88 吸血鬼の城 殲滅篇
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
ベネットは病人 エリアスに投票した。
ヘクターは病人 エリアスに投票した。
ヒューは病人 エリアスに投票した。
ジェフは病人 エリアスに投票した。
ドナルドは病人 エリアスに投票した。
エリアスは小悪党 ドナルドに投票した。
ムパムピスは病人 エリアスに投票した。
レオナルドは病人 エリアスに投票した。
エリアスは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ベネット、ヘクター、ヒュー、ジェフ、ドナルド、ムパムピス、レオナルドの7名。
|
− 学生寮 −
もしかして、この城主って──
(0) 2012/05/02(Wed) 00時頃
|
|
――お待ち下さい、公よ。
[朗々と声張り上げ、“不死の王”たる吸血鬼の領主を呼び止めた。]
(1) 2012/05/02(Wed) 00時頃
|
|
そうか。 レオナルドは無事……。 そのなりでは、無事といってどうかわからないが。 [ムパムピスの報告>>3:147にほっとしたように 剣に掛けた手を下ろした]
……?魔女?異端審問?
[そういえば、ムパムピスとエリアスは 何か言い争いをしていた覚えがあるが そのことだったのだろうか、と思い]
(2) 2012/05/02(Wed) 00時頃
|
|
― 大広間 ―
[広間を横切り、焼け焦げたバリケードの前まで来たところで ふと足を止めた。 視線をかるく上に向け、片頬を吊り上げる。]
―――捨て置け。 後始末など、影に任せておけばいい。
……ああ。 そいつが気に入ったっていうんなら、 おまえの手で眷属に変えてやってもいいぞ?
[声と『声』とで、同時にドナルドへ答える。]
(3) 2012/05/02(Wed) 00時頃
|
|
―――…?
[朗とした声で呼びかけられ、 半身をひねって、そちらに視線をくれてやる。]
オレを呼んだか? 人間。
[呼びかけの調子に敵意以外のものを感じて、 瞳に興味の色を乗せた。]
(4) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
|
―― 地下聖堂 ――
[ゆるりと瞼を開け、身を起こす。 見覚えのない天井が見えた。
濃密で甘い芳香が漂っている。 まるで夢の中にいるような心地でぼんやりと座り込み。 視線を彷徨わせて人がいる事に気づいた。]
―――…。
[アヴァロン伯とラルフの姿。 アヴァロン伯は灰になって散った事を思い出す。 ならきっとそういう事なのだろうと理解した。]
そう…私は死んだのね。
[そっと首筋を撫でる。 痛みも苦しみもない。 自分に手を掛けた彼は優しかったから、きっとそのおかげだと思った。]
(+0) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
|
[――そこで吸血鬼>>158の気配を感じた。 首元のペンダントが知らせてくれたのかもしれない]
貴様……!
[まるでここに存在していることなど、どうでもよいかのような 悠然とした足取り。 あらためて力の差を感じずにはいられない。
だが――]
(5) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/02(Wed) 00時半頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/05/02(Wed) 00時半頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
―1階大広間―
「生きている人間」であるならば、無事と言ってよいと思います。 [>>2ジェフリーに答えながらラルフの死体の方角に目を向け、何かを思い出すように天井に視線を向ける。]
……この、気配…… [間違えもしない。つい先ほど対峙したばかりの強大な力。禍々しい魔力。]
…ぅ……もう…来たのか…? [振り向いて確認したいが、見たくないという気持ちが先行してしまい身体が動かない。 なんとか気力を奮い立たせようとしていると、レオナルドの声が響き>>1そちらに視線が吸い寄せられた。]
(6) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
|
>>3 ……。
[きり、と唇を噛む]
ふざけんな…。 俺は、……
[忘れていた渇きを刺激するような言葉。 ……エリアスの右肩に触れ、 まだ固まらぬ血の色にくらりと眩暈を覚える。
あまい、花の香り。 まるで糖蜜水に薔薇の色を映した様な。
小さく、浅い呼吸が洩れる。 唇を近づけかけて―― ゆっくりと頭を振り、顔を背けた]
(7) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
|
―― 地下聖堂 ――
[二つであったはずの気配が三つに増える。 新たな声に女はピクと肩を揺らし其方を見遣る]
――…ようこそ 死者の世界へ
[歓迎の言葉を紡げど エリアスの死を喜ぶような響きはなく]
あなたは――… 魔女にはならずに済んだのね
(+1) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
|
[客室の寝台を整えてエリアスを横たえる。
恐らくは、その身体は影により、 地下墓地に運ばれるのだろう。]
――…。
[十字を切ろうとして躊躇うが、 試したそれは、自分に何の害も齎さなかった]
(8) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
|
……。…神なんて、いない、か。
[苦笑して炉に戻り、 消えかけた炎に、最後の包みを放り込んだ。
――銀の杭が燃え残ることも 或いはあるかもしれないが 其れを然程、気にはしていない]
……。
[ボウガンをどうするか迷い、 マントルピースに掛けたまま、部屋を出る。
何処に行くというあてもなく歩き出す*]
(9) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
|
[一つ大きく息を吸い、声に震えの出ないよう、ひとつひとつしっかりと発音する。]
いかにも。 私は、貴公のような存在を求めてここに来ました。
[痛んだ身体の許す限りの威厳を以って、両足を踏みしめて立つ。]
(10) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
|
[吸血鬼の、それも吸血鬼の王《ヴァンパイア・ロード》とも言うべき存在を、真正面から見据えるのはかなりの勇気が必要だった。 だが、ここで恐怖に屈するくらいなら、最初から死に抗いなどしない。]
(11) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
|
魔女…。
[そう答える声に力はない。 私は人として死ねる、そう言った時のドナルドの反応を思い出す。 彼は心は人間のままにあった、そう感じた。 なら、目の前にいる彼女――アヴァロン伯もそうなのかもしれない。]
……魔女狩りのように貴女を狩り。 私はもうすでに魔女だったのかもしれません。
[保身の為に異端審問に突き出そうとした事実は消えない。 醜悪なのは吸血鬼であるアヴァロン伯よりもきっと。]
私は神の元には行けませんね……。
[悲しげにそう呟いた。 このまま朽ち果て、忘れ去れてしまうのだろう。 それも宿命なのだと受け入れるしかなかった。]
(+2) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
|
オレをか? 闇の眷属を、か?
[個として求めて来たのか、種としてなのか。 問いかけはしたものの、さして答えに興味もない風で 問いを継ぐ。]
―――…なにが望みだ? ことによっては、聞いてやらんでもない。
なにしろオレは今、機嫌が良い。
(12) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
|
[と、全く予想だにしないレオナルドの声>>1が響く。 事の成り行きを見守っていると、更にレオナルド>>10は言葉を告げた]
……な……に? レオナルド……何をいって。
[ヘクターのような強大な力を持つものを討伐して、 名を上げたい。と考えることも出来た。 だが、求めるという言葉は、それとも違うニュアンスを感じさせた]
(13) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
|
―二階・宴会場―
つ、……っ…。
[風の刃が切り裂いた腕の傷に触れ、 痛みに眉を顰める。
ヒトならぬ身とは言えなりたての雛鳥。 血を取り込まぬ限り、 恐らくまともに回復はしないのだろう。]
傷薬とか、…きかねえよな。
[苦笑して首をかしげ]
せめて包帯とか。 …あるとしたら、使用人室あたりか?
(14) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
|
レオナルド…様…?
[吸血鬼を公と呼び、正面から対峙するように声をかけるレオナルド。 相手を知らない為…とは思えない行動に思わず目を見開く。 レオナルドの意図は全く読めない。]
[吸血鬼の王とレオナルドを交互に見、困惑したようにジェフリーに視線を向けた。]
(15) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
|
罪無き罪を断じられるのは誰しも恐ろしい 魔女の汚名を返上するために力を尽くしたあなたを 私は立派だと思うわ
人であればこそ 生きるために足掻くのでしょう
[女は守られるばかりで生きる為の努力を怠った。 討伐隊に狩られた事を恨めしく思う気持ちはない]
魔女ではなく、人なればこそ、と 私はそう思う
[神のもと、とエリアスの呟きには淡く微笑むのみ]
(+3) 2012/05/02(Wed) 00時半頃
|
|
あなたの血を、いただきたい。
[錬金術師の、笑んだような顔はあくまで穏やか、 だが、双眸は渇望する者の暗い熱を底に宿して光る。]
(16) 2012/05/02(Wed) 01時頃
|
|
…貴女はとても綺麗な世界で生きてきたんですね。
[純粋に羨ましい、そう思う。 汚い世界を見たから綺麗事ばかりを述べる事など自分には出来ない。 彼女が悪いわけでも、自分が悪いわけでもなく。 ただ、生きてきた世界が。 見えていたモノが違っていただけ。
彼女のように綺麗な世界で生きていたい。 もう死んでしまった自分には叶わない願い。]
…まだ、死にたくなかった。
[小さく呟く。 人として死ねる幸せ、それは紛れもなく本音ではあったけど。 本当は生きていたかったのだと、はっきりと悟った**]
(+4) 2012/05/02(Wed) 01時頃
|
|
ほう?
[驚いた顔で成り行きを窺う人間共のことは、 今は意識から抜け落ちていた。
不遜な要求をした錬金術師へと、身体を向け直す。]
オレの血を得てどうするつもりだ?
眷属になるを望むか? それとも、人間の身で不死を得ようなどと、 過分な望みを抱くか?
