません、今何時ですか?

[道行く人に尋ねようとする。
答えてくれないそのサラリーマンは、忙しそうに雑踏の中へ消えていった。
はたと自分の格好を確かめると、家に帰ったままの姿で、まだ制服のまま。
肩に背負ったバッグからスマホを取り出すと、画面は黒いままだった]

 私、ひょっとして……寝ぼけてるのかな。

[一瞬、死んだ、なんて言葉を出そうになったけれど、意識的に言葉をすり替えた]


[新宿の街を歩く。
行き交う人の流れは、誰も私に気づかない。
誰も私を知らない。

私は、本当にここにいるのかな?]

「ごめんね」

[不意に声が聞こえた。同時に、右手を取る誰かの小さな手。
その手の感覚を知ってる。
『怖くない』方の手だ]

「ただ遊びたかっただけなのに」

[右側を見下ろす。
そこには、小さな影があった。違う、女の子? 私よりも幼い、小学生くらいの]


 あなたが、冷蔵庫開けてた子?
 ねえ、私どうなったの? さっき家にいたよね。
 どうして私の振りをしてたの?
 私を、落とそうとしたのはだれ?

[聞いても、答えなんて返ってくるとは限らないのに、少しほっとしたせいでつい口から出てしまった。
こんな、小さな子に]

「うん」
「遊びたかったの」
「こわいひと」
「ここは、シンジュク」

[たどたどしいような言葉で答えてくれる。
でもそれだけで、少し安心できた。
動けなかった私を、その子が手を引いて歩き出す。
素直について行くのは、「そちら側」には連れて行かないとわかっているからかも知れない]


【人】 硯友社 みょんこ

─ 四ツ谷マンション、硯友社支部 ─

[朝の準備を整えたあと、鈴里はスマートフォンを耳に当てたまま、ノートパソコンをシャットダウンした。
机の上に積まれたアンケートから一枚、E4298749の番号がふられた紙をぬきだして、机の上に置きっぱなしの一冊の本──東京村と題された本を持って、青いファイルの並ぶ本棚へと短い距離を移動する。]


 …あら? ごめんなさい、
 ちょっと声が

[そうとだけ困ったふうに言いながら、耳元からスマートフォンを離した。そのまま、通話を切る。ッ、とささやかな音を残して接続は無情に絶たれた。

そのまま、迷うこともなく馴れた手つきで職場の番号を押してコールをかけた。]

(247) 2016/10/02(Sun) 17時頃

【人】 硯友社 みょんこ



 あ、もしもし? すみません
 はい、鈴里です。

[『はいこちら新宿不動産です』と、出た同僚に名前を名乗る。あら、と女の声が言った。]

 ええ。さっきですね、

 東蓮寺くんから連絡があって
 今日は出られないみたいなので

[え? と職場の同僚の声が怪訝そうに音を上げた。どうして直接職場に電話をしてこないのか、と、疑問を抱いたらしい声だった。]

(248) 2016/10/02(Sun) 17時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[風邪とか?と尋ねかえしに、うーん。と鈴里は首を傾げた。]


 なんだか、迷子になっちゃったみたいで。
 よく わからないんですけど……

[どういうこと? と尋ねてくる疑問に、知らないところに迷いこんじゃったみたいで。とそう応じる。「……冗談?」と問い返しに。さあ……とぼやけた答えを返すと、はあ。とため息がつかれた。]

(249) 2016/10/02(Sun) 17時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[「東蓮寺くん宛に、木露さんからメールが来てるんだけどなあ」と困ったように同僚がぼやく。「まあいいや、鈴里さんは来れるのね?」と、話が進まないことを悟ったらしい相手が会話を切り替えた。]


 ええ、はい。

[答えながら、本を本棚に戻す。簡素な木製の本棚には、青背のプラスチックファイルが数冊並んでいる。そのうちの右端にある青いファイルを抜き出して開いた。

ちょうど一番上に乗せられた「未来なんていらない。別な私になりたい」と、そう希望欄に書かれた紙の上に、「田舎に帰らずに済む未来」と、その調査書を重ねた。
バネ式の金具を開いて抑えて留める。
ぱむん。と軽い音を立ててファイルが閉じられた。]

