人狼議事


295 突然キャラソンを歌い出す村3

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【人】 弁務官 ジャーディン

 ― 神森病院 ―

[病院の個室の一つ。
遠くに聞こえるアナウンスをBGMに、邪道院はベッドの上に腰掛け、記録を取っていた。

折れた腕はまだ固定されたままだが、「それだけだった」。あの日、ミタシュに刺された傷は跡形も無く消えている。

抜けば出血が酷くなると腹に刺したままだったナイフ(マイク)も、校庭に落ちた蒼い血さえもだ。]

[それでもなお、邪道院が病院に居るのは、検査…いや、調査の為であった。
何せこれは未だ記録に取れていない「神隠し」に関わる案件だ。僅かでも可能性があり、痕跡の採取に繋がるなら、わざわざ無傷の腹を開ける事も検討していた程だ。

が、結果は肩透かし。丸一日、入院してまで時間をかけて隅々を調査しても痕跡は見つからなかった。]

(430) bou 2019/05/14(Tue) 02時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン

[記録を打ち込んでいた端末を閉じて、
ベッドから立ち上がる。

血と一緒に肉が零れて出てしまったかのような立ち上がれないほどの脱力感も、腰を上げるだけで腹の中身が掻き乱される様な鋭い痛みももう襲ってこない。

果たして向こうはどうだろうか。

他者を食い物にする事も厭わぬ我欲を抱いた罰として、口にぶち込んだ聖油に今も腹でも下していれば、ざまあない相応しい無様さだと、指を指して笑える程面白いが。
何せ、こちらは無傷になったのだから。]

[ベッドに無造作に置いたスマホを拾い上げ、画面を数度叩く。画面に表示された地図には「LOST」の文字が浮いている。
あの時土産と称してぶんなげた、ハチャメチャ残念ペナントには、GPSを縫い付けていたのだが。どうやらそう簡単に仕事は果たしてくれないようだ。]


 負け犬が。遠吠えを吐くよりも
 鎖くらい繋いでおけ。

[子供のやり取りのような一言>>5:264を思い出し、ひとつ、小さく鼻を鳴らした。]

(431) bou 2019/05/14(Tue) 02時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン


[未開の暗闇を進んだ足跡は、ただの二歩。
「「消失」という痕跡」と、
「神隠しの条件は、金城グロリアが鍵」という事。

むしろ立派な二歩だ。なんたって鍵が分かったのだから。

そう遠くないうちに、この「神隠し」の怪異とも
折り合いをつけて付き合う術が出来るかもしれない。
ましてや有用な怪異なら、利用することも吝かではない。]


[痕跡が消えようと、あの日見た光景は今でも覚えている。
幻のように輝く景色。>>5:207

そして、どこからかまるでラノベのOPのような
軽快なスピードをしたBGMが流れてくる―――]
 

(432) bou 2019/05/14(Tue) 03時頃

【人】 弁務官 ジャーディン



How are you? 遥かな高みから
皮肉落とす To Dear Predator
GAME OVER 点滅するカウント
二択映す 未来の果て

Fair game 餌は十分だろ
大口空けて罠を張るダンジョン
Rat race かましてみせるか
“To Be Continued,”負け惜しみでも吐いてみろ
 

(433) bou 2019/05/14(Tue) 03時頃

【人】 弁務官 ジャーディン



 “That's too bad,In vain died,survivor!”
 (「お気の毒、冒険者は死んでしまいました!」)

 振り出しのリスポーン 無駄骨すら拾えないな

 “Oh! What a shame that you will die, braver! ”
 (「おお勇者よ 死んでしまうとは情けない!」)

 詰られてこそ 愚図にはちょうどいい本番だろ

 If you can't give up yet, Let's play
 (まだ貪欲にのたまうなら、演じてやる)

 史上最悪の魔王(ラスボス)を
 

(434) bou 2019/05/14(Tue) 03時頃

【人】 弁務官 ジャーディン





[“次”は、処分が面倒な産廃にでもしようか。

暗中模索から二歩近付いた「神隠し」に、
口の端を邪悪な笑みで歪めて。

「いつか」>>5:282の機会に、
彼女が居る事を自覚もなく考えた。]
 

(435) bou 2019/05/14(Tue) 03時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

[1分30秒程のOP風にアレンジされたBGM。
鳴っていたドラム音がタイミング良く終わったところで、スマホが震えた。どうやら「お疲れさま会」という奴の時間らしい。]

[ベッドに乱雑に広げた報告書を拾い上げて、
鞄に入れていく。
その内のひとつは曽祖父の名前が入った、古い冊子だ。
検査を待つ間手持無沙汰だったので、
病院に居る間についでに電子化をしていたものだ。
今後は曽祖父の代わりに、自分が報告書を付ける事になる。

それも拾い上げて鞄へ仕舞おうとした時。
ちりん、と涼し気な音を上げて
冊子の間から小さな鈴がぽろりと落ちた。
曽祖父が栞替わりか戯れに挟んだものだろう。]

(436) bou 2019/05/14(Tue) 03時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

[そういえば、今回の一連の騒動の間、
あの怪異には世話になった事を思い出す。

褒章はこれでいいか、と
鈴を拾い上げて雑にポケットに仕舞った。

首輪の鈴と思えば、管理も僅かに楽になるかもしれない。
…まあ、そんな事をしなくてもあの怪異は
どこにいるかなんて考える必要もないほど
やかましいのだが。]


