46 監獄病院弐 〜堕天使たちの集中治療〜
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そんなに畏まらないで。
[くすり。 申し訳なさそうに座るタバサへと、微笑ましそうに笑って]
本当なら私の方から出向かなければいけないのに、ごめんなさいね。
[申し訳なさそうな声色でそう告げて、対面のソファに腰を下ろした]
(165) 2011/03/14(Mon) 17時半頃
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そう?
[赤くする相手を悪戯っぽく見詰めて。 それから口元に手を当てると、若干潜めた声で]
……実は私も。 慣れるまでは大変だったんですよ?
[おどけたように笑う。 少しでも彼女の緊張が取れれば良いと謂うように]
それで、えっと……の続きは、 弟さんのお話で良いかしら?
(167) 2011/03/14(Mon) 17時半頃
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[微笑むタバサを、 やはり彼女は良い″商品″になるだろうと値踏みするように見詰める。 勿論表にはそんな事は億尾も出さずにいるが]
ええ。その為に私が呼ばれた訳ですから。
[頷きながら、テーブルの上に書類を広げる。 四階の一日当たりの入院費から、アダムへの投薬等を含む治療費。 またタバサへ支払われている給金や、その個人資産。今までの経歴等々そこには記載されていた]
失礼ですがお二人について調べさせていただきました。 弟さんの治療費がかなり逼迫しているようですね。 あと数カ月もすれば、支払いの方が追いつかなくなってしまうのではありませんか?
(170) 2011/03/14(Mon) 18時頃
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[苦しげな表情を浮かべるタバサの隣に移動し、力が籠るその拳をそっと包む。 細い指先でそっと撫でながら、優しく微笑んで]
大丈夫ですよ。 その為に私が此処に居るのですから。
貴女と弟さんが二人一緒に居られるように、 尽力すると約束しますわ。 だから……そんな悲しい顔をしないで。
(173) 2011/03/14(Mon) 18時頃
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[見詰める眸が涙に滲むのを見て、その目元へと唇を寄せる]
泣いて、良いのですよ。 貴女は一人で頑張ってきたのですもの。
此処には私しかいませんから……ね?
[その眸に涙の粒が浮かぶなら、唇でそっと拭って。 優しく肩を抱き心の壁をゆっくりとこじ開けて行く]
(175) 2011/03/14(Mon) 18時半頃
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グロリアは、肩を抱くほど傍によれば、女からは毒花の香りがタバサへと届く。じわじわと砂に水が染み入るように。甘い甘いその香りが。
2011/03/14(Mon) 18時半頃
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[抱き寄せた胸元に、涙が滲むのが判る。 今は彼女の涙が枯れるまでその背を優しく撫で続けた。
無理やり謂う事を聞かせるよりも、進んで性奴に堕とす方が後々面倒がなくて良い事を女は識っているから]
良い子ね、良い子……。 もう大丈夫だから……私は貴女の味方よ、タバサ。
[優しく子守唄でも謳うように、独り頑張りすぎた可哀そうな蝶へと優しい言葉を掛ける]
(177) 2011/03/14(Mon) 18時半頃
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[甘い香りに酔ったのか、とろりと閉じかけた目蓋にそっと口接けた。 気だるげに、だけど火照ったように赤い身体を撫でる手は、次第に優しいだけではなく。 どこか擽る様に、愛撫する手つきへ変わっていく]
……可愛い、子。 疲れている様ね、タバサ。 少し此処で休んでいきましょうか。
[ゆっくりとソファへ身体を押し倒して]
昨日上げたあれは、今どこに……?
[耳元に顔を寄せ、吐息で擽る様に囁いた]
(179) 2011/03/14(Mon) 19時頃
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[ソファに広がる長い髪を、一房手に取り口接ける。 背中を撫でていた手は、何時の間にか胸元へと移り、 豊かな胸の頂きを刺激するように掌が円を描いていた]
可愛いわ、とても。 きっと素敵な……になれる。
[ふふ、と微笑み、床に落ちた鞄からミニボトルを取り出し、蓋を開けた。 途端今までとは比べようもないほどに、広がる心をむしばむ甘い香り。 それを数滴垂らして]
この馨はね、心を落ちつける効果があるの。 ほら、だんだんふわふわとして気持ち良くなってきたでしょう?
(181) 2011/03/14(Mon) 19時半頃
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これはマッサージ。 頑張っているタバサへ、私からのご褒美よ。
[駄目と呟く唇を、指先で撫でる。 胸への愛撫は、焦らす様に触れるだけ。固く尖るそこをわざと外し、彼女自身が望むように薄く掠めるばかり。
垂らした毒花の蜜をタバサの肌へと塗りこめるように広げて]
その気持ち良いのを、弟さんにも教えてあげましょうか。 何時も一緒だった二人ですもの。 気持ち良いのも、二人、一緒に、ね――…?
