254 東京村U
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─ 新宿、鉱石店前 ─
[外に出ると、まだ日差しは高かった。それまでさえぎられていた陽光に目を細める。]
……
[つと、背後から声が聞こえて、明るさの中で眼鏡をかけた女は一度立ち止まると、ゆっくりとふりかえった>>13。]
(19) 2016/09/29(Thu) 02時頃
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[その場からは戻ってくることはなく、 遠巻きにしたまま唇が動いた。
「 」
行きかう人の雑踏に紛れながら、 三文字分、口を動かすと、 にっこり と目を細めて女は笑った。 あるいは、どこかよく知る相手に親し気に笑いかけるように。]
(20) 2016/09/29(Thu) 02時頃
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[それだけで、中肉中背の特徴のない淡い服を着た女は、雑踏のうちに紛れて見えなくなってしまった。 明暗の差と、遠さからそれは読み取りにくく ただ、もしも読み取れたなら、 それはこう言っているように見えただろう。]
(21) 2016/09/29(Thu) 02時頃
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「 * はずれ * 」
(22) 2016/09/29(Thu) 02時頃
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─ 夕方・上野中下アパート前 ─
[しゃがれたカラスの鳴き声が、長く響いている。 日は傾いていて、足元には背丈より長く影が伸びていた。
昼過ぎに向かった上野中下アパートの大家へ土産の水晶を手渡したあと、次の契約をどうするか、いつ頃に募集をするか。次に紹介する希望者の身元についての制限など、話を終えるころには日がすっかり傾いていた。]
ええ、はい。
一応、また募集はかけるそうですが すぐにというわけにも。はい。 ええ、亡くなられたということで、お祓いもと。
そうですね。五階の──
はい。ええ なるべく早く、とはおっしゃっていました
[耳元にスマートフォンを当てて、話し合いの結果を上司に伝える。入口前で頭上を見上げると、五階のベランダにカラスが留まっていた。]
(84) 2016/09/29(Thu) 18時頃
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ええ、希望としては。 ただそうですね。 ……なかなか難しいかもとは
[黒い鳥に目を眇める。大家さんとしては空き室のままにしておきたくない気持ちもあるのだろう。>>0:74 以前に張替やお祓いを費用を取り戻したいという気もあるように思われた。]
はい。そうですねえ。入居者様側への説明もありますから
[そういいながら、ちらりとどことなく名残のようなものを感じてしまうでこぼこのアスファルトの上に視線を流した。]
(86) 2016/09/29(Thu) 18時頃
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みょんこは、ドリベルのベースがあってこその……と、そう話している二人連れに道を譲った。
2016/09/29(Thu) 18時頃
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─ 上野、上野中下アパート付近 ─
[通話を切ると、歩き出しながらスマホのブラウザを開いた。 「上野中下アパート」「カラスマンション」で、 更新時間二十四時間以内のものを検索する。
飛び降りたところを見たとか、自分のところにも警察官が来ただとか、近隣の住民らしいツイートがいくつかぱらぱらと見つかった。
「まただって」「あそこって前も」 「いやにカラスが多いんだよね」
そんな流言飛語と一緒に、カラスがアスファルトの上に降り立っている画像が出回っていた。 画面中央にいるカラスが主体で、上野中下のアパート自体は隅に移っているだけの画像だが、角の電柱でどこ位置なのかは実際にここまで足を運べばわかるようなものだった。]
(95) 2016/09/29(Thu) 21時半頃
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みょんこは、 写真でのカラスが止まっている位置に視線を投げた。
2016/09/29(Thu) 21時半頃
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[写真を画面全体に表示して、体から少し遠ざけた。 実際の風景と重ねるように動かす。]
…… 偶然ってこわいわねぇ
[現実と写しとの二重の風景は、ちょうど大家さんが「あのあたりにね、」と、声を潜めながら指をさした位置に重なった*。]
(96) 2016/09/29(Thu) 21時半頃
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→ 新宿、新宿不動産株式会社オフィス前 ─ [上野から山の手線で新宿まで戻り、まっすぐにオフィスのあるビルを目指す。今のところカラスマンション──上野中下アパートを紹介した顧客からのクレームや引っ越し願いなどは届いていないとのことだったが、情報がネットに流れていることもあり何かあれば対応できるように戻ってほしい。とのことだった。
この手の話題は、ときおり他の紹介者にも波及することがある。
特に、新宿不動産所有のマンションなどについては、ある程度事前に説明をしていることもあり、伝播したように不安の声があがることもあった。]
(107) 2016/09/29(Thu) 23時頃
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[低価格を求める顧客はわけありのことも多く、転居率もそれなりに高い。それゆえか、前担当から引き継いだ顧客よりも、鈴里が初めて担当した相手の方が多い。]
あら? ……日菜子ちゃん?