(17) 2012/05/02(Wed) 01時頃
|
|
[ムパムピスの視線>>15に、驚いたような顔を見せる。 更に続くレオナルドの言葉>>16]
……レオナルド。それは……!
[それは――吸血鬼になりたいと望んでいるようなものだ]
……そのようなことは認められない。
[呟き、赤毛の男を抱えているヘクターに身体を向けると]
(18) 2012/05/02(Wed) 01時頃
|
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/05/02(Wed) 01時頃
|
ヘクター・ロックウェル。 この場で……貴様を倒す!
[そう告げると、剣を鞘から抜き放ち、 レオナルドに興味を向けているヘクター>>17に向かって、 一気に走りだした。 目がけたのは、彼の胴体のちょうど真ん中。 腹のあたりを横薙ぎにするように]
(19) 2012/05/02(Wed) 01時頃
|
|
………禁忌の術に手を出すつもりですか…錬金術師様… [レオナルドの言葉にぽつりと呟く。迷うように杖に手をかけると、ジェフリーが剣を抜き放つ姿が見えた。]
ここで…正面から仕掛けるつもりですか…っ [予想外に早いジェフリーの動きに、反射的に杖を付き出し、抜き放った剣に術を重ね掛ける。]
――大いなる主、呪われし者を退ける力を。 力を求める者に祝福を。 望みを置く者に、その奇跡を―
[ジェフリーの剣に意識を向け、淡い浄化の光を与える。]
(20) 2012/05/02(Wed) 01時頃
|
|
人であった頃は――…、そうかもしれない
[平凡な家庭に生まれ平穏な日々をすごしてきた。 元々持っていた魔力も使う必要もなく 魔女と言われることもなかった。 死にたくなかった、と呟くエリアスを 濡らしたままの深紅の双眸が見詰める]
死にたくなかった、なら
人としてではなく…… 私のように闇に属する者としての生を受けてみる?
[女が示すは一つの選択肢。 人としてあるか吸血鬼として生きるかは エリアス自身が選ぶべき事]
(+5) 2012/05/02(Wed) 01時頃
|
|
私は、生命の根源に至りたい。 生命の仕組みを、成り立ちを解き明かしたい。 ――だが、私には時間がないのです!
[知らず胸の前で手を握り締めていた――賦活剤を満たした試験管を掴んだまま。]
(21) 2012/05/02(Wed) 01時頃
|
|
[声を上げ、走り寄ってきた剣士に、ちらりと視線を投げる。 その首元から覗くペンダントに見覚えがある気がして、 小さく眉を上げた。
身体の中心を狙った横殴りの斬撃。 太刀筋に既視感を感じる。]
―――………甘い、な。
[剣は脇腹に深々と食い込み、 厚い筋肉の鎧に阻まれて、そこで止まった。]
(22) 2012/05/02(Wed) 01時半頃
|
|
…痛いじゃねぇか。
[腹に食い込む刃を空いている手で握り、 牙を剥いて、剣士に笑ってみせる。 付与された浄化の力に触れて、掌から薄い煙が上がるが、 眉を顰めることもしなかった。]
オレはいま、面白い話をしてるんだ。 無粋な邪魔すんじゃねぇ。
[身体の中心から闇が爆発的に膨れあがり、 剣士を、その後ろにいる修道士をも巻きこむように弾ける。]
(23) 2012/05/02(Wed) 01時半頃
|
|
[意図的に闇の爆発から外した錬金術師の方を向いて、 良いことを思いついた、というように笑みを浮かべる。]
貴様がどんな大層な研究をしていようと オレには関係ねぇ。 貴様にくれてやるような血はねぇよ。
―――…と言いたいところだが、 機会くらいはやってもいい。
(24) 2012/05/02(Wed) 01時半頃
|
|
上に、オレの可愛い"子供"がいる。 そいつを殺すことができたら、そいつの血をやるよ。
半分ぐらいはオレの血だ。 不足はあるまい?
[可愛い"子供"と言う口は、皮肉な笑みに歪んでいる。]
(25) 2012/05/02(Wed) 01時半頃
|
|
[振るった剣は意外にも、あっさりとヘクターの身体を捕らえ、 好機とばかりに力を込めた――が 己の肉体という天然の鎧に阻まれると、 それ以上刃を食い込ませる事もできず]
――…………!
[全く効いてないという風に、吸血鬼は笑った>>22 ムパムピスの呪い《まじない》は確かに聖なる力となって、 彼の掌に影響を与えているのに]
(26) 2012/05/02(Wed) 01時半頃
|
|
―――ああ。必ずタイマンでやれよ。
他の連中が邪魔するようなら、 オレが相手をしておいてやる。
[剣士と修道士に視線を投げ、 話は終わった、とばかりに身体の向きを変えた。]
(27) 2012/05/02(Wed) 01時半頃
|
|
[膨れ上がる闇が弾けると、 その圧で身体だけが後ろに吹き飛ばされる] ……く……はっ
[その威力の凄まじさに壁際まで叩きつけられて、 強かに背中や頭を打ち付けた。 軽い目眩を覚え、すぐには立ち上がることが出来ない]
(28) 2012/05/02(Wed) 01時半頃
|
|
[ジェフリーとムパムピスの反応はほぼ予想していた通りだった。>>19>>20 彼らが動き出したのを横目で確かめ、自らも予定通りの行動に移る。]
あなたの前に跪いて希う、 そんな存在を望むのか、あなたは……!!
[もつれそうな足で、目算をつけていた場所に向かって走る。
分かりやすく床に突き立ったエストックと、目立たぬ位置に転がったレイピア。 そのうちのレイピアを、床を転がるように取って、拾い上げた。]
(29) 2012/05/02(Wed) 01時半頃
|
|
また…あの、術…か! [ヘクターの背後から、闇を練り上げたような強大な力が膨れ上がっていく。]
――守りの力を… [ドナルドと共に、部屋の奥まで吹き飛ばされたことを思い出し、修道着の上から羽織っていた外套に聖別付与をかける。 そのまま、片手で杖を手放さない様抱き込み、闇に逆らわず押し流していく力に身を任せる。]
(30) 2012/05/02(Wed) 01時半頃
|
|
[レイピアを選んだのは単に、武器に習熟していない自分が使うを考え、両手持ちとなるエストックよりはまだいくらか扱えそうだという判断に過ぎない。]
それでは意味がないのですよ……! 弱い血では、 [ぎり、と奥歯を噛み締める。]
(31) 2012/05/02(Wed) 02時頃
|
|
……くッ―――― [予想通り、壁まで吹き飛ばされるが外套にかけた魔法が衝撃の大半を吸収した。外套の中で丸まったまま呼吸を整え、一緒に吹き飛ばされたジェフリーの姿を探す。]
大丈夫…ですか…!? [壁に手を付き、倒れているジェフリーに近づく。 >>28どうみても大丈夫とは言い難い状態だが、生命活動を止めていないことを確認すると手を翳し、回復の術を唱える。]
(32) 2012/05/02(Wed) 02時頃
|
|
[だが、残された時間は僅かしかない。 自分に選択肢はあるだろうか?]
――殺せたら、必ずあなたに会いに参りますよ。
[レイピアを下げ、吸血鬼に向かい、不恰好に礼を取った。**]
(33) 2012/05/02(Wed) 02時頃
|
|
ああ……なんとか。
[ムパムピスの問い>>32にそう答えた 身体のあちこちは痛むものの、特に血が流れたわけでもない。 どれくらいで動けるようになるかはさておき、 命に別状がなさそうなことは確かだった。
彼の手が翳されると、その痛みもうっすらと消えてゆく]
(34) 2012/05/02(Wed) 02時頃
|
|
跪いて、 どうしてもあなたの血で無くては駄目なんです〜、 ―――なんて、泣いてねだれば、 くれてやったかもしれんがなぁ。
[脇腹に食い込んだ剣の柄を握り、引き抜く。 それだけでも掌から爛れが広がっていったが、 やはり、顧みることはしなかった。
脇腹の傷から血が流れ、 先に浴びたヒューのものと混ざり合って、点々と床を彩る。]
(35) 2012/05/02(Wed) 02時頃
|
|
普通に斬るだけでは剣が通らないのか…… あの…規格外の化け物…っ [ヘクターの方角を睨み付け、思わず吐きつけるように呟く。]
――ジェフリー様の御師匠様は、一度、退治できているのですよね… 何か…弱点はなかったでしょうか… 少なくとも、人間に、討伐することができる可能性は0ではないはず…です。 [ジェフリーが言葉を発したことに安心しながら、回復の術を続けた。]
(36) 2012/05/02(Wed) 02時頃
|
|
[レイピアを手にした錬金術師を眺め、 来るのか?と挑発的に剣先を上げたが、 相手が礼をとるのを見れば、薄く笑った。]
―――まあな。 あれを殺せたら、褒美にやってもいい。
まずは、その程度の価値はある人間だと 証明してもらわねぇとな。
(37) 2012/05/02(Wed) 02時頃
|
|
んじゃ、オレはひとっ風呂浴びてくる。
――― 覗くなよ?
