84 戀文村
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
サイモンが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、セレスト、ホレーショー、エリアス、ブローリン、ヤニク、ベネット、ミッシェル、クラリッサ、ヨーランダ、ダーラ、ウェーズリーの11名。
再び陽が昇る頃合い。
軍人の一人が赤い手紙か、それとも命令か、胸に抱き行く。
その先は……――セレスト[[who]]
相手が村人ならば眼を合わせることなく。
相手が軍人であれば視線を合わせて。
その軍人が個人的に贈ることができるのは*敬礼一つ*
(#0) 2012/03/26(Mon) 00時頃
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ええっと……ミッシェル。ありがとう。
[何とか紡げたのはそれだけで。 ぎこちない笑みを浮かべて、親方と呼ばれた男を思う]
ミッシェルを見てる限り、その親方に怒られるぞ。 俺みたいな不真面目な奴じゃねえってな。
[くくっと笑うと傾いた陽の中を通り過ぎた風に髪が揺れる]
っと、このままだと風邪引くな。 エリアスの事心配してる場合じゃねえ。 ミッシェルありがと。 暗くなる前に帰らないと弟が心配するぞ。 ワイン間違いなくもってくから楽しみにしといてくれ。
[慌てて話題を打ち切って、 エリアスに怒られる前にミッシェルを急かした]
(0) 2012/03/26(Mon) 00時頃
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女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/26(Mon) 00時頃
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[ベネットが、自分の名に書き換えろと言うのを聞いて、女も、ダーラ同様ベネットへ片方の手を伸ばし、ふ、と笑って頭を振る。]
無理だろう。 名前を書き換えて済む問題なら、 誰かがとっくに試している。
でも、気持ちは嬉しい。 私も同じ気持ちだ。
[ベネットとダーラ、交互に見て]
わかった、ダーラに来た時はそうしよう。 いっそ、一晩だけの祭りを開いてしまおうか。 その瞬間だけでも、皆が忘れられるように。
[ダーラの返答に、安心したように溜息をついた。]
ありがとう。ダーラになら、安心して任せられる。 本当に、ありがとう。
(1) 2012/03/26(Mon) 00時頃
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そうですかね・・・どうなんでしょう。 でも、人と比べるなんて失礼でしたね。すみません。
[少し気分を害してしまったか、とも思ったが、そうではないようで、表情を和らげる]
いけない!私の方が話しこんじゃったみたい。 ごめんなさい、それじゃ失礼します。 あなたも風邪をひかないように。 これからもエリアスの事、よろしくお願いします。
[急かすような言葉に少しだけ彼の目が気にはなったが、その場ではそれ以上気に留める余裕もなく、家路についた]
(2) 2012/03/26(Mon) 00時頃
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[>>0:335当然の心配だと思う。 良くは知らないが、彼とクラリッサは親しいのではなかろうか。 そういえば、彼が酒場で言っていたのは彼女の事のように思える。 旅人…に、声がかかる事は無いように思うが…。 彼を追って、彼を呼ぶ赤紙が各地を転々としている可能性はある。
それこそ、目の前の彼女を連れて旅に出てしまえばよかろうに…とも思う。
彼女と、自分を交互にゆっくり指さして、もう一度同じ様に指を口に当てた]
(3) 2012/03/26(Mon) 00時頃
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− 夜 酒場 −
[ミッシェルと別れた後、何食わぬ顔で宿舎へ戻り、 私服に着替えて酒場で簡単に夕食を。 相変わらずダーラは美人だ、等と口説きながらも 目は笑っていない事に誰か気付いただろうか]
あー、今日は俺帰るからいいや。
[酒で温まった身体のまま鼻歌を歌う姿は不謹慎とも思われたか]
(4) 2012/03/26(Mon) 00時頃
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− 回想 −
[共犯者達の漏れる声が届いたかどうか。
ただ決めいていたのは]
今夜サイモンが来なければ、明日俺は彼を戦士として見送る。
訪れたなら、妹の傍で眠らせる。
[そして夜にダーラの元を訪れた時には、密かに今日の
宿舎での遣り取りと自分の決意を書いた紙を彼女に渡した]
|
―本屋― ダーラ?! 貴女のお店は、大勢の憩いの場で……大事なもので
[店を閉めるという声、首を振る。 伸びてきた手に少し驚き、少し躊躇ったがそっと握り返した。 ついこの前まで然程変わらないと思っていた手のひらは 青年のほうが節ばっている]
若しもそんな事になるならば、ですが
[ヨーランダから伸びる手、同様に指先からめ 青年は困ったような顔で笑んだ]
貴女達の望みは、全て叶えます。
私……自分に赤紙が届くことを祈りたい気分ですよ、もう。
[安心したヨーランダの声。 青年は、精一杯努めて普段どおりに軽口をたたいた]
(5) 2012/03/26(Mon) 00時頃
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そろそろ、日が暮れるな。 完全に暗くなってしまう前にナタリアの家に行かないと。
私はこの辺で帰るよ。 ベネット、美味しいお茶をありがとう。
…───さっきの話、現実にならないように祈ってる。 だけど、もし本当になったとしても、 二人のお陰で、心残りなく逝けるよ。
本当に、感謝してる。
それじゃあ、またな。
[名残惜しげに両手を引いて、カップに残ったお茶を干す。 それから、二人にそれぞれハグをしてから店を出た。]
(6) 2012/03/26(Mon) 00時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/26(Mon) 00時頃
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そうだな、それで済まされるのなら。 とっくに改ざんなんかできていただろう。 優しいよベネット。
[ベネットの妙案にふ、と頬が綻んだ ぎゅ、とそのいつの間にか男らしくなった手を握り 幼かった日を少しだけ思い出した]
ふふ、それもいいかもしれないな。 在庫一掃パーティだ。
……一人なのは、皆同じだ。
(7) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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お粗末様でした。
ええ…こちらこそ お話してくださって、嬉しかった。
[ヨーランダの手が離れる。 外は気づけば薄暗く、時止まったかのようなこの場所とて現実には逆らえない]
また、早朝か深夜にでもお墓参りに行きますよ。 お気をつけて、ヨーランダさん。
[軽いハグを返し、店を出る彼女を見送る]
(8) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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[再び無口な軍人を見上げれば、2人の内緒ごとだと 言う風なジェスチャーが見えた。 口元を両手で押さえて頷く女は、他者の思惑など判りはしない。 ただ……。]
そろそろ陽も落ちてきたし、失礼しますね。 貴方も足元気を付けて……。
[そう云って軍人と別れた後。 家路の途中で呟いた裡は、 無口な軍人が思うことの半分と重なってはいた。]
……うん、やっぱり明日ヤニクさんに話そう。
[旅立ってくれることで、生ける命があるのなら。 その部分がヤニクに掛かるという*所だけは*]
(9) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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─ 本屋→ナタリアの家 ─
[日が落ち、急速に薄暗くなりゆく中を急ぎ足で歩く。 目的の家に着いた頃には既に陽は落ちきっていただろうか。]
ナタリア、いるかい?
[女は扉を軽くノックして、様子を窺った。]
(10) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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もうそんな時間か? いけない、仕込みをしないと。
おやつを食べそこねたな。
アタシも感謝しているよ、二人共大好きだよ。
[手を放すを、ぎゅっとハグをしてから見送った]
じゃ、行こうかな。 ベネットも決して自分が、なんて言わないでおくれ。 アタシが泣いてしまうよ?
なんて、ネ。
[二人のお陰でいつもの顔に戻せただろうか お茶を飲み干してから、青年にもハグをして店を出る]
(11) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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[家に帰り、エリアスに先ほどホレーショ―と話した内容を聞かれれば、簡単に答える。]
・・大丈夫よ、やけに美人だって何回も言われたけど。 きっとあの人、そういうの言い慣れてると思うな。 気にし過ぎない方がいいのよ、そういうのって。
[夕食は、話題に上った肉や野菜、魚とはいささかかけ離れた、豆とベーコンのスープぐらいのもの。もともと夜は食欲はわかない。 その日は早めに、ゆっくりと床についた。たまには親方の家の郵便受けでも見に行っておくか、と思いながら。
多分何もないだろう。しかし、何か入っていたら? それに、サイモンのように自分の知った誰かに赤紙が届いたら?そう考えだすと途端に心にざわめきが起こるのを止められなかった。**]
(12) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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……お一人様三人、というあれですね。
[くす、と笑う]
優しいんじゃないんです 私は残酷なんですよ 置いてゆかれる寂しさを知っているのに [ダーラを見遣り、青年は思いついたように笑う]
いっそどちらかに赤紙が届いたら 籍でも入れましょうか。 そうすれば、貴女の酒場は私が面倒みて差し上げますよ?
なんて。 ええ、ダーラも道中お気をつけて まだ雪が溶けてませんからね
[冗談に冗談を返し、軽い抱擁の後続いて出て行く酒場の主人を見送ると 本屋にはまた静寂が戻る]
(13) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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− 深夜 教会裏 −
[静かな夜だった。 最後の雪なのか、天が憐れんでいるのか。 空からまた白いものが舞い落ちる。 白い息を吐きながら待っていた。 来なければいいと思う。 来たとして、自分はどうすればいいのか、 覚悟を決めた筈なのにまだ何処かで迷う自分がいた]
………よぉ。
[雪を踏む音が響いて、果たして彼は姿を見せた。 昼間の狂った様な勢いは何処にもない。 静かに、この銀世界の様に静かな表情だった。 だが瞼や唇は僅かに震えていて]
(14) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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「ほんとは死にたくない。死にたくない。 でももう俺死ぬんだろ?判ってる。 あんなとこで妹を置いて死にたくなんてない。 でも自分で死ぬ勇気も無い。
だから……」
[最後は嗚咽に変わっていた。 そっと近付いて零れる涙を拭い、そのまま両手を首と頭に]
(15) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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判った……しっかり…妹の傍にいてやれ。
[声の代わりに何かが折れる音。 夜更けから振り出した雪が足跡を消すだろう。 そして翌朝、 教会の裏のモミの木の太い枝にサイモンは静かに揺れていた]
(16) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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―本屋― [冷めた紅茶を啜り、差し入れのパンを一つだけ食べる。 残ったパンとジャムは保冷箱に入れて明日の分にした]
……さて、そろそろ店仕舞いにしておくかな 流石にこんな気分じゃ、人前に立てないしね
って、そんなにお客さんは来ないけど。
[わざと声に出し、一人おどけながら 店の戸にクローズの札をかける。 机を片付けると、脇に避けていた楽譜をそっと手にとった]
……早めになおしておかなきゃ、ならないかもしれないな [其の日薄暗い明かりが、本屋から消える事は無かった**]
(17) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/26(Mon) 00時半頃
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―酒場― [皆と楽しく飲んでいた…が、ふとよぎる不安は、先を暗示するものだったのかもしれない。]
ダーラさん…今日も…泊まっていいかしら?
[不安を募らせる顔は今日の疲れか、それとも…]
(18) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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サイモン……おやすみ。
[通信機から聞こえたのはそれだけ]
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[しばらくして、返事があったので中へ入る。]
こんばんは、ナタリア。 先日ね、いい薬草を見付けたんだ。 滋養がつくから、ナタリアにも分けたくて。
──おや、また手紙を読んでたのか?
[中へ入ると、勝手知ったる自分の家とばかり台所を借りて薬湯を準備した。戻って来ると、老婆の手には手紙が握られていた。 もう見慣れた手紙。 それにまつわる話も、クラリッサを通じて聞いた事がある。]
(19) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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籍ね、入れるなら平和な時期が良かったよ。
[そう笑いながら言って、手を振りながら酒場に戻る 本当に、平和な時代なら良かったのに
まだ消えない雪を踏みしめて歩く 店頭には待ちくたびれた客がだれか来ていた
買い出しの日だったんだよと謝りながら店をあけ 市場から届いた食材を使い料理を仕込んでゆく]
(20) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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ー夜:酒場ー
[夜も更け、いつものようにピアノに向かう。 いつもと同じようでいて。どこか違うのは。
"赤い手紙"が齎す死の気配。
浮かれたような曲を弾こうものなら。 それは空気を空回りしてしまうだろう。]
(21) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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―酒場―
ん、どうしたセレス。
アタシは構わないよ、また飲むかい?
[秘蔵の酒のことをこっそり伺わせながら しかし不安そうな顔には、真剣な表情を見せて]
ちょっと夜ふかしするなら、付き合うわ。
(22) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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[昼間の二人の通信の履歴が残っていればそれを確認する
ついでにホレーショーからのラブレターも同じ所で]
男女も年齢もない、ね。
ああ、本当なら……
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[去る彼女>>9を頷いて見送る。 その姿が小さくなるまで見ていたが、 酒場を一瞥して、役場へと向かった]
……
[途中、あの青年に会ったろうか。 彼が思って居る事など知る由もないが、 今日の明日なら、話す機会も持てるだろう。 招集が始まった以上、一日一通とも限るまい。 誰かが止めているかもしれないが、 多くの人が呼ばれてゆくだろう。 なら、早く発った方が良い。 それはきっと、自国を逃げ回る辛い旅になるだろうが…]
[役場にはサイモンは見当たらなかった。 もう帰ったらしい。これ以上、 彼に何の用だと言わんばかりの視線を受け、 後にするしかなかった。]
(23) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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すごく…厭な予感がするの…
[まさか、次の日に赤紙が来るとは思いも寄らず、それでも払拭できぬ何かを抱え、不安げにダーラを見つめた]
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[ダーラの言葉に弱々しく微笑み、頷く>>22]
ありがとう…どうしたのかな、すごく、人恋しくて…
[帰る家をなくした子犬のように震えて]
(24) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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[薬湯の入った器を渡し、ナタリアの肩に手を添える。]
…───手紙を読めたあなたの孫は、 幸せだったのかもしれないよ。
戦争で、どことも知れぬ場所で、 一人で死んで行くのと比べれば──…、 愛しい人を追って自ら命を断つのも、 悪くないのかもしれないと、 そんな風に、思ってしまう──…。
……いや、すまない。 あなたに言う事ではなかったな。
[申し訳なさげに謝って、空いた器を綺麗にする。]
今日はもう遅いから帰るけど、また来るよ。 風邪を引かないように、温かくして寝てくれ。
[幾つかの薬草を置いて、老婆の身体を軽く抱き締め家を出た。]
(25) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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[>>0:185、どこかから>>16戻る分隊長を見つけ、立ち上がる]
"Have you killed him?"
[遠回しな表現をする必要もなく、単刀直入な文が書かれた手帳を差し出した。 夜は暗い。文字が見えるかは分からないが、恐らくは伝わるのだろう]
(26) 2012/03/26(Mon) 00時半頃
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[だからといって、レクイエムなど縁起でもない。 心の中に明るい光が祈りをこめた素朴な曲を。
ショパンの「マズルカ OP7-1 変ロ長調」
春の青空を思わせる、明朗なロンド。 転調部分は束の間雲でかげったかのようで。 しかし、雲は過ぎ去り……再び青空が。]
(27) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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厭な、予感?
[思い浮かんだのはヨーランダから聞いた
女子供も関係ないというアレ
不安そうなセレストの顔に、しかし言うことはせず]
|
いいわ、また今夜も一所に寝ましょう。 寒いからくっついてね。
[震える肩に手を回し、そっと抱き寄せる]
(28) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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[ダーラの問いに頷く]
えぇ…もしかしたら、明日は自分が赤紙を貰う番なのかもしれないって…
[役場に居る人間からならば、次は自分だとしても不思議ではないから]
|
[ナタリアの家を出た女は、夜道を足早に酒場を目指す。 今日みたいな日は、ヤニクのピアノでも聞きながら酒を飲み、一時でも楽しい気分に浸りたい。
そんな事を考えながら歩いていると、ブローリンとホレーショーが何かやり取り交わしているのが目に入った。 昼間ホレーショーから聞いた、ブローリンが酒に強いという話を思い出し、これから共に酒場に行かないか誘おうと、遠慮もなしに近づいて行く。]
(29) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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そんなに役場の人を減らしたら、今度は村長が倒れてしまうわ?
気のせいよ。
ほら、今夜はもうホットミルクになさい。
悪酔いしたら明日が辛いわ?
[ぽふ、ぽふと黒髪を撫でる、慰めにもならないかもしれないけれど
自分には側に居ることしかできない]
ヤニクは、客に請われるままに曲を奏でていた。**
2012/03/26(Mon) 01時頃
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[ダーラに肩を抱き寄せられ、その身をダーラに預けるようにし]
ありがとう…ごめんなさい、我儘言って…
[ダーラの温もりを感じるのもこれで最後になるとは…まだ、知らなかったが。]
(30) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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セレストは、ヤニクのピアノを静かに聞いていた
2012/03/26(Mon) 01時頃
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[こんな夜道で出くわすとは思っていなかった。 いや、出会うとしたら彼>>26しかいないと思ってもいた。 差し出された手帳に書かれた文字は 夜の闇では読み取るのは難しい。 だが読めなくとも、何を言わんとしているのか位は判る]
……赤紙が届いたその時に、あいつの心は死んでしまったんだ。
[互いに夜襲に備えた目。逸らす事無くじっと彼を見た]
(31) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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ヨーランダは、ホレーショーとブローリンを見たのは酒場から戻る時……だった、かもしれない。
2012/03/26(Mon) 01時頃
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……? いいのよ、遠慮なんてしなくても。 だから一所に暮らせばいいって、言ったでしょ。
[どこか不安げな彼女を抱き寄せたまま 先ほど二人からもらった温もりをそのままセレストへ]
(32) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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…フフッ、 そのほうが、いいのかも。
[ダーラの言葉に微笑んで>>32、本気で一緒に暮らしたほうがいいのかもしれないと、この時は、そう考えるようになっていた。]
(33) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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[手帳から一枚破り、差し出した。
"誰もあなたを責めはすまい けれど許されもすまい"
>>31、彼を責める事は自分には出来ない。 だが、受け入れる事も出来ない。 本当は、彼の方が正しく、自分も、一般市民をゴミの様に捨てる者達と同類なのかもしれない]
………
[手帳を握りつぶす程に拳を固める。 彼は何をしているのか。自分は何をしているのか。 自分達は、何をしているのか]
[労う気にも責める気にもなれず、敬礼して踵を返した。 彼が殺したのだと知れれば、降格どころではすむまい。 軍法会議ものだ。きっと証拠は残していないのだろう。 手伝う事も出来ず、告発する事も出来ず、止める事すらできず…。 一番性質が悪いのは、自分ではないのかと、思う]
(34) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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─ 酒場 ─
[酒場に着いた頃には既に辺りは真っ暗だった。 扉を開けて中に入ると、暖かな空気と静かなピアノの音が迎えてくれる。 戦争の気配を感じさせない落ち着いた空気に表情が和らぐ。]
やぁ、来たよ。
[ダーラの姿を探して月白の瞳で店内を見渡し]
おや、セレストも来てたのか。
[もう一人、昼間顔を合わせた娘がダーラと寄り添っているのを見て軽く首を傾げた。]
(35) 2012/03/26(Mon) 01時頃
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あ、…ヨーランダさん。
[聞こえた声に振り返る>>35]
どうしても、一人でいたくなくて… とても、…とても不安なんです…。
[言いようのない焦燥感を不安という言葉でしか表せない自分にもどかしさを覚えつつ。]
(36) 2012/03/26(Mon) 01時頃
|
|
[ヨーランダに見られていた事を悟る。 サイモンの状況が分からないが、もしも、自分が殺すのならば自殺に偽装する。 妙な噂は立つまいが、万が一と言う事もある]
[たしか墓場で守をしている者だったか。 雪が降り出した夜中、ほんの少し漏れる灯りの中、会釈した]
(37) 2012/03/26(Mon) 01時頃
|
[ヨーランダの顔を見て、さらに不安の色を濃くする。]
私は、あの人を騙し続けている…
それが苦しくて仕方ないんです。
[ダーラにしか聞こえないほどの小声で呟いた]
|
もぉ、なによ。 可愛い子ねぇ。
[くしゃりと髪を撫ぜ、決まりねと声をかけている所で ヨーランダの姿に、また笑顔を見せた]
いらっしゃい、今日は魚がおすすめよ。 ワンダがいいのを入れてくれたのよ。
(38) 2012/03/26(Mon) 01時頃
|
|
許されたいなんてこれっぽっちも思ってねえよ。 むしろ上官達を引き摺って地獄に落ちたい気分だ。
[ブローリンから差し出された紙>>34に皮肉めいた微笑を浮かべる。 きつく握られた拳を苦しそうに見つめて]
悪かった。俺がいらん事言ったばかりに。 耐えられないなら、いつでも告発してくれ。
[通り過がりに耳元でそう囁いて、振り向かずに宿舎へと向かうだろう**]
(39) 2012/03/26(Mon) 01時頃
|
……騙しているのは、なにもセレスだけじゃないわ。
私も同罪。それに、村の皆も。
私なんか、セレスと村長が上手くしてくれなかったら
とっくに、だし。
[側に居たまま、小声を返す]
それでも、戻ってはいけない道に立ってしまったわ。
|
[墓守は帰る所だったろうか。風に当たりに外に出てきた所だろうか。 会釈しつつ考える。
サイモンと言う者の家族が気がかりだ。 軍からどんな通告が来るか、予想するのは難しくない。 出て行かせた上で殺すのが一番か…と思い、頭を打たれたような気分になる。
そんなつもりなどないのだ。 それは、自分の"出来る事"では断じてない。 自分には自分の、出来る事がある。あるはずだ。
それでも上官を完全に否定できない彼だが、やはり、やはり与する事は出来なかった]
(40) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
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ホレーショーは、ちらりと視界の端にヨーランダを見たがそのまま気付かぬふりで通り過ぎた**
2012/03/26(Mon) 01時半頃
[戻ってはいけない道、その言葉にまた一つ、ふるりと身を竦める]
そうですね…そう、皆を騙している。
これからも騙し続けないと…
いや、それが、みんなのため…ですよね?
