人狼議事


298 終わらない僕らの夏休み!

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視点:


 

『遘句■蜈郁シ■縺」縺ヲ縺顔・ュ縺ョ■・縺ゅ■縺ヲ縺セ縺吶°?』
 


― 9月1日2回目の回想 ―

[セミが鳴いている。
この日差しのなか、木々や建物のどこにいるんだろう。
7日で死ぬとかいう虫はとてつもなく喧しい。
どうせ早死にすると決まっている命なら、あんな風に図々しくなれたんだろうか。

颯成は「しんじゃうからかな」と言っていた。

あたしに未来が見えるわけじゃない。
あたしはただ、しんだだけの誰かだ。
知っているとしたらきっと、いるとすれば神様とか、漫画みたいに死神とかそういうものだろうと思った。

死ぬのが不安なら、とあたしはあたしの人生にしたがって、おみくじを引きに行く颯成に言った。]


 夏休み、終わらなければいいのにね。


[体にそなわった仕組みにしたがって、羽とおなかをふるわせて鳴くセミと、あたしの声に違いなんてあるのだろうか?**]


【人】 師範棋士 千早

──3度目の9月1日──

[ がばりと身体を起こす。

 リリリと鳴りかけた目覚まし時計を叩けば、
 安心と信頼の6時前。いつも通りの起床時間。

 なんの変哲も無い時計をしばし見つめたのは、
 昨日と一昨日──昨日と昨日と言うべきだろうか?
 とにかく、2度の9月1日を思い出したからだ。]
 

(12) 2019/09/04(Wed) 11時頃

【人】 師範棋士 千早


[ 昨日は、自分の残念なおみくじを結ったあと、
 やってきた大須賀がおみくじを引くのを見たり、
 突如響き渡る女性の泣き声に思わず振り返ったり、

 その輪の中心にいる出口先輩を見つけ、
 野球一筋の頼れる先輩という認識を、
 ちょっとだけ改めるなどした。っけ。

 で、それは2度目の9月1日の記憶で、
 不安や落ち着かなさを腹の底に抱えながらも、
 それなりに楽しんだけど、そうじゃなくて──、]
 

(13) 2019/09/04(Wed) 11時頃

【人】 師範棋士 千早


 ひっ、日付!

[ そうだ! と言わんばかりにスマホを手に取る。
 そこに表示されているのは、
 無情にも9月1日の文字で、
 千早は信じられない思いでそれを見つめている。

 夢じゃなかったはずだ。
 抓った頬は痛かったし、
 ついでに頬を抓られた大須賀の、
 あの調子のいい返事は絶対に本物だった。

 一体どうしてしまったのだろう。と千早は思う。
 頭がおかしくなった。とは思わなかった。
 だってこれは千早一人に起こっていることじゃない。
 そうじゃない…………はずだ。]
 

(14) 2019/09/04(Wed) 11時頃

【人】 師範棋士 千早


[ そう考えて──、
 手にしたままのスマホのロックを解除する。
 メッセージアプリを起動して、
 澪先輩に短い文章を送る。

 『 今日は3度目。
  ……で、あってますか?
  澪先輩、覚えてますか?』

 それから、やっぱり弟がぐうすか寝てるのを確認し、
 ひとまず街を歩き回ってみることに決めて、
 千早はやっぱり制服に袖を通した。

 学校があるはず。とかじゃなくて、
 その意味を理解できる人への目印的な意味で。*]
 

(15) 2019/09/04(Wed) 11時頃

師範棋士 千早は、メモを貼った。

2019/09/04(Wed) 11時頃


【人】 師範棋士 千早

──現在:神社へ──

[ 街を散策してみる──なんていったって、
 アテがあるわけでもなく、行き着くのは同じ。

 一向に思い浮かばない原因と解決策を、
 探し求めるみたいに、足は神社に向かい、
 その道中に見つけた背>>24に、
 あっ。と声を上げて歩み寄った。]

 おはようございます、出口先輩。
 昨日──じゃなくて、
 …………朝からお祭りですか?

[ 昨日女の子泣かせてたでしょ、見てましたよ。
 ……と言いたいところだったんだけれど、

 "昨日"という概念が通じるものか、
 わからなかったので咄嗟に話を変えたのだった。*]
 

(33) 2019/09/04(Wed) 14時頃

[足の向くままに街を歩いた。
茫、とした頭の奥で何かが煮え立つ音がする。
私の頭蓋を炙り、その奥の芯の方まで焼き尽くす炎の熱にうかされたように、己が命を落としたその場所に導かれていた。

嗚呼、と溜息を洩らそうとして開いた唇から火の粉が舞い散る。
ゴウ、と音を立てて喉の奥で炎が翻るようだ。

ズタボロの、黒こげの、みっともない私の目の前で、ホテルから飛び出して来た制服姿の女子高生が道路に飛び出す。……嗚呼、泣いている。この世の全てに絶望した昏い目で。
ミルクティみたいな甘い色の髪が舞う。

