54 CERが降り続く戦場
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ああ――最早セカイは反転《Rebirth》だけに留まらない。
宇宙は歪み、天は崩れ、全てが混ざり合う――
[小さな溜息]
暴れる必要性がないか…獣の存在を認めてもそう言えるかね。
[ククッと口元が歪む。
獣の姿を知ればどれだけの者が裏切り者と罵るだろうか、憎むだろうか、そして戦いを挑んで来るだろうか]
楽しみだな…。
[獣の見えぬ牙がギラリと光る]
混沌《Chaotic》――
[しかし、次に呟いた声は、僅かに高揚していた。]
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[アメーリアとつないだ手]
[世界の果てまで貴女と]
[二人、扉を開いた先に、何が在るか―――?]
[*to be continued*]
(1510) 2011/06/06(Mon) 02時半頃
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無理する時は無理する。 無理しなくていい時、無理してもどうしようもない時は無理しない。
それが長続きの秘訣だ。
[何の秘訣か、意味不明な言葉を声高に告げる。 そして紅フードの女性が寝ている側の反対側にある小さめのソファを指差す]
あそこで寝てても構わんぞ。
必要ならソファ位は幾らでもある。
[そう云ったソファの一つに意識のないテッドを横たえていただろうか。 それとも《奇跡》の糸の力でここから消えただろうか。
兎も角星流にもう一度休むことを勧めてみた]
(1511) 2011/06/06(Mon) 02時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2011/06/06(Mon) 02時半頃
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[云うだけ言うと、後は星流の好きなようにさせる。
彼が何か話し始めれば聞き役に徹し、旅立つなら温かく見送るだろう**]
(1512) 2011/06/06(Mon) 02時半頃
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[僅かに昂揚が耳に届く]
お前さんも魅入られた者だな。
[それは嘲りではなく称賛なのか。
問い掛けられても答えるつもりはなかった**]
……ここまで崩壊すれば、後は自滅を待ってもいいものだが。
《契約》は、果たされなければならない。
確実に。
全ての"混沌を望む獣"を《解放》する為に、《栄光》を手に掛ける。
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……長続き、とか、オレ飽きっぽいしー。 全然、そんなん興味ねぇーしー。
[休むと不安とかに押しつぶされそうだった。 あまり時間もないような気もしていたし。
酒に結局手をつけることもせず、ソファにも腰かけず。]
オレはカリスマニートだから常に休んでるし、無理もしてねぇーっての。 なんかここ来たけど、行くわ、じゃーなおっちゃん。
[そのまま、扉を開けて、また次元に旅立つ。**]
(1513) 2011/06/06(Mon) 03時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/06/06(Mon) 03時頃
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―― 幕間 / 其れは魔界の最深奥にして天界の領地 大罪の天使封ず氷結氷河《コキュートス》 ――
[ 其処は罪天使の棺《コフィン》だった。
嘗て天界に在りた上で神に弓を引いた者達を閉じ込める永久氷結の牢獄。 堕闇《サデニア》蔓延る彼の地で、氷河はそれ自体が天空の光を発し、封印されし咎人を固く戒める]
