197 獣ノ國
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―――――――――――――― 差出人:ヤニク 宛先:トレイル ―――――――――――――― Re:もう起きた?寝坊さん 20xx年 10月3日 ――――――――――――――
君が誰かとケーキを突っつく様子が想像出来ないんだけど ヤキモチ? 焼いたら食べるかい? なんて、ね!
なかったっけ 歌うのは好きだけれどあまり勧めないよ
…どうして、君に? 協力でもしれくれるのかい? 何だい、せっかくお婆さんの真似、練習していたのに!
(75) 2014/10/09(Thu) 22時半頃
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待たないって? 悪者を倒してこその主人公だというのに、そんな物語僕は知らないなあ、嫌いじゃあない
追伸:そう、なら匿さん 探しに来てくれるなんて、珍しいじゃあないか なら、少し待ってみようかな 結局僕が見つけそうだけれど
…ベネットは見つからない、か ありがとう また見かけたら連絡、くれるかい?
――――――――――――――
[いつもより随分と長い台詞に、少しだけ男も面食らったように瞬きをしただろう。
そして、彼がいつもと違う“口約束”を、電子の紙面に綴っていた文章に目を通したのなら、口端を緩めるのだ。]
――…何てタイトルの物語だい、それは。*
(76) 2014/10/09(Thu) 22時半頃
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―朝・住宅街→カフェテリア―
[ふと思い出す。昨日メールのやり取りをした友人>>66は今頃何をしているのだろうと。
どうやら“探しに来てくれる”らしいからと暇を潰していたものの、白い羽根は見つからない上に、タイミングだろうか。
知人の姿一つ見つからない。 そして珍しく男が彷徨わせるのは自身の手元。
そこにあるのは、男が以前まで纏っていたものとは異なる赤ずきん>>23
勢いのまま受け取ったものの、女性向けのそれは男が身に付けるには酷く不似合いであり、どうすることも出来ずに握り締めた。]
――…全く、女の子って一体何なんだい。
[友人に向けてメールを打つ時とはまた異なる様子で、端末に触れる指先は何処か、不満げ。]
(77) 2014/10/09(Thu) 22時半頃
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―――――――――――――― 差出人:ヤニク 宛先:クラリス ―――――――――――――― 忘れ物 20xx年 10月4日 ―――――――――――――― これ、僕に着ろって言うのかい 返すから何処にいるんだよ君 ――――――――――――――
[眈々と打ち付けた文章は他の誰かよりも随分と素っ気なく愛想のないもの。 珍しく夢を語るような大仰な表現のまま手紙を送り付ければ、男はふらふらと歩き出す。
そして向かった先にいた場所はカフェ。理由は異様な日照りにて渇いた喉を潤ませるためだったのだが、昨日メールにて約束した友人>>69が図ったようにいたものだから、男は無言で赤ずきん>>23で獣耳を押さえつけ]
――…グレープフルーツジュース一つ。
[早々に頼めば、友人より少し離れた場所へと席をかけようとする。 その際に彼の後ろ姿を通ったが、はたして気付かれずに済んだか。]
(78) 2014/10/09(Thu) 22時半頃
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ヤニクは、錠というお馴染みさんが本屋に訪れていたようなことを思い出す。*
2014/10/09(Thu) 23時半頃
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―回想・自宅アパート―
[辿り着いたのはきっと、群青色の空が散らばっている頃だろうか。
シャワーを軽く済ませた後、おざなりに置いた端末が点滅していたことに気付く>>83
表示された名前はこのアパートに暮らしている隣人のもの。 目元を指の側面で擦り付ければすぐに返事を打ち込む。]
(94) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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―――――――――――――― 差出人:ヤニク 宛先:オスカー ―――――――――――――― Re:ふわふわの狼より 20xx年 10月4日 ―――――――――――――― それは楽しみだ そうそう、僕も素敵な人から赤ずきんをまた貰ってしまってね 流石にいただけないから返すけれど、少しの間お揃いだね
おや、覚えていてくれたのかい? なら気長に待っていようかな お婆さんの皮は…友人に却下されたから、猫か山羊の真似でもするよ
神隠しだなんてそれこそ御伽だね バイトか… まあ、都合が悪かったのかも …また会えるさ、きっと お疲れ様 そう言えば君、本好きなの?
