103 善と悪の果実
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―喧騒を後にした、夜の自室―
[室内の灯りは、真鍮の台座に繋がった撥條が 骨格だけの羽根を結んでいるどこか郷愁的なランプシェード。 かちゃりと音を立てて分解される手元の部品。 眼窩に嵌った単眼鏡を、ランプの朧な橙の光に煌かせて もう何年もそうやってきた手つきで、素早く組み立てる]
禁断の果実か、どんな味がすんだろうな。
[ぺろりと舌で唇をなぞり、せせら笑うような冷笑を刻む。 あの財物はおそらくとんでもない値段で売れるだろう。 さて、どうやって、掠め取ろうか。 備え付けの椅子に腰を下ろし 組んだ足を、鏡のようなテーブルに乗せて。静かに朝を待った]
(13) 2012/09/26(Wed) 07時半頃
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―翌朝―
ん、今、何か……?
[遠くで微かに聞こえた使用人の叫び声。 気になったのは、勿論禁断の果実。 収められていた大広間に向かう心算で、廊下へと出た**]
(14) 2012/09/26(Wed) 07時半頃
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[廊下を歩くうちに、使用人どもの焦った会話が聞こえてくる。 一つ、善と悪の果実が壇上より失われた。 一つ、狂犬が庭に放たれ、屋敷から出る事は出来ない]
やられた。
[足運びは乱れることなく、分厚い絨毯を叩いて廊下を進む。 ただ、ばりりと音を立てて奥歯を噛み締める感触が在り 莫大な価値を持つ財物に 先に手をつけられた焦燥が表情からは拭えない]
やあ、ミスター。 どうやら大変なことになっているみたいだね。 善と悪の果実が何処かへ行ってしまったんだって。
[昨日の宴で、ペラジーと話していた男を 廊下で見かける>>38と、そう声をかけてみた。 ただ一刻も早く大広間に向かう途中なので、 ほんの軽く、声を掛けるだけに留めたが]
(42) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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/* ウェーズリー素敵。
(-38) 2012/09/26(Wed) 21時半頃
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[見覚えのある髪色が視界で揺れている]
ああ、そう言えば。
「ただ一拍。溜めた呼気を吐き出せば、 山間の霧が晴れるように 表情から焦燥の色が、徐々に消える」
よう。
[耳朶を撫でるように低く抑えられた声は、 廊下の果て、白いローブの後姿に届くだろうか」
(48) 2012/09/26(Wed) 22時頃
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[唇より紡がれる朝の挨拶。 耳に鳴る微かな衣擦れの音は、 髪で揺れる黒蝶の、羽擦れ音を思い起こさせる]
ああ、朝だな。 人の居る所じゃ眠れないのは相変わらずだ。
[酷薄な笑みを向けて、名前を呼ぶと。 彼女、の浮かべる普段と同じ微笑みを ただ目蓋に焼き付けて]
ペラジー、お前か。
[視線を前に固定したまま、歩き 彼女と肩を並べるように、隣へと進む。 身長差はほんの僅かになった。170cmと167cm。 目を向ける事も無い、主語も無い会話は未だ通じるだろうか]
(53) 2012/09/26(Wed) 22時半頃
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そう言ってたな。確かに聞いた。
[返ってきたのは、ある意味予想通りの答え。 彼女の声に滲んだ響きが、耳朶を軽く打ち据えて 繊月の様にごく薄く、唇を歪める。 それから、わざとらしく億劫そうに溜息を吐いた]
俺じゃない。同じことを考えてたとか笑えんぜ。 あんなきらきらした、禁断の果実だ。 ほんの一回、弄らせてくれって頼む心算だった。
[否定の言葉を告げて、首を傾げる彼女に視線を戻す]
(62) 2012/09/26(Wed) 23時頃
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蛻の殻か、蛇の抜け殻ぐらいは落ちてて貰いたいね。 ああ、行くぞ。
[視線につられるよう大広間に頭を巡らし、頷く。 にこやかなペラジーの表情を見て、付け加える]
見つけたらな、適当にバラしちまおうぜ。 どうせ殺られてるんだろ? グロリア。
[自分の流儀から想像して。とある試金石]
全部そいつのせいだ。
[悪魔のように犬歯を剥き出して、吐き捨てた]
(64) 2012/09/26(Wed) 23時頃
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オスカーは、そのまま大広間へと歩みを進めるだろう。
2012/09/26(Wed) 23時頃
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/* ジェフの人もヴェスの人も、役職PR上手。 守護者どうしようかなぁ。
(-45) 2012/09/26(Wed) 23時半頃
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嘘じゃねーよ。
