297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
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──── かごめ かごめ
かごの中の 鳥は
いつ いつ 出やる
夜明けの 晩に
鶴と 亀が 滑った
うしろの
正面
だ ぁ れ ?
[ざわ、ざわ、ざわ―――――
藤棚に、風が流れ込んで揺らすようなざわめきが、
胸の内、吹き荒れて。
嗚呼。
例えばあなたが、
わたしに願いをかけたなら。
わたしはしずかに、ねむりにつけたかも、しれなかったのに。]
願いをください
わたしが、わたしであるために
願わせてください
貴方たちのために
願いを
ねがいを
ねがい を
なぁ、
次は、どの子がほしい?
[待っても、待っても、待っても。
神様は、お迎えに来てくださらなかった。
待っても、待っても。
待っても。
ある日、善吉っつぁんが、やってきた。]
『**が、3日とおかずに熱を出しよります。』
『どうか、どうか、』
『助けておくんなまし。』
[神様は、なぁんもしてくれん。
なぁんも。
多分、人間の声なんぞ、聞こえやせんのでしょう。
あんまりにも、背ぇが高くていなさるから。
だから、わたしはお祈りした。
どうか、わたしの可愛い妹を、助けておくんなまし。
気づけばあたりに、見事な紫陽花が咲き乱れていた。
戸惑いながらも善吉っつぁんは、紫陽花を一株摘んで帰った。]
[紫陽花を煎じて作った薬は、流行病をよく治したらしい。
わたしはそれを、お礼に来た善吉っつぁんを見ていて知った。
やっぱり神様は、何も答えなかった。
それから、度々やってくる村の人々は、代わる代わるあらゆる願いを供えた。
わたしはその中から、叶えてやりたい願いについてだけ、願いを重ねた。
わたしが願いを重ねた願いだけは、不思議と叶えられた。
神様は、人間のことなど知らない。
けれど。
お嫁の願いは、聞いてくださるのかもしれない。
そう思った時、わたしは何故だか涙を零した。]
[わたしがお嫁入りした神様は。
きっと確かに、存在したのだと。]
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─山中─
…うん。
[ たえが呼んでいた>>4:105という話に頷いて、]
わかる。 呼ばれんでも、ついていきたいよなぁ。
[ 消えて、残る紫陽花にそこまでの確信は持てず。けれどふわふわとそういうモノだと思い始めている。感覚の麻痺は、きっと雷門が消えた時からあった。]
そうかもしれん。 神様を敬って、奉って、 忘れないように、語り継いで、いって、 忘れないように…、みんな。
でも、
(4) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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神様は、―――… 神様は、ただ、優しいだけかもしれん。
[ たえが消えたから雷門を消したなら。 寂しいと言ったから日向を消したのなら。]
(5) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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―― !
[ 藤の匂いに気付くと口元が戦慄く。 不安を言葉にされると顔が顰められた。]
朧ちゃん、
[ 待っていてと言う言葉にも動けずに。 ただ頷いて定吉を見送った。]
(6) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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[ 強い強い藤の香に、眩暈がしそうだ。]
(7) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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じいちゃん、 …… おるの?
やったら、 朧ちゃんも、そっち、おる?
[ ゆらりと辺りを見回して、さく、一歩、歩を進める。 けれど向かう先は社の方ではなく、最初にたえが消えたとされる場所の方。]*
(8) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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― 山の中腹 ―
――…
[ 小さく歌を刻みながら歩を進める。 たえが指示したあの指を思い出す。
たえちゃん、
透明の紫陽花がてんてんと咲いていて、まるで道案内のようだ。その先の紫陽花、もうここには居ない、紫陽花の花。 中腹、滅多に行かない場所だけれど、全く行かなかったわけではない。そして、この辺りに…
暫く足元を探し続ける。 大人が探した痕跡もあり、足跡や折れた木の枝、踏みしめられた木の葉っぱ。あるだろうか。ないだろうか。消えているだろうか。
葉を掻き分け、漸く見つけたのは、目立たない、小さな小さな、子供の片足分の。何かが滑り落ちた跡だった。この跡があっても、身体がなければそうとは繋げないだろう小さな跡。
だけどどうしてか、それは彼女のものだという確信があった。]
(9) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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[ もういいかい まあだだよ もういいかい もういいよ ]
(10) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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あぁ――…、…
[ 小さく声が漏れる。もう、そこには誰も居ないけれど。]
みいつけた、…
[ しゃがみ込んで、少しの間紫陽花を見つめる。]*
(11) 2019/07/13(Sat) 14時半頃
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『もう いいよ』
『もう いいよ』
『もう いいんだよぅ』
『みつかっちゃったぁ、』
[その時確かに、幼い子供が紫陽花の傍らで
笑った。]
“おねぇちゃんやから”
いもうとの手を引いて産まれ
“おねぇちゃんやから”
いもうとの面倒を見て
“おねぇちゃんやから”
いもうとを護らなくちゃ
“おねぇちゃんやから”
いもうとが さいわいなんです
[緋色の婚礼衣装纏ってお山へ向かう道すがら。
寂しい静かな葉や嫁行列、行列なんて言ったかて、傘さしかけてくれるおっとさんひとりしかおらず。
おっとさん、全然気づきゃしなかった。
だって、おっとさん、こっちなんて見やしなかったもの。
けれど、あなたはわたしを見たはずだった。
善吉っつぁん、あなたは、わたしを。]
『行ってらっしゃい、**ちゃん』
[眉を下げて、微笑んだあなた、お嫁にて言うた相手のこともわかりゃせず。
嗚呼、どっちでも、よかったんね。
おねぇちゃんなんて、ただ、この世に産まれ落ちた、順番だけなんやわ。
それは、知っていて、知らないふりをしていた真実で。]
[それでも、先に産まれたからという理由だけで、おねぇちゃんと呼ばれ、
おねぇちゃんと呼ばれるからというだけで、妹のために心砕いた。
けれどそれが、わたしにとっての幸いだったのだから、だから。
わたしから、その幸いを、奪わないで。
時が流れ、**が身罷って、その子が、孫が、そこにいた。
それでもわたしは、おねぇちゃんだった。
おねぇちゃん、で、いたかった。]
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