人狼議事


310 【R18】拗らせ病にチョコレヱト【片恋RP】

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【人】 地下軌道 エフ

[彼がこちらを見ていなければそれでいいし、こちらを見ていたとしても動揺することなく、普段通りの平熱へ戻る。何か違和感を抱いている様子なら、大丈夫の一言くらいはかけたかもしれない。
 洗濯機から電子音がする。2回目が終わったらしい。]

  ……そうだ。

[当然のように黙殺した変化へ、別の話題を塗り重ねる。]

  大田さんってさ、お菓子売ってる場所詳しい?
  具体的には若い女の子が喜びそうなものがあるとこ。

[三上へ焼き菓子を贈った時は、コーヒーに合うものという基準があった。彼と己には『COFFEE NARUMI』という共通点がある。一方は店主であるのだが、彼自身コーヒーを好んでいるように見えていたから。
 今度の柊にはそれがない。強いて言うなら在宅勤務同士であるところか。しかし詳細までは把握していないため、そこから先へ進むことは難しい。

 大田なら劇団のメンバーと接する時に何か耳にしているかもしれない。
 彼は食にあまり興味がないようだが、味に一切の関心がない者とは異なる>>135ことを既に知っていた。]

(158) 2021/02/17(Wed) 08時頃

【人】 地下軌道 エフ

 
  たまたま聞いただけだから、深く考えなくていーよ。
  なけりゃ適当に調べて買いに行くし。

[普段なら、尋ねることもなかっただろう。あくまでこれは、長い沈黙と視線の微熱を覆うための隠れ蓑でしかない。

 乾燥まで済ませた洗濯物を取り出すと、2回分の成果が山になった。これを片づけてからでは、最速でも出発は昼になる。それならもう少し日が翳ってからの方がいい。]

  夜には全部売り切れ……なんてことはないわな。

[どこぞ>>1:236で呼ばれた名に見合う理由で予定を先送りしながら、世間話の温度で回答を待った。
 世間はバレンタイン直近。実感の湧かない男には、予想がどちらに転ぶか分からない。]*

(159) 2021/02/17(Wed) 08時頃

地下軌道 エフは、メモを貼った。

2021/02/17(Wed) 08時頃


【人】 地下軌道 エフ

― 道に灯がともった日 ―

[採用の報せに気づいたのは、丸一日寝通した後の夜だった。普段なら寝すぎで頭痛を抱えるような時間だが、身体がやられている時はむしろ効果的らしい。頭の中心にすり潰したミントでも刷いたように、視界も思考もやけに晴れていた。

 日程表は事前に提示されていたものから大幅に短縮されていた。収録まで既に1週間を切っている。
メンバー>>177に交渉中の記載があることからも分かるが、急ピッチで作業が進められているようだ。そこにはもう、あの声を持つ子>>74のデータはない。残念がる執着はないが、いないと認識できるだけの興味はここ数日で育んだものだ。
 公開予定日が2月14日ならば、急ぐ理由は明快である。

 あまりにも減らないものせいで時に部屋番号のベース、届け物の梱包、果てはひとりぼっちの紙飛行機。
 最近、活躍の幅を広げている原稿用紙を一枚引き抜き、いくつかの丸を描いた。]

(193) 2021/02/17(Wed) 20時半頃

【人】 地下軌道 エフ

[――そして、あっという間に収録当日。

 予備の冷却シートと風邪薬で近々の〆切を乗り切った後の対応は、会社と担当の青年に任せた。あちら側の都合もあるだろう。リテイクを繰り返す時間がない以上、お互いの妥協点は的確に見つける必要があった。それなら必要なのは己より、作品をよく知る彼らだ。
 気合の入った青年の声を冷ややかな顔で聞いていることなど、相手には伝わっていないだろう。
 こういう時、音はいい。周囲の景色が途端に狭くなる。

 己の良さを語る担当を疑う気にはならないが、その内容を信用しているかといえばそうでもない。自分の価値は自分が一番よく知っているつもりだ。青年は仕事もでき、性格も良いが、きっと見る目だけはない。己の一番の理解者は自分自身だ。ならば評価もそれに準ずるべきだろう。

 自分に恋をする人。
 自分に才能を見出す人。

 誰も彼も、分かっていない。
 それは幻滅に値する行為だ。
 それこそ、千年の恋も冷めてしまうような。

 昔痛んだ頬に触れる。くたびれた肌があるだけだった。]

