人狼議事


299 さよならバイバイ、じゃあ明日。

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[イナリは世界を渡る空狐である。

 渡った先で天寿を全うし死ぬ度に生まれ変わり、力を増す妖。
 それがこの胡散臭い拝み屋の狐の正体だ。]


[この街での生は、空狐となってから八度目の生。
 次に生まれ変わった時、遂に大願は成就する。

 ――ただし、生まれ変わって力を得るには条件がある。
 殺されたり、不慮の死を迎えてはならない。
 そうなれば全てが元の木阿弥、ただの狐からやり直しなのだ。]


[つまり狐はこの街にとってはよそ者、異邦人で。
 そうしてどうやらこの街では、異邦人とバレたら追い出されてしまうらしい。]

 殺されるよりは万倍マシですけれど。
 折角ならこの街で八度目の最期を迎えたいものです。

[狐は案外、この奇妙で雑多な街での暮らしが気に入っているのだった。]


 ――そう思いませんか、貴方?

[そして狐は、どうやらもう一人だか一匹だかいるらしい、異邦人の気配に向かって語り掛けた**]


【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

[かちゃ、かちゃ、鎧を鳴らして歩いて回る。
 途中、視界の端を跳ねる何かが見えてそちらを向いてみた。]

ふむ。

[その正体はギロだった。
 イナリと何事か話しているらしい。
 街を見まわる仕事上、もちろんこうした世間話のさなかに出くわすことは日常だ。
 不穏な話でないようならば特に割り入るつもりもない。
 少し様子を窺って、そのまま通り過ぎていく*]

(18) 2019/10/08(Tue) 01時半頃

[ソルフリッツィは、剣闘士だった。]


[剣闘士ソルフリッツィは、充分に強かった。
 真剣を交えて戦い、相手を何度も地に伏せさせてきた。

 剣闘士の戦いは過激なものだった。
 皮膚も裂け骨も折れ立てなくなると負ける。
 時にはそのまま命を失う闘士もいたほどだ。]


[剣闘士ソルフリッツィは、勝ち続けてきた。
 自らの剣で沈む闘士を何人も見下ろしてきた。
 多くの歓声に包まれ、闘技場の中央に立っていた。

 剣闘士ソルフリッツィは、敗北を知らなかった。]


[ソルフリッツィは常勝の闘士だった。
 故に、勝利を願われ、期待され続けた。
 否、すでに勝利を確信し、願いすらしないものもいた。

 ソルフリッツィは勝つ。
 それは、民衆にとっては当然で、ソルフリッツィにとっては恐怖だった。]


[常勝の闘士は、負けたものがどうなるかを、その目に一番多く見続けてきた。
 ほんの僅かの隙、勝つことの重責に潰れた瞬間に、自身の居場所がそちらになるという幻を何度も見てきた。
 震えるほどの恐怖だった。

 勝利の褒美で、ソルフリッツィは鎧を整え続けた。
 装甲を厚く、並の剣では貫けぬようにした。
 剣闘士としての戦いに防具を持ち出すことに異を唱えるものもいなくはなかったが、鎧さえ突き通して勝つのが真の剣士真の闘士と呼ばれ、戦いはいっそう湧き上がった。
 ソルフリッツィは鎧ばかりを整えて剣はいつもぴんぴんに研ぐ程度であったので、なれば鎧を貫きさえすればと鋭く強い剣を携える闘士が増え、刀工も技を競いはじめ、それはそれは盛り上がった。

 しかしソルフリッツィにとってはそれすらどうでもいいことだった。
 ただ負けられなかった。死にたくなかった。]


[やがて、最強の鎧と最強の剣を突き合わせて、鎧が負ける日が来た。
 腹のあたりの鎧の隙間を、突き通すように細剣が貫いた。
 それで継ぎ目をこじ開けるようにして、広がった隙間に刃の広い短剣が勢い良く振り下ろされた。