[暗示を掛けるように甘く甘く囁いて。 行きましょう?と、手を差しだした]
(186) 2011/03/14(Mon) 19時半頃
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グロリアは、タバサがその手を取るならば、彼女の弟の部屋へと誘うだろう。
2011/03/14(Mon) 19時半頃
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ええ、マッサージ。 だからこれは″イケナイ″事ではないの。″イイ″事なのよ。
[蕩けた心に、甘い言葉をさらに流し込んで。 ゆっくりゆっくりと理性を壊していく。
しがみ付く様に歩くタバサを連れて、やってきたのはアダム・ジェルマンの病室。 普段姉弟が秘め事を繰り返す部屋に広がる甘い香りは、ベッドに横になっていた彼女の弟にも届いて。 ギラギラと、獣欲に満ちた眸で姉を見詰めているのが判る]
さあ、弟さんにも。気持ち良くなってもらいましょう。 どうすれば良いかは、判るわよね?
[ぽん、と背を押す。 弟の下腹部へと倒れこむように。
既に半勃ちの其処は、今か今かと姉からの奉仕を待ちかまえていた]
(193) 2011/03/14(Mon) 20時頃
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[美味しそうに実の弟の陰茎を頬張る姿を、愉しげに見詰める。 淫猥な水音はまるでショパンの調べの様に、女には心地好いモノ。 くつくつと嗤いながら、上気した顔で弟を見上げるタバサの後ろに立ち]
弟さんは、まだ足りないそうよ?
[包帯から覗くぎらつく眸が求めている慾。それは口唇奉仕だけでなく、姉そのものだと見てとれて]
弟さんの欲しいモノ。 判るわね――…?
[誘うのは禁断の蜜事。 人前で番う事が出来るならば、二人セットで好事家たちに売るのも悪くない。 胸の裡で思うのは、そんな算段]
(203) 2011/03/14(Mon) 21時頃
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[くぐもった声と荒い呼吸を繰り返して、 姉の秘所から聞こえる水音に、さらに天を向く慾が震える。 姉との睦み合いだけが彼の慾のはけ口なのだろう。 女がいる事など気にも留めず、獣の様な声を出して弟は姉を求めて、不自由な身体を揺らす]
もう我慢できないみたいよ。 お姉ちゃんが欲しくて欲しくて仕方ないのね。可愛い子。
[背中からタバサの肩を抱き、自身の指を這わせる秘所へとするりと滑らせる。 ぐっしょりと濡れた其処をかき混ぜ、ぷっくりと存在を主張する蕾を弾きながら]
さあ。弟さんにイイコト……してあげましょう?
[くちゅり、と。耳朶へと舌を這わせて囁いた]
(212) 2011/03/14(Mon) 21時半頃
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[目の前で行われる姉弟のダンス。 赤く染まる部屋の中に広がる、雄と雌の隠微な香り。
それはどんな絵画にも勝る芸術品の様だと、 翠玉を細めて女は嗤う]
………ふふ。 まずは一人。いえ、二人かしらね。
[もう一日時間を掛けて、理性と言う名の心の壁を取り払ってしまえば、 きっと彼らはもう堕ちて行くことしか出来ないだろう。
だがそれも。この畜生道に落ちた姉弟には幸せなことかもしれないと、 女は目の前のダンスを見詰めてほくそ笑むのだった]
(213) 2011/03/14(Mon) 21時半頃
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[一際高く、 タバサの唇から洩れ出た嬌声が背徳のダンスの終わりを告げる。 くたりと弟の上へと倒れ伏すその耳元へ]
良く出来ました。
[囁き、汗ばんだ額に張り付いた髪を撫で梳いた]
ほら、見て。 弟さんがこんなに悦んでいるわ。勿論貴女も。
[心の中まで見透かす様に、色に蕩けた琥珀を覗き見て微笑んだ]
(220) 2011/03/14(Mon) 22時頃
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きっと貴女なら、弟さんを守ってあげられるわ。 その為の方法を教えてあげる。
[口接けに夢中になっている相手へ、後ろから囁いて]
弟さんも。 お姉さんを守ってあげたい、でしょう?
