人狼議事


297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」

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メモを貼った。


メモを貼った。


[ 「ありがとなぁ」

芙蓉の声に見送られ、雷門の家を後にしてから
どのくらいの時間がたっただろうか

…可愛い子じゃ
ヒソリ微笑みを漏らした

村の方を見やると、どこからか細い煙が立ち上っていた

更に家の中では、日向が消え、みわさん一家が消え…
此処からではさすがに窺い知れないものの、不思議な紫陽花はじわりじわりと、その根を広げているのだろう

雨月村を飲み込まんとするように。

…とはいえ、人っ子一人いない山奥では大きな変化もなく、至って静かなものだった ]


…静かすぎるがのぉ

[ この辺りは、もっと虫の音や鳥の声が響く場所であったはずだ

そうでなくとも、山間を吹き抜ける風の中で木々の梢が会話する声くらいは聞こえてくるものだけど、今はヒッソリと静寂が広がっていた

…まるで息を殺すように

それは。その風景は、少し…

     『   』 ]




[ と思っていたけれど ]

    


[ ザクザクと道を踏みしめる若者の足音が聞こえ、其方を見遣った

木々の間から顔を覗かせたのは ―― ]

おや、朧や。
…大変なことになってしもうたな

[ 相も変わらず村の方を見つめたまま、ひっそりと困った風に笑った

朧もまた何か手掛かりを求めて山へ来たのだろう
此処ら辺には何もない、そう言おうと口を開きかけ
高台のやや左手前に腰を下ろす様に小さく目を見開いた

気遣ってくれた
そうじゃろう? ]



……
不器用な子じゃ。

[ それは風に紛れそうな小さな呟きで。

何処までも真っすぐな金物屋の息子は誰に対しても公平だ

その様を、幼子の中には怖がる素振りを見せる者もいるけれど、きっと彼の性根はとても――― ]


ああ、ワシに分かることならな

[ 朧に問いかけられ同意を示すかのように隣に腰かけた

同じ位置に腰かけていても、頭の位置は幾分と低い
スラっと伸びた真っすぐな背筋。

高い視線からなら、翁に見えないものも見通せる

…そんな気がして ]


今、起きておることか

[ 神様が何かを伝えたがっているんじゃないのか

…そう答えようと思った矢先
不思議な香りが漂ってくるのを感じた

まるで村を守ろうとするかのような…
頼もしさに、ふふりと笑みを

そうこうしている内に藤の香りは風に紛れ
どこかへ消えてしまった ]


『 忘れられた何か 』…じゃの

[ 山の事は多くを知っているつもりだ

己の知っているものを話すのは造作もない事だが
皆がその存在を知らぬもの、となると話は別だ ]



 …すまんが、そういったものは…

[ 分からない、と。

言いかけて、ハタと口ごもる

目の前に咲く寂し気な紫陽花の花。
それを見ていたら何かを思い出しそうなのだ

かつてそれと似た雰囲気を持つ何かを
何処かで見たような…

思い出そうと額に手をやる
…その指先は透け始めていた ]




     …あの日、ワシは確か………

   


[ ややあってポツリと呟いた

ざらぁりと湿気を含んだ風が吹き抜けてゆき
靄に包まれた記憶の欠片がポカリと水面に姿を現した

それは今より刻まれた皺が少なかった時分に見た風景>>2:*8

その風景を見たのは夢の中だっただろうか?

…分からない。
けれども不思議な光景を思い出したことで
身体は一気に透き通っていった ]


 …ついに、ワシの番か。

[ 朧の叫びと対照的に
本人にはさして驚いた様子も無かった

ただ一つだけ思い残したことがあるのは――…。

ニコリと朧に笑いかけた **]

朧や、村の皆を…芙蓉を。
守ってやってくれんか


【人】 双子 夕顔

[泣く子をあやすはお手の物。
とは言えこの妹が、己に対しこんなにも無防備を晒すことも珍しく。>>3:64
その切れ切れの言の葉が、せめて共に、だなんて、健気にもほどがあるではないか。

可愛い可愛い妹だ。
つい、声をかけることも忘れて、撫でてやるなど繰り返し。
そうこうする内、ようやく気づいたらしい子に、ついつい、笑みを見せた。>>3:74]

 なんや、
 嬉しいこと言うてくれるなぁ。
 んでも、おねぇちゃんここにおるよ。
 あさちゃんひとり、
 置いてくわけないやないの。

[ずぅっとずっと、いっしょやよ?
って、根拠のなさそうな約束であやす。]

(13) 2019/07/11(Thu) 19時頃

双子 夕顔は、メモを貼った。

2019/07/11(Thu) 19時頃



―――行きは よいよい ――……


[ 何処からだろう

遠くからうっすら響くわらべうた

さぁて その続きは何だった? ]



 

    帰るみちなどありゃせんよ



  


[  ――……、

どれだけの時間が経っただろう
何年も経った気もするし、たった一瞬の出来事だったかもしれない

ふ、 っと目を覚ますと
そこは今まで見た事もない場所だった

足元も寄る辺なくて
時分が生きているか死んでいるかさえも定かでない。

そんな場所 ] 



  …誰か、おるかい?


