人狼議事


306 【誰歓5発言RP】かたりかたるるかたりべの

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:




         けれどわたし、忘れませんよ。
         ええ、決して、決して。

 


【人】 儺遣 沙羅

 
[ 土壌の豊かさや日の照りに影響を受けようと、
 花は、咲くことが叶う場所になら何処でも咲くのです。

 それが、ひとが、獣が、鳥が、
 そして、ひとではないものが通る路の上だったとして
 自分では咲く場所を選べなど、しないのですから。


 ときにそれは、
 四足に均された獣道の最中でありましょう。
 或いは鳥の過ぎる小島の岬でありましょう。
 もしくはひとの屍の並ぶ下でありましょう。

 根無し草に根の生やし方を教えることは出来ずとも
 血の雨に濡れようと、無為に踏みつけられようと、
 花は花としてただ、そこに在るばかりでしたでしょう。

              ──そのとき>>5:44も。 ]
 

(21) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃

【人】 儺遣 沙羅

 
[ 恐らく、その場に居たのは"私"ではなく
 降りかかるものを払う腕も持たない普遍の一花。

 >>5:45けれども、彼の方にとっては
 私という花は何処ぞで出逢った花と何ら変わりなく
 単に其処彼処に咲く「花」であるのでしょう。

 …と、"私"は思いました。
 何分自我が確りと確立する前の────
 名も無い草花の頃の憶えは有りませんでしたから。 ]


  ……まあ。何処かでお逢いしましたか?
  忘れてしまっていたら、ごめんなさい。


[ 私が"私"として咲くようになるよりもずっと以前、
 誰ぞに知らず踏みつけられた花も在ったのでしょう。 ]
 

(22) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃

【人】 儺遣 沙羅

 
[ とは言え──片方に憶えが無ければ種が花咲く道理も
 引き留める口実も実りませんから、去りゆく姿を
      … 静かに見送るばかりになったでしょう。


 残念ながら、散りゆく儚い存在でも
 幾度も繰り返す時の裡に育て、憶えるものがあるのだと
 ひと紛いの口を以て告げるには余りに暇が足りずに。 ]
 

(23) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃

【人】 儺遣 沙羅

 
[ >>5:46後日、根を張るには遅過ぎ
 根腐れるには早過ぎる──そんな日のことです。

 私には過ぎた持て成しを頂きましたから
 最後の時をどう過ごそうかと考えていた折
 丁度、縁側に腰を落ち着ける姿が見えました。 ]


  ええ。喩え気が付かれずとも、
  私は私が咲くべき場所に居りますよ。

  何処かへ向ける気の在るものたちの為に
  咲いているわけではありませんもの。


[ 暫くのち、甘味を詰めた小鉢片手の方の傍へ
 南瓜さんから受け取った湯飲みをそっと置きながら
 向けられた切れ長の瞳へ視線と言葉を返しましょう。 ]
 

(24) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃

【人】 儺遣 沙羅

 
[ 何か目的を携えて会う訳でも、
 話の種を持っている訳でもありませんでした。

 彼が彼のしたいように過ごしている傍に
 私はただ──多くの花がそうするように咲くだけ。

 今のように言葉を交わすことの方が少なく
 無言で共に在ることの方が余程多かったようにも
 改めて振り返ってみれば感じられましたが…、
 さあ、…こればかりは私の思い違いだったやも。

 兎角、私から声をかけることは殆ど。
 それだけは間違えようのない事実でした──が、 ]
 

(25) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃

【人】 儺遣 沙羅

 
[ 時折、声がかかれば>>5:47
 私も言葉で返すこともありました。 ]


  貴方だけでなく、私も
  全てのものは在るばかりが自然なのですから

  貴方が今一度花を踏みつけて散らそうと
  私自身が貴方を責めることは無いでしょうね。


[ 花はひとと違って温度を持ちませんけれど
 貴方の頬に袂から伸ばした指で触れようとして、
 実際にそれが叶うのだとすれば────、 ]
 

