75 サプリカント王国の双子
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サイラスは教え子 シメオンに投票した。
ミッシェルは教え子 シメオンに投票した。
シメオンは会計士 ディーンに投票した。
エリアスは教え子 シメオンに投票した。
ディーンは教え子 シメオンに投票した。
シメオンは村人の手により処刑された。教会の鐘が厳かに鳴り響き、法の執行を宣告した。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
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――庭園>>5:124――
わかりません。 本当に求めた結果は得られていないので。
[けれど頭の悪い自分にはこれしか取る手がなかった。 どうやって王家を崩壊させるべきなのか、そこで辿り着いたのが女王の暗殺だった。 はじめは心が凍っていたから、シルヴァーナすら手にかける気でいたけれど。 徐々にこの王女の顔が曇るのが怖くなって、ためらった。 もしも殺せていたらなにか変わっただろうか。もう、遅い。]
――ええ。お望みなら、ミッシェル様ご自身で突き出してくれても構わない。 覚悟のうえです。私の罪はきっとこの世のなにより重い。
[これだけの人間を殺し、これだけの人間を傷つけ、欺いて。 それでもこの目の前の少女を救いたかった。救え、なかった。]
(0) mmsk 2012/01/18(Wed) 11時半頃
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何を、泣いているんですか。 ちゃんと、無事ですよ。ほら。怪我なんて、貴女に手当てしてもらったばかりじゃないですか。
いけません。こんな下賤の犯罪者に流す涙なんて、貴女は持っていちゃいけない――
[雨が降っていた。 頬を伝うこのぬるい水は雨だ。 ぬかるみに座り込む、そこに手を伸ばすことはできない。
ざわめきがいっそう強まった。 いたぞ、と聞こえる。もうすぐだ。]
(1) mmsk 2012/01/18(Wed) 11時半頃
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―庭園―
ないてなんか、いません。 雨がふっている、だけです!
[罪に手を染めてなお、彼は王女を、自分を気遣うのか。 罪が重いと自覚している、それでも殺人を、罪を重ねてまで求めたのは何か。]
どうして…… どうして…!
[ぐるぐると回る。わからない。 逃げようとする様子もない。 ふらり、立ち上がる。
わからないから、だから駆け寄って]
(2) kokoara 2012/01/18(Wed) 13時半頃
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シメオン、
[腕を、掴んだ。 ぐいと、引き寄せようとして]
(3) kokoara 2012/01/18(Wed) 13時半頃
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―病院―
[処置を終えれば、物々しい機械つけられて 白いベッドへ横たわる。
息浅く、いつもは生成りで隠れている顔色は、 今は青白く明かりの元に曝され。 心臓打つ音は未だ弱々しい。]
(4) pijyako 2012/01/18(Wed) 16時半頃
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『一命は取り留めました。 けれど、声はもう。 酷く潰された手も、今までのように動くかどうかは、……。』
[医者の言葉、最初に聞くのは己か、それとも。]
(5) pijyako 2012/01/18(Wed) 16時半頃
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ラルフは、ごめんなさいしてたらお客に呼ばれた**
Cadenza 2012/01/18(Wed) 18時半頃
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―自室―
……ええ、……。
[エリアスの言葉>>5:126に肯定するように頷く。 雨降る窓の外からも声がちらほらと聞こえ始めていた。
――いたぞ、捕まえろ!
そんな声が、聞こえたような気がした]
…………一緒に、ミッシェルを迎えに行きませんか。 きっと、あの子もそこにいるような気がするのです。
(6) siro 2012/01/18(Wed) 22時半頃
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飾り職 ミッシェルは、メモを貼った。
kokoara 2012/01/18(Wed) 23時頃
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―シルヴァーナ王女の部屋―
雨が涙なのだとしたら。 泣いているのは、誰なのでしょうか。
[雨風の音に重なる警察と使用人達の叫び声。 その中に、はっきりと混ざるのは妹王女の付き人の名]
薄情だと思われるかもしれませんが。
兄さまを殺されそうになっても、尚。 僕は、シメオンさんを恨む気持ちはないのです。
…だって、あの人の気持ちは。痛い程によくわかる。
[緩やかに振りかえる。さらと流れるのは、生成りと銀色の蝶]
(7) nekosuke 2012/01/18(Wed) 23時頃
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参りましょうか、"レディ"
[薄く微笑み、差し出す右手。 シルヴァーナと共に静かに廊下を渡り、 やがては終焉の場所へ辿り着く]
(8) nekosuke 2012/01/18(Wed) 23時頃
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―庭園―
[黒い傘、銀色のレースが揺れていた。 シルヴァーナが濡れぬように、そっと差しかけて。
歩を進める程に、ざわめきは大きくなる。 暗がりに揺れる人影を三つ認めれば、 自分は立ち止まりその様子を見守る様に]
(9) nekosuke 2012/01/18(Wed) 23時頃
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……私もです。 彼がこれまで如何にミッシェルに誠心誠意尽くしてきたか、 私はずっと、二人を見てきましたから。
[だからこそ、理由を知りたい。彼が凶行に至ったその理由を]
ええ、参りましょう。
[廊下に立っていた使用人は、自分たちが二人で出てくるのを見ると何かを察したように一歩引いて深く頭を下げ、見送ってくれた。
やがて庭園へと出れば、差し出される傘]
それでは貴方が濡れてしまいますよ。 ――もう少し、此方へ。
[距離を詰めれば、二人でも雨は凌げるだろうと。 人影は三つ。そのうちの一人が妹で、濡れているのを見れば。 普段ならば迷わず迎えに行っただろう。だけど今は、エリアスの横で彼女達を見守る。
――何人かの男たちが、シメオンを取り囲もうとしているのが見えた]
(10) siro 2012/01/18(Wed) 23時半頃
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― ある青年の話 ―
[語られるのは、一人の青年の、話。
青年には父と母がおらず。 唯一の肉親は年の離れた姉だけであった。 しかしその姉も青年が12の時にこの世を去った。
姉が居れば暖かかった毎日も、ひとりぼっちになったその日からは地獄のようだった。 生きる為に汚い事もしたし、時には悪い事もした。
「生きていればきっといい事があるから。」
姉の言葉だけを胸に、必死に毎日を生きた。 けれどある日ふと、疑問が沸いた。
自分はなんの為に生きているのか、と。]
(11) sunao 2012/01/19(Thu) 02時頃
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[生きていれば良い事がある。 良い事、とは何を以って良い事と言うのだろうか。 愛?富?名声?それとも?