[思わず、すがるように、ダーラの目を見た。ダーラを見つめる自分の目は潤んでいるかもしれない。]
|
[二人の傍に寄って、近くの席に腰掛ける。]
…──うん、わかるよ。 私も一緒だ。
[もどかしげに不安を訴えるセレストの表情に、ずきんと胸が痛んだ。セレストの髪を撫でるダーラの手を、信頼と共に見る。 この村の人達はとても心優しく、血が繋がっていなくても本当の家族みたいに接してくれる。身寄りのない女にはそれが心からありがたく、同時に村の人達を守りたいという想いを強くさせる。]
(41) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
|
ヨーランダは、ダーラに頷いて、「じゃあそれを」と頼んだ。
2012/03/26(Mon) 01時半頃
そう、皆のため、これが皆が一緒にいるためなの。
他に方法がないじゃない。
少なくともアタシには、わからないの……
だから……
[泣きそうな顔のセレストの、頬を撫で内緒話の合間に
唇を寄せた慰めのキス]
大丈夫、貴女独りじゃないわ。
きっと行く先は一緒よ。
|
もー、皆でここに住めばいいじゃない。 宿屋をやめて借し部屋にするわ? それなら良いでしょ。
[ぎゅ、とセレストを抱きしめてから 注文を受けて料理をヨーランダの前へ ついでに三人分の、ホットミルクも
今夜は何故か、寒い気がする]
(42) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
|
|
[ダーラにギュッと抱きしめられ、目を伏せ俯く。 俯いた拍子に目から溢れる涙…、それは安堵のものか、それとも…]
(43) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
|
[抱きしめられ、口づけられれば、涙が頬を伝う。
目を閉じ、俯き、安堵の涙と誤魔化せたか]
|
はは、本当だな。 ってそれじゃダーラが生活出来なくなるぞ?
[出された料理をフォークで口に運び、うまいな、と笑う。 ホットミルクを一口飲むと、温かい温度と甘さに、沈んでいた気持ちがほっと緩んで行くのを感じた。]
ヤニクはもう少ししたら出て行ってしまうのか?
[ピアノを演奏する男に、なんとなしに水を向けてみる。 彼のような旅人なら、戦争に召集されずに済むのだろうかと。
もしそうなら、各地を転々とする、そんな生活も悪くはない。]
(44) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
|
|
[ヨーランダの言葉に顔を上げる>>44]
…ヤニクさん、出ていくんですか? このピアノも聞けなくなっちゃうのは…寂しいな。
[キョトンとした顔でヤニクを見る。]
(45) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
|
ヨーランダは、セレストの涙に気付いて、フォークを置いた。
2012/03/26(Mon) 01時半頃
[ヤニクとて、すでにこの地にきて数カ月。
実は雪深いというのは嘘で、軍によってヤニクもとうに監視下にあるのだろう。]
旅人が逃げられるなら、みんな旅人になりますよ…
[皮肉めいた言葉を…微かな声で呟いた。]
ブローリンは、他には誰に会う事も無く、兵舎に戻るだろう**
2012/03/26(Mon) 01時半頃
セレストは、フォークを置いたヨーランダにどうしたの?という顔をする
2012/03/26(Mon) 01時半頃
|
もう、泣かないのセレスぅ。
[幼い子をあやすように背中をとんとん、優しくゆっくり叩く 溢れる涙を拭い、もっと髪をくしゃくしゃにしてしまおうか]
……ちょっと、タダで住めるとは思わないでよね。 アタシが大家なのよ。
[ヨーランダの言葉にぎくりとした、住み着かれたら困る!]
(46) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
|
|
さぁ、わからない。
ただ──、それで、戦争を逃れる事が出来るなら、 そうした方がいいと、思っただけなんだ。
[セレストの質問に緩く頭を振って答える。 どうなんだ?という視線をヤニクに向けて]
(47) 2012/03/26(Mon) 01時半頃
|
|
…───。
[不思議そうな顔を向けるセレストに、なんと答えてみようもなくて、フォークを置いた手で、セレストの黒髪を撫でようとした。 口許に僅かな笑みを乗せて。]
(48) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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逃げ出せる筈が、無いじゃない。
春はきっと……ここにはもう来ないわ。
[監視を振り切ったら恐らくそこで殺される
そうでなければ、国の為に利用されて殺される
酒場をぐるりと見回す、今日はホレーショーを見ていない]
|
わふぅ
[ダーラに涙を拭われて、さらにくしゃくしゃと髪を撫でられる]
ホットミルクぅ…こぼしちゃうよぉ
[不満な声と裏腹な嬉しそうな顔。ダーラの相変わらずな態度がとても…とてもうれしくて。つい甘えた声をあげる。]
(49) 2012/03/26(Mon) 02時頃
|
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わぁ、ヨーランダさんまでっ
[さらにヨーランダにも頭をなでられて頬をふくらませようとして、吹き出した。 こんな時間がいつまでも続いたらいいのに…そんな気持ちで。]
(50) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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[この酒場にヤニクの音楽が響き始めてもう結構経つ それが無くなると思うともの悲しいが 戦争に巻き込まれる寄り前には、逃げて欲しいと思う]
実際どうなんだろうねぇ?
[ホレーショーかブローリンに聞けばなにか知っているだろうか? 軍の関係がどうなっているのかもさっぱりなので なんとも返事をしにくい顔になった]
(51) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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[ダーラと一緒になってセレストの髪を撫でながら]
なんだ、タダじゃないのか? 残念だな、今夜から早速越してこようかと思ってたのに。
[ニヤリと唇を歪めてみせた。]
(52) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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零したら拭けばいいの。 セレスはもう少し、甘えていいんだから。 その為にアタシがアンタより先に生まれてんの。
[いーい?とすっかりお姉さん顔でびしり その後ヨーランダも共にかそうでないか、二階に上がるまで いろいろな話をしていただろう
寝室に入ってからもきっと遅い時間までおしゃべりは続いただろう**]
(53) 2012/03/26(Mon) 02時頃
|
|
ヨーランダさんの分は私が払うっ
[ダーラの大家なのよという言葉に笑いながら答えた>>46]
…私が払える分でよければだけどね。
[ウインクしながら、二人を見た。]
(54) 2012/03/26(Mon) 02時頃
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ダーラは、ヨーランダからはきっちり料金をいただく所存、もぉ! **
2012/03/26(Mon) 02時頃
女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/26(Mon) 02時頃
ホレーショーさんなら、教会の裏でサイモンさんを待ってるんじゃなかったかな…?
[思いつめている様子の通信を思い出して]
|
[二人の姉にもみくちゃにされて、 それでもこの上なく幸せだった。]
ずっと、このままで、春が来ればいいのにね…
[ポツリ、呟いた**]
(55) 2012/03/26(Mon) 02時頃
|
|
セレストが? 嬉しいな──それじゃあ一緒にここに住もうか。
って、それじゃ私は駄目な大人になってしまう。
うん、本当に、セレストはもっと甘えていいんだぞ。 心を許せる相手がいるセレストを見て、 私もダーラも幸せな気持ちになれるんだから。
[ふと真面目な顔になってそう言って。
それからしばらく、他愛のない話をしながら料理に舌鼓を打ち、ミルクだけでは足りないと強い酒を頼んで、最初の一口だけぐいとあおった後は、長い時間を掛けて、この時を楽しんだ。]
(56) 2012/03/26(Mon) 02時頃
|
|
[酒場にいる面々に別れを告げて、帰る道すがら、ホレーショーとブローリンを見掛けて話し掛けようと近付いたが、二人共こちらを一瞥したきり何も言わず、背を向けて歩き去ってしまった。]
…───?
[女は酒で浮かれていた気分がスッと引いて行くのを感じた。]
(57) 2012/03/26(Mon) 02時頃
|
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[得体の知れない不安が胸を占める。
いつもとは違った表情と態度。 彼らは軍人だ。何か軍の機密に関わる事かもしれない。
もしそうなら、聞いても答えてはくれまい。]
────…。
[女はひとつ溜息を吐いて、ストールをぎゅっと掻き合わせた。 家までの道を、俯いてのろのろと歩く女の脳裏に、夕方ダーラとベネットに語った話が、現実感を伴って甦っていた。**]
(58) 2012/03/26(Mon) 02時頃
|
[宿舎に戻った後、また回線を開く。
まだ姉妹の様な安らぎの一時は続いていただろうか]
……帰りにヨーランダに逢った。
俺が告発されたら遠慮なく切り捨てといてくれ。
んで、慰めてやってくれ。
[ヨーランダが気付いたかどうかを探るつもりも無い。
この村の誰かに気付かれ、告発され詰られても構いはしない。
ただ傷を残す事だけが申し訳なくて]
水を差して悪かった。
じゃあおやすみ。
[良い夢をとは口には出来ず、自分もベッドに潜ったまま
転寝を続けた**]
|
[ビシッとダーラに甘えていいと言われ>>53、ヨーランダにも真顔で心配され]
ありがとう。
[二人の姉に存分に甘やかしてもらえている、そんな実感がセレストを笑顔に変えた。 その後も3人ではしゃぎ、ヨーランダが帰るときはハグして、ダーラと共に二階に上がる]
なーんかすごく幸せ。 もう思い残すことないな〜
[ダーラと同じベッドに入り、ポツリと呟いた。 …眠りにつくと、無意識なはずなのに、ダーラに抱きついていた。 それは幼子が母親にしがみつくようだった]
(59) 2012/03/26(Mon) 08時頃
|
[眠る前に、ホレーショーからの通信が入る]
ヨーランダさんに…
告発するかな…
[ダーラと顔を見合わせただろうか]
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―朝― [いつもより早く目が覚めた。 ダーラが朝食を用意してくれただろうか? 無性に体を動かしたくなって、宿の洗濯をする 朝のうちにできるだけの洗濯を干し終えて、頷く]
ダーラさん…大好き。
[別れ際にギュッと抱きしめて、仕事場に向かった]
(60) 2012/03/26(Mon) 08時半頃
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―役場― [役場に行く途中、軍の人が慌ただしく行き来していた。 何があったのか、…思い当たることが全くないわけではなかったが、敢えて聞くことはしないで。
役場に行くと、サイモンが“自殺”しているのが見つかったと>>16村長から聞かされた。]
そうですか…
[なぜかその事に何の感情も沸かず、サイモンの死亡届を作っていると、伝令の軍の人がセレスト宛にと封筒を渡してきた。
――…昨日、サイモンに届いたものと、同じ封筒が…]
(61) 2012/03/26(Mon) 09時頃
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|
…ご苦労様です。
[抑揚のない声で、軍の人を労る。ひきつってはいたが、なんとが笑うことができたと…思っている]
村長…来ちゃいました。私にも。赤紙。
[見るまでもないが、中身を検める]
(62) 2012/03/26(Mon) 09時頃
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[役場にいる時は開きっぱなしの通信機から聞こえるセレストの声を、ダーラは、ホレーショーはどう聞いただろうか?]
村長…来ちゃいました。私にも、赤紙。
[その声は微かに震えていただろう。]
|
『 臨時召集令状
特別補充隊 セレスト・ナッシュ
上記の者に臨時招集を命じる 下に記載する日時に、指定の場所へ出頭せよ
日時――…』
(63) 2012/03/26(Mon) 09時頃
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|
[赤というよりはピンクの紙に印刷された短い文。]
これだけで……
[たったコレだけの文で、自分の命は奪われる事が決定するのだ。 村長が、掛ける言葉も見つからないというように、そっと肩に手をおいてきた。]
…村長、お世話になりました。 みんなに…お別れを言いたいので、早く帰ってもいいですか?
[村長は快諾した。]
ありがとうございます。 ――…それでは…さようなら。
[表情をなくしたまま、役場を後にする。 セレストを沈痛な面持ちで見送る村長…
セレストには見せることのなかったもう一つの書類を握りしめて。 その書類…死亡通知にはセレストの父の名が記載されていた。]
(64) 2012/03/26(Mon) 09時半頃
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ブローリンは、今日も、見張りに立つ。
2012/03/26(Mon) 10時頃
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―集会所― [見張りに立つブローリンに挨拶する]
ブローリンさんこんにちは。
[赤紙が来たことを伝え]
…ブローリンさん、 私の大好きなこの村を…よろしくおねがいします。
[笑顔で伝えた。]
あと…ホレーショーさんを責めないでください。 ホレーショーさんの気持ちは、私も分かりますから。
[ここは真顔で伝えた。でもすぐ笑顔に戻り、ペコリと頭を下げて、その場を離れた。]
(65) 2012/03/26(Mon) 10時半頃
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セレストは、ダーラにこのことをどうやって伝えようかと悩んだ。
2012/03/26(Mon) 11時頃
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―カフェ― [雑貨屋でレターセットを買い、そこでも別れの挨拶をして、 久々に訪れたカフェで、ジュースを頼む やはりどこか緊張しているのだろうか、ひどく喉が渇いた]
ソフィアさん…今までありがとね。
[そこに誰かいれば、自分に赤紙が来て、皆にお別れを言っている事を伝えただろう。 それから、便箋を広げ、手紙を書きだした。 一番大切な人へ…――]
(66) 2012/03/26(Mon) 11時頃
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[>>65、いつもどおりの挨拶にいつもどおりの会釈を返す。 結局二番ろくに寝ていないが、寝る気にもなれない。 限界が来ればするりと眠りに落ちられるだろう。 そのくらいでないと、すんなり眠れそうにもない…]
[次は彼女に届いたという。 目を地に伏せて、閉じて…、彼女を見返す。 かける言葉など思いつきはしない。 それでも伝えられた言葉には、重々しく頷いた]
[サイモンの顛末を聞き、少し眉を上げる。 知っていたのか。分隊長が話したのか、彼女から持ちかけたのか、 それはブローリンにはわからなかったが、笑顔の彼女を、 どこか悲しげにも見える、いつもの無表情で見下ろした。 差し出した手、握手を交わしてもらえれば、もう片方の手も添えて強く握った。
いずれ出立するときが来れば、"軍人"として見送る事になる。 今は、知人の一人として、送りたかった。 ただ、彼女の背中を見送る。 それにしても……]
(67) 2012/03/26(Mon) 13時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/26(Mon) 13時頃
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― 昨夜 ―
[ホレーショー>>1:300の抗議を小さく笑って聞き流し。 歩き出した背にかかる言葉に振り向いた]
……みつあみは遠慮する。
[それだけはこたえて自宅に戻り。 母親をなだめて、ヨーランダからもらった山菜をみせたり。 父からの手紙を読んだりしたあと。 家に帰ってきたミッシェル>>12を見やり]
姉さん、ホレーショーに口説かれたりした?
[軽く問いかけてみても否定がかえってくるだけで。 なら大丈夫かと、それっきり口にはせずに。 山菜は明日の夕食に出ることになり、もらった薬草を飲んだ。 自室に戻った後は、日記をつけて直に眠ったのだった]
(68) 2012/03/26(Mon) 13時半頃
|
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― 今朝 ―
――…んー……
[朝の光が目に入る。 のそのそと体を起こして、ゆっくりと身支度を斉える。 昨日はセレストとあっていなかったから、今日は顔を見ようとおもっていて。 まさかセレストに赤紙が届いているとは知らないからのんびりと朝ごはんを食べる。
そして出かける準備を終えた後]
――わかってる、わかってるって。 今日はちゃんと早く帰ってくるから。
[心配性な母親をなだめて、外へと出て行った]
(69) 2012/03/26(Mon) 13時半頃
|
そう、だったわ。
サイモンを……─すのよね。
[残されていた声は、普段の彼と違う気がして
軍人としてものもかとも思ったが、おそらく違い
優しすぎるのだ、この村の男たちは皆]
|
春までも、これからもよ? セレスが結婚するまでは家族で居ましょ。
[ヨーランダへはメッと叱りつつ、酒を作り ヤニクの演奏を聞きながら穏やかに過ごす 帰るというヨーランダを見送ってから 昨日と同じ様に二階へ二人で上がっていって]
(70) 2012/03/26(Mon) 13時半頃
|
……もう、したのね。
[通信を聞いてセレストと顔を合わせる
帰り際のヨーランダ、そして昼間の話
しかし彼女なら、とも思えて]
わかったわ、ありがと。
貴方もゆっくり休んで頂戴。
|
[今日もセレストは酔ったのだろうか?]
やぁよ、まだこれからじゃないの。 わっかいクセに枯れたこと言わないのっ。
[役場の仕事は心労が溜まりそうだ、と結論づけ 抱きついてくる背に手を回して寝息がきこえるまで 母親が子供をあやすみたいに撫で続けた 翌朝先に起きたセレストに起こされて目を覚まし やはり山盛りの朝食を用意した]
? どうしたのよ。 アタシもセレスが大好きよ。
[いつものハグより少しだけ腕に力を込めて抱きしめ 役場に向かうのを見送って酒場に戻る
セレストに赤紙が届いた事も 赤紙を受けたサイモンが「自殺した」事も まだ知らない**]
(71) 2012/03/26(Mon) 13時半頃
|
女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/26(Mon) 13時半頃
|
[外に出れば、なんだかいつもと違う空気が流れている。 なにがあったのだろうと首をかしげた。
軍人たちがあわただしく行き来しているのを見やり]
なにか、あったのかな……
[話を聞こうにも、軍人たちはこちらには視線もくれず。 役場にいくのが確実だろうかと、のんびりと役場に足を向けた]
(72) 2012/03/26(Mon) 13時半頃
|
女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/26(Mon) 14時頃
|
[役場は役場で、重苦しい雰囲気に囚れていた。 いつもなら役場にいるはずの幼馴染の姿は見えず。
村長に見つかり]
おはようございます、村長さん。
……そりゃ、僕が役場に来ることなんてめったにないけど…… なにがあったんですか? セレストもいないみたいだし……
[珍しいとからかうように言われて肩をすくめる。 周囲をきょろきょろと見ながら尋ねたことに、村長は悲しげな表情を浮かべて]
え……、サイモンさんが自殺したんですか? それに、セレストに赤紙がきたって……
[訃報と、幼馴染の元に届いた手紙の話に薄水色の瞳を大きく瞠目いた]
(73) 2012/03/26(Mon) 14時頃
|
|
そう、ですか…… 教えてくれて、ありがとうございます。
[小さな吐息をこぼして頭を下げる。 あいさつ回りに行ったというセレストを捕まえにいくより、家で待つほうがいいのか、悩みながら役場をあとにした]
(74) 2012/03/26(Mon) 14時頃
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[なんと気丈な事か。サイモンの選択を認めながらも、自分はあえて逝こうと言うのか。 涙も見せず、笑顔すら浮かべ、残る自分に、軍人に、村を頼むとまで言い残していくのか]
………
[結局、弱音―もとい、本心をこぼすほどの仲ではなかったかもしれない。 彼女の思いがどうあれ、望んで往く訳があるまい。 何者か…誰か、彼女が心許す誰かが、村での最後の時まで、 彼女を癒してほしかった。この村は―――]
『聞いたか ブローリン。 昨日徴収がかかった役場の奴が死んだんだと。 俺も今から行かなきゃならんのだが…自殺だとさ』
[同僚が話しかけてくる。罵言雑言の類は少し目を伏せて聞き流すが、 それがセレストにまで及んだ所で、目を見開いて睨みつける。 表情が変わったのがわかったのだろう、ばつが悪そうに、それでも悪態をついて、 兵士は役場へと向かっていった]
(75) 2012/03/26(Mon) 14時頃
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ブローリンは、彼女が自殺などするものか…そう思い、だが、それが誰の為になるというのか…
2012/03/26(Mon) 14時頃
ブローリンは、俯いて、交代の時間を心待ちにする。
2012/03/26(Mon) 14時半頃
|
[狭い村の中だから、歩いていても見つけることはできるはず。 家に閉じこもって待つよりも探しにいくほうを優先して。
きょろきょろと周囲を見ながら道を歩いている。
サイモンの自殺にも思うところはあるけれど、彼とはあまり親しくなかったから――その死を悼みはするけれど悲しむほどではなかった]
……っ、 すみません……
[余所見の上に考え事までしていたからか、役場へと向かう軍人の一人とぶつかって、慌てて頭を下げた。 ブローリンやホレーショーとはよくしゃべっているけれど、他の軍人にはあまりよく思われていない。 いまも、舌打ちをして邪魔だといわんばかりの視線だけを向けられた]
(76) 2012/03/26(Mon) 14時半頃
|
[自分がホレーショーと、そして、ダーラと同じ思いを持つ事を知る人はどれだけいるだろう。
そして、誰かにハッキリ伝えるべきだろうか?
そんな迷いもある。]
…ホレーショーさん、止めないでね。私は、逝くから。
[通信機を通して呟いた。サイモンが自殺で出頭拒否である。
ここで自分まで行かなければ、ホレーショーや、ダーラの事が明るみに出るかもしれない。
そうなったら二人が危ない、さらに、村自体、“非国民”として味方によって攻撃されかねない。
そんな事態は絶対避けないといけないから。]
ダーラさん、ホレーショーさんを支えてくださいね。
あとは、村の人を“助けてあげて”
[ダーラを気遣う言葉。そして、自分のような目に遭う村人をひとりでも減らして欲しいと言う気持ちで、助けると言う言葉を使った。
レターセットの文字は、未だ『Desr』で止まっていた。
誰に手紙を書こうか、まだ、迷っていた。]
|
『次の奴も死んでこの村から徴兵されないなんて事になりゃ 俺たちが出て行かなきゃならん 黙って行けばいいのにな』
[そう言った同僚の表情を、態度を、声色を思い返す。 なるほど、彼にも帰る家はあろう、待つ人はいよう。 そこに死しか待っていないと知って往きたい人間などいない。 だが、彼らは彼女らは戦いとは無縁の人々だ。 そんな人々を、戦場を見てきた上で、罵るとは。
殺すのは敵兵だ。だが殺させているのは自分たちではないか。 往くのが自分でなくて良かったと祈るのは良かろう。 身代わりが誰であれ、他人の不幸を喜んでしまうのも無理からぬだろう。 自分らがそれを口にして良いのか。直接ではないにしろ殺しているようなものだ。 それに比べて、あの分隊長のなんと潔い事か。]
[結局、自分も、役場へと向かったあの同僚と、 自制を失った本部と、それを遂行する上官と同類なのだ。 …言葉のない自分には教会で懺悔もできぬ。 自責と、自己嫌悪と、矜持と…様々な感情が混ざり煮えたぎった、 苦いスープを嚥下する様な顔で、広場を見やる]
(77) 2012/03/26(Mon) 14時半頃
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セレストは、ヨーランダにも会いに行きたいなと思っていつつ、まだカフェにいる
2012/03/26(Mon) 14時半頃
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[病弱であることで、よかったことなどない。 そんなことを言っても仕方がないと解っているからため息をつこうとして――かわりに幾つか咳がでた]
――……っ
[また体調を崩してしまったのだろうかと、わずかに眉を寄せる。 咳はあまり長くは続かなかったから、落ち着いたころにまた歩き出し]
……どこに、いるんだろ。
[どこかの店にはいっていれば道からではわからない。 雑貨屋やらを外から眺めて、カフェに其れらしき人影を見る]
――セレスト、いる?
[カフェの中に入りながら、声をかける]
(78) 2012/03/26(Mon) 15時頃
|
|
―カフェ― [不意に自分の名前を呼ばれ、振り返ると、幼馴染の姿>>78]
エリアス、…顔色悪いよ?大丈夫?