耳をつんざくようなブレーキ音と、誰かの怒号。
鈍い衝突音の後に運転を誤ったトラックが横転する。

あの日の幻を俯瞰するみたいに見つめる焼け爛れた眼から一粒、涙みたいな炎が零れた]


[本当に可笑しくてしょうがない、何故私はこんなにどうしようもなくなってからこんな風に───

喉の奥が昏い焔に焼かれている。
クツクツと嗤う音がする。**]


【人】 師範棋士 千早

──神社──

 岸ですとも。

[ ええ。とひとつ頷いた。>>34
 呼ばれた名前に疑問符がついてたからである。]

 私も人のこと言えないですけど、
 出口先輩、ずいぶん張り切ってますね。
 こんな朝っぱらからお祭りだなんて。

[ 制服を着てしまっているので、
 朝からお祭りというのもやや苦しい。

 へへへと誤魔化すように笑いながら、
 出口先輩がここにいる理由を考えても、
 まさか女心と秋の空なんて思い浮かびもせず、]
 

(35) 2019/09/04(Wed) 17時半頃

【人】 師範棋士 千早


[ ──思い浮かびもしなかった。けれど、]

 出口先輩ってば、
 もしかして女の子とお祭り──あれっ?

[ デートですか? なんて。
 カマでもかけてみようかと思ったところで、

 そういえば初回の9月1日、
 出口先輩は野球部の面々とお祭りに来てたのに、
 昨日は女の子と一緒にいたな。と思い至る。

 行動が変わってる? と抱いた違和感を、
 千早は素直に言葉にしてみることにする。]
 

(36) 2019/09/04(Wed) 17時半頃

【人】 師範棋士 千早


 ……出口先輩、もしかして昨日、
 公衆の面前で女の子を泣かせてませんでした?

[ 眉間に皺を寄せ、訝しむような目つきで、

 ……あくまで、相手がループ経験者かどうか、
 見極めようという目的の元、やや固い声で、

 出口先輩を見上げて、そう問うたのだった。*]
 

(37) 2019/09/04(Wed) 17時半頃

― 9月1日2回目の回想 ―


[神社を去り、9月1日が2回目なことを話題に、明日はきっと大丈夫ですよね、なんて当たり障りのないことから、あたしはメッセージアプリで先輩に話しかけた。

先輩からの返事は暫くなくて、「誰?」と聞かれたから、あたしは随分ぎくりとした。

嫌われたのか、何かおかしいのか。あたしには何がおかしいのかわからなくて、「澪です」と返事をしたんだけど、先輩からの返事がそれきりなくて、あたしは悲しくて]


[あたしは悲しくて、悲しかったから覚悟を固めた千早ちゃんの顔が思い浮かんで「もういちど会えませんか」と送った。先輩からの返事はない。

あたしは辺りの景色が変わっていることに気付いた。どこの道だろう。うちの近くではない。けれどはたとする。ああ、これは願い川の近くだ。叶い橋が見えている。
まだ夜ではなくて、昨日みた色と同じ夕焼け空の色だった。

あたしは秋山先輩の姿をみつけた。声をかけた。

ああ、もう、耳が聞こえない。秋山先輩、と声をかけた。先輩は振り向いて、あたしの顔を見ていた。ああ、あたしはどんな顔をしていたろう。

秋山先輩は何かに驚いているようだった。転んでしまった。あたしは驚いて秋山先輩を助け起こそうとしたのだけど振り払われた。怒っているんだろうか。ごめんなさいと謝った。

秋山先輩が何か言っているけれど、あたしは耳がうまく聞こえないから……いやだ、と言われたのだとおもう。あたしは悲しくて……秋山先輩に何か滴っている。黒い……なんだろう?]


 




『譏■■取律縺ッ縺阪▲縺ィ螟ァ荳亥、ォ■■縺吶h縺ュ』

『貔■ェ縺ァ■縺』

『繧■ゅ≧荳?蠎ヲ莨壹∴縺セ縺帙■■』


「遘句アア蜈郁シゥ」


「縺斐a繧薙↑縺輔>」



[秋山先輩は慌てて這って起き上がった。あんなに取り乱した彼をあたしは見たことがない。秋山先輩は足元を見ていなかった。

だから、願い川に落ちてしまった。あたしは助けにいこうと川に一緒に入ろうとした。

川の水ってこんなにも黒かっただろうか?秋山先輩が沈んでいく。秋山先輩の姿が見えなくなった。]


 




[今度はもうすこし上手にやりたいな。
明日がきたら学校で……
ああ、そうだ。それは出来ないんだった。
だってあたしが死んでいることが分かられてしまうもの。

時計の針の音が耳につく。
今日のやり直しが出来ればいいのにな。

あたしはどこかから、焦げ臭いにおいがしていたような気がした。
あの死んだ誰かにもあたしのように未練はあるのだろうか。]