…なら、お願いしようか 食べられないことを祈ってるよ ――――――――――――――
(95) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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[綴り終えれば一度端末を閉じる。時間を確認すれば、そろそろ眠りに就ている可能性もあったから。
だから、彼の元へとメールが届くのは、日付の変わった4日目以降だろう。]*
(97) 2014/10/09(Thu) 23時半頃
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[思わず伸ばしてしまった腕は、少しばかり彼を驚かせはしてしまっただろうか。
捕らえるように回した腕の中、小さく聞こえた悲鳴すらも愛おしく。彼の荷物が立てた音は、耳には届いてはいたけれど――それに構う余裕など、とてもじゃあないがありはしない。
強く抱き返された腕には、堪え切れぬように息を吐き。
聞こえた彼の言葉には――あの時に告げられた言葉を再び伝えられたのなら。その吐く息すらも、震えてしまいはしたけれど。]
……あぁ、覚えているとも。
名も國も、何もかもを捨てて俺の元へと来てくれたのなら…
["自分の全ては、君へ"。
繋げようとした言葉は、震える息のせいで声にはならずに。
だけれど胸のあたりにじわりと広がる暖かさを感じたのなら、こっそりと目元を綻ばせ。嗚咽を堪えるような彼の声には、言葉には。男もまた、熱くなる目頭を堪えながら頭を寄せはしただろう。]
現実に、か。それは解っているんだが…
…何故だろうな。まだ夢心地だ。
[この地へと来る途中に、幾度この温もりを夢見た事だろう。そうしていざそれを再び手に入れたのなら――今度はそれを失うのが何とも恐ろしくて。
離さねば、と考える脳に反し、回した腕の力は強くなるばかり。
嗚呼、その上そんな愛らしい言葉を言われたのなら、今度こそ抑えが効かなくなってしまうじゃあないか。]
……また、泣かしてしまったな。
[次から次へと溢れる涙を、丁寧に唇で掬い取りながら。言葉とは裏腹に、その声はとてもとても柔らかなものだったけれど。
あの日の涙とはまた違う涙を。流れるそれは、なかなか泣けない自分の分まで流してくれているような、そんな気にすらなる。
そうして、久方ぶりにその唇へと緩く触れ――実際には、それ程の時間は経ってはいなかったけれど。
それでも十年の時を経たような錯覚を覚えたのは、それ程までに彼に焦がれていたと言うことなのだろう。]
………、あぁ、すまない。
あまりに美味そうな蝶が巣に引っ掛かってくれたものだから、つい。
[顔を拭う、別れた日とは違う真っ白な手袋。その手をやわりと取りながら、戯けたように言ってみせて。
"こんなに美味そうなご馳走が目の前にあるのなら、どんな蜘蛛だろうと味見をしたくなるもんだ"――なんて。
そう繋げてみせながら、持ち上げられた彼の荷物を取ろうと手を伸ばす。
そうして男は、荷物を取れたのであればそのまま、取れなかったのであれば苦笑を浮かべ、自ら巣へと飛び込んできたこの美しい蝶を、中へと招き入れただろう。]
しかし、荷物もあったろうに。
連絡をくれたら――あぁ、…返さなかったのは俺か。
メールは、全部届いていたよ。
……何度。電話をしようと思ったか。
[――パタン。
扉の閉まる軽い音を聞き流しつつ、服をなぞる彼の指先を見つめる。
そうして腰を引き、背を屈め。なぞられた辺りへと唇を押し付けてみたのなら、コツリと硬い感触が伝わりはしただろうか。]
それにしても…良い物?
何だろうな、メールでくれた"土産"かね。
[彼の身体へと腕を回したまま、チラリと相手の瞳を見上げて見せて。
そうして彼の言う"良い物"が待ち切れぬかのようにもう一度唇で硬い感触がした辺りを突ついてみたのなら、"良い物"は――与えて、貰えただろうか。]
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[ちゃぷりと、揺らいだのは葡萄柚。 紡がれる物語の一端>>96に硝子に映った顔は瞬きを忘れる。
思わず顔を逸らし、足早に席に着こうとした。 掠めるような声>>98が、男が彼強請った菓子を口にする。
腑に落ちないような何とも言えない顔を落ち着かせようと、つま先を差し出す。腰を押し付かせたのは結局そう離れていない二人座席。 グラスを傾けジュースを仰ごうとして]
(104) 2014/10/10(Fri) 00時頃
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ガシャン
[派手な音が獣耳を揺らす。
つられたように視線を向けた先では、林檎を焼き上げた甘い菓子が、陶器に混じって散らばっている>>99
シン、と時が泊まるのは一瞬。 すぐに店員が駆け寄る。その際耳にしたのは、そのアップルパイは友が頼んだ品らしい。
何やら店員とやり取りする様を眺めつつ、ようやっと一口喉に通した葡萄柚は、何処か苦く感じ得て。]
――退屈だったからね!
