人狼議事


208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】

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[水音には決して掻き消えぬ距離の中、本当の名と囁く理由。
抱きしめる力は緩まない。
腕に触れた手にその掌が重なるのに、息を呑む。]

 ……ボリス、

[その音が、口に馴染まないのも当然か。
何時の日からか、彼は自分の中ではクアトロという存在だったのだから。

忘れてもいい。
本当に、忘れてもいいのだろうか。

本当に忘れてもいい言葉を、こんな声音で囁くものなのか。]

 ………、俺は、

[応える想いを、自分は持っているのだろうか。
忘れ、遠ざかることで自らを守っている、自分に。]


 ……何度も口にしなくても、いい。
 俺を愛する必要は、無い。

 きっと俺は、また忘れちまうから。
 ……そしたら、……お前が、傷つくだけだろ、?

[言葉を、一つ一つ、選びながら。
知らず、腕に触れた掌に力を込める。

忘れられても、何度も、何度でも。
この空間で時間が続く限り、何度も、何度も、永遠に。]

 ……お前が傷つくことで成り立つ永遠なら、
 そっちのほうが、俺は、嫌だ……。

[自分の知らぬところで、深く誰かを傷つける。
そんなことを、喜ばしいと思う者が、何処にいようか。
互いを守ると口にしながらも、それは酷く、独り善がりの思いだ。

―――ならば、他にどうしろと?]


【人】 半の目 丁助

 にこ、お前さん昨日はすっかり眠りこけていたのかい。
 そんな軟弱そうな身体付きをしているのだもの、
 無理もないねえ。

[主様とにこの会話を聞いて、あっしは何時もの人を馬鹿にする笑みを顔に貼付けて声を掛けた。]

 もしも体調を崩したのだったらあっしとかに
 頼ってくれてもいいんだよ。
 余り主様のお手を煩わせるものじゃない。

[誰かが体調を崩す度に主様が付きっきりで看病していたのでは、美しい吸血鬼殿は寝る暇も無いだろうと思って口にする。

そうこうしていれば食堂にじぇれみが顔を出す。>>46]

 おはよう、寝ぼすけさん。

(47) 2014/12/27(Sat) 17時半頃

[重ねた手を、強く握り締める力などない。
 いや、そんな勇気などない、が正しいか。]

 クアトロは、昔殺された『俺』の、名前じゃ。

[今はそこまでしか思い出せないけれど
 ここへ来て、その名前しか名乗っていなかったように思う。
 だから謂いにくいのも口馴染まないのも仕方がないと
 苦笑を零すのが精一杯の強がり。

 零される音は、温かな雨粒よりも鮮明な声。
 音量はさしたるものでもないのだろうが
 反響して落ちるのは、浴室にでは、きっとない。]


 うん、そうじゃの。

[必要不必要で、誰かをここまで想えるものか。
 不要と謂われ、そうですねと切り捨てられるものか。
 そう思いながら、吐き出すのは了承の意。

 傷付かないわけはない。
 それでも、きっと気持ちが揺らぐことはないのだろう。

 だから、頷いてみせる。

 彼をこれ以上、傷つけないために。]

 お前さんは優しいねぇ。
 わしなんぞいっくらでも、傷つければよかろうに。

[ふは、と笑みを零し。
 それでも顔はまだ見せられなかった。
 きっと、きっと歪んでいよう。]


[彼から離れる間際、そっと落とすのは額への口付け。
 昨夜の『おやすみ』のような、微かな。

 そして背を向けて、一度だけ立ち止まる。]

 ……のぉ。

[振り向くことは出来ずに。]



 愛さなくていいのは『命令』?

 それとも『お願い』?



[どちらであっても───*]


[クアトロと、その名の経緯を語る声に、眉を下げる。
何故、その名を名乗るのか。
殺されたのは『俺』だという、ならば今の彼は何者なのか。

馴染みの筈の者だというのに、明かされるの面々は知らぬものばかりだ。
踏み込む勇気は、膨らむ戸惑いに圧倒され、それ以上の言葉は紡げない。

踏み込んだところで、理解者になれるというのか。
またそれも、忘れてしまうかもしれないのに。]

 ……話なら、
 いつでも、聞けるから。

[口にしながら、その言葉が今この場には全くそぐわないものだと思う。
それでも、何かを口にしないと、押し潰されそうだった。]


[了承の返事を得た時、わずか安堵したのは事実だった。
その言葉の裏、真意がどうであれ、言葉という形で示されるのは、有難かった。

傷は、癒えるべきものなのだ。
忘れていい、ものではない。
忘れたところで、傷が無かった事になるわけではない。

そう思うと同時、背の傷がじくりと疼く。

優しいと、自分を称す言葉に首を横に振る。
何度も、何度も、首を横に振って。]