師範棋士 千早は、メモを貼った。

2019/09/04(Wed) 20時半頃


[太く貫く幹線道路とそこから枝分かれして複雑に町に張り巡らされた道路はまるで太い動静脈と、体の各所へ酸素を運ぶ細かい血管のようだ。

何処か熱に浮かされたような意識は夏のアスファルトから立ち上る陽炎のように揺らめくようで、一時また茫、と眺めている。
奇妙だ。昨日、なのか今日、なのか判然としないが──二度目の9月1日、あの不確かな繰り返しのはじまりよりもどこか町の輪郭が太くなったように思える。

幾度も繰り返される9月1日、終わらない夏を過ごす町。
その存在感がひとつ増したような奇妙な感覚がある。

昨夜、日付が巻き戻る頃、何処か耳の奥にあの社で聴いた音が小さく響いたような気がした]

………。

[あれは、何かを喰らったのだろうか。じわりと滲んで来る疑問に何処へともなく、視線を投げかけた。

燃え盛る女の目の前では、幾度も、幾度も、あの夜の事故の光景が繰り返されている──]


[そうしてレイ姉とは別行動をとったから、浮かんだ疑問は聞かないまま終わってしまった。
 いや、聞こうと思えば話が終わったあと行けばよかったんだから、本当は聞きたくなかったのかもしれない。

 セミの声。濃い影。ちりちりする日差し。
 そんな夏の景色の中、教えられたこと。
 焼け爛れた声のヒトは、死んでいるらしい。]


[死んだ人の声が聞こえる、っていうことのわけばかり考えて、昨日はそれきりだった。
 つまり、もうすぐ死ぬからじゃないかって。

 けど、未来のことより気にするべきことがあった。
 もう過ぎたことなのかもしれないけど、それでも。]


[教えてよ
 どうしてレイ姉の声まで聞こえるの]


【人】 師範棋士 千早

──神社──

[ 昨日の出来事について、
 出口先輩に尋ねていた>>37頃、

 ぶぶぶっとポケットでスマホが鳴って、
 出口先輩に一言断って通知を確認する。

 澪先輩からの返信>>42を確認して、
 手短に返事を打つ。

 『よかったです。私だけじゃなくって』
 『また何かわかったら情報交換しましょう』

 ……自分の送ったメッセージが、
 思い人への文面サンプルになったとは知らず。

 知っていたら、明加先輩あたりに聞いた方がって、
 きちんと軌道修正しただろうに。無念。]
 

(67) 2019/09/04(Wed) 21時半頃

【人】 師範棋士 千早


[ なにはともあれ、返信を済ませ、
 目の前でスマホを触ったことを詫びようと──、]

 え、うわっ。
 鹿崎先輩、なんて凶悪な顔して──、
 だ、大丈夫ですか? 顔色やばいですよ。
 ……って、うわっ。酒くさ!

[ 駆けこんできた鹿崎先輩>>55に、
 思わず謝罪も忘れて声をかけてしまった。

 あんまりな顔色をしているので、
 支えようかと手を伸ばした際に、
 様子がおかしい理由の一端に気付いて顔を顰める。]
 

(68) 2019/09/04(Wed) 21時半頃

【人】 師範棋士 千早


 羽目外すにしたって、
 これじゃダッサいですよ。
 とにかくお水──って、根岸先輩まで。

[ さらには少し後ろから、
 へろへろの根岸先輩まで走ってきた>>58ので、
 一体何事だろう。という顔しかできない。

 ただ、もし塾の先輩方(男子)といるときに、
 ひったくりにでも遭遇することがあれば、
 その時は迷わず自分が犯人を追おう。と思った。

 すんすんと鼻を鳴らしてみるが、
 根岸先輩からはそういうにおいはしない。多分。]
 

(69) 2019/09/04(Wed) 21時半頃

【人】 師範棋士 千早


[ 一気に場は大混乱──というより、
 千早は大混乱という状況ではあるが、

 どうやら根岸先輩は、
 鹿崎先輩に話がある>>58ようなので、

 こちらはこちらで出口先輩の女癖について、
 確かめてしまいたい、などと思いつつ、]

 お水持ってる人いたら、
 とりあえず鹿崎先輩に……

[ ここで倒れられると大問題だろう。
 一後輩として、そんな心配だけはしておいた。*]
 

(71) 2019/09/04(Wed) 21時半頃

[けんちゃんのお友達でしょう、
そう呼びかける声は高く、あどけなくさえある。
清潔にしているのか、決して汗臭くなどないしシャボンだか花だかの香りすら纏っている。

が、目の前の女が身じろぐ度、言葉を発する度に何処かで生木の燃えるような、溶けた鉄が沸き立つような、異様な熱と、何時かで聴いたぐつりと何かが溶け出すような響きが混じった]


友達、だったら、どうだったの。

[ぱち、ばち。オネーサンが口を開くたび、焚き火が燃えて爆ぜる時みたいな音がする。
 オネーサンがなにか言う度、ごぼごぼと何かが沸騰するみたいな音がする。
 冷房が効いたコンビニが、暑い。熱い。
 その感覚に、反対に背筋は冷える一方だった。