 ――ああ、ついに死ぬのだと思った。
 安堵と深い恐怖の混じった、強い感情が頭の中を塗りつぶして、時が止まったように硬直していた。]


[それからソルフリッツィは、この街にいる。]


[理由はわからない。何が起きたのかも知らない。
 気付けばこの街にいた。目覚めたのは自宅の中で、街人たちはまるで昔からここにいた住人のようにソルフリッツィのことを扱った。
 ソルフリッツィは戸惑いながらも、ぐるぐると街を見回しては街のことを知り、いつしかそれを仕事のようにしながら、この街で"生きて"いる。]


――そうだな。
出来るなら、この街で。

[イナリのそばを歩きながら、すれ違いざま返事をする。
 この街は、毎日ひとり誰か死ぬ。
 この街にいればあるいは、ようやく、本当に、震える日々から解放される気がする。]

八度も死にたくは、ないけども。


ソルフリッツィは、ほよほよ跳ねるギロ>>17をつい見つめてしまっている。

2019/10/08(Tue) 02時頃


鉄騎兵 ソルフリッツィは、メモを貼った。

2019/10/08(Tue) 02時半頃


[すれ違い様零された、八度も死にたくはない、との言葉にくすりと笑う。]

 ええ、ええ、そうでしょうとも。
 わたくしにとっては、そう、列車を乗り換えるようなものでございますけれども。

[他の方はそうはいきますまい、と頷く。
 狐とて、死については他者と認識にズレがあることが多いのはわかっているのだが。つい、妖に寄った考え方をしてしまうのだった。**]


【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

[飛び跳ねたギロにひらひらと手を振り別れを告げる。
 そうして毛玉を見ていたせいか、路地裏から伸びてくる触手にすぐには気づけず、いつの間にやら腕にぬとぬと軟体がぶら下がっていた。]

ンゴティエク。
今日は、特に見ていないな。

今日の別れは、ずいぶん静かに済んだようだ。

[例えば一部がどこかに転がっていたりもしないし、潰れたりもしていない。
 新しい死が齎されたというのも聞いていない。]

(50) 2019/10/08(Tue) 20時頃

【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

ンゴティエクは、何か変わったものやおかしなことに出会わなかったかい。
死体以外で頼むよ。

[腕に下がった虹色が、見た目に反して暗がりを好むのを知っているので、見回りは路地裏に範囲を拡大した。
 暗い細道を行きながら、彼の見回りの成果を聞いた*]

(51) 2019/10/08(Tue) 20時半頃

鉄騎兵 ソルフリッツィは、メモを貼った。

2019/10/08(Tue) 20時半頃


【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

ああ。
すまないな。

[残念そうな声が肩口からしたが、見ていないものは仕方ない。
 無為な期待を抱かせることほど罪なことはないと思う。
 だが、生きている限り腹は減る。自分も今しがた腹ごしらえを終えたばかりだ。
 主食を得られないのは可哀想だ。
 何とかしてやりたいが、生憎草食ゆえに、他の肉の用意もなかった。]

(54) 2019/10/08(Tue) 23時頃

[例えば八度も死ぬ――つまりは八度も生まれたことがある狐なら、多くの死肉を残したりしないだろうか、と過ぎるものの、イナリにいなくなってほしいとも思わないし、死んでいない狐のことを今算用に入れても仕方ない。]

私は一度だって死にたくはない――

[思考が呟きになって零れたが、狐に聞こえたろうか。]


【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

あれはなぁ。
騒がしいな。

[広場で演説していたインティのことを思う。
 今また草屋で大騒ぎしているとは知らない。
 ありがたいことに、ちょうどよくすれ違い続けていた。
 住人に襲いかかったり、店の敷地で暴れているとなれば、剣を抜くも辞さない可能性があった。]

……ん?