(26) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃

【人】 儺遣 沙羅

 

[ 花一輪、
 切り落とし──踏みつけた處で
    ・・・・・・
 貴方に降りかかる熱はないのだと>>5:47
 ( 故に何も気に掛けることはないのだと )

        悟って頂けるのでしょうか。 ]

 

(27) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃

【人】 儺遣 沙羅

 


  … そうですね、貴方が
  旅路の途中で路傍に私を探して下さるのなら


[ >>5:48根無し草の行く先に
 根を張り続ける草花たちと同じ郷は無くとも
 咲き誇る花たちの中に目を止める事があるのなら
 再び交わる奇縁もあるかも知れませんね、と。

 別れの苦みと出逢いの甘みが混ざり合う
 最後の宵が近付く時の中へそっと言葉を置きました。 ]
 

(28) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃

【人】 儺遣 沙羅

 

           わたし
  他の花ではなく、沙羅の花に
  もう一度逢いたいと望んで下さるのなら、

  ──── 貴方が、
  "気が付く"時にはきっと私は貴方の御傍に。*

 

(29) riberio 2020/08/29(Sat) 22時頃

【人】 儺遣 沙羅

 
[ 花は枯れるものですけれど>>53
 成したものまで失われるかというと
 必ずしも──そうではないのです。

 栄養のある土に私たちは咲き、
 天から降り注ぐ水を受け、風にそよぐ。
 沢山の栄養を糧に蕾を作り、実を成す。

 そして散った後には
 次の花を咲かせる準備を始めるもの。

 それは確かに元の花ではないのでしょう。
 けれど…、形に。模様に。立ち姿に。
 引き継がれていくものは必ずあるのですから、

 私たちが咲くことは無意味ではないのです、と。 ]
 

(93) riberio 2020/09/02(Wed) 21時半頃

【人】 儺遣 沙羅

 
[ 花の儚い生き様以外に貴方に
 伝えられる術は、ありませんでしたから。

 >>55私の代わりに花の一部を、貴方に。

 私自身が枯れても、瓣一枚。
 貴方が離す気が無い限り貴方の傍で咲くのでしょう。 ]
 

(94) riberio 2020/09/02(Wed) 21時半頃

【人】 儺遣 沙羅

 


  折り紙。…ああ。
  それなら私も存じていますとも。

  ひこうき…は良くわかりませんが…


[ その日。
 紙を折って「ひこうき」なるものを作り>>56
 一緒に飛ばして遊んだりなどした貴方。

 ( 彼女の「ひこうき」ときたら
   あまりにも飛ばないものですから、代わりに
  そのうち私が折る係をする事になりました。
          … でも、それで良かったの。 ) ]
 

(95) riberio 2020/09/02(Wed) 21時半頃

【人】 儺遣 沙羅

 
[ 彼女との思い出は確かに私の中に。
 それは栄養の代わりに花の全身へ漲り
 軈て再び巡り合うまで廻るのでしょう。

 いつか、過ぎ去った晩夏のあとに
 何度となく春夏秋冬を繰り返したとして─── ]
 

(96) riberio 2020/09/02(Wed) 21時半頃

【人】 儺遣 沙羅

 
[ 花の名前を貴方が記憶し続ける限り
 土壌に語り草が芽吹く日も遠くはないのでしょう。

 冬来たりなば春遠からじと申します。
 出会いの季節は何れ程長い冬を経てもやって来る

           …… そういうものですから。 ]*
 

(97) riberio 2020/09/02(Wed) 21時半頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


← ↓ ■ □

フィルタ

注目:沙羅 解除する

生存者
(9人 135促)

沙羅
14回 注目

種別

通常
内緒
仲間
死者
舞台
背景

一括

全示
全断
反転

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】
(0.085 CPUs)
SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
あっぱれ、うっかりアイコン by 小由流
人狼議事キャラセット by りりんら
管理 sol・laななころび