 ゾクリとするものを必死に押さえ込みながら、勇気をだして聞いた。]


んーん、どうもしないよ?
ただ、お友達のお友達なら私も仲良くなれるかなって思っただけ

[先程眼鏡を押し上げた指はこんなにどす黒かっただろうか。
人の好さげな目元の奥、チラリと炎が嗤っている。

でも、と思案げにしながらちらりと会堂の横顔と少年とを見比べる。
スマホに送られてきた内容を盗み見るに会堂はどうやらこの9月1日を繰り返す謎について思案しているようだ。]

すっごく仲良くても、あの子と私は全然違うものなの。
……哀しいよね。

[同意を求めているようではない。ただ肉の爆ぜる音に混じる煮えたぎるような音が笑っているように聴こえる]


【人】 師範棋士 千早

──神社──

 ええっ、ちょっと根岸先輩!
 そんなあっさり立ち去らなくても……

[ あとはよろしくと言わんばかりの態度>>100に、
 思わず声を上げたけれど、時すでに遅し。
 ……というか、まあ、止める理由はないか。

 去り際、3回目? という声が聞こえた>>100ので、
 肯定するように3本指を立てて頷いたが、
 気づいてもらえたかどうか。さてはて。

 何やらえらい剣幕の鹿崎先輩>>78
 スマホを突き付けられ迫られる出口先輩。
 それを見つめるたった一人の岸千早。

 カオス。という言葉が頭をよぎって、
 千早は腰に手を当て、ためいきひとつ。]
 

(123) 2019/09/04(Wed) 23時半頃

【人】 師範棋士 千早


 ……私、どこかでお水買ってきまーす。

[ 雛子先輩──ええと、明加先輩のことかな。

 昨日遭遇した先輩の名が聞こえた>>77こととか、
 あれ? 昨日出口先輩と揉めてたのって──とか、

 ……いやいや、下衆の勘繰りはよそう。
 そしてそういう話なら、第三者は立ち会うべからず。

 どこかでミネラルウォーターでも買って、
 鹿崎先輩に渡すだけ渡そうとその場を離れた。*]
 

(124) 2019/09/04(Wed) 23時半頃

仲良く、なりたいの?
俺と?

[その答えは、だいぶ想定外だった。
 理由がわからない。
 こんな、燃えるように熱い、ううん、燃え上がって煮えたぎってる熱を持つ人が、どうして。
 燃えてるから誰かと仲良くしちゃいけない、ってわけじゃないけど。
 でも、オネーサンが言うように、その。]

し、んでる……から?

[全然違うもの。哀しい。
 ……そうかもしれない。手が届かない、戻れない世界。
 それは、寂しそうだった。]


うん、そうだよ。
ソーセイくんと私。

[死んでいるから。彼がそう問うた瞬間に足元から吹き上がる熱風が狭いコンビニの店内をひと凪ぎした。
それは実際の世界には干渉しない異質な何か、なのであろうけれど

少なくとも彼の髪のほんの一筋程がチリ、と焼け付いた気がした。
焦げ付いたような黒い影が女の表情を半ば覆い隠している]

………

[何かを呟いたようだが、それはとても不明瞭だった
ただ、少し開かれた唇のその奥、喉を焼いて吹き荒れる炎がゴウ、と音を立てただろう]

明日が、

[来なければ、このままでいられる──そう続いたように聴こえた]
 


師範棋士 千早は、メモを貼った。

2019/09/05(Thu) 00時半頃


[瞬間、ごう、と熱気が吹き抜けた。気がする。
 多分、本物の熱じゃない。わかってる、けど、熱い。
 髪の焦げるようなにおいを感じる。
 聞こえないものが聞こえるみたいに、嗅げないものも嗅げるようになってしまったのか。

 なのに、肝心重要そうな言葉ばかり、ぐしゃぐしゃにくぐもって、聞こえない。]

俺は。
俺は友達でいいから。

明日も。
だから――

[怒らないで、と続けようとして、これは怒りなのだろうかと思いとどまった。
 ごうごうと吹く熱風と煮えたぎる感情は怒りのように思えるけれど、哀しい、といったそっちの方が、本当の本心のような気がした。

 ぽたり、溶けたアイスがひとしずく落ちた*]


[ゴウゴウと激しく吹き上がる焔はそれ以上何も伝えはしなかった。

ただずれ落ちた眼鏡を直しながら会堂とおどけている女は、一度少年を見つめて愛し気に笑った **]


[合わされる三本のアイス。
会堂の色はオレンジ、自分と少年の持つ色は水色。
補色に近い、正反対の色味に嗚呼……と喉が鳴った。]

こう言うのをさァ、象徴的、って言うんだろうね。

[会堂の持つ色を眩し気に見つめて呟いた。
自分達と彼との間に線を引くように、ただ違うね、と。

───本来ならば、少年の持つべき色はあちらだとは言ってやらない]


