143 宵を待つ村
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/09/14(Sat) 15時半頃
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[ケホケホという自分の咳で目を覚ます。
ベッドをミルフィに譲り狭いソファで寝たためか少し固くなった身体を解すように、大きく伸びをしながら起きあがった。
ベッドのほうに目を向けると、まだ眠っているミルフィの姿が見える。
…一年間、あまり村の人と関わらないできたのが嘘のようだ、と思った。悪くない気分だった。
テーブルの上の錠剤が入ったビンの中身を掌に取り出し、冷蔵庫を空けて水の入ったペットボトルを取り出すと、冷たい水でその薬を流し込む。
はぁ…と息を吐いて口元を拭うと、その足でベッドへと近づいた。 ミルフィを起こさないように、そっと覗き込む。]
(15) 2013/09/14(Sat) 16時頃
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…うなされてる?
[その寝顔は僅かに眉を寄せて苦しげに歪んでいるように見えた。
ふと、人狼のお伽話について、「恋した相手が誰かに殺されるくらいなら、自分の手で殺して自分も死ぬ」と言った昨日のミルフィを思い出す。
そんな真っ直ぐで熱い気持ちを持った彼女に興味をそそられているのを自覚していた。
思わず、寝ているミルフィの前髪に触れる。 …できるなら、その悪夢から救ってあげたいと思ったのかもしれない。]
(16) 2013/09/14(Sat) 16時頃
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ー回想・一日目夜ー
なぁ、聞こえてる?
[朝早く微睡の中で聞こえた気がした声は、二度寝から目覚めた以降はまったく聞こえてこない。
同胞の不在に不安はある。声は不鮮明だった為、村の中のどの人間が自分と同じ存在なのか分からない。
だが、邪魔してきたら殺せばいい。そのくらいにしか思っていなかった。
身に宿る化け物の力を試したい。
家主が完全に眠りに落ちた気配を察すると外に飛び出した]
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/09/15(Sun) 02時頃
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―自宅―
[目を覚ましたミルフィが慌てて布団に潜り込むのを見て、額からぱっと手を離した後、思わず吹き出すように笑った。>>17
寝起きの第一声がそれか…という脱力感。 でもそんなところを気にする彼女を可愛らしいと思った。
昨夜は「一緒にベッドに寝れば良いじゃないか」などとからかわれたが、この調子じゃ困るのはそちらだったのでは無いか?という言葉は飲み込んでおく。]
気にすることないのに。…すっぴんでも、可愛いよ? …あと、大丈夫?うなされてたみたいだけど。
[すっかり布団の塊となっているところに話しかける。
謝罪の言葉には気付かなかった。]
(47) 2013/09/15(Sun) 03時頃
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ん?ああ…いや、僕も出るよ。
先生に来てもらうほど辛くないし、ミルフィを一人にしたくない。 …一緒に朝ご飯を買いに行こう。
[昨夜の村長の様子を思い出して、まだ一人で行動させるのは危ないように感じていた。
…何より、ただ自分がミルフィと一緒に居たかっただけかもしれないが。
そういえば2人分の朝ご飯になるようなものが無いな…と思い出して、申し訳なく思いながら、買い物に出かける提案をする。
承諾されれば、それぞれ支度をして外に出ることになるだろう。
支度後に、ミルフィが化粧をした姿を改めて見れば、化粧をしていないほうが可愛いのに…などと思うかもしれない。]
(48) 2013/09/15(Sun) 03時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/09/15(Sun) 03時頃
―回想・村の小道―
[夜の道を音もなく走る。
目的は最初の犠牲者の殺害。誰を殺すかは決めてある。
村の中のどこにどんな人間がいるのか全て把握。
先ほどまで蕾だった黄色い花が全て開き、咲き乱れていることには気づかない。
集会所では、村長は丁度一人で別の部屋に移動していた。
まるで誘い出されたかのように……]
こんばんは。今日はこれでお会いするのは3回目ですね。
[村長の背後から声をかけると、昼間集会所の外に出たこの場にいるはずのない男の来訪に驚いたのか、ひぃっと息を飲む様な声を上げ、表情を張り付かせた。
それに対してにっこりと笑って見せると、眉間に皺を寄せて脅かさないでくれと不愉快そうに言ってくる。
絞り出したような小さな声は恐怖とほんの少しの安堵が入り混じっている。
――相手が人狼だとは気づいていないのだろう]
あれ、昼間はあんなに人狼を警戒してたのに、助けを呼ばなくていいんですか?
