3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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そまる?
そっか…… 染まったら 君と一緒 ?
[ 小さく微笑んで ]
どうしてなんて、
君のこと少しは守りたいもの
いっぱい君に支えてもらった から
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−生徒会室− [>>146突然に扉が開いて、担任の女教師が入ってくる。 制止する、声。握られた 闇 でしかない、手。
見開いて、直ぐ手を振り払うと睨む。 真っ直ぐに見つめられて 一瞬 青碧が 揺れた。]
……ッ離せよ 邪魔すんな!
[振り払った 闇 の手を 青碧 に被せ。 闇 で 隠して。 闇 を、載せる。 >>147オスカーの言葉に向き直る。 出来ること、人ぞれぞれ違う。 そうだ 俺が出来るのは ひとつ。]
殺される 殺すかも知れねぇ相手に何言えってんだ。
見えるもの ? じゃあ、あいつが何かしたのかよ しねえよな、あいつは護ることしか考えてなかった ばか だ。
(151) 2010/03/07(Sun) 01時半頃
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[ずっと聴こえていた 慟哭(こえ)。 ばか と言った時だけ、青碧 は 闇 を薄め。 >>148それだけの理由。冗談じゃない、その言葉に。]
お互い様 って、言ったろ。
[嗤う。彼が誰に向けて言えなかった言葉、とか。 此方も、彼の心の内など知らないまま。 >>150カッコつけ、その言葉に一度だけ、闇が揺らいで。]
…… ばかじゃねぇの。
[続いた言葉に 青碧 は 闇 をまた燈らせて 口元は弧月を描く。 闇 が 霧散するように*拡がった*]
ご立派な、ことで ――。
(152) 2010/03/07(Sun) 01時半頃
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[僅かに戻された 闇 の侵蝕。
闇 が 青碧 が 揺れる。]
俺と なんか 一緒じゃなくて
一緒 なら あの ばか と――
[同じでいいじゃないか。
違う 違う 。 この女性(ひと)は 彼と同じだ。
護ろう と ―― 。]
―― 。
[ ばか と 。とても、とても小さな 声で。
彼に向けたのと同じ*言葉*]
(聞こえている)
(聞こえていた)
(あまりにやさしすぎる ひとたちの 声)
マーゴットと
ミッシェルが
そっちに、 行くかもしれない
――…、
離れたほうが、いい。
[無事ならいいんだよと]
[そしてその やさしいひとをまもるやさしいひとへ]
[――、――]
[忠告が届く。]
…… そ か。
[放課後によく話した少女の名。]
[蒼色の瞳の少女と同じく気遣ってくれた彼女の名。]
[けれど、もう。]
[聴かせたくないから。
声 に 変える事はないが。
もう 殺 すだけの対象。
来ると言うのなら。
コロシテシマエ ばいい。]
[そして 届いた 名前。]
ケイト ―― !?
[何が。
ああ、けれど。
薄々、感づいては居た。
ここは 本当の過去じゃない。
だから 本当 の ケイト は――]
どこ。
[どうして こんな 過去 を見せるのか。
彼女が思い出したのか。
彼女からのメッセージなのか。
それは 解らない 。]
[変えてほしかったのか。
知ってほしかったのか。
見つけてほしいからか。
たすけてほしいからか。]
とどかない
[――――とどか、ない。
過去は、変えられないから。]
っ、…く、
[似ているから。
笑っていたから。
泣いていたから。
――――けれどすべて幻]
…… 。
[届かない。
苦く 辛そうな 噛む様な 声。
ああ 過去 は 記憶 は 所詮。
けれど、それは経緯。今に繋がる。]
見つけてやれ よ。
ケイトは それ待ってんだよ。
[ひとりで つめたい やみのなか
くるいながら、それでも
ずうっと ずうっと さけびながら
ながいあいだ もとめて。]
みつけて たすけてやれよ。
セシル君、諦めちゃ駄目。
とどかない……、扉、開かないの?
[ あの日、扉が閉じてた視聴覚室 確かめた鍵は ふたつ]
マスターキーは?