【人】 師範棋士 千早

──神社──

 あ。話、決着つきました?
 鹿崎先輩、ほら。
 お水っていうか、かき氷のシロップ抜きです。

[ 両手にカップを持った状態で、
 千早は一段落したように見える二人の元へ。

 お祭りでミネラルウォーターを買う人なんて、
 確かに早々いないのだろう。

 飲料水をぱっと見つけられなかったので、
 かき氷を買ってきた。シロップ抜きで。

 ご相伴に預かろうと買ったもう一つは、
 千早イチオシの霙味である。]
 

(170) 2019/09/05(Thu) 13時半頃

【人】 師範棋士 千早


 ……って、寝てます?
 どこまで自由なんですか、もう。

[ とりあえず冷えひえのカップを、
 緩んだ頬>>155のあたりに押し付けてやろう。

 呆れた顔をしつつも、
 もう一つのカップを出口先輩に差し出し、]

 食べます? っていうか結局、
 昨日明加先輩と何揉めてたんですか。
 もしかして、9月2日が来ないことに──、
 ……関係、ないですよね。

[ 自分の知らない新情報があるんじゃないかと、
 ちょっと期待を込めてちらちらと視線を送る。
 ポケットで震えたスマホ>>168にはまだ気付かず。**]
 

(171) 2019/09/05(Thu) 13時半頃

― 八月の回想(2) ―

[部屋で寝ていたけど、だんだん頭がいたくなってきている気がして、車をだしてもらって、とりあえず町の小さい病院につれていってもらった。

夜だった。黄色っぽい月が出ていて、雲がすこしかかっていたことを覚えている。
あたしの家から病院に行く時、叶い橋を通る。
願い川に月の光が反射してるのを窓から眺めていた。
後部座席に座っていた。
古いがたがたのアスファルトを走っているせいで、車は揺れていた。

病院について、薬のにおいの待合室で暫く待ったあと、昔から風邪をひいたら診てもらっていたおじいちゃん先生に診てもらった。
久しぶりだねと言われた。
あたしは頭痛を我慢しながら「はい」と言った。
頭痛の度合いやどこがどう痛いか質問されて、あたしはつい、少し我慢をした返事をしてしまった。

ここでは詳しい検査ができないから、心配なら大きい病院に行って診てもらうしかと言われて、あたしはまた「わかりました」と頷いた。
待合室のお母さんにそれを言うと、この時間から大きな病院に車で行くのは無理があるから、明日にしようと言われた。
あたしは病院から帰ることになった。**]


[スマートフォンの画面から目を上げ、強張った貌の会堂を見る。
表層的な意識としては半ば縋るように彼に助けを求めながら、然し何処か醒めたように腑に落ちるものがある。

二度目の9月1日の時点では共に居る二人や己と同様に繰り返しの異常さに気付いていたはずの彼から何故その意識が抜け落ちたのか。
三度目の今日を迎えたこの町の気配が僅かに変わった気がするのか。
嗚呼、そう云う事、そう云う事なのだ───つまりこの時を留めた世界を閉じてしまうには、昨夜あのもう一つの『何か』がそうしたように、異物を取り込んでこの場に縫い留めてやればいいのだ]


[灼熱に焼かれ続ける脳裏にじわりと愉悦が満ちる。

嗚呼そうすればこの夏は終わらないのだ、そして私は彼らに置き去りに等されない
……いっそ一つに溶け合ってしまえるのなら

胸の芯に空いた穴からひやりとした哀しみ染み入る。
沸き上がる熱の塊が急激に冷やされてまた新たな罅となり、燃え崩れそうな体が痛む。

あのごぼごぼと泡立つ不可解なノイズは秋山翔を飲み込んでしまった事を自覚しているのだろうか]

嗚呼、……やっぱり哀しい。

[ぽつりと溢れるように目の端から炎の粒が零れ落ちて肌を焼いて行く。
ある意味では秋山を、この町は、あの何かは永遠に手に入れたとも云えるのかもしれない。
それなのにどうしようもなく空しい。
嗚呼、あの『何か』にとってこれは良き終わりであったのだろうか。
終わりであったのか、すらもわからないけれど

それに確信もした。……放っておくばかりでは彼らはこの世界の殻を破ろうと藻掻くだろう]


[頭蓋の中を強く掻き回されているかのようだ。
嗚呼、ならば、今日摘み取るべきは?
選択をしなければいけないのだろうか、カードを選ぶように

昨夜のようにただ『あれ』に任せきりではいられるはずもなかった。
手に入れて、そして失う誰かを見定めなければ

………手に入れておきたいのは。
浮かんだ顔を打ち消した。あれは、駄目だ。駄目だ。駄目、駄目……絶対に駄目………

乱れた心のままに炎が荒れ狂う。炙られた肌にボコボコと水泡が粟立ち醜く爛れて行くようだ。
嗚呼、と両の手で顔を覆った。嗚呼、嗚呼……喜悦と哀しみが交互に襲い来る]

ッハ、ハハ………!ハハハハ、ハッ……!!!

