21 潮騒人狼伝説
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[見据えられた目を、じっと見つめ返した後、 大きく息を吐いて、初めて自分から視線を外した]
……コーチ。 性急すぎます。 僕を疑うのは仕方がありませんが、僕を煽るのはやめてください。 ……僕は、あなたのように冷静に、冷徹に、ものを見られません。
[ある程度の状況は把握出来ても、それがあるゆえに、自らの判断にも慎重にならざるをえない。 それが、経験と言うもので]
……強いて、おおまかに言うなら。 極端に冷静な人。 あるいは、極端に敵を作りたがらない人、でしょうか。
(173) 2010/07/20(Tue) 01時頃
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…………、
[指示を、堅い面持ちで聴く。>>177 最後の言葉には、ゆっくりと、首肯する]
……コーチも何か分かったら、教えていただけると、嬉しいです。
……話、聞いてくれて、ありがとうございました。 コーチも、どうか、気をつけて、
[言って、頭を下げた。 呼び止められなければ、そのまま部屋を辞すだろう**]
(186) 2010/07/20(Tue) 01時半頃
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――食堂――
[階段を下りて1Fへ。途中、バーナバスの部屋に向かうイアンやベネットの姿を見かければ、気遣うような視線を向けただろう。 食堂に到着すると、あたたかな食事風景に、しばしあっけにとられた]
……、いえ、こちらが、ふつうですよね、
[ひとりごちた後、その場にいた者達に挨拶した。 そういえば、何も食べていない。調理場の白米を盛ると、平時よりもさらに覇気のない動きで、皆から少し離れた席に移動した**]
(262) 2010/07/20(Tue) 16時頃
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[ボリスの問いには、ゆっくりと首を振る]
……いいえ。 部屋に戻った後、すぐに眠ってしまって。わかりません。 一昨日も、特に。
[ふと、彼の言の裏にありそうなことを想像してしまい、眉を下げる]
……僕が気づけていたら、こんなことはなかった、のでしょうか。 ……似たようなこと、コーチにも言われました、ね。
[やるせないように、唇を噛む]
……すみません。 僕が、言わなかったから、
[頭を下げた。 脳裏に浮かぶのは、傍らのスケッチブック。いま、自分がすべきことは]
(273) 2010/07/20(Tue) 19時頃
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…………、
[コーチには止められたけれど。 強く情報を請われれば、皆に自分のことを話すだろう**]
(274) 2010/07/20(Tue) 19時頃
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……石田さんは、コーチを疑っているんですか、
……コーチは、違います。 人狼じゃない。
(277) 2010/07/20(Tue) 19時半頃
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――202号室――
[部屋から応答はない。 バーナバスの部屋を出ると、直接食堂へと向かっていた。 ただ、部屋の鍵は開いていた。 扉を開けば、衣服などの最小限の荷物だけが隅に置かれた、殺風景な部屋が見えただろう。凶器のように見えるものはない。 スケッチブックや筆記具は、持ち歩いたまま]
(283) 2010/07/20(Tue) 20時半頃
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[ミッシェルの視線を、真剣な眼差しで受け止め]
……勘。 そうですね、勘、のようなものなのかも、しれません。 でも、僕はその勘を、信じています。
僕は、誰が人狼か、識る力があるんです。
[切り出すと、バーナバスに告げたものと、同じ内容を言った。>>122>>123。 彼の時よりも重い口調で、自身が持つ情報を告げる。]
……くれぐれも、お気を付けて。 大丈夫だとは思いますけど、彼らを刺激しないように、
[ミッシェルがその場を辞そうとすれば、無表情は変わらずとも、気遣うように言葉をかけた]
(286) 2010/07/20(Tue) 20時半頃
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[リンダの声が聞こえると、振り向いた。 こちらへと流れる視線に、今朝の気丈な彼女を思い出す。平時の印象とは大きく異なる、彼女を]
……はい。 朝は言えなくて、すみません。 ……迷いが、ありました、
[申し訳なさそうに、声を落とした]
(288) 2010/07/20(Tue) 20時半頃
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……似てる、 ……そう、でしょうか、
[リンダの言葉を、不思議そうに反芻する。 自分には、彼女のような気丈さはなかったから。]
……、 ありがとう、ございます。 信じてくれて。
[堅い無表情が、ほんの少し、和らいだ。笑みまではいかないまでも、いつもより、ずっと柔らかな表情を見せる。 コーチが人狼ではない、という言葉には力強く首肯した。 途中でレティーシャの声が聞こえると、少し申し訳なさそうに]
……時間と体力と集中力を、ひどく使うので、一日に一人しか、見ることが出来ません。 だから今日も、一人だけしか。 ……約束の時間には、間に合いません。