[そんな事情があったから──オフィスの前にたたずんでいる少女の顔に見覚えがあることに気がつけた。
点検や新規入居者の案内で出向くことが多かったこともあるが、直接の契約者である両親ではなくその娘の顔にも覚えがあったのは、六年間、優良な関係を続けられている相手というのがそれなりに珍しかったからだった。]
(108) 2016/09/29(Thu) 23時頃
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─ 新宿、新宿不動産株式会社オフィス前 ─
[ちょうど移動しかけていた背中が振り向く。少し間があったのは名前を思い出す間だろう。]
こんばんは。 ごめんなさい、どこかにいくところだったかしら
[笑って挨拶とともにひとつ頷く>>117。 足先をみて、短く謝罪を添えた。]
(123) 2016/09/29(Thu) 23時半頃
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[ここに、と日菜子の言葉にええ。と肯定を返す。]
そうなの。いつもはここで 今日は荷物を取りにきたところなのだけど 日奈子ちゃんとこっちで会うなんて珍しいわねぇ
[いつも顔を合わせるのは鈴里が出向いてマンションでのことが多い。最初の問いかけが疑問形になったのも、そのせいだった。]
…… 最近はどう? 何か、困ったりしたことはないかしら
[少し間をおいて、それとなくマンションの様子を尋ねる。上野中下アパートのこともあり、もうひとつ大きな曰くつきの最近が知りたくもあった。]
(125) 2016/09/30(Fri) 00時頃
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― 新宿不動産前 ―
あら。
[一人だという言葉に、少し意外そうに頬に手が添えられた。不動産に用事でないのなら、誰かと遊びにきたのかと思ったらしかった>>127。ただ、それも話を聞く間に、得心に代わる。]
……そうなの。お母さん、お忙しいのかしら それじゃあ、ちょっと 家にいるのと寂しくなっちゃいそうねえ
[苦笑に合わせるように少し眉が下がる。ふーっとため息が吐かれた。]
……うちで紹介しておいてなんだけれど、 もし何かあったら相談してね
(131) 2016/09/30(Fri) 00時半頃
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みょんこは、キルロイに話の続きを促した。
2016/09/30(Fri) 00時半頃
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─ 新宿不動産株式会社前 ─
そう。それじゃあきっと、 日奈子ちゃんと話せなくて お母さんも寂しいわねえ
[自身の推察と想像を口にして、困ったことのように眉を下げて鈴里は苦笑した>>136。]
ええ、ありがとう。 …… どうか、無理はしないでね 話しちゃうのも大事よ。
[大丈夫、にそういうも、小さくおなかが鳴ったのに、くすくすと笑って鈴里はごめんなさい。と引きとめたことを謝った。]
(142) 2016/09/30(Fri) 01時頃
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ごはん、ちゃんと食べて、 それとここらへんも、 あまり変なところにはいかないようにね
怖がったりすることも … 大切だから。
[──気をつけて。と、言って鈴里はオフィスの中へ足を向けた。]
(143) 2016/09/30(Fri) 01時頃
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─ 新宿不動産株式会社前 ─
お母さん、そんなに繁忙期なの。 忙しすぎるとそうかもしれないわねぇ…… [それどころじゃない。という家庭の様子は一端しかわからない。ただ、目を配れなくなっているらしいことを知るばかりだ>>145。]
あら。ごめんなさい。 どうも小さいときの印象が抜けなくて。 本当に、大丈夫ね?