 ……臆病なだけだ、

[零れた笑い声に、涙が零れそうになる。
けれど、彼が無理矢理にでも笑うのであれば、自分もきっと笑うべきなのだろう。

そうして、作り笑顔を貼り付けて。]


[『命令』と、『お願い』と。
どちらかを問う声に、返したのは。]


 ……好きな方を、取ればいいよ。

[そんな、『選択肢』。
傷つきたくないからど、命令することで身を守ることもできたのだろう。
けれど、そちらを提示しなかったのは。]

 ……っ、

[唇を噛み締めながら、体を拭い、部屋を出た時と同じ服に袖を通す。
酷く時間をかけながら、釦を留めて。

浴場を出たのは、きっと随分後になる。*]


[渇いていた。
喉が渇いていた。

だから躊躇いなく、口をつけた。
その傷口を歯で、爪で広げて、溢れる血を獣のように啜った。

“友人”はもう抵抗する気力もないのだろう。
否、既にその時死んでいたのか。
死にたくないとその一心で、喉を潤していた自分にはもう、判別がつかず。

月明かりの元でも赤く、ぬめる血液が口を、喉を、胃を満たしていく感触。
血に汚れた顔をふと上げれば、佇む黒髪の男。]

 ………夢、……?

[ただの、夢なのだろうか。

夢にしては、あまりにも生々しい、その感触。]


[浴室での情景は、裡に染みている。
 優しくないと、臆病だと首を振った姿も。
 話なら聞けると、告げてくれたことも。
 男はそれに、結局頷きしか返さなかったけれど。

 何か思い出したら話してみようか。

 ───『また今度』。

 張り付いた無理矢理の笑みに
 噛み締めていたのは奥歯。

 代わりに優しく、優しく、あたまを撫でて離れた。]


 
 
 ……おぅ、そーする。


[与えられるのは『選択肢』。

 ならば選ぼう。
 『命令』でも『お願い』でもないその言葉を。

 残念ながら従順になど、従えはしないのだから。]


─ヴェールの向こう側─

(あの時は、なんの絵を描いていたんだろう。)

[たゆたう記憶、揺れる漣。
 向かうのは孤島?
 違う、窓ひとつない『アトリエ』だ。]


丁助は、ヒューの様子を案じて二人の会話を聞いている。

2014/12/27(Sat) 19時半頃


[【クアトロ】がカンバスに向かう。
 描かれるのは懐中時計の溶けた奇怪なものや
 極彩の黄色で描かれた向日葵や
 主と弟子の12人が食卓を囲むようなものまで様々だ。

 筆を走らせれば、硬貨が積もる。
 けれどそんなものに興味などなかった。

 描けることを許されていたのは資料に写されたもののみ。
 資料はいつでも柱のように積まれ
 ひとつ描き上げた頃には、また一冊積み上げられた。

 そして三日に一度は様子を見にやってくる『誰か』。
 その誰かは呪いの言葉を掛けていく。
 体を重ねるのはどこか、儀式めいていた。]


 
 
 
    「忘れないで。

     キミは、ボクを、愛してる。」
 
 
 


[終わりのこない永遠。

 ただひたすらに続くものだと思っていた。
 終わりなど考えてもいなかった。

 そこには幸も不幸も、何もなかった。

 永久に終わりが訪れたのはいつだったか────…]


【人】 半の目 丁助

[ふいと横から手が伸びてきて>>68顔を顰める。]

 おや、くあとろじゃあないか。
 相変わらず不吉な数字をぶら下げてるね。

["死"を連想させるその数字があっしは嫌いだった。
終わりを感じさせるものはなんだって嫌いだ。]

 木乃伊くんなら具合が悪いようだよ。
 主様がまた無理をして面倒を見ようとするから、
 何ならお前さんが看病をしてやりな。

[早口で言い捨てると、麗しの吸血鬼殿に確認するように。]

 ねえ、ひゅうが一人きりで無いのなら
 主様が付きっきりになる必要もないだろう?

[そう尋ねた。
くあとろの瞳の数字を見ていたくないから、追い払おうとしてるだけさね、別に。]

(72) 2014/12/27(Sat) 20時頃

【人】 半の目 丁助

 まあ、きちんとしてる積りでも
 何かの拍子に体調が崩れることも有……だ、だ誰か?

[>>70にこの不意の指摘に動揺する。]

 そ、ちが、いや、そりゃあ一緒には居たけれど、

[ちらりちらりとじぇれみに視線を送ってしまう。]

 別に、そういうんじゃあないよ!