[壁際にいる人間共に向かって言って、 今度こそ、階段の方へと歩き始める。
その途中で、思い出したように振り向いて 長剣を放り投げた。]
(38) 2012/05/02(Wed) 02時頃
|
|
弱点……。
[ムパムピス>>36の言葉に記憶を辿るようにして]
師匠《せんせい》の時は、首を斬り落としたのだ。と言っておられた。 さすがのヘクターでも首と胴体が離れた状態では、 回復も出来ないらしい。
[そうムパムピスに*告げる*]
(39) 2012/05/02(Wed) 02時半頃
|
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/05/02(Wed) 02時半頃
|
―――相手を斬る時は 肉の薄い急所を狙えと教わらなかったか?坊主。
[金髪の剣士を見る目には、笑み。]
あいつなら、弟子にそう教え込むと思ったんだがなぁ。 さては、オレの買いかぶりだったか。
[嘯くのは、半ばはカマかけ。 たいして気にもしていないそぶりで、 改めて階段に向かった**]
(40) 2012/05/02(Wed) 02時半頃
|
|
………余裕ですね。筋肉の塊吸血鬼の湯浴みなんて、寄進されても見たくない… [>>38つい、本音がもれた。余りに余裕な姿に、絶望的な恐怖感が却って麻痺して落ち着いてきた。 掌に見えた爛れから、聖別された武器が効いていないわけではないことは頭の中に留めておく]
首と胴体が離れていて復活したのですか…ますますもって化け物… [告げられた言葉>>39に、改めて吸血鬼の強大な力を実感する。]
狙えそうですか? [真剣な表情でジェフリーを見、短くそう、問いかけた**]
(41) 2012/05/02(Wed) 02時半頃
|
|
─二階客室─
[一階に降りるか、いっそ三階を探索するか。 しばらく考えた末に面倒になり、客室に戻ってクローゼットを開ける]
……ああ、まだあった。
[浴室に落ちたときに漁ったまま、 清潔な白布が何枚か残されていた。
取り上げ、端を咥えてゆっくりと裂く。 簡易な包帯を作り上げると、 怪我をした箇所にいい加減に巻き付ける。]
(42) 2012/05/02(Wed) 09時頃
|
|
…多少は動きやすいか。
[白布はみるみるうちに紅く染まるが、腕を動かす度に走る痛みは、多少軽減されていた。]
……うまくいかねえもんだな。
[複雑げに苦笑して、寝台の方向に目をやった。 ──なにも気づかぬうちに殺してやれればそれでよかった。 だが。
状況をよく知らないエリアスにも、……もう、自分は人間には見えなかったのだろう、と]
(43) 2012/05/02(Wed) 09時頃
|
|
……乾きを癒せ、…か。
[殺せとだけ言われたわけではない。 それは覚えている。
だが、吸血しろとはっきり言われた訳でもないのだ。 ひととしてひとを狩ればいい。 …それなら納得できる範疇だと、何かを飲み込もうとするかのように軽く笑う]
(44) 2012/05/02(Wed) 09時頃
|
|
(──雇い主が、変わっただけだ) (気にくわない主なんて、今までもたくさん…)
[思考にのぼせてひどく胸が苦しくなり、唇を噛んだ。
──違う。 あの男のために動くことが自分は、……嬉しいのだ、と。
短い間とはいえともに手を携えた仲間を殺しても、その命に従いたかった。
だがその欺瞞が直視できず、 ぎりぎりとただ心臓だけが痛みを訴える。]
(45) 2012/05/02(Wed) 09時頃
|
|
……。
[無意識にポケットの上から、そこにあるものを探る。 ほんのりとした熱が伝わり、少しだけ気分が軽くなった気がした]
……?
[宴会場に出て、目を見開く。 ──何か下が騒がしい気がした*]
(46) 2012/05/02(Wed) 09時頃
|
|
[ヘクターが「上」>>25と言うからには、相手をせねばならない吸血鬼は上の階にいるのだろう。 吸血鬼の後から階段に向かって一歩足を踏み出し、]
……っ ぐ ば ッ……!
[身体を二つ折りにして、口中から溢れ出した血を床にぶちまけた。 前のめりに倒れそうになるが、細剣を支えに何とか踏み止まる。 石の床に、血の塊が点々と飛び散った。]
(47) 2012/05/02(Wed) 09時頃
|
|
[痛みがなくても、息の出来ない苦しさがなくなる訳ではない。 一頻り酷く咳き込んだあと、血で汚れた口元を手の甲で拭った。
おそらく、再度の加速もこれ以上の回復も、身体のほうがもつまい、と奇妙なほど冷静な心持ちで判断した。]
(48) 2012/05/02(Wed) 09時頃
|
|
── 大広間 ──
………、
[闇の底から持ち上げられるように意識を取り戻して、初めに感じたのは自分を支える堅牢な肉体。 混じり合う闇の気配。
接した肌を通して声が響く。]
(何を話している── 誰と話している──)
(49) 2012/05/02(Wed) 09時半頃
|
|
[背筋を伸ばし、おもむろに歩き出す。 何事もなかったかのように振舞うのは、僅かに残った矜持ゆえに。 振り向かず、穏やかな声で修道士たちに話しかけた。*]
可能なら、あなたがただけでも脱出下さい。 今、無理に戦わねばならない必要はない。
(50) 2012/05/02(Wed) 09時半頃
|
|
― 大広間 ―
[前方を塞いでいたバリケードの残骸は、 先程の黒き衝撃の余波で、あらかた吹き飛んでいた。
肩に担いだ騎士の身体を揺すって持ち直し、 二階へ続く階段へ足をかける。
追ってくる錬金術師に注意を払うそぶりは見せなかったが、 喀血の気配には、視線だけを向けて笑いをとばした。]
おいおい。戦るまえに死ぬんじゃねぇぞ。 死んだ獲物は、美味くないからなぁ。
(51) 2012/05/02(Wed) 10時頃
|
|
[瞼を開けば燭の明かりは目映く、世界は紗幕の向うにあるごとく、それでいて指先で触れているように明瞭に知覚された。
血と炎の宴──
断ち砕かれた肉体が再生しているのも、魂がどこか深く冷たい鎖に繋ぎ止められていることも、まだ霞む深遠な歴史の宿りも自覚する。]
(52) 2012/05/02(Wed) 10時頃
|
|
― 大広間 ―
ん…。
[階段を上りかける途中、 肩の上で騎士が身動ぐのを感じた。]
起きたか?
[傷が癒えているのを確認し、 新たな眷属が目覚めつつあるのを知って、微笑する。]
(53) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
|
|
[自分の状態に気付けば、ゆるく握った拳でヘクターの逞しい背板を叩き、床に下ろせと合図した。]
(54) 2012/05/02(Wed) 10時半頃
|
|
[背を叩かれ、騎士が完全に覚醒したと見て取ると、 その身体を肩から浮かせて、軽く放り投げる。 まるで、猫の子でも扱うように。]
ヒュー・ガルデン。 おまえの主はだれだ?
[やはり軽い口調のままの下問。]
(55) 2012/05/02(Wed) 11時頃
|
|
[安定の良すぎるほどに確保されていた躯が、不意に宙に投げ出される。 軍馬に振り落とされるにも似て。
遠心力を使って腰を捻ると、ヒューはそれこそ猫のように軽やかに足から着地した。 人であった頃よりはるかに高い身体能力。]
(56) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
|
|
[軽く腰を落としたままの姿勢からヘクターを振り仰ぐ。
自分がこの男に何を捧げ、何を奪われたか── 疼きにも似た感情が響むままに、今は剣すら失った拳を、肌と温度を同じくする大理石へと触れる。]
我が君──、 血盟騎士《ブラッドナイト》、ヒュー・ガルデンは御前にあり。
(57) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
|
|
[カランカランとした音を立てて、長剣が石造りの床を転がる>>38 せめてもの意地でヘクターを睨みつけると、声が降った>>40]
――…………っ
[自分の弱さを言い当てられたように、悔しげに唇を噛む。 師に対して彼がどのような興味を抱いたのかはわからない。 だが、彼が口にした言葉は、間違いなく師の教えのうちのひとつ。
わかっていて怯んだのだ。 堂々たる偉丈夫の男の首に手を伸ばして届くだろうかと]
違う……。師は素晴らしい方だった。
[気合で辛うじて立ち上がると、崩れ落ちぬように壁に凭れ掛かった]
(58) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
|
|
[騎士の目覚めを目の当たりにし、驚きに軽く目を見開いたが、当たり前のように吸血鬼に臣下の礼を取るのを見て、胸に暗い感情が湧き上がる。 ひび割れたレンズの奥、細められた眸が嫉妬に似たいろを湛えて強く輝く。]
(59) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
|
|
[と同時に、今の動きから冷徹に身体能力を測ることもしていた。 元々手練れの戦士ではあったが、先ほど大広間で戦った時よりも遥かに速く、そして力強い。
ヘクターに比べればまだ、人の目で追えるだけましなのだろうが……階上で待つ“子”も、同程度の能力を持っていると考えたほうが良い、と苦い事実を噛み締める。]
(60) 2012/05/02(Wed) 11時半頃
|
|
良し。
[望んだ通りの言葉を口にした己の騎士に頷き、 浄化の光に灼かれたのとは逆の手を伸ばす。
掌からどろりと溢れた闇が剣の形を模し、 先程の儀式を再現して、騎士の首に刃が振り下ろされた。 しかし、先とは違って刃が肉を裂くことはなく]
これよりおまえの力と命はすべてオレのものだ。 オレの期待に応えるよう、励め。
[首筋に薄い傷を残して、剣は再び掌に戻った。]
(61) 2012/05/02(Wed) 12時頃
|
|
[主の言葉ととにも首筋に走る熱。]
…御意。
[自分の足で立って振り向けば、そこは城の大広間と知れた。 燃えるバリケードに大きく突破口が開けられていることを除けば、状況にさほどの変化はない。 むしろ、変容を遂げたのは自分の方だった。]
(62) 2012/05/02(Wed) 12時頃
|
|
[視覚とは別の感覚が伝えてくる。 それぞれに大きさは違えど命の脈動をもつ討伐隊の3人の男。 レオナルドがまだ生きていたことを別段の感慨もなく把握した。
いずれも生かしては帰さぬと決めた相手。 今は、そこに別の必然も混じる。
その血が必要だ。 力を得るため、そして、クラリッサを甦らせるため。]
(63) 2012/05/02(Wed) 12時頃
|
|
[人間を見やる琥珀の双眸の奥に、獰猛な緋が潜む。]
(64) 2012/05/02(Wed) 12時頃
|
|
それじゃ、あとは任せた。
[機嫌良く手を振って階段をのぼりかけ、 やはり途中で足をとめて振り返る。]
そうだ、ヒュー・ガルデン そこの眼鏡の奴は通せ。別の約束がある。
あとの二人は好きにして良いぞ。
[申し伝えたあとは、もう振り返らなかった。]
(65) 2012/05/02(Wed) 12時半頃
|
|
──委細承知。
[去り行くヘクターに応じるは、ただ一言。]
(66) 2012/05/02(Wed) 13時頃
|
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/05/02(Wed) 13時頃
|
[吸血鬼の王の言葉に答えることも口を挟むこともなく、階段まで一歩ずつ床を踏みしめて歩く。 今や吸血鬼の眷属となった騎士の傍らを、燠の如く静かに燃え立つ一瞥をくれて通り過ぎる。 ムパムピスとジェフリーの顔を見ることは敢えてしなかった。]
(67) 2012/05/02(Wed) 13時頃
|
|
――その男は。 竜牙兵を呼び出すことができます。 ……気をつけて。
[そうふたりに告げると、ゆっくりと階段を上り始めた。*]
(68) 2012/05/02(Wed) 13時半頃
|
|
……え…貴女のように?