どんなに願っても一番欲しいものは二度と手に入らないのに。
何をこんなに必死に生きていたのだろう。 何の為にこんなに苦しい思いをして生きていたのだろう。 急に全てが馬鹿馬鹿しくなって。 全てが虚しくなった。
一度崩れてしまった足元は簡単には戻らなくて。 招かれるように、空を飛んだ。
僕が死んでも、誰も泣かないだろう。
それが14の時だった。]
(12) sunao 2012/01/19(Thu) 02時頃
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[再び目を開いたのは、ベッドの上だった。 病院、と言う訳ではなく、見た事も無い家の中。
次に目に映ったのは、髭がもじゃもじゃの老人だった。
「生きてるか?」
老人はそう、尋ねた。 川辺で拾ってから、3日も眠っていたのだと老人は言った。]
(13) sunao 2012/01/19(Thu) 02時頃
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[それから会話も無く、沈黙だけが続いて。 暫くすると老人は食事を運んできた。
食事と言っても、運ばれてきたのは質素な器に盛られたかぼちゃのスープ。
はじめは手をつける気になれなかったが、腹の虫に負けてスプーンを取った。 ひとくち、スープを口へと運ぶ。 暖かいスープは、あまくて、やさしくて。 自然とスプーンは次のスープを掬う。
ふたくちめは、染み渡るよう。
みくちめは、美味しいと。 そう、感じた。
堰を切ったように、涙が溢れて。 駆け込むように、スープを平らげた。
老人は何も言わなかった。]
(14) sunao 2012/01/19(Thu) 02時頃
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[一週間程もすれば体力はほぼ戻っていた。 老人は何も聞かず、世話をしてくれた。 何故赤の他人にそこまでするのかと尋ねると、拾ったものの面倒を見るのは当然だと返ってきた。
更に一週間経った頃。 此処を出て行くと言えば鋤を渡され、食った分だけ働くのは当然だと返ってきた。
何故か世話になり始めて半月後。 「そちらの方はどなた?」と近所の人に問われると、老人は「せがれです」と当然のように答えた。 お互いに深くは干渉せず、そんな設定を決めた覚えはなかった。]
(15) sunao 2012/01/19(Thu) 02時頃
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[もっと経って一年後。 得体の知れない奴を一年も養うなんてどうかしていると言うと、同じ事を二度言わすつもりかと返ってきた。 何の事かよくわからなかった。
三年後。 庭の菜園の世話と、老人の仕事の手伝いで少しだけ土いじりに慣れた。 その年の差に首を傾げていた人もいたが、この頃にはもうすっかりファトマさんちの息子が定着していた。 形だけのものだと、誰も気付いていなかった。
それから数日が経ったある日。
老人が、倒れた。]
(16) sunao 2012/01/19(Thu) 02時頃
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[倒れてからはあっという間だった。 身寄りの無かった老人。 青年は恩返しのつもりで、息子として葬儀を執り行った。
静まり返った家の中。 また、ひとりぼっちになった。
思い返せば奇妙な話。 川で拾った子供を何も聞かずに養って。 結局最後まで何も聞かないまま、自分の事も何も語らないまま、老人は逝ってしまった。
一緒に暮らした四年間。 あまりにもあっけない日々。
青年は涙も出なかった。]
(17) sunao 2012/01/19(Thu) 02時頃
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[せめて最後に綺麗にしていこう。 家を出て行く前に、青年は大掃除を始めた。
まずは自分が使っていた部屋を。 生活していた空間を。 そして雑然とした老人の部屋をこつこつと片付けていく。
散らばった本の大方が植物に関するもの。 特に花の交配に関する書物が多かった。
壁で埃を被った額縁には、大層な賞状が飾ってあった。 日に焼けて傷んでいるところを見ると、それなりに古いものだった。 埃を払って書いてある文字を読み、青年は目を丸くした。
そこには、宮廷庭師 ウォーレン=ファトマ と書いてあった。
覚えのあるその名は、亡くなった老人の名だった。]
(18) sunao 2012/01/19(Thu) 02時頃
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[もっとよく読もうと額縁を外すと、かさりと何かが床に落ちた。 落ちたのは、埃が被った額縁とは魔逆の、真新しい封筒。
「息子へ」
宛名は、それだけ。 開けて良いものなのか少し躊躇った後、青年は封を開けた。
中には手紙が三枚と、書類が数枚。]
(19) sunao 2012/01/19(Thu) 02時頃
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[一枚目の手紙には、老人の半生が綴られていた。
若い頃に夢を失った事。 奥さんがとても綺麗だった事。 子宝に恵まれなかった事。 奥さんに先立たれた事。 病にかかった事。
生きる意味を、見失った事。]
(20) sunao 2012/01/19(Thu) 02時頃
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[二枚目の手紙は、青年への感謝が綴られていた。
出会えた事へ。 此処へ留まってくれた事へ。 仕事を手伝ってくれた事へ。 老人の戯言に付き合ってくれた事へ。
夢を見せてくれた、事へ。
読み進める青年の手が、震える。]
(21) sunao 2012/01/19(Thu) 02時頃
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[最後の手紙には、書類の事が綴られていた。
出来る事は、これ位しかないと。 せめてもの礼だと。
重荷になるなら、破り捨てて構わない。 元々この手紙を読まれる事がなければうやむやになる話。 無かった事にして、思うように生きて欲しいと。
「我が息子の行く先に、大きな幸あれ。」
手紙はそう、結ばれていた。]
(22) sunao 2012/01/19(Thu) 02時頃
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[ぽたりと、紙に雨が降る。 眺める書類にも、ぽたぽたと雨は降った。
同封されていた書類は、養子縁組の書類と遺産相続の書類。 老人は、残った全てを青年へと。 青年は、バカだと、笑った。
そして、声をあげて 泣いた。
一緒に暮らした四年間は、あっけなくなんかなかった。 形だけなんかでは、決してなかった。
老人にとってその日々が宝物であったように、青年にとってもそれは掛け替えのないものだった。]
(23) sunao 2012/01/19(Thu) 02時頃
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[それから二年後。 青年は苦難の末に、宮廷庭師になった。
義務感でも、哀れみでもなく、自らの意思で。
義父の夢を、継ぐ為に。
語られた青年の名は、ベネディクト=ファトマ。
絶望の果てに、宝物を手に入れた青年の―――お話。**]
(24) sunao 2012/01/19(Thu) 02時頃
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サイラスは、時計を見た。しぶしぶ仕事に戻ることにした(仕事しろ**)
siro 2012/01/19(Thu) 16時頃
ベネットは、(=^ェ^=)
sunao 2012/01/19(Thu) 21時半頃
ブローリンは、ベネットの頭を撫でた。
pijyako 2012/01/19(Thu) 21時半頃
ブローリンは、サイラスの頭を撫でた。
pijyako 2012/01/19(Thu) 22時頃
サイラスは、ブローリンを信頼の目で見た。
siro 2012/01/19(Thu) 22時頃
シメオンは、ミッシェルに聖印を切り、厄払いを祈った。
mmsk 2012/01/19(Thu) 22時頃
ミッシェルは、シメオンを慰めた。教会は明日も鐘を鳴らすだろう。
kokoara 2012/01/19(Thu) 22時半頃
シメオンは、ディーンをひそかに、騎士団に密告した。
mmsk 2012/01/19(Thu) 22時半頃
サイラスは、グロリアを慰めた。
siro 2012/01/19(Thu) 22時半頃
サイラスは、グロリアを慰める振りをした。教会は明日も鐘を鳴らすだろう。
siro 2012/01/19(Thu) 22時半頃
エリアスは、シメオンさんに殺されたかった!
