3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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いいよ? そこには
生徒会長『モ 居るんでしょ。』
…… 生徒会長は ケイト を探すんじゃなくて ビー玉を探してるんだ、ね。
『見つかっちゃう カな。』
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― 生徒会室 ―
……、わからない……。
[ドナルドは、腰を降ろしたままだろうか。 それならば、薄紫は見下ろして、眉を寄せて。]
……どうして、… あんなふうになってまで手を伸ばすのか ――どうして、……
[――常の、 問い掛けが、重なれば>>685 伸ばしかけた鉱石の指を 退いた。]
……――、… 様子を、見た方が…いいんじゃ、ないのか。
(688) 2010/03/02(Tue) 12時頃
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…まだ、幻惑が解けたかは、 ……わからない から。近づくのは、まだ。
…気になるなら、…見てくるが。
(689) 2010/03/02(Tue) 12時頃
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…――
…… 莫迦か 本当に。
[小さく呟く]
嗚呼。…生徒会長は、ビー玉を。
…そうか。――見つかったら、…鬼は、まけ。
なら。
そりゃ、ケイトを見つけてもらわないと困る。
確かにわりぃ子だ。
萌え死ぬってどんな感じなんだろうな。(想像がつかず)
そうね、生徒会長…
ビー玉をとりあげてたのは、見たかったのかしら
くろい しずく
そんなにみたいの か な ?
[闇が さみしいと 騒ぐ。
こっちへおいで と 手招きをする。]
『さみしいよ、 仲間が ほしい って、言うんだ。』
『送って あゲヨう?』
…自分で謂っといて。
……知らん。
[萌え死ぬについて論じるバーナバスを一刀両断。]
…――。
黒い雫
[自分の分は、ぼやけている。
なりきれない鬼。でも鬼は、]
……見せてやれば。…
――“鬼に捕まること”と引き換えに
[騒ぐ 騒ぐ 闇が騒ぐ]
[ざわりざわりと闇が騒ぐ]
[黒い雫は半端物を笑う]
[御前にはお似合いだ。]
[御前には、お似合いだ。]
…… ばかだよね やっぱり。
[萌え死ぬを考える 低い声に 呆れたような。]
黒い
黒
[自分のビー玉は やけに はっきりとした 黒。
見た者を飲み込むように 瞳孔のように深い 黒。]
『そうだね』
『見ツケる ってことは』
『こういうことダと、我が身を以って』
『知って貰おウか?』
『大丈夫だよ』
『お仲間は 一杯だ。』
『ちゃント、送ってあげれば 寂しく なイよ。』
あんまりバカにすんなぁー
[だけど、以前にも増してどんどんバカになっているのは否定できず。
動物のような毛が生えた自身の手を見た。]
……ばかにばかって謂ってなにがわるい。
[彼のからだのことは知らず]
…生徒会長くん いまさらね
彼のいろ、わたしも、もう見てる。
君が ひかり にかざしたでしょう?
あかでもなくあおでもなく
にているかしら ね
うすむらさきに
――、……
――…、 何…?
[薄紫。半端者の色。でも。声は。]
[バカって言うな、と。]
褒めてるんだけどな。
[ある意味では。
やはり彼の身体の変調は 知らない。]
うす むらさき?
似たような色って、他にもあるの、かな。
ただ……
[鬼 の 印がないだけ。]
『彼は 鬼 を みつけようとするんだ。』
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―生徒会室―
…――、ん。
[指先を握りこみ、フィリップを見送った。 遠くから声がする。]
…、――
[自分の手を見た。 職員室の時握りこんだ拍子にだろうか、 掌に傷がある。弾けるだろうか]
…、ぇ
[ぽつり、零された言葉に眼を丸くする。 ついで 伸ばされた手を 少しだけ、怯えたようにしながら ――いつかのように払うことは、しなかった]
(699) 2010/03/02(Tue) 12時半頃
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―生徒会室―
…、 待っ
…、…――、
[(淋しい。)]
……――俺も、行く。
(703) 2010/03/02(Tue) 12時半頃
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まぁ、バカなんだけど……
[軽く返したつもりでも、ちょっとだけ、怖くなる。
なんだろう、こう、本当に頭が悪くなっていってるような……。
まさか誰が誰だかわからなくなるようなことはないと思うのだが……。
あんまり触っていないビー玉の表面はかさりとした感触で、
でも赤の中に見えるのは黒い星。]
奏者 セシルは、謂ってしまってから、自分でうろたえて半歩退いた。
2010/03/02(Tue) 12時半頃
……あんまりご自分のこと、
ばかばか言わないでください。
[ふ、 と 息を吐いて 嗤う。]
『凄いね、さすがは元・生徒会長。』
[聞いた、苛めていたと言う様子など微塵も感じさせないし。]
『よく……こんな状況で、平静で居られるね。よっぽど 鬼 みたい。』
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― 生徒会室→南棟 >>707―
――っ、…余計なお世話だ。
[闇に覆われる前、に 似たような言葉を聞いたのを思い出す。 傷の手を握りこむ。――手袋でもあればいいのに、と少し思った。
受け入れる。 拒まない。 分からない。
ドナルドの背を追う形で、 ――距離はまだ少し取って。 白骨の転がる階段には眉を寄せ、一応、気をつけて踏み出したつもりだった。――[16]]
(715) 2010/03/02(Tue) 13時頃
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