人狼議事


298 終わらない僕らの夏休み!

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[8月に死んだあたしは尋ねる。
耳は水が入ったようにぼんやりとして聞こえない。

縺昴?莠コ縺後>縺???、つぶやく。
その莠コ縺後の? つぶやく。
その人が縺後? つぶやく。

自分の言葉を確かめるように、言った先からさっき言った言葉を忘れてしまったように、壊れたおもちゃが録音された音声の一部分しか再生できなくなったように、さざなみの音のように少し話した。]


 その人がいい?


[声に出せたそれをあたしは気づかない。
颯成が来て言葉をとめた。]


【人】 師範棋士 千早

──学校・プール──

 あっはっは、確かに。
 明加先輩、似合わなーい。

[ 誘われるがままに、
 水の中に落ちてきた明加先輩>>211

 服を着た女ばかりが水中に漂う光景は、
 なんだか現実じゃないみたいだ。

 ……現実じゃないのかもしれない。こんなの。

 それでも、水の冷たさも、
 降り注ぐ日射しの強さも肌で感じている。

 ……こういうの、本当の9月1日にしたかった。
 って、千早は思って、空を見上げようとして、]
 

(221) 2019/09/07(Sat) 19時半頃

【人】 師範棋士 千早


 あ。大須賀、遅かったね。
 一足先に入っちゃったよ。来る?

[ 1歳年下のオトコノコ。と言えど、
 弟の友達なんてったら、もうほとんど弟だ。

 澪先輩が歯切れ悪く弁明している>>220傍らで、
 おいでおいでと手招きをして、ついでに。

 プールサイドに向かって、
 ばしゃりと両手で水を掬って飛ばした。*]
 

(222) 2019/09/07(Sat) 19時半頃

[黒く淀んだ何かの奥で酷く耳障りな音がしている。
ごぼごぼとわき立つ音はこうして水の中へ身を浸して見てもやはり周囲のそれとは違って聴こえる。生々しく詰まって溢れて何処かで痞えたような異質なものが伝えて来る言葉を理解する事は難しい。

哀れまれたのだろうか。
感情と言うには淡く思える機微だけは察する事が出来た。
次いで何かの問いを受け取る。聞き取れない。
寄せるさざ波、繰り返し弾ける波頭。押しては返す水音。
幾度か試みられたそれをようやく受け取った。]

ハハ、何、優しィじゃん
…あァ、私の意見は考えなくて良ィよォ


[颯成の姿が目に入る。溢れるような『コレ』の声色が聴こえただろうか。
小さな笑みとも呻きともつかぬ音をぐつりと煮え立つように漏らした]

[己が選択をするのであればこれは駄目だあれは駄目だといくらでも除外は出来る。
脳裏に浮かぶいくつかの貌、照れた貌、笑った貌、驚いた貌、
然し『コレ』が動くのならば、その判断を否定も肯定もしたくはない。
何をするなともして欲しいとも求めるつもりはない。]

……でも訊いてくれてありがとう


[問いがどのようなプロセスで生み出されたのかはわからない。
然し選択を差し出されたのは確かだったのだから。

何時かの花火の夜。
もくもくと風に流れる煙越し、まき散らされる火花に見惚れるていた少年の傍らで『コレ』が淀んでいた姿が思い出される。『コレ』にとって彼がどのような意味を持って居たのかは解らないが
『コレ』が何らかの機微を抱いていたとしても己も『コレ』に己の選択について何を言われるつもりもない──あの夜の事は、この腕の中で燃え尽きた彼の最期は私だけもの、私だけが持っていたいものなのだから。
ぶすぶすと燻る喉が意味もなく小さく鳴った。*]


【人】 師範棋士 千早

──学校・プール──

[ とぷん。と大須賀の身体が水中に消える>>224

 跳ねた飛沫から逃れるように、
 プールの中を漂いながら。]

 あはは、冗談だよ。
 泳ぎ方──は、澪先輩とか、
 安住先輩に教えてもらった方がいいね。

[ 教えてあげよっか。と年上ぶろうとして、
 適任者が他にいたことに思い出し、肩を竦めた。]
 

(237) 2019/09/07(Sat) 21時頃

【人】 師範棋士 千早


 習い事がっていうか、
 先輩がびしょ濡れになって泳いでるの、
 なんか、意外な感じで。

[ 華やかな3年生のグループ。
 そういう認識だった人>>229が、

 制服のまんまずぶ濡れになって、
 髪の毛だってぺしゃんこにして笑ってる。

 それがなんとなく愉快で、
 千早もやっぱり笑っていた。]
 

(238) 2019/09/07(Sat) 21時頃

【人】 師範棋士 千早


 え、私の名前知らなかったんですか?
 ひっどい。って言いたいとこですけど、
 そんなものですよね。学年も違うし。

[ 千早だって、安住先輩の名前は知らなかった。

 学年が違えば、接点があるとか、
 目立つ人くらいしか、名前を持たない。
 ……みたいなところもあると、千早は思う。]