nekosuke 2012/01/19(Thu) 22時半頃
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――庭園――
――今晩は。 お揃いですね。
[集まった黒服の男たちに向かって見せたのは常と変わらない笑顔だった。 もう抵抗する気はない。誰もが知ってしまったなら隠しても無駄だ。 頬に降る雨も止んでいた。庭園には未だ降り続いているせいで、見た目の変化は少ないかもしれないが。 手に小さな花束が握られたままで、一歩、彼らの方に進みでた。 『押さえろ!』、群衆の先頭の叫び声。 最後にくるり、とぬかるみに座る少女を振り返る。]
それでは、さようなら、ミッシェル様。
(25) mmsk 2012/01/19(Thu) 23時頃
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―???―
[そこは、宮廷の庭園にも似た。
花の、花々の咲き誇る。]
[ゆらり
ふわり]
[舞う蝶>>=0は、赤い、あかい花の上。 止まればふわりと姿消して。]
(26) pijyako 2012/01/19(Thu) 23時半頃
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――……。 [手を、伸ばす。
ば、っと。 花の赤さを移したように、両手いっぱい広がる、あか。]
"――……あ、 ……。"
[声は出ない。
手は、指は、ぴくりとも動かない。]
(27) pijyako 2012/01/19(Thu) 23時半頃
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"これでは、もう、――……"
[綺麗に化粧を施す事も、飾る事も、 。
両手を見つめ、花の咲き誇る庭園、立ち尽くす。*]
(28) pijyako 2012/01/19(Thu) 23時半頃
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―庭園―
[黒い傘をくるりと回す。 傍らのシルヴァーナが身を濡らさぬよう、気を付けながら。 オリーブ色が映すのは、儚く哀しい一つの物語の終焉か]
―――…。
[それとも、]
貴方が望んだものは、手に入りましたか?
[零した言葉は、 問いのようでも独り言のようでもあり。雨音に溶ける]
(29) nekosuke 2012/01/19(Thu) 23時半頃
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― ??? ―
[さあさあと、水滴が舞う。 花達は水を得て、嬉しそうに身を揺らした。
綺麗な花が咲き誇る、庭園。
ベネットはブリキの如雨露で、花に水を遣っていた。]
―――…、…わ。
[急に後方から風が吹いて。 花弁が、舞い上がる。
風が吹く事なんてあるはずのない、この場所。
何事かと、振り返る。]
(30) sunao 2012/01/19(Thu) 23時半頃
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…へ、…?
[そこに在ったのは、見た事のある後姿。 いつから、其処に居たのだろうか。
そも、何故あなたが此処に。]
…―――ハンス、さま?
[存在を確かめるように。 ベネットはおそるおそる、彼の名を呼んだ。]
(31) sunao 2012/01/19(Thu) 23時半頃
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[助ける、とは、何からだったのだろう。
彼が手をかけた人々。 女王。庭師。そして、もう一人の世話役。 後者二人が、ばれそうになったから、と殺害したのだとして、女王は。
彼の謂う、助けとは。
混乱の中、ただひとつだけわかったのは]
(32) kokoara 2012/01/20(Fri) 00時頃
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[ざわめきが近づく。 掴もうとした体は、けれど遠くて。 また一歩、遠ざかる。]
シメオン……っ!!
[やり場のない想いをすべて込めて、一度だけ名を呼んだ。 警官だろうか、増えてきた人々の後ろへ、姉の姿があった。 その隣にある男の姿、その意味まで気づくのは、もう少し後で。]
いや、
[世話役として一歩後ろにいてくれた彼が、いなくなる。 王女という立場、殺人者という彼。 雨のせいにしていたしずくが、あつい。
何かを否定するように、首を横に振った。]
(33) kokoara 2012/01/20(Fri) 00時頃
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……ベネ、ット ?
[>>31名を呼ばれ、振り返る。 両の手からはぽたりと血が滴った。
痛みらしい痛みは、今は無く。]
死んだはず、では。
[如雨露を手に持つ姿は、 ここでも「庭師」である彼は、 まるで、死んだものとは思えない。]
……。 私も、死んでしまったのでしょうか。
[弱々しい口調で、問いかけた。 酷い質問かもしれないなんて、思い至る事もできず。]
(34) pijyako 2012/01/20(Fri) 00時頃
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[振り返った姿も、返る声も。 それはやはり、間違いないもの。>>34
あの時見たままの、姉王女の、世話係。]
……僕の事、覚えていてくれたんですね。
[死んだはず、との言葉にベネットは微笑む。]
不思議ですよね…。 僕も、不思議だと思います。
確かに僕は、死んだはずなのに。 こうして、僕は在り続ける。
(35) sunao 2012/01/20(Fri) 00時半頃
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[生前の記憶ははっきりと、残っている。
『――本当に、運の悪い。』>>4:22
最期に聞いた声も未だ、鮮明にそこにあった。
一瞬の事で、叫ぶ暇もなかった。 痛みを感じなかったのが、唯一の救いだったか。
ぶつりと記憶はそこで途切れて。 気がついた時には、花に囲まれていた。
ちりちりと首が焼けるような感覚はあったけれど。 目が覚めてからも痛みを感じることは、無かった。]
(36) sunao 2012/01/20(Fri) 00時半頃
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[ハンスのもうひとつの問いかけには、瞳を瞬かせて。 ベネットは首を横に振った。]
ハンス様は、まだ死んでいませんよ。
[確かに、言い切る。]
…その、赤い血が。 何よりの証拠です。
[示すのは滴り落ちる赤。 ベネットはことりと地面に如雨露を置いた。 そして腰袋から剪定鋏を取り出す。]
(37) sunao 2012/01/20(Fri) 00時半頃
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どうかその名を呼ばないで。 国家反逆者ですよ。
[いつの日からだろう、もう今ではしなくなった仕草。 お互い庶民の出で、時折昔の話をして。そんなとき秘密を共有するように、そっと人差し指で口元に戸を立てるのだ。
遠くに男を従えるシルヴァーナを見て、あの生成地色の血が好みなのだろうか、と、今だから思えるような毒を思想の中に。 けれど、目があうようならやはり笑う。]
――狂ってる。
[雨音にかき消されてしまうほどの小さな小さな声。 笑顔のままで吐き出された怨嗟。この国はやはり理解出来ない。]
(38) mmsk 2012/01/20(Fri) 01時頃
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[取り出した鋏は手に納まるやいなや。 反対の腕をじょきりと、切り裂いた。
舞い散る赤は、雫ではなく、花弁。
溢れるように、ひらひらと舞い落ちる。]
どうやらこの身体、花で出来てるみたいなんです。 ……面白いですよね。
死んだら花になるなんて、思ってもみませんでした。
[花弁を見つめながら、そう告げて。 視線をハンスへ戻せば、今度はベネットが問いかけた。]
それにしても、ハンス様は何故こんな所へ?