[アヴァロン伯の言葉(>>+5)に視線が揺れる。
人として死ねたのは幸せな事――本当に? 目の前にいるアヴァロン伯は闇に堕ちても人と変わらぬ心を持っているように見える。
――私も同じように。
甘い考えが胸の内で渦巻いて離れない。 一度死にたくなかったのだと自覚した身では抗う事は難しい。]
本当に…まだ生きていてもいいの?
[縋るような瞳でアヴァロン伯を見つめる。 生きて。 魔女と謗られる事もなくひっそりと生きていければ。 それはなんて素敵な事だろうと思った。]
(+6) 2012/05/02(Wed) 13時半頃
|
|
ー大広間ー
……そうして、次に貴方の姿を見ることがあるならば、忌まわしき魔物の姿で…と、いうことですか? ―レオナルド・ディエンティ。
[この状況になりながら、自分達の命を気遣う言葉を見せる錬金術師>>50…その乾いた血がこびりついた顔を真っ直ぐに睨み付けた。]
奴等の血は、至上の主が造りし生命の神秘を明かすものには決してなり得ない。 呪われた存在からは、呪われた魔物しか生まれない。
貴方が命をかけて追い求めようとするのは、見せかけの甘い香りを放つ禁断の果実。 ―蛇の造りし知恵の実に他ならないのに…!
(69) 2012/05/02(Wed) 14時半頃
|
|
[錬金術師は、目を合わすこともなく、魔物の言葉に惑わされ死地へ赴こうとしている。
先が見えているのに止められない無力さに、強く奥歯を噛みしめた**]
(70) 2012/05/02(Wed) 14時半頃
|
|
――ええ、私と同じように 幸い、あなたの身体はまだ形を保っている あなたが望み、主が――…
[何か思い出したように口篭り ゆるゆると小さく首を振る]
主でなくとも、吸血鬼が応えれば 第二の生を、生きられる あなたが生きたいと望むなら
[良いのかと問うエリアスに肯定の頷きを向けた]
(+7) 2012/05/02(Wed) 14時半頃
|
|
人であった頃と全く同じではないでしょう 血を欲してしまうこともあるでしょう 血を与えた“親”に従うことも必要になるでしょう
[示した選択肢により 変わるだろう事をぽつぽつと語り]
それでももう一度 生きたいと言うなら
――…それはきっと叶う
(+8) 2012/05/02(Wed) 14時半頃
|
|
[傍にいるなら女の声は聞こえているだろう。 エリアスにそういい終えると 今度はラルフへと顔を向ける。
彼は如何思うのだろう、と。 そんな思いをもち、その反応を窺った]
(+9) 2012/05/02(Wed) 14時半頃
|
|
[諭すようなアヴァロン伯の言葉(>>+8)に逡巡するように俯く。
人であった頃と全く同じではない。 血を欲し、血を与えた親に従う。 それが辛い事なのかは分からない。
人でありたい。 死にたくない、生きていたい。
相反する願いが胸中を渦巻いて苦しい。]
…私は。
[保身の為に異端審問に突き出そうとした。 すでにこの心は魔女と同じであると、そう思う。 もう汚れているこの身ならば。]
それでも生きていたいと、そう願ってしまいます。
[罪深い願いに自嘲するようにそっと笑みを洩らした。]
(+10) 2012/05/02(Wed) 15時半頃
|
|
[俯くエリアスに歩み寄り、視線を同じくして]
其れがあなたの願いなら 叶える為に私も力を尽くしましょう
[女はエリアスたち討伐隊に追い詰められ退治された魔性。 それも世の理と何処かで思っていたから咎める気もない。 ただ残してきた者の行く末が心配でそれが未練となっている。 それが消えてしまえば、留まる理由さえ消えるかもしれぬが]
苦しそうな、貌 過去があなたを苛むなら その過去も取り除いてしまいましょうか
[幼子をあやすかの如く撫でようと エリアスの頭へと手を伸ばした]
(+11) 2012/05/02(Wed) 16時頃
|
|
[アヴァロン伯の手が頭に触れ、優しく撫でられているのが分かる。 涙腺が緩みそうになるのを堪える、素直に泣けない程には年をとっていたから。]
…過去を消す事など出来るのですか?
[過去は生きてきた証でもある。 それを消してしまうのもまた罪深いような気がして。 それでも全てを忘れて新たな生を歩む事が出来るのなら。 それはとても有難い事だと思った。]
(+12) 2012/05/02(Wed) 16時半頃
|
|
[エリアスの言葉の一つ一つが 歩んできた一端を垣間見せるように思う。 姿変わらぬままそれなりの年月を経た女は 艶やかなエリアスの髪を撫で目を細めた]
私は魔女だから それくらいの魔法は使えてよ?
[主の血を受けた肉体が失われ 血の束縛さえ薄れてしまった女は 此処でない場所では口にしなかった事を 悪戯っぽい口調で告げた]
(+13) 2012/05/02(Wed) 16時半頃
|
|
[悪戯っぽい口調に吊られるように小さく笑い。]
魔女…そうだったんですか。 それならそれくらい簡単に出来ますね。 …ではお願いいたします。
[そう言うとそっと目を閉じる。 神への不敬を詫びるようにロザリオを手に取って口付け。 静かに祈りを捧げると、ロザリオを外して床へと置いた。 それは神への決別の意思の表れであった**]
(+14) 2012/05/02(Wed) 17時頃
|
|
─二階 宴会場の窓際─
(──良い子で帰ってきたら) (褒美) (きっと気に入る) (手負いの、餌)
[壁に凭れ、窓から外を眺めながら、 あの男の『声』を反芻する]
(命令) (──衝動を、殺すな)
(71) 2012/05/02(Wed) 17時半頃
|
|
……。痛ぅ、…
[無意識に傷口の上を握り締めていた。 ぬるりとした感触と痛みに、顔を顰める。
骨が見える程に抉られた其れは、 ひとならば意識を失う位の激痛を齎していただろうか]
(72) 2012/05/02(Wed) 17時半頃
|
|
――…漸くわらった
[今度は嬉しそうににっこりと。 エリアスの小さな笑みに顔を綻ばせる。 髪撫でていた女の手は下ろされて 祈りを捧げる様子を静かに見守った。 ロザリオが床へと置かれると 女はエリアスの額に自らの額を重ねる]
我が名の下、あなたを苛む過去を 地より深き場所に封じる
[術師である女かエリアス当人が望まぬ限り消えぬ呪を 女は朗々と宣し其れを為した**]
(+15) 2012/05/02(Wed) 17時半頃
|
|
[ぼんやりと紅に見蕩れた。 己の内を蝕む渇き。 目覚めて此方、自らを苛む其れ。 嫌だ、と悲鳴をあげつづける声がある。 褒めてくれるんだろ?と笑う自分がいる。 いいこと尽くしじゃねえか。 あの薔薇色の水に手をのばせば、 何もかも楽になれる。知っている。 ──それでも、]
(73) 2012/05/02(Wed) 18時頃
|
|
……?
