199 Halloween † rose
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[寝かせたままのクシャミの背中を弄り、 翼の付け根を擦る。
肩甲骨から骨が続いているんだろうか。 飛膜は肌とは少し質感が違うようだ。 …従来の好奇心のまま、体のつくりを確かめてゆく。
猫用に服は誂えてるんだろうか。 みたいな事も気になった。
悪戯はクシャミが目覚めるまで続いた。
まだ、自分たちが現世での姿を喪い、 不安定な空間に存在している事には気付かないまま。 穏やかな朝を楽しんでいる。]
(+120) 2014/10/29(Wed) 21時頃
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ええ、初めてです。 ……アレルギーは出ないな
[吊り下げられた聖人と、磔刑の形を眼前に於いても、 吸血鬼ではない今の身体には、なんの変化も起こらず]
神など信じていない。救済なんてない、 ……そんな私でも、祈ればなにかに通じるのかな。
[ドナルドの手をやんわりと離し、祭壇の前で片膝をつく。 四方に散らばったムーンライト。 取り分け一番明るい場所で両手を組み、眼瞼を伏せた
祈らなければ。 明日にはハロウィンが畢っていることを。 線香花火の散る間に、愛しい彼が多幸であってくれと。]
(+121) 2014/10/29(Wed) 21時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2014/10/29(Wed) 21時頃
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―5度目のハロウィン―
[ホテルの部屋。 睡眠はきっと必要の無い身体。 眠っていたかどうかもわからないけれど、気持ちの問題なのだろう。 少しだけ横になっていた。
眠気も、無かったけれど。
昨夜のキリシマさんの言葉が、ちりちりと胸を焦がす。>>@32 くすくすと笑って、どういたしまして、と。 そうして、昨晩は彼の店を出た。
溢れそうになったものを見せないように、もう、沢山沢山溢した後だと本当は気付いていても、本当のたった一言だけは、告げずにいた。]
(+122) 2014/10/29(Wed) 21時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/10/29(Wed) 21時頃
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[身体を起こし、見やる窓の外。 ハロウィンの景色に異変を感じる。>>16>>28]
…何が。
[起きているのか。 困惑していれば、景色が徐々に日常を取り戻していくのが見えただろう。
僕は何もできないまま、何が起こったのかも理解できないまま。]
(+123) 2014/10/29(Wed) 21時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2014/10/29(Wed) 21時半頃
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[どうすべきか迷って、思い付いたのは沖元さんの事。 この街で、自分の感じた一番状況を理解している人物を探すべきか。
同時に、これはキリシマさんの言っていたループの終わる目処。>>4:@43 それが、この異変かもしれないとも、思った。]
(+124) 2014/10/29(Wed) 21時半頃
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[今宵は満月>>+118、それを男は知らなかった。 そうして夜の空に思いを馳せたことがあっただろうか。 改めて思う、闇の中を生きる彼と、闇の中で眠る自らの違いを。
手が離れ>>+121、祭壇の前に片膝をつくその姿を見つめ 男も一歩下がったその場所で、軽く目を伏せる。]
通じんじゃねぇか?
[その言葉は幾分軽く。けれど、]
俺も祈るよ。 ニコラエの言葉が届くように。
[敬虔な信者ではない。祈りの言葉も知らない。 ただ、彼が祈るなら、その願いが神にすら届くように。 ヴァンパイアと人間が想いを通わせたくらいだ、神の御心は狭量でないだろうと勝手に決めつけながらも。]
(+125) 2014/10/29(Wed) 21時半頃
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……ただなぁ。 [祈りを捧げる時間は、極端に少ない。 ニコラエの邪魔にならぬようにとも思いながらも、ぽつりと声を落とす。]
俺は……誓いてぇんだよな。
[もしニコラエの祈りが己のものと違うとしても それだけは譲りたくはなかった。 ここには緋色の絨毯も、ブーケも、舞う花も、見守る人も。 何もないけれど。
一歩前に出て、視線はニコラエに向けぬまま。]
(+126) 2014/10/29(Wed) 21時半頃
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……キスしても、いいですか。
[その意に、この場所と縁遠い彼は気がつくだろうか。 今更に照れて、言葉が敬語に戻ってしまったが]
(+127) 2014/10/29(Wed) 21時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2014/10/29(Wed) 21時半頃
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……通じるといいな。 君が一緒に祈ってくれるなら、どんな大業も為せそう、
[>>+125ドナルドの肩押しがあれば、何を願っても叶いそうだ。 だから、眼を伏せたまま頭に浮かばせようと。
何を祈ればいいか、なんて。 わかりきっているし、願おうとしている。 けれど、拒絶してしまう我儘な悪しきココロが在った。]
………
[譬えば、彼がこの先誰の手を取るのだろうとか その時彼は、今のように笑っているのだろうか、とか。 想像が出来ない。 だって、路上でも薬店でも、己に見せる飾り気ない笑顔を 他人に向けていないのだから。]
(+128) 2014/10/29(Wed) 21時半頃
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[悩んでいるうちに、物音立たずとも ドナルドが動いた>>+126のを察して。
ひとりならば、願えるものもあるかも知れない。 彼と二人では、無理なのかも。 だって、どう頑張っても無理だ。
その手で、その唇で、他人を愛してほしいなどと。
誓う方がいいと告げる声が響き、膝を浮かせる。 像の方を見上げ、視線を交わらせないドナルドの横顔。 真っ直ぐに先を見据える緋色を、見詰めていたが]
……誓う?