[タバサ越しに微笑み、問い掛けた]
(226) 2011/03/14(Mon) 22時半頃
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ええ。二人がお互いを守り合う方法。
[香水のボトルを開き、たらたらと甘い毒花の香りを繋がり合う二人へと垂らしていく。 茜色の空は何時しか夜の帳を降ろし始めていて、 薄闇の室内にはゆらゆらと揺れ合う影しか外からは見えない]
猶予をあげる。 明日の朝、気が変わらなかったら名刺の番号に連絡をしなさい。 迎えに行くわ。二人が共にいられる場所へと。
(235) 2011/03/14(Mon) 22時半頃
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[猶予、と。 毒花の馨でさらに慾に溺れる姉弟に正常な判断など出来るはずがない事を知っていて口にする。 その先の未来は自分たちが選んだのだと思わせるために]
それまで、沢山二人で話し合いなさい。 たっぷりと、ね。
[新しいダンスを踊り出した二人に背を向け、姉弟の″語らい″を邪魔しない様に、静かに部屋を出る。 朝まで誰の邪魔も入らない様に、 面会謝絶のプレートを確りと下げて―――**]
(241) 2011/03/14(Mon) 23時頃
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― 五階 ―
[アダム・ジェルマンの病室を出た後、カードキーを使い五階へと戻る。 ヨアヒムに元通りにさせた自室に入り、デスクの上の端末の軌道をさせて。 院外の部下たちに集めさせた資料を開いた]
……これは。
[添付されたファイルを開くと、数枚の画像データがモニタに表示される。 目線は隠してあるものの、それが誰であるのか。 見る人が見れば判る写真に、女の口元が愉快そうに歪む]
(258) 2011/03/15(Tue) 00時頃
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道理でピッパ・ブライプトロイで調べても、 中々情報が集まらないはずね。 まさか名前を変えていたなんて、ね。
[マウスを動かせば、当時の新聞の切り抜きだろうか。 全然名前が違う少女が不良たちに拉致され、強姦未遂――少女の名誉のためか。それとも犯人グループが未成年だったためか。未遂と謂う事に記事ではなっていた――されたとの記事が表示される]
これは中々、面白い情報が手に入った事。
[カチっとマウスをクリックすると、 彼女を性奴に落とす為の思案を巡らせる]
(260) 2011/03/15(Tue) 00時半頃
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レイプされた事があると謂う事は……。
[その心には恐怖が根付いているだろう。 本人は克服したと思っていても、一度根付いた感情――それも恐怖はなかなか拭えるモノではないだろうから]
この子は彼女にお願いしようかしらね。
[兄譲りの手腕なら、 彼女にメアリーは打ってつけだろうと、PHSを手に取った]
(263) 2011/03/15(Tue) 00時半頃
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[登録しておいたメアリーの番号を呼び出し、発信ボタンを押す。
はたして彼女は電話を取るだろうか――…?]
[PHSが鳴り響く。丁度診察室の中でお茶を楽しんでいた頃だったのであっさりと電話に出て]
はろーはろー。
どうしたんです?デートのお誘いとか?
[冗談めかして喋る、こんな所も兄と似ていた。そんな軽い調子のまま言葉を続けて]
あ、言っておくけど。
あたしとのデートは高いですよぉ?
[着信音に、視線だけ上向ける。
軽い調子の声に、若干頭痛を覚えつつ]
……仲間、か?
おまえ、の。
[新任の医師のうち、ゲイルはどこかに行ってしまって。
それ以外にもいたのかと、嫌そうな顔をして問うた]
仲間……ねえ。
どっちかって言うと、大事な人のお友達かしら?
[テッドにそう答える時の顔は、先程のお茶会を回想していた時と同じ。とても嬉しそうで、だけど悲しそうな顔をしていた。]
ええ、デートのお誘いよ。相手は私ではないけれど。
[軽口には軽口で返して]
面白い情報が手に入ったから、貴女にも知らせておこうと思って。
手元に情報を受け取れる環境があるかしら?
へぇ?
親切ねえ、それじゃあ貴女の妹さんでも嬲りたいわねえ。
[そんな冗談を言いながら、机に置いてあるノートPCを開いてから軽く操作して。]
良いよ?
いつでも送って構わない、アドレスはね……
[アドレスを伝えると、彼女にまた軽口を]
それじゃあ、満足できるデートだったら今度お礼しに行ってあげるわ。
……。
[先刻のように嬉しげで、けれど一抹の陰りのある表情。疑問符を浮かべた。
兄、という単語が思い浮かぶも、口にはせず]
どっちにしろ、同じ趣味の奴、か。
[苦々しげにつぶやく。気が重い。
悪い方向にしか転ばない状況に、指が床を掻くように震えた]
マーガレットを?
それは貴女の仕事次第よ。
[対して気にするでもなく、笑って返して。
教えられたアドレスへとピッパ・ブライプトロイの調査ファイルを転送する]
きっと愉しいデートになると思うわ。
貴方が愉しんで呉れればお礼はそれだけで結構よ。
へぇ……
[送られてくるデータに眼を細める。それは彼女にとって十分に興味を惹かれるものであった。]
一度レイプ、ねえ。
ありがとう。愉しませて貰うわ。
[一言お礼を言って、彼女の詳細な情報をさらに見ていく]
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