297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
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……おっ母とおっ父に会いたいよな。 けど、許してくれんか。 小さい子おや。ひとりで迷うたら、帰られへんくなるかもしれん。 今なら危なくならんうち、見つかるかもしれんのや。
[たえの本当の行き先を知らないがゆえに、今ならまだ探せば見つかると信じている。 日向>>186のことを探るように、ふわり藤の香りが漂っていくのは、あくまで無意識のこと。]
(201) 2019/07/06(Sat) 23時半頃
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( 山に、返した… )
[ 紫陽花を脳裏に浮かべる。]
[ 視覚と、聴覚と、嗅覚まで。
異常を感じている。
お嫁さんの笑顔、聞こえる声、香る藤、
妙な感覚だ、けれど、不快ではない。
ぼんやりと、するだけだ。]
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……、
[口だけだと言われれば、事実今はそうである以上今度こそ反論ができなくなった。 嫌い、と。幸せそうと泣かれ叫ばれて、困惑ばかりが滲み出る。 堅物が過ぎて二十歳超えてもまだ嫁なしの半人前を、幸せと呼ぶのかはわからない。 が、金物屋の息子が硬くて真っ直ぐなのが何が悪い、四角四面で結構と言い切るような父親と、それを支える母親を持った己は、年端もいかない頃から父母に会えず一人で切り盛りをして生きなければならない日向と比べれば、ずっと幸せな部類に入るのだろう。]
芙蓉、
[ほとほと困り果て、家に上がってきた馴染みの薬売り>>209に、どうにかしてくれと縋るように振り向いた。]
(214) 2019/07/07(Sun) 00時頃
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[その目線が届いたか否か、屈んで話しかける芙蓉に場を任せるようにして、数歩引く。 夕顔と雷門がたえの話をしていたように思う。 そちらへと意識切り替え、二人が移動するなら追っていこうと*]
(216) 2019/07/07(Sun) 00時頃
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