人狼議事


103 善と悪の果実

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良家の末娘 ポーチュラカは、メモを貼った。

2012/09/26(Wed) 00時半頃


[烏の眸は射る。
そこには冷たい憎悪と羨望を持って。]


 ……………。


[言葉はない。
ただただ、“男女”と思わしき二人を見詰めている。]


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ― 腰を落ち着ける前、コリーンと ―

 ええ、先ほどお話したの
 …そういえば、父様と母様のお知り合いらしいわ

[また話したい、そう思っても今はよく頭が回らなかった。
椅子の近くまで送ってくれたコリーンに微笑み、いってらっしゃい、と手を振った。
自分よりも背の低いものなどいない。
それは当たり前でも、やはり息がつまりそうだった。
ほんの少し高い踵も疲れを助長させるばかり]

 見栄をはることなかったかしら…

[その程度のことならば、見栄と自覚できる。
幼い虚栄に溜息をついた]

(173) 2012/09/26(Wed) 01時頃

[ただ、"蛇"はその強い眼差しに灯る意思を感じて]


――――――――…ふふっ。


[小さく、小さく、笑ったのだ]


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

 ― 壁際で、一人 ―

[幾人か、声をかけられた。
大丈夫か、だの。何か持ってこようか、だの。
美味しかった檸檬水を渡されて微笑みを返したり、
あとはずっと――周囲を観察していた。
見覚えのある顔は、大抵視線があうと面白い表情になった。

それに対してもにっこりと、ただ笑みを返すだけ]

(179) 2012/09/26(Wed) 01時半頃

[黒い蝶が、羽ばたいている]

 ……… ぁ

[小さく洩らした声をかみ殺して、唾を飲み込む。
赤い蝶が眠る薄紅よりも、ずっと鮮やかな流れるストロベリーブロンド。
近くで見ればそれはやはり同じようで
でも自信がなかった。
赤い蝶を起こして確かめる気はなかったけれど]

 ……ええ もう随分よくなりましたの

[少し強張った笑顔。
今はまだ、見送るのみで]


 …………ふっ。

[笑みには笑みを。
黒く塗りつぶされ、光さえ灯らぬこの眸に
“蛇”のような女の顔を刻み込んだ。]


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[観察していれば、夕闇伯と男のやり取りも目にはいっただろう。
刺青の男に覚えはなくとも、似た雰囲気を――屋敷で見たことがあった。いつも父親の部屋に直接入って、言葉を交わしたことはなかったけれど、怖くて、怖くて。
いつも隠れていた。

今は――どちらを怖いと思ったのか。
答えを出さぬまま、目を逸らす]

(181) 2012/09/26(Wed) 01時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[そうしてまた、グロリアが去っていった扉を見やる。
追いかければ、追いつくだろうか。

彼女が去ってから時間が経ちすぎたことはわかっている。
すぐに追いかけられなかったのは――]

 此処からだときらきらしてることしかわからないわ

[黄金の林檎は遠く、小さく、けれども手に取ればきっと、驚くほど重いのだろう]

(183) 2012/09/26(Wed) 02時頃



[そして齧れば――


蜜が滴るほど甘いのだろう]

 


[少女の髪の赤へ。
そして林檎と似た色の髪へ。

その視線の先。
――否、その眸。

甘い林檎の蜜を啜ろうとする、そんな眸を烏は捕らえる。
微笑を向けたのは、扉をすり抜けるほんの一瞬前。]


【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[ややあって、挨拶をせぬまま広間を出た。向けられた視線。全てに返す微笑みはもう尽きて。
使用人に、自室とグロリアの部屋の場所を聞いて。

哀れに思ったのか、場所だけは教えてくれた。
きっと、会うかどうかはグロリアの気まぐれなのだろう]

 ……もう、随分遅かったのね

[分厚い雲に遮られ、月も星も、見えなかった。
善意も悪意も、見えなかった]

(187) 2012/09/26(Wed) 02時頃

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