235 夏の終わりのプロローグ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
―学生寮・自室―
[鳴ったアラームを止めて、寝ぼけ眼を滑らせれば、携帯の画面には8月9日の表示。
重たい目蓋を開閉して、新鮮にすら思える文字を何度も辿った。]
……ここのか。
[窓の外は真っ青な夏の空。
初めて見る、"明日"の空の色。]
楽しかった、……、
うん、…楽しかった。
[何度も何度も繰り返したはずなのに、振り返って噛みしめるのはこれが初めて。
ぎしり。
軋むベッドの上で、そのまま身を起こす。
遅くまで続いたバーベキューの名残を残す身体は、それでも不思議と軽かった。]
[寮の改修工事に合わせて取り壊されてしまうと聞いた、裏庭の隅、古い貯水槽。
太い給水管と梯子のその下に、くしゃくしゃの毛並みを見つけたのは、工事の話を伝え聞いた7月のこと。
おそるおそる手を差し出せば、すぐに擦り寄ってきた白い子猫。
それがどこか寂しそうに見えて、不慣れな手付きでぐしゃぐしゃと撫でてやった。]
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る