[大階段から上るふたつの気配に気づく。 ゆっくりと身を起こし、其方に目を向けた**]
(74) 2012/05/02(Wed) 18時頃
|
|
[ヘクターに匿われ生きながらえたあの時 彼が与えてくれた領主の肩書きとその地位。 そのお蔭で暮らしに困る事は無かった。 最初の数年は彼の真似事をしながら勉強して 託されたものを守る事だけを考え力を尽くした。
彼がどうなったかは噂で知るのみ。 最期など見ていないから 待っていればひょっこり帰ってきてくれるかもしれない。
そんな淡い期待を抱きながら過ごした]
(+16) 2012/05/02(Wed) 18時頃
|
|
[いくら待てど大事な主は戻ってこない。 彼の残した言葉を試そうにも 血を捧ぐべき彼の姿がみつからない。 寂しさと恋しさばかりが募る。 眠れぬ夜が続く。
待つことに疲れてしまったあの日。 妹を捜すきょうだいの姿を見掛けた。 二人を城へと引き入れて妹の捜索に人を遣る。 いくら捜しても彼女はみつからない。 みつけられぬ事に落ち込む女を 辛いはずのきょうだいが慰めてくれた。
そうして日毎に二人との距離は縮まる。 二人の存在が共に在る喜びを思い出させてくれた]
(+17) 2012/05/02(Wed) 18時頃
|
|
[中庭に咲く薔薇を手入れしていた或る日。 一群れの薔薇の棘が無くなっていることに気付く。
ヒューが心配そうに女の手をみていたのは知っていたのに 心配せずとも大丈夫だと彼に伝えそびれてしまっていた。 言えばヒューの行動は変わっていただろうか。 女の代わりに彼の手指が薔薇の棘で傷つかずに済んだろうか。 彼が自分を案じて為した事と思えば何も言えず 傷付いた指先に軟膏を塗り手当てするくらいしか出来ない。
謝るヒューに女は微笑み 手当てしたばかりの騎士の手を優しく両手で包み込んだ]
(+18) 2012/05/02(Wed) 18時頃
|
|
[ヒューは優しい。 その優しさ故に傍に置く事に不安を感じていた。 傍にいればいつかまた女の為にその身を犠牲にしそうで 自らが傷付くのを厭わず薔薇の棘を折った彼を見詰める。
何処かでそれを感じていたのに 女はヒューを手放せなかった。 騎士として忠節を尽くして呉れる彼の優しさに甘え 女は彼を傍に置き続けた。
今もなお騎士として在り続けるヒュー。 彼の思惑を知らぬまま女は城の奥底にあり続ける**]
(+19) 2012/05/02(Wed) 18時頃
|
|
[修道士の糾弾>>69に答える言葉はなかった。 まるで耳に入っていないかのように、省みることなく階段を上っていく。]
(75) 2012/05/02(Wed) 18時半頃
|
ドナルドは、ヘクターに話の続きを促した。
2012/05/02(Wed) 19時半頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/05/02(Wed) 20時半頃
|
狙えるかじゃない。 ……狙うしかないな。
[身体をぶつけた余波をまだ若干感じながら、 手をつき壁に凭れかかったまま、ムパムピス>>41にそう答えた]
(76) 2012/05/02(Wed) 20時半頃
|
|
待て!
[階段を昇ろうとするレオナルド>>50を 引きとめようと叫んだ]
我々は……。 君が、堕ちようとしているのを、黙って見逃すわけにはいかない。 だが、人間である君を殺したくもない。 ――ならば、この城内の吸血鬼を全員倒すしかない。
[静かにそう言い切った]
(77) 2012/05/02(Wed) 20時半頃
|
|
[ムパムピスに視線を合わせると、彼に語りかけた]
……ムパムピス。 私の意志は今の通りだ。 そして、残念だが、君の言うことは正しい。 私一人では到底あの男に太刀打ちできないだろう。
(78) 2012/05/02(Wed) 20時半頃
|
|
── 大階段 ──
[レオナルドが暗い情熱をたたえた視線を投げて、ヘクターの後を追う。 まだ目覚める前だったから、ここでどんな交渉がなされたのかは知らない。 だが、手出しは無用と命じられた。]
……。
[階下へと振り返り、大広間に残るふたりを見やる。 金髪の剣士、修道士。
彼らを階上へは行かせない、と立ちふさがる。]
(79) 2012/05/02(Wed) 20時半頃
|
|
[一度言葉を切って、大きく息を吸い込むと]
――私には君が必要なんだ。 私が必ず君を護ってみせるから。
私が生きて。 ジェフリー・ハリソンでいられる限り。
ムパムピス。 私と共に……在って欲しい。
(80) 2012/05/02(Wed) 20時半頃
|
|
[ようやく、吹き飛ばされた時の衝撃から立ち直りつつあった。 凭れていた身体を起こすと、足元まで投げられた剣を手にとった。
ヘクターとレオナルドが消えた大階段は 騎士が護るように立ちふさがっている]
……そこをどいてもらおうか。
[そう告げたところで、彼はどきはしないだろう。
目覚めた彼の動き>>56は目で追っていた。 クラリッサを護っていた時は怪我をしていたこともあるのだろうが、 その時とは比べ物にならない、軽やかな身のこなし
さらにレオナルドからの情報もある>>68 一筋縄ではいかないのは明らかだった。 慎重に間合いを詰めながら、隙を伺う]
(81) 2012/05/02(Wed) 21時頃
|
|
[「私が必ず君を護ってみせる」と、傍らの修道士に約束する金髪の男の姿に、ふつふつと苛立ちを掻き立てられる。
それは、自分が果たせなかったこと。 側にいながら、むざむざとクラリッサを死なせてしまった。 その苦しみが狂おしいほどに満ちてくる。
ならば。
この男に与えるべき絶望は──定まった。]
(82) 2012/05/02(Wed) 21時頃
|
|
[心臓の位置まで裂けてぶら下がる鎧が邪魔だと、血に染まったシャツごと手で掴んで引き剥ぐ。 そのまま壁際に投げ捨てた。
外気に晒された肌は寒さを覚えることもなく、どこか鉱石めいて無機質に白い。 自分の躯ではないように感じたが、いずれ慣れるだろうと漠然と思った。]
(83) 2012/05/02(Wed) 21時頃
|
|
…剣を。
[呟きながら右の手首に指爪を添え、鋭利なそのエッジで細く脈を開いて血を導く。 先ほどヘクターがそうするのを見た、その模倣だが、使ったのは闇ではなく血。 ヒューの躯に注がれた、闇の力をふんだんに含んだヴァンパイア・ロードの血はヒューの意志のままに武器を形づくる。 ガーネットにも似た深紅の波刃剣が、しっくりと手に馴染んだ。
それを心地よいと感じたのは剣士としてか、魔としての性か。]
(84) 2012/05/02(Wed) 21時頃
|
|
[戦いの支度を整え、まずは小手調べとばかりに、「竜の牙」を握り込んで血を与え、大広間へとバラ蒔く。
地に触れるや生じるのは、レオナルドが警告したとおり骨の兵士たち。 だが、その色は風雨にさらされた骨の色ではなく──澱む紅をしている。 強く魔の気を帯びた血塗れの竜牙兵だった。
死者のレギオンは生ける者を弑さんと突進する。*]
(85) 2012/05/02(Wed) 21時頃
|
|
―大広間―
………それでも…行くのか…
[錬金術師の背中が遠ざかる。諦めたように床に視線を落とした瞬間、ジェフリーの声>>77が響いた。]
[「城内の吸血鬼を全員倒すしかない。」 苦境にあっても諦めることのない、決意に満ちた力強い宣言。 顔を上げると、真剣な表情のジェフリーと目が合う。]
(86) 2012/05/02(Wed) 21時頃
|
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/05/02(Wed) 21時頃
|
………… [何かを決意するように一瞬だけ目を伏せ、再び目を合わせて笑顔を向けた。]
―主は、助けを求める者の為に手を伸ばし、 共に在りて力をお与え下さいます。
主の代行者たる修道士も…私も、同じ。
この力がお役に立てるなら… 少しでも、彼らを滅する力となることができるのなら…
最後までついていきます。 ジェフリー・ハリソン様。
私が、私である限り、 魔を滅する聖なる力を貴方とその剣に捧げましょう。
(87) 2012/05/02(Wed) 21時頃
|
|
―大階段― [吸血鬼の後ろから大分遅れて宴会場に足を踏み入れた。 二度目に訪れたそこは、アヴァロン伯が姿を現した時とは異なり、調度は倒れて散らばり、床にも焼け焦げた跡が残るという酷い有様だった。
立っていたのはドナルドだけだった。 彼は愛用のクロスボウを所持しておらず、怪我をしたのか、血染めの布を腕に巻いていた。 そして何より、]
(88) 2012/05/02(Wed) 21時頃
|
|
― 2F:宴会場 ―
よう、ドナルド。 良い子にしていたか?
[階段を登り切った先に、"子供"の顔を見つけて声を掛ける。 腕に巻かれた布に赤が滲んでいるのを見て、 舌先で、唇を舐めた。
自身はといえば、全身を赤く染めていたが ほとんどがヒューの血だ。
しかしながら、左手は浄化の力で焼け爛れ、 脇腹からは未だ血が点々と滴っている。]
(89) 2012/05/02(Wed) 21時頃
|
|
ちゃんと言いつけ通りできたようだな。 良くやった。
そら、褒美だぞ。 おまえのものだ。好きに喰え。
[言って、後ろから上がってくる錬金術師を示す。]
(90) 2012/05/02(Wed) 21時頃
|
|
まずは、目の前の吸血鬼…魔に落ちた魂を浄化させる!