[舌に痺れる渋みを誤魔化すように笑みを。]
(105) 2014/10/10(Fri) 00時頃
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[潜伏かバレてしまえば開き直ったのか促されるまま、向かいに移動する。途中交わされたいつも通りの挨拶には男も片手を上げて閃かせる。
そうして間も無く一つのアップルパイの甘い匂いが男の鼻を掠めるのと同時に、友が頼んだ砂糖もミルクも無しの黒い液体>>69には、露骨に顔を顰めてみせて]
――…あ、炭酸。
[忘れ物に、目を見開かせた男の頭から頭巾>>23が落ちた。]
(107) 2014/10/10(Fri) 00時頃
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[こうして相席になったのは何度目のことか。
外で茶を、というよりは彼の自宅にてお邪魔させていただいた方が記憶に深く残っていただけに、何と無く新鮮な気分にいつもさせるのだ。
それもお決まりの台詞>>114を彼が紡げば男もお手上げだと片手を泳がせて]
慣れたくないよ。僕にはこれでいい。
[いつもと同じ言葉を彼に向けた。 彼が何かを言いかける。男も忘れ物について口を開く。そんな矢先に待ってしまう赤い布>>23
男の顔が強張る。それも諦めたようにすぐに笑みを向ける。今更なんだというのか。
隠しもせずに歩いていたのは自分なのだから。自ら捨てたのは他でもない僕なのだから。
待ち受ける者は何なのだろうか。 邪魔だとばかりに脱ぎ捨てたそれ。初めて見せた人間には驚かれ、二人目にはこうして隠された。
だから、三人目はどうなのだろうと視線を向けた先、獣耳を覆う布を再び取り付けられてしまった。]
(122) 2014/10/10(Fri) 00時半頃
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[一連の流れ。物語をなぞることも出来ずに、惚けた顔をしていた狼が反応したのは、布地に触れた男性の手と同時に呟かれた言葉から。]
――…赤ずきんを被る狼なんて、聞いたことがないね。
[苦笑するのは一瞬のこと。すぐに首を傾げながら行儀悪く肩肘を立てて口角を上げる。]
“仕事だらけの日常から抜け出したい”…だっけ?
[昨日、友が打ち込ん文章を口にする。そして琥珀色を揺らめかせながら、男は笑う。]
――君は目に映る存在を信じる? 信じるのだとしたら、僕は君にとって何に見える?
狩人やお婆さん、ではないのなら。
…君は、どんな物語を紡いでくれるんだい?
[赤い頭巾の括り目を弄りながらといかけた。]
(123) 2014/10/10(Fri) 00時半頃
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中に入れてくれるなら、味見以上の事もさせてあげるわよ
[手を取り戯けた様に落とされた言葉には、悪戯っぽく微笑んで。そうして踵を上げれば、彼の頬に口付けた。
重たい荷物は彼に任せて、逆の腕に手を回し、すりと擦り寄る。並び歩くだけで、こんなにも幸せになれるのだから不思議だ。
傲慢で強欲な自分が、それだけで満たされるだなんて。以前のジャニスに言っても信じないだろう]
ええ、そうよ。返事のひとつも寄越さなかった癖に!
……でもね。アタシきっと、電話をもらっても、出られなかったわ。
だって、声を聞いたら泣いちゃうもの。
[ぱたん、と。扉の閉まる音には、小さく口元を緩ませる。蝶が蜘蛛の巣に招かれた事を喜ぶなんて、何ともおかしな話だ。
彼に半ば体を預ける様にして、するりと"時計"をなぞる。そしてその指先を見詰める視線に気付いたのなら、一つ。朗らかに微笑んでみせただろうか。
ジャニスの胸元……"時計"に口付ける彼の後頭部を、ゆるうく撫ぜて。そのまま、その首元に腕を回す]
そう。それの事。
でも、気に入ってもらえるかどうか、分からないわ。
[見上げる視線と、二度目の口付けに、ほんの少しの不安を塗り潰す為、ジャニスは楽しげに目を細めた。
そうして、ちゃりと小さく金属が擦れ合う音をたてながら、首にかけた鎖を引き出す。そうして背中側にある留め具を外せば、てのひらに蜘蛛と蝶との時計を落とした。
鎖を掴み、彼の眼前にそれを掲げる様にして。小さく小さく、首を傾げてみせる。気に入ってもらえるかしら?なんて。そんな不安を、無意識の内に滲ませながら]
蜘蛛と、蝶の時計。
多アナタが集めているのは、もっと上等な物だと思うんだけど――、
[自信無さげに言葉を落とし、彼が屈んだままでいてくれたのなら、時計から伸びる鎖をそっとその首に回しただろう。嫌がられなければ、留め具をはめてみせて。腕はそのままに、彼の瞳を覗き込む様にする。
彼の首から伸びるそれは、やっぱり、似合っているとは言い難かった]
……ごめんなさいね。時間が無くって、こんな物しか買えなかったの。
また今度、もっとマシなのをあげるから。
[ちゅ、と。小さく音をたてて額に口付け、そっと体を離す。そうして彼の反応にはあまり期待しないまま、ゆるく微笑んでみせただろうか。
……喜んでくれなかったとしても。その"時計"を外させるつもりは、毛頭無いのだけれど]
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[注意>>132にはいつも通り笑みを浮かべる。正すつもりはないらしい。
足を組み、珈琲の傍に置いた煙草を取り出す仕草も様にはなっていると言えるが、とても“お行儀良く”見えない、なんて言葉はふわりと揺れる紫煙に包まれ音になることはなく、胸中で零すだけ。
視界には少し霞む友の顔。]
――何だい。刺激が欲しいって言うから身体を張って日中君のところに訪れたっていうのに。
――…恐がる君の顔、楽しみにしてたのに、ね!
