84 戀文村
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人
狼
墓
少
霊
全
ブローリンに1人が投票した。
ウェーズリーに6人が投票した。
ウェーズリーは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ダーラが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ホレーショー、ブローリン、ベネット、ミッシェル、クラリッサの5名。
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− 宿屋 −
[静かに眠りに就いたダーラの身体を寝台に横たえて その髪を撫でる。 ヨーランダと同じと思って欲しいだろうかと「酒」を 片付ける事はしない。
ただ酒場の酒、皿や鍋、椅子等を片付けて。 全て店仕舞いした後にして。 隅に置かれたピアノに触れて、先日まで音楽を奏でていた 若者を思い出す。 もうピアノが鳴る事はない。 酒場が、宿が開く事はない。 もう、自分がここに来る事はない。
カウンターに残されたブローリンのメモ>>4:141を じっと見つめ寂しそうに笑みを浮かべた]
(0) 2012/03/30(Fri) 02時頃
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………。
[ポケットにメモを押し込んで宿舎に密かに戻る。 だが一睡もする事無く夜明けを迎えて、 新しい招集と、ダーラの死を聞く**]
(1) 2012/03/30(Fri) 02時頃
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東の空に陽が昇るのに、西の空も朱に染まる。
それは、いつもより近くに見えたかもしれない。
そのことが、この戦いの終焉の近くを暗示する。
けれど、未だそれに気が付く村人がすくないのは、
今朝の空の色の手紙か、命令が
――……ブローリン[[who]]に届いたから*
(#0) 2012/03/30(Fri) 08時頃
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− 朝 −
[眠る事無く色を変える空を静かに見ていた。 この不気味なほど赤い空の下をセレストやエリアスは どう見ているのだろう。
恐らくセレストは昨日、エリアスは今朝にも前線に着いている筈だ。 そしてその最期は……。 もしかしたら今日、明日と立て続けに役場に届くかも知れない]
哀しみを突き付けられて眠る方がいいのか。 微かでも希望を持って眠る方がいいのか。
[朝陽に照らされた手は赤い。 自分のやろうとしている事は間違っている。 そう指摘されれば、そうだな、としか答えられない]
(2) 2012/03/30(Fri) 08時半頃
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でも、まだマシだろ?
[誰も聴く者もいない。誰も返す者もいない通信機にぽつり呟く。
ザーザーと無機質な音が嘆く雨の音に聴こえた]
ダーラ、セレスト達と逢えたか?
……幸せだと…言ってくれ。
[独りの部屋でも涙は零さない。
けれど、声は縋る様に苦しげに絞り出した]
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[赤い手を見つめた後、首を振って寝台に潜り込む。 僅かでも仮眠をと朝食までの間の一瞬の現実逃避]
夢でも逢えやしないだろうからな。
[最近ずっと戦地の夢を見る。 降格処分の原因となったあの地]
(3) 2012/03/30(Fri) 09時頃
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[敵兵の骸が、母を呼びながら散華した少年兵達の骸が 焼かれていく夢。自分は拒否した筈なのに。 そして炭と化した亡霊が戦場を彷徨い続ける夢。 戻りたくとも道標を見つける事も、迎えに来る者も無く。 ただ身体の痛みと嘆きと憎悪を訴えながら彷徨い続ける。
ああ、あれがこの戦争の罪の証。 国の為と大義を掲げて、望まぬ者を死に追いやった罪の証。
その亡霊が自分に手を伸ばして来る。 還りたいと、死にたくなかったと、 痛くて苦しくて悲しくて眠れないと縋って来る。
そしてその手を振り解く事も出来ないまま、自分も 亡霊たちの重力に引き摺られるまま地獄に堕ちた]
(4) 2012/03/30(Fri) 09時頃
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うわっ!……ゆ…めか……。
[思わず跳ね退け、飛び起きると全身に嫌な汗を掻いていた。 ほんの一瞬の安らぎも与えられず、 精神を削られる夢に溜息を1つ]
ま、ろくな死に方しないのは承知の上だが。
[これも天罰かと自嘲する。 もう寝直す事はないと身体を拭いて部屋から出た後。 ブローリンが前線に復帰する事を聞いて悔しそうに唇を噛んだ]
(5) 2012/03/30(Fri) 09時頃
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なんで俺じゃねえんだろうな。
[ブローリンがこの村を何より大切にしている事は知っている。 大切に思う者もいる事も薄々は察している。 そして…自分の事まだ抱えて苦しませている。
何故自分では無いのだろう。これも天罰なのだろうか]
……ブローリン、お前は望むのか?
[彼を見つければ、祝福も励ましも羨望も口にせず問う。 彼は自分とは違う。答えも予想が付くが。 その予想と答えが違っても自分は満足気に笑うだろう]
ブローリンらしいな。 俺は天罰てきめんのようだ。 お前は……悔いの無い様に生きろ。
[そう伝えて残された貴重な時間を彼に返し、 自分は村の中に消える**]
(6) 2012/03/30(Fri) 09時頃
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ブローリンは、その日は見張りに立つ事なく、出立の準備をする**
2012/03/30(Fri) 10時頃
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[今日は自分を含め、招集のかかった者が多い。 なにかあったのだろう。分隊長の様に、残る者もいる。 装備の手入れを進めていると声をかけられた]
……
[首を縦にも横にも降らず、ただ見つめ返す。 殺すのが仕事であり、殺されるのが仕事だ。 逃げ出す事は、自分の代わりに死んでいった戦友と、友と、そして敵と。 全てを裏切る事だ。そのツケを払い続けるだけだ]
"責任を全うするまでです。 あなたが本当にやりたい事を、見つめ直しては如何か。 あなたにはその時間と機会があるのだから"
[夜行の移動になる。それまで与えられた自由時間、顔を出しに行く先はもう決めている**]
(7) 2012/03/30(Fri) 10時頃
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[分隊長が兵舎にいるなら言葉交わす機会はあったろう]
"戦地に往く自分は幸運ですか 村に留まらなければならないあなたは不運ですか あなたはあなたに出来る事をやっているのだと信じています 村を頼みます。自分は、ここを帰る場所にしたいと思いますので"
[彼はこれからも村人の"介錯"を勤めるのだろうか。 言ってみれば軍人にも村人にもなりきれていないのかもしれない。 自分だってそうなのだろう。だが、自分は軍人たろうとして来たし、 戦いが終わるまではそうあれかしと決めている。 たとえそれが、地獄に一番近い崖縁だとしても]
……
[早々に準備を終えた。もともと物のなかった机につき、 一通、手紙を書く。写真と手紙の入った封筒とは別に作り、 しっかりと封をする。コートの中に入れて、頭から腰まで覆うリュックサックを担ぎ、 外に出る。出発する予定のトラックの前に大きな荷物を置き、 いつもの格好に、腰や脚にポーチを巻いた姿で、小銃を持ち村に入った]
(8) 2012/03/30(Fri) 14時頃
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[まっすぐに、老婆の家を訪ねる。 装備の多さか、表情か。老婆もすぐに悟ったのだろう。 敬礼し、二通の封筒に重ねたメモを差し出した]
