人狼議事


208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】

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 クアトロ、じゃない。
 本当の、名前は……ボリス。

[今の今まで忘れていた名前を口に出す。]

 ……そう、だな。
 謂われたところで、迷惑なだけか。

[掠れて震える声から、飾りもしない言葉が落ちる。
 それもきっと泡のように消えてしまうのだろう。
 息苦しさを与えていると判っていながら
 抱きしめる腕を、離せない。
 緩めてやれる余裕など、部屋の前で嬌声を聞いたときから
 とっくの昔に失っていたのだから。

 何回目の『初めての男』なのだろう。
 それでも、構わないなんて馬鹿にもほどがある。]


[触れる掌に、手を重ね。
 慈しむように撫でる。]

 何度でも、謂う。
 お前が忘れるなら、俺が何度でも謂う。
 わしが、何度でも謂うけ。

 じゃけ、忘れてええよ。

[忘れたのならまた囁こう。
 見えぬ傷を、何度心に負ったとしても。]



 ヒュー、愛しとる。



[報酬でも、対価でも、見返りでもなんでもなく。
 ただ君を愛してると囁いて。]


[水音には決して掻き消えぬ距離の中、本当の名と囁く理由。
抱きしめる力は緩まない。
腕に触れた手にその掌が重なるのに、息を呑む。]

 ……ボリス、

[その音が、口に馴染まないのも当然か。
何時の日からか、彼は自分の中ではクアトロという存在だったのだから。

忘れてもいい。
本当に、忘れてもいいのだろうか。

本当に忘れてもいい言葉を、こんな声音で囁くものなのか。]

 ………、俺は、

[応える想いを、自分は持っているのだろうか。
忘れ、遠ざかることで自らを守っている、自分に。]


 ……何度も口にしなくても、いい。
 俺を愛する必要は、無い。

 きっと俺は、また忘れちまうから。
 ……そしたら、……お前が、傷つくだけだろ、?

[言葉を、一つ一つ、選びながら。
知らず、腕に触れた掌に力を込める。

忘れられても、何度も、何度でも。
この空間で時間が続く限り、何度も、何度も、永遠に。]

 ……お前が傷つくことで成り立つ永遠なら、
 そっちのほうが、俺は、嫌だ……。

[自分の知らぬところで、深く誰かを傷つける。
そんなことを、喜ばしいと思う者が、何処にいようか。
互いを守ると口にしながらも、それは酷く、独り善がりの思いだ。

―――ならば、他にどうしろと?]


【人】 負傷兵 ヒュー

 ……お前が、風邪を引く。
 もう、上がろう、……俺、薬飲んでないし。

 包帯は、……後で、図書館行くから。
 その時、巻いて。

[無理矢理に形作った笑みを浮かべ、微動だにせずとも腕を剥がしにかかったか。
タオルに擦れた赤の跡。
傷の刻まれた背は、未だ赤を滲ませるばかりだ。

腕が離れれば立ち上がり、濡れて重くなったタオルを軽く、絞る。
腰に巻きつけた冷えたタオルというのは、足に張り付きあまり良い心地ではない。]

 悪い、……でも、俺も少し、真面目に考えてみるから。
 ……お前も、……考えてみて。

[そう告げるのは、真っ直ぐにその瞳を見つめて。]

(45) 2014/12/27(Sat) 17時頃

[重ねた手を、強く握り締める力などない。
 いや、そんな勇気などない、が正しいか。]

 クアトロは、昔殺された『俺』の、名前じゃ。

[今はそこまでしか思い出せないけれど
 ここへ来て、その名前しか名乗っていなかったように思う。
 だから謂いにくいのも口馴染まないのも仕方がないと
 苦笑を零すのが精一杯の強がり。

 零される音は、温かな雨粒よりも鮮明な声。
 音量はさしたるものでもないのだろうが
 反響して落ちるのは、浴室にでは、きっとない。]


 うん、そうじゃの。

[必要不必要で、誰かをここまで想えるものか。
 不要と謂われ、そうですねと切り捨てられるものか。
 そう思いながら、吐き出すのは了承の意。

 傷付かないわけはない。
 それでも、きっと気持ちが揺らぐことはないのだろう。

 だから、頷いてみせる。

 彼をこれ以上、傷つけないために。]