[嘲りを含んだ高らかな笑い声は泣き叫ぶような響きをしていた **]


【人】 師範棋士 千早

──神社──

 まったく、危機感がないなあ。
 停学にでもなったらどうするつもりなんだか。

[ お気楽と称された>>175丸い頬に、
 冷たいカップをぐいぐい押し当てながら、
 そんな苦言を呈してみたものの、]

 ──あ、でも。
 忘れちゃうのか。ほとんどのことは。
 今日鹿崎先輩が補導されようが、
 誰かが大失敗とかやらかそうが……

[ そういうことですよねって、
 それはほんの思いつきだったんだけれど。
 それなら。とふと思って出口先輩に問う。]
 

(188) 2019/09/05(Thu) 20時頃

【人】 師範棋士 千早


 ……じゃあ、もし今日死んじゃっても、
 それも全部なかったことになって、
 また新しい9月1日を迎えられるんでしょうか。

[ 別にだから何ってわけではないけれど。

 ただ、思いついたままを口にして、
 ぼんやりと、最悪だなあと思った。

 ──と、鹿崎先輩が目を覚ました。
 やや突っ込みづらい叫びとともに>>186。]

 白昼堂々衆人環視の中、
 へんな夢見るのやめてください。

[ やや落胆を滲ませて名を呼ばれたのも気に障る。
 いくら塾の先輩とはいえ、冷たい目線を向けておこう。]
 

(189) 2019/09/05(Thu) 20時頃

【人】 師範棋士 千早


[ そんなこんなしていると、
 どの発言がトリガーとなったのか、
 出口先輩がかき氷を吹き出すもので、]

 ちょっと、お口が緩いですって!

 別に、泣こうが泣かせようが勝手ですけど、
 場所はもう少し選んだ方がいいですよ。
 誰が見てるかもわかんないんだし、
 どこかで恨み買ってても知りませんから。

[ 昨日の珍事件について、
 まるで原因がわからない>>176みたいな口ぶりは、
 千早はまだ信じ切ってはいなかったりする。
 だって悲鳴みたいな声でしたもの。]
 

(190) 2019/09/05(Thu) 20時頃

【人】 師範棋士 千早


[ とにかく、じとっとした目を出口先輩に向け、
 さらに追求するか否か思案していた頃合い。

 出口先輩の指摘>>179を受け、
 気をそらしたようにスマホを取り出す。

 受け取った内容>>168を確認して、一言。]

 えっ…………

[ 一言、というより一声。
 驚きがそのまんま呟きになって宙に溶ける。]

 秋山先輩、ループのこと忘れちゃったって……

[ 出口先輩、鹿崎先輩の顔を順に見て、
 戸惑ったように告げた後、返事を打ち込む。]
 

(192) 2019/09/05(Thu) 20時頃

【人】 師範棋士 千早


[ 澪先輩、どんな気持ちで送ってきたんだろう。

 それから、ループのことを自覚しているのと、
 多くの人みたいに気づかないのとでは、
 どっちが幸せなんだろう。と千早は思う。

 だって、ループしてることに気づいたって、
 千早たちはどこまでも無力だ。不安なだけだ。

 それなら気づかずにいる方が、
 いっそ幸せなようにも思えて、]
 

(193) 2019/09/05(Thu) 20時頃

【人】 師範棋士 千早


 『 覚えてた人が忘れちゃうこともあるんですね 』
 『 同じ状況の人が減ったのはショックですけど、』
 『 その方が、ある意味楽なのかも 』

[ とととっと素早く文字を入力して、送信した。*]
 

(195) 2019/09/05(Thu) 20時頃

師範棋士 千早は、メモを貼った。

2019/09/05(Thu) 21時頃


【人】 師範棋士 千早

──神社──

 その一言を公共の場で、
 何度も口にするなってことです!

[ エッチか否かはこの際もういい。

 響きがちょっぴりかわいらしいのが腹立たしいが、
 実のところエッチじゃない千早は、
 なんともいえない笑み>>201に、
 失礼は承知でびしっ! と人差し指をむけた。

 さて、そんな些細な話はさておき。
 食いついた鹿崎先輩>>202に、
 千早は困ったような表情を向ける。]
 

(217) 2019/09/05(Thu) 21時頃

【人】 師範棋士 千早


 私も詳しくはわからないんですが、
 澪先輩から……ほら、
 9月1日を繰り返してること、
 忘れちゃったみたいだって。

[ 恋愛相談の痕跡ののこるトーク履歴が、
 くれぐれも目に入らぬように注意して、
 そうっとスマホの画面を見せる。]

 ……ほんとに訳わかんないことばっかり。
 9月1日を終わらせる方法もわからないまま、
 いつまでこんなことが続くんでしょうか。

 ……そんなこと言ったって仕方ないんですけどね!