( コキ――…・・ン・・・ ) (キ――…ン…)
[遥か高い天井から堕ちた小石が氷河にぶつかり、澄んだ音を高く響かせる。 氷河の縛めのみの無で構成された牢獄に響く斯くも心安らぎ希少なる"音" だが然し閉ざされた堕天使達の全ては、身も心も高貴なる闇の貴族へと変じている。 ――音無き美しき無の闇の堪能を打ち破る"雑音"等に見向きもされない中で]
(1514) 2011/06/06(Mon) 03時頃
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《- ―――……・・・?・・・・・・ -》
["音色"を耳にした "オスカー"が氷獄の中で薄く瞳を開けた]
[闇染めの漆黒の髪。血染めの赤晶石《スピネル》の瞳。 そして光色と闇色に輝く表裏一対の翼。 魂まで凍る氷獄の中で、纏う物も無い身故に、その細身の四肢や美しい程整った顔立ちすらも、"槍真"その物だと言う事が良く解る]
(1515) 2011/06/06(Mon) 03時頃
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《- 御目覚めか……? 此方私様が愛しき咎人《ルール》 -》
《- ―――……っ…… -》
[だが瞳が映したのは氷獄の外でなく。 巨大なる堕ちた明星。
――暗黒の冥王]
[其処は氷結封印《コキュートス》の中枢部。 嘗て彼が全てを滅ぼした罪は、ともすれば世界に"概念"が産まれる後にも先にも、尤も重く赦せぬ煉罪。
大地の重力の全てを負うその身は絶え間なく軋みを上げる。 そして"オスカー"の身体をびっしりと縛っていたのは
――六六六に連なる聖光の忌鎖の"残骸"]
(1516) 2011/06/06(Mon) 03時頃
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《- 貴様も視ただろう――? 貴様の別け身――"ソーマ"の素晴らしい堕闇《ちから》 -》
《- ――・・・・・・ -》
[天空の音色等既に捨てた、斯くも魅力的な魔性《カリスマ》を持つ魔界の音色。 魂に直接響くその言葉を聞くのみで、"オスカー"は身じろぎ一つしない]
《- 瞬き瞬間前の"あの刻"―― あの刻"には天地開闢以来有数の驚愕を憶えた物だ。
……よもや≪闇≫と≪光≫の混じる不安定な貴様の魂。 顧みずその殆どを割った上に逃がしたのだからな。
やけに貴様を≪闇≫に犯しやすくなったと思った刻には―― ――此方私様とて既遅し。
然しそれも儘成らぬ世界の余興。 "ソーマ"は再び"全て"を滅ぼす -》
(1517) 2011/06/06(Mon) 03時頃
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[冥王の≪闇≫が、"オスカー"を取り巻くが―― やがて興味を喪ったかの様、≪闇≫は霧散する]
≪- …………ふん。 もう"居らぬ"。 緩んだ枷は"ソーマ"を受け皿に力を戻すか。
最早彼方御前様は"奴"の言葉を借りるなれば。 記憶のみで作られた木偶人形《マリオネット》……か-≫
[くつ、くつ、と冥王は嗤う。 追従する様に響く嗤いが、数百。
――彼等全てが、天地開闢、神が天使を創造してからの有史の中で。
そして、2000年前、彼の『魔界戦争』の際。 堕天(おと)される前の"オスカー"が堕天(おと)した堕天使《ディボウル》]
(1518) 2011/06/06(Mon) 03時頃
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≪- さぁ……"契約"に則り"奴"こそが我等冥界億軍を担う者 -≫
≪- 《混沌》の元に《栄光》を!《運命》を!!《秩序》を破界(こわ)すのだ! -≫
[くつ、くつ、くつ。 冥王は嗤いながら、悪魔《ディボウル》達の精神体。漆黒き影。 それらがこの今尚冥王を縛る忌々しい氷結氷河《コキュートス》より抜け出すのを見届け。