[期待を折るような答えを返すも、彼女から視線はそらさない]
(297) 2010/07/20(Tue) 21時頃
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[誰が人狼か。 そうリンダに問われると、ふたたび表情を無に戻し、口元を引き結んだ。]
極端に冷静な人……あるいは、極端に人を避けたり、敵を作りたがらない人。 そう、さっきまでは、思ってましたけど。 ……人狼だってそれくらい、わかってますよね。 今の振る舞いは、人狼にとっては準備されたものでしょう。 ……誰にでも人狼の可能性は、あるんです。
[朝、リンダには言えなかったことを、改めて告げる。 皆の反応を目に焼き付けた後、続ける]
それなら、その前なら。 花菱さんが殺される前のことを思い出せば……、どうでしょうか。 人狼達にとってイレギュラーだったかもしれない、話題が出たときのことを、
たとえば……人狼塚。
(303) 2010/07/20(Tue) 21時半頃
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[リンダの告げた者達の名前に、自分がこれから挙げる名がないことを知ると、小さく息を吐いた]
僕はあれを見て、ここに人狼が潜り込む……あるいは、もう潜り込んでいた人狼が活動を開始する危惧を覚えました。 それくらい、嫌な予感がしたんです。
少し力があるくらいの僕がそうなら、本物の人狼がいれば、興味を覚えるのではないでしょうか。 多少、不自然な動きをしてでも、見に行こうとするのではないでしょうか。
……だから。 僕は、東條さんと深町さんを、疑ってます。
[一昨日の夜間、塚に行きたがっていたアイリスと、昨日雨の中その姿を見たメアリーの名を挙げた]
(306) 2010/07/20(Tue) 21時半頃
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……使ったことがあるからですよ。 人狼の絵を「描けて」しまったひとは、僕の母を喰いました。
[レティーシャの疑問には、静かに、なるべく感情を乗せずに答える。>>304 これ以上のことは語りたくないと、言外に告げるように]
…………、
[ただ、リンダへの疑いにかける言葉は見つからず、視線を向けたまま黙り込んだ。 レティーシャの気持ちも理解出来たから]
(311) 2010/07/20(Tue) 21時半頃
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[その場にメアリーやアイリスはいただろうか。 いたならば、おずおずと視線をそちらに向けただろう。 一度目があったのなら、逸らさない]
……二人のうち、どちらかなら。 僕は、
[一度躊躇うように、言葉を切って]
深町さんを、 ……信じます。
塚にいた深町さんは、本当に怯えているようにも、見えたから。
[言って、緑の表紙のスケッチブックを開ける。 旅館裏の畑の絵が描かれているページを皆に見せた。 畑の奥には、二房の髪を雨に濡らしながら、走り去る小さな人影が描かれている>>1:292]
……今日は、深町さんを描くことになると、思いますけど。
(322) 2010/07/20(Tue) 21時半頃
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[レティーシャの証言も、しっかりと記憶する。>>314 怪訝そうなボリスには、唇の端を噛み]
……僕も、石田さんの立場なら、そう言うと思います。 ……今は、話をちゃんと聞いてくれるだけで、ありがたいくらいです。
[そう言いつつも、額を押さえる彼を、少し寂しげに見た]
(328) 2010/07/20(Tue) 22時頃
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[ボリスの言い分も、重く受け止める。>>324 結局のところ、この場で拾える根拠など「どうとでも言える」ものしかない。 そもそも。冷静に根拠に対する反論を述べられる時点で、もう。 リンダが言っていたように「狂気に食べられて」いるのかもしれない。 そんなことを思いながら、場を伺った。 柱の影から逃げ出したメアリーに気づくよりも先に、玄関の騒ぎに注意が向いた**]
(339) 2010/07/20(Tue) 22時頃
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――玄関――
…………、
[現場に着くと、既にミッシェルが運び出されるところだった。 彼女の有様を見て、しばし黙り込む]
……やっぱり、本気なんですね。
[その声に感情はない。事実を自分に言い聞かせるかのように、語調は強い。]
……あの人達に渡す、くらいなら。
[つぶやきは、誰かに聞こえただろうか]
(356) 2010/07/20(Tue) 22時半頃
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[ベネットの声が聞こえたならば、その言葉の強さに、わずかに目を見開く。>>352]
……ありがとう。
[言葉に迷って、結局それしか言えなかった]
(359) 2010/07/20(Tue) 22時半頃
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…………。 ……生きてるよ。
[何を指して言った言葉か分からずに、いつもと同じ言葉を返す。]
とりあえず、ね。 ……ベネットこそ。大丈夫なの。色々、
(360) 2010/07/20(Tue) 23時頃