"往きます。 あなた宛のものは自分が行った後に読んで頂きたい。 彼女宛のものは、預かって頂きたい。 戦いが終わっても自分が戻らなければお渡し願います。 自分が帰って来れたなら、直接自分で渡します。"
[メモを読み、彼女はどんな顔をしただろうか。 もう一度敬礼する。 入り口の段差の上、自分のそう目線と変わらぬ老婆の目を見て、 何事か口を動かし、踵を返した]
(9) 2012/03/30(Fri) 14時半頃
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[道なりに歩き、本屋に寄る。 主の彼は、やはり固い笑みで迎えてくれるのだろう。 本を4冊取り出してテーブルに置く。メモを一枚、その上に]
"行軍には持っていけないので引き取ってほしい 代金は要らない"
[それでは受け取れないと言うのなら、少し目を伏せて、 言い値で受け取る。会釈の変わりに、敬礼して出て行った]
[雑貨屋にも顔を出し、文具でよく融通を利かせてくれた老人に敬礼する。 行くのが決まったのかと問われ、頷いた。何度も折られた一枚の絵を取り出して手渡す。 店に立つ彼の視点から見る村を想像して描いたものだった。 この店で買った鉛筆と、この店で買った紙の上に]
[ミッシェルを探して自宅を訪ねた。 誰も居ないのか、軍人を相手にしたくないのか、返答はなかった。 確か工房で働いて居る筈だ。訪ねてみれば会えるだろうか。 挨拶だけでもしたいと思う]
(10) 2012/03/30(Fri) 14時半頃
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[そうして、最後にクラリッサを訪ねた。 村で挨拶して回る自分を既に見かけていたかもしれないが、 そうだとしても会釈するにとどめたろう]
(11) 2012/03/30(Fri) 15時頃
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[女はいつものように家を出た。
思えば、昨日は赤紙の話を聞かなかった。 思えば、朝いつも聞く、古びた自電車が奏でる音も。
出来るだけ日常を過ごそうとして、 けれど日常を過ごす為の親しい人が欠けて行く。 空気のようにあるのが当たり前のような人々を失って、 それでも喘ぎながら、最後の抵抗のように女は行く。 その抵抗をあざ笑うかのように、 行く村の中、軍人の一部は旅立つ準備に忙しく、 村人は、酒場の主人の死に哀しみにさざめく。]
(12) 2012/03/30(Fri) 15時半頃
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[いつもの場所、無口な軍人の姿はない。 女が彷徨わせた視線の中、どこかに忙しく向かう姿を見る。 視線が合えば、会釈ひとつ。 胸中に浮かんだ想いは、顔にも言葉にも出さない。
そして、常と同じく老女の家へ。 既にかの人が来た後だったことは、 彼女の顔を見て、クラリッサは一目で悟った。 僅かな希望が、消えた瞬間。 けれど、女は眉尻を下げて微笑む。]
(13) 2012/03/30(Fri) 15時半頃
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ナタリアさん、そんな顔してたら、判っちゃうわ。 ブローリンさんも、戦地に行ってしまうのね。
彼は、軍人だもの。 けど……『村人』のブローリンさんが 此処に戻ってこれるように……。 そう思って、私は此処で待つの。
[まるで自分に言い聞かせるように、言葉を織る。 そうこうしている間に、ポツリポツリと来客が。 ブローリンと共に行くのだろう軍人たち。 クラリッサが思うより、その数は多く……。 だから、どれほど、村人たちの想い(手紙)が 護られていたのかを知る。
その中の筆頭が、陽気な人と、無口な人だったのだろうけれど。]
(14) 2012/03/30(Fri) 15時半頃
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[手紙を受け取るのは、老女の仕事。 自分は場違いだろうと、女はナタリアの家を後にする。
向かう先は役場。 サイモンとセレストと ……ただでさえ少ない手が失われたその場に、 手伝いの手は必要かと訪れた。
仕事をくれたのは、村長。 ダーラの遺体を清めたいのだという。 いつも綺麗にしていた彼女。 死化粧もしてあげたいが、自分にはその腕がない、と。 クラリッサ自身も、彼女のような化粧の腕はないが、 それでも頷いた。]
(15) 2012/03/30(Fri) 15時半頃
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[思い返せば、昨夜の彼女はどこか変だった。 もしかすれば、今日のことを知っていたのだろうか、と。 彼女が抱いていた秘密を、未だ感づいてもない女は思う。
職業柄、親しい軍人がいたのだろう。 思い浮かぶ顔は、いつも陽気な軍人。 彼が行かぬことを女は知らず。]
もしかしたら、私は自分から逝く勇気が ないだけかもしれませんね。
[女らしいダーラの唇に、紅を引きながらの独り言。
ヨーランダの件を受けて、ダーラもその道を選んだのならば、 今静かに横たわる彼女の選択もわかる気がした。 判る気がするだけで、自分では、その道を選べない。]
(16) 2012/03/30(Fri) 15時半頃
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[かの人は、そんなクラリッサを褒めるように言うけれど。 もしかしたら、自分には死ぬ勇気がないだけではないか。 そんな風に思い始めるくらいには、 女も戦争という風に煽られ続けている。
それでも、待つと約束した人が、何人いただろうと思えば。 両親の顔が脳裏を過ぎれば。 そして、何よりも 自ら死ぬ ということは、怖い。]
私だと、これが精一杯なの。 ダーラさん、ごめんなさい。
[彼女に比べれば拙い手で化粧を終えると、その場を去る。 待つと約束を交わした人と、言葉を交わすとしたら、 その帰り道になるのだろうか。]
(17) 2012/03/30(Fri) 16時頃
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[クラリッサを探していた折、酒場の方から歩いてくる彼女を見かけ、 手を上げる。もう片方の手は、小銃のベルトにかけたまま。 彼女が近づいてくる。ベルトにかけていた手を懐に入れて、手帳を取り出した。 そばに来た彼女に見せる]
"I must go."
(18) 2012/03/30(Fri) 16時頃
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− 回想 兵舎 −
[ブローリンの返答>>7に笑みを返す]
ああ、お前はそんな奴だよ。 俺のせいでいらん事まで抱えさせて悪かったな。 上も人がいなくなれば嫌でも俺も呼び出されるだろうし。 そん時があればまた話をしようぜ。
[二度とそんな時は来ないだろうと理解している。 総動員しているこの戦局で、再会する可能性も、 生き残る可能性も]
軍人なら戦えるんだから幸運だろうな。 人なら…不幸。
(19) 2012/03/30(Fri) 16時頃
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俺か? 俺は不幸を振り撒いている悪魔、に見えるだろう?
[どんな想いがあれ、自分は人殺しなのだから。 本人の哀しみを消す為に他人に哀しみを振り撒く。 ダーラは村人皆何処へもやりたくないと言っていた。 出来ればその願いも叶えてやりたい。 けれど本人がそれを望まないなら…。 どちらを優先したいのか、どちらがより本人達にとって 幸せなのか。どれ程考えても答えは出ない。 出ないまま、時だけが残酷に進む]
少なくとも…お前の気持ちは…判ったつもりだ。
[へらっと笑った後で、一瞬真顔に。 そして静かに敬礼を送った]
(20) 2012/03/30(Fri) 16時頃
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必ず……還って来いよ。 「村」はお前を待ってるだろうから。
[敬礼から降ろした手を差し出して最期の握手を求めた]
(21) 2012/03/30(Fri) 16時頃
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―朝・ホレーショーと [握手を交わして、最後となったメモを渡す]
"干され部隊とはいえ分隊長殿の下に配属され、光栄でした。"
"See you in hell."