[次に会う時は今よりもっと良い男になってるだとか、 伝説の教師を目指すとか。
そんなことを誓われたら笑ってしまいかねない。 だって、今でも充分彼は素敵だし、いい先生だと思うから。]
(+129) 2014/10/29(Wed) 22時頃
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……――― 、
[だから、何故口づけを突如願われたか分からず。>>+127 心なしか目許が緋く見えるドナルドに、首を傾げさせ。
いいよ、とあっさり望んでしまいそうになる口を閉ざし、 その意味を、暫し無言で考える。
そういえば教会は、式を挙げる場所でもあった筈だ。 死後の嘆きと、誕生の喜びと、永遠の愛を誓う場所。]
………… 私を、倖せにしてくれると? 神の前で約束?
[これ以上幸福を貰ったら、死んでしまいそうだ。 ぽっくりと、あっさりと。]
(+130) 2014/10/29(Wed) 22時頃
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─ October 31, ホテルの客室 ─
[身を寄せ合って、温もりの中で楽しい夢を見ていたような気がする。 それがゆっくりと溶けて、グレッグの姿になって。
「Trick or Treat」
なんだか背中が擽ったくて、眠ったままで身動いで、翼をパタパタと羽ばたかせる。
意識が漸く浮上したのは、グレッグが、ちょっと不思議な服の構造に首を傾げている頃か。]
ん、にゃ ……ぁ、れ?
[目を開けると、そこは何故か、屋根の上ではなく、柔らかなベッドの中だった。]
グレ、ッグ……?
[昨夜、一緒に魔女の家の屋根に登ったはずなのに。 何でここにいるのだろう。]
(+131) 2014/10/29(Wed) 22時頃
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[ぴこりと耳を揺らし、グレッグの腕の中におさまったままで辺りを見回せば、ここはグレッグの宿泊しているホテルのようだった。 どうやってここに戻ったのかは、まったく覚えていない。 けれど、外から聞こえてくる「Trick or Treat」の歌に、時がまたループしたのだということが分かった。]
……なー、グレッグ…………
約束、覚えてるか……?
[時間はまた巻き戻ったけれど、約束は変わっていないはず。 それを確かめるかのように、まだ半分寝惚けた瞳で、ゆるやかに笑いながら問いかけた。
翼はやっぱり擽ったくて、ぱたり、ぱたりと動いたまま。]
(+132) 2014/10/29(Wed) 22時頃
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[男の横で立ち上がる、ニコラエの視線がこちらに向いている>>+129。 落ちた沈黙が、恥じらいをさらに加速させた。 それでも、言葉にしたことを撤回はしない。
そろりと瞳だけ動かして彼を伺えば 疑問符を付けた言葉が返って来て>>+130]
ッ、あああああ………… 言わせるな、初めてなんだよ、
[余計に目元を赤らめながらも、響かせるのは粗暴な言葉。 我慢ができずに身体を捻ってニコラエに向き直る。 彼もまた身体ごとこちらを向くようにと、肩に手を添えて]
(+133) 2014/10/29(Wed) 22時半頃
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—— 俺と幸せに、なってくれませんか。
[種族も違う、生活も、何もかもが違っても 求める先に救いはあるのではないか。 男はそう信じて、顔をニコラエへ近づける。 唇が触れる、後少しの距離はまだ埋めぬまま]
ニコラエ。
[愛しいその名を、呼んで]
(+134) 2014/10/29(Wed) 22時半頃
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[赤いというよりは茹で蛸のよう。>>+133 目尻も頬も赤い。 その色は己の最も求む色合いだ。 動揺滲む表情も、悪戯心を唆る、好ましい貌。 どれもこれも、愛しくてくるしい。]
初めてじゃなかったら、 歳甲斐もなく嫉妬してしまいそうだ
、 ―― しようか
[ドナルドがなにかをくれるなら、 同じ重さのものを。
なにかを明かしてくれるなら、 同じ重さの提示を。
君が誓ってくれるのなら、 ―――]
(+135) 2014/10/29(Wed) 22時半頃
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[色づいた目許に指を伸ばし、微笑んで。 倖せを誘う、誓詞に眼を細めさせ>>+134 自然と白い顔に赤みが注す。 ステンドグラスの赤が原因ではない 心臓がこんなにも、揺さぶられているのだから
対面させられれば、唇が震えてしまう。 愛しくて、その先に希望を見てしまって、]
Sigur ca da. 勿論、という意味だよ。
[ Te iubesc din toata inima. ]
私、は……
(+136) 2014/10/29(Wed) 22時半頃