 お前さんは優しいねぇ。
 わしなんぞいっくらでも、傷つければよかろうに。

[ふは、と笑みを零し。
 それでも顔はまだ見せられなかった。
 きっと、きっと歪んでいよう。]


[彼から離れる間際、そっと落とすのは額への口付け。
 昨夜の『おやすみ』のような、微かな。

 そして背を向けて、一度だけ立ち止まる。]

 ……のぉ。

[振り向くことは出来ずに。]



 愛さなくていいのは『命令』?

 それとも『お願い』?



[どちらであっても───*]


[クアトロと、その名の経緯を語る声に、眉を下げる。
何故、その名を名乗るのか。
殺されたのは『俺』だという、ならば今の彼は何者なのか。

馴染みの筈の者だというのに、明かされるの面々は知らぬものばかりだ。
踏み込む勇気は、膨らむ戸惑いに圧倒され、それ以上の言葉は紡げない。

踏み込んだところで、理解者になれるというのか。
またそれも、忘れてしまうかもしれないのに。]

 ……話なら、
 いつでも、聞けるから。

[口にしながら、その言葉が今この場には全くそぐわないものだと思う。
それでも、何かを口にしないと、押し潰されそうだった。]


[了承の返事を得た時、わずか安堵したのは事実だった。
その言葉の裏、真意がどうであれ、言葉という形で示されるのは、有難かった。

傷は、癒えるべきものなのだ。
忘れていい、ものではない。
忘れたところで、傷が無かった事になるわけではない。

そう思うと同時、背の傷がじくりと疼く。

優しいと、自分を称す言葉に首を横に振る。
何度も、何度も、首を横に振って。]

 ……臆病なだけだ、

[零れた笑い声に、涙が零れそうになる。
けれど、彼が無理矢理にでも笑うのであれば、自分もきっと笑うべきなのだろう。

そうして、作り笑顔を貼り付けて。]


【人】 負傷兵 ヒュー

[容易に解けた腕の拘束から離れれば、脱衣所へと真っ直ぐに向かうだろう。

額を軽く叩く掌の調子は、きっと“いつも”と変わらないもの。
触れた名残に、手を添えて。]

 ……お前が馬鹿なら、俺も馬鹿だよ。

 また後で。……早く着替えとけよ。

[笑む瞳に、微か目を細めて返す。
また今度と、その言葉を失う前に、重ねたのは『また後で』。

最も、その“今度”に待ち受けるものが、一体何にかかっているのかは、知らないが。
彼の背を見送れば、乾いたタオルに手を伸ばした。]

(55) 2014/12/27(Sat) 18時半頃

[『命令』と、『お願い』と。
どちらかを問う声に、返したのは。]


 ……好きな方を、取ればいいよ。

[そんな、『選択肢』。
傷つきたくないからど、命令することで身を守ることもできたのだろう。
けれど、そちらを提示しなかったのは。]

 ……っ、

[唇を噛み締めながら、体を拭い、部屋を出た時と同じ服に袖を通す。
酷く時間をかけながら、釦を留めて。

浴場を出たのは、きっと随分後になる。*]


【人】 負傷兵 ヒュー

[浴場を出れば、真っ直ぐに図書館へと向かう。
常と同じように包帯を手渡し、上着を脱いで背を晒す。

普段通りに努めようと、その努力は報われたか。

包帯を巻き終え、図書館の扉を抜けて。
部屋へと向かう足取りは、次第に早くなるだろう。
空腹に鳴く腹も、全て抑えこんで、一目散に部屋へと入る。

気付かれなかったドアノブの薬が、戸の閉まる衝撃に静かに揺れた。

部屋の戸が締まり、一人の空間へと隔離される。
もう、誰の目も、気にせずともよい。

そう思うと、堰を切ったように溢れだす涙を止める術はもうなかった。
何のために流された涙なのか、自分にすらよくわからなかった。*]