[もう一度敬礼して、外へと出て行く]
(22) 2012/03/30(Fri) 16時頃
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[他にも多くの同僚に命令が来ているようで、 兵舎の中は慌ただしくも物々しい雰囲気に包まれていた。 ヒタヒタと忍び寄る敗戦と死の気配に苛立つ者も多い]
見張りなら俺がやるから。
[勤務調整にも頭を抱えている兵士に、そう声を掛けて。 いつもブローリン達が立っている場所に]
(23) 2012/03/30(Fri) 16時半頃
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お? 悪いな、ブローリンじゃなくて。
[珍しいものを見る様な村人に混じって、犬の鳴き声が聞こえた。 いつもブローリンの足元で甘えていた犬。 ブローリンでは無い事に気付いて近寄らない犬に、 おいでおいでと声を掛けたが、犬は彼を探す様に走り去った]
嫌われたねぇ。 それとも血の臭いがしたのか。
[胸ポケットに入ったブローリンからの手紙を思い出し、 自分の手を見つめて苦笑する。 そしてそのまま静かに佇んで。 誰かに話しかけらればそのまま時間まで見張りを続けた**]
(24) 2012/03/30(Fri) 16時半頃
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[帰り道の先。無口な人が手を上げるのが見える。 ゆっくりと距離を詰める。 その僅かな時間で、心を落ち着かせるように。]
お見送りは、出来るの?
[差し出された手帳に連なる文字を見て、頷く。 軍人が行く時、秘密裡ならば、見送りが叶わないかもしれない。
約束を果たそうとするから、視線は今は伏せたまま尋ねた。]
(25) 2012/03/30(Fri) 16時半頃
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[彼女の問いに頷いた>>25。 日が落ちてすぐには出発する事になるだろう。 分隊長には言わなかった―彼も同じ疑念を抱くだろうから―が、 高官ほど徴収されていない。出立の振りをして、安全地域に送られると言う事もなかろう。 それならば、村人の見送りについては何も言うまい]
"日暮れには出る事になる"
(26) 2012/03/30(Fri) 16時半頃
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[伏せた視線の中、彼の服にできた影が頷きを知らせる。 また、手帳に書かれる文字。 そこでやっと、視線を上げた。 相変わらずの身長差に、首が後ろに傾ぐ。]
そう、なの。随分、早いのね……。 うん、でも、お見送りには、行けるのね。
[見送れること自体は良かった。 見送れなかった人もいるから。 見送る時が、ないことが一番いいけれど。
唇の端が僅かに笑って……。 その先の言葉を探すけれど、上手くいかない。 何か欲しいものはない?と、問おうか。 でも、邪魔になってしまうかもしれない。 そんな逡巡は、言葉より、困ったように下がる眉尻が物語る。]
(27) 2012/03/30(Fri) 16時半頃
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[何を言えばいいか悩んでいる様子に、自分よりずっと下にある頭を一つ、撫でる様に叩く。 ペンを走らせて]
"自分や君らが選んだのはその時が来るまで待つ事だ。 他の皆が選んだのは、その時が来る前に発つ事だ。
[一人…望んだか分からない人物が居るが。彼女にそれを告げる必要はない]
どちらも辛く、哀しい今、それを全うして欲しい。 自分は自分を裏切る事は出来ない"
[その紙を渡し、続ける]
"自分を信じてくれた人を裏切る事は出来ない。 自分を呪い死んでいった人を、そしてその遺族を裏切る事は出来ない。"
[そしてまた、手を伸ばし、宙で止める]
(28) 2012/03/30(Fri) 16時半頃
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[手袋を外し、直接、その頬に触れる。 数度撫でて、またペンを取った]
"君はそんな事をする必要はない。 だが、君の選んだ道も辛い。それをどうか全うして欲しい。
自分は結局、留まる事も、逃げる事もできなかったのだから。 だからせめて果たさねばならぬものを信じて、往ってくる"
(29) 2012/03/30(Fri) 16時半頃
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[頭に落ちる感覚。 その動作に傾いだ首が前へと。 その先で、再び走るペン。
ほら、こうやって、女の選択も、また辛いのだと 認めてくれるような言葉をくれる。 だから、泣かないと決めたのに、元から強くはない涙腺が緩む。 それを抑えるかのように、クラリッサは じっと渡された紙と、紡がれる言葉を見続ける。]
……私は、
[何かを紡ごうとして、途中止まる。 布越しではない、温もりを頬に感じたから。 それは束の間、離れた手は、また文字を連ねて……。]
(30) 2012/03/30(Fri) 17時頃
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約束通り、ブローリンさんを待っているわ。 みんなを、待っているわ。 お互いどんな形になったとしても。
貴方を、信じている、から。
[律儀な人の性格を逆手に取る。 軍人としての彼でなく、ブローリンという個人を信じている、と。]
……いってらっしゃい。 お見送りの時にも、いいそうだけど。
[信頼に涙はいらないだろう。 だから、精一杯、微笑んで見せた。]
(31) 2012/03/30(Fri) 17時頃
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[彼女の言葉に頷き、はっきりと微笑んだ。]
―ありがとう
[小さく動かした口の動きは、何を言ったかは分かるまい。 待つ事は辛い。戦場で、銃を構えたまま、ただじっと待つ。 味方が掃射になぎ倒されるのを見ても冷静に待つ。
待つ事は辛い。ましてや、彼女も自分が生きて帰ってくる事など万に一つだと知っていよう。 それなのに待つという彼女に、居たたまれず、愛おしく、そして悲しく、ただ微笑んだ。 手を肩に置いて、銃を担いでいない方、その身体を寄せようと]
(32) 2012/03/30(Fri) 17時頃
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[女は読唇術など心得ていない。 けれど、自分の言葉は、きっと間違っていなかったと 彼の笑みを見て思った。
遠い国で、戀という字は、糸し糸し(いとしいとし)と言う心 と覚えるのだという。 それを知って、じっとその字を見つめた時、 クラリッサは別の解釈をした。 きっと戀というものは、心にあるものを 糸を丁重にこよらないと言葉にできない感情なのだと。 糸を紡ぐのは、思うより繊細で難しい。
実際、今の裡を、女がきちんと言葉にするのは難しい。 だから、肩に置かれる手を感じれば、言葉にするよりは、 そっと身を預けるのが自然なことだった。]
(33) 2012/03/30(Fri) 17時半頃
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[けれど、言葉にしなければ、戀という形を自覚は出来ず。 だからこそ、ブローリンが、文字(形)としてくれた気持ちは、 愛しくて、愛しくて……。]
(34) 2012/03/30(Fri) 17時半頃
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[ほんの少しか、それとも長い間だろうか。 抱き合うとも、寄り添うとも言えない触れ方は、けれど十分に暖かい。 やがてその手を、また彼女の頬にやる。 ゆるりと撫でて、もう一度微笑んだ]
ーありがとう。 そして、すまない。
[口も動かさず、彼女に思う]
(35) 2012/03/30(Fri) 17時半頃
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[互いに温もりが感じられる距離。 それは、近くて遠くて。 その時間は、短くて長くて。
頬を撫でられる感触、受け入れる。 鏡写しのように、微笑んでみせる。 戀と自覚すれば、今は辛いだけならば、 言葉(自覚)はいらない。 後で、自覚を覚えた時、それでも幸せだったと、 思えるこの時を抱きしめる。
――……いつか、再び逢えた時。 そんな想い(幸せ)をくれたのは、 貴方でしたと、その時は言葉で*伝えられるように*]
(36) 2012/03/30(Fri) 18時頃
