人狼議事


298 終わらない僕らの夏休み!

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【人】 死ね死ね団 サミュエル

─ 最後の9月1日・BBQ ─

[宍井が先輩と話している。岸と鹿崎が焼けた肉を配ってる。
俺はそこに呼ばれては皿の上に肉や野菜を乗せられて、何故かやたら気兼ねのないこの連中にいつもなら…何か、嫌だとか、怖いとか、不気味だとか。そういうことを思うんだけど、今日はなぜだかそんなこともなくて。肉が美味いからだろうか。
鉄板を燃やし続ける火の熱も、蒸し暑い日なのに嫌ではなかった。焼きすぎた野菜が燃え上がったときは心臓が止まるかと思ったけど。]

(0) higesorry 2019/09/10(Tue) 20時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

[だから、俺はバーベキューの途中で抜け出したりはしなかった。
解散後は何人かでどこかに移動するみたいだった。何か橋の方に行く、とか言ってたけど。俺やその他の何人かは水難の相…が出てるからダメらしい。変な奴らだ。

だから俺たちは途中で別れることになった。道の脇にはずらりと並んだ祭りの幟がはためいてる。]

(1) higesorry 2019/09/10(Tue) 20時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

[帰り道、遠い祭り囃子といつもよりにぎやかな町の物音に乗せて他のメンツが話す声が後ろをついて歩く俺にも聞こえてくる。

「俺、宍井にお祭り誘われちゃった。」

声の主は、確かにさっき宍井と話していた先輩だった。先輩はキャ、と照れたのを茶化すみたいに報告した後に「でも断っちゃった」と続ける。その後はなにか理由みたいなのをつらつらと話していただろうか。俺は「そんなこともあるんだな」と思った。

もちろんそんなのは俺にとって他人事だ。


 ─…他人事のはずなのに。]

(2) higesorry 2019/09/10(Tue) 20時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル


 俺、ちょっと。

[一言だけ。特にグループを離れる理由も、まして離れると報告する必要もないだろうと思った。そもそも理由とかはないんだ。ちょっと、ここに居たくなくなっただけで。

だから本当に小さく声を掛けて道を引き返す。気づいた奴から順に、まばらに挨拶を返してもらえたからそれに会釈とかを返しながら1ブロックほど歩いた。

グループから十分距離が出来た頃、スマホを取り出した。
まだBBQの煙のにおいが鼻に残ってる。]

(3) higesorry 2019/09/10(Tue) 20時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

[どうしてそうしたのか。
俺にはわからなくて、ただ宍井が傷ついているんじゃないかって思って、だからなんなんだっていう話なんだけど、俺にはそれがどうしても気になって。

脳裏に浮かぶのは、見たこともないような、小さく背中を丸めた宍井の姿で
服を引っ張るみたいな重みが、錯覚なんだけど 消えなくて

我ながらキモすぎると思ったけど。


『祭り行こう』


『嫌じゃなければ』『キモくなければ』『変な意味じゃなく』色々書き足そうとしたけど無駄だと思ってその一文だけ。
……困らせるだろうか。まあいいか。]

(4) higesorry 2019/09/10(Tue) 20時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

 
[そういう気分になった奴が、
 一人でも居たと思ってくれりゃ、それでいい。**]
 

(5) higesorry 2019/09/10(Tue) 20時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

─ 最後の9月1日・夕刻過ぎ ─

[どうせ断られるだろうと思ったから、
特に言い訳もしなかった。
おかしなことをしたと思う。何の気の迷いなのか、自分でもよくわからない。

だから、こんな奇行なんかさっさと忘れようと思った。]

 っはぁぁ……

[けど、宍井からの返事は俺の予想とはかなり違っていた。(>>23)]

(48) higesorry 2019/09/12(Thu) 04時頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

─ 最後の9月1日・神社 ─

[宍井から返事をもらって、自分から誘っておいてまさか本当に行くことになるなんて想像もしていなかったということを自覚した。祭りなんて、何年ぶりだよ。

『神社いくね』そう返事を受け取ったからには神社で待っていたほうが当然良いだろうと思って、俺は石段の辺りで待つことにした。さっき別れた連中と鉢合わせる可能性もあるだろうか、いや、いいんだけど…なんか嫌だったから少し迂回する道を選んで神社に到着して今に至る。誰にも会わなきゃいいけど。特に鹿崎なんかに見られた日には格好のおもちゃだ。]