(56) 2014/12/27(Sat) 18時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/27(Sat) 18時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

− 翌朝 自室 −

 …… っ、 ぅ、 ―――……がは、 ッ

[ベルの音で目が覚めると同時、猛烈な吐き気を堪え切れず、床へと胃の中身を吐き出す。
胃が空だったのが幸いしたか、床へとぶちまけられたのは胃液くらいのものだった。
数度、荒く咳き込んだ後、部屋の隅、埃を被っていた水の瓶の王冠を弾き飛ばした。

結局、いつの間に眠ったのだったか。
床の上で目が醒めた事から考えるに、子供のように泣き疲れてそのまま眠ってしまったと判断するのが正しいのだろう。
普段ならば、ベルの鳴る前に起きているというのに。

シャツが昨晩のままだと気付けば、丸めて其れで床を拭う。
換気のためと窓を開けば、シャツを着替えて部屋を出た。

――― ドアノブの薬には未だ、気付かない。

食堂へと向かう途中、水場で軽く、口を濯いだ。]

(59) 2014/12/27(Sat) 18時半頃

[渇いていた。
喉が渇いていた。

だから躊躇いなく、口をつけた。
その傷口を歯で、爪で広げて、溢れる血を獣のように啜った。

“友人”はもう抵抗する気力もないのだろう。
否、既にその時死んでいたのか。
死にたくないとその一心で、喉を潤していた自分にはもう、判別がつかず。

月明かりの元でも赤く、ぬめる血液が口を、喉を、胃を満たしていく感触。
血に汚れた顔をふと上げれば、佇む黒髪の男。]

 ………夢、……?

[ただの、夢なのだろうか。

夢にしては、あまりにも生々しい、その感触。]


【人】 負傷兵 ヒュー

→ 食堂 −

 ……お早う

[定位置に腰を下ろしたのは、きっと隣人>>42が席について暫く後。

きっと酷い顔をしていただろう。
それを隠す気力も、今はない。

先に食べても良いと言われた。
けれど、食欲が無いのならばそうもいくまい。

暖かなカフェオレに手を伸ばし、ほんの僅かを口に含んだ。]

(60) 2014/12/27(Sat) 18時半頃

[浴室での情景は、裡に染みている。
 優しくないと、臆病だと首を振った姿も。
 話なら聞けると、告げてくれたことも。
 男はそれに、結局頷きしか返さなかったけれど。

 何か思い出したら話してみようか。

 ───『また今度』。

 張り付いた無理矢理の笑みに
 噛み締めていたのは奥歯。

 代わりに優しく、優しく、あたまを撫でて離れた。]


 
 
 ……おぅ、そーする。


[与えられるのは『選択肢』。

 ならば選ぼう。
 『命令』でも『お願い』でもないその言葉を。

 残念ながら従順になど、従えはしないのだから。]


【人】 負傷兵 ヒュー

 ……薬、

[譫言のように、主の言葉を繰り返す。
この気分の悪さは、薬を欠かしたせいなのだろうか。
ならば、本当に久々に夢を見た理由も。]

 ……飲んでない、です……

[そう答えれば、血のように赤い錠剤は手渡されるのだろう。
血のように、赤い。

摘み上げたそれを、口に運ぼうとして、動きは止まる。
椅子についたまま、見上げる視線は主の瞳を見つめて。]

 吸血鬼が、……血の味を、恐れることは
 ……あるん、ですか、

[震える声で、問いかけた。]

(63) 2014/12/27(Sat) 19時頃

─ヴェールの向こう側─

(あの時は、なんの絵を描いていたんだろう。)

[たゆたう記憶、揺れる漣。
 向かうのは孤島?
 違う、窓ひとつない『アトリエ』だ。]


[【クアトロ】がカンバスに向かう。
 描かれるのは懐中時計の溶けた奇怪なものや
 極彩の黄色で描かれた向日葵や
 主と弟子の12人が食卓を囲むようなものまで様々だ。