[明らかに気配の変質したヒューの姿が目の前にある。意識を集中させ、魔法防御の術を自分とヒューの周りにかける。]
(91) 2012/05/02(Wed) 21時頃
|
|
おまえにとっては獲物。 そいつにとっては標的。
――― お互い、存分に愉しめよ。
[嗤いながら言って、自分はそのまま宴会場を通り過ぎた。]
(92) 2012/05/02(Wed) 21時頃
|
|
オレは上にいる。 どっちでもいいが、生き残った奴が上がってこい。
オレの血をくれてやる。
[餌を投げ、肩越しに手を振って客室へと向かう。]
(93) 2012/05/02(Wed) 21時半頃
|
|
…これくらいでは、封じられない…か。 個別に浄化の力を当てるしかないですね。面倒ですが。 [防御術でヒューの術を封じ込めようとしたが、血の赤>>85を纏った不吉なレギオンは染み出るように出現していく。]
…ジェフリー様は、あの男を狙ってください… 周りの魔物は、私がなんとかします。 [続いて杖を掲げて、ジェフリーにより強い聖別付与の術と防御を重ねてかける。]
(94) 2012/05/02(Wed) 21時半頃
|
|
[その身に纏う気配が。 ヘクターの言葉を聞くまでもなく、彼がヘクターの“子”であり、設定された自分の対戦相手なのだ。
去りゆく吸血鬼の王を目で追うようなことはしなかった。 黙して距離を保ったまま、ドナルドを凝視する。 瞳にあるのは、怒りや憎しみといった敵意や、絶望でもなく、羨望や嫉妬に似た闇(くら)いいろ。 それが、笑んだような穏やかな面に、静かに音もなく燃えてある。]
(95) 2012/05/02(Wed) 21時半頃
|
|
[ヒューの身体から流れ出す血が、 彼の剣になり、彼を護る紅き軍隊になる。 素早く目視して軍隊の数を確認した。
5体――1体1体まともに相手をしたら取り囲まれる数だ]
厄介だな。
[そこへ聞こえるのはムパムピスの言葉>>94 了解したというように頷くと]
ラルフに掛けているテーブルクロス。 あれに火をつければ一気に……
[そう耳打ちして]
(96) 2012/05/02(Wed) 21時半頃
|
|
―二階 宴会場―
……。おい…、…
[まず目に入ったのは、見慣れた巨躯。 逞しく盛り上がった筋肉は血に濡れて、 左手はひどく焼け爛れている。
思うよりも遥かに酷い外傷に 無意識に気遣うような声が漏れ はっとした様に口を噤んで 彼を睨み上げる]
(97) 2012/05/02(Wed) 21時半頃
|
|
…ッ、…。今更…。 見てたんだろうが…。
[――獰猛な双眸が己の腕に当てられ、 いたたまれず目を逸らして、彼の背後を見た]
(98) 2012/05/02(Wed) 21時半頃
|
|
……センセイ、か。 意外な対戦者だな。
[ヘクターに続き、現れたのはレオナルド。
衣服は汚れ破れ、惨憺たる有様ではあったが、 その眼差しは寧ろ己の知る彼よりも凄みを持ち 暗い深淵を湛えている様に見えた]
(99) 2012/05/02(Wed) 21時半頃
|
|
[レオナルドと相反して、 隻眼は吸い寄せられる様にヘクターの背に向かう。
……おそらく男にとっては、 どちらが勝とうが どうでもいい遊戯でしかないのだろう、と苦笑する。
どちらの玩具が壊れても、 残った玩具で愉しめば良い。]
……なんか、交換条件でも出されたか? 此処から出してやる、とでも?
[ 分銅代わりのカフスを外し、 しゅるりと闇色のワイヤーを引きながら尋ねた]
(100) 2012/05/02(Wed) 22時頃
|
|
私が食い止めてるうちに頼む!
[そう声を掛けると、竜牙兵の群れに飛び込む。
使役された竜牙兵を飛び越して、ヒューに肉薄することは 可能かもしれない。 だが、人形がどう動くかなどわからないのだ。 最悪の場合ヒューと竜牙兵に挟み撃ちにされることも考えられる以上、 先に倒したほうが得策だと判断した]
(101) 2012/05/02(Wed) 22時頃
|
|
そうですね。
[薄く笑った。 左手に握った細剣の切っ先をドナルドに向け、それを盾にするように身体を斜めに傾ける。 試験管を握った右手は隠したままだ。]
でも少し違います。 ……ドナルドさん、私はあなたが羨ましい。 あなたに与えられたぶんの血があれば、きっともっと有効に使えるでしょうに……!
[ひびの入ったレンズがギラリと光る。]
(102) 2012/05/02(Wed) 22時頃
|
|
またそれを言うか。
[いまだ自分が吸血鬼である自覚のないヒューは、ムパムピスの言葉(>>91)に暗い衝動を高める。 クラリッサを魔物と断罪し、今また神の名のもとに困難を退けんとするその信念。
どこか似た者同士であることは気づかぬまま。]
(103) 2012/05/02(Wed) 22時頃
|
|
[能力差は歴然とある。 唯一のアドバンテージは、自分は彼の戦い方と武器を知っているが、彼はこちらの隠し玉を知らない、ということだ。]
(104) 2012/05/02(Wed) 22時頃
|
立候補1名につき、確定します。
本日の投票は【レオナルド】にセットしてください。
よろしくお願いします。
襲撃は、赤ログ陣営に一任です。
パスも可能ですが、城内の人間が全滅するまで物語は続きます。
(#0) 2012/05/02(Wed) 22時頃
|
それでは、ドナルドさん。 しばらくお付き合い願います。そんなに時間は取らせませんよ。
[そう言うと、試験管の賦活剤を一息に飲み干した。]
(105) 2012/05/02(Wed) 22時頃
|
|
― 2F:宴会場 ―
[去りゆく背中で、 二人の間に静かな緊張が高まっていくのを感じる。 だがそれよりも、階下からの声が耳についた]
はん。 ……弱い奴ほど群れたがる、という奴か。
[修道士の言葉に、馬鹿にしたように吐き捨て、 それからふいに目を輝かせて口の端を上げた。
そのまま、機嫌の良い足取りで三階へと上がっていく。]
(106) 2012/05/02(Wed) 22時頃
|
|
[――無論、知らぬ。 レオナルドの寿命が尽きかけていることなど。
名の覚えの悪い己が『センセイ』と呼んだ通り 叡智を湛えた瞳は今もって、 隻眼の男にとってヒトそのものに見えた。
知恵も学もない男にとっては、 彼の知への貪欲さは想像もできぬもの ]
――……、…。 レイピア、……ラルフのか?
[何度か組んだ青年が 常に携行していた銀の細剣。
それに気をとられ、 試験管の事にはまるで気づかない。]
(107) 2012/05/02(Wed) 22時頃
|
|
[間髪入れず、レイピアに気を取られたらしきドナルドに試験管を投げつける。 無論、これは牽制に過ぎない。 賦活剤が全身を活性化させるのを感じながら、素早く右手をポーチに突っ込む。]
(108) 2012/05/02(Wed) 22時頃
|
|
>>96 [ラルフの眠る位置に視線をちらりと遣り、ジェフリーに小さく頷く。 ただ、すぐに取りに行くことはせず、足元の瓦礫を拾い上げる。]
……死者の皆様、貴方達に相応しい世界はここではありません。 魔物の呼び声に応える事無く、審判の時まで、安らかにお眠りください。 [そのまま、聖別付与を与えた瓦礫…嘗てはテーブルの脚として使用されていたらしき木片を死人兵の真ん中に放り投げる。]
主よ、御力を顕しその楔を砕き給え。 [木片は、床に落ちる直前風船が割れるように弾け砕かれた欠片が光を放つ。 素材は違うが最初にヘクターと対峙した時と同じ術。 白い光が赤い骨の表面に振れると煙をあげ、灼くように侵食していった。]
(109) 2012/05/02(Wed) 22時頃
|
|
……。… 羨ましい、…だって?
[眉を顰め、切っ先からの距離を目視で測る。 信じがたい事を聞いたように低くうめいた]
こんな、……死体と変わらねえ身体がか…?