 じゃ、これを機会に覚えて帰ってくださーい。

 野球部1年へのお取次ぎはご遠慮──あ、
 1年なんてガキンチョ、興味ないですかね。

[ へへっと冗談ぽく笑って、
 何とはなしにピースサインを送る。]
 

(239) 2019/09/07(Sat) 21時頃

【人】 師範棋士 千早


[ 千早には知らないことが多くて、多くて。
 簡単に、いつか一緒に迎える9月2日を考えて、
 それから、やっぱり鹿崎先輩も一緒だったら。
 ……って、夢想しながら水に沈んだ。

 そういえば、根岸先輩からは返信がない。
 この場にもいない。誰もそのことに触れない。

 ……そういうことなんだろうな。
 って、千早は安住先輩がさっきしてたみたいに、
 水の中から空を見上げてみる。

 きらきらと光が水の中を漂って、
 ……明日になったら、また思い出してる。
 なんてことないのかしら。って、
 願い川とも叶い橋とも離れた場所で願った。

 それって、たぶん千早のエゴでしかないんだけど。*]
 

(240) 2019/09/07(Sat) 21時頃

……その人? 意見?

何のこと?

[泳いでいる間。
 いくつか交わされる言葉を聞いていた。
 その声の主が、レイ姉とヒナコ先輩なことはもうわかっている。
 レイ姉と話す隙を縫うように、ちらちらと二人の方を見る。
 片方は水に口をつけて、それこそレイ姉の方から聞こえてくる声みたいな調子だった。

 もしも聞けていたら。
 誰かの"明日"を奪ってループを保っていることを、知っていたら。
 こんな呑気にしてはいられなかったと思う。]


[人に優しくするのはいいことだと教わってきた。
死んだ後のあたしにも、生前そうなら残っていることだ。
だから今哀れむように声をかけたのも、生きていたあたし由来のものだ。

実際優しいかどうかなんて、
判断するのは生きいても死んでいても難しい。

あたしにとって「代ろうか」と言うのはそう難しいことじゃなかった。
それで、声を聞いてくれた『あの人』は、わらっていた。

9月1日の宍井澪であるあたしとダブるみたいにして、死んだ宍井澪は少し体を揺らして、ゆるゆると頷いた肯定をした。

あたしの鈍った頭にもわかる。

だれでもいいことが。]


[何のこと? そう問う少年の声音は耳に届いていたが、
その答えを発する事を拒絶するように暫く水に沈んでいた。

レイ姉だよ、と引き合わされた日の事を思い出す。
社で寄り添っていたこの小さな灯と泡立つ水の気配を纏ったノイズと。

嗚呼、そう云う事だったかと思い至ればいっそ哀れに思える。
繰り返される今日の中で忘れる事をあんなにも恐れていた彼に近しいモノが彼が手放したくないと願うものを他者から奪って行く。

『コレ』と『己』が呪わしい簒奪者だと云う事を己の口から告げる事はしない*]


[ちいさく首を振る。
お礼を言われて死んだあたしは微笑んだ。
つもり。()

幽霊であるあたしの顔がどんな風にあの人に見えるのかはわからない。
家に置かれている膨らんだあたしなのか、それとも黒い水たまりなのか。はたまた生前のあたしなのか、9月1日のあたしなのか。

あたし自身にもわからない。水鏡にうつったとして、そこにいるのはプールの水面で歪んだ9月1日の宍井澪ばかりだ。

9月1日の宍井澪が気にしている、昨夜燃えて死んだ男の子のことも黒い水たまりのあたしは気にしていない。

彼はこれから決まった9月1日をなぞる。
その9月1日が、ほんとうの9月1日。

それに何も思わない。()
そも、あたしは8月に死んだのだ。とっくに。]


[颯成からの質問であたしは口をひらいた]

 諢帶海先輩
 でも、違ってい縺んだっ縺ヲ

[耳は相変わらず水のなかにいるみたいにボヤけた]

 あたしが代わ繧、に
 そうじゃなくて いい縺ソ縺溘>

 だからあたし遘句アア先輩に
 今度こそ螟冗・ュ繧、なつ、な、螟冗・ュ繧に……
 
[みんなのどこか楽しそうな声のなかで、独り言みたいにごぼごぼ喋った。**]


[だからもう、誰かを決めてる。

昨日から決まっていて、変わっていない。
たまたまあの人が先に済ませたから、しなかっただけ。

あたしは町が9月1日を無限にするためでなく
あたしの願いをかなえるためのことをする。

結果は同じ。
一番、一番あたしがいなくなってほしいのは**]


【人】 師範棋士 千早

──学校・プール──

[ 何やら水泳教室が始まって、
 そこそこ泳げる千早はその場を離れた。

 かといってぐんぐん泳ぐには、
 濡れた服が重たくって仕方ない。

 水面をかき分けるように進んで、
 どこか浮かない表情に見える澪先輩の元に>>253。]

 ……澪先輩、せっかくなのに、
 秋山先輩のとこ、行かなくていいんですか?