(49) higesorry 2019/09/12(Thu) 04時頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル


 …よお。

[宍井が向こう側から歩いてくる。まだ俺に気づいてない。それがなんだか気恥ずかしい気がしてきて一度気づいてないふりをして声を掛けられるのを待つかとも思ったけど。
片手を挙げて声をかける。思ったより俺の声は小さかったから、聞こえなかったかもしれない。
けど、俺に気づいた宍井がこちらに駆け寄ってきたから、やっぱりなんだか慣れなくて。]

 なんか、ごめんな。いきなり。

[気味悪かったろ。俺もそう思う。]

(50) higesorry 2019/09/12(Thu) 04時頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

[到着した宍井とは、歩きながら他愛もない話をした。(>>24)

他愛もない話をしたら、少し宍井のことを知った。
当たり前の仕組みだとわかるのに、どこか新鮮な気持ちで、
それが居心地悪く感じるような気もして、くすぐったかった。

秋山先輩のこと。
浴衣を着たかったってこと。女子は大変だと思った。
俺は焼きとうもろこしのニオイに負けて
とうもろこしを買ったし
宍井はもう食べられないと言ってた。
お祭りと言えば、という話になれば俺はお祭りに思い出があまりないという話もしたし、ガキの頃に航と来て、俺は親に「高いから」という理由で何も買ってもらえなかったんだけど、航の持ってたヨーヨーが羨ましかったという話も、少しだけ。]

(51) higesorry 2019/09/12(Thu) 04時頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル


 …ヨーヨーだけ、買ってみていい。

[許可なんか取る必要もないんだろうけど。
夏に、祭りに浮かれたような奴らの空気は今だって全然好きじゃないしそうなりたいとも思わない。けどこれくらいはセーフってことにした。
宍井が頷けば、俺は水色の水風船をすくい上げて、それをもらう。
あまりにも俺が楽しくなさそうだったんだろう。テキ屋の兄ちゃんは俺に怪訝な顔をしていたし、宍井にはにこやかにしていた。俺はそれが少し怖かったし、ちょっとむかついた。]

(52) higesorry 2019/09/12(Thu) 04時頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル


 …ん。

[特に何の理由があるわけでもないけど、さっき掬った水風船を宍井に差し出した。
俺はそれが欲しかっただけで、欲しくはなかったから。
宍井がそれを欲しいかどうかは知らないけど、なんとなく渡したかった。]


 ………ほら、あれ。
 …がんばったで賞…的な。


[全然それを良いものだと思ったことはない。がんばったで賞。馬鹿にしてんのかとすら思う。けど今はそれ以外に思いつかなくて、俺はそう言った。本当に、そう思ったから。**]

(53) higesorry 2019/09/12(Thu) 04時頃

サミュエルは、マジ泣きだもの…

higesorry 2019/09/12(Thu) 22時頃


─9月1日深夜・叶い橋─

[皆や会堂と別れた祭りの夜、浴衣姿で橋の欄干に腰を下ろし、根良伊川の水面を覗き込む。

燻り続ける炎に炙られた思考は曖昧に掠れつつある。
嗚呼、この町の時間が巻き戻る瞬間が近付いているのだ。
時折橋脚に纏わり付くようにして渦巻く水の飛沫が、燃え上がる女の纏った焔に煌めいてチカチカと光るのを半ばぼんやりと眺めながら、浴衣の懐から一通の封筒を取り出した。]


[何度渡そうかと記し、その度に書き損じてはあきらめきれずに仕舞い込んでいた手紙の束は全て処分した。
娘を亡くした母親が机や荷物を整理した時にうっかり未投函のこれらを見つけ出して最後の願いとばかりに彼の元へ届けられてはたまらない───

この先の未来へ進むその背に重たいものなど残しては行きたくないのに。

伝えれば良かったと後悔した事も数えきれない。
それでも悔いる事が出来るのは生きてその先の未来へと己も進める者だけが持つ権利だと思えた。

それでも想いの全てをただ破棄してしまうのは哀しいと最後に記したこれだけは共に去ろうと持ち出して来たのだ。
封筒を開き、一枚ずつ切実に綴られた文字を眺めては、昏い水面へと落として行く。]