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[そうして、彼女と別れた後。村の入り口で、兵員輸送のトラックが来るのを待つ。 出て行く者のの見送りにはどれだけの数が来ていただろうか。 おそらくそのほとんどは軍人であったろう。 その中にまばらに見える村人の一人の前に歩み寄って、敬礼する。 普段、無口な自分自身への奇異の視線の中、その人に頷きを返した。 厚い幌のかかったトラックに乗り込み、エンジンが始動する。 その振動は、すぐにタイヤから伝わる地面のものに変わった。 見送りの軍人らが一斉に敬礼する中、一人だけを見て、微笑みを送る]
『この野郎、抜け駆けしやがって』 『口聞けないのにどうやって口説いたんです? 隅に置けないな』
[共に往く皆の囃し立てる言葉に、ほろ苦い笑みを浮かべて、目を閉じた。 今日あった事を、思い返すかのように**]
(37) 2012/03/30(Fri) 19時頃
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ブローリンは、ナタリアに預けた手紙を思い返す。彼女の分は、読んでもらえたろうか。
2012/03/30(Fri) 19時頃
ブローリンは、そして、預けた手紙が、届けられる日が来る事を切に祈る**
2012/03/30(Fri) 19時頃
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Dear Ma'am,
"この村に居た10ヶ月ほど、度々お騒がせして申し訳ない。 あなたは自分の心の拠り所でした。自分の母は病に倒れましたが、 おこがましくも、もしもこうして母に手紙を書くのであれば、 きっと今のような気分だったでしょう。
あなたのお孫が戦争に行ったきり帰って来ない事、 彼にまつわる手紙の、今もあなたに集う手紙の話を聞き、 こうして自分もあなたに手紙をお預けします。
あなたに対しての数々の非礼をお許しください。 あなたの為を思ってこそ、あなたのお孫が帰って来たかの様に 振舞っていた事を、どうかお許しください。 それがあなたを傷つけるだけだと知っての上での愚行を、 あなたは分かっていた上で、自分の我侭に付き合って頂けていたのではないかと、 今は思います。そのあなたの優しさこそが、あなたに母を重ねた理由だったのかもしれません。
最後まで甘える事になってしまいますが、あなたの'子'として、往きます。 どうかお元気で。
(38) 2012/03/30(Fri) 19時頃
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Yours,
Roy M. Brolin "
" P.S. 同封は戦場で撮られた写真です。もしもあなたが是とすれば、受け取って頂きたい。 そうでなければ、預けた手紙と共に保管願いたい。 最後の最後までご迷惑をおかけします。 いままで、ありがとうございました。 "
(39) 2012/03/30(Fri) 19時頃
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―朝―
[昨日はよく眠れなかった。いっそ駐屯地へ行って彼らを告発すべきなのかとも考えたが、やめた。どちらも、大して違いがあるとは思えない。いや、もともとの動機から言えば彼らをあながち責めてばかりも正しくはないのだろう]
・・・おはよう、母さん。
[見るからに憔悴しきった母親を前に、もう2日前のようにとりみだしたりはしなかった]
・・・あのね。わかってると思うけど・・・ エリアスは戦争に行ったの。 ・・・そうだね。私も戻ってくるって信じたいよ。
[薄々理解していたとはいえ、やはり最愛の息子を失った悲しみは耐え難かったろう。自分だって、あれだけ体の弱い弟が、無事に生きているとは思えなかった。この年まで生きてこられたのが、むしろ驚かれるほどだったのだから]
・・・ねえ、母さん。 母さんはさ。エリアスのところに行きたい?
[泣き腫らした目で自分を見つめる母の瞳に映る自分の目は、どんなだったろうか。ダーラやホレーショーと同じようなものだったかもしれない]
(40) 2012/03/30(Fri) 21時半頃
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・・・うそうそ。冗談だよ。 ねえ、母さん。だけど、もうじきこの戦争も終わるよ。 ・・・だけど、もう何人かきっと出て行くんだ。 わかるよ・・・私。
[母親を説き伏せて、ほとんど量のない食事を2人で摂り終わる。そのまま工房へと出た。昨日、自分が出て行ったあとの酒場で何が起こったかまでは、知るはずもなく]
(41) 2012/03/30(Fri) 21時半頃
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―工房―
[作業机の上にはいくつか物が置かれていた。指輪と、手紙と、それからある走り書き程度の紙切れ。]
・・・もしものために置いといたけど。これはもういらないね。
[手紙と指輪だけを残し、紙切れは破り捨てて火にくべてしまった。そうしておいて、少しの間全てを忘れるように、仕事に没頭する。扉がノックされたらきっと出て行って、それがあの無口な軍人だと知ると、一礼する]
(42) 2012/03/30(Fri) 21時半頃
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・・・昨日はすみません。あなたとはもっとゆっくりお話ししたかったのだけれど。 ・・・行くんですよね?行ってらっしゃい。
軍人のあなたは、やっぱりぴしっとした服の方が似合ってます。だけど、次に来る時は。もっと普通の服でいてください。あなたに一番似合う服は、それじゃないと思います。
・・・あの2人を見かけたら、一言伝えておいてくれませんか。 ・・ゆっくりとお話しすることができず、心苦しく思いますって。
[彼との話は短かったかもしれないが、努めて平静を崩さず。努めて。 ・・・再び工房から出てきたのは、もうかなりいい時間だった]
(43) 2012/03/30(Fri) 21時半頃
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[ちらっと酒場に立ち寄ってもみたが、開いているどころか、人の気配もないようだった。クラリッサはまだいただろうか。いたとしても、中にまでは踏み込まなかったのだけど]
・・・・・
[そうして次に辿りつく先は、結局いつものあの場所。
扉を叩き、主の在るやなしやをうかがう事になる]
(44) 2012/03/30(Fri) 21時半頃
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[夕方。村の入り口。見送りの中に女の姿があった。 見送られる中から、一人の軍人が女の前に立つ。 奇異の視線に晒されても、女もまた揺るがなかった。]
……いってらっしゃい。
[穏やかな顔で、約束の言葉を、もう一度。 頷きに、頷きを返す。 無口な人の背が、トラックへと向かう。 瞬きを忘れたかのように、 クラリッサは、ずっとその姿だけ追っていた。 その笑みを刻みつけるように。
やがて、エンジン音が響き、トラックは走り出す。 その姿が肉眼から消えて、その音も聞こえなくなっても 陽が暮れる中、その間何があっても、女はその場に立っていた。]
(45) 2012/03/30(Fri) 21時半頃
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[そして陽が暮れてから、女はやっと詰めていた息を吐く。 眼を瞑れば、瞼裏には、旅立ちの時の笑みが、 影送りのように鮮やかに映る。
涙を見せてはいけない人は旅立った。 今は闇が顔も隠してくれるだろう。
信じていても、信じているからこそ。 胸前で手を組み祈りを捧げながら、 声を殺して泣くのだ。
唇が動く―――…… 、と。
けれど、それはあの無口な人のように、音にはならず。]
(46) 2012/03/30(Fri) 21時半頃
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− 見送りの時 −
[乗り込む兵士達は皆凛として誇らしげに見えた。 それが本心なのか虚勢なのか自分の心根のせいなのか。 旅立つ者達に敬礼を送り、その顔を見つめる中、 ブローリンがほんの僅か、微笑んでいた様に見えた>>37 その笑みを贈られた人物を見つければ、 彼女にそっと近寄り声を掛ける]
(47) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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クラリッサ…ブローリンの見送りに来てくれてありがとう。 ……ブローリンの笑顔を…ありがとう。
[ブローリンが愛したこの村で、 何より大切にしたいと思う者だろうと確信して感謝を示す。 余計なものを抱えさせてしまった彼を癒してくれた クラリッサに本心の感謝を述べて]
クラリッサ…あんたは…ここで待ち続けるのか?