未だ《栄光》の封印の残滓に一人氷河に縛られる冥王はその≪闇≫の哄笑を高鳴らせる]
(1519) 2011/06/06(Mon) 03時頃
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≪- 嗚呼! 世界は『100億の嘆き』の為に!我らが冥界救世《メサイア》の為に! -≫
[≪闇≫が 未だ躍る
-Next Stage→]
(1520) 2011/06/06(Mon) 03時頃
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[ 賞賛とも嘲笑ともとれる声に、僅かに笑みが零れた。それは、自嘲的であったかもしれないが。]
律法《ルール》は、人を護らない。
混沌《カオス》の前では、人は無力だ。
あまりにも簡単に、全てを失う。
[街に《雨》が降り始めた日。理不尽に全てを失ったその日から。
絶望した人は、反転《Rebirth》を望んだ。]
神ですら、自らの律法《ルール》に縛られる。
ならば俺は、俺も。獣に為ろう。
[《Front》が崩壊し、消滅するよりも早く。
男は、時空を跳ぶ。
その姿は、《光》と見紛うばかりの輝く白い毛並を持つ狼にも似ていた。]
|
[店主にソファへと運ばれ>>1500、眠り続けながらも『彼女』は感じていた]
…。
[店内に点在する…自身の内に積もる「ソレ」と同じモノの気配。 小さな酒瓶に詰まった、『記憶の雫<メモリア>』の気配を…**]
(1521) 2011/06/06(Mon) 03時半頃
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―裏《Rebirth》側:閉ざされし聖地付近―
[表《Front》にあり、裏《Rebirth》にもその聖地はあった。もっとも、裏側の「聖地」は現在では表の世界のそれよりは価値の低い物であった。
何故なら、本来そこに奉られているべき真理の鍵《クラーウィス・ウェリターティス》の片方は既に失われていたからだ。
だが、非常時には表と裏の閉ざされし聖地は開かれ、一つに繋げることが出来る。外部からは干渉できないが、内部を繋ぎあわせるのは可能なのだ。家に例えるなら、外からの侵入は許さないが、内部は部屋の扉を開けて通行可能に出来るようなもの。
事態を察知した裏《Rebirth》の教団と表《Front》の教団の最後の力により、表側の聖地に封じられていた運命《フォルトゥーナ》の本体と、真理の鍵《クラーウィス・ウェリターティス》のもう片方…「表の鍵」は、裏側の閉ざされし聖地へと転移されていた。最後の最後に、間に合ったのだ。>>1464>>1465
彼らの行いがこれから、どういう結果を生み出すのか…それはまだ、誰にもわからない。
また、裏側《Rebirth》に避難できた信者がいたのかどうか…それは、聖地の外に居る風の青年にはわからない。
再び、聖地は何人たりとも寄せ付けぬよう、閉ざされている]
(1522) 2011/06/06(Mon) 04時頃
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― 《Rebirth》上空 ―
[ ぱきり――
空に走った大きな亀裂は、瞬く間に全てを覆い尽くし
――ぱきり
澄んだ音と共に
ぱきり――
砕け、無数の"欠片《嘆きの雨》"となり
ぱぁ―――ん……!!
裏世界《Rebirth》に降り注いだ。]
(1523) 2011/06/06(Mon) 04時頃
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[《Front》と《Rebirth》は表裏一体のセカイ。 本来ならば、表(あちら)が消滅すれば、裏(こちら)も消え去る律法《サダメ》。
しかし、 >>1465 運命の民の祈りが >>1499 少女の涙が
その運命《サダメ》を、変える!]