[大体の予想がつかない訳ではないけれど。]
(39) sunao 2012/01/20(Fri) 01時頃
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そりゃあ、覚えてますよ。 ……ええ。
[>>35不思議だ、と言うのには緩く首を縦に振り。 次いで、告げられた言葉>>37。 訝しげに眉を寄せた。]
まだ、死んでない、……? ――……おい、 。
[取りだされる剪定鋏。 それが腕に伸びる>>39のを見れば、 とっさに止めようと手を伸ばす。]
……。
[間に合わない、と思った掌。 散る、赤い花弁がひとひら触れた。]
(40) pijyako 2012/01/20(Fri) 01時半頃
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死んだら、花に、……。
庭師が死んで、花になると言うのは。 とても、似合いだと思います。
この庭の花も、とても美しい。 ……何だか、城のあの庭のようですね。
[彼の身体から舞うあかに、 こんな状況だと言うのに暫し見惚れて。]
私は、恥ずかしながらシメオンに襲われてしまいまして。 ……恐らくは彼が、女王も。 ベネット、貴方もですか……?
[恐らくは、予想通りの答えだろうか。 思い出せば、喉元に手をやる。
先ほどまでは声も出せなかった筈が、 普通に会話が出来ているのはこの不思議な空間だからか。]
(41) pijyako 2012/01/20(Fri) 01時半頃
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……。
[死んでいない、なら、戻れるのだろうか。 ぐ、と手に力を込めたつもりだけれど、 指は震えて、未だ動かずに。**]
(42) pijyako 2012/01/20(Fri) 01時半頃
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―庭園―
[エリアスの傘の下、シメオン達とはそれなりに距離がある。 彼の表情もきっと、此処からでは見えないだろうと思っていた。
思っていたのに。 彼と目が逢い、彼が笑ったような気がして>>38]
――――……。
[じっとシメオンを見返す。 小さな声は雨の音にかき消されてしまったが、言いたいことがあるならば聞くと、睨むように、請うように]
(43) siro 2012/01/20(Fri) 01時半頃
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ベネットは、シルヴァーナさまにおやすみなさい。
sunao 2012/01/20(Fri) 02時頃
ベネットは、シメオン様おかえりなさい
sunao 2012/01/20(Fri) 02時頃
シメオンは、ベネットにただいまーと手を振った(atろうや)
mmsk 2012/01/20(Fri) 02時頃
|
――……はは。
[睨み返された。ふいと視線逸らして、から笑い。 いい女王になるだろうか。この国の未来など知らない。 壊したいと思っていたのに、壊れない。
両の腕は駆けつけた黒服に縛られた。 歩け、と蹴りつけられる前に、素直に歩んだ。 雨降る庭園を連れゆかれ、新たな女王となる男の横を通ったろうか。 その時は目を合わせようとしなかった。 己を裁く法は、この"女王"の一存で決まるやもしれない。]
――――狂っている。
[再度つぶやいた言葉は先程よりははっきりと。 黒服の数人がこちらを見た。が、その時はそれ以上何も言わなかった。口汚く罵られても、身体に痛みが走っても。]
(44) mmsk 2012/01/20(Fri) 03時頃
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|
[狂っている。 シメオンが捕まり、自分の横を通り過ぎる時。彼ははっきりとそう言った>>44]
――だから、壊したのですか。
壊しただけですか。 貴方はミッシェルを悲しませてまで、一体何がしたかったのですか。
[シメオンは、本当に心からミッシェルに仕えているように見えた。 だからこそわからない。 人を殺して捕まり、裁かれれば、彼女が悲しむことなど想像に難くないはずなのに。
義妹を"ミッシェル"と呼ぶ"姉"は、己の言動にすら彼の言う"狂い"が顕れていることにまだ気づいていなかった]
(45) siro 2012/01/20(Fri) 07時半頃
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[>>38人差し指の動きは、ミッシェルの口を反射的につぐませた。 その手の近く、首元。
いつもある場所に、>>0:101銀のブローチピンがついていない。]
っ ――――
[もう、ミッシェルの。 自分の使用人ではなくなるのだと、それが一番雄弁に語っていた。 おいしい紅茶をいれる、自分を美しく飾ってくれる手が、腕が、縛られて。
ただ、去っていく彼から目をそらすまいと、まばたきも忘れたように見つめていた。]
(46) kokoara 2012/01/20(Fri) 09時半頃
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シメオンがいなくなったら… わたしは、 ひとりになってしまう…
[如何に可愛がられても、自分が本当はよそ者だという事実は消えはしない。 疎外感を消し、城につないでくれた彼がいなくなってしまえば。
弱々しくつぶやき、ドレスの端を握りしめた。]
(47) kokoara 2012/01/20(Fri) 09時半頃
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そう。 だから壊した。
[救いたかった、などというのは伝えない。 結局何のひとつの救いにもならなかったのだ。]
シルヴァーナ様。 これ、ミッシェル様にお渡し願えますか。 汚らしいと思われるならそれでも結構。 私はこれを持っている資格がないと、それだけですから、捨ておいてくださってもかまいません。
[縛られた手の中、握られた花束。五本ほどの茎が束ねられているだけのそれは花束などと呼ぶにはあまりに貧相だったけれど。 銀のピンで止められたその花々は、受け取られるか、取られないのか。 受け取られないなら、その場のぬかるみにとさりと、落ちるだろう。]
(48) mmsk 2012/01/20(Fri) 15時頃
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[黒服が、身の程をわきまえろと蹴り飛ばす。]
ああ、少しクルック(ペテン師)ごときが喋りすぎたようです。 それでは。
[まっすぐにこちらに向かうミッシェルの視線には気づいていた。 だからこそそれには触れられなかった。 早く自分のことなんて忘れてしまえ。かける情など、なくしてしまえ。]
(49) mmsk 2012/01/20(Fri) 15時頃
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[車に詰められて向かった留置所は夏のくせに冷たかった。 ボディチェックをされて、あのペーパーナイフも、手紙も、抜き取られた。 特に手紙は念入りに調べられた。燃やしてしまえばよかった、と心中舌打ちしたが、もうどうでもよかった。 殺害動機を問われても答えなかった。 答えて死者が返ってくるわけでもなく、答えて己の犯した罪がなくなるわけでもない。]
――……
[ただ、裁きの時を待つ。]
(50) mmsk 2012/01/20(Fri) 15時頃
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―庭園―
[他に理由はないのかと、問い質すように睨む。 だけどきっと彼の本心は彼の口から語られることはないのだろう。 少なくとも今、この場では]
……っ! それは、
[シメオンが手にしていた花束――束と呼ぶにはあまりにも少ないが――それを束ねているのが紋章付きのピンであることに気づけば声を上げた。 これを手放す、いや、ミッシェルへの花束にするということはどういう意味なのか。 花束はぬかるみに落ちる前に拾い上げた。その際にエリアスの傘から離れ、髪が、頬が、雨に濡れる]
……貴方は……、……っ……!
(51) siro 2012/01/20(Fri) 21時頃
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[殺すだけ殺しておいて、その理由をろくに説明しないまま去っていくのが悔しかった。 信頼を裏切り、ミッシェルを悲しませたことが腹立たしかった。
だからこそ――妹の為に花束を作った彼の優しさが、わからなくて]
――自分のしたことが、解っているのですか、貴方はっ!! 貴方が犯した罪の重さだけではありません、 貴方が"これから"私たちに課す苦しみがどれだけ重いものか……!