[赤くなって何かを否定する。
「そういう」とは一体何がそういうなのか。]

(77) 2014/12/27(Sat) 20時頃

[寝静まって動きが少なくなってから。そっと半分保ちながら、半分無くした意識で呟いた。]

 すき、

[届いたかどうかは定かではないし届かせるつもりもない。
ただ、吐いてしまいたかったから。**]


【人】 半の目 丁助

[態々隣に座ってきたくあとろに眉を釣り上げる。]

 は?本人が否定しようとヒューの看病に行ってきな!
 あっしの命令だよ!

[その命令は恐らくもう食堂を出た木乃伊くんの耳には届かなかったろう。]

 あっしの可愛い弟分が具合が悪いってのに
 放っておこうって言うのかい?

[正直クランの他の面々は家族同然だと言われてもぴんと来なかったが。髪色の同じヒューだけは密かに兄弟のような親近感を覚えていた。

因みに自分で看病してやろうとしないのは、普段散々からかっているのに甲斐甲斐しく看病してやるなんて恥ずかしいからだ。]

(82) 2014/12/27(Sat) 20時半頃


(───目、腫れとったな。)

[昨夜あの後、泣いたのか。
 そうさせた原因は、自分であるか、他にあるか。

 そんな時に、傍に居てやれないなんて。

 その背を追ってはならない、なんて。

 『愛さなくていい』、…なんて。]


 …………さんきゅ。

[ぽそりと同じ髪色の男にだけ落とす。
 『命令』がなければその背を追えなかったし、追わなかった。
 『命令』をありがたいと思ったのなんて、初めてだろう。

 ありがたかったからこそ、
 そう思った最低の自分に、眉を顰めたのだ。]


【人】 半の目 丁助

 はあ?あっしが、可愛い?
 お前さん誰に向かってそんな口を聞いてるんだい。

[>>81まるで女に言うような文句に眉がぴくりぴくりと動く。
じぇれみに言われた時にはそんな風にならなかったものを。]

 次にそんな事口にしたらただじゃあおかないよ!

[続いて横から聞こえてきたくあとろの言葉にも反応する。>>84]

 なんだいそりゃあどういう嫌味だい!
 もういい!お前さんらなんかと居たって不愉快だよ!

[「ふん!」と鼻を鳴らすと、あっしは荒々しい歩調で食堂を去った。*]

(86) 2014/12/27(Sat) 20時半頃

[去り際にくあとろから落とされた礼の言葉に関しては、
何故言われたのか分からなかったので気にしない事にした。*]


[ふと、笑うオカマの表情がよぎったりもしたか。
 なにが全裸で雑用だ、受けて立つからもう一度オカマ呼ばわりしてやろう。

 振られた相手の背中を追える、嬉しさに、眉を顰めていた。
 手まで握り、時折はそっと頭をなで。
 そうしていれば馬鹿みたいに
 やがて、頬は緩んでしまうもの。

 何度も落とす『愛しとる』が忘れられないものになればいいのに。

 そう、思いながら*]


 
 
 (──ああ、違うな。)


[忘れられないのではなく。
 忘れたくないものに、なればいいのに*]


半の目 丁助は、メモを貼った。

2014/12/27(Sat) 21時半頃


丁助は、ボリスが命令を実行してくれた事に密かに感謝している。

2014/12/27(Sat) 21時半頃


【人】 半の目 丁助

ー図書室へー

[破れかぶれに食堂を飛び出したあっしは、図書室へと向かっていた。
実を言うと本を読むのは余り得意で無くて此処に足を運ぶ事は少ないのだが、怒りに任せて歩いていたら此方の方向に来たので図書室に入ることにしたのだ。]

 何を読もうかね……。

[本棚の前で腕を組んで悩む。
むつかしいのは読んでも面白く無いし、絵本なんか読んでるのを誰ぞに見られたら何を言われるか分かったもんじゃないし。]

(95) 2014/12/27(Sat) 21時半頃

 ……で、 ……良いんだよな?

[確かめるように、小さな声で尋ねたのは、朧に形の残る昨晩の事を思い出してか。

違う名があると、告げられた。
しっかりと自分へと告げられた筈なのに、それすらももう曖昧だ。
長い名ではなかった気がする。
けれど、そんな些細な事すら覚えていられないなんて、とんだ笑い草じゃぁないか。

自分が情けなくて、ただそれだけで、涙が滲む。]

 ………っ、

[涙腺が弱くなっているのは、身体が弱っているからだと信じたい。]


 ふはっ、構わんよ。

[本当の名前は別にある。
 けれど、彼が己を【クアトロ】として覚えているなら。
 きっとそれが、今の本当の名前。

 何やら息を詰める音。
 うっすらと腫れていた瞼がまた、涙を滲ませていて。]

 また怖い夢、見たんか?

[もう片方の手を伸ばし、そっと指先に掬う。
 怖がらなくていい、安心していい。
 でも泣き止むなとは謂わず。]

 傍におるけ、大丈夫よ。

[ゆっくりと、言葉を紡ぐ。]


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