[だが言葉短く返す声音は砂漠のように無味乾燥だった。 一回、こちらの手に渡れば、もう返さないだろう。 借りるというのは、奪うことと同意義だと、 彼女もよくわかっているはずで、その遣り取りが可笑しい]
約束ね……。したことねぇけど。 それぐらいなら、”護って”やるよ。ちゃんと見せろな。
[詐欺師同士の約束なんて、滑稽だ。 飴細工の菓子ほども形を留めていることなど無いはずなのに。 その時は、深く考える事もなく、そう嘯いた]
(72) 2012/09/27(Thu) 00時頃
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[お揃い、言葉の印象と事象の差異に 内心苦笑が漏れたのは、秘密だ]
確かにそれが一番簡単だよな。
[無邪気な笑みに瞠目して、破顔する。 怪しい人を全て壊すという思い付きに 微笑を湛えたまま、言葉を付け加える]
だが、それは、俺もペラジーも込みでだろう。
[怪しい人を全て壊したら、 最後に立っているのはだれだろうか。例外は無い]
(74) 2012/09/27(Thu) 00時頃
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ごめんな、邪魔しないんだよな。
[発せられるのは穏やかな声。 裏腹に、氷柱のような視線で、彼女を一瞥すると]
手に落ちてきた あの林檎は、一体どんな味がすんのかね。
気になって気になって、夜も眠れない。 とっておきを頼むかもな。
[ さ あ 始 め よ う か ! ]
命がけの鬼ごっこを。
[壊すなら、壊される可能性もある。 昂揚を抑えた毒の滴る笑みを、薄くなった仮面で隠し 大広間で失われた果実を探す輪に加わるだろう]
(76) 2012/09/27(Thu) 00時半頃
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/* 小物っぽく、返り討ちにあいたい
(-50) 2012/09/27(Thu) 00時半頃
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―大広間―
[争う刺青の男と夕闇伯を見て、柳眉を持ち上げる。 失われた善と悪の果実は、誰がもいでしまったのだろうか? 無垢を失い、欲望を得る。金銭的な価値観こそ至上。 そのはずなのに。少しずつ少しずつ 当然のようにあった日常を、世界を、侵食していく。 それはまるで不治の病にも似て]
……………っ。
[死神が蝋燭の炎で戯れるような、冷笑を浮かべると。 薄氷の下に破滅と悪夢、愉快さを封じ込めた上を、 摺り足で歩くような、奇妙な昂揚が僅かに肩を震わせる]
(151) 2012/09/27(Thu) 22時頃
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[ペラジーの黒蝶が鈍く煌く様に 目蓋と瞳の隙間を薄く細め、口角を可笑しそうに持ち上げた]
初めての約束って、なんだ。 まるで御伽噺( 別 の 世 界 )で口にするような台詞だな。
[まさに楽園のような、そんな世界。 言い様が可笑しくて、仄暗い瞳をギラギラと光らせる。 いつも飢えて、奪って、殺して、騙して、騙された子供の頃。 そんな過去の様を髣髴とさせる眼光のまま、クスクス嗤い合う]
そんときは、きっとただの腐った土塊になるだけさ。
[何処へ行くか、ただ口をついて出た言葉を短く答えて。 誰にも省みられない黄金の林檎はさぞ滑稽だろう]
俺もだよ、ペラジー。
[懐かしさが籠もった声音で愛しげに名前を呼んで、 拒まれなければ、黒蝶の傍の艶褪せた髪を、その唇で擽った]
(152) 2012/09/27(Thu) 22時半頃
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ああ。今は学者だったな。 とっておき、か。
[何かを考えるよう瞳を一度閉じると、 ポケットから垂れている懐中時計用の真鍮の鎖を 指で引っ掛けて、時計を取り出し時間を確認する]
行こう。今夜。
[ぎちぎち、ぎちぎちと 耳障りな不協和音を奏でながら歯車は歪に回り続ける。 彼女が小さな少女に声を掛ける様を見送って、踵を返した]
(153) 2012/09/27(Thu) 22時半頃
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[翼のように視界に広がる黒髪。 耳に擦れる、連鎖する硝子の破砕音]
大丈夫ですか? 夕闇伯。 お怪我は……ああ、血が出てますね。
[机に背を打ちつけた夕闇伯へ気遣わしげな声が掛かる。 傍に寄るとしゃがみ込み怪我の具合を観察して、溜息の後 相手の男を睨みつける様子の夕闇伯を見て、 使用人と共に、手を貸す仕草]
おや。
[絨毯に落ちたスティレットをちらりと見れば]
どうぞ。
[そっと摘み上げた短剣を、夕闇伯へと差し出した]
(159) 2012/09/27(Thu) 22時半頃
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どうかしたのかい? ミスタージョセフ。
[怪訝な声で名前を呼ぶジョセフの方へと顔を向ける。 ただ微かな吐息を漏らして、 夕闇伯を気遣う表情から刹那、氷塊で出来た笑みに変わる。 グラスの氷が解けるように、直ぐに薄らいで其れは消えた。 ジョセフの漏らした呟き>>158を耳にして]
このミスターが、グロリア様を?