[女王を殺した彼が助かる道はもう無いだろう。いくら己が次代の女王になるといっても、覆せないものなどいくらでもある。 これから、自分も妹も、叔母も使用人も皆、喪失の悲しみを抱え続けることになる。――きっと、死ぬまで。
十年もの時間を一緒に過ごしてきた人間を忘れることなどできやしないのだ]
…………っ……!!
[――見送る背が、遠くなっていく]
(52) siro 2012/01/20(Fri) 21時頃
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……。…………ミッシェル、
[やがて、男たちがシメオンを連れ去れば。 雨降る庭をゆっくりと彼女の元へと歩き始めた]
……風邪をひいてしまいます。 中に入りましょう……。
[そう言いながら妹に手を伸ばした。 今、本当に彼女に必要であろう言葉が、わからなかった。
伸ばした手と反対の手には、シメオンの花束を握る。 捨てることなど、できやしなかった*]
(53) siro 2012/01/20(Fri) 21時頃
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[降りしきる雨の中、薄く瞼開けば、連行される使用人の背が映る。 雨の音でも掻き消せなかった二人のやりとりが耳の奥、残る。
女王を殺めたのは本当に彼なのだろうか。 引きとめるべきではないのか、彼女の、妹王女の為にも。
そうは思えども、彼を連行する輩を振り払える程力があるわけでもない。 実行に移す勇気だって、ない。
自分の無力さを思い知っている中、届いた弱々しい呟き>>47。 眉に皺寄せ、濡れた庭に目を向ける。]
(54) kirisame1224 2012/01/20(Fri) 21時半頃
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昔、……僕の、好きだった女の子が、教えてくれたんです。
[不意に口を開けば、ぽつり、と、独り言にも似た言葉を落とす。]
一人が嫌なら、一緒にいてくれる誰かを探せばいいって。 探していれば、いつか見つかるから、って。
[『だからこの庭に来たの』 と。
祖母の屋敷の、陽のあたる庭で。 ベンチに腰かけ本を読んでいただけの自分にそう言ってくれた少女。 柔らかな金の髪と瞳が、印象的だった。]
僕も、その時、一人だったんです。 ……でも、僕に、そんな“誰か”を探す勇気なんて、なかった。
(55) kirisame1224 2012/01/20(Fri) 21時半頃
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……だから僕は、いつか彼女が一人になった時、彼女の元に行ってあげようと、思ったんです。 精一杯の、恩返しの心算で。
[駆けつけた使用人が首を傾げているのがわかった。 その使用人の顔を見て、浮かべるのは曖昧な表情。 そうしてまた妹王女の方を見て、言葉を続ける。]
……どう思いますか、“ミッシェル”様。 僕は、今はこんなですけど、いつかきっと彼女の傍に、何らかの形で辿りつけると思うんです。
僕のできる、精一杯の僕なりの方法で。
……どう思いますか、……“あの子”は待ってくれると思いますかね? いつか、こんな事があったね、って、……一緒に、お喋りできますかね?
(56) kirisame1224 2012/01/20(Fri) 21時半頃
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[問いかけて、―――答えは聞かないで。
酷く自分勝手な事を言っているという自信はあった。 けれどそれは、紛れもない本心だから。
姉王女が妹の元へと歩む>>52のを見れば、くるりと二人に背を向けて、廊下へと戻る。 髪から滴り落ちた雫が、靴についた泥が、廊下を汚すけれど、そんな事は気にしていられなかった。]
……あー、ぁ……
[濡れた掌で、濡れた顔を覆う。 使用人の一人が慌てて持ってきたタオル。それを肩にかけられて、小さく礼を告げた。]
……何してるんだろう、なぁ……
[呟きは口の中、言葉にすらならずに飲み込まれる。 冷えた身体、そっと己で抱く様にすれば、また客室へと案内されるか。*]
(57) kirisame1224 2012/01/20(Fri) 21時半頃
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―数日後・とある病室―
[そこでは男は未だ目を覚まさぬまま。 両の手には痛々しく包帯が巻かれて。
浅く繰り返す呼吸だけ、生きてる事を示す。
緩く、握るような形をした掌に、 いつの間にか血にも似た赤い花弁>>39が、ひとひら。*]
(58) pijyako 2012/01/20(Fri) 21時半頃
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[>>55音へ、耳を傾ける。 顔は、連れて行かれる世話役の背中から、背中が消えていった方向から動かせずにいたが。
懐かしいあの頃。 もう二度と訪れぬだろう、暖かな庭。 遊び相手を探して、みつけた金髪の。]
ひとりは ……つまらない、 から…
[一緒に、と手を差し出したんだった。 他の人にはわからないだろう、ぼかした言葉の問いかけ。 答えようとした声は喉へひっかかり、そのうちにディーンは庭を離れてしまった。]
(59) kokoara 2012/01/20(Fri) 21時半頃
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ねえ さま ……
[まばたきもできない、見開いた目。 雫に濡れて、目の周りは赤くなっていた。
>>53視界の端に、姉の手が映る。 腕を伝うように、ゆるゆると視線を持ち上げて]
いって、 しまいました …
[呼ぶなと止められた名が、口の中に溶ける。 手を持ち上げるのも億劫で、手を見上げるだけ。
引っ張り上げられれば、歩き出しはするのだろうが。]
(60) kokoara 2012/01/20(Fri) 22時頃
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……ミッシェル……。
[行ってしまったと、呆然とする様子の妹に伸ばした手は更に伸ばされ、背に回される。 膝をつき、そっとミッシェルを抱きしめた。 言葉にはならなかったが、せめて、慰めようと]
…………ミッシェル、これを、彼が。貴女にと。
[そして、花束を差し出す。 雨に濡れた銀が、建物から漏れる明かりを反射して鈍く光っていた]
――こういうものは、自分で渡さないと何の意味もないのにね。 私に、女心がわからない男だと思われてどうするのかしら。本当。
(61) siro 2012/01/20(Fri) 22時頃
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―数日後・病院―
[看護師たちの間で、とある病室のことが噂になっていた。 なんでも入院しているのは王女付きの使用人の方らしい、とか。 女王が殺された時に巻き込まれたらしい、とか。 時々見舞いに来る"男性"が、王女にどことなく似ている、とか。
――そんな噂が]
――……。そろそろこの変装も限界がありますか。
[病室に入り扉を閉めたのは、蒼の瞳の"男"。 庶民と同じような服を着て、帽子を被り、素顔で歩いていればただの男だ。
――未だ眠ったままの彼に飾りつけてもらわなければ、自分は王女にはなれない。
……今日も、僅かに許されたお忍びでの外出の時間。彼の寝顔を見ながら過ごす心算だった]
(62) siro 2012/01/20(Fri) 22時頃
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―後日:自室―
[手紙を書き終え、ペンを置いた。 体を気遣う文面(彼の体が強くないことなど知っている)から始まり、 また、お茶を飲みに来ませんか。 ゆっくりお話をして、あの日のお礼を言わせてください。 そんな内容だった。
話の内容は、わざわざ書くほどのことでもあるまい。 王家の封蝋をするから、中を覗かれることはないだろうが、万一他人に見られても困ることのない、無難な内容。 姉の婚約者候補相手に出すものとしては少し、かもしれないが、姉は既にお相手を決められた様子。 さほど問題はないだろう。
そもそも、あんな彼が、姉の婚約者の座を狙うとも思えず。 ガチガチに緊張していた様子を思い出し、弱いながらも微笑んだ。*]
(63) kokoara 2012/01/20(Fri) 22時頃
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―庭―
[>>61体に回された腕は、太く、暖かく感じた。 この城へきたときから、思春期も訪れていたから、これほど近づいたことはあったかどうか。 違うけれど、"姉"なのだと、じわりと伝わる体温が伝えた。]
……… は、な……?