[テーブルの向かいの椅子を勧める。まだ何も書いていない便箋は広げたまま。]
私を探してた…ってことは、聞いたのかな?これのこと。
[懐から出したピンクの紙を指して]
(79) 2012/03/26(Mon) 15時頃
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― カフェ ―
顔色が悪いのはいつものことだから、大丈夫だよ。
[真っ先に心配する声をかけてくる幼馴染>>79に僅かに苦笑し。 ソフィアに挨拶とともに温かい紅茶を頼む。 セレストの向かいに腰を下ろせば、白紙の便箋が広がっていた]
うん……さっき、村長さんに。 まさかセレストが戦地にいくことになるなんて……
なにかの、間違いだったらよかったのに。
[セレストが出したピンク色の手紙を見やり。 悲しげな色を浮かべた瞳を伏せた]
(80) 2012/03/26(Mon) 15時頃
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エリアス…彼が招集されたらきっと耐え切れないんじゃないかしら?
いや…みんな耐えられないわよね。きっと…。
[自分が戦地へ赴くよりも、幼馴染を心配する。]
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なりふり構わず…みたいね。 …私はいいのよ。この村に身内はいないし。 むしろ適任じゃないかしら?
[寂しげではあるが、フッと笑みを浮かべる…が]
でもね、これが続くとなると…そのほうが私は嫌だわ。
[真顔になってエリアスを見つめる]
(81) 2012/03/26(Mon) 15時頃
|
エリアスは、セレストに視線を戻して、じっとみつめた。
2012/03/26(Mon) 15時頃
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適任だなんて、そんなことあるわけない。 村の皆が身内みたいなもんじゃないか。
――僕だって、セレストがいなくなると悲しいよ。
[続くほうがいやだと真顔で言うセレストをみつめ]
……戦争が、今すぐにでも終ればいいのにね。 村以外で、死にたくない、ね……
[“これ”が赤紙が届くことをさすのだと思って、小さくつぶやく]
(82) 2012/03/26(Mon) 15時半頃
|
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ふふっ、そうね、みんな身内…よね。 ホント、今すぐ終わればいいのに…
[外に視線を移してエリアスの言葉を繰り返したが、 村以外で死にたくないという言葉に、エリアスに再度目を移す。]
もしエリアスがここを出たくないと強く望むなら、 叶えてくれる人はいるわよ。 というより、私がその願いを叶えてあげたかった。
[時間がないから私には無理だけどね、と自嘲気味に言った。]
(83) 2012/03/26(Mon) 15時半頃
|
|
今すぐ終ったら、きっとその手紙も意味がなくなるのにね。
[ソフィアがもってきた紅茶に口をつけて、小さく吐息をこぼす。 セレストが続ける言葉にゆるく首をかしげて]
――かなえてくれる人、か。 でも、今死にたいわけじゃないし、ね……
僕は子供のころ、セレストやクラリッサより先に死んじゃうんだと思ってたよ。 反対の立場になるなんて、考えたこともなかった。
[願いをかなえるというセレストの言葉の意味はなんとなく理解して。 サイモンの“自殺”ももしかしたらと思うものがあったが口にすることはなく]
――戦争にいっても、無事に帰ってこれると、いいね……
[ここ数日で徐々に増えている死亡通知の数。 それを実感していないからこそ、そんな希望をのべた]
(84) 2012/03/26(Mon) 15時半頃
|
|
─ 村役場 ─
[ヴァイオレットとハワードの葬儀の準備が整った。 とは言っても、空の棺を埋葬するだけの、簡易葬儀。 それも、重なる訃報と徴兵で人手不足な村で今まで通りの形式に則った葬儀を行うのは難しく、今回は二人の合同葬儀の形を取ることになった。 ヴァイオレットと仲が良く、ハワードの部下でもあったセレストも、葬儀への参列を希望するかもしれないと、この日女は、セレストが職場に顔を出す時刻(エリアスが役場に顔を出すよりも前)を見計らって役場を訪れていた。]
────帰った? なぜ。体調でも、悪いのか。
[しかし、定位置に彼女の姿はなく、不思議そうに役場内を見回す女に職員のひとりが教えてくれた。
曰く『セレストに赤紙が来た』──と。]
(85) 2012/03/26(Mon) 16時頃
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|
[エリアスの言葉に微笑んで]
そうよね、誰も死にたい人なんているわけない。 ふふっ、誰が先に死ぬかなんて、誰にもわからないもの。 こればかりは…ね。
[無事に帰れるといいね、という言葉には]
そうね…
[静かに頷くだけだった。]
(86) 2012/03/26(Mon) 16時頃
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──────え?
[一瞬耳を疑った。]
なぜ? そんな、セレストはまだ20だぞ!
[ヴァイオレットのように通信の知識があるわけでもない。男のように戦えるわけでもない。 戦争に行って何が出来ると言うのか。
知人の手紙に書かれていた事が現実味を帯びる。 昨日ダーラ達と話して心の準備は出来ていた筈なのに、こうして目の前に突き付けられると、到底納得など出来ない自分がいた。]
くそっ、あんたじゃ埒があかないっ。
[女は血相を変えて役場を飛び出した。]
(87) 2012/03/26(Mon) 16時頃
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[特攻に生きて帰ると言う選択肢が無いことは、よく知っていたが、それについてとやかく言いたくなかった。]
エリアス…あなたは生きて…
[そう心の中で呟いた]
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そうだよ、死にたい人なんていないさ。
ほんとにね――殺しても死ななさそうだったやつも戦争に行ったきりになったし……
[深いため息をこぼしてお茶を飲み干し]
――村から出立するときは教えて。 ちゃんと、見送りにいくから。
[お茶の代金をテーブルにおいて立ち上がる] 手紙書くんでしょ? 邪魔しちゃってごめんね、またあとで。
[広げられたままの便箋に視線を向けて、小さく手を振ってカフェから立ち去った**]
(88) 2012/03/26(Mon) 16時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/26(Mon) 16時頃
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ベネット! ベネット!!
[女が最初に行ったのは年近い青年の店。]
ベネット、セレストに赤紙が来た──。
昨日、言ってたよな? もし赤紙が来たら、名前を書き換えてしまえって。
私もダーラもそんな事出来る訳ないって言った。 けど、お前なら、もしかして、なんとか出来るんじゃないか?
だからあんな事を言ったんだろう?!
[無理と知っていて尚、縋るように問い掛ける。]
なぁ、私は、あの子を行かせたくないよ。 あの子が生まれたときから知ってる、 私の家族みたいな子なんだ──…ッ。
(89) 2012/03/26(Mon) 16時頃
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[立ち去るエリアスを見送る。少し寂しげな、笑顔で]
…これで…いい…よね。
[白い便箋を見つめて、溜息をついた]
(90) 2012/03/26(Mon) 16時頃
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これで、いいんだよね。
[自分の立場を、伝えた。それを、どう受け取ったかは分からない。けれど…伝えることはできた。
…仲間が誰なのか、自分の口から言うことはなかったが]
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[ベネットはなんと答えたか。 どんなに縋っても、無理なものは無理なのだ。 不可能を可能にする力は、今の青年にはあるまい。
結局、幼子のように駄々をこねた後、再び外へと飛び出した。]
(91) 2012/03/26(Mon) 16時頃
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[次に女が探したのは、飲み仲間でもある軍人の姿。 いつも村の中をふらふらしている男は、今日は何処にいたか。]
──ッ、ホレーショー!!!
[女は、男の姿を見つけるやいなや駆け寄って、男の右頬目掛けて渾身の力で拳を振り抜いた。**]
(92) 2012/03/26(Mon) 16時半頃
|
|
[朝、いつものように籠を持って女は村の中を歩んでいた。 村の中は、いつもより軍人が多く見えただろうか。 怪訝に向けた視線。聞こえてくるのは……。]
えっ……!?
[サイモンが自殺したのだという話。 何故……と、一瞬思うも、どこか判る気がするのは、 自身の姉も自殺で亡くしているからかもしれず。 その事実があるから、女の足は、遺族であるナンシーの元へ。
姉が、ナタリアの孫息子を追った時。 戦争の始まりの時であっても、姉を偲ぶ気持ちと共に、 周囲に対する申し訳なさのようなものもあった。 戦況の悪い中、しかも軍人が居る中では、 その想いは、己の家族の比ではあるまい。 しかも、ナンシーは、それを一人で背負わなければならないのだ。]
(93) 2012/03/26(Mon) 16時半頃
|
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[手紙を書き終えて、封筒に入れる。丁寧に封をして、 ジュースの代金を払い、カフェを出た]
…さて、…
[この手紙を託すため、ナタリアの家に向かって歩き出した]
(94) 2012/03/26(Mon) 16時半頃
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ナンシーちゃんっ!!
[駆けこんだサイモンの家。 陽も昇ったというのに、どこか暗い室内。 泣きはらし、怯えた顔をした少女は、自身の名を呼んだのが、 軍人でなくクラリッサと知れば、駆け寄り女の胸に顔を埋めた。]
1人で、怖かったよね……。 大丈夫、もう、大丈夫。
[トントンと、幼子にするように、その華奢な背を擦る。
嗚呼、この一時、戦争が終わるまでの間。 重責をこの背に背負わせても叶えたかった想いが、 きっとサイモンにはあったのだろう。 その想いは、たぶん手紙にしたためられていて。 けれど、今、彼女に見せることは出来ぬ想い。
過ぎるのは、姉の顔。]
(95) 2012/03/26(Mon) 16時半頃
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[交代の時間までは少しの時間があったが、聞こえてきた喧騒に足早に動く。 女性の声と、どよめきとを頼りに。狭い村だ、そう時間はかからなかった。
墓守の女性が分隊長に食って掛かっていた。縋るようにも見える。 野次馬も少しはいただろう。二人の間でどのような会話が交わされたのだろう。 ホレーショーは手を上げられたようだ。きっと彼はやり返してはいまい。 言い返してもいまい。彼一人なら、その度量と思いやりで波風を立てる事なく解決できたのかもしれないが―]
[ブローリンは無言のまま銃を構える。ヨーランダの眉間に、正確に照準を合わせて。 ホレーショーから離れるように顎で促す。彼女は従うだろうか。抵抗するだろうか。 どちらにせよ、銃をおろすと乱暴に彼女の腕をつかみ、引き剥がす。 腕をつかんだまま、群集を一瞥する。道を空ける様に後ずさった村人たちの間を、 彼女を引きずるように大股で進む。分隊長は彼を制止したか。 途中すれ違う村人も、同僚も構わずに村の外、駐屯地のテントへ―]
(96) 2012/03/26(Mon) 17時頃
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[しかし、雑踏の外まで出てきて彼女を放した。 墓地へ戻るよう手で示し、促す。 彼女の意図がどうあれ、もしも戻らないようであれば、 また銃を構えるつもりで]
(97) 2012/03/26(Mon) 17時頃
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ブローリンは、その日、兵舎に戻った際、顛末を記した報告書を提出した。
2012/03/26(Mon) 17時頃
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[「兄さん、何故」と、繰り返す少女の背を 撫でてやることしかできない。無力さ。
もう少し、彼女が泣き止めば、落ち着くまでは自分の家に。 そう提案は、しようと思うけれど。 姉の件もあり、ある種の見せしめか、 表上は男手もなくてはならないと、未だ徴兵されていない父も、 母も、彼女を引き取ることに否は言うまい。 姉の件で、抱えた傷が同じ家族ならば……。
どれくらい、そうしていただろうか。 外からかかる声がある。 それは、魚屋のワンダのものだった。 彼女もまた、一人になってしまったナンシーを気にしたのだ。 そして、その口から、零された情報に、クラリッサは目を見開く。]
(98) 2012/03/26(Mon) 17時頃
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そ、んな、セレストちゃんが……なんでっ!!
[悲鳴のような声上げて、女はその場に頽れた。
ワンダがソフィアから聞いたのだという情報。 それは、幼馴染の彼女に赤い手紙が届いたということ。
目の前が真っ白になって、何も考えられなくなる。 そんな女を、ワンダは支え起こし、 「この場は自分に任せてセレストの元にいっておあげ」 と叱咤する。
蒼白な顔で頷いて、サイモンの家を飛び出すけれど。 暫くしたところで、顔を覆って立ち止まった。 どんな顔で、彼女に会えばいいのか判らない。 どんな言葉を、彼女に向ければいいのか判らない。 悩む女の耳を通り過ぎて行くのは、何かあったのだろうか? 軍人と村人が何かを言い争うような*喧噪*]
(99) 2012/03/26(Mon) 17時頃
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[ホレーショーが拳を止めたなら反対の拳で反対の頬を狙う。 当たれば女の拳の方が裂けるであろう、遠慮会釈のない殴打。 それも止められたなら、身体ごとぶつかって、がむしゃらに拳を振り上げ、男の胸に何度も何度も振り下ろす。
いつしか、女の目からは滝のような涙が溢れ出していた。]
──なんで、 ────なんでなんだッ!!!
(100) 2012/03/26(Mon) 17時頃
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[ナタリアの家に向かっていると、騒ぎが起きている]
え…ヨーランダさん。
[ブローリンに腕を掴まれて、帰れと手振りで言われている。>>97 ヨーランダに駆け寄って]
…何?…どうしたの?
[よもや自分のせいでこんな騒ぎが起きているとは思わず、ヨーランダの肩を抱こうと腕を伸ばしつつ尋ねる]
(101) 2012/03/26(Mon) 17時半頃
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お前達はいつも、私から家族を奪って行く──!!
セレストだけ、ッ、じゃない、 ここの村の人達は皆、支え合って生きてるんだ!!
これ以上、奪わないでくれ───…ッ!!!
[嗚咽混じり、啜り上げながらの訴えは、抗議というより懇願に近い響きを持って、周囲に集った者の耳に届くだろう。
女はわかっていた。 男に決定権はなく、それ故何の責任もないことを。
それどころか、彼が戦争に村人を取られることを心から憂えていることさえ知っていた。 知っていて尚、こうして無様に泣き喚いて縋ってしまうのは、この男なら、己の激情を受け止めてくれるかもしれないと、そんな風に思っていたからかもしれない。]
(102) 2012/03/26(Mon) 17時半頃
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[ブローリンに銃口を突きつけられても、女は離れようとはしない。 それどころか、銃口を握って己の額に押し当て]
撃てばいい──!!
どうせ、いずれ私も招集される。 意味のない戦争の駒になって、 いずことも知れぬ場所で死ぬんだろう?
[嘲るように嗤って、両腕を広げて挑発した。]
(103) 2012/03/26(Mon) 17時半頃
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セレストは、ヨーランダが取り乱しているのを見て困惑している。
2012/03/26(Mon) 17時半頃
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[銃を下ろしたブローリンに腕を掴まれれば、男勝りの性格をしていても所詮女の力。抗いようもなく騒ぎの中心から離れた所へと連れて行かれる。]
離せ──っ!
[女が掴まれた腕を振り解くのと、男が手を離したのがほぼ当時。]
なんでだ、ブローリン! お前だって、こんな事望んでいるわけじゃないだろう?
[身振りで帰るよう促され、再び銃口を突きつけられても構わず喋りかける。]
(104) 2012/03/26(Mon) 17時半頃
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[そこへ──]
──ッセレスト!!
[細い腕が肩に触れ、抱き寄せんとする力が掛かり、振り向いた女の目に、困惑したような表情のセレストが映り──。]
(105) 2012/03/26(Mon) 17時半頃
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行くな──…!!
行かないで……くれ……っ!!
[思わず、セレストの細い肩を、思い切り抱き締めていた──。**]
(106) 2012/03/26(Mon) 18時頃
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[望んでいる訳、無いだろう]
[セレストが割って入る。彼女に縋るヨーランダを、感情の見えない表情のまま見て、銃を下げる。
懐に手をやった。手のひら大の救急箱…と言うよりは袋を取り出し、 セレストに差し出す。そして改めてヨーランダを見て、墓場の方角を見る。 そう、連れ戻るように促し、ゆっくりと、首を振る。 発つ事の決まったセレストに任せる事を内心に悔いながら、 背を向けて振り返らず広場へと戻っていった]
[手に持ったままの銃を肩に担ぎなおしざわつく群集を散らす様に手を払う。 近くの同僚に、物を書くしぐさと、自分と兵舎の方角を指し、交代を願った。 村人の自分を見る目も変わるだろう。所詮は軍人だ、と。 その通りだ。弁解する気も釈明する気も無い。反乱分子の予備群を、 排除しただけのことだ―]
(107) 2012/03/26(Mon) 18時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/26(Mon) 18時頃
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[兵舎に戻り報告書を出し、村に戻るかどうか躊躇して、 それでも兵舎には居られなくて、村を少し望める高台に出ようと思う。 この寒い時期、山菜を取りに来る者が居るわけでもない。 少し、独りになれるだろうと思い…軍服のまま、歩き出した]
(108) 2012/03/26(Mon) 18時頃
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[セレストと別れたあと、村をぶらぶら歩いていた。 ヨーランダがホレーショーに食って掛かり、ブローリンがヨーランダに銃を向けたという話はあっというまに村に広がって]
ヨーランダさんが……
[ヨーランダの悲痛な叫びには同情や同感の声も集まっている反面、そんなヨーランダに銃を向けたブローリンには、所詮軍人、とか、村の人間じゃないから、とかいろいろ言われているようで]
ブローリンが好き好んでそんなことしたわけじゃないのに……
[小さな反論は声高な村人たちの噂話の前では聞こえもせず。 ヨーランダのほうも気になるけれど。 ブローリンも大丈夫だろうかと、彼を探しに向かった]
(109) 2012/03/26(Mon) 18時半頃
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エリアスは、ブローリンの変わりに集会所にいる軍人に、彼の居場所を尋ね。
2012/03/26(Mon) 18時半頃
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『あいつなら報告書をだしに兵舎に向かった。 そっから先はわからんね』
[そっけなくもちゃんと答えてくれるだけこの軍人はましなほう]
そっか……ありがとうございます。
[ぺこりと頭を下げて集会所から離れる。 兵舎には顔を出したことがないから朧げな位置しかわからない。 こんな騒ぎになった後で村の中で見つけられるかどうかわからないから、村はずれのほうに向かってみた]
(110) 2012/03/26(Mon) 18時半頃
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[ヨーランダに縋られ、抱きしめ返す。>>106 ブローリンから袋を受け取ったところで、ヨーランダが怪我をしているようだということに気づく。 ブローリンの動きを見てヨーランダを連れて帰るように言われているのを見て、頷く。]
ヨーランダさん、行きましょう。
[落ち着くまで背中をさすり、共に歩き出す。]
(111) 2012/03/26(Mon) 18時半頃
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[雑木林の入り口、少し開けた所。切り株が目立つ。 村からでも誰かいるのは見えるだろうが……]
……
[子供の様に、大の字に寝転ぶ。 隠れたかったつもりではないが、もう村からは見えまい。
高い空を眺めて、堂々巡りの志向を巡らせ……、 首をひとつ振って、手を枕に、目を閉じた。 寒さすら、心地よい程に熱くなった頭を冷やすには丁度よかろう…]
(112) 2012/03/26(Mon) 18時半頃
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[喧噪の中、聴こえたのはセレストの名を叫ぶ声。 はっと、顔を上げて声の聴こえた方角へと。 駆けつけた時には、遠く、ヨーランダを支える幼馴染。 そして、離れていく無口な軍人。]
……。
[状況がよく判らないままでは、それ以上、寄ることもできず。 群衆の中に、女の姿は紛れた。]
(113) 2012/03/26(Mon) 19時頃
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[村はずれといっても、ナタリアの所にいくとは思えず。 墓地はありえないとなれば、人気の少ない山のほうかと考える。 村はすでにサイモンの自殺、セレストへの召集令状に、ヨーランダと軍人との騒ぎで朝よりも騒がしくなっている。 エリアスが軍人――しかも話題になっているブローリンと集会所のところで話している姿は当たり前に見られていたから、たびたび呼び止められては「付き合いは考えたほうがいい」だのなんだのと親切ごかした忠告を向けられて。 そのたびに苦笑しながら]
うん……ちゃんと考えてるよ。
[そう短く答えるだけだった。 相手が都合よく勘違いするように。 そんなこんなで雑木林のほうにたどり着くまでにそれなりに時間をがかかった。 漸く視界に入った雑木林の切り株や奥の背の高い木々を見る。
――寝転んでいるブローリンはなかなか見つけられなかった]
(114) 2012/03/26(Mon) 19時頃
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ブローリンは、近づいてくる音に、半身を起こした。暫く見て、気づかれれば手を少し上げる
2012/03/26(Mon) 19時頃
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[きょろきょろと周囲を見渡していたときに、半身を起こしたブローリンを見つけ。 ほっとしたように笑みを浮かべて近づいた]
ああ、よかった、こっちにいたんだ。
[ブローリンの近くにある切り株のひとつに腰を下ろし。 ここにくるまでにどう声をかけるか考えていたけれど]
お仕事、お疲れ様。
[結局、そんな普段どおりの言葉しか浮かばなかった]
(115) 2012/03/26(Mon) 19時頃
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[群衆の中で、何があったの?と女が問えば、 返ってくるのは村人から見た一部始終だろう。 それは、もう一人の幼馴染であるエリアスが、他所で聞いたと同じ。 軍人を悪くいうもの。
それに対して、クラリッサは何も言わない、言えない。 唯、思い出すのは、昨日、ナタリアの家へ向かう際、 陽気な軍人がかけてくれた言葉であり、 頭巾につもった雪を、そっと払ってくれた 無口な軍人の優しさ……。
女は、そっとその場を離れる。 向かう先は、墓場。 ヨーランダとセレストと、向かう先はそちらに思えたから。 もし、彼女たちが、あの場にあった村人と同じ想いを抱いていたなら、それはとても哀しいことだと、思えてならなかったが故に。]
(116) 2012/03/26(Mon) 19時頃
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[なによりも、大事な幼馴染が戦場へ行ってしまうなら。 未だ、どんな顔をしていいのか、言葉をかけていいのか 判らずとも、会って話がしたかった。
向かった先、果たして彼女たちは居るか否か。]
(117) 2012/03/26(Mon) 19時頃
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ブローリンは、エリアスに、少し首を傾げて、頷いた。紙とペンを持ってきていない事に気づく。
2012/03/26(Mon) 19時半頃
ブローリンは、手の上に何か書く様な仕草をして、肩をすくめた。
2012/03/26(Mon) 19時半頃
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[ヨーランダの肩を抱くようにして墓場に向かう]
ヨーランダさんらしくないです。 …私だって、行きたくない。
でもね、これは自分に与えられた罰なんだって思うんです。
[ヨーランダには意味がわからないだろうが、それだけ言って、その顔はどこか悟ったような顔をしていた。]
(118) 2012/03/26(Mon) 19時半頃
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[ブローリンがゆっくりと頷くのをみつめ、それから何かを伝えようとする仕草に首をかしげた]
ええと、……書くものがない、のかな。 んー、ちょっとまって。
[手袋をはずしてコートのポケットを探る]
ああ、あったあった。
[そして、ブローリンに小さなメモ帳とペンを差し出した。 昨日カフェで書くものがなかったから、今日は持ち歩くことにしたのだった]
(119) 2012/03/26(Mon) 19時半頃
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[>>119、手のひらをかざして礼を言う。 エリアスならば分かってくれるかもしれないが、 今は誤解を招きたくなかったのだ。]
"自分と居て大丈夫なのか"
"セレストの話は聞いたか"
[二つの文章を小さく書いて差し出した]
(120) 2012/03/26(Mon) 19時半頃
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― 墓場 ―
ヨーランダさん、セレストちゃん。
[2人の姿を見つけ、声をかけたタイミングは何時だったろう。
普段あまり足を運ばない墓場。 ただ1人で墓に眠る姉を見るのがしのびないからだと、 ヨーランダには零したことがあったかもしれない。 死亡届がまだ届いてない、姉の婚約者は、 たとえもう死んでいたとしても、弔いはできない。
ともあれ、いろんな想いが詰まる墓の間に間で。 声をかけたは良いが、二の句を用意していなかったクラリッサは、 ただ困ったように眉を八の字に下げ、2人を見つめた。]
(121) 2012/03/26(Mon) 19時半頃
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[話を続ける]
まあ罰っていうのはおかしいかもしれません。 でも、そう思ったほうが気が楽でしょう?