(1524) 2011/06/06(Mon) 04時頃
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……嗚呼。
[空を仰ぎ、ただ一言呟いた。いつも傍に感じていた気配。表《Front》の風の気配が消えた。草木や動物、あらゆる生命の悲鳴が聞こえるような気がした。故郷《Front》は、失われてしまった]
……トニー。 目の見えない君の向かった世界が、せめて光に満ちていますよう。
[しばらく目を伏せ、全ての生命へと冥福の祈りを捧げた後、不意に口をついた言葉は最後に関わりを持った一人の少年へ贈られた]
(1525) 2011/06/06(Mon) 04時頃
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― neu《閉ざされし光の都》 ―
[《Rebirth》側の"閉ざされし聖地"の場所は ムパムピスに『裏の鍵』を奪われた1000年前に潰えたとされ 今では大罪人の名と共に、《Rebirth》側の教団の禁書の中に伝えられるのみ。
ただ、真名だけは消える事なく残っていた。 それが、中央都市・ノイ
表と裏、天と地を繋ぐ場所。 かつて、獣《ベースティア》を封じたともされる場所。
"閉ざされた"聖地はその意味を失い。 その地の上に人は刹那の繁栄を築いていた。]
(1526) 2011/06/06(Mon) 04時半頃
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[だが今。 運命《フォルトゥーナ》の本体と『表の鍵』を転送され、 聖地はその役割を取り戻した。
街は瞬く間に樹木に覆われ、無数の枝葉芽を吹かせ、淡い光を抱く。
……そこに住んでいた人間達をも巻き込んで 聖地は再び何人たりとも寄せ付けぬよう、閉ざされた。>>1522]
(1527) 2011/06/06(Mon) 04時半頃
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[表の鍵を取り込み、閉ざされた聖地を復活させたことにより、《Rebirth》は奇跡的に崩壊を免れたかのように見えたが
セカイの『秩序』の揺らぎは、歪みは止まらない。
《Front》の消滅は、やはりただの序章《プロローグ》に過ぎなかった。]
(1528) 2011/06/06(Mon) 04時半頃
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[聖地が再び閉ざされる寸前 白い《光》が雨と降る空に向かって跳んだが それに気づいた者は、そう多くは無いだろう。]
(1529) 2011/06/06(Mon) 04時半頃
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―裏《Rebirth》:閉ざされし聖地にして閉ざされし光都ノイ付近にて―
[ その時 ]
[ カチ カチ カチ カチ ――…カチリ ]
…………ッ!
[時は、満ちた]
[契約……一つの絆の 終わり。 どこか朧げだった青年の輪郭が、はっきりと世界に、鮮やかに浮かび上がる。どこの世界からも切り離されていた青年は、皮肉な事に、かつて属していた世界が消えたと共に肉体を得、世界に干渉できるようになったのだ]
(1530) 2011/06/06(Mon) 05時頃
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………は。 与えられた寿命を遥かに超えている僕が、存在しているなんて… これは…裏の鍵の力なんだろうか……まだ、消えるなと……
[よろめきながら呟いた。そんな青年を嘲笑うかのように、両手の甲・両足の甲に、蛇の絡みついた逆十字の文様がじわりと浮かび上がる。肌を焼いたように見える刻印は、大罪人の証。教団から破門された印である。関係者ならすぐにわかるだろう]
……ふふ。時効、ってわけにはいかないか、やっぱり。 しかし、また地面に立てる日が来るとは思ってもみなかった。 《Front》が死んだ日が、僕の二度目の誕生日《Rebirth》だなんて… 実に笑えない話。
[顔には哀しげな笑みを浮かべている。涙は既に、過去に尽きて、風に攫われてしまっていたから]
(1531) 2011/06/06(Mon) 05時頃
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くそ……この感覚も久しぶりだな……静まれ…!
[はぁはぁと、胸を押さえて荒い息をつく。 “裏の鍵”は当然ながら裏《Rebirth》に属する物。 《Front》の人間の内に在るのは、負荷を伴う。 今までは、どこにも属さない、且つ星気体だった為にその負担はなかったのだが]
……今の僕には、必要のないもの。 返すべき…いや。 裏の鍵が選ぶ者に渡すべきだな……
[地を軽く蹴ると、青年の体は浮かび上がる。 まだいける。まだ、風は自分と共に在る。 裏《Rebirth》の何処か。青年は飛んだ――**]
(1532) 2011/06/06(Mon) 05時頃
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[《Front》が消滅するならば、自分も消滅せざるを得ない。 だって、遠くに逃げるすべは持っていないから]
転移を使おうにもあれはどこへ飛んでいるのかすら分からないよ。
[そうなのだ、強制転移は何処に飛ばしているかすら分からない。 だから、下手したら《Front》内移動で終わるかもしれない。
それでは意味がないのだ……]
まさか、本当に世界が終わる日が来るなんて……。
[100万の嘆きの件はクリアできそうだけども、 自身の命がクリアできそうになかった**]
(1533) 2011/06/06(Mon) 06時頃
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