42 廃棄人形ーeverlasting love marionetteー
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サイラスは、ニヨニヨ
mythomania 2011/01/18(Tue) 01時半頃
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―その後―
[夕顔に遅れること更に数ヶ月。 まだ完全なる自由の身とは行かないが、それでも一応の区切りはついた。
久しぶりに歩く町並みは一見あの頃と変わらないようでいて、少しずつ変化している。 広場の周りには知らない店も増えているし、街路樹も衣替えを済ませていて]
なんか、すげー遠くまできた気分。
[そう呟くと、自分が言ったことなのに少しむず痒くなってきて。 誰にともなくごまかすように笑った。]
(18) mythomania 2011/01/18(Tue) 23時頃
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[最初に向かう場所は、ずっと前から決まっていた。 けれどいざ会おうという段になると、やはり少々不安ではある。 彼女を酷い目に合わせたのは他でもない自分なのだから]
……会ってくれっかな。
[施設を出てすぐ悩んで。 道すがら悩んで。 広場でも悩んで。
ようやく病院にたどり着いても、やはりロビーで少し考え込んでいた]
(19) mythomania 2011/01/18(Tue) 23時頃
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[頭を抱えてうんうん唸っていると、なんか周りの目が気になってきた。前科者の性だろうか。
けれどそんな心配をよそに、人々の注目は全く違う場所へ流れていた。 それにつられるように大きな話し声のする方を見れば、そこには懐かしい顔]
……ソフィア。
[思わず、ぽかんとした顔でその名を呟いた。 それからぷ、と吹き出して。小さな背中に近づき後ろから声をかける]
おーおー、相変わらず元気そーじゃん。
(22) mythomania 2011/01/18(Tue) 23時半頃
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あーはいはいはい。とりあえず落ち着こうか。 すいませんいま黙らせますんで。
[かなり驚いた様子のソフィアを尻目に、余裕の表情でそう告げる。
全く、相変わらずだ。おかげで緊張感がどこかへ飛んでってしまった]
よ、久しぶりだな。 あれからちょっとは成長してんのかなーって思ってたんだが。 まだまだ立派なレディにはなれてないみたいだな?
[意地の悪い笑みを浮かべてそう告げる。 久しぶりの軽口だが、絶好調だった]
(25) mythomania 2011/01/19(Wed) 00時頃
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まーねん。俺ってば優等生でしたからー
[けらけら笑って、ソフィアの表情がころころ変わるのを眺める。 ああ、帰ってきたんだなと――しみじみ思った]
…ケイト、良くなったのか?
[容態についての情報はあまり聞けていなかったものだから、ソフィアの言葉に目を細める。
ちらり。 あの裏路地で、最後に目にした彼女の姿がよぎった。 自分が来ていると知ったら、彼女はどう思うだろう?]
俺も、会えんのかな。
(30) mythomania 2011/01/19(Wed) 00時頃
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ずるいっつわれてもなあ。 俺は俺でまじめにおつとめしてたんだぜ?
[ぶー、と拗ねたような表情。 しかし、それもすぐにソフィアにつられたように笑顔になる]
…ただいま。 って、馬鹿とはなんだ馬鹿とはよう。 ちょっとぐらい不安にもなるのも分かれよー!
[あれからずっと、この日のことを思って過ごしていたのだ。 彼女が自分をどう思うか。彼女の体にはどれほどの負担がかかったことか。
それでも、ソフィアに促されれば、なんとか頷いた]
…ああ、分かった。
(34) mythomania 2011/01/19(Wed) 00時半頃
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わ、わかってるっての。 果たしたっつーか、まあ仮出所だけどさ……。
[複雑な顔をして、珍しくぐちぐちと不安を零す。 けれどソフィアの弁を聞いているうちにはなんとか腹を括ったのか、 時折緊張したため息をつきながらも落ち着いた表情を見せるようになった]
ちょ、待てって、深呼吸ぐらいさせろよ!!