(194) 2021/02/17(Wed) 21時頃

【人】 地下軌道 エフ

[選んだシーンは3つ。
 参加メンバーそれぞれがメインになれる場面を選んだ。

 その中のひとつに、恋敵の情熱的な口説き文句>>79――の後、ヒロインが主人公の元へ戻ろうとするところで、恋敵がその腕を取り、引き止めるシーンがある。
 恋敵はただ愛を重ねた。想いを言葉の形にして、彼女の前に惜しげもなく差し出してみせた。
 しかし彼女は首を横に振り、こう言うのだ。

 『さようなら』

[彼女は恋を語らない。しかし、何度距離が離れても、最後は必ず主人公の元へと帰っていく。

 人形のようだと思う。節々に括りつけられた糸が、内へ内へと手繰り寄せられているかのような。執筆を重ねても、どこか他人事であるような感覚は消えたことがない。

 仕事である以上、当然手を抜くような真似はしない。しかし男の文字には熱がなかった。きっとあの別れの言葉に指で触れたら、全身が氷ってしまいそうだと思っている。]

(195) 2021/02/17(Wed) 21時頃

【人】 地下軌道 エフ

[収録を終えたと聞いてからそう立たない内に、サンプリングされたデータが送られてくる。
 近所のスーパーの袋>>174を漁りながらヘッドホンを被った。再生ボタンを叩いた指は、すぐに爪をビニールの蓋に立てる。余分を有する一箇所を摘んで、硬いと思えば縁を掻いた。爪が短いせいかなかなか上手くいかず、苦戦を強いられる。]

  ――――――。

[途中で手を止めたせいで、ようやくビニールの蓋の縁に生まれた穴から甘いシロップが溢れ、指を濡らした。
 ぬるいフルーツゼリーが手の温度に近づく頃、ようやく息を吸う。シークバーを一番左へ戻し、再生ボタンを押し直した。]

(197) 2021/02/17(Wed) 21時頃

【人】 地下軌道 エフ

[彼女は、恋を語らないと思っていた。
 それがどうだろう。命ひとつ吹き込まれるだけで、語らないはずだった言葉がここまで届くようだ。彼女たちもまた、本気>>178なのだろう。
 『さようなら』は諦念による別れではなく、彼女自らが望んだ帰還に変わった。

 空気が震え、世界が生まれ変わる。
 電子の向こう側、誰かの命を、世界の価値を呼び起こす。

 原稿の表紙に刻まれた二文字は、『軌道』。

 劇的に何かが変わった訳ではない。
 それから先も相変わらず名前は空白のまま>>44だし、己への評価も不動だ。
 それでも、どこかの道に足元を照らす優しい灯がともったことには違いないのだ。]*

(199) 2021/02/17(Wed) 21時頃

地下軌道 エフは、メモを貼った。

2021/02/17(Wed) 21時頃


【人】 地下軌道 エフ

― バレンタイン前日・ランドリールーム ―

>>201稀の迎えには礼儀正しい挨拶が、
 常の逃避には気に留めぬ日常が返ってくる。]

  そこまで足腰弱っちゃいないよ。
  ……少し体力つけないと。とは、思ったけど。

[感情の起伏の少ない彼>>202の言葉を、冗談と言わんばかりに鼻で笑う。
 栄養の偏った食事に乱れた睡眠時間、運動不足と不健康が徒党を組んでやってきたような生活環境には、些か見直しが必要かとは考えないではなかったが。

 それができるならこんなことにはなっていないのだが。
 呼吸にマスクを膨らませる男からは真新しい煙の匂いがする。大元はどこにもない。
 来客を知らぬ朧のせいで、その姿は誰にも晒したことがなかった。]

(222) 2021/02/17(Wed) 22時半頃

【人】 地下軌道 エフ

[差し入れ>>204を受け取りに引き戸を開けた時も、男の手には何もなかった。しかし、部屋の奥、パソコンの傍らには、灰皿に積まれた白い山が見えたかもしれない。

 彼の視線を追えたなら軽薄そうな笑みを浮かべ、]

  ざんねん、企業秘密。

[と、肩を竦めて見せた。]

(223) 2021/02/17(Wed) 22時半頃

【人】 地下軌道 エフ

[あの時、彼から外される視線というのも新鮮だったが、今日のは特別に格別だ。
 古い洗濯機の前に立つ彼>>206は、処理にエラーでも起こしたように固まっている。

 本来であれば、これは望まぬ事態だ。
 彼の瞳はあろうことか己に向けられ、
 何度瞬きを繰り返しても逸らされる気配はない。
 あの絵画と見つめ合っている時とも違う、
 己に向けられた顔。自分だけの彼。きっと誰も知らない。