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私は、 … 君が欲しいんだ、ドナルド、……、
[何が一番倖せであるか、 そこに彼が居てくれること。
思わず笑気を誘わてしまう、 やんちゃな笑顔を向けてくれること。
冷め切ったこの躯に、 暖かさを与えてくれるということ。
彼が生きているということ。 私を見ている、ということ。]
―――…君が居てくれれば、 それだけで、倖せなのに それ以上のなにを、私にくれるというの
[それ以上はもう、口に出せず。 直ぐ近くに感じる呼気を預かるように眼を伏せ。 そっと彼の背に腕を回し、熱を求めるように唇を寄せた]
(+137) 2014/10/29(Wed) 22時半頃
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もう起きちゃったのか…おはよう。
[翼を弄っていた手が、 クシャミの身動ぎを感じて一度止まる。
寝起きで焦点の緩い金の瞳を見つめると、 胸の底に、じわりと疼くような甘さが芽生える。 狂った時間に無理矢理また同じ朝に引き戻されても、 芽吹いた感情は摘み取られてはいなかった。]
忘れるわけないだろう? ミーは、俺の猫になる。そういう約束の約束。 …ハロウィンが終わっても。
[ぱたぱたと控えめに羽ばたく翼を解放すると、 昨日そうしていたように強く抱きしめて 伸ばした足を絡ませながら頬にキスをする。]
(+138) 2014/10/29(Wed) 22時半頃
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[ひとまずは、街へ。 幽霊モドキだから飛べるんだと気付かされたので、、少し上空から街を見渡す。
と、視界に見付けた、つい先ほど思い描いた人物。>>@38]
『沖元さーん!』
[幽霊モドキライフを楽しんでみよう。 つまりは、折角なので驚かせてみようと。
彼の話しかけている露天商の真横へと、ふわーっと、降りていってみたりして。]
(+139) 2014/10/29(Wed) 23時頃
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そっか、良かった。
[ちゃんと覚えていてくれた、夢じゃなかった。 抱きしめてくれる腕の強さそのままに身を寄せて、頬に触れる唇の心地良さに目を細め、クルル……と喉を小さく鳴らした。]
……ふひゃ、グレッグ、擽ったいよ。
[腕も、脚も、身長の高いグレッグの方がずっと長い。 絡められると、温かさと気恥ずかしさとで、なんだかとても擽ったくて、モゾモゾしながら小さく笑い]
……っ。 とりゃっ!
[お返しとばかりに、じゃれるように耳朶に噛み付いた。]
(+140) 2014/10/29(Wed) 23時頃
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[年甲斐も無く、と言葉にされれば笑みを零した>>+135。 自らよりも遥かに長い歳月を生きてきただろう彼に、可愛らしいとすら思ってしまう。
伸ばされた指先が目元に触れ、温度差を埋めていく。 ステンドグラス越しの柔らかな光が、ニコラエの頬に降りる緋色を映し出す。 きっとこれは、二人、同じ色。]
——…… ああ、
[唇からこぼれ落ちた言葉も全て刻み込み>>+136 色違いの目を逸らさぬまま、]
(+141) 2014/10/29(Wed) 23時半頃
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[肩に添えた手が震えるのは、彼の望みを知るから>>+137 その望みが、男と同じだから。 知りたいと願ってくれた、全てを話してくれた。
何度も巡るハロウィンで出会った、本物のヴァンパイアは 誰よりも優しくて、誰よりも綺麗で]
何もかも全部、持ってけよ。 そのかわり全部、貰っちまうから、
[とうにこの想いはニコラエの手の中にあって、寄り添いたいと願っていたから。 彼の想いも、何もかも全て、同じように手の中に入れられるのなら。]
—— 愛して、いるよ。
[唇が重ねられるその寸前に。 目を閉じて緋色を想う。 全てはその色に塗りつぶされて、ただ只管に求められ、求むままに 誓いを立てた口付けは一度で止むことはなく*]
(+142) 2014/10/29(Wed) 23時半頃
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[喉をごろごろ鳴らすのはいかにも猫らしくて、 微笑ましさに笑いを誘われた。 頬に唇を擦り寄せたまま笑っていると、 反撃を受けて耳を食まれる。]
っ…ははっ、くすぐったい
[さらに、反撃には反撃を、と。 ひくひくよく動く猫の耳に噛み付きかかる。
クシャミが身動いでも足も腕も解かずに、 シーツを乱しマットレスのスプリングを軋ませて それにしては色気なく戯れて遊ぶ。
触れ合う肌から伝う体温と間近の声や吐息に 時折、微かなもどかしさも感じると、 そのたびに唇へのキスを強請った。]
(+143) 2014/10/29(Wed) 23時半頃
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……さぁ、今日は何して遊ぶ?