[クスっと笑って]
…ヨーランダさんと離れるのは辛いです。 本当は離れたくない。 でも、そんな我儘許されないでしょう?
[もう一度、抱きしめて囁く。]
(122) 2012/03/26(Mon) 20時頃
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[礼にはどういたしまして、と軽く返し。 メモに書かれた言葉を読む。
どちらに対しても、頷きを返して] セレストのことは聞いたよ。 それに、僕が誰といようと僕の勝手だし。
[少し瞳を伏せて、短く答え]
ブローリンこそ、大丈夫?
(123) 2012/03/26(Mon) 20時頃
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[抱きしめて囁いたところでクラリッサの声がする>>121]
あ、クラリッサ。 …これだけ騒ぎになってたら…私のことも広まってるわよね。
[困ったようにこちらを見つめる幼馴染に駆け寄り、抱きしめた]
(124) 2012/03/26(Mon) 20時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/26(Mon) 20時頃
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[>>123の問いに、自分は大丈夫だと、小さく頷く。 どこぞの分隊長と違って問題を起こしたわけでもない。 それどころか、村人の事を逐一報告しているのだから、 どちらの味方か、行動が示している]
"サイモンの事も聞いたか"
"我々は最低だ 君らを踏みにじろうとしている そして自分はそれに逆らわないつもりでいる 墓守の彼女の言うことも最もだ"
[そう書いて、自嘲気味に薄く薄く微笑む]
"君らのような人を守る為に銃を取ったのに 戦地に行く君らの背中に銃口を向けている"
(125) 2012/03/26(Mon) 20時頃
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ブローリンは、エリアスを見て、視線を村にやる。
2012/03/26(Mon) 20時頃
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うん……。
[走り寄り、抱きしめてくれる幼馴染の言葉に頷く。 結局かける言葉は、見つけられないまま。 その後、無言で抱きしめ返す。]
私、待ってるから、セレストちゃんが戻ってくるの。 もしかしたら、私も呼ばれて行くかもしれないけど。
[暫く後、ようやっと見つけた言葉、耳元に囁いて。 何もないけれど、と差し出すのは、香り袋。 観賞用にと自宅で育てていた、ジャスミンの花の香り。 ミッシェルにも渡したそれは、春を思わせるもの。 どうか、お守り代わりに……と。]
(126) 2012/03/26(Mon) 20時頃
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[大丈夫だと頷く仕草にほっと吐息をこぼす。 村の人たちも、全員が全員陰口をたたいているわけじゃないだろうけれど、今は雰囲気もよくなくて。 軍人の間でも居づらくなってやしないかと心配だったから。 ブローリンが書き綴る言葉に視線を落とし]
サイモンさん、自殺したんだってね…… 村にいたかったのかな。
[セレストとのやり取りでうっすら感づいたこともあるが確証はない。 自嘲の笑みを浮かべる人をじっと見た]
逆らったりしたら……ブローリンが大変なことになるじゃないか。
[背中に銃口を向けているという文字にもう一度視線を落とし]
……僕は、そうは思わないよ。 戦地に向かう人が帰る場所を、守ってくれてるん、だよ。
(127) 2012/03/26(Mon) 20時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/26(Mon) 20時半頃
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[待ってるという幼馴染の言葉に微笑んで頷く。>>126 香り袋を貰えば]
ありがとう。お守りにするわ。 あなたは…呼ばれないことを願うわ。クラリッサ。 私の分まで生きて。
[もう一度抱きしめる。自分が行くということは、 特攻で決して生きて帰らない事を知っていたから。]
(128) 2012/03/26(Mon) 20時半頃
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クラリッサは、セレストの言葉にふるふるっと首を振る。
2012/03/26(Mon) 20時半頃
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お守りにしてくれるのは嬉しいけれど。 その言い方だと、 セレストちゃんが戻ってこないみたいで厭よ。
[クラリッサは、幼馴染ほどきちんとは戦況を知ってはない。 けれど、子供で無ければ、悟ることもある。 それでいて、紡ぐ言葉は、最後の祈りに縋るよう。]
この先、お互いどうなっても、 また此処この村で会いましょう。
[出来れば生きて……。 それは、傍に在る、ヨーランダにも思うこと。]
(129) 2012/03/26(Mon) 20時半頃
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─ 村外れ>>118 ─
──…すまない。
取り乱してしまった──。
[どの位、セレストを抱き締めたままそうしていただろうか。 背を撫でられ、ようやく落ち着きを取り戻した女は、色素の薄い瞳を地面に向けて、申し訳無さそうに謝った。]
わかっているんだ。 一番辛いのは、セレストだって。
なのに、何も出来ない自分がもどかしくて、 ホレーショー達に八つ当たりをしてしまった──……。
(130) 2012/03/26(Mon) 20時半頃
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この先どうなっても…? …そうね、どうなっても、帰ってくるわ、きっと。
[笑顔で答えた。しかし、その笑顔はとても…辛いものだった]
(131) 2012/03/26(Mon) 20時半頃
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え───…、罰──?
[続けて言われた言葉に。 悟ったような眼差しに。
顔を上げて、聞き返した。
問いに、答えはあったのだろうか。 意図を図りかねて、じっと、隠された心の内側を覗こうとするようにセレストの瞳を見詰めていると、少し離れた所からクラリッサの声が聞こえてきて、慌てて袖で目許を拭った。]
(132) 2012/03/26(Mon) 21時頃
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[彼の言葉に頭を垂れる。 自分や、ここにいる部隊はそうとも取れるかもしれない。 ここが襲われる事があるかどうかはおいておいても。
だが、戦場では……彼に言うわけにも行かない。 もう一つ怒りを、悲しみをうむだけだ。 "もしかしたら"の希望を奪うだけだ。]
"ホレーショーさんは立場を捨ててでも 村のために何かできることがないかとあがいている 自分は彼のようにはなれない"
"君のもとにもし招集がかかったら 君もサイモンのように村に眠りたいと思うか"
[首をかしげて紙を見せる]
(133) 2012/03/26(Mon) 21時頃
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[ひとり眠る姉を見るのが辛いからと、あまりここへは足を運ばないクラリッサが来たのは、やはりセレストを探しての事なのだろうかと、駆け寄るセレストから少し遅れて、ゆっくりとした歩調で近付いて行く。
抱き合う二人の華奢なシルエットに、酷く胸が痛む。]
(134) 2012/03/26(Mon) 21時頃
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…生きて帰ることは…絶対ないのに…
[辛くて辛くて、心が折れそうだった]
一人で…逝くのはやっぱり寂しいよ…
[くずおれそうな足をなんとか立たせるので精一杯だった]
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[頭を垂れるブローリンの思いはわからぬまま。 戦場での悲惨な現実も知らず。 だからこそ、彼の気遣いにも気づけない]
ホレーショーは……ちゃらんぽらんに見えるのに、情に厚いよね。 村のためにがんばってくれるのは嬉しいけど、それで彼が不利な立場になっても意味ないのに。 いいんだよ、ブローリンはブローリンなんだから。 ホレーショーが二人になっても意味ないし、できることをするだけなんだし。
[ホレーショーの名前が綴られれば僅かに吐息をこぼし。 セレストと似たようなことを尋ねられて瞠目した]
僕が召集されるなんて、よっぽどだろうし、ね…… 死ぬなら、村で死にたいけど。 生き残れるなら。
[そこで一度言葉を限り。 まっすぐにブローリンをみつめて]
(135) 2012/03/26(Mon) 21時頃
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生きていたいよ。
(136) 2012/03/26(Mon) 21時頃
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[セレストの語る言葉の端々から、彼女が生きてここへ帰って来る気のない事が伺える。 まだ20歳になったばかりの、うら若き女の身の上で、どうしてこんな悲しい決意をしなけばならないのだろう。]
セレスト──…、 何か、して欲しい事はあるか?
私に出来ることなら、なんだってしてやる。
お前が、帰って来たくて堪らなくなるような、 そんな願い事を───、
────どうか、私に叶えさせてくれ─。
[女の声が、切なげに墓地を揺らす。]
(137) 2012/03/26(Mon) 21時頃
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[ヨーランダの言葉に、ふと泣きそうな顔になりつつ>>137]
…ヨーランダが、いや、この村の人が、 この村で“眠る”ことを願ってくれれば、 それでいいの…。 そうしたら、私はここに帰って来たいと思うわ。
[謎掛けのような答え。意味が通じるとはおもわないが。そんなことを口にする。]
(138) 2012/03/26(Mon) 21時頃
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[>>136の言葉を聞いて頷いた。 サイモンを責めるわけではない。 彼が選択したのは村で終わる事だった]
"皆、何かしたいんだろう 自分の身を投げ打ってでも
この村で過ごせて良かったと思うし 過ごせなくなる事が心から辛い"
[自分は自分だと言ってくれた。 ならば、エリアスも、セレストもサイモンも個人なのだ。 違う思いを抱き、違う一日を送る。 けれどきっと、村を愛する気持ちだけは共通している筈だ]
"自分も最期をここで迎えられたら良いと思う けれど、最期の瞬間まで自分で居られるならばそれで良いと思う"
[エリアスを指差し、疑問文を綴る]
(139) 2012/03/26(Mon) 21時頃
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―本屋― [何時もと変わらない朝を向かえ、青年は身支度を整える。 室内には変わらぬ光景が広がり ただひとつ違うのは、机の上に綴り直された楽譜があること]
今日はヤニクさんに連絡しなくてはね。 それから、クラリッサさんの本をお返しして ミッシェルさんに御代金を渡して
……って、ヨーランダさん?! セレストさんが……まさか、昨日の話がついにこの村に……
[>>89青年は突如飛び込んできたのは 彼女の姿だった。 叫んだ内容がうまく理解できない] 僕は一介の本屋に過ぎません 祖父の威厳あればまだ、軍に顔も効いたかもしれませんが ……祖父は貴女のそばで眠っているでしょう
(140) 2012/03/26(Mon) 21時半頃
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"君はどんな自分でいたいか
そして、どんな自分をここに遺したいか"
[自分も戦場で死ぬ事になるだろう。 それは諦めではなく、予想でもない。 どこで死んでも、ここにもいたい。それはこの村が心地良いからだ。 もっと違う形で訪れられていれば、と切に思う。 そうすればきっと、あの老婆や……]
(141) 2012/03/26(Mon) 21時半頃
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もう一つ我儘を許して貰えるなら… ヨーランダ、あなたと離れたくない。
でもそれは、過ぎた願いだとわかっているわ。 みんな生きたいと思っているはずだもの。
[上手く真意が伝えられないもどかしさに、唇を噛む。]
(142) 2012/03/26(Mon) 21時半頃
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[墓入りした祖父に権威などなく 駄々を捏ねられても、ヨーランダには緩く首を振るだけ。 飛び出していった彼女の背を見送りながら 青年は困ったような表情を浮かべた]
……私の命は一つしかない たとえば今、私がセレストさんの身代わりになって、 その次に貴女達が召集されては 防ぎようがないじゃあない。
[事実、上層部への根回しなんて出来るわけもないのだろうが 誰が行っても変わらないなら、赤紙の名を書き換えろと ただ一言言いに行けば済む話だと、青年は思っていた]
(143) 2012/03/26(Mon) 21時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/26(Mon) 21時半頃
[謎掛けのような答えをしつつ、苦悩する]
(私の我儘だわ。ヨーランダと離れたくないなんて。
本当ならダーラとも離れたくない。
でも、一気に仲間ば二人も減ったら、ホレーショーさんが辛いわ。)
[誰にも言えない…言ってはいけない気持ちなのかもしれない。]
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―本屋―
……さて、こうなると お預かりしている品は早々に皆さまにお渡ししなくては サイモンさんやセレストさんだけで済めば良いんですが 何人召集されるのか……
[誰も居なくなった本屋で、青年は薄い茶を淹れる。 椅子に座り、直した本二冊を並べて、表紙をなぞった]
形見が更に形見になるなんて あまり愉快なものではないからね 引き取ってもらわないと、困るなぁ
(144) 2012/03/26(Mon) 21時半頃
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ベネットは、ゆっくりといつもどおりにブランチを取っている。
2012/03/26(Mon) 21時半頃
ブローリンは、ヨーランダの手は大丈夫だろうか、等とふと思った。
2012/03/26(Mon) 21時半頃
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[幼馴染の辛そうな笑みを受けて、 クラリッサも鏡写しに苦しそうな笑みを浮かべる。
言葉裏、まったく拾えないほど無知でなく。 けれど、すべて拾いきるほどには、見えぬセレストの裡。
上がる悲痛なヨーランダの声。 想いは同じでも、同じように言葉にできないのは、 クラリッサには、両親という存在があった。 だから、2人が言葉を再び交わし始めるならば、 そっと身を引き見守る態。]
(145) 2012/03/26(Mon) 21時半頃
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そうなんだろうね…… ブローリンやホレーショーが村を好きになってくれて嬉しいよ。
[彼らが次に戦場に呼ばれたとき、戻ってこれるとは限らない。 其れは誰にでもいえることだけれど。 その時が刻々とせまっているようにも思えて、小さく吐息をこぼした。
最後の瞬間まで、と綴られる言葉にはそうだね、と頷き]
いつ死ぬかなんて、誰にもわからないんだから。 最後の時まで後悔しないように生きたい、ね。
[疑問を綴る男の指先を見る。 軍人として働いている手だ。 その手が描く言葉に、考えるように沈黙する]
(146) 2012/03/26(Mon) 21時半頃
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どんな自分、か…… あんまり深く考えたことは、ないけど……
好きな人のそばで、笑っていられる自分であれば、其れでいいかな。 きっと、遺せるものはないよ。 それでも――悲しませずにすむ想い出ぐらいは、遺したいかな。
[昔から、なにもできずに人の世話になってばかり。 だから周りにいる人たちが少しでも、他人ではなく自身を優先させてくれればいい。 死んだ後で、すこしでも思い出してもらえれば、きっとそれだけでいいのだ]
(147) 2012/03/26(Mon) 21時半頃
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―本屋― [昨日のパンを温めて、ジャムをつけて食べる。 店内ではあるが、こんな日に本屋に来る人なんていないだろうと 薄いお茶の香りに、早鐘のようだった鼓動は徐々に落ち着いていった]
……鳥の栞 買ってくれたのは、つい先日だったのにね
[本の並ぶ店内を見渡す。 二人で買い物に来た日から、数えるほども過ぎてはいないのに もうあの光景は見られなくなる]
サイモンさんに、セレストさんに ……次は、誰だろうね
[青年は未だ、サイモンの一件を知らぬまま]
(148) 2012/03/26(Mon) 21時半頃
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こんな日は、人恋しくなるな。
[薄い茶を飲み干し、窓の外を見る。 青年が外に出ようとする様子は、皆無だけれど]
(149) 2012/03/26(Mon) 21時半頃
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ー回想:昨夜の酒場ー
ええ、時期を見ていずれ。
[>>44ヨーランダと>>45セレストに旅立ちのことを問われ。 いたたまれない気持ちになる。
"赤い手紙"から逃げることは、死から逃げることだが。 結局、"死そのもの"から逃げることはかなわない。
戦争で死なずとも、死は別の形で訪れる。 ……自分に一葉の写真と、一冊の楽譜を遺した親友のように。]
(150) 2012/03/26(Mon) 21時半頃
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[首を振って、エリアスの肩に手を置いた。 彼を指差して、自分のこめかみの辺りをとんとんとたたく。 ややあって、結局書き出したが]
"少なくとも自分の魂にはもう君が刻んである 君は君自身が思うよりずっと人の心に残る人間だ"
[目を閉じて、彼の言葉を噛みしめる]
"君は後悔はないか 伝えたい事はないか 君が呼ばれるのは明日かもしれないしいつまでも呼ばれないかもしれない けれども もし何かあるのなら是非そうしたほうが良い"
[戦場ほど人の命が安い場所はない。 指先ひとつで何百人もの命が消える。 だからこそ、であるからこそ、一つ一つの命が今は愛おしいのではなかろうか。 偽善的であっても、例えその資格が最早ないとしても、それでもやはり、 人を愛したいと、そう思う]
(151) 2012/03/26(Mon) 22時頃
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ブローリンは、エリアスに薄く微笑んだ。
2012/03/26(Mon) 22時頃
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[セレストの"願い"に、視線を並ぶ墓碑に向け]
──私の仕事は、皆の眠りを守る事だ。
静かな。 安らかな。
眠りを。
…──いつだって、 死者が穏やかに眠れる事を、願っている。
(152) 2012/03/26(Mon) 22時頃
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[離れたくない、と唇噛む様子に、ふと。 何故、そんな事を思ったのか。
真昼に浮かぶ月のような瞳に、セレストと遠い空の蒼を映し]
セレスト────……、
ひとりで行(往)くのは、怖い?
[────気付けば静かな声で。 そう、聞いていた。]
(153) 2012/03/26(Mon) 22時頃
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ー朝:酒場の二階ー
[今朝も夢に見たのは故郷の森で。 その奥深く、赤毛で隻眼の親友は。 何かを守るために、その手を血に染めていた。
歌う時、あれ程喜びで輝いている瞳は。 光を失い虚ろに。 彼は死神が鎌を振るうかのように。 命の穂を刈り取っていた。
それが禁じられていることだと気づいたのは。 彼の最期を看取った時のこと。]
(154) 2012/03/26(Mon) 22時頃
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女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/26(Mon) 22時頃
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―本屋― [ヨーランダとブローリンとの間の騒動やそもそもの発端であるセレストへの赤紙の事。そんな事を知る由もなく、日が昇って随分の時間に、ふらりとベネットの店に現れた]
・・・ここにはダーラさん、来てないんですね? 酒場の方がまだ空いてないから、もしかしたらと思ったんですけど。
[若い店主に声をかけたその顔は目元が赤く、腫れぼったくなっている。手には一枚だけ、くしゃくしゃに握りつぶされた葉書が握られていた]
(155) 2012/03/26(Mon) 22時頃
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[じゃりっと、音を立てて後ずさる。
ヨーランダからセレストへと問われること。 答えを知りたくない……と、思ったのは本能。 答えがYESでも、NOでも、哀しい問いかけだった。]
あの、私、用事があるから……。
[明日、旅立ちの時は、見送るつもりで。 クラリッサは、踵を返す。 暫くして駆け出すのは、2人の時を邪魔したくないのと、 心の裡に荒れ狂う感情がどうにもできなかったから。]
(156) 2012/03/26(Mon) 22時頃
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[そんなことはないと、憶えていると、そう伝えるようなブローリンの仕草>>151。 それだけでも嬉しかったのに。
紙面に綴られる言葉に、嬉しくて、気恥ずかしくて、面映い気持ちになる]
ありがとう、ブローリン。 君に――君が、そう思ってくれることが、嬉しいよ。
[大切な言葉をもらったようで、瞳が潤む。 浮かべた笑みはそれだけで嬉しさが見て取れるほどだった]
後悔はきっとしないよ……いつ呼ばれるのかわからないけれど。 僕はそれほど強くないから、伝えずにいるほうがきっといい。
[愛したいし愛されたい。 そんな思いもあるけれど、思いを伝えてしまえばきっと一人で生きて逝くことが辛くなる。 今でさえ、――耐えられるかどうかあやしいのだ]
(157) 2012/03/26(Mon) 22時頃
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エリアスは、ブローリンの笑みに瞳を細め。
2012/03/26(Mon) 22時頃
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――戦争が終っても、また、本の貸し借りができればいいね。
[だから、そっと。 そんな今までどおりを、望むのだった]
(158) 2012/03/26(Mon) 22時頃
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―本屋―
おや、ミッシェルさん 私の手紙でご来店された、と言うわけではなさそうですね。
ダーラは……今日はまだいらしてませんが
[食事を終えた青年は、カタンと椅子から立ち上がり ミッシェルの表情を覗き込む]
何か、ありましたか まさか……貴女にまで
[目元が赤い。 手にした紙が見えて、青年は早合点し顔色を失った]
(159) 2012/03/26(Mon) 22時頃
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[ヨーランダの静かな声にビクッと肩が震える>>153]
………よ……
…怖い…よ。
[俯いて搾り出すように出した声は震えていた]
(160) 2012/03/26(Mon) 22時頃
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ヨーランダは、駆け去るクラリッサの足音を聞きながら、セレストを見詰めている。
2012/03/26(Mon) 22時頃
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− 朝 宿舎 −
[それ程体力を消耗した覚えはないのに、酷く疲れていて。 けれど何処か興奮して尖った精神が 深い眠りを与えてはくれなかった]
もう、朝か。
[もうサイモンは誰か知る事になったのか。 少し騒がしく感じるのは気のせいではないだろう。 昨日の今日で、部下達の態度はよそよそしさを増したが 気にする事はない]
誰か、ここで招集された奴いるか?
[念の為声を掛けたが皆顔を背ける]
また村人か……。
[悔しそうに顔を歪めて、外へと]
(161) 2012/03/26(Mon) 22時頃
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……?
[聞こえてくるのは、セレストの。サイモンの、そしてヨーランダの騒ぎ 胸の前で拳をギュッと握り、呟く言葉は誰にも聞こえない]
ほんとうに、ほんとう、なの…… セレスが、セレス。あの子は私の妹なのよ。 一緒に暮らすって、言って……
[一緒に眠った温もりをまだ覚えている 幼い子のように縋りつく腕後からも、においも、残ったまま]
どうしたら、いいのよ。 皆みんな、奪われてゆくわ。
(162) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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[外に出たところで、セレストを死神が見染めた事を知らせる
声が通信機から届いた]
セレスト…なんで…あんたなんだろうな。
[まるで都合の悪いものから黙らせていく様な死神の手。
天を仰いで溜息しか付けなかった]
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・・・・・・・・・・手紙って?
