人狼議事


299 さよならバイバイ、じゃあ明日。

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[イナリは世界を渡る空狐である。

 渡った先で天寿を全うし死ぬ度に生まれ変わり、力を増す妖。
 それがこの胡散臭い拝み屋の狐の正体だ。]


[この街での生は、空狐となってから八度目の生。
 次に生まれ変わった時、遂に大願は成就する。

 ――ただし、生まれ変わって力を得るには条件がある。
 殺されたり、不慮の死を迎えてはならない。
 そうなれば全てが元の木阿弥、ただの狐からやり直しなのだ。]


[つまり狐はこの街にとってはよそ者、異邦人で。
 そうしてどうやらこの街では、異邦人とバレたら追い出されてしまうらしい。]

 殺されるよりは万倍マシですけれど。
 折角ならこの街で八度目の最期を迎えたいものです。

[狐は案外、この奇妙で雑多な街での暮らしが気に入っているのだった。]


 ――そう思いませんか、貴方?

[そして狐は、どうやらもう一人だか一匹だかいるらしい、異邦人の気配に向かって語り掛けた**]


【人】 鳳凰の実 モイ

 
こんにちは、こぉら。

[愛想も挨拶もそこそこに。
 欲しいものはその場で用意してくれる。>>0:90
 ……どうなっているのかは分からないけど。
 葬儀屋は死に寄り添って送り出すもの。
 しかし、そんな葬儀屋から見るところでは。
 草屋さんは生を生み出す存在そのものだった。]

ふっふっふ〜〜。
いつもありがと、じゃあ御代だね。

[束ねられた草束を受け取る前に対価の用意。
 葬儀屋は大抵、匂い袋を差し出していた。
 それは今回に関しても例に漏れず、だ。]

(12) 2019/10/08(Tue) 01時頃

【人】 鳳凰の実 モイ

[そこまでは普段通り、なのだけど。]

ん?

[じぃっと見られる。>>0:91
 それは、よくある事ではないよう、]

(13) 2019/10/08(Tue) 01時頃

【人】 鳳凰の実 モイ

………ああ、

(14) 2019/10/08(Tue) 01時頃

【人】 鳳凰の実 モイ

[寂しそうに鳴る音一つ。>>0:93
 言葉だけが伝える全てじゃあない。
 言いたい事は、分かってしまったのだ。]

……ヴェルだよ。
本人きっての希望で、水葬さ。

[水は流れ、蒸気となり、雨となり、地に還る。
 輪廻転生だったか、命は廻るものだと。
 だからこそ、また此処に帰ってこれるように。
 ────常々そう言っていたから、水葬だった。]

こぉらは、他に聞いておきたい事、ある?
なけてばもう行くけどいいかな?

[確認だけは取って、次は粉屋だ。]*

(15) 2019/10/08(Tue) 01時頃

モイは、もちろん、質問の答えを誰かに振られていた事は知らない。

2019/10/08(Tue) 01時半頃


鳳凰の実 モイは、メモを貼った。

2019/10/08(Tue) 01時半頃


[ソルフリッツィは、剣闘士だった。]


[剣闘士ソルフリッツィは、充分に強かった。
 真剣を交えて戦い、相手を何度も地に伏せさせてきた。

 剣闘士の戦いは過激なものだった。
 皮膚も裂け骨も折れ立てなくなると負ける。
 時にはそのまま命を失う闘士もいたほどだ。]


[剣闘士ソルフリッツィは、勝ち続けてきた。
 自らの剣で沈む闘士を何人も見下ろしてきた。
 多くの歓声に包まれ、闘技場の中央に立っていた。

 剣闘士ソルフリッツィは、敗北を知らなかった。]


[ソルフリッツィは常勝の闘士だった。
 故に、勝利を願われ、期待され続けた。
 否、すでに勝利を確信し、願いすらしないものもいた。

 ソルフリッツィは勝つ。
 それは、民衆にとっては当然で、ソルフリッツィにとっては恐怖だった。]


[常勝の闘士は、負けたものがどうなるかを、その目に一番多く見続けてきた。
 ほんの僅かの隙、勝つことの重責に潰れた瞬間に、自身の居場所がそちらになるという幻を何度も見てきた。
 震えるほどの恐怖だった。