っ…――ッ [左目の死角に目掛け、レオナルドの薬剤が投げつけられる。 がしゃりと試験管が割れ、中の液体が肩にかかった]
(110) 2012/05/02(Wed) 22時頃
|
|
[勢い良く飛び込んだが、一体づつ斬り結ぶような真似はしない。 ただ時間を稼ぐように、小刻みなステップを繰り返し、 竜牙兵の振るうサーベルを受け流し、盾での打撃を避ける。
ムパムピスが自分の提案を使うか、 それとも自分の術を使うか。
それまで保たせるために]
(111) 2012/05/02(Wed) 22時頃
|
|
[直接的な攻撃ではない為、テーブルクロスを取りに行く間の足止めになるかならないか…賭けにも近い気持ちで放った術であったが、すぐにジェフリーが兵士たちの前に飛び込む。>>101]
「私が食い止めてるうちに頼む!」
[瞬間、全力でラルフの安置されている位置まで走りだし、その上からかぶせてあったテーブルクロス…聖別の成されてある布の塊を引きはがした。]
(112) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
|
[酸の壜を掴み取り、銀のレイピアを盾に距離を詰める。 それは一級の戦士と変わらぬ速度、 今飲み干した賦活剤が与えた能力上昇の効果。]
(113) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
|
[死者を神の元へ帰す祈り(ターン・アンデッド)を唱えるムパムピスの声に、感情など死に絶えたはずの竜牙兵たちがおののく。
そして、弾けた光の束に捕まった竜牙兵たちが脆くも崩壊するのを見れば、ムパムピスの信仰の力は本物だと認めざるを得なかった。
いくら竜牙兵を呼び出したところで、ムパムピスに触れることすらできずに一掃されるだろう。]
(114) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
|
うっ、あ…ッ
――チッ
[しゅうしゅうと、白煙。 舌打ちし、距離を詰めるように床を蹴る。
焼け爛れるような痛みに構わず、 ワイヤーを鞭の様に撓らせる。 細く強靭な鋼糸が、細剣を目掛け唸りをあげた]
(115) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
|
[ムパムピスの聖句が聞こえはじめるやいなや>>110 竜牙兵から距離をとるように、大きく後ろに飛び退る。
その目の前で、飛来してきたものが光ると、 ヘクターが聖別された剣を掴んだ時と同じように、 骸骨から煙が吹き出した]
(116) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
|
― 3F:城主の部屋 ―
[本来は己の、 いまは"娘"の部屋となっているその場所に足を踏み入れ、 まずは無造作にいくつかの引き出しを開ける。
しばらく探したのちに、液体の入った小瓶をつまみ出す。]
ああ。やはりあったか。
[蓋を開ければ、薔薇の香りが溢れ出した。 薔薇の花をいくつも煮詰めて取り出した 花の命のエッセンス。
クレアはこれが好きだった、と目を細める。]
(117) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
|
[城に薔薇が咲き乱れているのは、 なにも城を飾る為だけではない。 取り出したエッセンスは傷を癒し、 ある程度ならば渇きを癒す力があった。
吸血鬼の間に、昔から伝わる命の水。 揺れる透明なそれを、ひといきに飲み干す。]
(118) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
[効果は、目に見える形で現われた。 焼け爛れた左手の肌が再生し、 斬りつけられた脇腹の傷口に、肉が盛り上がる。]
―――ふむ。 完全とはいかないが、こんなものか。
[幾度か身体を捻り、手を握り開く。 動くのに支障はないと確認すれば、 今度はクローゼットを引き開けた。]
(119) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
|
[ならば、自分が斬るまでのことと、下段に剣を構えたヒューの行く手には金髪の剣士が立っている。
そのたたずまい、相当、場数を踏んでいると見た。]
(120) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
ドナルドは、レオナルドに話の続きを促した。
2012/05/02(Wed) 22時半頃
ドナルドは、ムパムピスに話の続きを促した。
2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
[飲み残しの賦活剤が、幸運にも思わぬ副次効果を上げたのを見て取る。 が、それを喜ぶほどの余裕はない。 予測していた通りのギリギリ対処できるかできないかの素早さで、ドナルドが迫る。 鞭のように撓る鋼糸が、細剣に巻き付いて絡んだ。
が、それもまた狙いの一つに過ぎない。 酸の壜を、右手で腕を狙って投げつける。]
(121) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
レオナルドは、ドナルドに話の続きを促した。
2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
[走りながら未だ炎を上げ続けるバリケードに手を伸ばし杖の先端…小さな布を挟み込んだ部分を翳す。その先にオレンジの小さな火が灯ったのを確認。]
ジェフリー様、そのまま下がっていてください! [結果を確認しないままだった術が成功したのか、ジェフリーが兵士から距離をとっている。]
[布を兵士たちの斜め上に投げ、術を詠唱するとそれ自体が生き物のように不自然な動きで広がっていった。]
(122) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
|
[年頃の娘らしい華やかな衣装が並ぶクローゼットの一隅に 男物の服が下がっている。]
やっぱりあったか。
[丁寧に手入れされていたそれらの中から、 金の刺繍で縁取られた黒いローブを手に取って 浴室へと向かう。]
(123) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
|
[ムパムピスの投げた木片で 竜牙兵は、消滅こそしないものの、 その動きは明らかに鈍い。
これではムパムピスを追うことは出来ないだろう。 彼の走る気配を後ろに聞きながら、十分な距離を取って待った]
(124) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
|
[レイピアを構えたのは、攻撃しようとしてではなく、銀製のそれを盾とするためと、相手にそれで攻撃すると思わせておとりとするため。
相手が戦士で、自分の攻撃手段を知らぬのを前提とした策だった。]
(125) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
レオナルドは、ドナルドに話の続きを促した。
2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
[金髪の剣士と対峙しつつも、視界の端に、修道士の動きは捕えている。
彼がラルフに被せていた白布を引き剥がしたのは見ていたが、さして脅威とはみなしていなかった。
むしろ、床に溢れたラルフの血の匂いに惹かれる。]
(126) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
レオナルドは、ジェフに話の続きを促した。
2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
恵みと慈しみの主よ、その御手を上げ逆らう者、悪事を働く者の腕を挫き 彼の反逆を余すところなく罰して給え。 無辜たる民の魂に近づき、贖い呪われし敵より解放し給え。
[杖を振ると、その先の赤い炎が大きさを増す。炎の塊をテーブルクロスに向かい投げつけると、屍人兵の頭上で燃え広がっていく。]
(127) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
|
すっかりぼろぼろだからなぁ。
[今まで身につけていた服は、あちこちが破れ、すり切れ、 血が染みこんで酷い有り様になっていた。
もはや見る影もない服を脱ぎ捨て、 手に取ったローブを入り口に下げて、浴室に入る。 脱ぎ捨てた服は、音も無くやってきた影が片づけていった。]
(128) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
|
――呪われし屍に、浄化の炎を――
[オレンジの炎は真っ白に発光して骨の兵に降り注ぎ、その禍々しい姿を呑みこむように火柱を噴き上げた。]
(129) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
|
― 3F:浴室 ―
[鍛え上げられた壮年の身体を、湯の中に沈めていく。 溢れる湯が赤く染まり、それも流れて透明さを取り戻した。]
あぁー、生き返る。
[不死のものとしては甚だ不適切な言葉を発し、 頭まで湯に浸かって堪能する。]
(130) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
|
[そうして、湯の中で手足を広げている間にも、 階下で行われている戦闘には、意識のいくらかを割いていた。 闇をたぐり寄せ、影と感覚を繋ぎ、 戦いのさまを堪能する。
影が運んできたワインの香りを楽しみ、 口を付ける真似事までして、くつろいでいた。]
(131) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
|
[ヒューが下段の構えをしたのを見て取ると>>120 竜牙兵はムパムピスに任せ、彼の前に立ち、剣を構え直す。
剣を造り出した経緯。脅威の身体能力を見ると、 彼ももう魔物の領域に入っているのだろう。
ならばヘクターと同じように首を狙う――。 足を踏み出した]
(132) 2012/05/02(Wed) 22時半頃
|
|
[細剣を絡めとり、ぎりぎりと引きずり寄せようと力をこめた。 距離が詰まり、腕の届く箇所にレオナルドの体躯が迫る。]
――ッ、………ったかよ、!
[投げつけられる酸の瓶。 だが、今度の攻撃はある程度予測していた。 捕らえた剣を軸にする様にして 身を捩り、右腕を乱暴に薙ぐ。 ぱりん。 音を立て、空中で瓶が破裂する]
(133) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
|
つっ…、…ッぐ
[全ては避けきれず、その内部は飛散して皮膚を焼く。 直撃にはいたらなかったが 酸は傷口をまともにかぶり、 即席の包帯が切れてばらりと解けた]
(134) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
|
[祈りに触れてすでに攻撃本能を失っていた竜牙兵が、浄化の炎に包まれる。 思わず左腕をかざして目を守ったのは、その光があまりに強く感じられたから。
言い知れぬ嫌悪感が募る。
瞬間、金髪の剣士の一撃が風を裂いて飛んで来た。 その刃は聖別されたものであったか?]
(135) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
ムパムピスは、ヘクターに話の続きを促した。
2012/05/02(Wed) 23時頃
ムパムピスは、ヒューに話の続きを促した。
2012/05/02(Wed) 23時頃
|
[こうなれば、鋼糸を使う彼は剣を取り上げようと、剣に絡めた糸を手繰り寄せるであろうことも予想していた。
――ここまでは、全てが事前の計画どおり、想定内。 むしろここからが、本番。
腕を払われた瞬間、右腕に恐ろしいほどの衝撃が来た。 そのダメージを逃がすため、自分から細剣を手放し、後ろへ飛んだ。]
(136) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
|
[女は魔法に長けていた。 元々そのような力を有する家系だった。 占いをし、薬草を扱い、魔法を扱い怪我や病を癒す。 ヒューが白い魔法>>0:199と称したように白魔女とも呼ばれる系譜。 魔女狩りにあわずに済んでいたのは 必要とされた時にしかその力を使わなかったから。 もう一つの理由は害無き白魔女よりも この地の民は吸血鬼と噂される領主の方をおそれたから]
(+20) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
|
[右腕の袖とともに皮膚が裂けていたが、腱は傷ついていないようだ。 ドナルドが酸のダメージで動きが鈍ることを祈りつつ、左手指に最後の火炎弾を挟む。]
(137) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
|
はっ!