[五日目の10月31日。 そろそろハロウィン気分の盛り上がりも薄いが、 陽のあるうちからベッドに篭もるわけにもいかない。
クシャミの双眸を見つめ、笑って問いかけた。]
このまま戯れてると、 前倒しで契約したくなるしな。
[正しくは、契約の約束のオプション。 キスの続きの示唆は、冗談めかしてはみたが。 抱く腕を解く前にとクシャミの額に触れる唇が ほんのすこし熱くなっているものだから、 案外本気だとバレバレだ。]
(+144) 2014/10/29(Wed) 23時半頃
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[改まった物言い>>+127>>+134は、ひとつであっても粗暴に見えて ふたつなら一層増す彼の瞳には、全然似合わない。
でもね、誰よりも優しいひとだから、 誰よりも、私を包み込んでくれるひとだから。
だから、彼の温度も、重ねてくれる心も、合わさる唇も]
――神様にも、だれにも、……――あげないよ。 私で、君を売ってくれる?
ひとかけらも、殘さず、私のものに。 ひとかけらも、殘さないで。私を
[>>+142強欲で傲慢な念を言葉にしてしまえば。 神の前で誓ってしまえば。 私は、彼から何もかもを取り上げたくなるのだ
暖かな唇が紡ぐ愛の言葉と、倖せを運ぶ口づけに 全てを捨てたくなってしまう。]
(+145) 2014/10/29(Wed) 23時半頃
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[捨てた分だけ、彼が占めればそれが一番いい。 なくしてしまった分、彼が埋めてくれたら]
……ん、 もっと ドナルド、……もっと、君がほしい
[誓いの口づけは一度が相応しいというのに。 貪欲に欲して、唇を自ら合わせる。
これでは、聖なる場を侮辱しているだけな気もするが、 神様なんていないなら、知ったことか。
願いなんて叶わないでいい。 神への宣誓など不要で、私への誓いがあれば、それでいいから]
ねぇ、もっと――…
(+146) 2014/10/29(Wed) 23時半頃
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[グレッグが笑い出せば、反撃成功とばかりにニヤッとしたが、呆気なく反撃の反撃に遭い、ヒャァァと間の抜けた声をあげてしまった。]
ヒャ……もーグレッグ! グレッグってば!
[抑え込まれたままでバタバタと暴れるも、体格差か筋力差か、振り解くには至らない。 尤も、振り解くつもりなどなく、寧ろ擦り寄り、戯れているようでもあるのだが。]
……ひゃ、 は……ゥ、ん。
[時折、擽ったいだけでない感触を覚えては、ぴくっと身動ぎ、ねだるように唇を寄せた。 唇が触れ合えば、つい欲が出て、舌を伸ばして絡めようとしてみたりと。]
ン……は、ぁ。 グレッグ、ぅ……。
(+147) 2014/10/29(Wed) 23時半頃
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― 朝・礼拝堂 ―
[そうして宵が明けるまで礼拝堂を玩具にして。]
ドナルド、 ……踊ろう?
[朝日が降りても、眠気など訪れない。 0時がすぎても、私は消えない。
ドナルドの手を取り、誘うのは緩やかな舞踏。 鳥の囀りしかバックミュージックは無いけれど 神も恐れない顔で、微笑んでいた*]
(+148) 2014/10/29(Wed) 23時半頃
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ぅ、ん……?
[>>+144何して遊ぶかという声に、少し、蕩け始めた金眼を向ける。
バケツのお菓子は、きっとまた、ポーチの蜘蛛ゼリー以外は消えてしまっているに違いない。 シーシャに会って、色々説明しなくてはいけないとも思う。
けれど、こうしてグレッグと触れ合っている時間は、お菓子よりも甘くって。 額に触れてきた唇の熱に、とろりと溶かされるような気分になって]
…………なぁ。
契約とか、そういうんじゃなくて……
[ほんのりと潤んだ瞳で見つめ返し、尾を、ゆっくりとグレッグの背に回した。]
(+149) 2014/10/30(Thu) 00時頃
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