[もう、還って来ない。 判っていると思ったが、その言葉だけは飲み込んだ]
(48) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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―本屋―
[何時ものように店を開けて 来客があったことは、後ほど語ろう。 ただ、今は]
おや、開いていますよ?
[扉を叩く音に不思議そうにそう声をかけたのだった]
(49) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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ああ・・・ごめんね。ここのところ毎日でさ。
[少しばかり申し訳なさそうに、扉をくぐり、いつもの位置に腰かけた]
・・・・・今日はブローリン・・・あの無口な軍人さんが出立するみたい。私もちょっと挨拶したきりだけどね・・・ 他にも随分多く、軍から出て行くらしいよ。
・・・と言っても、ここでいるベネットにはあんまり関係ない話かも。 ・・・・・何か待ってて離れられないみたい・・なんてね。
[ほとんど時の流れを感じさせない、その場所を見上げた]
・・・栞が売れちゃったみたいだし代金も貰いたいんだけどさ。 ・・・昨日飲みそびれちゃって。そっちの方もね。 気分が乗ってるなら一献お願いしたいんだけど。
(50) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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[そんな女にかかる声がある。 すんっと鼻を鳴らして、その人を見た。 いつも陽気な軍人は、けれど、その時は真面目に見えて。 随分上の方にある顔を見上げて、問いかけに頷く。]
ええ、私にできることは、そのくらいだから。
[それは、ブローリンだけでなく]
約束したんです。 『おかえりなさい』って迎えること。 互いがどうなっていても、この村で。
[この先、自分が戦場に向かうことがあるかもしれない。 けれど、魂は此処に戻ってくるのだと、 確固たる意志を眸に宿して。]
(51) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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いいえ、毎日ご無事が確認出来るのは嬉しいことですよ。
[何時もの椅子は、相変わらず其処に用意されている。 ブローリンの話には、頷きながら口を開いた。 朝方から、青年の一日は何時もと変わりない。 たとえ昔馴染みが静かに狂い旅立って行ったとて 知る術が此処には無いもので]
……ついに軍人が動きましたね。 此方へもブローリンさんが、いらっしゃったんですよ。 本を、引き取って欲しいと。 代金無しで良いのか問うたんですが、持ってゆけないのだと。
[ちら、と視線を向けた先 栞を並べていた机には、置き去りの本が幾冊か]
(52) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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―昼間・工房にて [彼女の言葉に首を振って、そして頷く。 服のことを言われ、自らの胸元を見下ろす。 あいまいに頷いて、服の中から、カバーに包まれた本を取り出して差し出す。 一枚のメモと一緒に]
"この本をエリアスに貸してやりたい
[栞が二つ、違うページに挟まった詩集。 彼女が作ってくれたカバー。全て、預けておきたいと]
戦場には、連れて行きたくない"
[ミッシェルは受け取ってくれるだろうか]
(53) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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おや、御代金を渡し忘れておりましたね。 昨日はてっきり私抜きで 酒場に出かけたものとばかり思っておりましたが ……飲みそびれた、というのは?
[首を傾ぎながらも、奥から預かっていたブランデーを持ち出し 本屋のカウンターにグラスを二つ置いて、静かに注ぐ]
ダーラが店を開けていなかったとか? それとも、お酒がもう村には無いんですか?
[酒の出所が途切れたのだろうか。 不思議そうに、いくつかの可能性をあげる]
(54) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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ベネットは、ごそごそと仕舞いこんでいた金銭取り出し、袋ごとミッシェルへ渡した。
2012/03/30(Fri) 22時頃
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ありがとう。そう言ってもらえると、助かるな。
[遠慮なく、いつもと変わりないように振舞うが、少し愁いが顔に出てしまっているかもしれない]
ブローリンさんが、ね。何の本なんだろ。 詩集かな?
[以前に会った時の様子を思い出して、その本を一冊手に取る。ページをめくる音だけ響かせた]
・・・・うーん、つまり何と言うか・・・ ちょっとした喧嘩をしちゃってね。ダーラさんと。 見解の相違ってヤツ。
ヤニクさんも旅立っちゃったっていうし、ちょっと残念だったな。 ああ・・・ごめんね。まずこれはもらっちゃう。
[カウンターのグラスに注がれブランデーを黙って眺めて、受け取る。その間に代金の袋はしっかりと回収した]
(55) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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―昼間・本屋にて [もう読まないのか、持って行かないのかという問いに、 ゆっくりと首を振る。戦火に焼かれるよりは、ここでほかの本と共にあり、 いつか誰かに読まれる方がいいだろうと思う。 すこし表紙が広がってしまっている―"月世界旅行"―ものを申し訳なさそうにめくる]
……
[もともと、代金を貰うほどのものでもないのだ。 第一、金を貰ってゆっくり使える戦況とも限らない。 やんわりと、しかし固辞して、本屋を後にする]
(56) 2012/03/30(Fri) 22時頃
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我慢してたんだな、えらいえらい。 女の涙に男は弱いからな。
[一度だけポンと頭を軽く叩きながら彼女の答えを考える]
…互いがどうなっていても…か。 クラリッサ、あんたは「生きて」待つんだな?