『嫌いにならないで』

[書き連ねられた文言の挙句の果ての最後の一文には呆れ笑いに肩を揺らしながら、そう言えば似たようなメッセージを送り付けた、と結局同じ事を繰り返した日の己を小さく鼻を鳴らして嗤った。

否、こうして繰り返した日々もまた死に際した己の都合の良い夢だったのかもしれないけれど。

最後の一枚を手放す。
ひらひらと風に舞い川面へ落ちて行く紙片を目で追う内にぐらり、と体が傾いで己もまた水面へと崩れ落ちる。


9月1日に託した願いを叶える事の叶わなかった燃え盛る亡者は、然し満足げに笑みを浮かべて水底に降り積もるいくつもの願いの上に溶け零れるように姿を消した。
苛まれ続けた痛みも熱も、憂いも悔いも既に無い。


後は川面にちかちかと瞬く星々の明かりが映るばかりだった───**]


[ひとりっ子だった。
 けど、近くに住むふたつ上の姉貴分は、本当に本当のお姉ちゃんみたいで、口に出しては言わなかったけど、ずっと拠り所のひとつだった。

 中学に入った時そうだったように、レイ姉のいる学校に入学する。
 残り半分の中学生活を捨てる代わりに、戻ってきて同じ学校に通う。
 それはいつも目指す場所で、帰る場所だった。]


[だけどもう、宍井澪はいない。

 夏休みを終えたあとの拠り所は、どこにもなくなった。
 それがわかったとき、ああ死ぬんだ、って思った。
 帰る場所、目指すところが"向こう側"になった気がした。]


[ただ、反対に覚悟するだけの時間と思い出ももらったように思う。
 こんなに楽しい夏休みは、今までになかった。
 少し背伸びした新しい友達ができて、高校生活を先取りしたようだった。
 疲れ果てるくらい遊んで、遊んで、遊んで。
 それから最後に言葉を交わして、お別れを言った。
 この日々が終わる時まで教えてもらった。

 だから、覚悟を決めたんだ。]


[ごぼごぼと喋るあたしはもういない。
彼女がいたら、有難うとこたえたんだろうか。

水風船は、跳ねては水音をたてていた。**]


【人】 死ね死ね団 サミュエル

─ 最後の9月1日・神社 ─
(>>149>>150>>151>>152>>*6)


[宍井が先輩を祭りに誘って、断られたこと。それを先輩が話しているのを聞いたこと。
何も言ってないのに宍井にはお見通しだった。
そういう人だ、って知ってるんだな思うと宍井も案外アホなのかもしれないなと思った。
いや、先輩にも補って余りある長所はあるんだろうけど。
「気を使わせた」と宍井が言うから首を横に振る。
別に気なんて使っちゃいない。…と思う。

俺が先に歩きだしたら、宍井がついてきた。俺とほとんど背丈の変わらない髪の短い女の子は、俺が気にしたほどに参ってはいなさそうだった。
むしろ気遣わせることになったかもしれないと思うと少しいたたまれなかった。]

(163) higesorry 2019/09/15(Sun) 04時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

 


そのあと祭りでは何をしたっけ。
そうだ、宍井にヨーヨーを渡して。宍井はついに、しょぼくれたような顔してたような気がするけど、気まずくて顔なんて見れなかったような気もする。
頑張ったのかよくわかんない、なんて頼りなげな声をしていたのは確かだ。

頑張ったんじゃねえのかな。

だってそれは、今より良くなりたいって
諦められなかったってことだろ。
『踏み出したい』とか『人と一緒に居たい』とか『他人に頼る』とか。
どれもすごいことだと思う。…俺は。

(164) higesorry 2019/09/15(Sun) 04時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル


引っ込みがつかなくて半ば押し付けるようにして宍井に渡したヨーヨーは、随分華奢に見える手のひらで居心地悪そうにしている。
貰って良いのか…って良いに決まってるだろ。
きっと宍井は欲しい物が手に入らなかったんだろうから。