 筆を走らせれば、硬貨が積もる。
 けれどそんなものに興味などなかった。

 描けることを許されていたのは資料に写されたもののみ。
 資料はいつでも柱のように積まれ
 ひとつ描き上げた頃には、また一冊積み上げられた。

 そして三日に一度は様子を見にやってくる『誰か』。
 その誰かは呪いの言葉を掛けていく。
 体を重ねるのはどこか、儀式めいていた。]


 
 
 
    「忘れないで。

     キミは、ボクを、愛してる。」
 
 
 


[終わりのこない永遠。

 ただひたすらに続くものだと思っていた。
 終わりなど考えてもいなかった。

 そこには幸も不幸も、何もなかった。

 永久に終わりが訪れたのはいつだったか────…]


【人】 負傷兵 ヒュー

 ……人の血を、口にする夢を、見て。

[自分は吸血鬼なのだと思えば、それは命を繋ぐために、必要な行為と言えるのだろう。
食事を摂りたい、眠りたい、それらと同等の欲求なのではないだろうか。

けれど、あの夢の内容を脳裏に思い描けば、恐怖にも似た拒絶の気持が湧き上がるのだ。
こんな事をしてまで、生き延びたくないと。
けれどこうでもしないと、生きていけないのだと。
血を欲したのは、喉が渇いていたからで。

辛気臭い、鬱陶しい。
真っ直ぐに届く毒に、眉を軽く寄せて、吸血鬼からコップを受け取り、薬を流し込む。

カップからカフェオレを一口、飲み込んで。]

 ごちそうさま、……あの、

 気分が、……優れないので、……部屋で、寝ていてもいいですか。

[せっかく用意されたクロワッサンを、口にできないことを暗に詫びる。]

(67) 2014/12/27(Sat) 20時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[それは、本当に、人の血を求めて行った行為だったのか。

水と共に流しこむ錠剤。
暫くすれば、この不快感すらも曖昧の中に沈んでいくのだろう。]

 ……看病は、要らない、……大丈夫、……です
 気分が、……少し、悪いだけ、だから、

 少し、休めば……大丈夫、

[何故、眼前の主は笑うのか。
薬を口にしたことに、そんなにも安堵しているのか。

椅子に座ったまま頭を下げ、止められなければ立ち上がり、食堂を後にする。
困ったように笑う顔>>68に、微かに唇を弓なりに曲げ。
差し込まれるように述べられる、チョウスケからの提案>>72に、緩く首を横に振る。]

(74) 2014/12/27(Sat) 20時頃

【人】 負傷兵 ヒュー


 平気。
 ……夢なんて、滅多に見ないから。

 混乱している、だけ。

[そう制せば食堂を抜け、部屋へと歩き、戻る。

薬の効きはじめの、独特の酩酊感。
酒に酔った時のものとは違う感覚にきつく眉を寄せ、それでも真っ直ぐに部屋へと辿り着くだろう。
誰かがついてきていたとして、それを拒絶する気力も無かったのだが。]

(75) 2014/12/27(Sat) 20時頃

[寝静まって動きが少なくなってから。そっと半分保ちながら、半分無くした意識で呟いた。]

 すき、

[届いたかどうかは定かではないし届かせるつもりもない。
ただ、吐いてしまいたかったから。**]


【人】 負傷兵 ヒュー

→ 自室 ―

[部屋の戸に、薬は括りつけられていた。
気付かなかったのは、仕方がないと思う。
相応の理由が、あったのだから。

扉を開き、閉めるのもそこそこに寝台へと歩み寄れば、赤く汚れたシーツの上へと倒れこむ。
様々な臭いの混ざり合った気配。
開かれた窓のお陰である程度は払拭されているが、名残のような淀んだ気配は残っていた。]


 ………、

[寝台の中、緩慢に瞬きを繰り返していたが、そのうちに瞼は閉じられる。
窓から入り込む風が、短な赤毛を揺らした。*]

(78) 2014/12/27(Sat) 20時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/27(Sat) 20時頃



(───目、腫れとったな。)

[昨夜あの後、泣いたのか。
 そうさせた原因は、自分であるか、他にあるか。

 そんな時に、傍に居てやれないなんて。

 その背を追ってはならない、なんて。

 『愛さなくていい』、…なんて。]


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