[何かあっただろうか、今日は思えば心の余裕を失っていた。村が騒がしいことぐらいには気づいていても、何が起こったか知る余裕はなかった]
・・・村が騒がしいね。何かあったのかな。
[そう言って、握りつぶした手紙を広げて、机にそっと置いた。一人の男の名前が記されている]
親方の名前よ。これしか書いてなかった。 ・・・戦死だって。
[それだけ言うと、手近な椅子に倒れるように座り込んだ]
・・・・・・なんで。
(163) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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"自分の意見が正しい訳ではない 君がどうするかは 君が決めるといい
自分はその選択を尊重したい 君が君であった証だから"
[何とはなしに、村を見た。のどかな村だ。 愛すべき人々が居て、愛すべき空間がある。 あのしつこい野良犬とて、その一部たりえる]
[最後の言葉には、心から頷いた。 紙の裏も使って、よくまあ書いた物だ。 戦友達と、救援が来て、殲滅を迎撃に変えた夜、 生と死の間をさ迷い、生き残った夜。 声を失った日の事を思う。さまざまな事を書いたものだった]
……
[時計を指差す。戻るには、良い時間だろう。 老婆の所に、行こうと思った]
(164) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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[セレストが洗濯を手伝ってくれたので仕事は半減 今日こそはと母の墓へゆこうと墓地へ向け出かけたのに 聞こえたくないものばかりが、耳に入る]
―――。
皆、この村に、残れるようにしてしまうしか。 もう無いのかしら。
[不穏な呟きは誰の耳にも入ることなく、村を歩いた]
(165) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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[震えるセレストの声。 じゃり。と土を踏む音。
女はセレストに歩み寄る。
細い肩を、両手でそっと包み込み、抱く。]
出来ることなら、お前の代わりに私が行きたかった。 けど、それは難しい、らしい。
[本屋でベネットに言われたことを思い出し、当然だな。と笑って。]
私には身寄りもないし、 お前のように、帰って来る可能性のある家族も、もういない。
[役場がセレストに伏せた、セレストの父の訃報など知らぬ女は言葉を接ぐ。]
だから──…、 もし、ひとりで往くのが怖いなら。
(166) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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私と一緒に、往くか?
(167) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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―本屋― ……ウェーズリーさんにお渡ししておいたんです。 栞が売れたので、その代金をお渡しするために。
[小袋に入った金銭は、店の奥。 取りに行くよりも、彼女が手にしている紙が気になっていた]
村の様子が、騒がしいのはサイモンさんの件からですね ……そうですか、戦死……
[先刻まで食事を取っていた椅子 ミッシェルが倒れこむ様子を見ながら、青年はほっとした自分を内心責めた]
勝ち目の無い戦争です。 借り出されていけば、戻ってくる確立はとても低い
[青年は店の奥へ 売り上げの入った袋を持ち出し、手紙の置かれた横へ置きながら]
(168) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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ー酒場→本屋ー
[昨日、渡した楽譜もだが。 やはり、ベネットと話しでもと思い。 広場を抜けて向かっていく。
途中、見知った誰かと会っただろうか? 会ったなら、挨拶を交わし話をしただろう。
会うこともなければそのまま本屋に。]
(169) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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……栞の中に、鳥の形をしたものがあったでしょう あの栞を購入された方が、次に赤紙を頂いたそうです。
[人の名は伏せて、事実を告げる。 出来るだけ穏やかに、何時ものようにと心がけつつも 作り笑いは何処か力が入らなかった]
(170) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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ベネットは、ヤニクが店の戸を開くのと、「赤紙」の単語が出るのはどちらが先か。
2012/03/26(Mon) 22時半頃
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んっ・・・そうなんだ。栞、売れたんだね・・
[机に突っ伏すように腕を投げ出し、力なく小袋を受け取った]
サイモンさんが・・・自殺なんだ。首を吊って? ・・・・自殺なんだ・・・・ナンシーちゃんも、かわいそうに・・
わかってるよ。勝ち目なんて、本当はないんでしょ? ・・・わかってるよ。だから、手紙を出すんでしょ?
だけどね。私、悔しいよ。 悲しいとかじゃない・・・・・悔しいんだよ・・・ だって、そうじゃない。なぜ?どうして? まるで理由が分からないんだもの・・・・・
[顔が見えないように、もう片方の腕で目元を覆って、机にうつぶせて]
(171) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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ー本屋ー
[村はどこか騒がしいと思いつつ。 その理由は知らないままに。 店の扉を開けると"赤紙"という物騒な言葉が耳に。]
……また、誰かいくんですか?
[挨拶もそこそこに。 毎日のことになっていくそれに。 胸の奥が疼く。]
(172) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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ああ・・そうなんだ。あれを買った人が・・
[セレストの事だとは、名前を聞かなければ夢にも思わない。突っ伏したまま、背後から扉が開く音を聞いた]
・・・ねえ、ベネット。今私が何考えてたかわかる?
(173) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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うん、ありがとう、ブローリン。 大丈夫、後悔はしないよ。
[彼が綴る言葉ににこりと笑みを返した。 村へと顔を向けるのをみやり、つられたように視線を向ける。 この場所に村があったから、軍の部隊が駐屯することになった。 そのおかげで知り合えたのだから――戦争を悲しみはしても、起きなければ良かったのにとは、口にしない]
(174) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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[叶うことが難しい望みを、それでも頷いてくれたことに笑みが浮かぶ。 彼との会話で、ここまで彼自身の言葉を聴いたのは――見たのは、稀だろう。 最初のころはあったけれど、最近では筆談する必要はそれほどなかったのだから。 時計を示す仕草に、空を見上げ]
――そうだね、大分時間も過ぎたし、太陽もあんなに移動した。 もどろっか。
[こくりと頷いて、立ち上がる。 ブローリンが向かう場所は知らなくても、村の中に戻るまでは、ともにいた**]
(175) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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[ヨーランダに肩を抱かれ、また、ビクッと震える>>166 そして、紡がれた言葉に瞠目する>>167]
…えっ?……でも… ヨーランダさんは、墓を守らないといけないし… 私は…私は…
[母に手をかけた、殺人者なのだと打ち明けた。 だから、怖いと言うこと自体お門違いなのだとも。]
それでも……
[いいの?という目でヨーランダを見つめる。]
(176) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/26(Mon) 22時半頃
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[村の入り口で何故か足が止まる。 強張り、悔しげに唇を噛んだ後、頬を叩いて気合を入れ直す]
だらしない顔してんじゃねえよ、俺。
[冷たい空気を肺にまで吸い込んで、役場へと向かう途中。 それこそ特攻かと思わせる勢いで 自分に突っ込んで来るヨーランダの姿>>92]
ヨーランダ…っ…。
[その剣幕に、表情に、瞳に、ヨーランダの慟哭を悟れば その拳を避ける事も、防ぐ事も無く頬に受ける]
(177) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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一昨日昨日で完売ですよ、珍しいでしょう 本まで売れて……今思えば何かの予兆だったんでしょうか
[サイモンについて、青年が伝えたのは 青年が知る範囲のみであったけれど、]
理由はただひとつ 戦争に勝つために、ですよ。 国が最後の手段を選んだだけです。 そして国民に断る権利が無い。
……ミッシェルさん 世の中は不条理に満ちていると思いませんか。 [机にうつ伏せてしまった彼女の背を、そっと撫ぜる]
(178) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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[机に突っ伏して泣くミッシェルに気づき。]
す、すみません。ミッシェルさん。
[もしや、自分のデリカシーのない言葉で。 傷つけてしまったのではないかと狼狽える。]
(179) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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………。
[振り降ろされる拳。 それは今迄受けたどんな傷より、痛みより、深い所に届き、 抉り、突き刺さる。 身体毎ぶつかって、何度も何度もあちこち殴りつけながら 嘆く女>>100を止める事も無くただ殴られ続け。
慟哭を苦しげに聞きながら、彼女を悲しそうに見つめながら、 漸く口に出来たのは]
(180) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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ああ、俺が悪い。
[一言、それだけだった。 抱きしめて止めてやりたかった。 それ以上ヨーランダ自身を傷付けるなと言いたかった。 けれど止めれば、彼女が壊れてしまいそうで。 ただその痛みを受け入れるしか出来なかった]
(181) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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―本屋― え、いえ…… 私に心を読むすべはありませんからね。 女心は、特に難解です。
[>>173ミッシェルの問いには首を振る。 同時挨拶もそこそこに、問いかけるヤニクに 青年は少し困った顔をして、頷いた]
こんにちは、ヤニクさん。 ご存知ですか、セレストさんを。
[ミッシェルが突っ伏した机には 端に二冊の本が修繕された状態で置かれている。 一冊の表紙は赤褐色の染みが残ったままに]
(182) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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[村に近づいた所で立ち止まる。 自分を指差し、彼を指差し、首を振った。 共には行かないほうが良いと]
[名残惜しそうにしてくれた彼を見送って、 老婆の家に向かう。誰かいるだろうか。 仮にそうでも今日は踏み込むつもりで、戸を叩いた]
(183) 2012/03/26(Mon) 22時半頃
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私が手をかけることになるのかな…
それも…悪くないな…
[そんなことをぼんやりと考えていた]
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[殴られる自分よりもヨーランダがボロボロになった頃か。 ブローリンがヨーランダを止める>>96 それを自棄になった様に挑発するヨーランダ>>103に 声をあげそうになった]
(184) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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・・・・そうかもね。 たまたま栞が売れて、たまたま私の親方が死んだ。
だけど、それじゃ納得できない・・わかるでしょ? ・・・いいの。あなた達が悪いんじゃない。
・・わからないなら、それでいいの・・
(185) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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[目元をすりながら墓場から村の中へと。 向かえば、酒場の女主人の姿を見つけるだろう。]
ダーラさん……。
[その人の名を呼びながら、連想する人がいる。 嗚呼、こうなってしまったら、早く伝えないと。 一刻も早く、村の外に……と。]
(186) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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何も残らないよりは、せめてこの村で安らかに…そう願っただけ
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[ヤニクをフォローするようにそう声をかけた。内心を知らないならその方がいい。誰も知らないなら、その方が]
・・・ねえ、ベネット。セレストがどうかしたの? ・・・・もしかして。
なんでよ・・・!いくら不条理だからって、どうしてこんな事になるの・・!!
[背中を軽く撫ぜる相手に、不安の声を。それに・・八つ当たりには違いないとわかっているが、思わず怒気のこもった言葉を向けて。背中が静かに震えている]
(187) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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[腕の中、震える肩を強く抱いた。 見開かれる瞳を間近に覗き込む。
穏やかな、月色の瞳で。]
墓なら、もう信頼出来る二人に頼んである。 彼らなら、きっと約束を守ってくれる。
[だから心配いらない、と。 初めて聞く告白にも、動じる事なくそっと髪を撫でた。]
…───そうか。
辛かったな。 一人で、悩んで、苦しんだのだろう。
もう、一人にはしない。
(188) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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憤りを何処に向けて良いかわからない ……若し、今のミッシェルさんがそうであるなら 吐き出してくださって構いませんよ。 [震える背をなぜる手を止めて、青年はミッシェルを見下ろす]
何故、自身の親しいものが連れてゆかれるのか 何故、軍人は連れてゆかれないのか 何故
[青年は指折り数え、やがて自虐的な笑みを浮かべて止めた]
五体満足な私でなく、セレストさんなのか ……とか?
(189) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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[本当に護りたい者達に銃を向けたいわけではない。 ブローリンだとて隠れた瞳は苦しいだろうと、 唇を拭うフリをして手の甲を噛んだ。
ブローリンまで傷付けた様に思えて。
村人も部下も護れない自分が歯痒かった]
……ご苦労。ブローリン。
[引き離されるヨーランダと連れて行くブローリンを 苦しげに見つめるが、掛ける言葉は分隊長としてのもの。 誰よりも村人の憎悪を浴び無ければいけないのは自分なのだから]
一時の錯乱だ。処罰の対象にもならない。休ませておけ。
[そう命じて足早に立ち去った]
(190) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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[老婆はいつも、落胆したような、安堵したような、曖昧な表情でブローリンを迎える。 それに彼は、敬礼で答える。やめて欲しいと、何度言われても。 同僚以外で敬礼するのは、彼女に対してだけだった]
[懲りない人だと、柔らかな口調で言う彼女に、申し訳なさそうに頭を垂れる。 寒いから入るようにと言われ、もう一度頭を下げて、招き入れて貰う。 戸をそっと閉めて、自分よりもはるかに遅く歩く彼女に続く。 見た事のない"老いた"母に似ていると、心から思う。 きっと、このように優しく柔らかく、儚げに老いたのだろうと]
[話題は、彼女が振らないと始まらない。 だから、ほとんどは、ただ沈黙した時間が過ぎる。 それを気まずく感じないが、彼女もそうであって欲しいものだ。 …例えそうであっても言わぬだろうから、確証がもてないのだが…
この家で手伝う事などそうありはしない。 みな、あの働き者の彼女が済ませていっている。 自分の母を世話してくれているような喜びを覚えるのは、 きっと傲慢だろうとおもうのだが。それでも感謝の思いが強かった]
(191) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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[1人になろうと騒ぎから離れて雪で顔を冷やす。
どれだけ時間が経ったか、開いたままの回線から届く声]
………。
[ただ静かにそれを聞いていた]
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―墓場への道―
……クラリッサ。
[その時はまだ、酷い顔をしていたかもしれない 彼女の顔を見てしまうと、ぐ、と堪え]
聞いた、わよね?
(192) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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[静かにベネットを見上げる。縋るもののない、怯えの目をして。やがて再び俯き、ぎゅうと思いきり力を込めて彼の腕を掴んだ]
ベネット・・・だめ、それはできない。 ・・・そんな事・・・何にもならない。 けど・・・
[なぜ、ベネットではないのか。その言葉には、少しだけ顔を上げた。疑問が全くないと言えば、嘘かも知れない]
・・・・・どうして
(193) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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[一人にしないと言ってくれた。まさか自分に、ダーラとホレーショー以外の理解者ができると思っていなかった。]
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[声かけた人に尋ねられること。 それは、サイモンのことだろうか。 それとも、セレストのことだろうか。 もしくは、ヨーランダのことを含めてか。
どれにしても、ダーラと同じく酷い顔で、クラリッサは頷く。]
……哀しいことは、もう聞きたくないの、に
[呟いて、生きていれば姉と同じ年頃の女性に縋りついた。]
(194) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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[村人がブローリンの事を悪く言っていたという。 小さく、数度頷いた。何かあったのかと問われ、 俯くが、ややあって、彼女を見据える。 ゆったりと首を振って、机を指す老婆。頭を下げて、ペンを借りた]
[結局自分は軍人に過ぎない、と書く。 老婆は、それでいいのか、と聞く。少し間を空けて、頷いた] なら後悔しないように、と彼女は言う。 手紙の顛末は聞いている。この年まで生きた彼女の言葉には、 エリアスとは比べ物にならない重さがある。
それでも彼と思いの色は同じだろう。 ここにいるといつもそうだ。何度も瞬きして、深呼吸する。
声が出るなら、伝えたかった。文字ではなく、音として。 それが叶わぬから手紙にした。それは彼女には渡せないまま。 彼女が受け取ってくれるかどうかが分からないからだ。 それは、他のたくさんのものとは少し違い、 "彼女宛"の一通なのだから。そして続いた彼女の言葉に、 心臓が跳ねる]
(195) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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[苦しんだのは、苦しんでいるのはセレストだけではないが、一人にしないと言ってくれた、それだけでも嬉しくて>>188]
……ありがとう…。
[声をあげて泣いた。]
(196) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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『あなたも、手紙を届けたい方がいるの?』
(197) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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……そうですね、何を言った所で事実は変わらない 変えられないんでしょうね
[そっと離そうとした手 其の腕を掴まれて、青年は少し驚いた]
おや、どうしてとはおかしな事を 村の皆さんは私を不振に思ってらっしゃる筈 新しい本屋の店主は祖父のコネを利用する卑怯者だと 聞いた事くらいはあるでしょうに
[見下す視線に笑み含め、そうこぼした後 何事も無かったかのように、青年は微笑み口を開く]
……嗚呼、お二人とも 良ければお茶でも淹れましょうか。 ヤニクさんにも、お返しする本があるんですよ。
(198) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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[1人になりたいと、喧騒から離れ、腫れた顔を雪で冷やす。 この痛みは誰の痛みだろう、この熱は誰の想いなのだろう。 少なくとも自分等が気安く名前を付けて良いものではない事は確かで]
早くしないと。
[もしヨーランダの件が報告されれば、上官達の事だ。 明日にでも彼女に赤紙を送るかも知れない。 そんなのはダメだ、ダメだ。 セレストが哀しむ。 そしてセレストもヨーランダも失ったら]
………ダーラの顔が不細工になるな。
[日常を続ける為に言葉にしたのは、 いつもの自分が掛けるだろうからかいの言葉。 そう言わないと彼女達を薄っぺらい言葉で 慰めてしまいそうになるから。 労わる事も諦めさせる事も鼓舞する事もやれない。 まだ自分が出来るのは滑稽な程いつもの自分でいる事]
(199) 2012/03/26(Mon) 23時頃
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[一人にしないと言ってくれた、一緒に往こうといってくれた。
それは嬉しいのだが、自分は戦地に行く心算である。
その間だけ、ホンの束の間だけ、離れてしまうのは…仕方のない事なのだろう。
それは、些細なことでしか…ないのだろう。]
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・・・・・・そうね。
[ベネットについての噂は聞いた事がある。それについての陰口も何度か聞いてきた。それについてどうこうと思った事はなかったのだが、今は少し事情が違ったかもしれない]
・・・私がさっきセレストの事を聞いて一瞬思ったのはね。
「エリアスじゃなくてよかった」
って事。ほんの一瞬だけど、本当にそう思ったんだ。 いや、今も本当はそう思ってるのかもしれない。 エリアスや、あるいはもしもっと大事な人に赤紙が届けられて、ベネット、あなたがそのまま本屋を続けていたら・・・ やっぱり考えるかもしれない。 「どうして」って。「なぜあなたが」って。
・・・・・最低だね。私・・・・
ごめん。お茶・・・淹れてくれる?ヤニクさんのも。
[本当はダーラを見つけて、何もかも忘れるほど浴びるように酒を飲みたかった。だけど、少しは気も紛れるかと、藁にもすがるような思いでそう頼んだ]
(200) 2012/03/26(Mon) 23時半頃
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────。
[セレストの泣き声を胸に抱いて、何度も黒髪をくしけずる。 柔らかい髪に唇を寄せて、瞳は空を仰ぎながら]
やり残した事はないか? 遺したい言葉はないか?
[問いかける声は、あくまでも柔らか。]
(201) 2012/03/26(Mon) 23時半頃
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[震える手で、文字を書く。]
"いる。 けれど、その人はきっと自分からと知れば受け取らない"
『なぜそう思うの?』
[俯いて吸い込む息が震える。時が来れば、その時に と書き、非礼を詫びて立ち上がり敬礼する。 茶くらい淹れるという願いを固持し、老婆の家を後にした。
歩いて歩いて、誰もいない路地裏ともいえぬあぜ道、地面に崩れ落ちる。 嗚咽すら出ない喉を呪って、荒々しい、鼻息を響かせる]
(202) 2012/03/26(Mon) 23時半頃
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ブローリンは、口を開け放って、空気の震えない慟哭、空に向かって吠えた。
2012/03/26(Mon) 23時半頃
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[縋りつく彼女に腕を回す、小柄な背はすっぽりと収まった]
そうよね、貴女も……だったわ。
[年下の、特にセレストと同年の彼女にはせめて 年上として、姉として気丈に振舞いたいと思うが]
(203) 2012/03/26(Mon) 23時半頃
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―本屋― ……おや、正直者ですねミッシェルさん。 そういうの、好ましいと思います。 個人的にはですが。
[青年はミッシェルの願いを受けて、奥へ一度下がり 次に出てくるときはなんでもない顔をして、紅茶のポットを持って出てきた。 小瓶には、僅かながらのブランデー。 薄い茶葉に香り付け程度のものではあるが]
私も、セレストさんだと聞いて一瞬過ぎったのは ――――でなくてよかった……でしたからね。
所詮、私達は自分を作るモノが大事なんですよ。 小さなこの村そのものも身内のようなものですが 其れよりも肉親や心砕く方に、想いは向かうんでしょう 両手が届く範囲には、限りがあります。
[三つのカップにブランデー入りの紅茶を注ぎながら告げる 声は水音にかき消される程度のちいさなものだったが]
(204) 2012/03/26(Mon) 23時半頃
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[やり残したことはないか、そう聞かれて>>201]
手紙を…ナタリアさんのところに手紙を預けようと思ってた。 それが終われば、もう…大丈夫。
[カフェで書いた手紙を持って、]
(205) 2012/03/26(Mon) 23時半頃
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ええ、役場でお世話になりましたし……
[そして、自分の雇い主ダーラと姉妹のように親しい。 昨日も店に来て、泊まっていたはず。
途中まで、いいかけて。ハッとする。]
……まさか、セレストさんまで?
[憤りを隠せず、ベネットにぶちまけるミッシェル。 それを自虐的な表情で受けとめるベネット。 2人を無言で見つめる。]
(206) 2012/03/26(Mon) 23時半頃
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[縋りつく相手も、自分と同じように哀しみに沈んでいる。 判っているのに、縋りつくことは、やめられず。 収まった腕の中、嗚咽混じりに呟く。]
ヨーランダさんも、セレストちゃんを追って行くのかもしれない。 2人とも生きて欲しいのに……。 でも、私は、2人を止める言葉を持っていないの。
[過去、姉を止める言葉もなかった。]
みんなに、生きて幸せになって欲しいのに……どうして……。
[戦争は何もかも奪おうとするのか。 言葉は途切れ途切れ、そしてやがて、思い出したように ダーラに願う。]
(207) 2012/03/26(Mon) 23時半頃
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ねぇ、ダーラさん、ヤニクさんに、早く村を離れてって 云ってもいいです、か? ヤニクさん、いなくなって大変になることは、 できるだけ、私、手伝うから……。
[酷く言葉足らずではあるが、伝わるだろうか。 旅人である彼なら、死から逃げれる可能性もあると。]
(208) 2012/03/26(Mon) 23時半頃
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・・・ありがとう。
[ポットを持って再び出てきた店主にお礼を言って、カップを受け取った。自分の体が思った以上に冷えていた事に、一口飲んで初めて気づいた]
――――?・・・・だけど私にもいるかもしれない。そんな人が。
[よく言葉は聞き取れなかったが、深くきき返すのはそれこそ野暮だと口をつぐんだ]
・・・・そうね。誰もが同じくらい大事ってわけでは、多分ない。当然なのかもしれないけれど・・・ だけど、やっぱり私の知っている人達には、それでもできるだけ幸せに、悔いなくあってほしいと思うのも、やっぱり本心だよ。
ねえ、ベネット。それにヤニクさん。・・お酒は飲める方?