[ 手がかりとは言えそうもない、
 その奇妙な新情報に思わずため息を吐く。]
 

(218) 2019/09/05(Thu) 21時頃

【人】 師範棋士 千早


 ……いっそ、願掛けでもしに行こうかなあ。
 ほら、願い川に叶い橋。……なんつって。

[ そういえば、1度目の9月1日も、
 あの橋に向かったんだったと思い出す。

 アテもなく、ただじっとしているのも落ち着かない。
 どうしたものかと、力なく笑って。*]
 

(219) 2019/09/05(Thu) 21時頃

俺たちも、忘れちゃうのかな。

忘れたくなんて、ないんだけど。

[ワタル先輩が出て行ったとき、境界線という言葉の意味がわかった気がした。
 自動ドアで分けられた世界。
 向こう側に行ったら、この記憶は消えてしまいそうな気がする。
 それがいいことか悪いことか、わからないけど。]


[離れたくなかった。
 混乱したままの昨日なら、もしかしたら走ってでも逃げていたかもしれないけれど。

 哀しい。明日が来なければ。
 マグマみたいに燃え滾って怒るひとは、境界線をひいて線引きをしながら、叫ぶみたいに笑うひとだった。
 それを知ってしまったから、きっともう離れられない。]


【人】 師範棋士 千早

──神社──

[ ぽかん。と口を開く。
 その告白>>240はあまりに唐突だった。

 あからさまに面食らったって顔をして、
 それでも、こういうときには、
 応援してって言われたからには、
 こくんとひとつ頷いて、改めて口を開く。]

 でも、それなら鹿崎先輩は、
 ループしてること、絶対忘れちゃダメですね。

 だって、またとないチャンスじゃないですか。

[ どことなく落ち込んだ様子>>240に、
 あくまで前向きな言葉を返す。]
 

(254) 2019/09/05(Thu) 22時半頃

【人】 師範棋士 千早


[ それは希望的観測ともいえるし、
 同時に、千早の本心でもあった。]

 明加先輩と情報共有して、
 思いつくことぜーんぶ試して。

 この状況、協力した打破できたら、
 ぜーったい仲良くなれますよ。

[ うん。と自分で言ったことを確かめるように頷く。

 それから、願掛けに向かう>>242前、
 出口先輩にかけられた声>>245に振り返り、
 「どうかしましたか?」と首を傾ぐ。

 続けられた言葉>>247に数度瞬きをして──、]
 

(255) 2019/09/05(Thu) 22時半頃

【人】 師範棋士 千早


 ──出口先輩、それって、
 あの日の試合のこと、言ってるんですか。

[ 少し躊躇った後にそう口にした。

 それから──忘れ物。
 その表現を自分の中で噛み締めて、
 再び躊躇いがちに口を開く。]
 

(261) 2019/09/05(Thu) 22時半頃

【人】 師範棋士 千早


 ……でも、それって、
 取り戻せるようなものなんでしょうか。

 私、私は……、
 それってなんだか、逃げてるみたいで、
 ……すみません。

[ じっと出口先輩を見上げ、
 そしてふいと視線をそらす。

 必要のないことまで聞いてしまった気がして、
 気まずさを誤魔化すように、場を離れようと。*]
 

(262) 2019/09/05(Thu) 22時半頃

ソーセイくんは、

[少年の呟きに表情を削げ落とした顔で呟いた。
ぐつりと煮えたような音はしなかった。
ゆらゆらと少し揺らめくようにして歩きながら、
『そうなるのは怖い?』

と問うた。]

──毎日朝起きて、新しい一日が始まった、って思って、新しい何かをして、新しい事を知って、新しく思い出を作って、
ねェ、私達の『今』と何の代わりがあると思う?
町の人も、私達も、皆『今日』を生きてるだけだよ。

[彼と、誰かに言い聞かせるように囁く声音で
───もしかしたら己自身に。

離れないでいてくれるつもりらしい彼を撫でようとしたのか、そっと手を差し伸べて、
少し躊躇った後に触れずにその手を下ろした。]


……うん。
怖い、っていうか……やだ。
このまま同じ日をずっとやるんなら、忘れたくない。

[忘れてしまったら、なくなってしまう。
 今日アイスでカンパイしたことも、友達になったことも。
 きっとこれから花火をすることも、みんな。]


……───、

[黙って目を細めて見つめてから、そう。憶えておくね、と呟いた *]


[呟きには、覚えておいて、と小さく返す。]

……俺ね。
『明日』になってほしくないんだ。

ずっとずっと、このままがいい。
何が違うとか、ムズカシイことはよくわかんないけど……
俺にとって、今日と明日はぜんぜん違う。

[伸びてきた手を、自分の手で追いかけてつなぐ。
 隣を歩きながら、少し空を見上げた。]


俺、明日になったらこの町を出るの。


[9月1日を繰り返す街と同じに、あたしの人生由来のあたしは、本当はあたしが経験していない9月1日を歩んでいる。
生まれて周囲の環境に左右されて育ったあたしが、あたしの人生の通りに9月1日を作っている。

セミがお腹をふるわせると、大きな音が出る。
それと何か違いがあるだろうか。

けど、あたしという8月に死んだ人もまた、どうせ生まれて周囲の環境に左右された鳴き声で活動するセミと同じことなのだろう。]