[動きを止められることなく間合いに潜り込むと、 ムパムピスにより聖別された白刃>>94を ヒューの首めがけて、水平に振った>>135 その勢いは風の唸りがあがるほどに]
(138) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
|
……ッ、ンな事までして、こんな身体になりたいのかよっ…。
[ワイヤーに触れた部分の細剣の刃が、 音を立てて漆黒に染まっていく。
……ラルフの刃だ。
彼がこれを貸したのか。 傭兵にあるまじき程潔癖に優しいあの男は、 この光景を見たら悲しむだろうかと脳裏に浮かぶ。
酸に痛む腕を揮い、ぶんと横に薙いで剣を打ち捨てる]
(139) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
|
[常に身につけていた紅玉も 占いに使う道具のひとつで。 師ともいえる祖母から譲り受けたもの。
今は手元に無き品。 ずっと大事にしてきたものなのに 手の届く場所になく 何処にあるかも知れない。 触れられぬことを少しだけ心細く思う]
(+21) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
|
――…出て…来なくなった…? [人の骨を象った灯りが徐々に崩れ、粉となり消えていく。その様子を見ながら、新手の兵士が召喚されていないことを慎重に確かめる。]
[大規模な術を連続で使った為、消耗は激しかったが杖を支えに何とか立ち、大きく息をついた。]
(140) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
|
[腕はじんじんと熱く、 エリアスの刃の傷と相俟って魔物の身体を苛んでいた。
僅かに荒い息をつき、軽く腕を動かす。 多少、鈍い。だがまだやれる。]
………。
[思案して、血のこびりつく包帯を剥がした。 ぎゅっと掌に巻き、握り締める。]
(141) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
|
[床に飛び散った酸が白煙を上げるのを前に、錬金術師は薄く笑む。 乾いた血のこびり付いた口元が、まるで不釣合いな穏やかな微笑。]
若くて健康なあなたには分からないかも知れませんね。 自分がもうじき確実に死ぬと分かって生きねばならない人間の気持ちは。
(142) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
|
[初撃から首筋を狙ってくる相手。 充分な勢いの乗った攻撃だった。 身を引いても間に合わない。 とっさに判断すると、かざした左腕の篭手で剣を受け、流す。 が、予想外の白い痺れが腕を貫いた。]
──… っ ?!
(143) 2012/05/02(Wed) 23時頃
|
|
[それでも、動きを止めるわけにはいかなかった。 斬られたくなければ。
そのまま、深く礼をするように上体を折ってもんどりを打つと、踵落としに男の肩を狙う。]
(144) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
|
|
[ワイヤーを引き、生き物の様に手元に戻す。
漆黒の闇の血に染まる其れは、 既に隻眼の男にとって、自らの腕の様に自在に動いた。]
……。 ………センセイ、アンタ……。
[瞠目し、まじまじと彼を見る。 ……恐らくは薬剤か何かで活性化しているのであろう、彼の身体能力。 けれど其れにも隠せず、その顔は窶れ、どこか深い死の影を宿していた]
(145) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
|
|
[前触れもなくいきなり石床を蹴って、前進する。 死角の左側を狙うと見せて、直前で右へ飛び、
火打ちの指輪を打ち鳴らし、 点火した火炎弾を手に彼のふところに飛び込んだ。]
(146) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
|
|
…ちッ、…――
[跳躍に舌打ちし、左手でワイヤーを勢い良く揮う。 波打つそれは死角を防御するように流れ、彼を遮ろうとする]
――ッ、……
[触れれば恐らく身体を切り裂くであろう鋼糸を避け、 レオナルドの痩身が右側に向けて飛び掛った]
(147) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
|
|
[男の身体能力なら、ここからでもまだ跳躍して下がれるかもしれない。 そう予測して、外した場合にすぐに剣を構え直すつもりでいたが。
そのまま篭手で受け止められると>>143 聖なる力で腕を焼き尽くせんとした。
――不意に男の身体が沈むと、すぐに肩に激痛が走る]
……つっ……!
[そのまま勢いで後ろへ跳ね飛ばされる。 肩はズキズキ痛み、骨にヒビが入ったか、最悪砕けたか。
それでもかろうじて取り落とさなかった剣を手に、 素早く立ち上がった]
(148) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
|
|
[懐に飛び込んだ彼の手にあるものを認め、 ぎり、と唇を噛み締める。
現物を見たことはない。 けれどその存在は何処かの戦場で聞いたことがある、其れ]
――っ
[包帯に覆われた右手を、レオナルドが掴む火炎弾に伸ばす]
(149) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
|
|
[火炎弾を彼の足元で爆発させるために、 可能な限り彼の身体近く、前傾してすり抜けようとする、 が。]
!!!
[予想よりも速く反応したドナルドの右手が握った火炎弾に伸びる。]
(150) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
|
|
[手応えはあった。
踵落としの大技から死に態となった身体を横に転がして素早く立ち上がり、距離をとる。 その左手は肘から先が禍々しい闇に染まり、痺れていた。]
…穢れ …だと
[自分の肉体から血を抜き取った後、傷を塞いだヘクターの力がなんであったのか、ようやく合点がいった。]
(151) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
|
|
ああ、 この城に、吸血鬼は──
確かに 居たんだな。
[薄く唇を引いて、笑む。]
(152) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
|
|
[レオナルドの手首を握り、捻り上げる 無理やりその身体を拘束し、火炎弾を捨てさせようと身を捩った]
……捨てろ、センセイ!
(153) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
|
|
[肩を庇いながら改めてヒューの力の強さ。 そして恐らく血を分け与えたのだろうと推測されるヘクターの強さを 今の一撃で感じ取った。
食らえば、大ダメージに繋がるかもしれない。 ならばなるべく隙を見せないようにコンパクトに。
手近にあった、先程ムパムピスが術に向かった木片を拾うと 投げつけて。 その間に再び間合いを詰める]
(154) 2012/05/02(Wed) 23時半頃
|
|
[手首が万力のような力で捻り上げられる。 骨が軋む感覚を覚えるが、痛みを感じない以上、苦痛で放棄させることはできない。]
……離すと思うんですか?
[ドナルドを振り返り、苦く笑う。]
だが、これで終わりのよ
(155) 2012/05/03(Thu) 00時頃
|
|
[レオナルドの身体から急速に力が抜け、ドナルドに持たれかかるように倒れる。 力を失った指先から、火炎弾が零れた。]
(156) 2012/05/03(Thu) 00時頃
|
|
― 3F:浴室 ―
――― やれやれ。
[湯船ですっかりくつろいでいた闇の領主は、 聞こえてきた『声』に肩を竦め、湯船から立ち上がる。
適当に拭った肌の上にローブを羽織り、 ベルトで留めて、歩き出した。]
(157) 2012/05/03(Thu) 00時頃
|
|
[薄く笑んだ唇から鮮血が溢れて、錬金術師の胸元を染める。
賦活剤の効果時間が切れた今、 衰え切った彼の身体はその負担に耐え切れなかった。]
(158) 2012/05/03(Thu) 00時頃
|
|
センセ…ッ、
[離す気はないのだろうとぎりりと歯を食いしばり、 ワイヤーが彼の手首を断ち落とそうと巻きつく。
だがそれが果たされる前に 彼の笑みとともに力なく石床に落ちた]
……ッ、…ぁ、…
(159) 2012/05/03(Thu) 00時頃
|
|
ジェフリー様と…ヒュー・ガルデンは… [顔を上げ、音と気配から対峙している二人の姿を探す。]
[杖を取り、先を軽く振ると焼け焦げた布が床に ひらりと落ちた。 屍の兵士たちが復活する気配はない。]
(160) 2012/05/03(Thu) 00時頃
|
|
[金髪の男が投げた木片──聖属性のそれが、今は明らかに凶器に見える。
大きくステップを踏んで飛び退った。 そのまま、じりじりと距離を稼ぐ。
ただし、剣士が追撃を諦めるほどにではなく。
巧妙に、修道士と彼を引き離すべく誘う。]
(161) 2012/05/03(Thu) 00時頃
|
|
"可愛い子"からの救援要請だからなぁ。
[浴室から出て、娘の部屋に歩み入る。 その身体がどろりと溶けだし、 粘性の闇となって流れ、床に染みこんでいく。]
『行ってやらないわけにはいくまいよ。』
[声だけが、どこかから響いて空気を震わせた。]
(162) 2012/05/03(Thu) 00時頃
|
|
あ なた の 血 を
[最期の言葉は声にならなかった。]
(163) 2012/05/03(Thu) 00時頃
|
|
[闇は、城の壁の中を伝い、滴り落ち、這い寄っていく。 それは粘体が獲物を狙うのにも似て、 なお忍びやかに、猛々しい。
三階の床より落ちた闇は、 そのまま二階にある図書室の壁を伝い、 さらに染みこんで消えていく。]
(164) 2012/05/03(Thu) 00時頃
|
ドナルド> 本日、投票はレオナルドです。
(#1) 2012/05/03(Thu) 00時頃
|
ちっ。 ちょこまかと……
[小刻みにステップを繰り返して刃を避けるヒューに 珍しく舌打ちが出る
もう自分の剣が早ければ、首が落とせるのに。 その思いで、ヒューを追うのを諦めることが出来ない。
それが彼の策だともわからずに――]
(165) 2012/05/03(Thu) 00時頃
|
|
く、…っ、 [火炎弾を掴み、思い切り背後に投げる。
弾は作業室の扉にぶつかり、派手な音を立てて燃え上がった。]
……センセイ、……
[――俺の、血をと。 息が落ちるその瞬間、 そう聞こえた声に目を見開き。
迷う様に縋る様に中空を仰ぐ]
…ッ、……
[かの男は、――見ているのだろうか。]
(166) 2012/05/03(Thu) 00時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る