まあ記念に。
…要らないモンの方が良いだろ。貰っといて。

俺が昔欲しがったもの。
何年越しに、今手に入れたもの。
今は俺にも宍井にとっても要らないもの。
よく知りもしないやつに素敵なもの貰うより、よっぽどいいだろ。

…そんなおもちゃひとつで宍井が泣き止むなんて思わないけど。
我慢してたんなら、少しくらい泣けばいいと思った。
俺なんてのは居ても居なくても同じだから。
誰にも見られてないことにしたらいい。

(165) higesorry 2019/09/15(Sun) 04時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル


──────…

ああ、俺なんとなく、宍井のこと…
どうかな。仲間みたいに思っていたのかもしれない。

どこが?って…
や、怒るから言わね。

仲間っつったって、俺は全然…なんだけどさ。
踏み出すなんてとんでもなくて、同じとこでずうっとふてくされてるだけだから。

だから俺は宍井が羨ましい。
諦めないで、変わりたいと思える宍井が。

(166) higesorry 2019/09/15(Sun) 04時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

 

  
……ああ、あと
別にこういうの、…祭りとか興味ないわけじゃなくてさ。
昔から絶対誰にも誘われないから、嫌いだってだけで。

だっせえよな。


[自分で言っておいて俺は吹き出して。
かなり久しぶりに、声を出して笑った。
久しぶりに笑ったのがこんなことって、俺らしすぎるなと思った。]

(167) higesorry 2019/09/15(Sun) 04時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル


 また明日な。

[別れ際、俺は宍井にそう言って。
宍井の手元で跳ねるヨーヨーを見て。
宍井を見て、手を振る。

当たり前に来る明日を、ずっと嫌いだった明日を、心のどこかで少しだけ待っていた。]

(168) higesorry 2019/09/15(Sun) 04時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

─ 9月某日・教室 ─




["宍井澪さんがが亡くなりました"
……俺が宍井の死を知ったのはHRで担任がそう口にした時だ。きっと周囲と比べれば随分遅い頃合いだったろう。
進んで俺に噂話を持ちかけるやつなんて、鹿崎くらいのもので。その鹿崎も停学くらっていなかったし。

夏休みが明けてすぐ──始業式にも夏休み中に先輩の女子が亡くなったと聞いた。全校生徒の前でニュース番組のアナウンサーみたいに会長がなにか喋ったりもしていた。騒然とした学内で聞こえてきた分にはギャルの人だったらしい。その日の学校はすすり泣く声と、随分ひどい噂話が印象的だった。鹿崎が誰かに殴りかかったりもした。あまりの惨状に、死んでよかったかもな、と一瞬思う。それでもきっと、多分、俺よりは生きたがってた人なんじゃないだろうか。そう思うと、気が遠くなりそうなほど、気の毒だった。

──けど

宍井も夏休み中に死んでた、っていうならどうして、今頃。
彼女と同じ頃に知らされてもいいじゃないか。
いや、そんなことは 別にどうでも。どうでもよくて。]

 うそだろ……

(169) higesorry 2019/09/15(Sun) 04時半頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル

─ 9月某日・自宅 ─


[帰宅した俺は、部屋に入るなり朝から敷いたままの布団に潜り込んだ。暑い。

真っ暗な布団の隙間で目を開いたまま。何も見えないはずの隙間に何かを探しながら。
宍井が死んだのは夏休みのいつ頃だったんだろう。
聞いた話によると宍井の親が宍井の死後もずっと家に寝かせていたんだとか。]

 ………っ

[もう会えない。

その日俺は、よく知りもしない、友達ですらない女の子の最後に見た日の姿を思って泣いた。]

(170) higesorry 2019/09/15(Sun) 05時頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル




(171) higesorry 2019/09/15(Sun) 05時頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル


[「お前のクラスの子、死んだんだってな。」

「親は一体何してたんだ」
「死ぬまで放っておいたくせに、その上隠しておくなんて」
「子供を死なせるなんてあり得ない」
「私なら耐えられない」


俺の両親の言葉だ。

他所の家の子供の死を、自尊心を満たすためだけの話題に使っている。
どんな神経してるんだろう。
安心しろよ、俺が死ぬときは遺書にお前らへの恨み辛みを書いてやるから。

この人達の血が自分にも流れていると思うとゾッとした。]

(172) higesorry 2019/09/15(Sun) 05時頃

【人】 死ね死ね団 サミュエル




(173) higesorry 2019/09/15(Sun) 05時頃

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