[念押しはほんの少し冗談めかせたものだった。少しだけ、零れるものがないかを待つように首を傾げてから、そっと息を吐いた。 「それじゃあ、またそのうちそちらにも伺わせてもらうわね」と、手を振って鈴里はオフィスに続く入り口をくぐっていった*。]
(151) 2016/09/30(Fri) 01時半頃
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─ 東京、四ツ谷マンション『友硯社』支部 ─
[ガー、と印字されたアンケート用紙が先に印刷されていた紙の上に吐き出される。
単身用の1LDKのリビングには不釣り合いな 業務用のコピー機が可動音を部屋に満たしていた。]
(308) 2016/09/30(Fri) 23時頃
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[一種奇妙なのはそのコピー機の圧迫くらいで、他はテーブルに本棚しか室内に家具らしい家具はない。壁際の本棚の上においてある正十二面体の置物が飾り気ない室内で唯一の装飾品だった。
その低い丸テーブルの上には、ノート型のパソコンが一台と、回答済のアンケート用紙が積んであった。
E4159832──ケンカしないマトモでやさしい親のいる未来 →連絡済 希望者あり 依頼中 E4298749──田舎に帰らずに済む未来 →経過観察中 何かあれば対応 E4412164──広がり続ける 音楽を →連絡中 E4377142──この質問にちゃんと答えられる未来を →追跡中
黒のボールペンがノート上に文字を連ねていく。開いた大学ノートには、熱心すぎる執拗さでぴっちりと文字が書かれていた。]
(309) 2016/09/30(Fri) 23時頃
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[その事務所と家を足して2で割ったような部屋の主──鈴里みよ子は、ぺたぺたと奥の狭いキッチンから紅茶のポットをもってくると、ノートPCの前に座った。
エンターキーを押すと休止状態だったPCが立ち上がり、「解放治療カルテ」のファンがやっているらしいブログが表示された。
「ずっとおいかけてきたけど、昔から追ってたから 最近人気ですぎてサミシイ><;;」
等々書かれた内容をスクロールしていく。]
(310) 2016/09/30(Fri) 23時半頃
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[コメント欄には投稿者に同調するように「今のままでいてほしい〜」という意見がちらちらと散見される。 変わってほしくないというのは、鈴里にもなんとなく感覚はわかる。ただ、人気が出すぎていやだ。という意見はよくわからなかった。 ──好きなものなら、広まってほしいと思う。]
でも、一気に有名になっちゃうと それも考え物なのかしらねぇ……
[カーソルを動かして、ブラウザのタブを切り替える。表示した「知らない街ニキ」についてのまとめたブログのコメント欄を眺める。だんだんと日につくレスの数は、あからさまなくらいに減っている。]
(312) 2016/09/30(Fri) 23時半頃
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[画面をみたままため息をつく。と、 テーブルの上に置いたスマホが震えた。
みると「硯友社」のLINEグループに 新規メッセージが届いたところだった。
『作業すすんでますか』
イヤホンのアイコンがふきだしでしゃべっている。 発信者名は「サミュエル」となっていた。 団体メンバーの中ではわりと最近参加した青年だ。]
(313) 2016/09/30(Fri) 23時半頃
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[渋谷で座り込んでいるところにアンケートをもって話しかけたのがきっかけでやりとりをするようになった。当時のアンケートの回答は「なんでもいい」。それなら、と団体支部に来るかと誘ってみたところ、本当についてきてからの縁だった。
「もちろん」
と、短いレスを返すと、すぐに既読がついた。『そうすか』とリアルタイムで反応がくる。]
(314) 2016/09/30(Fri) 23時半頃
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[開きっぱなしの画面に続けて吹き出しが並ぶ。今度はさっきよりも長いメッセージだった。
『さっき、病院の方から連絡きました。 先生、今日は急患が入ったから、 そっちに顔だしはなしだそうで』
『それで、あの例のお母さんとお父さんですけど 今日は病院に泊まってかれるってことで。 院内は電波ダメなんで、俺だけ今外ですけど』
続けて、二連続でそう連絡が並ぶ。]
(315) 2016/09/30(Fri) 23時半頃
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