3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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【チャールズRP】
午後の授業がはじまる。
卒業式まであと数日。
可愛がっていたあの子の制服姿を見るのも、あと少し…。
(#3) 2010/03/06(Sat) 14時半頃
【チャールズRP】
優しくて、素直で、
健気な姿は、
まるでスイートピーのよう……
[午後の朗読を聞きながら]
離れていくというのは淋しいものですね。
(#4) 2010/03/06(Sat) 15時頃
【チャールズRP】
まぁ、でも、大丈夫です。
私がずっと………………。
[そして、また鐘が鳴る。]
(#5) 2010/03/06(Sat) 15時頃
「キャロル……――――?」
[耳を打つ声に少女だったモノは顔を上げる
見上げた先にはぼろぼろに傷ついた長身の男がいて
あれだけ慕って求めても、想いが届くことはなかったけれど
もう蒼を忘れて薄紫の傍に寄り添っていると、心のどこかで思っていたけれど
――本当にあの人は来てくれた
――愛しい人が来てくれた
間に合うことはなかったけれど、――それでも、彼は約束を果たしに来てくれた]
[少女だったモノは悦びに打ち震え、愛しい人に眼差しを向ければ――濃紺から涙がこぼれる]
――なんで、泣くの?
[小さく首を傾げ、問うた
愛しい人の涙が――想いの欠片が、僅かでも自分に向けられてしまったから
彼の全てを手にしたいという、望みを忘れられないから]
[いつか彼がそうしてくたように、涙に濡れた頬に口付けようとして
砕けてしまった蒼が、彼の裡にある薄紫の淡い輝きを映せば]
――……本当に……ばかだなぁ
[今更ながら、それは叶わないことだと知るけれど
奇しくも言葉は愛しい人と重なって
少女だったものの唇に僅かに笑みが浮かんだ]
【チャールズRP】
さて、そろそろ時間でしょうか?
[職員室に戻り、しばらく仕事をしたのち、腕時計を見て立ち上がる。
空になったティーカップの底に張り付いた乾いた紅茶の色は、少し血の色にも似てる。]
ええと、用具室の鍵はっと……。
[職員室の壁を見たあと、廊下に出て、用務室を訪ねる。 >>#3:3]
ええと、もしかすると遅くなるかもしれませんので、明日朝返却でもいいでしょうか?
[そこにいるいつもどおりの気のいい用務員に尋ねて、鍵を貸してもらった。]
(#6) 2010/03/06(Sat) 15時頃
【チャールズRP】
[そして、今度は購買部に立ち寄る。
缶のドロップを買って、北棟へ。]
ああ、いかん、待たせてしまいますかね。
[中庭から、畑に向かい東階段へと。]
(#7) 2010/03/06(Sat) 15時頃
【チャールズRP】
―北棟東階段―
おまたせしました。
[そして、東階段に着いたとき、そこにいたのは、ケイト……とほか、複数だった。]
みなさん、お暇なんでしょうか?
[それら生徒を見回して怪訝な顔をする。]
(#8) 2010/03/06(Sat) 15時半頃
【チャールズRP】
[そして、ふと見ると、そこには普段は見かけない赤毛の生徒もいて、瞬く。]
おや、貴方も手伝いですか?
まさかですよねぇ。
[ちょっと頬をひきつらせながら……。]
(#9) 2010/03/06(Sat) 16時頃
【チャールズRP】
[そして、結局問題児も来ただろうか。
ケイトをはじめ、いつもピアノにいる子、演劇部で忙しいはずの子、土いじりをしているはずの子、そして、学校で滅多にみないはずの子。
それらを眺めて、不思議な面々に首を傾げた。]
まぁ、手伝ってくれるのはありがたいんですが、
忙しかったら、そっちにいってももらって構わないですからね?
それとも、みなさん、も、手伝ってくれますか?
本当に。
[そして、ケイトの顔を見た。]
(#10) 2010/03/06(Sat) 16時頃
【チャールズRP】
[ケイトの掛け声に微笑みを浮かべる。
そして、手元の鍵をチャラ…と鳴らした。]
ええ、そうですね。早く終われば、それはそれでいいかもしれません。
じゃ、行きましょうか。
みなさん、用具室はご存知でしたか?
[そう言って階段を上り始めた。]
(#11) 2010/03/06(Sat) 16時半頃
【チャールズRP】
[そして、階段を上ると、聴こえてくるのは、激しい掛け声と、何かを叩く音、それが卓球部のものだろうとはすぐにわかるだろう。]
練習頑張っていらっしゃいますね。
みなさん、ここは上は卓球場があるだけと思ってらしたでしょう?
[そして、階段の踊り場までくると、立ち止まって、とある箇所を指差す。
そこには、仕切りのようにしてある箇所があり、チャールズはそこに近づくと、鉛色の箇所を奥に押して、取っ手を出す。そして、それからしゃがみこんだ。
よく見ると、下に小さな鍵穴があった。]
ここが実は中二階への入り口なんですよ。
[そして、鍵穴に鍵を差し込むと回した。]
(#12) 2010/03/06(Sat) 16時半頃
【チャールズRP】
[その空間は暗く、チャールズはすぐに電気をぱちりとつける。
すると、白熱球が2つばかりオレンジの光を放ちはじめた。
そこはコンクリの壁で、四方固められた場所で、結構思ったよりも広い。
だけど、中二階だからだろう。
とても低い天井だった。
きっとドナルドなどは天井に髪の毛がついていたんじゃないだろうか。]
ここは、普段は使わない用具を片付けるところなんですよ。
[よく見ると、古くなった教材、体育祭の使うような玉、壊れかけの器具などがあるだろう。
そして、その奥のほうに、ビニルにかけられた座布団の束が結構の量あった。
その奥、すべてを占領しているかのように。]
(#13) 2010/03/06(Sat) 17時頃
【チャールズRP】
[はしゃぐケイトを薄目で眺める。
そのおさげが揺れるのに口端をあげながら。]
ええ、面白いでしょう。
ここには滅多に誰もこないですからね。
下手に知られると、生徒のたまり場になってしまうかもってことで、なるたけ場所を伏せているんですよ。
ですから、
みなさんも、
この場所のことはいわないでくださいね?