 
[剥離。そういう言葉がきっと似あう。]
 


[8月に死に9月1日を迎えられなかったあたしの人生由来の死は未練を齎している。

秋山先輩に想いを伝えようとしても秋山先輩は、受け取ってくれない。
その結果秋山先輩がこの町と永遠になるとして、あの結果が誰かの死だとして、秋山先輩がどう思っていたとして、9月1日の宍井澪がどう思っていたとして、あたしは、あたしは秋山先輩がすきで、あたしは、秋山先輩が好きだったから、三年生が卒業してしまう最後の夏休みだから、せめて、今年は、秋山先輩が好きで、あたしは、あたしは**]


[触れた指先は酷く熱を持って熱いだろう。
おまけに滑らかに見える指先は火脹れのようにボコボコとした感触で、焦げた肉の嫌な臭いが鼻をついた。

びくりと一度手を引きかけて、何かを堪えるように小さく呻いた女は少し遅れてまた歩き出した。
歩く内、焼けるかと思えた熱は少し収まったが少年の指先に嫌な感触が残るだろう]

っ、………。
それは、

[時折ぐらりと沸き立つように女の輪郭が崩れる。
ぐつりと何かが溢れる。

さみしいね。 そんな音に似ていた]


[繋いだ手は熱かった。
 例えるなら真夏のアスファルトを触ったときみたいに、焼けるような熱さ。
 現実ではないとわかっていても、まるで現実のように手が焼けるような痛みに襲われる。
 手の皮膚もぼこぼことした感触で、今まさに焼けているみたいなにおい。
 どちらが焼けているんだろう。あちらの手か、こちらの手か。]

…………うん。

[それは、のあとの煮え立つような声ははっきりとは聞こえなかったけど、なんとなくニュアンスはわかった気がして、頷く。]


俺でも全然詳しいことはわかってないんだけどさ。
ビョーキが見つかったんだって。

難しい手術になるかもって、だから、俺、東京の病院に入院するんだって。
一旦入院して、しばらく薬とか飲んで。
身体が落ち着いたら、手術なんだってさ。

[軽く言えるのは、まだ実感がなさすぎるからだ。
 両親はすでに東京に仮家を借りていて、長期滞在を決め込んでいる。
 ひとりだけ病院の部屋に閉じ込められて、東京を楽しむこともできないまま、病人生活ってやつになる。]

『今日』が、俺の自由にできる最後の日なの。


だけど、今日が続けば、このままいられる。
昨日と一昨日は、お祭りに行って。
今日は花火もするし、先輩とも知り合えた。
今日が続けば、何でもできる。友達のままでいられる。

だから俺は、ずっと今日がいいし、忘れたくない。

[忘れたら意味がない。友達も思い出も、みんなリセットだ。
 そんなの、続けてる意味がない。
 記憶を忘れた今日が来たら、ただ周りに気取られないように笑いながら、明日に怯えるだけの自分に戻ってしまう。

 今日が続くと知っているから、次の今日が楽しみでいられるって、思う。]


【人】 師範棋士 千早

──願い川と叶い橋──

[ 場違いな制服で街を歩いて、
 3人連れ立ってか否か、川へ近づけば、
 なにやら騒がしく>>258
 願掛けという空気でもなかっただろうか。

 はたと足を止めて周囲を見渡せど、
 千早がその場所で起こったことを知るのは今じゃない。

 その時、ふと震えたスマホ>>257
 受信したメッセージに何気なく返事をしたのだ。]
 

(289) 2019/09/05(Thu) 23時半頃

【人】 師範棋士 千早


 『 そういう問題じゃないのはわかってて言います 』
 『 澪先輩、明日は秋山先輩、誘えるといいですね 』
 『 夏休みが1日増えた。じゃないですけど、』
 『 そういう風に考えてもいいんじゃないでしょうか 』
 

(290) 2019/09/05(Thu) 23時半頃

【人】 師範棋士 千早


[ 好きな人とおんなじ日を繰り返すのも
 相手がその輪を外れてってしまうのも、

 きっとラッキーなんかじゃなくて、
 不安で、心細くって、
 前向きさなんて付け焼き刃だけれど。

 自分の送った文面を読み返して息を吐く。
 騒がしい大人たちから距離をとって、
 川の水面をそうっと覗き込む。

 思いの外強い風が、すうっと吹き抜けてく。**]
 

(291) 2019/09/05(Thu) 23時半頃

師範棋士 千早は、メモを貼った。

2019/09/05(Thu) 23時半頃


[少年の訴えに低く喉が鳴る。
黙ってその言葉を味わっているようにも見える。

病を癒した先にある明日ではなく、今この時を選ぶのかと彼の少しいびつで切実な願いに頷いた。肯定した。少なくとも、ただ今を閉じ込めていたいのは同じだ。

嗚呼、哀れだとも健気だとも思う。

わかるよ、と伝えるように煮え立つ指は彼がそうしない限り、離れていかないだろう **]


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