[それでもいざ扉の前となると緊張してしまうのはご愛嬌。 頬に赤みがさしているのを見られないようそっぽを向いて、一つ深呼吸。
ぐっと真面目な顔になって、病室の扉を開いた]
(39) mythomania 2011/01/19(Wed) 01時頃
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[扉の中に居た彼女は、まだ点滴を打たれていて本調子には程遠いだろうけれど。 確かに、そこに居る。 確かに生きて――己の目の前に居る。]
……っう…。
[急に視界が歪んだ。 駄目だ。まだ、泣けない。 手の甲でこみ上げた涙を拭いて、真っ直ぐにケイトに向き直った]
俺は――身勝手な理由で、君を傷つけた。 だけどずっと、ずっと…そのことを、謝りたかったんだ。
[かすれた声が、己とソフィアを呼ぶ。 それだけで胸が一杯になりそうだった]
ごめん。ケイト……ごめ、っ……
[一度は耐えた涙。けれどやはり、最後まではもたなかった。 それでも真っ直ぐ、ひたすら真っ直ぐにケイトを見つめた]
(42) mythomania 2011/01/19(Wed) 01時頃
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[ケイトの微かな笑顔がまぶしい。
今ならはっきり分かる。自信を持って言える。 その笑顔はずっと、本当にずっと、己が求めていたもの。]
苦しかった。ケイトと居るのが苦しくて――あんなことを、して。 でも、そうしたらもっと苦しくなった。自分がそうしたのに、君が居ないのが苦しかった。
[ソフィアの呟きが聞こえる。 彼女にも辛い思いをさせてしまった。今も、自分がしているのは残酷なことだ。
それでも、これだけは]
ケイトが、生きていてくれて、よかった。
[涙に濡れた、軽薄でない笑顔。 心の底からの思いを言葉にして、笑った]
(47) mythomania 2011/01/19(Wed) 01時半頃
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[なんかソフィアが好き勝手言ってるのが聞こえた>>49 せっせと涙を拭いて、不満げな顔を作って]
サイラスなんかって、お前……。 よく本人を前にそんなこと言えんなあ。 お前のそーゆートコはある意味すげーわ。
[一気に言って、それからふっと笑う。 この遠慮のなさにも、また久しぶりの「日常」を感じて。 不謹慎ながら少し嬉しくなった]
(52) mythomania 2011/01/19(Wed) 01時半頃
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[壊れるだけ。そう言うケイトをじっと見つめて、それから何か考えるように目を閉じた]
俺も前はそう思ってた。そう思いこもうとしてた。 だけど、今は違うって思う。 人工生命だって人間と変わらない。そこに命は、ある。
[それはかつて、ソフィアが気づかせてくれたこと。 それから、もう一つ]
もしもケイトが許してくれるなら…俺はただ、君のそばに居たい。 もう一度、俺に――
[すっ、と彼女の側に近づいて…少し恥ずかしそうにしながら、ケイトの耳元で囁いた]
(56) mythomania 2011/01/19(Wed) 02時頃
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ちょ、待てって、深呼吸ぐらいさせろよ!!
[ソフィアに早く扉を開けろと促されて、わーわー騒ぐ。 頬に赤みがさしているのを見られないようそっぽを向いて、一つ深呼吸。
――大丈夫だ。 今度こそちゃんと、彼女と向き合おう。
ぐっと真面目な顔になって、病室の扉を開いた。]
(79) mythomania 2011/01/19(Wed) 23時頃
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[扉の中に居た彼女は、まだ点滴を打たれていて本調子には程遠いだろうけれど。 確かに、そこに居る。 確かに生きて――己の目の前に居る。
けれど、何か。何かに違和感を感じた。 夢にまで見た彼女との再会なのに、この胸騒ぎはなんなのだろう]
―――ケイト。俺は……
[ぞわ、ぞわ、ぞわ。嫌な緊張感に背中がこわばる。 言いたかった言葉が出てこない。 緊張ではなくて。感動でもなくて。嫌な予感に邪魔されて、言葉が出てこない。]
(80) mythomania 2011/01/19(Wed) 23時頃
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っ―――!!
[視界が揺れる。立っているのが辛い。 それでも何とか足を踏ん張って、必死に体を支えた。
考えていなかったわけではないのだ。もしも、自分がしたことによって彼女に後遺症が残っていたら。 それでも変わらず彼女の側に居たいと、そう思っていた。
けれどまさか―――記憶を失っているなんて]
俺……俺は、君の。
[君の……何だ? ―――友達?
殺そうとした。酷く苦しめた。記憶まで奪った。 それでもまだ、友達だなんて。ましてや――ずっと好きだった、なんて。 そんなことを言って、信じてもらえるのか?