 秋山先輩には私が泳ぎを教えて進ぜましょう。
 ……的な。

[ どうやら秋山先輩も泳ぎが不得手らしいというのは、
 プール周辺で繰り広げられる会話で学んだ。]
 

(270) 2019/09/07(Sat) 23時頃

【人】 師範棋士 千早


 それとも、何か気になることでも──って、
 気になることだらけですよね、こんなの。

[ 口にしてから、馬鹿なことを言ったと気付く。
 相変わらず、首から下は水に浸かったまま、
 ぼんやりと空を眺めていた。*]
 

(271) 2019/09/07(Sat) 23時頃

[ごぼごぼと不明瞭な音。
もう余り明瞭に意味を聴き取る事はできない。

何かを『ソレ』が決めたのなら、己はただ其れを領分の違うものとして肯定するのみだった]


……み、先輩?
違って……いた?

代わりに……?

[レイ姉のような誰かがいう言葉を、泳ぎを止めて聞き取ろうと集中する。
 み先輩、は誰だろう。苗字がみで終わる人はいなかったはず。
 名前がみで終わるのは……いたっけ?
 女子っぽいけど、れい、ひなこ、ええっと岸姉は、ちはやだっけ?
 あとは安住さんか、名前なんだっけ。マナ、マナ……みをつけたら、まなみ?
 親がマナちゃん、って呼ぶのからの連想ゲーム。]

愛海先輩が、どうかしたの。
代わりって?


[語られない真実は推し量れようはずもない。
 どころか、ループの原因が何かもまだわかっていないのだ。
 そのくせ、ループするのをいいことに、呑気に遊びたいこのままが良いなんて言っている。
 その裏で何が起きているか、考えようともしてなかった。]


【人】 師範棋士 千早


 大丈夫、みんな透けてます。
 それに澪先輩、スタイルいいですし。

 …………じゃなくて、

[ 会長の呼びかけに返事をした>>281澪先輩。
 お邪魔をしない程度にって思ったのが、
 静かなトーンで告げられた言葉に目を見開く。

 一度口を引き結んだあと、
 おふざけのトーンではなく、口を開いて。]

 あのですね。
 こんなことになって、
 私もびっくりしたんですが、
 思ったより、私は薄情でして。
 

(287) 2019/09/07(Sat) 23時半頃

【人】 師範棋士 千早


 見てください。
 秋山先輩、今日は元気です。

 鹿崎先輩は、お祭りで串焼き食べてました。
 このことはすっかり忘れてるけど、元気でした。
 根岸先輩は……たぶんですけど。
 自発的に水場には行かないと思います。

[ 根岸先輩については完全に偏見と憶測である。]
 

(288) 2019/09/07(Sat) 23時半頃

【人】 師範棋士 千早


 えっと、全部本質的な解決にはなりませんけど。
 多分、鹿崎先輩も根岸先輩も溺れませんし、

 もしお二人に何かあったら、
 5度目の世界に残った人が、きっと助けます。
 今日秋山先輩にしたみたいに。
 カラオケにでも監禁しちゃえばいいんです。

[ 投げやりなんだかなんだか、
 千早自身にもよくわからなかったけれど、

 たぶん、そうやって言葉にすることで、
 自分の気持ちを整理したかった部分もあった。]
 

(289) 2019/09/07(Sat) 23時半頃

【人】 師範棋士 千早


 というか、きっと、
 私たちにできることなんて、そのくらいなんです。

 だから、澪先輩は、
 巡ってきた今日を、楽しんでいいんだと思います。

[ 以上です。と言わんばかりに、千早は息を吸って、
 それから、勇気を。という澪先輩に、
 にいっと勝気な笑みを浮かべて──そうだな。

 大きく腕を広げて、むぎゅっとハグを。
 力強いやつをお見舞いしようとしながら、]
 

(290) 2019/09/07(Sat) 23時半頃

【人】 師範棋士 千早


 あのね、きっといつか9月2日はやってくるから、

 それまでは、いろんなこと試して、
 9月1日の間に有効打を見つけて、
 ちゃんと時が進み始めたら、
 その正史で正式にぶちかましてやればいいんです。

 なので、予行演習だと思って頑張ってください。

[ えいやっと、正面からすり抜けて、
 澪先輩の背中をそちらに向けてとんと押そう。

 少しでも彼女が、軽やかに進んでいけますように。*]
 

(291) 2019/09/07(Sat) 23時半頃

 あたしが代わ ろうと思っ縺。

 でも、あの人は 気にしなくてい縺って。

 縺?から、ぁな海先霈ゥは、やめたの。


[あたしの幽霊はゆっくり首をふる。
愛海先輩は、あたしのいましたいことに関係なかったから。
ただ代わってあげたほうがいいならと思っただけの理由だったから、もう彼女は関係ない。]


 

[あたしが見てるものは秋山先輩の『周り』だ。
今日、彼をここに誘ったのは、誰だったっけ?**]


[そうして、ゆっくりと話してくれる声を聞く。]

何を代わる、って?
あの人っていうのは、ヒナコ先輩のこと?

愛海先輩は、やめた……?

[ここまで聞けば、なんとなく察せる。
 本当になんとなくだし、何をしてるのか、まではわかってない、けど。]

……誰かに何か、してるの。


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