307 【突発R18】夏の終わり・宵越の一夜
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奥さん……。 私、優さんの奥さんになれたんだ……。
[かみしめるように呟く。 じんわりと、幸せで。 優さん、と呼ぶ文字は同じでも、自分が彼を呼ぶ声は柔らかさを増し、大好きという気持ちが込められていると思う。]
――はい。
変えてください、……逃げたりなんかしないから。 つ、ついていけるかは少し不安だけど!
[あの夜より遠慮ない様子なのは伝わるだろうか。 もうダメは言ってしまいそうだとこっそり思いながら、優の手によって生まれたままの姿にさせられてしまう。 やはり、まだ、恥ずかしい。 ぴたりと太腿をくっつけてまた正座をして、もし何か言われたら、赤くなって軽く睨むように見つめたりしたかもしれない。]
(*15) saiki 2020/09/21(Mon) 01時頃
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ぬ、脱がせる……。
[優の顔を見て、晒された上半身を見て。 そして目線は下へと。 昂りの形にこくりと唾を飲み込んで、そろりそろりと手をズボンへ伸ばし、脱がせてゆくだろう。]
……っ、で、できた。
[下着を脱がせ終わり、畳んで置く。 柔らかな愛撫にいちいち反応してしまったりしたから、時間はかかってしまったと思う。 なんだかもう息が乱れてしまっていた。
元気いっぱい、という様子の彼自身はもう濡れている。 ずくん、と下腹部が疼いた気がして、太腿を擦り合わせながら、次はどうしようと彼を見上げてみる。*]
(*16) saiki 2020/09/21(Mon) 01時頃
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時間かかってしまった! えろるむずかしい。
(-99) saiki 2020/09/21(Mon) 01時頃
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詳細なおかげで私が書きやすいので助かってます(恥 ゆうさんが…色々ずるいんだ……。
可愛いと言ってもらえてとても嬉しいです。 ありがとうございます。
あ、無理せず寝てくださいね!
(-102) saiki 2020/09/21(Mon) 02時頃
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優さん、おやすみなさいー!
お相手さんの好きにしてもらって、それに応えていくのも、こちら初心者の時の醍醐味だと思うので!
では私もそろそろお風呂に入らねばなので。 上がってからゆっくり書かせていただきますね。
(-104) saiki 2020/09/21(Mon) 02時半頃
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[夜にここで優を待つ、意味。>>*18 もうそれが分からない子供ではない。]
こ、この格好で?
[ぱしぱしと目を瞬かせる。 それってどこの家でもそうしてる――訳はないことくらい分かるが、こくりと頷くことで返事をした。 恥ずかしくても、優が望むなら、そうしたい。 ただそれだけの気持ちだった。]
(*21) saiki 2020/09/21(Mon) 04時頃
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[この前、避妊具の付け方は見せて貰ったから。 今回は自分が着けてあげることになるのかと覚悟をしていたら、そういうわけではなかった。 ちょっとだけホッとする。 あの時はいっぱいいっぱいで、やって欲しいと言われてもうまく出来る自信がなかったのだ。
そっと優の手に手を添えて。 薄いゴムを、昂りに被せていく。 自分の中に迎える準備をしているのだと思えば、じんわりと下腹部が濡れるような錯覚に囚われた。 いや、気のせいではないのかもしれない、けれど。]
え、あ……っ、上って、そんな、
[そうして抱き寄せられて。 戸惑いながらも言われるまま、膝立ちから太腿を少しずつ開き、下ろしていく。 くちゅりと花弁と先端がくっつく音がして、彼に支えられている腰が震えてしまった。]
(*22) saiki 2020/09/21(Mon) 04時頃
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[自分で動くのは、初めてで。 腕を伸ばして優にしがみ付きながら、勇気を振り絞るようにして、ひとつ息を吐く。]
や、やってみる……っ、んあっ
[それより先に花弁が擦り上げられる。 ぬるついた昂りに花弁は開かれるのに、その奥に突き入れられるのではなく、先端は花芽を押しつぶすように。 ぞくぞくと気持ちよさが背筋を駆け上っていく。]
あ、あ……っ、こんな、感じ……?