決意が、揺らぐ。]
(83) mythomania 2011/01/19(Wed) 23時半頃
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[彼女が謝罪の言葉を繰り返す。 聞きたくない。そんなこと、聞きたくない。
この数ヶ月、何度も自責の念にかられ苦しい思いをした。 けれどその度にケイトのことを、ソフィアの言葉を思い出して、 これからは真っ直ぐに生きようと…彼女の側で生きようと、思っていた。
しかし今また自責の念が、後悔が襲ってくる。 自分があんなことをしたから、彼女は―――己が恋した彼女は、もう]
…俺、は。 サイラス。サイラス・ウォルポール。 …もう、聞いてるかもしれないけど。
[心臓を誰かに握りつぶされているような痛み。 それでもせめて、これは。これだけは、言わなくてはいけないと思った]
記憶をなくす前の君を襲ったのは……俺だ。 今日仮出所して、真っ直ぐにここに来た。
(87) mythomania 2011/01/19(Wed) 23時半頃
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[彼女はどんな反応をするだろう。 怖くて、怖くて仕方が無い。それでも、言わなくては]
君に、謝らせてほしくて。そのために今日、俺はここに―――
[ずっと大事に持っていたケイトへの思い。 それが大粒の雫になって、両の眼から零れて―――落ちて、いく]
(88) mythomania 2011/01/20(Thu) 00時頃
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[ソフィアの小さな体が、己とケイトの間に割って入ってくる。 彼女だって辛いだろうに、こんなに言葉を尽くしてケイトに語りかけて。 けれど今はその優しささえも、痛い]
そうだな、分からないだろうな。 だって俺は…
[ケイトの怯えた声が、何故と己に問う。 かつて彼女と、「人形が襲われる理由」について話した日を思い出した]
身勝手で 一方的で 理不尽な…そんな理由で、君を襲った。
[彼女を殺そうとした日に語った言葉。 何度となく自分の中で渦巻いていた言葉。]
だけど本当は、本当はずっと、君のことが―――!!
(93) mythomania 2011/01/20(Thu) 00時頃
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[続く言葉を、ぐっと飲み込んだ。
命令。義務。 その言葉に今の彼女との距離を思い知らされたような気がして。]
君が望むなら、俺はもう君には近づかないと誓う。 ……こうやって一目会えただけでも、きっと奇跡に近いことなんだろう。 だけどもしも、もしも君が、ケイトが許してくれるなら…
一度だけでいい、俺に―――償いの、機会を。
[それもまた、贅沢な望みなのかも知れない。 けれど言わずには、求めずには居られなかった]
(95) mythomania 2011/01/20(Thu) 00時半頃
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っ、あ……ああ………。
[もうこの想いは届かないのだろうとは、思っていた。 彼女が記憶を失ったと知った時点で、認めたくなくても頭のどこかで理解していた。
けれど、今の彼女の言葉は。 己の想いを、ケイトへの恋心そのものを、握りつぶすような]
ちが、ちがう……俺は、俺はぁっ………!!
[頭を抱えて、その場に蹲る。 涙が止まらないのに瞬きもできない。 胸が苦しい。息ができない。苦しい、苦しい、苦しい…
―――いっそのこと、このまま息を止めてしまえたら―――]
(97) mythomania 2011/01/20(Thu) 01時頃
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[病室の床にぼたぼたと液体が落ちていくのが見える。 その光景に、はっと我に返った。
今、己は何を考えていた? それは、その願いは。ただ自分だけが楽になろうとしているだけではないのか。]
っう………。
[涙を拭う。一度では足りない。 もう一度拭って、何度か瞬きをして。 ケイトがソフィアに、そして自分に語る言葉をどこか呆然としながら聞いていた。]
(102) mythomania 2011/01/20(Thu) 01時半頃
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[けれど、最後に彼女が呟いた言葉が―――ずたずたになった己の心に、静かに響いた。
それは、その言葉は。 もうすっかり消えてしまったと思った、己が恋した「彼女」が遺したもの。]
…ああ。ああ……!
[何度も何度も頷いて、漏れそうになる嗚咽をかみ殺す。 まだ終わってはいない。自分だけ逃げることは、許されない。 今目の前に居る「彼女」の側にあること。それもまた、己の贖罪]
今度はもう、迷わない。 たとえ何があっても俺は、ずっと君の側に―――
(103) mythomania 2011/01/20(Thu) 01時半頃
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