(209) 2012/03/26(Mon) 23時半頃
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ブローリンは、年甲斐もない、と思いながら、袖に顔を押し当て、兵舎に戻っていく。
2012/03/26(Mon) 23時半頃
ホレーショーは、ヨーランダはどうしているだろうと心配になった。
2012/03/26(Mon) 23時半頃
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─ 墓地 ─
手紙か。 それは届けないといけないな。
手紙──…。
[女の胸裡に一人の人物の顔が浮かぶ。 しかし緩く首を振って]
…──柄でもない。
(210) 2012/03/26(Mon) 23時半頃
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[そして、場面を切り替えるかのように。 ベネットはお茶と修繕した楽譜の話を切り出した。]
ありがとうございます。
[エリアスでなくてよかったと安堵を漏らすミッシェルには。]
誰にでも、そういうひとはいると思いますから。
[正しくはなくと間違っていない。 もし、自分が救えるなら。 さらってでも逃がしたい……もし、本人が望むなら。 そう思う相手がいるのだから。]
(211) 2012/03/26(Mon) 23時半頃
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ブローリンは、自責に苛まれながら報告書を書き終わり、村に出ようか、寝てしまおうか思い悩む。
2012/03/26(Mon) 23時半頃
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ヤニクさん
[>>206淹れた紅茶のカップを向けて、青年は微笑む]
サイモンさんに引き続いてセレストさん どうにも、この国は女子供手段を選ばない様子です。
[机の端に綴り直した本が映る。 青年の笑みに苦い色が混じった]
誰でも、この人だけはと思う相手は居るでしょう 自身の命より軽いか重いかは人それぞれとして。
お酒、私はダーラと張り合えるくらいには飲めますよ。 ヤニクさんは?
(212) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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お酒ですか……
[ブランデー入りの紅茶を飲みながら。 ミッシェルの言葉に。]
すみません、実はあんまり……
[酒場では演奏に差し支えるから飲まないし。 飲めば、どうしても思い出してしまう。 親友とのことを。**]
(213) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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どうする、一緒に行こうか?
[手紙を見せるセレストに、腕の力を緩める。]
一人で行けるなら、 私は最期の仕事の準備に一度家に戻ろうと思う。
…──午後からヴァイオレットとハワードの埋葬だ。
どうでもいいっちゃいいんだが、 これも仕事だからな。
[くすり。と笑んで]
間に合ったら、お前も来るか?
[首を傾げた。]
(214) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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[柄でもないと首をふるヨーランダに>>210]
…一人でも、思い浮かぶ人がいるなら、書いたほうがいいんじゃないかしら…手紙。 一緒に、持っていかない?
[ナタリアのところへ、送り主には届くあてのない手紙ではあるが。]
(215) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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[こんな提案をしながらも、ヨーランダに甘えていいのだろうかと、思い悩むセレストがいる。
自分の我儘に付きあわせていいのかと悩んでいる。]
(216) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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ヨーランダは、セレストに手紙を書くよう勧められ、少し考えこむ。
2012/03/27(Tue) 00時頃
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[聞こえる嗚咽混じりの声に、優しく肩を叩き 聞こえた言葉に息を詰め]
追ってって、いっても。 だめよ、そんなの。ヨーランダまで行かれたら……
そんなこと、言っていたの?
……いえ、手は足りているけれど。 言ったとして、この村からそう簡単に出れるかしら?
[多分、村を出た「事にする」のが一番簡単だけれども たった一人の為に、と考えてふ、と緊張を解いた 自分の為に母を殺めた、それと同じことじゃないかと]
(217) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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…──そうだな。
[頷いて]
なら、一旦家に入ろう。 お茶でも淹れるから、待っていてくれ。
何、すぐに書き終わる。 元々長い文章は苦手だから。
[考え込んでいる様子のセレストの背を押して、すぐ近くの自宅へと誘った。]
(218) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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・・・そうね。誰にでも一番大事な人は・・・ 手紙を残したいと思う人はいるわ。
[自分はどうだろう。手紙を残すほどの相手。それはエリアスか、いや、それとも・・・]
もう誰でも、赤紙が届くかもしれないんだよね。
[ぽつりとつぶやいた]
・・・そうなんだ。ベネットがそんなに飲めるなんて、なんだか意外。ヤニクさんが飲めないのも。 ・・よければ、近いうちにダーラさんのお店で。一度付き合ってもらえない? 私のわがままなんだけど・・・ね。 聞いてますよ、ヤニクさんピアノも弾けるんだって。
[ブランデーがわずかに入っているのか、体の芯まで温まる気がする紅茶。ゆっくりと飲み干して、そう持ちかけた]
(219) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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ヨーランダさんのことは、私の考え過ぎかも……。 でも、セレストちゃんに ひとりで行(往)くのは、怖い?って聞いてたから。 答え聞くのが怖くて、逃げてきちゃったの。
[それでYESが返ったなら、とる行動は1つな気がして。]
ヤニクさんの件は、難しくても、出来ればって思ってる。
[非力な自分に何ができるかは、判らないけれど。 思うことを、言葉足らずに、けれど真剣にダーラへと伝えようと。]
(220) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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おや、しまった 紅茶にブランデーが混じっているんですよ
[あまり飲まないらしい、ヤニクの言葉>>213 青年はしまったと表情を変える]
……手紙を、ですか?
[>>219ミッシェルの呟きに、青年は視線を向けた]
今残すなら、クラリッサさんですかね。 修繕した本をとりにきておいてくださいね、って。
[手紙を残したいと思う人。 青年は微笑みに真実隠して、小さく息を吐く]
ヤニクさんや、ミッシェルさんにも 一番大事な……お相手はいらっしゃるんでしょうか。
(221) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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祖父や父の晩酌に付き合っているうちに自然と覚えたんです。 ……ダーラのお店で飲む事が出来るのは、もっと先にするつもりでしたが [誘いかけられ、青年は少し思案した後口を開く]
近いうちに 三人そろっているうちに、そういう機会をいただけるなら 久方ぶりに本屋の外へ出ることにしましょうか。 ピアノが弾けるなら、是非 修繕した楽譜の、あの曲をと強請ってしまいそうです。
[何気ない普段の会話を心がけながらも、所々に変化が見える。 大っぴらに外へ出られるのは、戦争が終わってからだと思っていたのだけれど]
(222) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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なるほどね・・ って、本の修繕なんかやってたんだ。何の本かは、聞かない方が良さそうだね?
[カップを机に置いて、少し腫れぼったく熱を持った両目をこすった]
・・・・・いるといえば、いるのかな。 だけど・・・本当にその人に手紙を書くことになるかはわからない。・・・よね。
[どうやら人前で涙は見せずに済みそうだ。と、そこで初めてベネットの目を見て言った]
(223) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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[誰にも逢いたくなくてわざと時間を掛けて顔を冷やす]
ダーラ、泣いてっかな。 いや、皆泣くよな。
[セレストと聞いて思い出すのは彼女を妹の様に 可愛がっていたダーラの事。 だがヨーランダの様子を見れば、この村が皆纏まって 家族の様なもので。 誰が欠けてもこの村ではいけないのだ]
何処とも判らない場所で砕け散るなんて…やっぱり…。
[静かに言葉だけが零れ落ちた]
(224) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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−本屋− [本屋に届ける封筒は幾つか。 他の村の人間に届けるのとは少し違い どちらかといえば、仕事に関連するものが多い]
すまないね、こればっかりは。 その代わりに手紙が来ているが、中身はいつもの雑誌のようだねえ。
[少し厚みのあるそれは、恐らく雑誌だ。けれど娯楽性は殆どない。 中には行っている雑誌はプロパガンダの無料ペーパー。 これを店に出すかどうかは主次第。 あまりいい顔をしなかったのは、中身を知っていればこそ]
なんだい、預かっていくよ。
[渡した大振りな封筒と引き換えに受け取ったのは 村の中の伝言のようなその手紙。 それでも仕事であるし、悪い手紙ではないから 男は少しばかりの笑顔でそれを受け取った。 ヨーランダとすれ違ったのはちょうど本屋を出るときのこと]
(225) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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[背中を押されてヨーランダの自宅へ]
あ、ありがとうございます。
[すべてを受け止めてくれたヨーランダ。 なぜそこまでしてくれるのか、私のために それが…納得できずに、それでも聞くタイミングすら逃していた。]
(226) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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[それらをクラリッサとミッシェルのところへ配達し、 すべての配達が終了したのは日が落ちるころ。 彼女たちがその中身を呼んだかは自分のあずかり知らぬところで、 耳に挟んだ色つきの手紙の話のことを忘れようとするかのように 男は早々に仕事を終えて眠ってしまった]
(227) 2012/03/27(Tue) 00時頃
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・・・それなら早い方がいいかもしれないね。 もしダーラさんに会ったら、話してみる。
楽譜だったんだ、修繕したの。・・へえ、なんだか私も聞いてみたい。 明るい曲だと・・・いいなあ。
[ようやく、少しだけ口角を上げ、三日月のような口元の笑みを作って。そう言った]
(228) 2012/03/27(Tue) 00時半頃
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後で話を聞こうと思うわ。 ええ。怖い、わよね……アタシもよ。
[ゆっくり、とんとんと肩を叩いていたら落ち着いてくれるだろうか]
外に出れるかどうか、外がどうなっているのか まだわからないわ。それでも彼がというのなら この村に残る理由は無いのかもしれないわね……
[必死さは通じるから、叶えてやりたいとも思う しかし、独断では何も、しない]
(229) 2012/03/27(Tue) 00時半頃
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……ええ、クラリッサさんが良いといえば お伝え出来ますけれど。
[>>223空のカップを見遣り、おかわりはと 視線でカップとブランデーを置いた机に向けて、戻す]
おや。煮え切らないお答えですね。 ですが、私も実際その時が来ると違うのでしょう もう本が手元に無いかもしれませんし 季節はうつろうものです
[言葉濁し、雲間に隠した受け答え。 青年は本棚並ぶ方へ歩みを一歩、二歩と向ける]
でも、記した文字は変わりません 確かに其処にあった「モノ」を伝えるのなら 手紙は一番有効な手段でしょうね
(230) 2012/03/27(Tue) 00時半頃
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−路地−
…嫌だねえ。
[キッ、と、自転車が音をたてたのは ブレーキを強く握り締めたからだ。 例え村の中で誰が首を吊ろうと 例え、村の中で誰が泣いていようと 男は毎日の仕事を途絶えさせることはない。 それは今日も一緒で、けれど日に日にブレーキの異音が大きくなる。
サイモンが戦場ではないところへ旅立ったという。 配達先では、それをただ悲しむものもいれば 情けないと憤慨する相手もいる。 それでもただ男は彼の話を聞くたびに]
それしか、選べなかったのかもしれないねえ。
[困ったような、そんな苦笑と共に言葉を繰り返した。 それ以外の言葉は、選ばなかった]
(231) 2012/03/27(Tue) 00時半頃
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ヨーランダさんが、一緒に往こうと言ってくれたの…
でも…どうやって…?
[疑問はつのるばかり]
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[向かった本棚には、比較的新しいものばかり。 昨日ウェーズリーに届けて貰った>>225無料の雑誌も其処に。 周囲の分厚い書からは、少し浮いた存在。 青年は複雑な思いで其処に置いた雑誌に視線を落としながら]
ダーラに会ったら 目立たない角の席を用意しておいて欲しいと 伝えておいてくださいね。
あまり人の目に晒されると、私……溶けてしまいます。
[ようやっと僅かに浮かんだミッシェルの表情に 青年はくす、と吐息で笑みこぼした]
……手紙も、酒場での集いも 本当は……こんな切欠でなくて、もっと
(232) 2012/03/27(Tue) 00時半頃
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そうね・・・
・・・言うと、本当にそうなってしまいそうな気がして、ちょっとだけ怖いから。
・・・・自分の残した手紙を、いつか相手が読んでくれるなら。きっとその中の私はいつまでも、その時のままなんだろうね。
ありがとう・・・少し、気がまぎれたような気がする。
ねえ、ベネット。 この場所と同じように・・・手紙も、まるで時が止まっているようなものだと思わない?
[店主に礼を言って。何とはなしに一言つぶやいた**]
(233) 2012/03/27(Tue) 00時半頃
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ミッシェルは、「雪だるまみたいね」と、くすりと笑った**
2012/03/27(Tue) 00時半頃
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[セレストが己の選択の理由に疑問を抱いているとは知らず、簡素なテーブルに普段は敷かないクロスを敷いて、裏山で摘んだリラックス効果のある薬草に、湧かした湯を注いで淹れた。]
ここで待ってて。
今、便箋と封筒を持って来る。
[そう言い置いて、自分の寝室へと向かった。 ベッドサイドの小さな木の抽斗から、隣村の知人との文通に使っている、白い無地のレターセットを取り出し戻る。]
(234) 2012/03/27(Tue) 00時半頃
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[ダーラに逢いに行こうと酒場へ向かう途中、 喧しい音を立てる自転車に乗った男の姿>>231
淡々と仕事を続ける彼の姿はブローリンを思い出させる]
毎日大変だな、ウェーズリー。 その後、自転車の調子は…あまり良くなさそうだな。
[少し苦笑を浮かべて自転車を見つめた]
(235) 2012/03/27(Tue) 00時半頃
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言葉には魂が宿るとも言われていますからね。 こちらこそ 貴方達のお陰で私も、一人鬱々と過ごさずに済みました
[ミッシェルの礼に、青年は困ったように笑う。 ただ、次の一言で少しだけ懐かしい記憶が過ぎる]
……本当に、そのようです 勉めて作り上げたこの場所よりも、余程……ね。
[言葉につまり 小さな笑みこぼすミッシェルに、其処は吸血鬼とでも言ってくれれば色っぽいんですがと、そんな軽口が咄嗟に出なかった**]
(236) 2012/03/27(Tue) 00時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/27(Tue) 00時半頃
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[雪は冷えた夜には氷になり それが朝になると融けて土がぬかるむ。 それだけでも、毎日決して同じではないのに 自分だけが毎日同じことを繰り返している]
…おっと。
[ブレーキを切った勢いで、メッセンジャーバッグが少しだけずれた。 ベルトを肩にかけなおして再びペダルを漕ぐ]
(237) 2012/03/27(Tue) 00時半頃
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[お茶の鎮静効果が作用してか、少しすると、気を張り続けて疲れていただろうセレストは、こっくりこっくりと船を漕ぎ出して。
向かいに座ってペンを握り、白紙の便箋を前に書き出しの言葉を迷っていた女は、その様子を見てくすりと小さく笑んだ。]
(238) 2012/03/27(Tue) 00時半頃
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[肩を叩かれて頷く。 ヨーランダの件は、きっと自分が確かめるより、 ダーラの方が適任だとクラリッサは思う。 同じく、怖いという人にそれを求めるのは、 甘えかもしれないけれど。]
ヤニクさんの件は、私からお願いします。 生きて、外にと思うのは、私の勝手な願いだから。
[すんっと鼻を啜って、不器用に笑む。 男手が減って困るかもしれないと、尋ねたけれど。 ダーラが止めぬのならば、願っても構わぬだろうと。 その先、彼がどうするかは、彼と外の状況次第だから。]
話を聞いてくれて、ありがとう。
[礼を一つ云って、その後、ダーラと*別れることになるか*]
(239) 2012/03/27(Tue) 00時半頃
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[キュッ、と大きくまた一つブレーキが響く。 急に呼び止められることは少しだけ珍しい]
やあ、アンタかい。 自転車は相変わらずさ。 もう少し、春まではご機嫌取りが続くねえ。
[自転車に跨ったまま、男は肩を竦めつつ振りかえる。 春になれば泥濘は減る。 けれどその代わりに、春雨に悩まされるだろう。 その次は梅雨になって、それこそ新しいタイヤが待ち遠しい]
どうしたね、お役目はそっちのけでいいのかい。
[軍人であるならば、少しは忙しいだろうに、と]
(240) 2012/03/27(Tue) 00時半頃
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[酒場に行こうかとも思ったが、セレストはともかくヨーランダに合わせる顔がない。 それはただ、逃げているだけだ。分かっていつつも、合わせる顔がないのだ]
……
[無様な顔を洗って、閉まる前、雑貨屋に行こうと思いたった。 大きな画用紙…いや、この際大きさがあれば何でも良い。 従軍記者も広報担当も必要ないこの村には、カメラを持っている同僚はいない。 写真趣味でもあれば持ち歩くところだろうが。生憎持っていない。 少しためらったが、結局軍服のまま出ることにした。 人目を気にする事もあるまい。どうせ着替えても部外者であるし、 毎日の様に立っている自分の顔を知らぬものもそういまい。 膝の汚れを払い、村に戻る。]
(241) 2012/03/27(Tue) 01時頃
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まぁ、何時でもあんたが来るのが判って便利じゃねえか。 ベルも必要ないだろ。 春には新しい部品が届くといいな。
[軽口を叩くが、ダーラの元へ行く前に調子を整えると言う意味でも ウェーズリーとの会話は有難かった。 だがお役目と問われて自分の表情が少し曇るのが判る]
何でかな、お役目果たす為に兵隊やってるのに。 なんで村人にその役目が廻るかな。
[彼が年上だからか。 その落ち着いた様子に思わず本音が漏れた]
(242) 2012/03/27(Tue) 01時頃
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ヤニクの事は、彼に話をしてみるわ。 外に詳しそうな、……ホレーショーとも。 どうなるかはわからないけれどね。
[クラリッサが落ち着くまではそばに居てやって 一つの想いが胸に浮かんだ 大丈夫、と自分に言い聞かせる]
いいのよ、お互い様。 アタシも考えたいことがわかったわ。 一人で戻れる?
ちょっと、ヨーランダの所に行ってくるわ。
[ついてくると言うなら一緒に、そうでないなら一人で 墓場へと向かい歩き出した]
(243) 2012/03/27(Tue) 01時頃
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[雑貨屋の老人は店を閉める所だった。 足を止めた彼を見て、丁寧な口調で話しかけてくる。 快く店に入れてくれた主人に会釈しつつ、 スケッチブックを買った。老人の世間話―内容は深刻だが―が耳に痛い]
[赤紙について、重々しく頷く。ため息を吐いた老人に、 もう一度礼をして、店を後にする。広場に腰掛けて、 いくつか決めていた、描きたい風景に思いを馳せる。 残せる内に残して置きたかった。いずれ去る、自分自身のために。
目を閉じて、真ん中を不自然にぽっかりと開けた絵を描き始めた]
(244) 2012/03/27(Tue) 01時頃
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ブローリンは、白黒の風景が、出来上がっていく**
2012/03/27(Tue) 01時頃
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ベルはこいつとちがって供出しちまったからね。 まあ、春になるまでこいつがもってくれりゃいいよ。
[自転車のハンドルをポンポンと叩く。 ほっそりと言うよりは、少し骨ばってはいるが 男の手は毎日ハンドルを握り、毎日手紙を届け続けた。 土いじりをしないから、少し白くもあったけれど]
…。 それしか、選べなかったのかもしれないねえ。
[口にする。 それを選んだのは、彼ではなく上層の人間。 少しでも戦力を温存するために。 一か八かで最後の攻勢に持ち込むのならば なるべくは弱っている群であることを示すほうが良い。 それらを示すのに、民間人ほど最適な存在はない]
(245) 2012/03/27(Tue) 01時頃
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―墓場―
[まず最初に向かうのは、母親の墓 そっと撫で最近来れなかったことを詫びた]
ついにね、この村でも無差別に赤紙が届くようになったんだ アタシもいつ呼ばれるかわからない 一緒にここに居られないかもしれない
……身勝手な娘でごめんね、母さん。
[しばらくそうして、久しぶりの会話をしてから ヨーランダの自宅へ]
(246) 2012/03/27(Tue) 01時半頃
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それしか…無かった…か。
[冷静だな、と口にし掛けて頭を振った。 彼を表現するのはそんな言葉じゃない。 もっと……]
あんたは優しいな。
[冷静に、相手を見て子供騙しでは無い 自分の言葉を伝えるその姿は、自分より余程誠実で、優しい]
そうやって皆の想いを大事に抱えて走るから、 そんな優しくなるのかね。
[想いの詰まったバックを見つめて、もう一度彼を見た。 淡々と誰かの想いを運ぶ彼は]
なぁ、あんた自身の手紙を届けたい相手って。 あんたもいるのか?
(247) 2012/03/27(Tue) 01時半頃
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はっはぁ、優しい人間なら こういうときにはあんたたちに同調して頑張るもんさ。
[自分はそういう人間ではないのだと、男は言う。 それは嘘でも本当でもない答えだった]
何、手紙を集めて届けることしか知らんのよ。
[銃の扱いを知ろうと思ったことはない。 手榴弾のピンの上手い抜き方も教わったことがない。 ぼろぼろのメッセンジャーバックだけが いわば男にとっての装備であり武器なのだ]
さあ、解らんねえ。 何せこの方書いた事がない。 誰かが書き方を教えてくれたら書いてみようかな。
(248) 2012/03/27(Tue) 01時半頃
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ふ、はははははっ…あんた面白いな。 全くその通りだ。 やっぱりあんたは優しいよ。
[ウェーズリーの返答が彼らしくて声を出して笑い出す。 意図せずとも彼は彼らしくあるだけで、疲れた精神が 少しだけ、癒える気がした。 軋み、狂い出した日常になる前の日常を繰り返す彼は。 この村にとってやはり掛け替えの無い人間なのだ]
(249) 2012/03/27(Tue) 02時頃
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手紙書いた事無いのか。 郵便屋なのにって偏見か。 じゃあ今度おっさん同士で文通してみようか。 旨い飯や酒の話。綺麗な姉ちゃんの話とか。 形式ばらなくていいんだよ、伝えたい事だけ書けば。
[今度が何時になるのか、適うのかすら判らないが。 口約束が取れれば、 彼をこの村に繋ぎ止められる理由になる気がした。 何気ない彼の仕事が、この村を軋ませながらも円滑に 日常を回す力になっている様な気がして、思わず口にしていた**]
(250) 2012/03/27(Tue) 02時頃
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そうかい? じゃあ、そういうことにしておくかねえ。
[軽く首を傾げると、くたびれた帽子が少しずれた。 色の幾等か褪せた鍔を骨ばった指で押し上げて 陽気な軍人の話すことを聞いていた]
人の手紙にかまけているとさ、 書いている暇もありゃせんのよ。 まあ、それでも構わんのだけどね。
[おっさん同士の文通。 その言葉が何だか不思議だったのか、首を一、二度かしげ やがて返事を一つ置くと男はまた自転車のペダルを やっぱりくたびれた靴で漕ぎ始めた**]
じゃあ、待っていようかね。
(251) 2012/03/27(Tue) 02時半頃
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[こつこつと扉をノックして返事を待つ]
ヨーランダ、居るかい? 少し話があるんだが……
と……セレス。此処に居たんだね。
[二人が揃っていれば切なそうに眉を歪めた その顔を見れば事情を聞いたことはわかるだろう**]
(252) 2012/03/27(Tue) 03時頃
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女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/27(Tue) 03時頃
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[戦争など、恐ろしい報せなどなかったような、あどけない寝顔。 束の間の、現実を忘れたように流れる穏やかな時に身を委ねて、白亜の紙の上を、あまり書き慣れていないたどたどしい筆跡で埋めて行く。
その瞳に、脳裏に、描くのは───。]
(253) 2012/03/27(Tue) 05時半頃
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[────最後に、宛名を書いてペンを置いた。
思いの外長くなってしまった手紙に、くす、と目を細める。]
(254) 2012/03/27(Tue) 07時頃
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[まだ、セレストは寝ていたか。
この瞬間が永遠に続けばいいと思いながら、冷めてしまった茶を一口飲んだ所に、扉をノックする音が聞こえた。]
───…?