[全ての報告書を鞄に仕舞い終えると、
邪道院は荷物を持って、病室を出ていった。

空の病室に、病院のアナウンスが遠く、
のんびりと響いている。*]
 

(437) bou 2019/05/14(Tue) 03時頃

弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

bou 2019/05/14(Tue) 05時頃


【人】 弁務官 ジャーディン

 ― GW後 生徒会室 ―

[夕暮れの生徒会室。
そこに、邪道院とグロリアの姿はあった。]

[嵐のような十日間は終わりを告げ、
学生らしい日常がまた再開された。
だからこうして、生徒会室で学生らしい作業を行っている。

書類を片づけている邪道院の折れた右腕も、
固定具が厳重ではなくなった。
それでも人の子でしかない彼は、怪我はすぐ治らない。]

[左手には今はペンが握られている。
――いつか、彼はこの手で銃を握っていた。>>5:218]


[――どうしてだろう、とグロリアは考えていた。]
 

(448) bou 2019/05/14(Tue) 07時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン

[手負いではあったとはいえ、
グロリアは邪道院に無防備にも背を向けていた。
己の隙を取るなり、退かすことも出来た筈だ。>>5:236]


 …。

[グロリアの問いに対して、少しの沈黙。
…やがて。]


 より勝ち目があるところに、全賭けしただけだ。
 だからお前に「信仰」を貸した。

 

(450) bou 2019/05/14(Tue) 07時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン

(♪ 「Wherever,」インストver)

[――信仰とは、そう難しい事では無い。
要は「信じて、委ねられる」ことだ。

例え、怪異に対して素人であろうと。

笑夜メイと相対した時。
彼女は己が信念を抱えて、立ち向かった。

結果、彼女は「吸血鬼の力を弱めてみせた」>>4:322
彼でさえ驚く奇跡>>4:315>>4:323を成し遂げたのだ。

『目の前の助けを求める人を放っておけない>>1:46
『自分の気持ちに従わなければ、後悔してしまう。>>1:45

彼女の信じ、成し遂げたものを、彼も認め。

自分と同じ位置に立てると、
そう彼女を信じて 心を委ねただけだ。]

(451) bou 2019/05/14(Tue) 07時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン





 後悔したくないから、進むのだろう。お前は。
 そう決めたなら、「奇跡」くらいは
 起こしてもらわねばな。


[答えた声は、ぶっきらぼうではあったものの。
いつかのように冷たい温度はしていなかった。]

(452) bou 2019/05/14(Tue) 07時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン


[ふと彼が窓に視線を移したので、
グロリアも目線をそちらに向けた。

放課後、学生が帰った学校の中は静かで外の音がよく届く。
遠く、修理の終えた体育館からは
バスケ部の練習音がかすかに聞こえる。
音楽が聞こえるのは、吹奏楽部か、
それともどこかの弱小ギター部かもしれない。

ふと、グロリアは視線を横にずらす。
口の端、微かに彼は静かな笑顔を浮かべていた。]


[いつか、救急車の赤いランプが
忙しなくくるくると回っていた、病院の窓の外を思い出す。

平和な音の鳴る神森の街を、
今日も変わらず夕日が包んでいる。]
  

(453) bou 2019/05/14(Tue) 07時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン


[窓の外を眺めるグロリアを、
今度は邪道院が見つめていた。]



 ………?
 何を終わった気になっているんだ、貴様は。

[――不機嫌そうに、眉間に皴を寄せて。
かかっていたインストBGMがふいに止まる。]
 

(455) bou 2019/05/14(Tue) 07時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン

[瞬きをするグロリアを他所に、
邪道院のスマホが震える。簡潔な連絡を聞き終えると、
彼はグロリアへ、邪悪な笑みを浮かべた。]


 盗んだ分は、身体で払えと言った筈だ。
 引き続き、俺の手足となって
 働いてもらうぞ。
 

(456) bou 2019/05/14(Tue) 07時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン



     ・・
 いいな、金城。


[ぎらついた光が、その赤茶の瞳に乗っている。]

(457) bou 2019/05/14(Tue) 07時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン


[―――夜の学園内。
まだ開いていないプールに水音のような
粘性のある異音が響く。

水の入っていないプール槽。
その中にぶよぶよとした巨大な山が
暗闇の中で「蠢いていた」。

水道管の中の水でも食べたというのか。
膨れたその「超常」>>428を前に、
いくつかの人影が見える。]
 

(458) bou 2019/05/14(Tue) 07時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン



 駄犬。
 護衛を抜かるなよ。
 

[かける声は部下に。赤茶の目線は目の前に。]

(♪『13th steps』イントロイン)

 ここは俺の土地、学園だ。
 この俺の在るうちは、
 許可なく居座る事は許さん。

 

(459) bou 2019/05/14(Tue) 07時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン



 ――さあ、申し開きをして見せろ!!

(ボーカル開始前、いい感じに*終わる*)
 

(460) bou 2019/05/14(Tue) 07時半頃

【人】 弁務官 ジャーディン


(トロフィーを獲得しました!
「🏆 13th steps」)





                      FIN
 

(461) bou 2019/05/14(Tue) 07時半頃

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