[表情を崩すことなく、男が生真面目だと感じている友人から紡がれる言葉に、肩の力を抜いて落とす。
がっかりしたような、安堵したような複雑な笑みと共に口元を緩めてにやり。]
――君は、君だね。
[思い出したように男は蜂蜜色に似た果汁を喉に通す。]
(140) 2014/10/10(Fri) 11時半頃
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[煙草の煙が途切れてしまうとまた新たに作られていく>>133
灰皿がチリッ、と小さな音を立てて一時の休憩を貰えれば、彼は口遊んでいく。
男を主人公に見立てた物語を。 まだ筆の乗っていない頁には、問いかけが。]
――選べば君がその通りに紡いでくれるのかい?
――…物語の紡ぎ手は、主人公ではなく、筆者じゃあないか。 だと言うのに、選ばせてくれるのかい?
――…なら、君を散歩にでも誘おうかな。
“主人公”からのお願い、君ならどうどのように紡いでくれるんだい?
[虚をついた言葉を、どう扱うか男は少し悩んでしまう。 それを見過ごすことも突つくことも出来ない男は曖昧に笑みを浮かべて、紡ぐは軽薄な羅列。
それでも半分程減ったグラスを傾けて、表情をそのままに目元を和らげる。]
(141) 2014/10/10(Fri) 11時半頃
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ワインはないし、葡萄味の炭酸もないけれど、柚の入った葡萄のジュースなら、あるよ? それで晩酌でもしようか?
ほら、メインディッシュも訪れた。
[男が視線を逸らした先、もう一つのアップルパイを乗せた皿が定員により運ばれる。 軽く礼を言いつつ、当然のように男は自らの目の前に皿を置くとフォークを刺す…直前。くるりとフォークを一回転。]
――お誘い、してみたけれど。君はどんな物語を書きたいんだい?僕はそれが聞きたい。それは、御伽噺のような甘やかなもの?それとも――…?**
(142) 2014/10/10(Fri) 11時半頃
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[自らを端役だと自負している男にとって、友の言葉は不可解なもの。]
――…謙虚というよりは、卑屈だね、君は。
[首を傾げながらも問いかけに開いた唇は、紡がれる物語>>146に閉ざされていく。
そしてやられた、とでも言うような眉を下げて口端は上げた表情。 やがてグラスとカップを互いに掲げれば、君には負けたよと乾杯を。
アップルパイにはアイスは乗っていなかった。可愛い小鳥が好いていたものとは違ったけれと、向かいに座る彼に倣うように一口運ぶ。
口内に広がる林檎の甘さ、パイ生地がさくりと軽やかな音を立てる。サクサクとフォークを突き刺しつつ、向かいから珈琲の香りが相変わらず鼻を突いたけれど我慢して、促すよう彼を見つめる。]
(157) 2014/10/10(Fri) 19時頃
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――…これはこれは、下手なことは言えないなあ。だって君が見ているんだろう? 僕が主人公というよりは…君の物語の中にお邪魔している気分、だよ!
[銀髪を、相手の茶色を揺らす風。 僅か灯っていた火を吹き消してしまった友人にはにかみを。追加で珈琲のお代わりを頼む時は理解出来ないとばかりに苦言。
甘いもので腹が満たされていく感覚は未だに少し理解出来ないけれど、残さず食べ終われば両手のひらを合わせる。
会計の際に流れるように支払われる代金は二人分。]
君、僕のこと甘やかし過ぎじゃあないかい?