[ブローリンの選んだ答えは自分とは違う。 だから後は彼女の答え次第。 どんな結末でも受け入れると言うなら]
(57) 2012/03/30(Fri) 22時半頃
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―昼間・工房―
[旅立とうとしている軍人から受け取った本は、以前にもちらっと見たきりの詩集だった]
・・・いいですよ。借りておきます。 エリアスにきちんと預けておきます。 ・・・でも借りるだけですからね。私の預かり料は高いですよ。
[静かにそう笑って、ぱらぱらとページをめくり、どこかの一節に目をとめて、また戻した]
私がここにいる間は、きちんと預かっておきますね。
(58) 2012/03/30(Fri) 22時半頃
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[がたがたと揺られる車。ざわつく声もやがて止まり、 みな眠りに入る。眠れる時に眠れるのが戦士だというが…、 心安らかかどうかはわからないが、ゆっくり眠っていられるのは今日が最後だと、 皆わかっているのだろう。ブローリンは結局、乗って目を閉じてから一度も目を開けずに、浅い眠りに落ちた。 あの愛しい微笑みが、あの村に留まる事を祈って。そして、彼女の暖かさを、一時も忘れぬように]
……
[自分は地獄に落ちるだろう。死ぬのだろう。 その理解と、何があっても生き抜くという意思は共存できてしまう。 最期の瞬間まで生きていようと、最期の呼吸まで諦めまいと。 生きて帰る事が最上である事は誰の目にも明らかなのだから。 そうして、彼は死地へと運ばれていく――**]
(59) 2012/03/30(Fri) 22時半頃
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ブローリンは、クラリッサへと遺した手紙が、届けられる必要のない事を願う**
2012/03/30(Fri) 22時半頃
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[四冊の本。一番上にあったものは月世界旅行。 捲り易かったことだろう、何度も読んだのだろうなと 青年は初めて彼をまっすぐに見つめて、静かに頭を下げた昼間のやり取りを思い出す]
彼、ああ見えてロマンチストだったようで。
[ミッシェルがページを捲る音がする。 青年は向かいの椅子に腰掛けて、グラスを手に取った]
……ダーラと喧嘩、ですか? それはそれは、彼女はあれでかなり頑固ですよ。 いったんそうと決めたら曲げないんです。 見解の相違なら、きっと何処までも平行線だったでしょう? どっちかが折れるしかないっていうのに ダーラが折れることなんて、今まで一回も無かったんですから。
[喧嘩が原因で飲みそびれたと、青年はなるほどと納得する。 彼女を昔から見てきたが故に見てきたかのような言葉を吐く]
ヤニクさん、急でしたね。
(60) 2012/03/30(Fri) 22時半頃
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―本屋―
まあ、彼にとっては戦地に向かわされるよりも 先に旅立った方がよかったんでしょう。 クラリッサさんも、そう願ってらしたようですし。
[彼の死は雪ノ下。 春は未だ遠い]
……随分、村が寂しくなりましたね。 ダーラもきっと、商売あがったりでしょうに
[グラスを傾けて、乾杯の真似事をしてみせる。 一口、アルコールが喉を通り過ぎる]
(61) 2012/03/30(Fri) 22時半頃
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[頭にかかる感触。 前は姉の婚約者を思い出させるものだった。 今は……]
私は、私の命を自分で終わらせることは 出来ないわ。
[目の前の人の考えを、女は知らない。 知っていれば、もっと違う答え方をしていただろう。]
ヨーランダさんや、ダーラさんを見ていたら 自分で死ぬ勇気を持てないだけかとも思ったけれど。 生きて待つこともまた、勇気がいることだと、 ブローリンさんは、云ってくれたから。
(62) 2012/03/30(Fri) 22時半頃
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[ダーラの名を出した時、 そういえば陽気な軍人は、行かなかったのだな、と 僅かな引っ掛かりを覚えはしたが]
だから、生きて、待つつもりよ。
[少し寂しげに微笑みながら、それでもそう答えを出した。]
(63) 2012/03/30(Fri) 22時半頃
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そうね、あの人はロマンチストだったよ。
[ブランデーの入ったグラスを半分ほど飲み干し、彼の分が減っているならその分注ぐ]
月世界旅行。これ知ってる。大きな空洞の弾丸に人を乗せて、月に向けて撃って月に行こうとするんだよね?
・・・・こういう使い方ってよく考え付くなあ。 だけど、実際中に乗ってたら目が回っちゃいそう。 逆にしたらおもしろそうなのに。
[ページをめくりながら、ダーラとの話になると神妙になった]
・・・そうだね。そう、平行線だった。 だけどね、少しだけ折れてくれたんだ。 理解し合えたわけじゃないけれど・・・・ベネット。 あなたと同じくらい私も彼女といれば、少しはわかるようになったのかな。
・・・・ヤニクさんも、急で残念だった。
(64) 2012/03/30(Fri) 22時半頃
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・・・そうかもしれない。クラリッサが願ってたのなら・・ それも一つだったのかな。
[まさか、とは思ったが。クラリッサが、というよりはヤニクはそれを望んでいたのか。わかるわけもない]
・・・そうね、随分とさびしくなったよ。 でも、みんな覚えてる。
・・・ねえ。
[ふと、グラスを持つ手をカウンターに置いて俯いた]
・・・・・・・ベネットにもし礼状が届いたとしてさ。 ・・一番大事な人に、ずっと自分の事を覚えていてもらいたい?ずっと忘れずに、いつまでも待ち続けてほしい?
(65) 2012/03/30(Fri) 22時半頃
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おや、有難う御座います。
[注いでもらったグラスを軽くあげて礼を]
……ヴェルヌですね。 彼の作品、とても夢があるものばかりで楽しいんですよ。 宜しければ、そのままお持ちになりますか? 彼が戻ってくるまで、お貸ししますよ。
[軍人である彼は戦争が終われば自身の生まれた場所へ戻るのかもしれなかったが、ごく自然に「戻るまで」と口から毀れる]
おや、あのダーラが折れるなんて 年月は人を変えてしまいますね。 ……いやですね、年を取るというのも。
ヤニクさんなら、戦争が終わったらまたいらっしゃるかもしれませんよ? 何しろ、随分この村のとある方を気にしていらっしゃいましたから。
[飲みながら、神妙な様子のミッシェルに、明るい話題としてヤニクの事を話す。 真実も知らず]
(66) 2012/03/30(Fri) 23時頃
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[青年は命を絶たされたヤニクの事、死を選んだダーラの事 ウェーズリーの事、どれひとつ知らぬまま 穏やかに微笑みながら、ちらと時計を見た]
……今日は配達もなかったようですね。
[代わりの男が、本屋に寄らなかっただけであるが。 カタンとカウンターが鳴る]
私に礼状が届いたとして? そうですね、私はその方にお任せしますね 大事な方が、同じように私を大事に思っているとは限りません 忘れてしまっても、罪ではない
ただ私が いつまでも覚えているでしょう それだけで良いと思っていますが。
(67) 2012/03/30(Fri) 23時頃
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そうか…生きるんだな…。
[寂しげな笑みを浮かべたクラリッサの頭にもう一度手を置いた]
なら…生きろ。
[クラリッサの言葉を噛み締めながら目を閉じて。 少しの自問自答の後、短く返した]
今だけ好きに泣くといい。 ブローリンが戻って来たら、 泣くのも忘れる位…楽しい日だろうから。