[ 小部屋に そんな備えがあるか わからない けど]
――っ、…
―― 嗚呼、…
……、待って る、…。
[かみ締めるように、繰り返す。
優しい声、少年の声。]
…、たすけ、ないと。
チャールズ「せんせ」じゃない
今、ケイトを閉じ込めてるのは
チャールズ「せんせ」じゃない…誰なんだ…
…、開かない。
…――マスターキー…、わからない、けれど
[探さねば、と思う。
そこで、だ。闇が、現れたのは――]
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−生徒会室− [>>153変わらない 担任。 裡に響く、こえ。そんなんじゃ ないのに。]
―― こわれない。
[>>154優しい言葉に 青碧 を細めた。]
これがきっと俺の本質だから。
[しずかに わら う。 >>189オスカーのぼやきに 口端を吊り上げた。]
イヤなら、大人しく屠殺されときゃ良かったんだよ。 後は―― 自分から、死ぬとか、な。
[内心は、やはり知らないまま。 何もなければ、言いもしなかったろうから。
変わらない、と、闇 は謂っただろう。]
(204) 2010/03/07(Sun) 22時頃
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ッ センセ やめ ――
[>>155>>156静かな、言葉。振り上げられた黒。 瞠目して。 >>190避けた事に 安堵した のは彼の無事ではない。 もう 彼らのことは 殺 す対象でしかない。]
……ケンカ? ――違うだろ。 お前らが戻るって言うなら、これは、 ただの 殺 し 合い だ。
[平和さの残るその言葉に 短く 嘲(わら)った。 担任の、彼女が、引く気がないならば。 止められなかった、自分は、彼女を また 傷つけて。 自嘲しか出てこない。それでも。]
(205) 2010/03/07(Sun) 22時頃
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…… 何 他に
他の“せんせ”―― ?
[そでもなきゃ、スティーブンへ向けた 男教師に対する 顕な 嫌悪は。]
[マスターキー あるのだろうか。
あるとしても、保管してるのは 恐らく立場在る。
間に合うのだろうか。
間に合わなければ、この悪夢(ゆめ)が また 闇 に戻るのだろうか。]
嗚呼、恐らくは、 そうなん だろう…
たすけて …
って、聞こえ… た。
[誰が、何が、誰が――あの性質の悪い
触手や動物霊から察するに、それはほぼ間違いなく]
…!
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−生徒会室− [>>196開けられた扉。闇 が膨れ上がる。 殺 す対象が増えた ことに。]
マーゴに、ミッシェル、か。
[>>208呆れた声 に応じて 残る右眼だけ見る。冷ややかに。 つまらなそうに。]
ケンカなんてあれが勝手に言ってるだけだし。
[>>207その彼は至って、軽い。そのことに、笑む。嗤む。]
殺される気があるなら、殺し合いになんて発展しねーのよ。 殺意を持って対峙して、それが殺し合いじゃなきゃ、なんなの。
ま、言葉なんてどーでもいーか。
[闇を拡げ形作る、それは、闇色の鳥。]
(210) 2010/03/07(Sun) 22時頃
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[聞こえた。 たすけをよぶ悲鳴(こえ)。
聞こえてしまった。 なら。
如何程もどかしいのか。]
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−生徒会室−
遊び足りないんじゃなくて、 殺 し足りないんだよ、この女はきっとね。
[>>211椅子を振りかぶった彼女に、闇色の鳥を飛ばす。 飛ばして、嗤う。闇 を纏って ミッシェルへと向く。]
ほら 。 理由も 何も訊かずに、これだ。
自分たちが 被害者だって面で、 殺 したいだけなんだよ。
(216) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
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[>>214促す声に、見ないまま。]
こいつらがセンセを助けてくれるってんなら、聞かないでもないけど。 何にも聞かずに人を 殺 すような奴らだからなー。
[期待できない。 そもそも 期待なんて しない。]
何の情緒?
[>>217彼の言葉に あえて突っ込んでみた。]
殺し合いに何求めてんの。 綺麗にしたい? …… そうまでして自分を誤魔化してぇ?
[くすくすと、肩を揺らして、わらう。 いびつに ひずんだ ゆがんだ わらい。]
(221) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
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――送るのは、わたし よ
[ 硬く 響く こえ ]
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