[言うと同時に右手の袖口を捲くると肘から先が変形していく。爪は鋭く伸び獣の毛で覆われ、まさにそれは人狼の腕。
村長が事態に気づき口を開け悲鳴を上げる瞬間、人とは思えない早さで首筋を鷲掴んでいた。
少しづつ指先に力を入れると、もがき苦しむ声も弱くなっていく。やがて村長の全身がビクンッと大きく跳ねると、呼吸が完全に止まり動かなくなった。
静かになったソレを床にゆっくりと下ろす。柔らかい腹部に指を埋めると真っ赤な血が流れ出す]
……ぐちゃ……ぐちゃ……ぴちゃ……。
[内臓を握り潰すのに飽きると、手のひらについた血液を舐めた]
不味い。
[口の中に生臭い鉄の味が広がり顔を顰める。
人間を目の前にして、血肉を貪る気が湧かない。人狼は人間の肉を食らうものなのではないのか]
まいったな。これじゃ人狼が殺したって分からない。
[そう言いながら肉を引き千切り散乱させ骨を砕く。
まるで獣が村長を食べたかのように死体を弄ぶと、村長の服で手を拭い、来た時と同じように音も無く走り去った。
向かう先は宿泊先の黍炉邸ではなく近くの小川。
村の中の地形はすでに記憶済だ]
―回想・小川―
[さらさらと流れる川に右手を沈める。鼻歌を口ずさみながら返り血を流しきると、集会所の白い鼠が狂い死んだ気配がした……]
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/09/15(Sun) 16時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/09/15(Sun) 16時頃
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[洗面所へと走るミルフィ>>54の背中を見送りながら、そんなにすっぴんって見られたくないものなのかな?とぼんやり考える。
着替えを済ませるとミルフィの支度が終わるのを待って共に外へと。
「ありがとう」と声をかけられれば>>58、笑顔でゆるゆると首を振った]
こちらこそ。僕も一人は心細いと思ってたんだ。 一緒に居てくれてありがとう。
[皺のついたシャツが目に入ると、着替えくらい貸せば良かったと自分の至らなさを少し後悔しつつ。
いつもと違う村の雰囲気に気付けば、僅かに首を傾げて]
…何かあったのかな?
[不安な面持ちで集会所へと向かう人を見ていた]
(60) 2013/09/15(Sun) 17時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/09/15(Sun) 19時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/09/15(Sun) 19時半頃
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―回想・村の小道―
[集会所の行ってみない?とミルフィに言われて>>63、頷いた。
嫌な予感がする。何も無ければいいが…
そんなことを考えているとミルフィがヒューを見つけて声をかけていた。 彼の話を聞いて>>65、嫌な予感が当たっていた事に無意識に唇を噛みしめていた。]
村長が…
[ミルフィと顔を合わせて頷き合った。集会所へ急がなくては。
もちろんヒューを置いて先に行く事などできない気持ちはミルフィと同じだった。
ヒューに歩幅を合わせて、共に集会所へと向かった。]
(90) 2013/09/16(Mon) 01時頃
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―集会所―
[踏み入った集会所は昨日とはまた別の異様さに包まれていた。 不快感と不安感が込み上げてくるのを、拳をぐっと握って堪える。
遺体の部屋へとミルフィと共に向かって「それ」を見た。 ―昨日までは確かに生きて話しをしていたのに…。
あまりの出来事に思考が追いつかずに頭が真っ白になる。 手で口を抑えるミルフィを見ても「大丈夫?」の一言をかける余裕すらなかった。]
(92) 2013/09/16(Mon) 01時頃
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[逃げるように広間に戻るミルフィを追って自らも広間へ戻ると、ヤニクに声をかけられた。>>73]
…ラルフ、です。
[名前を聞かれ、少し警戒しつつも素直に自分の名を口にする。
ミルフィを借りてもいいかと聞かれれば、ミルフィの意思を確認するように表情を覗き込み、拒否の意が無いと分かると小さく頷いた。
素性の知れない男と2人きりにするのは危険なんじゃないかとも思ったが、ミルフィが拒否しないなら自分が止める理由は見つからない。]
気を付けて。
[小さくミルフィにそう声をかけると、連れ立って壁際の方へと歩いていく2人を見送った。]
(93) 2013/09/16(Mon) 01時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/09/16(Mon) 01時頃
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[ミルフィの意思を尊重して止めなかったけど、やはり何を話しているのか気になったし、村の住人では無い男と2人にさせておくのは危険だろう。
椅子に座ったものの、そわそわと落ち着かない様子で2人が去っていったほうに視線を向けていた。
言いようの無い不安感に耐えきれなくなって2人の元へと足を向ければ、ちょうどヤニクがミルフィを抱きしめている場面だった。
―瞬間、かっと頭に血が上る。
2人はすぐに体を離していたけれど、更に引き離すようにヤニクの肩に手をかけると、警戒心を隠す事無く睨みつけ]
何を…しているんですか?
…ミルフィ。 何かされたの?
[ミルフィの目に涙が溜まっているのを見て、心配そうに顔を覗き込んだ。]
(102) 2013/09/16(Mon) 03時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/09/16(Mon) 03時頃
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