(165) 2012/09/27(Thu) 23時頃
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[辺りに向けられた刺青の男の威圧的な眼光>>167 もし自分の所へ回ってくれば 柳に風と微苦笑を湛えて軽く受け止めると]
へえ、そっちは無事だったのか。意外だね。
[自分たちの流儀なら、幸いとばかりに 踏み荒らし、乱暴に摘み取って、打ち捨てていくだろう そんな感想を抱いて、嘆くように微かに呟く]
やはりどう考えても禁断の果実が目的か。
(173) 2012/09/27(Thu) 23時半頃
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[緋色の雫が未だ細い河のように僅かに伝う短剣を返す。 彼の美しい髪に遮られて、 夕闇伯と視線が交差することは無かった。>>170 内心笑みを刻む理由は、胃に競り上がる僅かな熱か。 ただ、彼が机に寄りかかり身を起こすと、そっと離れた]
(174) 2012/09/27(Thu) 23時半頃
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ごもっとも。
[ジョセフの言葉を肯定すると、肩を竦める。 他の二人の厳しい視線に晒されて 情けない悲鳴を上げる彼には少し好感を抱いた]
ただ、緊急事態だからね。 果実は楽園から姿を消し、女主人は殺害された。 庭には病に侵された狂犬が居て、殺害犯と同衾中。 これで日常の朝を求めるってのは、中々厳しい注文だよ。
[穏やかな声で諭すように]
朝食にブラックプティングは如何? なんて、今聞いてくる人の方が怪しく見える。 ちょうど今の、ミスタージョセフの様にね。
[しょぼくれた、のくだりには、喉の奥で笑みを鳴らして。 否定の言葉で声を荒げる彼>>175に、指を突きつけた]
(177) 2012/09/27(Thu) 23時半頃
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[もう元には戻れない>>166、との言葉を耳にすれば]
楽園の禁忌を破った人間は追放されたんだっけ。 そして禁断の果実を齧ったものは必ず死ぬようになった。
[それでも、燦然と輝く芳醇な果実に人は惹きつけられた。 深い事情は聞かないまま、 ただ美しい姿と声だけが既知の、元歌姫へと呟く]
代わりに何を得たんだろう。善悪の知識? もう戻れないと知った今でも、後悔は無いのかな。
[沸き立つような純粋な好奇心を感じさせる表情を向けて]
じゃあ、ね。
[夕闇伯が場を去った後、続くようにその場を後にするだろう]
(180) 2012/09/28(Fri) 00時頃
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/* ウェーズリー大好きだ。かっこいいなぁ。
(-90) 2012/09/28(Fri) 00時半頃
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―廊下―
女の子、ねぇ。
[歩きながら、口をもごもごと動かす。 口笛でも吹きたい気分で、顔を冷笑の形に歪めると]
ジャラッ
[歪んだ口元、尖った犬歯、そして、差し出された舌。 その間から覗くのは、どこで手に入れたのか 美しい水晶のカフス釦が、ただ薄明かりに煌いていた]
(188) 2012/09/28(Fri) 00時半頃
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[上機嫌な様子で、水晶のカフス釦を眺めると 光へ透かしたり、高名な職人の精緻な細工を確かめた。 蒐集家の夕闇伯が身に着けていた物だ、極上の品に相違無い]
高く売れるのは間違いないな。素晴らしい。
[右手のポケットには真鍮の懐中時計。 左手のポケットには屋敷内で盗んだ宝石類が幾つか。 そして懐には、昨晩分解して整備した、愛用品が収まっている。
撃鉄の先端に燧石が据えられた時代遅れのフリントロック。 撃鉄、当たり金、火皿は色褪せた銅の輝きを保ち 銃把と共に精緻な唐草模様が象嵌されているレトロな物。 少し変わっている部分といえば、銃身が三つあることだろうか。 鉄条を束ねたように 緩く螺旋を描く銃身は、同時に三発の弾を吐き出す。
足音は聞こえない。 ただ、余分な荷物を持っているせいか ちゃらりと響く移動音を立てながら、夜を待った**]
(203) 2012/09/28(Fri) 01時半頃
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