[振り返り、一人一人の顔を見ながら微笑んだ。]
(#14) 2010/03/06(Sat) 17時半頃
【チャールズRP】
おや、ケイト・グリフィズ、大丈夫ですか?
[ケイトが転んだ場所には急いで駆け寄り、その手おとる。
そして、くいっと引っ張りあげた。
その手が一瞬、腰をなで上げたようにみえる。]
(#15) 2010/03/06(Sat) 17時半頃
【チャールズRP】
それならよかった。
じゃ、運び出してください。
そして誇りっぽいので、しばらく外で干しておきましょうかね。
[ケイトの様子にはまた笑みを浮かべて、
そして、座布団を運び出すようにみんなに頼んだ。]
――…ああ、でも、みなさん、ご自分の用事があればそこでもう帰っていいですからね?
[視線は常にケイトを見ながら…。]
(#16) 2010/03/06(Sat) 17時半頃
[彼が最後にもう一度 "蒼" を見上げて去った後も愛しさは消えない
異形に身を委ね、快楽で心を塗り潰そうとしたのに叶わなくて
最後に試すように彼を突き放したのに、それでも約束を果たしに来てくれたのが嬉しくて
――彼を求める心は本物だった
だから、その愛しい手が黒い花を手折らなかったことを悲しく思った
少女に終わりをもたらした闇色の手も、少女自身を求めたものではなくて
誰からも求められることもないまま、最期を迎えたことが今は悲しい]
[募る愛しさは、求められることのなかった寂しさへと変わり
少女だったものの心を悲しく満たせば
胎の中に蒔かれた種が、最後まで黒い花に侵されなかった胸の中心――ぽっかりと空いてしまった穴を侵食する
種は少女だったものを苗床にすると
空に向かって捩れた黒い芽を伸ばし、やがて艶やかな――本物の黒い花をつけた]
[――寂しい ――黒い花は、思う
愛しい人も、友人も、闇色を纏った鬼ですら、ここにはいない
咲かせた花は誰にも省みられることなく、徒に闇の中、ひとりぼっちで散っていくだけ]
[――寂しい
黒い花は寂しさを埋めてくれる誰かを求めて、甘く芳しい香気を闇の中に立ち上らせる。
誰でも良い、今はただ、自分を求めて手折ってくれる手がほしい]
[――寂しい
黒い花は、緋色の少女の想いを知ったような――そんな気がした。
誰かを求める渇望は、やがて黒い花に闇色の実を結ばせる
結ばれた実は寂しさを糧として色づき、やがてぽとりと落ちる
闇色の実はころりと転がり
――かつて "キャロライナ・コールリッジ" と呼ばれた少女の姿になった
そして少女は立ち上がり、異相の "蒼" がぽっかりと抜け落ちた昏い闇色の虚ろで、一度だけ空を見上げると深い闇の中へと消えていった]
[――……少女が去った後、一陣の風が吹いた
滅びの風を受け、苗床となった身体はあっけなく塵となり
最後に異相の左目――砕けた "蒼" だけが残った
やがて "蒼" は ぱきり と音をたてて完全に砕け散り
裡から蒼い蝶が一羽、ひらりと舞い上がる
蒼い蝶はしばらくの間、塵となった苗床のまわりを飛び回り
少女の後を追うように闇の中へと向かった]
【チャールズRP】
[それからは、座布団を天日干しをしていた。
終わったのちには体育館へと運び込む。
生徒5人が手伝ってくれたおかげでそれはだいぶ早くすんだろうか。]
はい、みなさん、ありがとうございます。
じゃ、手を出してください。
[それから、ドロップ缶を出して飴を配った。
本当はケイトに一缶上げる予定だったけど、こんなに生徒がくるとは……。]
ああ、終わったら、みなさん帰っていいですからね。
[そして、鍵をもって用具室へと後始末に戻る。]
(#17) 2010/03/06(Sat) 18時頃
【RP】
伝説の木を夕暮れが照らし始めていた。**
(#18) 2010/03/06(Sat) 18時頃
わぅん
[かたちはまだ、獣のまま]
……がるるるる?
[だけど、黒い花の変化には、警戒の声を…。]
【RP】
――……アトラナート先生、どうされましたか?
[大樹に凭れた彼女にふと声がかかる。
夕暮れの光、どうやら向こうも教師のようだ。]
お疲れのようですね。
もうすぐ卒業式、肝心な時に倒れたら、元も子もないですよ。それでは……。
[風は吹いて、木の葉はざわめいた。]
(#19) 2010/03/06(Sat) 21時頃
そうだね。着々と、扉は一つずつ閉じていく。
救いの光は、そこかしこにあるって言うのに。
まるで、それを拒絶するみたいに。
[目の前に広がる光の、過去の光景。
その中であがく友人達。彼らは徐々に闇に染まっていって]
……………。
[だから、黙って目を逸らす。
ピッパと目を合わせて、冗談言って、笑いあう。
手と手をとって、唇合わせた。
囁くように、何度も、何度も]
[それは、死者にはきっと何の意味も無い行為。生者の真似。
生きていた時の、酷く滑稽だったあの倉庫でのやり直し]
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