[濡れた花束を受け取り、見開いたままの目で見つめる。 花の数も、種類も、その大きさは日頃もらう(らしい)ものに比べたら随分と見劣りするけれど。]
わたし、 そう…… おはなを 期待、していると……
[今日だ。今朝の、話。 庭に咲いた花が、楽しみだと。
小さな花束に、彼の思いが詰まっている気がして。 ピンの銀を発見してしまえば、もうだめだった。]
(64) kokoara 2012/01/20(Fri) 22時半頃
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ふ、 ぅ……う ………っ
[号泣してしまうことは、できなかった。 声を殺す泣き方を、この10年で覚えてしまった。
ただ、一人で泣いていた夜にシメオンへそうしたように、 姉の体にしがみつくように、顔を隠すようにして、肩を震わせた。
雨が、涙が。 すべてを洗い流してくれることを願いながら、泣き疲れてしまえば、意識を失い、体から力が抜けた。*]
(65) kokoara 2012/01/20(Fri) 22時半頃
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―事件後―
[シメオンが拘留されて、幾日経った後だろう。 レベッカは、会談の区切りつけ、 サプリカントの地を踏んだ。
シンプルで動きやすい、それでいて鋭さを思わせる。 女王の華やかであるのとは、対称的な服を身に纏い。
姉の……"グロリア"の元へは、未だ向かわず。 先ずは些事片づけた後、向かったのはミッシェルの元。]
『ミッシェル。今度の事は、お疲れ様でした。 大変だったでしょう。
……けれど。大変なのは、これからです。
"ミッシェル=サプリカント"。 貴女は、シメオンを。 どうするのが適切だと思いますか。』
(66) pijyako 2012/01/20(Fri) 22時半頃
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[姉を亡くした悲しみもあろうけれど。 問う顔は、「宰相」のもの。 ミッシェルの悲しみに気付いても、その顔を崩す事なく。]
[返事は、どうあったのか。 けれどきっと、シメオンの身柄は、 "ミッシェル=サプリカント"の望むように、――。]
(67) pijyako 2012/01/20(Fri) 22時半頃
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―病院―
[>>62流れている噂など、寝ている男には届かない。 それは、数度シルヴァーナが訪れた時だったか。
ぴくり、と。瞼が動く。]
――……。
[薄く、開いた。 目に飛び込んだ、"男のような"王女の格好。]
"なんで、そんなかっこうを"
[時折男装する事はあったけれど。 まず真っ先に飛び込んだのがその姿で。 浮かんだ疑問をそのまま口にしようとした。 けれど、喉がひきつって。身体も軋み、思うようには動かない。 ただ目覚めたばかりの焦点合わないオリーブを、 首を動かし緩く向けられたのみだった。]
(68) pijyako 2012/01/20(Fri) 22時半頃
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[王宮に居た庭園に、 死んだはずの彼と居た、 その記憶は未だ曖昧で。
――……何か、頼まれたような。 そんな気はするのだけれど思い出せずに。
掌に載った赤い花弁にも、 まだ気付けない。]
(69) pijyako 2012/01/20(Fri) 22時半頃
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― Kjar Du エピローグに代えて ―
[兄が重傷を負ったと聞いて、 母は顔面蒼白になりながら病院へ通っていた。 "姉王女によく似た青年"も、見舞いを欠かさなかったらしい。 …けれど、どんなに誘われても、 遂に弟が病室を訪れることは無かった。
王室行事は、滞りなく行われたのだろう。 自分の手をとってくれるという、 シルヴァーナの言葉が真実ならば、きっと。
シメオン青年は、果たしで如何なる未来を見たのか。 其処へ重ねられた想い、知る由もなく]
(70) nekosuke 2012/01/20(Fri) 23時頃
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["王"は、全ての儀式をこなしてから僅か数日後。
その行方をくらまし、行き着いた先を知るものは無い]
(71) nekosuke 2012/01/20(Fri) 23時頃
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[けれど、更に刻を重ねること数日。
国を治める女王の元へ、一通の手紙が届いた]
(72) nekosuke 2012/01/20(Fri) 23時頃
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―数日の後―
[レベッカが、戻った。 その知らせは、恐れと安堵を同時にもたらすもの。 20年に渡り執政を行なっていた叔母の存在は、動転するような事態の中では、頼りになるものだった。
だから、訪れた彼女はきっと、厳しくも暖かい、激励の言葉をくれるのだろうと思っていた。]
…… え?
[処分を問われる、などと。 思っても、みなかった。]
わたし、が… きめるの、ですか…?
[思わず問い返す。 肯定か近い返事があれば、真っ白になった頭を動かそうと必死に。]
(73) kokoara 2012/01/20(Fri) 23時頃
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彼の、罪状は… 女王ほか、1名の殺害。 と、……女王世話役の、傷害。 それ以外は、なにか……?
[確認するように、つぶやく。 けれど、それ以上の罪状など必要ないと、わかっている。]
……
[唇を開き、閉じる。喉が渇く。 舌がひきつれるような感覚とともに、]
(74) kokoara 2012/01/20(Fri) 23時頃
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罪状は、十分、過ぎます。
――――― 死刑が、適当かと。
[冷たい声音。
何者かなど考えるな。 相手は、罪人だ。
握りしめた手は、爪が食い込むほどに。]
(75) kokoara 2012/01/20(Fri) 23時頃
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―病院―
今日は、赤い花を買ってきたのですよ。 ……貴方がこの前私に飾ってくれたものには劣るかもしれませんが、 でも、素敵ないろです。
[赤は、色々なことを思い出す色だ。だけど、愛しい。 独り言のように呟く言葉の途中、動く気配がしたような気がして振り返る。
――慌てすぎて、危うく花瓶を倒しかけた]
――ハンス!!
[花瓶を元に戻してから、寝台に手を付きオリーブの瞳を覗き返す]
良かった……目を、覚ましてくれて……。
[ぽたり、ぽたり。 部屋の中だというのに、白いシーツに雨が落ちた]
(76) siro 2012/01/20(Fri) 23時頃
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ラルフは、ひっ、あと30分なのか! うー。
Cadenza 2012/01/20(Fri) 23時半頃
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―あの後―
[疲労が怒りや苛立ちを追い越し、黙り始めてから どのくらい経った頃だったか。 本当の犯人が捕らえられたかわりに解放され、 不機嫌丸出しのまま携帯で連絡を取ったのは、 帰れと言い放った従者だった]
ああ、ボクだ。今どこにいる?