 ――身体の芯を駆け上がるものがあった。
 マスクから返ってくる息が熱い。遮るものさえなければ、白い靄を吐き出してしまっていたかもしれない。

 結局、今回もこちらが先に視線を外した。

 だから、彼の格別が混乱のままでいる内に新しい道を塗り重ねる。
 操り人形のように頷く様子に、喉の奥をくつくつと鳴らした。まだ残っていたざらつきを誤魔化すように、軽い咳払いを添えて。]

(224) 2021/02/17(Wed) 22時半頃

【人】 地下軌道 エフ

[ちょうど手元にあった疑問を投げてみたところ、彼>>209には思い当たる店があったようだ。
 いくら出不精とはいえ10年近く過ごした土地だ。具体的な情報>>210を聞いて記憶からだいたいの見当をつけていたのだが、大田>>211は再び固まっていた。
 しかし今回の硬直はあまり長くは続かず、当たり障りのない返事のみが戻ってきた。

 思案に、瞳が流れ星のように斜めに落ちる。
 積み上がる己の洗濯物をとっかかりに、直近の言葉を掘り返してみる。]

  ……そーね。

[分かったような、分からないような。
 ただ、胸の内に大きな飛沫が跳ねた。例えるなら、あの時>>1:163みたいに。]

  何というか、分からんでもないな。

[主語のない呟きひとつ。綺麗にした籠に詰め込まれた洗濯物を抱える。山が両者の間に立ち塞がり、表情はマスク以上に見えなくなった。]

(225) 2021/02/17(Wed) 22時半頃

【人】 地下軌道 エフ


  今晩もバイトあるの。

[唐突で端的な問いに彼はどう答えただろう。YESならば、明日へと続く。その次はない。
 ふうん、そう。興味がないのか感情がないのか、淡々とした相槌だけを返す。]

  それじゃ、お先。

[いつも以上に簡素な別れと共に歩きだした]*

(226) 2021/02/17(Wed) 22時半頃

地下軌道 エフは、メモを貼った。

2021/02/17(Wed) 22時半頃


地下軌道 エフは、メモを貼った。

2021/02/17(Wed) 22時半頃


【人】 地下軌道 エフ

― 昼頃・『朧の間』 ―

[答え>>246を得た後、まっすぐ自室へ戻った。
 ふたつの籠にたんまり詰まった洗濯物と対峙する。こういうものは一気に片づけた方がいい。段ボールの中から取り出してばかりのレトルトセットが、身を挺してそのことを教えてくれている。

 面倒な作業に飽きることがないよう、ここ数日と同じように動画一覧を眺めた。
 目についたのは一番上に表示されているもの。どうやら今ちょうど配信されている>>74ものらしい。

 聞き覚えのある話題>>76>>78>>79に渋面に似た表情を浮かべる。しかし再生を止めることはなく、代わりに作業の手を動かし始めた。

 落ち着いた声の向こう、微かに波の音が聞こえる。]

(248) 2021/02/18(Thu) 00時頃

【人】 地下軌道 エフ

[その問い>>80は、新鮮な響きを持って飛び込んできた。

 たぶん、考えたこともなかった。
 想いは言わないものであって、
 形を取らないものであって、
 可能かどうかなんて考える以前の話だ。

 言えたとして、言わない。
 言えないとしても、言わない。
 ならば、そこに何の違いがあるのだろうか。

 ただ、もし。
 もし、そういうものがすべて取り払われた時、
 自分は想いを言葉にできるのだろうか。
 朧が朧でなくなる時、それを許せるのだろうか――]

(249) 2021/02/18(Thu) 00時頃

【人】 地下軌道 エフ

[気づけば配信は終わって>>109いて、山のようだった洗濯物もあるべき形へと戻っていた。
 すべてを元の場所へ送り届けると、天頂に近づく太陽を前にベッドへ潜り込む。]

  ハ……馬鹿馬鹿しい。

[答えは、最初から決まっていた。
 乾いた笑いが鼻腔を通り、どこへともなく消えていく。]

(250) 2021/02/18(Thu) 00時頃

【人】 地下軌道 エフ

 

 [――無理に決まっている。]*

 

(252) 2021/02/18(Thu) 00時頃

地下軌道 エフは、メモを貼った。

2021/02/18(Thu) 00時頃


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