(58) 2019/10/08(Tue) 23時半頃

【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

あいつは、ねずみじゃないかい。

[路地の隅、暗がりから細長い尻尾と毛に包まれた尻がはみ出ている。
 ぐったりと動かない様子のそれを指差してみる。
 天寿を全うされた生き物ではないかと。]

(59) 2019/10/08(Tue) 23時半頃

[今はいない人。
 もう会えないはずの人。
 その人に会うために。ただそれだけのために。
 狐は八度目の生に手をかけた。]


【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

ふむ。
確かに、生きているならそのまま生きていてほしいな。

[>>63生死を問題とする姿勢に納得する。
 肩から落ちてうごうごとねずみの方へ這っていくのを一歩一歩追いかけた。
 追いかけて、そして、急に虹色の体が視界から消えた。]

(70) 2019/10/09(Wed) 00時半頃

【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

[路地の更に奥、身を潜ませていた獣がンゴティエクを爪先で引っ掛けていた。
 やや情けない響きの叫びを上げながら助太刀を頼まれてしまえば、自警団として住人を助けないわけにはいかない。]

貴殿にとっても生きるための手段なのだろうが――すまないな。

[すらり、細身の剣を抜く。
 見る人が見れば、もとより細いものではなく研ぎ減ったものとわかるその剣で、ンゴティエクを捕まえている前足をつんとつついた。
 斬り捨て御免、とするほど情のない対処はしない。]

(72) 2019/10/09(Wed) 00時半頃

【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

[獣は威嚇を繰り返していたが、怯まずに危害を加えて来たことに対して驚いたのか、ぴょんと飛び上がってンゴティエクを落とした。
 それで充分と、刺激を重ねはしない。]

この場は私に見つかったことが不運と、聞き分けてくれると助かる。
これ以上のことはしたくないのだ。

[路地の暗がりから差し込む細い光が、刀身をぬらりと光らせる。
 それに怖気づいたかそれとも気が削がれたのか、獣はねずみを置いて去っていった。]

(73) 2019/10/09(Wed) 00時半頃

【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

[ふぅと息をついて納刀する。
 どこかで、もよん と水分が波打つような音が聞こえた。]

ソランジュ。
どうかしたかい。

[こちらを覗き込んでいる軟体その2に視線を向けた。]

(74) 2019/10/09(Wed) 00時半頃

【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

少しね。
揉め事があったものだから。

[>>76「にぎやか」。見えた文字にはそれだけ返した。
 ひとまず解決したから、あまり詳しく伝えなくてもいいだろうという判断だ。

 「いきてる ?」の確認のために、ンゴティエクの方にまた視線を向けた。]

(80) 2019/10/09(Wed) 01時頃

[零れ聞こえた呟きに、狐は低い笑いを漏らした。]

 ホホ、これはまた。
 この世に命として生まれてきた以上、いずれ死を迎えるは必定。
 それとも、不死をお望みでございますか?

[本気とも冗談ともつかぬ口振りでそう言って、狐はいつものように笑う。

 狐は死体を残さない。失敗しない限りは。
 もしも天寿を迎えず不慮の死を遂げた場合は、ただ一匹の古狐の骸が残るだろう。]


【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

[叩きつけられた虹色は、かろうじて生きていそうだった。
 息も絶え絶えの様子に、もう少し穏便な解決法があったろうかと思うが、後の祭り。]

一日に二度?
穏やかな話じゃないな。

[死と間違われて襲われたとはまだ知らなかったから、む、と鎧の下眉間にしわを寄せた。]

(81) 2019/10/09(Wed) 01時頃

【人】 鉄騎兵 ソルフリッツィ

そうか……
すべての危機から守ってやれるわけでなくて、すまない。

[>>83びったんびたん。
 のたうち回るンゴティエクは喜んでいるというより苦しんでいるように見えるが、生物には水が必要というのも然り。
 特にたっぷりと水分をその身に湛えていそうなンゴティエクには必要だろうと、ソランジュの行為を止めることはしない。
 すべての危機からは守れないことを目の前で体現している。]

(89) 2019/10/09(Wed) 09時頃

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