 勝利の褒美で、ソルフリッツィは鎧を整え続けた。
 装甲を厚く、並の剣では貫けぬようにした。
 剣闘士としての戦いに防具を持ち出すことに異を唱えるものもいなくはなかったが、鎧さえ突き通して勝つのが真の剣士真の闘士と呼ばれ、戦いはいっそう湧き上がった。
 ソルフリッツィは鎧ばかりを整えて剣はいつもぴんぴんに研ぐ程度であったので、なれば鎧を貫きさえすればと鋭く強い剣を携える闘士が増え、刀工も技を競いはじめ、それはそれは盛り上がった。

 しかしソルフリッツィにとってはそれすらどうでもいいことだった。
 ただ負けられなかった。死にたくなかった。]


[やがて、最強の鎧と最強の剣を突き合わせて、鎧が負ける日が来た。
 腹のあたりの鎧の隙間を、突き通すように細剣が貫いた。
 それで継ぎ目をこじ開けるようにして、広がった隙間に刃の広い短剣が勢い良く振り下ろされた。

 ――ああ、ついに死ぬのだと思った。
 安堵と深い恐怖の混じった、強い感情が頭の中を塗りつぶして、時が止まったように硬直していた。]


[それからソルフリッツィは、この街にいる。]


[理由はわからない。何が起きたのかも知らない。
 気付けばこの街にいた。目覚めたのは自宅の中で、街人たちはまるで昔からここにいた住人のようにソルフリッツィのことを扱った。
 ソルフリッツィは戸惑いながらも、ぐるぐると街を見回しては街のことを知り、いつしかそれを仕事のようにしながら、この街で"生きて"いる。]


――そうだな。
出来るなら、この街で。

[イナリのそばを歩きながら、すれ違いざま返事をする。
 この街は、毎日ひとり誰か死ぬ。
 この街にいればあるいは、ようやく、本当に、震える日々から解放される気がする。]

八度も死にたくは、ないけども。


【人】 鳳凰の実 モイ

[御代は受け取ってもらえたようだ。>>20
 尤も、草屋さんが受け取ってくれない事はないが。
 こんなもので大丈夫かしばしば心配にはなる。]

うん。
一つ、一つと、落ちていくんだなぁって。

[二十と一の重さでも、その木の実一つは重い。
 死人に口無し、死後の意思表示はできない。
 葬儀屋にできるのは、送り出す事だけ。]

……うん?

[質問に答えただけ、のつもり。
 でも、草屋さんにとっては違った様子。]

(30) 2019/10/08(Tue) 03時頃

【人】 鳳凰の実 モイ

[差し出されたのは、花だ。
 それも、水に咲くのだと。>>22

分かった、渡しておくよ。

[柩を整えるのは、葬儀屋の仕事の一つ。
 いずれ沈む船に託す水葬だけれども。
 水咲きの花なら喜びそうだとも思った。]

じゃあね、こぉら。
今日もありがと。

[振る手は、気楽なものだけれど。
 花を傷付けないように気を付けていた。
 だから、逆の手は柔らかく包むように握っていた。
 そこまでは良かったのに、]

(31) 2019/10/08(Tue) 03時頃

【人】 鳳凰の実 モイ

[……ちょっと苦い表情にもなった。>>24

(32) 2019/10/08(Tue) 03時頃

【人】 鳳凰の実 モイ

[別に、元気である事を咎める気はない。
 健康であることの証だし、悪くはないはず。
 ……それが葬儀会場だったり、とか。
 葬儀の準備中の場合もやめてほしいところ。]

いんてぃ、が、草屋さんに…??
まあ、いいか。
じゃあ、後はこぉらに任せるよ…。

[『死』の行方は分からない。>>24
 寧ろ、それは葬儀屋の方が知りたかった。
 もちろん、関わり合いになりたくない事は。
 気づかれないとしても、当人に罪はない。
 口にしない葬儀屋が悪いのである。]**