[ そっと虚空に呼び掛けてみた

少なくとも現世に生きる者たちには
この声は届かないだろう

そんな確信だけはあった**]


双子 夕顔は、メモを貼った。

2019/07/12(Fri) 21時半頃


【人】 双子 夕顔

[妹の疑問>>22>>50は、ごくごく当たり前のものだったろう。
けれど、少女は表情一つ変えることなく。
否。
ふわりと、微笑った。>>52]

 あさちゃんはやっぱり、賢いなぁ。
 あかちゃんはねぇ。

 みわさんが、ちゃぁんと。
 迎えに来よったよ。

 だから、私。
 みわさんに、ちゃんと抱えとき、って
 ちょっとお説教してもうた。

[何でもないことのように。
これまた当たり前のように、答える。
けれど、ちょっと考える間もなく、違和感に気づくことだろう。
隣同士。
行き来した者同士、出会わぬわけがない。]

(55) 2019/07/12(Fri) 21時半頃

【人】 双子 夕顔

[そして、“おねぇちゃん”は、言う。]

 怖いこと、あらへんよ。
 なぁんも、怖いこと、あらへん。
 だってな、みんな。

(56) 2019/07/12(Fri) 21時半頃

【人】 双子 夕顔




    そこに、おるよ?


 

(57) 2019/07/12(Fri) 21時半頃

【人】 双子 夕顔

[ざぁ、と生ぬるい風が吹く。

わらべ歌が、木霊する。

  あのこがほしい…
     あの子じゃわからん…
   この子が欲しい…
      この子じゃわからん………]

 なんや、みんな、さびしがりやなぁ。

[ふふ、と笑う少女の表情は、妙に大人びていて、きっと。

生まれてからの時をずっと共に過ごしたからこそ、感じうる違和感が、そこに張り付けられていた。**]

(58) 2019/07/12(Fri) 21時半頃

【人】 双子 夕顔

[────その巨木は、その岩は。
 ずいぶん昔に、見捨てられたままだった。

 かつて、人々は、その巨木へと通った。
  そこには、願い叶えてくださる神様が座すと信じて。

 かつて、人々は、その巨木を捨てた。
  己らが神と信じていた存在は、
 実は神でもなんでもなかったのだと、結論づけて。

  その後、多くの村民が、
    飢饉に見舞われ命を落とした────]

(76) 2019/07/12(Fri) 22時半頃

双子 夕顔は、メモを貼った。

2019/07/13(Sat) 00時頃


【人】 双子 夕顔

[長い、ながい、間のあと。>>78]

 あさちゃんは……

   “消さん”…よ…?

[それは、決定的なひとこと。
消さん、と再度繰り返しながら、華奢な体躯を抱き寄せる。
抱きしめる。

そもそも、“わたし”は人を消しているのではなく。
ただ、呪が連鎖するに任せているだけ。
多少、そこに意思を混ぜ込めるだけ。

はじめ、幼子が”帰りたい”と泣いた。
だから、わたしはその願いに寄せて、願った。
“この子が帰れますように”と。

結果として、呪が生じて…それが、さらに呪を呼んで。]

(107) 2019/07/13(Sat) 01時頃

【人】 双子 夕顔

[良いではないか。
良いではないか!

誰かと共におりたいという願いは、いつだって。
切実で、だからこそ尊くて。

良いではないか。
それが叶うよう、願ったって。]

(108) 2019/07/13(Sat) 01時頃

【人】 双子 夕顔

[良いではないか。
私自身が、願ったって。

大切な妹と、共にありたいと。
願ったって。]

(109) 2019/07/13(Sat) 01時頃

【人】 双子 夕顔

[それなのに、それなのに。

どうしてか私は。

あさちゃんに、あさちゃんのままで、いてほしくて。

狂おしいほどに、矛盾した思いを、抱えあぐね、

抱きしめる腕に力籠め。]

(110) 2019/07/13(Sat) 01時頃

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