[そんなに歳も変わらないのに、なんて笑いながらと好意にはちゃっかり甘える。礼を言いつつ、誘われるまま辿り着いたそこは、公園だった。]*
(158) 2014/10/10(Fri) 19時頃
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―公園―
[思っていたよりもカフェで時間を使っていたらしい。 ベンチに腰を下ろしていても変わることのない日差しに双眸を眇めていた時、宙を舞うペットボトル>>148を片手で受け取る。]
お揃いね。こうも揃って同じものを頼むのは新鮮だね。
[なんせカフェで珈琲を頼む男だから。そんな理由を裏側で付けながら一言。 本日2度目の礼と共に触れ合うボトルに、にんまりと唇を吊り上げる。]
いつもと違って悪くはないさ。いつも通り君と楽しむ葡萄酒は勿論好きだけれど。
[甘酸っぱい液体で、僅か火照った身体を冷やしていく。]
(159) 2014/10/10(Fri) 19時頃
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[仕事に精を出す彼とこのように外で言葉を交えることは、何処か懐かしい記憶のことのように思えた。
会話は心地よいリズムで流れていく。髪色について話題が流れれば「そう言えば赤かったね」なんて口にし「似合っていたのに」なんてその頃とすっかり変わってしまった彼の様子を面白おかしく揶揄っただろう。
いつまで続くのだろうか。ベンチに二人。ペットボトルを供に口を開いて、止まる。
横へと視線を移した際に垣間見えた表情は、>>149太陽よりも真剣味を帯びたように思え、男は彼の唇をただただ眺める。]
――僕を?
[転んだ言葉はまずそれ。主人公を彼はどのように捉えているのだろうか。小さく唸りつつも、笑みを浮かべた男は答える。]
(160) 2014/10/10(Fri) 19時頃
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君と二人旅…か。なかなか面白そうだね!
男二人なんてむさ苦しいけれど、間近で僕に対する君の観察日記を聞きながら歩くのも悪くはない。
[二人を纏う空気はカフェにて男の頬を撫でたそれとは全く異質のものだというように感じた。けれど、それでも男は口を閉ざすことなく紡ぎ続ける。]
――君の紡ぎたい物語に、僕がいるのかい?
曖昧な表現は嫌いじゃあないけれど、ね。 この話が冗談でないのなら、御伽噺でも無いというのなら…、
――選ぶ言葉を間違えているよ、トレイル。
君がなりたいのは、筆者なのかい?それとも主人公? 端役で満足?
[筆者だと喩えた人に、“主人公”は問いかける。それは余りにも行き過ぎた行為かもしれない。
それでも男は彼に問いかける。]
(161) 2014/10/10(Fri) 19時頃
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――君が、どうして僕を誘ったのか…分からないけれど。
旅に出るのは悪くはないと思っている。もとより出ようかと考えてもいたんだ。
いくら考えても、この魔法が…呪いが、解ける気配はない。
御伽噺らしく、真実の愛でも知れたら解けるのかと思っていたけれど、それならおかしいだろう?
僕には、愛してる人がいる筈…なのに。解けないんだから。
だから一層旅にでも出て、確かめてみるのも悪くはないし、イイかもしれないから、行ってみたいとは、思っていたんだ。
――でも、それに君が僕を誘ってくれた理由が、僕には分からない。
…君には、君を育ててくれたおばさんやおじさんもいるのに。
(162) 2014/10/10(Fri) 19時頃
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[いつの間にか、両手で包み込むようにして持っていたペットボトルを握り締めて男は笑う。]
――たとえ話に熱くなり過ぎてしまったよ。こんなに暑いのが良くないね!
[空気を切り裂くように態とらしく作った調子の良い声は相手にどう思わせただろうか。
注意されたところで男は訂正するつもりも無いのだが。]
――君との旅。素敵だとは思う。君の心が変わらなかったのなら、ついていくのも一興だろうね。
だからもし、変わらずに思ってくれたのなら…そうだね。
(163) 2014/10/10(Fri) 19時頃
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今度こそ、君が、僕を、見つけてよ。
[男は立ち上がる。そして彼を見下ろしながら猫のようだと喩えられた笑みを向ける。]
忘れ物を返しに行ってくるよ!
[そして頭に被せられた頭巾を指しつつ、口早にそれだけを告げたのなら、ご馳走様と一言残しその場を後にしようと踵を返す。
たとえ止められたとしても、動きを拘束でもされない限り、足を止めることもせず飄々と足を前へと赴けただろう。]
(164) 2014/10/10(Fri) 19時頃
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