[戻って来る筈も無いブローリンを彼女は待ち続けるのだろう。 少しでも早く2人を逢わせてやる方が幸せの様にも思える。 けれど……そのいつかを生きて待つと言うなら]
(68) 2012/03/30(Fri) 23時頃
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[2人だとさすがにボトルの空きも違う。今日じゅうに全部飲み干せてしまうのではないかという気すらした]
・・・そうだねえ・・・ちょっと借りて行こうかな。 実はあの人からも詩集を借りてるんだ。だからきっと取りに戻ってくるよ。
[そう言って、またグラスにもう一杯、注いでもらった]
・・うん。だけど、そのおかげで手に入れた物もあったよ。 少なくとも、私にはね。
ヤニクさんは・・・ああ、その事、私も知ってるかも。
[ヤニクがどうなったか、クラリッサが誰と別れを惜しんだか、ダーラがどうなったか、全ては預かり知らぬところで起こった事だったから]
(69) 2012/03/30(Fri) 23時頃
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[そして、投げかけた質問の答えを聞いた]
・・・あはは。ベネットらしい。 私も、そうだね。覚えてると思うよ。きっと、多分・・ずっとね。
だけど・・・私は。 一番大事な人には、自分の事は忘れてほしい、とも思ってる。 縛られてほしくないから
・・・・なんてのは、少し自惚れすぎかな。
[最後は、少しだけ冗談めかして]
(70) 2012/03/30(Fri) 23時頃
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[元より底無しというよりはザル、というほうが正しい。 顔色変わらず、何杯目かのブランデーを片手に 空いた彼女のグラスにボトルを傾ける]
おや、もしかしてあの詩集でしょうか。 先日栞と一緒にお買い上げ頂いたんです
……あれ、ミッシェルさんも気づいていましたか。 やっぱりどう見ても彼、クラリッサさんに……ですよねぇ。
[くすくす、と声をこぼし笑った。 空になったボトルをちらと見て、店の奥に。 晩酌用にダーラから貰った酒瓶を持ち出して カウンターに置いた]
(71) 2012/03/30(Fri) 23時頃
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ナタリアさんのとこの薪減ってないか? 明日辺りまた薪割り行くわ。
じゃ、暗くならないうちに帰れよ。 じゃないと俺が襲うぞ。
[ダーラの墓を掘らないとな、とは口にしなかった。 クラリッサの口から名前が出ても、誰の死についても何も言わず。 明日の話をする自分を空々しいと思いながら 手を振って彼女に帰宅を促した]
(72) 2012/03/30(Fri) 23時頃
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ええ、最後の最後まで、生きるわ。
[傍目からは、死にに行ったように見えるあの人も、 おそらくは最後まで生きることは、諦めないと思っている。 それが、約束だから。]
……ありがとう。
[それでも、互いに生きて出会えることは、 どれほどの可能性かも、女は悟ってはいる。
だから、今は、目の前の人の言葉に甘えて、 静かに涙を流す。 その雫を拭うのは……勝手に預かったままのハンカチ。]
(73) 2012/03/30(Fri) 23時頃
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|
ただまあ、ベネット。 心配しなくても、あなたに大事な人がいるなら・・・ その人はきっと、あなたの事を大事に想ってるよ。 そういう人だよ、あなたは。
[彼の心中など推し量るべくもない。だからふと頭に思い浮かんだ可能性と照らし合わせてみただけの事。ただなんとなく]
(74) 2012/03/30(Fri) 23時頃
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|
私らしいでしょう? ふふ、薄情だとよく言われます もっと束縛して欲しいだとも。
[冗談めかす彼女の顔をじっと見て]
……貴女が一番大事な人が 貴女を一番大事に思っていたなら
其れは、難しいんじゃあありませんか?
[少し困ったように微笑んだ]
(75) 2012/03/30(Fri) 23時頃
|
|
おや、そうでしょうかね? ……そうだと良いんですが、どうだか。
[困ったような微笑は、苦笑いに変わる]
鈍感なんですよ、其の方。 私が知る昔からずっとね。
(76) 2012/03/30(Fri) 23時頃
|
|
[いつの間にかとっくにボトルは空で、次の瓶を彼がカウンターに上げると、物珍しそうにのぞきこんだ]
これは見た事ないや。 ・・・・それにしても酒豪って感じね?
[酒場の女主人の顔を今更に思い出す。]
・・・・どうみても、だよね。
[ベネットの言葉に、苦笑しながら同意した]
(77) 2012/03/30(Fri) 23時頃
|
|
[ゆるく涙を拭って、目の前の人と視線を合わせる。]
ナタリアさんの所の薪少なくなってたかも。 きっと、貴方が寄ってくれたら、喜ぶわ。
……心配してくれて、ありがとう。
[いつも陽気を演じる人の揶揄に、少し顔を赤らめる。 そうしながらも、この人は、いつも陽気を演じてつらくないのか……とも思う。だから]
ねぇ、もし、貴方も何か辛い時が有ったら 泣いてもいいのよ? その時は、私がさっきのお返しに見守るから。
[そんな言葉を冗談めかして……けれど裡では本気で 残して、促されるがまま帰路へ。]
(78) 2012/03/30(Fri) 23時頃
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|
ベネットらしいよ。
[こちらを見つめる彼の瞳を見返す。その色は、酒場の面々とはやはり違っていた]
・・・・・あはは・・そうだったら嬉しいんだけどね。 嬉しくて、嬉しいけど・・・少しだけ寂しい。
・・・幸せだね、その人も。 ベネットにそこまで言わせるなんてなんだかうらやましい。 ちょっと妬けちゃうかな。
・・・・あ、今のは冗談。笑うとこね。
[などと言って。ブローリンがいつ旅立ったのか、酩酊した頭で、どのくらいの時間が経ったか]
(79) 2012/03/30(Fri) 23時半頃
|
|
[クラリッサがそこを離れるまで遠巻きに見ていたが、 彼女が動き出せば安心して自分も動く。 本来世話し、守る者が眠っている墓所へと足を向ける。 次々と作られる真新しい墓石を1つ1つ見つめながら 自答を繰り返す]
何も残らない墓と……身体だけでも残っている墓…。 残された者はどちらを望む? 残して逝く者は…どちらを望む?
[生きていられる確証があるなら、こんな事を考える筈も無い。 希望を信じて…明日招集されれば…]
あんたは…どちらを…選ぶんだろうな。
[人気の無い墓所で独り佇み自答を繰り返していた]
(80) 2012/03/30(Fri) 23時半頃
|
|
ダーラがたまに持ってきてくれるんです 何時もの酒は飲み飽きた、と零したらこれを。
[思い出したように、そう言って]
……でしょう? ヤニクさんくらい判りやすければ、流石に気づかれたんでしょうけど 私と彼とは、違いますしね これでいて、彼のことは大分……気に入っていたんですよ。 旅立つ前にご挨拶くらいには来てくれるかと、勝手に思っていました。
[少し寂しげに笑う。 澱まない視線は、見つめ返されると照れた様子で逸らされた]
嬉しいけど、寂しい……ですか? 寂しいのは、残される方でしょうに。 [笑うところらしきには、どうにもぎこちない苦笑いが浮かぶ。 ため息はそっとしまっておいた]
(81) 2012/03/30(Fri) 23時半頃
|
|
ありがとよ。 そん時はクラリッサの胸借り…たら ブローリンに撃たれるから止めとくわ。
[クラリッサの気遣い>>78にへらっと返して、 明日ナタリアの家に行くよ、と]
(82) 2012/03/30(Fri) 23時半頃
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|
・・・ふうん?
[ダーラが持ってきたという酒にちらと目をやり、彼よりも先にグラスに注ぎ、手早くあおった]
・・・あ、本当だ。いいねこれ。
[溜息一つ。深くついた]
・・・・うん。なんだか、妙な感じ。誰にも、何も言わなかったなんて。クラリッサにも。・・・いや、だからこそ、かな?