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……。 コーチが。そんなことを。
[落ち込むように、少し目を伏せた>>364]
……僕はコーチが人間だと分かる。って。 他の人も調べられるって、言ったよ。
[食堂での話を繰り返した>>122>>123]
僕はコーチを信じられるのに。 コーチの方は、僕を信じていないんだ。 ……たくさん問い詰められたから、予感はあったけどね、
(367) 2010/07/20(Tue) 23時頃
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…………、 ありがとう。
[無表情が崩れ、眼を細めて、わずかに口元が弧を描いた。 しかしすぐに、表情は暗くなり]
……僕も、信じたい。そう、信じ「たい」んだ。 ……もしかしたら。 もしかしたら、君が人狼かもしれない、って考えが、どうしても、よぎってしまう。 力があるからこそ。力以外じゃ、完全に信じられないなんて、
……ごめん。 でも、信じたいんだ。ベネットのことを。
(374) 2010/07/20(Tue) 23時半頃
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……ゲーム、なんて、 そんなんじゃないよ。
[珍しく強い語調で反論した]
……ベネットが何が言いたいのか、よくわからない。 人狼がここにいるのと同じくらい、人狼に対抗する者がここにいるのも、必然ってこと、
……僕の他にも、何か"人狼に対抗する者"がいる、ってこと、
[バーナバスの能力には触れぬまま、問うた]
(375) 2010/07/20(Tue) 23時半頃
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……ありがとう。
[協力、という言葉に、顔を伏せる。知らず肩が震えた。 ふたたび顔を上げたとき、ベネットと共に、壁の時計が目に入った。]
……そろそろ、時間が。
[玄関の外をちらりと覗く。 遠目に男達がいきり立っているのが見えた]
……ベネット。 僕は、今日、東條さんを。 ……殺すと思う、
[あえて強い言葉で、彼に、他に誰かいればその者にも届くように、言った。 彼らに受け渡すか、自ら手に掛けるか。 どちらにしろ、結末は同じ。]
……コーチは、人間だよ。 人間に殺意を持っちゃ、だめだよ、
(380) 2010/07/20(Tue) 23時半頃
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……僕だって、嫌だよ、
[肩を震わせるベネットを見て、ぽつりと]
東條さんを視たわけじゃない。東條さんが人狼だって、確信したわけじゃない でも。 誰か一人、必ず、犠牲が必要なんだ。
[言葉を絞り出すように、言った]
(390) 2010/07/21(Wed) 00時頃
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……東條、さん、
[アイリスの声が聞こえると、すぐに振り向く。 かぶりを振る彼女はとても弱々しい。 少なくとも、人狼には、見えない。肩が震えた。 感情を露わにする彼女から、それでも目は離さない。 一歩、彼女に近づく]
……あなたが人狼だと、思うから。
(399) 2010/07/21(Wed) 00時頃
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……事件が起きる前の、塚の反応。 ……今日、ずっと皆の前に姿を見せなかったこと。
[静かに、理由を語る]
……納得出来ませんよね。でも。 僕には、他の人は殺せません。
……、
[謝ろうとして、止める。 それは違うと思った。 もう一歩、近づく]
(403) 2010/07/21(Wed) 00時半頃
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……昨日。 コーチじゃなくて、あなたを調べればよかったのに、
[ぽつり、つぶやきながら、懐に手を入れる。 取り出したのは、配膳時に入手した、ペティナイフ。 刃が電灯を受けて、鈍い光を放つ]
……それだけは、ごめんなさい。
[その場にメアリーが来れば、アイリスへの注意をそらさぬまま、ベネットに視線を流しただろう]
(410) 2010/07/21(Wed) 00時半頃
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…………、
[幼なじみの問いには答えない。ただ、ナイフを持つ右手を大きく震わせた。 心臓の音が大きく響く。全身に熱を覚える。 それでも、進む]
(416) 2010/07/21(Wed) 00時半頃
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……僕は。 もしあなたが人間なら。確実に、信じる方法がありました。 でもそれはもう、使えません。
[アイリスの問いには、静かに答える。>>413] …………、
[最後の問いには答えない。 代わりに、彼女を見据える。 見開かれた三白眼の視線が、ナイフのように彼女の瞳を貫く]
(420) 2010/07/21(Wed) 01時頃
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僕は。あなたを。 殺します。
[間合いを詰めたところで、そう宣言して。 一気に、駆けた。 ナイフが狙うのは心臓。 彼女が逃げても、乱闘になれど、どこまでも彼女を殺めるために、抗っただろう**]
(425) 2010/07/21(Wed) 01時頃
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