(33) 2019/10/08(Tue) 03時頃

鳳凰の実 モイは、メモを貼った。

2019/10/08(Tue) 03時頃


[すれ違い様零された、八度も死にたくはない、との言葉にくすりと笑う。]

 ええ、ええ、そうでしょうとも。
 わたくしにとっては、そう、列車を乗り換えるようなものでございますけれども。

[他の方はそうはいきますまい、と頷く。
 狐とて、死については他者と認識にズレがあることが多いのはわかっているのだが。つい、妖に寄った考え方をしてしまうのだった。**]


[例えば八度も死ぬ――つまりは八度も生まれたことがある狐なら、多くの死肉を残したりしないだろうか、と過ぎるものの、イナリにいなくなってほしいとも思わないし、死んでいない狐のことを今算用に入れても仕方ない。]

私は一度だって死にたくはない――

[思考が呟きになって零れたが、狐に聞こえたろうか。]


[今はいない人。
 もう会えないはずの人。
 その人に会うために。ただそれだけのために。
 狐は八度目の生に手をかけた。]


[零れ聞こえた呟きに、狐は低い笑いを漏らした。]

 ホホ、これはまた。
 この世に命として生まれてきた以上、いずれ死を迎えるは必定。
 それとも、不死をお望みでございますか?

[本気とも冗談ともつかぬ口振りでそう言って、狐はいつものように笑う。

 狐は死体を残さない。失敗しない限りは。
 もしも天寿を迎えず不慮の死を遂げた場合は、ただ一匹の古狐の骸が残るだろう。]


【人】 鳳凰の実 モイ

[まじまじと見られる事には気まずさもある。
 送り人であるゆえに、ではあるのだけれども。]

そ、そうなのかぁ…。

[葬儀屋もやはり人間ではない。
 小動物を喰らう猛禽類には苦手意識がある。
 当人が関わり合いになりたくないような、
 性格のものであることと等しいくらい。]

うん…?
ああ、これは届け先の決まっている供え物だよ。
そうだね、キミの言うように送り華だよ。

[首を急き気味に横へ振られた理由は知らない。>>36
 確かに葬儀屋は送り出すものではある。
 しかし、看取るものでは決してないのだ。]

(102) 2019/10/09(Wed) 20時半頃

【人】 鳳凰の実 モイ

[改めて見ると大きいな、という感想を抱く。
 その言葉の代わりに、『死』の行方に頷いた。]

……そう、キミではない処に、だ。
いんてぃ。

[呟いた言葉は、不満げな嘴の音の後。>>37
 葬儀屋は『死』の残留を見るけれども。
 『死』を見る訳でも、行き先を知るのでもない。]

まあ、死は平等だ。
確かに訪れる元を選びはするけれども。
貴賤も老若も男女も関わりない、ただの半丁さ。

[どこか、冷めたような口調だった。]

(103) 2019/10/09(Wed) 20時半頃

【人】 鳳凰の実 モイ

[しかし、その理屈は分からなかった。>>38

(104) 2019/10/09(Wed) 20時半頃

【人】 鳳凰の実 モイ

 
……、うん?

[かけられた言葉に、首を傾げる。
 何か、決意をするような一拍の空白があった。>>39

そうだねぇ…。
話す事があれば、だけどね。
言伝くらいはしようじゃあないか。

[葬儀屋は、『死』に言語が届くとは思っていない。
 しかし、彼がそう思っているのならば。
 無意味だとしても、意味を見たいだろう?]

(105) 2019/10/09(Wed) 20時半頃

【人】 鳳凰の実 モイ

[路地をぱたぱた、歩いていく。
 まっすぐ向かえばいいものなのだけれど。]

か〜ごめかごめ。
か〜ごのな〜かのと〜ぉり〜ぃは〜。
い〜つ〜い〜つ〜で〜やぁう〜。

[葬儀屋は、自宅からは何処へでも向かえる。
 他所から自宅へも向かうことができる。
 しかしながら、他所から他所へは行けなかった。]

よ〜あ〜け〜の〜、ば〜ん〜に。

[それに、手向けの花は早く添えてしまうべきだ。
 そういう訳で、一度自宅の方へと足を進めていた。]*

(106) 2019/10/09(Wed) 20時半頃

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