『―…サプリカント城の前におります』
帰れって、言っただろう?
『私は、あなたのお兄様の僕ではありませんから』
…ふん。
[くつり、口元が歪む]
(77) Cadenza 2012/01/20(Fri) 23時半頃
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もう少しで、城を出る。待っていろ。
『―…はい』
[返事を聞き終わる前に通話をきる。 どこまでバカなヤツなんだ。 歪んだままの口元に笑みを浮かべて城の中を歩く。
状況が状況なので、王女姉妹に挨拶は出来たか否か。 出来たなら疲労は隠さぬものの丁重に挨拶をしただろう]
(78) Cadenza 2012/01/20(Fri) 23時半頃
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[城の外。 最後は警察の人間が頭を下げたのを無視し 待っていた従者が近寄るのを待った。
そして、城を振り返って見上げ、一度目を細め―]
本当に、とんでもない厄日でございましたよ。 ボクの人生の中でも、とても思い出深い一日でした。
[くすくすと笑いながら、流暢な外向きの声音で]
帰るぞ。 こんな真夏は、エルメアのビーチの方が数倍いい。
[振り返ったときはもう、抑揚のない声。 そうして、もう一度城を振り返ってから歩き出す。 今度はもう、振り返ることはなかった]
(79) Cadenza 2012/01/20(Fri) 23時半頃
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―そして、数日後―
[エルメアの海を一望する屋敷のテラス。 チョコレートの香りの煙がゆっくりとのぼっていた]
ええ、そうです。 とんでもない、これからもよろしくおねがいしますよ。
[携帯で会話をしながら浮かべる、笑み。
サプリカントから戻ってすぐに失った商機のリカバーに走った結果、 それを取り返してもなお余りある大きな話をつかんで引き寄せた]
まだまだ、こんなものじゃない。
[犯人は妹王女の世話係だったことは、部外者はきっと知りえなかっただろう。 けれど、王室はまだバタバタしているだろうことは想像に容易い。
騒ぎが落ち着いてから、改めて王室御用達の宝飾品の取り扱いを願い出るつもりだった。 うまくいけば、兄を一気に超える大きなチャンスだ]
(80) Cadenza 2012/01/20(Fri) 23時半頃
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厄日がとんだ切欠になってくれたものだ。
[一人ごちてふふふと笑い、 くるりと勢いよくリビングを振り返って]
さあ、派手にやろうじゃないか! 今日は無礼講だ!
[水着姿の若い男女―遊び仲間の集まるリビングから歓声が上がり、 シャンパンの栓が抜ける小気味よい音が響いた**]
(81) Cadenza 2012/01/20(Fri) 23時半頃
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親愛なる シルヴァーナ様
僕はあなたに3つ大きな嘘を吐いていました。
一つ。あなたを想い愛すると誓ったこと。 僕には愛というものが何なのか、最期まで分かりはしなかった。
一つ。共にいることが望みだと伝えたこと。 僕に残された時間で、それは叶えられようもない。
一つ。病苦に侵された僕の余命は、既に幾許もないこと。 人間に与えられた時間は無限とは言えずとも、 敢えて黙して秘していたならば、其れは大きな嘘といえましょう。
(82) nekosuke 2012/01/20(Fri) 23時半頃
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この国にとって、あなたにとって、 王の不在はどれほどの意味を持つのでしょうか。
おそらくは、泡沫の夢、大きな意味など有りはしない。
だから、あなたは何を気に病むこともなく自由に生きれば良い。
僕の死を隠し、唯一人の女王として従者と生きることも。 僕の死を晒し、新たな伴侶を得ることも。 其れを責める者など、誰もいはしないのだから。
御優しい、シルヴァーナ様。 御可哀想な、シルヴァーナ様。 僕のような愚か者に騙されて、あなたを不憫に思います。 願わくば、今後あなたの辿る道に幸せが訪れますように。
それでは機会があれば、また、涅槃で。
(83) nekosuke 2012/01/20(Fri) 23時半頃
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追伸
もしも余裕があったらで、構わないので。
兄さまに、"大嫌いでした"とお伝えください。
エリアス・ブローリン
(84) nekosuke 2012/01/20(Fri) 23時半頃
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―夜闇の海岸―
[新月の夜。月は出ていない。 夜の闇の仲、生成りの髪は星明かりで照らすには細すぎた。 くるりくるり、黒い傘を回すのは癖の様なもの。 髪先で、銀色の蝶が揺れていた。
子供みたいなオリーブ色に映るのは、幼い頃の儚い追想。 兄に着飾られた自分の姿。 嫌がる素振りは見せつつも、確かにそれは"美し"かった。 美しい物が好き。それが壊れる所はもっと好き。 ずっとずっと、壊したかった。 あなたが聞かざる私を壊したかった。 それはもう、叶わぬ願いではあるけれど。
浮かぶ笑みは穏やかに。口ずさむ言葉は唄う様に]
さようなら。
[最後に微か寂しげな色を残して、翅の無い蝶は宙を舞う**]
(85) nekosuke 2012/01/20(Fri) 23時半頃
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[ぽたり、と落ちる雫>>76。 手を伸ばそうとした。 痛々しく巻かれた包帯に、気付く。]
――…… っ
[思い切り、苦しそうに歪んだ顔は、オリーブは。 看護婦らによって前髪上げられていれば、 はっきりと目にする事できただろう。]
[指先の感覚は歪。 ハンマーでぐちゃぐちゃに潰された指は、神経までも切れ切れに。 症状は未だ告げられなかったけれど。 己の指の事。既に、わかっているようで。]
――……。
[言葉を落とそうとして。喉が、引き攣る。]
(86) pijyako 2012/01/20(Fri) 23時半頃
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"もう"
"この目の前の人を、飾る事が、できないのか"
[それは、医者に告げられれば真実であると知れる。
苦しげな顔、取りつくろう事もできずに。 けれどまだ涙流すようなら、包帯巻いた手、 そっと、その髪に触れる様にだけ、撫でて。
必要あれば文字盤でも持ってきて貰って。 けれど目覚めの日には頑なに、思いを割ろうとはせずに。]
(87) pijyako 2012/01/20(Fri) 23時半頃
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[――……数日後。 男の姿は病室から、消える。]
(88) pijyako 2012/01/21(Sat) 00時頃
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サイラスは、ベネットおかえりいいいいいいいい(はぐ
siro 2012/01/21(Sat) 00時頃
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[―告知―
国家反逆者 シメオン・クルック
女王殺害他余罪により
公開処刑、斬首に処す。
日時 ○月×日 △時より 場所 ――――広場 ]
(89) kokoara 2012/01/21(Sat) 00時頃
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― 後日 - 実家 自室 ―
―――、ッ、くしゅ
[響くくしゃみの音。 ず、と鼻を啜れば、寝台の中、再び紙面>>63に視線を落とす。
『お茶を飲みに』――できれば、ペンブルックシアに戻る前に一度挨拶に行きたいものなのだけれど。 生憎と、あの日、騒ぎから解放された後、直ぐに熱が出てしまい、数日をベッドの中で過ごす羽目となってしまった。 未だに微熱の続く中、母が持ってきたのは一通の手紙だった。
幾度も読み返した文面。そっと折り畳み、丁寧に封筒へ。 そうすれば、紅茶とを持ってきた母親が扉を開くか。]
(90) kirisame1224 2012/01/21(Sat) 00時頃
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ベネットは、ただいなーん
sunao 2012/01/21(Sat) 00時頃
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……あ、……ありがとう
[そうして口に含んだ紅茶。 どこか物足りなさを覚えたのは、あの日飲んだ紅茶の味が、未だ残っているせいか。]
母さん、……蜂蜜、持ってきてもらっていい?