(252) 2016/10/02(Sun) 17時頃

【人】 硯友社 みょんこ

*

[がちゃりとドアにカギをかけて、四ツ谷駅までを歩く。鈴里が借りているマンションは、駅からはそう遠くはないが近くもない。

お互いに名前も知らない人間同士が肩を並べて同じ電車に乗る。いつもと違う時間の車内には、たまに見かける顔がいるということさえない。

ある日、ひとりふたりがふっと消えたとしても、
問題にもされないような人口過密地帯。
行方不明になった男は、あれだけ騒がれても見つからないままだ。

がたん。と、列車が速度を落として、
空気の排出音とともにドアが開いて新宿駅についた。]

(254) 2016/10/02(Sun) 17時頃

【人】 硯友社 みょんこ

***

To.木露 流衣様
Title.ご希望いただいた物件について

新宿不動産の鈴里みよ子と申します。
本日、東蓮寺が休みのため
代理でメールをさせていただいております。

木露様より東蓮寺宛にご希望いただいた物件につきまして、
現在、確保の状態となっています。

内見の日取りなど、ご希望があればご連絡ください。
入居審査書も当日お持ちいたします。

別件のご要望につきましてはご質問の内容にもよりますが、
売買にかかわる決まりなどについてはまずお話しできるかと思います。

新宿不動産 鈴里みよ子
 

(258) 2016/10/02(Sun) 18時頃

【人】 硯友社 みょんこ

─ 新宿不動産 オフィス ─

[カチ、と矢印のカーソルを送信の上にもっていきマウスをクリックする。ひとまず、心理的瑕疵物件担当なのだから。と割り振られた業務を終えて、肩を回した。]


あとは……

[次に何をするべきかと、今しがた送ったメールの相手の名前をぼんやりと眺めながら、鈴里は息をついた。
木露の名前は見たことがある。内容から本人だろうと思われるが「トレーサー」の作者だろう。黒い鳥文庫から他に「素顔連盟」等を出しているホラー作家だ。]

(259) 2016/10/02(Sun) 18時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[丁寧な下地の説明とその細やかな状況設定の矛盾のなさは、よく下調べをしていることが伝わってくる。違和感を持たずに現実と地続きにある奇妙さに足を踏み込めるのは、作者の観察眼が偏らずに冷静だからだろう。]


 うらやましいわ
 才能よねえ

[人に、恐怖体験させられる才能だ。]

(260) 2016/10/02(Sun) 18時頃

硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2016/10/02(Sun) 18時頃


【人】 硯友社 みょんこ

[ほんのりと淡く苦笑する。文字で人を別世界に引き込む、
その才能は、自分にはないものだったからだ。

黒い鳥を子会社として作られる前、その親の青い鳥ホールディングスが出している雑誌の賞に何作か続けて投稿したホラー小説は、どれもこれも箸にも棒にもかからなかった。

唯一ぎりぎり佳作に引っかかった一作も
評価はボロボロだった。

──描写に現実感がない。──ただ怖がらせようとするのでは足りない。それも失敗している。──熱は感じるが傾倒しすぎており視野の狭さに冷めてしまう。

この道を続けるならよりいっそうの努力が必要不可欠。
というのが当時の編集部から下された評価だった。]

(261) 2016/10/02(Sun) 18時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[一言一句なぞれるコメントを反芻すると、ため息が漏れてしまった。

「恐怖小説なのか幻想小説なのかサスペンスなのか
 筆者がどこを目指したいのかわからない。
 しっかりと自分の目指すものを見極めるべき」

厳しいコメントは、胸の中にはっきり刻まれている。ひどく刺さりはしたものの、転機となった一言でもあったことは確かだ。

あの一言がなければ、
きっと、今の自分はいない。]

(262) 2016/10/02(Sun) 18時半頃

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