[まだ、埋葬までには少し時間があった筈だが、もう誰か来た者があるのかと、カップを置いて扉に向かい]
…──ダーラ。
[そこに人影はいくつあったか。 内開きの扉を引いて、見えた人物に淡い色の瞳を見開いた。]
(255) 2012/03/27(Tue) 07時頃
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[その表情から、既にセレストの事を聞いているのだと知れた。]
入って。 今、お茶を淹れなおすから。
[一歩引いて中へと通す。 今まで自分が座っていた席にダーラを座らせ、もう一人いるようなら寝室から椅子を持って来て席を用意する。
手紙はさっと、籠にしまった。]
(256) 2012/03/27(Tue) 07時半頃
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…─────。
[しばらくは、湯を沸かす音、ポットに湯を注ぐ音、それだけを響かせて。人数分の茶を淹れなおすと、自分は立ったまま火の消えた暖炉に凭れて、誰かが口を開くのを待った。**]
(257) 2012/03/27(Tue) 07時半頃
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ヨーランダは、そこで漸く、指の付け根に血が滲んでいるのに気付いて、カップを握ったまま舌を伸ばしてちろりと舐めた。**
2012/03/27(Tue) 07時半頃
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[いつの間にか転寝していたようだ。ノックの音で目を覚ます。]
あ…ダーラさん。
[ダーラの切なそうな表情を見てこちらも辛くなる。]
(258) 2012/03/27(Tue) 07時半頃
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[ヨーランダがセレストと魂を共に逝く約束をしたと
知ったのは何時頃か]
ヨーランダが、きっと目印で導いてくれるから。
必ず、2人でこの村に還って来いよ。
[ヨーランダの優しさと深さに感謝しつつ、そう告げて]
俺には乱暴な事しか出来ない。
[一息で終わらせる事は出来るが、
やはり女性に対しては暴力的過ぎて気後れする。
だがダーラやセレストに任せると言うのも酷な気がする。
それとも大切だからこそ2人に任せるべきか]
どうしても無理なら、呼んでくれ。
[2人の意志を優先すると、
悩んだ末それだけしか伝えられなかった**]
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うん、一人で戻れる……。
[ヨーランダの元へと行くというダーラと別れる。 共に行けないのは、やはり答えを知るのが怖いのと、 もしそうであったなら止めるべき言葉を持たないから。]
ナタリアさんの所に行くの、遅くなっちゃったな。
[籠を抱え直して、ナタリアの所へと向かう途中。 視界に入るのは、本屋。 あっと開く口。 昨日、郵便屋が届けてくれたメモを思い出す。 ナタリアの所に向かうのは、何時と約束をしている訳でもない。 少し悩んだ後、先に寄ることを女は選択する。
女が本屋の扉を潜る時、その先には*誰がいただろう*]
(259) 2012/03/27(Tue) 09時半頃
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私の我儘を聞き入れてくれたのだから、私が…―さないと。
[二人に甘えてばかりはいられない。そんな思いから]
必ず、帰ってくるよ。
私の大好きな場所だから。
[こっそり、こっそり伝えた]
ブローリンは、絵に一段落ついた折、カフェに入る。
2012/03/27(Tue) 12時半頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/27(Tue) 13時頃
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[少し薄く思われる珈琲を啜りながら、ペンを走らせる。 宛名のない、郵便屋を介すつもりのない手紙。 書いて、渡せないまま、渡せなくなってしまったものの厚みに、 この一通も加わるだろうか。 渡す時など、来ない方が良いのだし、そもそも、 村のものでない自分に……]
……
[目頭を摘まんで天井を見上げる。 村が愛してくれた証はなくなっても、彼が村を愛した事は、残しておきたかった。 それは弁明ではなく、罪滅ぼしでもなく、感謝の気持ち]
(260) 2012/03/27(Tue) 14時頃
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[村はずれの雑木林から、村の中へ。 人気のないところから、人気のあるところへと向かう途中で立ち止まるブローリン>>183に視線を向ける。 仕草で伝えられる言葉に、すこし眉をしかめて]
――僕は別に気にしないけど……
ブローリンがそういう、なら……
[納得はしていないが、それで彼に迷惑をかけることになっては意味がないから。 しぶしぶ頷き。 分かれ道でまたね、と手を振って大通りへと戻った]
(261) 2012/03/27(Tue) 14時頃
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[それから、一度家に戻った。 さきほど起こった騒ぎについて話している村人と会いたくなかったのもあるし。 きっと家にいる母親にも騒ぎは届いているだろうから安心させるためにも。
そして今は家の中、母親とお茶をしながら話をしている]
うん……セレストの見送りには、いくつもり。 軍人が銃を向けたのは、ほんとうだろうけど、彼だって好きでしているわけじゃないよ。
――大丈夫。ちゃんとわかってるから。
[セレストのような若い娘が戦場に向かうことを嘆き、軍人に対する不安を口にする母親をなだめ。 心配いらないと繰り返した。 そして母親が落ち着いたころに]
もしかしたら、セレストは早朝に立つつもりかもしれないし、一度確認に行ってくるよ。 大丈夫、ちゃんと帰ってくるから。
[そうしてまた、家から出て行くのだった]
(262) 2012/03/27(Tue) 14時頃
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エリアスは、ゆっくりと通りを歩いている**
2012/03/27(Tue) 14時半頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/27(Tue) 14時半頃
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―本屋―
[空っぽになったカップを片付け、店に戻る。 扉の開く音に、顔を上げた。 >>259見えたのは青年に仕事をくれた最後の相手]
嗚呼、クラリッサさん 手紙を読んで来てくださったんですね。 大変お待たせしてしまっていた修繕が、終わったんです。 どうぞ、お手にとってご確認くださいな。
[青年は机の端に置いてあった本をひとつ手に 彼女へ近づき、両手で差し出した*]
(263) 2012/03/27(Tue) 14時半頃
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[>>221紅茶がブランデー入りときき。 カップの中身をじっと見つめ。]
……これくらいだったら大丈夫です。 ただ、酔って指が回らなくなったら仕事になりませんから。
[と、当たり障りなく答えた。
>>219ミッシェルからピアノのことを聞かれ。 これもお決まりのように。]
ええ、昔ちょっと腕に覚えがあったんで。
[フっと笑って。 気づけばそばに誰もいない。 ただ、傍に寄り添っているのはピアノだけ。今も昔も。]
(264) 2012/03/27(Tue) 16時半頃
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[>>221ベネットの口から出る彼女の名に。 一瞬、ハッとするが。 >>222酒場であの楽譜の演奏をといわれ。]
……さすがに、弾き歌いまでは。
[と弱く笑った。 よく通る低い親友の声を思い出し。 苦いものを感じた。]
(265) 2012/03/27(Tue) 16時半頃
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[>>228ミッシェルからも強請られ。]
……いや、その……俺歌までは……。
[と口ごもる。 しかも、古い古い恋唄で。 歌う声がピアノしかない自分には甘い囁きなど出来るはずもなく。
ただただ困るばかり。]
(266) 2012/03/27(Tue) 16時半頃
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[自分が手を下すにしても考えてしまうのは、]
どうすれば不自然にならないか。…よね。
何か…いい案…ある?
[ほとんど自分で手を下したことはない。どうすれば
ヨーランダが苦しまなくて済むかも分かってはいなかった。]
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[クラリッサが本屋に辿りつく前の事。 ヤニクが困った様子だと、気づくのに遅れたのは ミッシェルと交わされた会話の内容が内容だったからかもしれないが]
……ピアノの楽譜ではなかったんですね。
[冗談にあげた名にヤニクが反応していたなど、気づきもせず プライバシーから、楽譜の中身までは読んでいなかったから 困った様子の彼に、なるほどとあっさり引き下がってみせた]
無理にとは言いませんよ、ご安心を。 私に向けるのは、商売用の曲で結構ですから。
[僅かに哀愁漂う表情は、上手く隠せたと思っていた]
(267) 2012/03/27(Tue) 16時半頃
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[しばらく、ベネットとミッシェルが。 手紙について話しているのを聞きながら。 カップの中身や窓の外を眺めていた。
寒空を背景に風にそよぐ木の枝は。 葉もなくか細く震えている。
ブランデーで温まったはずなのに。 心なしか、寒さを感じた。]
(268) 2012/03/27(Tue) 16時半頃
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[カップの中身も空になり。 おかわりを強請るのも気が引け。]
ごちそうさまでした。
[そのカップをベネットが下げ。 そろそろ帰るべきかと思ったところに。 >>259>>263クラリッサの姿が。**]
(269) 2012/03/27(Tue) 16時半頃
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[お茶を淹れてもらいつつ>>257]
私…いつの間に眠ってたんだろう…。
[温かいお茶を飲んでいると、怪我をしているところを舐めているヨーランダに気づいて]
あ、そういえばブローリンさんから救急セットを貰ってるんです。手当てしないと…
[ヨーランダの方へ行き、怪我をした手に触れようと自分の手を伸ばす]
(270) 2012/03/27(Tue) 18時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/03/27(Tue) 18時半頃
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[村の通りを歩いていればそこかしこで村人に立ち話につきあわされる。 それに時に苦笑を浮かべ、ときにやんわりと諫めたりするものの、あまり言葉は真剣に受け取ってはもらえず。 小さくため息をつきながら、セレストの家の近くまでやってきた]
――まだ、帰ってきてないのかな。
[セレストの家の扉を叩いてみるけれど反応はなく。 それなら誰かの家だろうかと、またゆっくりと来た道を戻った]
(271) 2012/03/27(Tue) 19時頃
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─ 自宅 ─
[ダーラの訪いによってセレストも起きたらしい。 女はカップを持ったままセレストに笑いかけた。]
…──おはよう。 安心して。まだ1時間ちょっとしか経っていないから。
このお茶には気分を鎮める効果があるからな。 きっとそのせいだ。
───…?
[救急セットと聞いて、不思議そうに見るが]
…──あぁ。 そうか、ブローリンが。
[セレストの手が伸びれば抵抗する事なく両手を差し出した。]
(272) 2012/03/27(Tue) 19時半頃
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[傷ついた手が手当されて行くのを見ながら目を伏せる。]
奴にも悪い事をしてしまったな。
今思えば、私を助けてくれたんだろう。 あのままホレーショーに食って掛かっていたら、 軍に捕まっていたかもしれない──…。
(273) 2012/03/27(Tue) 19時半頃
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[手当てをしながら]
…そうですよ…無茶しすぎです。 軍に捕まったら…私は安心して旅立てないですよ
[労りつつ、ヨーランダを見て微笑む]
(274) 2012/03/27(Tue) 19時半頃
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…──あぁ、そうだな。すまない。
[微笑むセレストと視線を絡め]
(一緒にいってやれなくなる所だった。)
[と、耳元に唇寄せて小さく囁く。
ダーラが質問するか、或いは問うような視線を向けて来るなら、朝方起きた事をかいつまんで伝える。 勿論、セレストとの間に交わした会話は省いてだったけれど。
それにダーラが何か言う前に、再び扉が叩かれ、次いで村長アルフレッドが自分を呼ばわる声がした。]
(275) 2012/03/27(Tue) 20時頃
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[セレストに手当の礼を言い、カップを暖炉に置いて扉を開けた。 開かれた扉から中を見た村長は、セレストとダーラを見て一瞬驚いたような顔をしていたが、すぐに目を伏せ]
『埋葬の準備が整ったのだが──…、
…──今回はいいから、君はここに居なさい。』
[そう言って、おおきな掌を女の頭に置いた。]
……───ありがとうございます。
[女は小さく礼を言って頭を下げた。]
(276) 2012/03/27(Tue) 20時頃
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[ヨーランダに耳元で囁かれて複雑な顔になる。 その後入ってきた村長がこちらを見ていたたまれないという顔をして目を逸らした。のを気付かない振りをすることにして、
やがて村長が出ていくと]
…できれば…誰にも気付かれないように出ていきたいな。 皆に見送りされたら…行きたくなくなっちゃう…
[ぽつりと呟いた]
(277) 2012/03/27(Tue) 20時頃
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──…そうだね。
日のあるうちは目立ってしまう。 いくのは夜になってからにしようか。
[呟きを、耳を撫でる微かな掠れ声で返し、女は窓辺に寄った。]
(278) 2012/03/27(Tue) 20時半頃
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[道の途中で立ち止まり]
……ナタリアばあちゃんとこにいるかな……
[思案するようにつぶやく。 たとえいなくとも、クラリッサならセレストがどこにいるか知っているかもしれないという思いもあり。 ゆっくりとナタリアの家に向かった]
(279) 2012/03/27(Tue) 20時半頃
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[墓地の管理という仕事上、自宅からでも墓地は見渡せる。 大きめに切った窓に目を遣れば、二人にも墓地の葬儀の様子が窺えるだろう。
墓地に運ばれた二つの棺は、成人が入る程の大きさをしておらず、遺品を収めるのが精一杯というサイズ。それを収める穴も棺と同等の小さな穴で、どちらも女が用意したものだった。 常なら棺も墓穴もそれを用意してくれる者がいたのだが、どちらも戦争に行ったきり音沙汰がなく、女手一つで短時間で用意出来るのはこれが精々。
墓では幼い息子の手を引いた少々年嵩の婦人と、それより少し若いくらいの母親が、どちらも黒衣を身に纏い、寒空の下棺が墓穴に収められるのを見守っている。]
(280) 2012/03/27(Tue) 20時半頃
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夜のうちなら…気づかれずに……
[腹は決まった。暗いうちに出る。そして村からほど近いところで手を下す。]
……二人には発見者になって貰ったほうがいいかしらね。
[ヨーランダをこの村で安らかに眠らせるにはこれしかないのかと思っている]
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[窓の外を見ると葬儀の様子が見えた。 それをただ、静かに見つめていた。]
(281) 2012/03/27(Tue) 21時頃
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― ナタリア宅 ―
[ナタリアの家に顔を出したときに、他の誰かはいただろうか。 出迎えてくれたナタリアは、なぜかあまり浮かない顔をしていた]
どうしたの、ばあちゃん…… 村での噂、聞いたの?
[ナタリアのところにはいろいろな人が来る。 クラリッサのように手伝いに来る人もいれば、エリアスのように話だけをしにくる者も。 ブローリンもナタリアのところに時々顔を出しているのは知っている。 ナタリアはただ肯定するような、曖昧な笑みを浮かべて]
まあ、ここに話に来る人は多いだろうけど…… ああ、うん、お茶、もらうよ。
[立ち話もなんだし、とお茶に招かれて小さく頷いた。 それからしばらく、お茶を飲みながらとりとめもなく話をする]
(282) 2012/03/27(Tue) 21時頃
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苦しまずに…か。
酔って、そのまま寝てしまって…静かに凍死。
もしくはヨーランダの家に薬草はあったかな。
トリカブトは苦しむからな。
ジギタリスを呑ませて少し無茶な運動をすれば……突然心臓が止まる。
[前線で戦っていた身。野戦病院の様な場所で手伝った事もある。
その時に得た知識をただ淡々と伝えた]
女主人 ダーラは、メモを貼った。
2012/03/27(Tue) 22時頃
ジギタリスか…そういう知識はヨーランダさんのほうがあるからなぁ…
うまく飲ませる自信ないなぁ…
[最後は自分が無理矢理…ということになるのかもしれない]
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[ナタリアとの会話は、幼いころの思い出話が多い。
彼女の孫も、クラリッサの姉も生きていたころの。 そして、そのころは今よりももっと体が弱かったエリアスにとっては彼女が語る二人の姿は窓越しにしか見たことがなくて。 だから、ただ頷いて聞くだけだった]
(283) 2012/03/27(Tue) 22時頃
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ブローリンは、手紙を書き終えた。封筒を取り出して、中身の束を出す。
2012/03/27(Tue) 22時頃
[自分の決意をヨーランダに伝えるべきか悩んでいる]
ちゃんと言ったほうがいいんだろうけど…
[どうやって伝えたらいいのか]
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[程なくして略式の葬儀は終わった。 家族は未だ墓石の前に佇んで祈りを捧げている。]
…───ダーラ。
[ふ、と小さく息を吐いて、友の名を呼ぶ。]
(284) 2012/03/27(Tue) 22時頃
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− 回想 路地 −
[首を傾げるウェーズリー>>251に楽しそうに笑みを浮かべて]
そうそう。 そう言う事にしとこうぜ。 仕事が忙しいのはいいことだぜ。
[自分の仕事については敢えて触れず]
ま、期待せずに待っといてくれ。 俺も美女相手じゃなきゃなかなか筆を握らない男だから。
[そう返しながら悲鳴をあげる自転車を見送った]
(285) 2012/03/27(Tue) 22時頃
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養父(ちち)が使っていた寝室の金庫に、 墓地の権利書が入ってる。
こんな小さな村の墓所など、 面倒なだけで誰も欲しがりはしないだろうが、 念の為だ、持って行ってくれ。
[唐突に告げた意味。 クラリッサから話を事のあらましを聞いていたダーラには通じるだろうか。]
(286) 2012/03/27(Tue) 22時頃
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[手紙の中で古い物は、前に一度この村を出る事になった時のものだ。 それに戦地での写真、敵兵の死体と肩を組んだりなど、生々しいものは除いてある。 まるで学校の集合写真のように写っている仲間達の内、自分を含め生存確認されているのは 片手の指にも満たない。その四人弱も、今はどうだろうか。 銃を肩に立てかけている自分の写真。煤と血で汚れているが、白黒の写真では、 銃がなければ農作業でもしているようにも見える。]
……
[老婆にこれを送ろうと思い立った。 思い立った日から月日が過ぎて、いまだに渡せずに居る。 書き足した手紙と、また部隊に戻った後の写真とが増えていく。 店員の女性に、タバコを吸う仕草をして首をかしげた。 マッチと灰皿を持ってきてくれた彼女に会釈をして、 古い手紙を束ねて捻り、火をつける]
(287) 2012/03/27(Tue) 22時頃
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あのころは、二十歳まで生きられないって言われてたっけ。 だから、なかなか外にも出れなかったけど―― 外に出れてたら、もっとばあちゃんの話に継ぎ足せる思い出があったかもしれないね。
[残念そうな呟きに、いまから他の人と思い出を作ればいいというような慰めをもらい。 お茶を飲んで頷いた]
……まあ、できるかぎりがんばるよ。
(288) 2012/03/27(Tue) 22時半頃
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[代わりになりたいと思うのは図々しい事なのだろう。 ことさらに軍服のまま彼女を尋ねる意味も、恐らくはあの老婆は理解しているのだろう。 喜ばしいと思われてはいまい。彼女は、自分に優しさで答えてくれているだけだ。 なりたいと思っても、なれるとは思っていない。 あの老婆の哀しい心の荒野を潤す、たった一滴になりたいと思う。 そして、自分の行為は、さらにあの老婆を苦しめているだけではないかと、ずっと危惧している。 そうして、あの老婆が自分を拒絶しないのを良い事に甘えているだけだ]
……
[煤が舞わない様、灰皿に入れきる。 すべて炭化し黒くなった手紙の束。それが入っていた、傷んだ封筒。 それに、数々の写真と、新しく書いた一通の手紙。 後悔ないように。彼女に渡すのは、次自分が往く日だ。 そう心に決めて、代金を置いて席を立った]
(289) 2012/03/27(Tue) 22時半頃
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− 酒場 −
[騒ぎを起こしたばかりで、なるべく目立たない様に 人の少ない道を選び酒場へと向かう。 諸々結構な騒ぎになっていたからダーラは酒場にはおらず セレストの元に向かっているかも知れない。 いないだろうと、何となく予想はついたが、 静かに扉を叩いて覗き込む]
ちわ。 ダーラいる…ヤニクも留守か……。
[鎮まり返った酒場はとても空虚な世界だった。 笑い声や音楽、酒や料理の香りに満ちた酒場が閉じられたまま、 二度と開く事の無い錯覚に捕らわれる]
……俺もヤキが廻ってんな。
[待つ事は出来ず、彷徨う様に村を歩き出した]
(290) 2012/03/27(Tue) 22時半頃
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[ダーラに何か言われる前に女はダーラに近寄り、靴の踵の分だけ高い身長を仰ぐように伸ばした腕で、ぎゅっと首に抱き着いた。 そうして穏やかな声で語り掛ける。]
覚えているか?
私まだ七つの時だ。 お前は生まれたばかりのセレストのお披露目に、 私とベネットを誘って行ってくれただろう?
(291) 2012/03/27(Tue) 22時半頃
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[セレストとヨーランダの決心を知っているはずもない。 ただ、サイモンの事もあり、セレストの態度の事もあり、 漠然と、今日会わなければきっと会えないのだろうと、感じてはいた。 所詮、意識下の感情だが、それに駆られて彼は墓地へと歩く]
……
[墓地についた頃には、もう日は殆ど落ちていた。 宵の明るみ、あるいは暗がりの中まだ二人は居ただろうか?]