[母親にそう頼めば、怪訝そうな顔をしながらも母親は蜂蜜を持ってくるだろうか。
夏の日差しが窓から差し込む。
あの騒ぎの犯人が、若き妹王女に死罪を言い渡された事は未だ知らぬまま。 口にしたキャンブリックティーの味は、城で口にした其れとはやはり、かけ離れていた。*]
(91) kirisame1224 2012/01/21(Sat) 00時頃
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――あれから――
[夏も終わろうかという頃。 遠く、教会の鐘が鳴る。
決められた処刑は覆らない。ミッシェルが決断を下したと、遠く聞いた。 ああ。本当にあの場所から彼女を引きずり下ろすことは出来なかったのだ、と思った。 彼女自身を傷つけ公務を行えないようにしたら、と過ぎったこともゼロではなかった。 けれどそう出来なかったのは、己の胸の燻りが故に。
群衆は政治家とマスコミュニケーション関係者と、カメラマン、それから物見遊山の観客。 ゴシップ記者がノートを抱え、どこかの国の外交官が愚者の愚行を笑いに来ていたかもしれない。
都合がいい。 斬首台の刃が落ちる寸前に、息を、強く深く吸い込む。 最後の悪あがきだった。]
(92) mmsk 2012/01/21(Sat) 00時頃
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―宮廷庭園―
『疲れたでしょう。少し、休んで下さい。』
[かかる声に、どさりと運んできた堆肥を地面に置いた。 指は器用に動かずとも、土や、石を運ぶ事は位はできた。 ――……髪を、姿を変えてはいるけれど。 目の前の庭師には、姿覚えられていただろうか。
宮廷に出入りする業者の元。 結局は舞い戻るように努めたのは、きっと。 どうしても離れがたかったからと、それと。
あの涅槃で見た花弁が、美しかったから。]
――……。
[蝶が舞うのを目で追った。 肩にはいつ男の元戻って来たのか、リリィの姿。 その尻尾、弟に上げた銀の蝶が飾られて。**]
(93) pijyako 2012/01/21(Sat) 00時頃
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狂ってんだよ!
[一斉に視線が向く。 黙れ、と官吏は制したが、しかし止まる気はなかった。]
魔女の呪い、だなんだか知らないが! 双子しか生まれない家系で、一人は女王、一人は政治! それを守ってきたからって、男が生まれても迷わず女王! 妹が死んだら身代わり連れてきてはい王女です! 狂ってんだよ! ただの、何にも知らない、九つの女の子捕まえてきて! 王女になれだ!
[ざわめく観衆の声。 本当だったのか、という声と、罪人の戯言だ、という声と。 混じり合って声はどんどん大きくなる。 喉が潰れて血の味がした。 喉を裂いた他のやつの口の中もこうだったろうか。 目を切れるほどに見開き、食らいつくように叫ぶ。]
(94) mmsk 2012/01/21(Sat) 00時頃
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シルヴァーナ=サプリカントは男だ! ミッシェル=サプリカントは死んだ! それが事実だ、お前らが求めてきた事実だ!
(95) mmsk 2012/01/21(Sat) 00時頃
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[殺してしまえ、と事務的に動く官吏の手で斬首台の刃が落ち て]
(96) mmsk 2012/01/21(Sat) 00時頃
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この国は何年も前から狂ってんだよ! ずっと、ずっと、ずっと! あそこにいる妹王女は、何も知らない、ただの女の
[ ズタ ン ]
(97) mmsk 2012/01/21(Sat) 00時頃
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[ そしてまた時は過ぎた ]
(98) mmsk 2012/01/21(Sat) 00時頃
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[もの言わなくなった金の髪の青年を群集は、そして王宮はどう受け止めただろうか。 新聞、ニュース、ゴシップ記事。所々様々な所で青年の最期の言葉は取り上げられたろう。 事実を突き止めようとする記者たちの執念はすごいものだ。 王宮は炊きつけるようなフラッシュの雨に襲われるかもしれない。 まだ即位就任したばかりの"双子王女"には重い課題となるか。
けれど、所詮人の噂も七十五日で。 彼女らが忙殺されるうちにシメオン=クルックの名などサプリカント中の誰もが忘れていく。 皆、皆、忘れていく。 ただの一事件に成り下がり、人々の意識は死んでしまった罪人などより今日を明日を生きることに移り変わる。]
(99) mmsk 2012/01/21(Sat) 00時頃
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[波音ざわめくサプリカント。 あたたかな人々、素晴らしい気候に、美しい海と山野。 子供たちには笑顔絶えず、穏やかで平和なこの国は観光客も多く。 賑やかに栄える島国は、常の輝きを取り戻していった。
数人の内腑に、深くナイフを突き刺したまま*]
(100) mmsk 2012/01/21(Sat) 00時頃
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―病院―
ハンス、……ハンス……っ、
[涙を流したのなんて、何時ぶりだろう。 嬉しいのに、彼が目覚めてこんなに嬉しいのに、それでも涙は止まらなかった。
それは、つい先日届いたあの手紙のせいだったかもしれない]
――ハンスが、目覚めたら、言わないといけないことが、あって。
[彼が言葉を伝えられないのだと解れば、自分が話す番だと気づいた。 袖で涙を拭いながら、ハンスに髪を撫でられながら、どうにか言葉を搾り出す]
(101) siro 2012/01/21(Sat) 00時頃
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――エリアスから、伝言です。
[彼が眠っている間に、己はエリアスと結婚の儀を終えた。 終えたばかりで、彼は姿を消した。そして届いた一通の手紙。
――読んだ時は、あまりの内容に呆然とした。 ハッピーエンドをと、言ったではないか。 命の終わりがすぐそこまで来ていたのなら、最後の瞬間まで隣にいてほしかった。 お互いに、愛とは何かを知るには、共に過ごした時間は短すぎた]
(102) siro 2012/01/21(Sat) 00時頃
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[そんな身勝手な夫の言葉などそのまま伝えてやるものか。 口を開く。涙はやっぱり、止まらなかった]
……兄さまのことが、大好きでした、と。
[笑ってみせた。王女には似合わない、ひどく、ぐしゃぐしゃな顔で**]
(103) siro 2012/01/21(Sat) 00時頃
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