[そうして、もう一つの言葉に応える。少しだけ俯いて]
私は・・・どこに行っても必ずここに戻ってくるつもりだから。その時に、残された人に寂しい思いをしてほしくない。そんなの、見るのが辛いから。 幸せを見つけて、生きていてほしい。
・・・・それは間違いないよ。
(83) 2012/03/30(Fri) 23時半頃
|
|
もう、ホレーショーさんってばっ
[重なる揶揄に、思わず名を呼んだ。 それほどまでには、もう近い人になっていた。
小さく肩を竦めて、女は家路に向かう。 本屋の前を通り過ぎたあたりで、くしゅんとくしゃみをしたのは 近くで誰かが噂をしていたからかもしれないけれど。
泣きすぎもあって赤くなった鼻を、 すんっと鳴らして女は*家へと*]
(84) 2012/03/30(Fri) 23時半頃
|
|
[本当は言いたい事もある。だけど、大事な事は工房の手紙に書いておいただけ。ナタリアに直接渡せれば一番いいのだけれど、それでも決して相容れない人達の瞳の色はごまかせないから、いると知っていたから念を入れておいた]
・・・ちょっと時間が経っちゃったかな?
[どのくらい2人で飲んだのか。ふと柱時計を見上げて呟いた]
(85) 2012/03/30(Fri) 23時半頃
|
|
あ、ちょ……飲みすぎですよ、ミッシェルさん。 酔いつぶれたら、おいしく頂いてしまいますから気をつけてくださいね。
[グラスを開ける彼女へ、軽く忠告めいた言葉を一つ]
……しかし、ヤニクさん クラリッサさんにも言わなかったんですか? そんな方では……確かに、妙ですね。
[思考が上手く纏まらない。 首を傾ぎながら、新たな酒を飲み干す]
どうせ戻ってくるんでしょう? なら、待ち人が寂しいとは、思いませんよ。 貴女を待っている間も、それは楽しい一時に違いありません ……あ、いえ 私ならそう思うと言うだけですが。
(86) 2012/03/31(Sat) 00時頃
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|
おや、じゃあそろそろ店仕舞いしましょう。 夜遅くに一人歩きは危険でしょう お酒もたしなんでいらっしゃいますし 宜しければ一晩宿を貸しますが。
[おいしく頂きますといった其の口で 柱時計を見上げるミッシェルに首を傾いで笑う]
どうしますか?
(87) 2012/03/31(Sat) 00時頃
|
|
・・・ふうん。寂しくは・・ないんだ。 ・・・・いただくって、何を?
[思った以上に酔いが回っているのか、立ち上がろうとして少しくらりとした]
・・・うーん。母さんがきっと待ってるけど・・ 確かにちょっと飛ばしすぎた・・・かな。
少しだけ、休ませてもらっていい? ・・少しだけ休んだら、ちゃんと帰れると思うから。
[彼の言葉もどのくらいきちんと聞けていたかはわからない。 ベネットの言葉と、昨日のダーラの言葉と、ホレーショーの事と、ブローリンの事と、クラリッサの事と・・
いろいろな言葉が混ざった頭で、小さくうなづいた]
(88) 2012/03/31(Sat) 00時頃
|
|
鈍感。
[青年は小さく小さく呟いて、こっそり溜息を吐いた]
……嗚呼、私のペースにつき合わせてしまいましたか 申し訳ありません。
ええ、寝台をお貸ししますよ。 少し横になってらしてください。
[子供のように頷く姿に、少し待っていて欲しいと告げて 手早く店仕舞いを済ませると、奥の寝室に案内した]
狭いところですが。
[窓は割れたまま、補強はしたが寒い風が入る。 青年は衣類箱から幾つか服を取り出して窓際につるし始めた。 大分、冷たい空気は緩和されるハズ]
(89) 2012/03/31(Sat) 00時頃
|
|
[恐らくダーラの為に掘られた一番新しい墓穴の前に立ち、 静かに問い掛ける]
ダーラ…俺はお前の望みを叶えてやりたい。 けれど彼女にとって、家族にとって。 どれが幸せなのか。
[返る事の無い答えを待ちながら、目を閉じて風の音を聞く]
もしかしたら…明日には誰かの戦死の通知が届くかも知れない。 その時、幸せの考えは…変わるかな。
[村人に与えられる任務は特攻による確定の死。 それが届いた時、皆何を思うのだろう。 知らぬまま眠らせてやれと囁く声と、 それでも生きると言うなら生きていた方がいいと言う声と。 相反する声に苛まれながら]
(90) 2012/03/31(Sat) 00時頃
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|
・・・うん。ありがとう。
[やはり彼の方が強かったようだ。ほとんど酔った様子も見せない。全く見た事のない奥の部屋に通され、壁にもたれて座り込んだ]
・・・・そう言えば、もう一日か。
[ふと、昨日の彼女らの事を思い出した。そして自分が彼らに告げたことを。今頃どうしているのだろう。自分ではその考えを変えることはできないのかもしれない。
・・・ふと、彼に借りた詩集の中の、一節のフレーズを思い出した。
――私が生きた今日は、彼らが生きたかった明日。
私が生かされているこの生は、どのくらい、死地に向かった彼らの生を生かしていると言えるだろう?]
(91) 2012/03/31(Sat) 00時頃
|
|
おやおや、そんな所に座ると冷たいでしょう。 さ、もう少し先ですよ。
[腕を取り少しは暖かな寝台に運ぶ]
一日が過ぎるのは、長いようで短いものです。 ね、若し召集がかかったとしても 待つ時間は長いようで短いのかもしれませんよ。
[村人に赤紙が届けば、戻れない 知っていながら、青年は戻り人を信じている様子で話す]
私達は生きて待つんです。 ……決して、ヨーランダさんのようには、逝かないで。
[エリアスの死が伝わるのも、そう遠い未来の事ではないだろう 思いながら、青年は静かな夜に、そう願った**]
(92) 2012/03/31(Sat) 00時半頃
|
|
…悪い、ダーラ……俺は直接答えを聞きたい。 だからもう少しだけ待ってくれ。
……ほんと、弱い奴で悪いな。 俺はお前の願いを叶えてやりたい。 そして同じ位…他の奴らの願いも叶えてやりたい。
[悪魔だと自分で言っておきながら、 この体たらくだと苦笑する。 十字を切り掛けて自分には似合わないとまた苦笑を。 そしてそのまま人の少なくなった宿舎へと]
(93) 2012/03/31(Sat) 00時半頃
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セレスト、ダーラ……すまない。
[十字を切る代わり、墓所に一礼して共犯者達に懺悔した]
|
ありがとう・・・
[少しは暖かな寝台で横になり、天井を見上げた]
・・・・・本当に、そうならいいのに。 大丈夫だよ・・・ 待つよ。みんなを。
[それは本心。ただ、胸の底にもう少しだけ別の想いもないとは言えないが]
・・・ねえ、ベネット。 もし、もし・・・私が次の召集に呼ばれたらさ。 そしたら、私の事は忘れて。
[そう呟いた声は、ごくごく微かなもの]
・・・・冗談。
[その言葉もまた、ごくかすかに**]
(94) 2012/03/31(Sat) 00時半頃
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