(292) 2012/03/27(Tue) 22時半頃
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うん、そろそろ帰るよ。 ――大丈夫。
[何時の間にやら日が暮れて、真っ暗になる前に帰りなさいと。 顔色が悪いと心配されて、小さく笑んだ。 昔からのことだから反発することもない]
また、来るね。
[お茶を飲み干して席を立ち。 見送るナタリアに手を振って、ゆっくりと道をゆく]
(293) 2012/03/27(Tue) 22時半頃
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今でもそうだが──…、あの頃は特に、 出自のわからぬ私を村の大人達は敬遠していて、 そういった席に参加する事を養父(ちち)は避けていたから、 初めての事にとても戸惑っていたっけ。
養父とて、元は外から流れ着いた身だ。 長い時間をかけて受け入れられていたとは言え、 どうしたって、私は余所者なのだという思いが拭えなかった。
[女はぽつり、ぽつりと、記憶を辿るように話し続ける。]
(294) 2012/03/27(Tue) 22時半頃
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―本屋― [静かな時間が流れる。悲しみを癒すような静謐さではないけれど、このままでもいいと思えるような時間。]
・・・ヤニクさん。そう・・・
[クラリッサの名前に何か反応したようなヤニクに目をやるも、また視線を落とす。しばらくそのままでいたが、カップが空になって体も少々温まった頃]
私も・・・セレストを見送らないといけないから。 そろそろお暇しようかな・・・?
あれ、クラリッサ?
[ふと店に入ってきた彼女と、ベネットに修繕を頼んだのが彼女だということに気付いて。不思議そうに声をかけた]
(295) 2012/03/27(Tue) 22時半頃
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最後の夜だろ。
ゆっくり……自分の言葉で伝えればいい。
[薬を一緒に飲むと言えば、ヨーランダは死ぬと判っていても
飲むだろうか。
だがそれをセレストに伝える事はない。
嘘偽りない自分を受け入れてくれた相手を最後に騙すような
形になる事を、セレストは望まないだろうと思ったから]
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[夜、日が落ちてから村を歩くことなど殆どない。 子供のころは外に出歩くだけの体力もなかったし。 ましになった今でも、夜遅くなれば心配する家族がいるから、心労をかけないようにと日が暮れる前には帰っていた。
だからこんな時間に出歩いているのは珍しい。 歩きなれた道でも、暗くなれば勝手は違うから、普段からゆっくりな足取りは、更に遅くなった]
(296) 2012/03/27(Tue) 22時半頃
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―ヨーランダ宅―
[言いたいことはわかるのだろうから無言で頷いて席へと座す セレストがまだ寝ていたなら、その髪をそっと撫で
――上手く言葉が出てこない]
(297) 2012/03/27(Tue) 22時半頃
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― 本屋 ―
[潜った扉の向こうには、本屋の主人と。 ミッシェルの姿もあっただろうか。 そして、願い事を紡ごうと思っていた相手も……。]
ええ、郵便屋さんから、言伝をもらったから。 こちらこそ、ありがとう。 とても綺麗に直してくれて……。
[だから、どこか気も漫ろに、若い主人から童話を受け取る。 その後、代金と、お礼にならないかも……といいながら、 タヌキの形が縫い付けられているブックカバーを手渡す。 よく見れば、どことなくタヌキがベネットに似て見えて、 ふっと、女は頬を微かに緩ませた。]
(298) 2012/03/27(Tue) 22時半頃
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ヤニクさんも、修繕を頼まれたの?
[泳がせた視線の先、ヤニクも手に本を持っていれば、 切欠とばかりに声をかける。 新たに買ったものでなく、修繕と思ったのは、 表紙が見えたならそこに在る染みを見てのこと。]
(299) 2012/03/27(Tue) 22時半頃
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自分の…言葉で…
[できるだろうか、自分に。
一時の別れの時間は…近づいている]
食合せてはいけない食べ物ってあるでしょう。
そういう感じで、ヨーランダの薬草にも
決して混ぜてはいけないものがあるのを知っているわ。
昔、それこそギリアンさんが生きている頃に
墓場で遊んでいたら教えてもらったの。
……母さんも、ほかもそれを使ったから効果は。
でもね、アタシがそれを良しとすると、思う?
セレスだけじゃない、一緒にヨーランダも失えって、
言うんだよね。
そんなこと、アタシが黙って見ていられると思うかい?
|
どうせ、馬鹿なことを考えているんでしょう。
[窓の向こうの葬儀を見終えてから
やっと出た言葉はそんなものだった]
(300) 2012/03/27(Tue) 22時半頃
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ブローリンは、セレストにもし会えれば、村を背に、敬礼してみせる**
2012/03/27(Tue) 23時頃
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―本屋―
……ブックカバー、ですね ありがとうございます、大切にしますよ。
[青年は愛らしい其れを代わりに受け取って 代金をそのまま彼女の手のひらに握らせる]
多すぎます。 私にとっては、大した作業でもなかったんですよ。 [苦笑いを浮かべ、それから少し視線をさ迷わせた。 受け取ってしまっては同じ修復作業をしたヤニクに気を使わせてしまうかもしれないと思っての事だが]
(301) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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[ダーラの言葉は痛いほど分かる。それだけに胸に突き刺さる]
ダーラさん…そうだよね…
やっぱり…我儘だよね、私の。
[だからこそ、戸惑いがある。]
…ダーラさんがどうしても嫌というなら、
私…ひとりでも、いいよ?
[自分より、年の近いダーラのほうがヨーランダへの思いは強いだろうから。]
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初めて見た赤ん坊はとても小さくて、 周りの人集りに怯えたのか、大声で泣き喚いていて、 ──…少しだけ、怖かった。
けど、お前に背を押されて、おそるおそる伸ばした私の指を、 セレストは小さな小さな手で掴んで、
───ピタリと、泣きやんだ。
そして、それはそれは愛らしく、笑ったんだ。
(302) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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ミッシェルさん セレストさんは今日中に……?
[見送らなくてはと言っていた ミッシェルの言葉をふと思い出し、首を傾いだ]
何時出てゆくのか、確かめなくてはなりませんね。
(303) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2012/03/27(Tue) 23時頃
[……と口に出来れば良かったのだろうか。
ただの機械の筈の通信機から何かが溢れて来る。
その想いに衝動的に口を付き掛けるが。
だが結局それを言葉には出来ず]
すまない。
[口に出来たのは何に対してか。謝罪のみ]
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私が指を離そうとすると、また泣き始めて──。
…────馬鹿な話だけど、 ずっと、自分の居場所がないと感じていた私が、 その時初めて、この村に受け入れられたような気がしたんだ。
必要とされている、ここに居てもいいんだ──って、 そう、思えたんだ。
(304) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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[店主とクラリッサのやり取りを、机に半ばもたれたままで眺めていた。きっとこの童話の修繕には、自分の知らないやり取りがあったのだろう]
・・・・大事なものなんだね・・?
そうだ、ベネット。 私も結局、セレストに赤紙が来たなんて人づてでしか知らないんだけど・・・
村の誰か、知ってるかもしれない。 見てきた方がいいのかな・・
[店の外、寒々とした村を眺めてもちかけた]
(305) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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アタシがそんなもの持っていても無くすだけ。 あんたを困らせてやるわ。 だから、いやよ。
ギリアンさんにも、めちゃくちゃ怒られるのよ。
[抱きついてくるヨーランダを、ぎゅと抱きしめて 震えないように、ただそれだけを強く握る拳のまま背に回す]
……まだ、ベネットの方が背が高かった頃よね。
(306) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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[二人の様子を静かに見ている]
……そうだよ…… 二人が…離れちゃダメだよ…
[微笑んで呟いた]
(307) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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[ミッシェルの言葉に、青年は困った顔で微笑んだ]
赤紙が来た、と 朝一番に駆け込んできたのはヨーランダさんでした。 若しかしたら、本人から直接聞いたのかもしれませんね
[窓の外をちらと見遣る。 随分時間が過ぎていたのだなと、少し驚きつつ]
……あれから随分経っていますし ご存知の方も多いでしょう 気になるようでしたら、行ってこられては?
[そう返事を向けた。 自身は外に出る気が、矢張り無い様子で]
(308) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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その時こっそり誓ったんだ。
何があっても、この子を守ろうって。 私も、この村の家族に加えてくれたこの子の為に、 出来る事ならなんでもしよう──って。
…──それ以降も、 一部の大人達の態度は相変わらずだったから、 あまりおおっぴらに何かする事は出来なかったが、 大きくなったセレストは、やはり変わらず私を慕ってくれて、 私のつまらない言葉で笑ったり泣いたりしてくれて──…。
(309) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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人殺しでいいなら、アタシにくれば良かったのに。
ねぇホレーショー。こうなったら、皆で静かに眠りましょう?
手伝ってくれるわよね。
[ヨーランダの決意が固いから、出る言葉は、村を覆う仄暗いもの]
順番に、すれば……ネ。
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セレストのお陰で、私は未だ、ここにいる事が出来る──。
(310) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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・・・・そうなんだ。ヨーランダさんが。 きっとそうなんだと思う。
[墓地で、2人佇んでいた姿を思い出した]
・・・・うん。 わかってる。・・・
[だけど、会って何を言うというのだろう。きっと月並みな事しか言えはしない]
・・・ベネットは、行かないんだ。 ・・・そう言えば、私あなたがこの店の外でいるのって、見た事がない気がする。
[椅子から腰を持ち上げようとして、ふと思いついたように呟いた]
(311) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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えっ、でも、それだと悪いわ……。
[この物資不足の中で、修繕する道具も、 そう容易く手に入ったものとは思えない。 返された代金に戸惑い、助けを求めるのは、ミッシェルへ。 大事なものか?と、問われれば、コクリと頷くけれど。]
嗚呼……、いつ出発するのか、聴くのを忘れてた。 もしよかったら、判ったら私にも教えてくれませんか?
[彼女が、セレストの旅立ちの時を聴きに行くと言うならば、 願い事を一つ紡ぐ。 ベネットの口から出る、もう一人の女性の名に、 クラリッサの眸は揺れた。]
(312) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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ギリアンさんに、そっくりよ。 頑固で、決めたら絶対に譲らないんだから。
でもね、これだけは言わせなさい?
セレスはアタシの妹でもあるのよ。 それにヨーランダ、アンタもね。
そのこと、わかってる?
(313) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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[ダーラの拳を背に感じ、女も腕に力を込める。 落とした声に、確固たる意志を滲ませて]
これは私の我儘だ。
セレストを一人で行かせたくない。 けれど、共に行く事は出来ない。
村は兵士に取り囲まれていて逃げる事は不可能だろう。
だからせめて───…
(314) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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……戦争が始まって、村の青年が召集されてから 外は針のむしろのようなものですからね
[思いついたようなミッシェルの声。 青年は微笑み頷く]
人目につく時間に外には出ませんよ。 精々真夜中に墓地に向かうくらいです。
[其れこそ他人が見れば怪しいことこの上ないが]
(315) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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ああ、あんた達が安らげるなら手伝ってやるよ。
[その場にはいないが、無機質な鉄の塊の向こうの張り詰めた、
痛い程純粋な想いが伝わって来る。
この想いを戦火で散らせるくらいなら、と改めて決意を固め。
ただ、それに自分を含めなかったのは。
この村の人々には安らいで欲しいと思ったから。
自分は戦場で散るべきだと判っていた。
地獄に落ちて、馬鹿な上官達を引き摺り込むのが役目だと。
だからこの村で眠る事は出来ないと…決めていた]
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彼女を奪われる前に、共に果てたい。と───…。
(316) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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……私にはこのブックカバーだって 十分贅沢品ですから。
[返した代金は受け取らぬよう、カバーを持った両手を 後ろ手にし]
そうですね 出発の時間がわかれば、私にもお知らせください 余裕があればで構いませんよ。
[クラリッサの言うに自身も同意を向ける。 口実にしていることへ、罪悪感が僅かに湧いたが]
(317) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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[ダーラの「妹」と言う言葉に、女の声に嗚咽が混じる。]
…──ッ、ダーラ、
あぁ。 あぁ……、わかってる──…。
(318) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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――……ズルイ子。
三人で、暮らすんでしょう。 アンタたちから家賃を得て家を守る筈だったのに。
ああもう、今夜はウチで飲みましょう? 店も開けないわ。 それで、いいかしら。
(319) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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[夜に歩けば、昼間は気づかなかった村の静けさが耳につく。 昔は、日が暮れても窓の外はもう少し騒がしかった。
普段と違うのは、朝の騒ぎのせいかもしれないけれど。 普段を知らないから判断はつけられない。 人がいる家には明かりがともっているけれど、火が消えたままの家も、ある。 そんな風景に僅かに吐息をこぼして、ゆっくりと家へと続く道を歩いた]
(320) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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でも、許して──、くれ──ッ、 セレストを一人にしたくない、んだ──…。
どうせ私も、すぐに徴兵されて、 全く別の所で、死ぬ事になる──…。
そうなる前に、共に過ごしたこの村で、 この、《家》、で──っ、
死───……、 なに?
[最後まで言い切る前に、ダーラの声に遮られた。 少し、きょとんとして見上げた後、意味を理解して、月白の瞳を笑みの形に細めた。]
…──ありがとう。
(321) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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……アンタも、もうこの村の一員よ。
そこ忘れないで。
[小さく息を吐いて、あのときの―母を殺めた時―と同じ顔になる]
アタシは皆を眠らせるまで、起きているわ。それでいい。
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・・・・そうなんだ。だけど、そうだね。 ここは居心地がいいから。
・・夜にお墓なんて、ホント吸血鬼みたい。
[軽くくすりと笑うが、きっと彼なりに何か弔うものがあるのだろう。きっとそれは当然の事だ]
・・ああ、くれるんだったら受け取っておけばいいんだよ。 誰かほかの人のための使い方だってできるんだし。
[クラリッサからのすがるような視線に、静かに答えた]
(322) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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さてと・・・・ それじゃ、ちょっと誰か知ってる人がいないか聞いてくるね。 ダーラさんのお店も開いてないか、ちょっとだけ見てこようかな。 別にお酒飲むだけなら、誰の家でだってできるけどさ。 ベネットが外に出にくいならここでだっていいし・・
[そう言って無理強いするように腰を浮かし、本屋から外に出る。少しだけ振り返って]
・・・ありがとうね。
[そう言って一度店を後にした]
(323) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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ダーラが行きそうなとこ…って言っても…俺が行ける場所じゃねえな。
[妹の様に大切にしていたセレスト、 そして同じように大切にしていたヨーランダ。 多分、きっと3人は寄り添っているだろうと想像がつく。
そんな中に自分がずかずかとどんな顔をして入れと言うのか。
行く宛を無くし、彷徨う様に]
(324) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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[二人のやり取りを見ていた。微笑んでいたが、目からは涙が溢れていた]
私は…なんて……
[なんて愛されていたんだと思うと、涙が止まらない]
(325) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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妹たちの我侭を聞くのも、姉の役目。でしょ? ただ、黙って見送れないだけ。
それぐらい許して頂戴。
[見上げてくるヨーランダの両頬に手を添えて むにりと頬肉を引っ張った
アタシは笑顔になれているだろうか]
(326) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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…ダーラさん。
私は(戦地に)行くよ、…だから…私には毒を盛らないでね。
[おどけた言い方をする。でも本気である]
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―村の道―
・・・・エリアス?
[誰か知った者はいないかと歩くが、いつの間にか外はとうに暗く。歩いているものもまばらだった。ふとよく見知った後ろ姿を見つけ、声をかける]
・・・・ねえ、エリアス。セレストさんに会わなかった? ・・ほら、・・・・見送りがいつになるか、聞いておこうかなと思って。 あんまり人が多くても、居心地が悪くなっちゃうかもしれないけど。
[表情ははっきりとは見えないだろうが、どこかいつもより愁いた様子で]
(327) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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ミッシェルは、暗い中で、他にも近くに誰かいるのかもしれないが
2012/03/27(Tue) 23時半頃
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―本屋―
居心地の良い空間だと思っていただけるなら何よりです。 好きなだけ入り浸ってくださって構わないんですよ? その代わり、新鮮な血を少々頂きますが。
[冗談交えて少し嬉しそうに返す。 代金については、それでも微笑んだまま受け取る様子を見せず]
此処で酒盛りは……そうですね 店の奥でなら是非に。 ダーラが店を閉めてまで来てくださるかは、謎ですけどね。
[店を出ようとするミッシェルを見送ったが]
――――え?
[振り返った彼女の言葉に、青年はぽかんと 一瞬素顔で驚いたのだった]
(328) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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[ふと後ろからかかる声>>327に足をとめる。 近づいてくる姉の姿を認め、問われたことに首を振った]
姉さんもセレストを探してたんだ? 僕は午前中にあったっきり……
いつ行くかは、聞いてないんだ。
[いつもとは姉の声の調子が違う。 でもそれはこの状況では当たり前だとも思い]
……見送りはしたい、けど。 セレストが見送られたいと思ってるかどうか――
思ってたら、カフェであったときに伝えてくれたんじゃないかな……
[道を歩きながら、カフェでのやり取りを思い返していた。 そして思い至った事をぽつりとこぼす]
(329) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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あら、バレちゃったなら仕方ないわね。
ふふ。
[一緒に飲めたら、どんなに良かったか]
エリアスは、夜の暗さに慣れていない目は、近づかれない限り人に気づけない。
2012/03/27(Tue) 23時半頃
ちょっと、冗談で言ったのに。
ダメだよ。私が行かなかったら村が危なくなっちゃう。
[融通が利かない“妹”である。]
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うん──…、 ……───うん。
[頬を引っ張られた女の瞳から、いくつも涙が零れ落ちる。]
…──そうだ、これを……。
[女は一旦ダーラから離れ、台所の隅から小さな瓶を取り出し、中の粉薬を薄い紙に包んで二つの小さな薬包を作った。 それを持ってセレストに近寄り、片方を差し出し]
…──セレスト、 これは、養父から教わった、ある薬草から取り出した薬だ。
飲めば、身体の全身の筋肉が弛緩して、 やがて呼吸困難で息絶える。
…──大丈夫、苦しいのはほんの僅かな間だけだ。 私も一緒に往ってやるから、怖くないよ。
[耳元でそれが何かを説明し、セレストの手に握らせた。]
(330) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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……感謝する。
[ダーラの言葉に目を閉じて数秒の沈黙の後、静かに礼を。
本当なら抱きついて大人気もなく大声で泣き喚いてやりたかった。
共犯者として、村人として、家族として……。
だがそれだけは出来なかった。
2人に嘆きを背負わせたのは戦争で、結局は自分達のせいなのだから]
セレスト……ヨーランダ…良い夢を……。
[絞り出した言葉がヨーランダには届かないとは知っていても。
酒を呑もうと言った彼女を思い出しながら、呟かずにはいられなかった]
|
そうなんだ。じゃあ、きっとあまり人には会ってないのかな。
・・・・やっぱり、エリアスもそう思う? ・・本当言うと、私なんかが彼女を見送っていいのかわからない。きっと、会ってもとおり一遍の事しか言えないから・・
それよりは、本当に大事な人と、いられる最後の最後までいてほしいって気持ちも、どこかにある。
[暗闇の中、弟の雰囲気はいつもと少しだけ違う気もしたが、その目はやはり同じだった]
(331) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
|
|
…───もう、これで本当に思い残す事はない。
戦地で迷った養父さんの魂も、 きっと私が導いてあげる。
……───行こう。
(332) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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[握らされた薬と説明を聞いて首を振る]
…ダメだよ。ヨーランダさん。 サイモンさんも行かなかった。 これで私まで行かないとなると、ここにいる軍の人も、 他の村の人も危険になってしまうわ。
[ヨーランダを抱きしめる]
すぐに、すぐに追いつくから、だから、少しの間だけ、 “待ってて”。 この赤紙は、確実に死ぬための徴兵だから。
[抱きしめる力を強めて]
(333) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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[ヨーランダの行動にうろたえた]
ヨーランダさん…ここまで本気だったなんて。
|
セレストが大事な人と一緒にいてるのなら、邪魔はしたくないね。
――姉さんが見送りたいって思う気持ちで十分だと思うよ。 僕だって、たいしたことが言えるわけじゃないんだから。
[軽く肩をすくめて自嘲の笑みを浮かべ]
……見送りはできなくても、帰ってきたときに出迎えれたら、いいんじゃないかな。
[幼馴染と、薬草をくれる姉のような女性の決意を知らず。 ただ、そんな望みだけを呟いた]
(334) 2012/03/28(Wed) 00時頃
|
|
ふふ、可愛い顔。
[涙を拭うけれど、止めどなく溢れ 釣られて負けそうになる 揺らぐ心を抑え、泣く顔だけは妹には見せず]
セレスも、ね。
(335) 2012/03/28(Wed) 00時頃
|
|
[抱き締めるセレストに、首を傾げて]
…───お前を、外に行かせたくない。
ひとりが怖いと言っていた。 先に、待っているなら平気なのか?
[確かめるように、訊く。]
(336) 2012/03/28(Wed) 00時頃
|
……やっぱり盛っちゃうべきかしら。
[真顔でぼそり]
それだけ……あんた達の絆が深いんだ。大切なんだよ。
もう賽は投げられた。
|
[結局何処に行く事も出来ず。 一度宿舎へと戻る。
そして深夜……見届ける為にこっそりと抜け出すだろう]
(337) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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|
[ヨーランダの言葉に頷く]
…確実に待っててくれる人がいるなら、怖くないよ。
[もう一度抱きしめた]
(338) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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ダーラさんが盛るくらいなら、自分でヨーランダさんから貰った薬飲むから。
[真顔で返す]
|
・・・そうね。 せめて、無事に帰ってきたら、きっと・・・・
[彼女たちの決意を知らず、そう口にした]
・・・だけどやっぱり、悔しいよ。 ただ見送る事もできないなんて。
(339) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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ほんと、仲良いよな。お前ら。
[通信機は小さな呟きも拾うのか]
|
ん、もう。 いーから、さっさとお店行きましょ。 話しならそっちで、ネ?
[待っていたら一向に話が進みそうにない二人の頭を それぞれにぽふんと叩いて、最後の夕食へと誘うだろう]
(340) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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本当に我儘だよね。私。
[クスッと笑ってヨーランダを見た。]
(341) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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次は、戦争の無い時代に平和な世界で姉妹で生まれて来いよ。
|
[頷く瞳に、恐怖の色はない。 女はセレストの髪を撫で]
…──わかった。
じゃあ、行こう。 最期は、温かい場所がいい。
[ひとの温もりが感じられる場所へ、と。 三人連れ立って、ダーラの宿へ向かう。
途中、ブローリンを見掛ければセレストへ]
…──別れを告げてる。
[と、促し]
(342) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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二人共ウチのベッドで、ずっと寝ていればいいわ。
[割と本気の呟きも、機械は拾うか]
セレストは、人目を忍んで、こっそり村を出る。迎えの軍人と共に…**
2012/03/28(Wed) 00時頃
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……うん、そうだね。
[姉の言葉にしんみりと同意した]
――姉さん、僕は帰るけど、どうする? まだ、セレストを探す?
[さすがに、大分遅くなった。 母親はきっとやきもきしているだろう。 二十歳まで生きられないといわれて、それでも漸く誕生日を越したところなのだから]
(343) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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[宿で、全てを忘れるように酒を飲んで───。
朝方、ホレーショーが覗く頃には。 寝台の上、セレストに抱かれて眠る女の骸が在った。**]
(344) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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