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![]() | 【人】 硯友社 みょんこ
(85) 2016/10/01(Sat) 16時半頃 |
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![]() | 【人】 硯友社 みょんこ[あれは小学四年の夏休み前だ。管理されきっておらず、雑草が生え放題の校舎裏にはうさぎが一匹飼育小屋の隅に蹲っていた。つい一昨日まで番いだった小屋の中で寒そうに身を縮めている。] (87) 2016/10/01(Sat) 16時半頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ[泣きそうな声で首を振ると顔のサイズに合わない大きな眼鏡がずりおちそうになって、あわてて「彼女」はツルをおさえた。] (88) 2016/10/01(Sat) 16時半頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ[鼻の頭は赤くなっていた。うつむいているせいで硝子の上にてんてんと滴が溜まる。] (89) 2016/10/01(Sat) 16時半頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ[ひっく と、肩がしゃくりあげられる。彼女が周囲からハンニンだと疑われたのは、「おはなし」を書いていたからだ。 (90) 2016/10/01(Sat) 17時頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ
(91) 2016/10/01(Sat) 17時頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ[無理からぬことだったと思う。なにせ彼女には──鈴里みよ子には、友達が本当に少なくて、周囲から疑いの目を向けられたときに、かばってくれるような味方は、教室にはささもとくんと、 (92) 2016/10/01(Sat) 17時頃 |
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![]() | 【人】 硯友社 みょんこ─ 東京四ツ谷マンション、硯友社支部 ─ (94) 2016/10/01(Sat) 17時頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ
(98) 2016/10/01(Sat) 17時頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ[左右に体をひねって、さらに柔軟性を少しでも取り戻せるようにあがいてみる。] (99) 2016/10/01(Sat) 17時頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ[画面をスクロールすると、つい先ほどの時刻に続報が届いていた。 (100) 2016/10/01(Sat) 17時頃 |
─ 出られない駅 ─
[呼び出しは随分と長く続いた。
普段なら諦めて切ってしまっただろう程の長さ。けれど今は、祈るような思いで呼び出しの表示を見つめている。この回線の向こう、声が、届くことを願って。]
あっ………………
[自ら掛けたにもかかわらず、それでも。
実際に声が聞こえた時、あまりの意外さに、一瞬どう反応していいのかが分からなくなり、東蓮寺は狼狽えたように画面を見つめて息をのんだ。
ごくのんびりとした声が聞こえる>>*9
あたかも今が、常と変わらぬ日常の中にあるような声が。
呆然と「通話中」になった表示を眺め、そしてまた慌てて端末を耳に当てた。ひょっとしたらすぐにまた、切れてしまうかも知れないから。]
あの、みよ子さん、ですか?
東蓮寺です。これ、聞こえていますか…!?
あっ、すみません。いきなり。
えっと…俺、今ここが何時か分からなくて。
駅にいるはずなんですけど………、…おかしなところで。
ここがどこか良く分からなくて。
いきなり電話して変なこと言ってすみません。
悪戯とかじゃないですよ!
でも誰にも連絡が取れなくて。
どうしたらここから出られるかも分からなくて、そしたら、みよ子さんにだけ連絡が付いたんで…!
…っ、すみません。
出来ればどこかに通報とか捜索とか、何か………
[空いた左手を額に当てて、ぐるりと辺りを見回す。
目印になりそうなものも、見覚えのあるものもない。
ただここが、何かの駅であることは間違いがないように思う。
焦りと苛立ちが相半ばした表情で、手掛かりを探す。
何度見渡しても、そのようなものは何もないけど。]
何か、お願い出来ませんか。
ここは新宿のどこかかとは思うんですけど。
駅からどこか、おかしなところに来ちゃったみたいで。
ほんと全然、電話とかも繋がらなくて。
[実際、こんな話をされても相手は困惑するばかりだろう。そう理性は告げるものの、他にどういえばいいというのだ。状況と、道を失った自分自身への焦り、苛立ち、不可思議な状況への戸惑い、恐怖。そうした雑多な感情が言葉の端に滲む。]
お願いします、みよ子さん。
今までで連絡が付いたのは、みよ子さんだけなんです。
いきなりこんなの、信じられないかも知れないんですけど…っ!
[垣間見えた一筋の救いを手放すまい。そんな必死さで、漸く繋がった一本の電話の向こうに*訴えかけた*]
[そうだ、ここは新宿の街、だ。
私さっきまで家にいたよね?
テラスに出て、それから、手を引っ張られて、どうなったんだっけ?]
あの、すみません、今何時ですか?
[道行く人に尋ねようとする。
答えてくれないそのサラリーマンは、忙しそうに雑踏の中へ消えていった。
はたと自分の格好を確かめると、家に帰ったままの姿で、まだ制服のまま。
肩に背負ったバッグからスマホを取り出すと、画面は黒いままだった]
私、ひょっとして……寝ぼけてるのかな。
[一瞬、死んだ、なんて言葉を出そうになったけれど、意識的に言葉をすり替えた]
[新宿の街を歩く。
行き交う人の流れは、誰も私に気づかない。
誰も私を知らない。
私は、本当にここにいるのかな?]
「ごめんね」
[不意に声が聞こえた。同時に、右手を取る誰かの小さな手。
その手の感覚を知ってる。
『怖くない』方の手だ]
「ただ遊びたかっただけなのに」
[右側を見下ろす。
そこには、小さな影があった。違う、女の子? 私よりも幼い、小学生くらいの]
あなたが、冷蔵庫開けてた子?
ねえ、私どうなったの? さっき家にいたよね。
どうして私の振りをしてたの?
私を、落とそうとしたのはだれ?
[聞いても、答えなんて返ってくるとは限らないのに、少しほっとしたせいでつい口から出てしまった。
こんな、小さな子に]
「うん」
「遊びたかったの」
「こわいひと」
「ここは、シンジュク」
[たどたどしいような言葉で答えてくれる。
でもそれだけで、少し安心できた。
動けなかった私を、その子が手を引いて歩き出す。
素直について行くのは、「そちら側」には連れて行かないとわかっているからかも知れない]
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ─ 四ツ谷マンション、硯友社支部 ─ (247) 2016/10/02(Sun) 17時頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ
(248) 2016/10/02(Sun) 17時頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ[風邪とか?と尋ねかえしに、うーん。と鈴里は首を傾げた。] (249) 2016/10/02(Sun) 17時頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ[「東蓮寺くん宛に、木露さんからメールが来てるんだけどなあ」と困ったように同僚がぼやく。「まあいいや、鈴里さんは来れるのね?」と、話が進まないことを悟ったらしい相手が会話を切り替えた。] (252) 2016/10/02(Sun) 17時頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ* (254) 2016/10/02(Sun) 17時頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ*** (258) 2016/10/02(Sun) 18時頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ─ 新宿不動産 オフィス ─ (259) 2016/10/02(Sun) 18時頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ[丁寧な下地の説明とその細やかな状況設定の矛盾のなさは、よく下調べをしていることが伝わってくる。違和感を持たずに現実と地続きにある奇妙さに足を踏み込めるのは、作者の観察眼が偏らずに冷静だからだろう。] (260) 2016/10/02(Sun) 18時頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ[ほんのりと淡く苦笑する。文字で人を別世界に引き込む、 (261) 2016/10/02(Sun) 18時半頃 |
![]() | 【人】 硯友社 みょんこ[一言一句なぞれるコメントを反芻すると、ため息が漏れてしまった。 (262) 2016/10/02(Sun) 18時半頃 |
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