[ぎこちなく自分からも動いてみれば。 おそるおそる、より当たりやすいように腰を寄せ上下に揺らせば、下腹部同士が密着し、昂りの熱も、彼の体温もより感じられた。
自分が、彼のものを濡らしている。 ひびく水音がそれを教えるようで羞恥を高める。 それでも動くのをやめない、やめられないのは、彼のためか、自分が気持ち良いからか。]
(*23) saiki 2020/09/21(Mon) 04時頃
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[この体勢だと常に優の顔が近くにあるから、少し見上げれば目があって、潤んだ瞳に彼を映しこむ。 時折眉根が寄るのは快楽に耐えるためだ。 そして、ほんの少し――これじゃ足りないと思いはじめている自分に戸惑ってしまっているため。 この前貫かれたのを思い出し、まだ迎え入れてもいない内壁がざわめいている。
優の言葉を聞きながら腕の中で身を震わせ。 口付けで熱くなり始めた吐息を伝えて。 どれほど経ったか、むずがるように腕に力がこもる。 その頃には花弁は蜜を滴るほどに溢してしまっていた。]
っ、ふ、……
[幾度か言い淀んで。 唇を震わせては閉じてから。]
わたし、大丈夫だから。 優さんの……、それ、…………っ、もう、
[これ以上言えなくて。 ぎゅうと身体を押しつけて、肩口に顔を隠した。*]
(*24) saiki 2020/09/21(Mon) 04時頃
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夜中にひっそり投下。
(-105) saiki 2020/09/21(Mon) 04時頃
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―宵越しの深夜・早希と― >>57>>58
[アイスを口にする早希と隣同士。 少しひそめた声で、穏やかに言葉を交わし合う。]
そっかぁ。 島の外だと、学校に何百人も生徒がいたりするんだよね。 仲良しの友達作るのも大変そう……かも。
[女の子らしくお洒落な子も多そうだ。 早希は素のままでも可愛いと思うが、周りに合わせないわけにはいかなかったのかもしれない。 それでもやはり、どこか輝いても見えたけれど。]
早希ちゃんなら、これからも、きっと大丈夫だよ。
[無責任な!と言われたりして。]
都会のどんな子だって、あんな高いところに登れないし、飛び降りられないだろうし。 私にとって早希ちゃんは最強だもの。
(61) saiki 2020/09/21(Mon) 04時半頃
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[自分へのカエル100匹はトラウマものだとは思うが、あれをわざわざ用意しただろう早希に驚きすぎて、なんとなく良い思い出ですらある。 その辺は口には出さないで。]
……時々強がってないかなーとか思ってたけど。
[くすりと悪戯っぽく目を細めて。]
私、都会に出た早希ちゃんのこと、時々考えてた。 どうしてるかなって。
渡くんとか、心配してたんじゃないかなぁ。 瑠璃ねぇも、かな。
[早希を見て、微笑む。]
(62) saiki 2020/09/21(Mon) 04時半頃
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[問われたことには。 窓の外の夜空を見上げてから、ぽつりと。]
島の生活……ちょっとしんどかったんだ。 出ていきたいって、少し思ってた。
[不思議なほど素直に言葉が溢れていった。 早希が今村に住んでいないことと、なにより、彼女がなんてことない様子で聞いてくれたおかげだった。]
でも、ね。……今夜で、変わった。 島に居たい理由ができたよ。
宵越し、来て良かったなって、おもう。 早希ちゃんは、――どうだった?
[彼女の首元の赤い印。 それが彼女にとって良いものであることを願いながら。*]
(63) saiki 2020/09/21(Mon) 04時半頃
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早希さんへ。 お返事遅くなってしまってすみません!
ガキ大将時代が黒歴史と知らずに突っ込んでいく(
(-106) saiki 2020/09/21(Mon) 04時半頃
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お引っ越しのあたりは起きてから書こうかなと。
瑠璃ねぇへの報告はどんな風にしようかな……! 考えつつ、今日はおやすみなさい。
(-107) saiki 2020/09/21(Mon) 04時半頃
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―宵越しから数日後―
[色んな意味で慌ただしくなった日々。 それでも、優と夫婦になることが村中に知れ渡る前に、自分の口から伝えたいなと思って。
優にも予め伝えておいただろう。 宵越しから数日後、本格的な引越しの前、お礼兼手土産の袋を抱えて瑠璃の家を訪れることにした。]
ごめんください。
[ベルの音を鳴らして。 瑠璃が出てきてくれたなら。]
あの、ちょっと、お話ししたいことがあって。 いえそれより先に、……この前の宵越しでは引率してくれて、ありがとうございました。
[ぺこりとお辞儀をする。]
(64) saiki 2020/09/21(Mon) 16時頃
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これ、良かったら。 あまり上手く焼けなかったけど……。
[差し出した袋の中にはクッキーが入っている。 早朝台所を借り、ここ数年ご無沙汰だったお菓子つくりなんてものに挑戦したのだ。
宵越しの前、島を出たいと零した時。 それよりもどこか晴れやかで柔らかな表情を浮かべ、瑠璃へと笑っているだろう。*]
(65) saiki 2020/09/21(Mon) 16時半頃
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瑠璃さんへ報告に。
家にピンポンしています!
(-112) saiki 2020/09/21(Mon) 16時半頃
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>>-110
電池残量あるあるです…! 30%まで行くと残りは一気に減ったりするんですよね。 バッテリーの老朽化のせいか、私も今のより前のスマホでは良くなっていました。
優さん無理されずに。了解です!
(-113) saiki 2020/09/21(Mon) 16時半頃
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―次の週末― >>59>>60
[本格的な引越しは青空の広がる日になった。 優のそば、軽ワゴン車の隣で眩しげに目を細める。
荷運びは、優の妹である成海も、手伝ってくれるらしい。 遠慮がちながらも嬉しげに礼を言う。 後部座席に座ると、ガタゴト道を走る音と共に、運転席と助手席、兄と妹の会話を耳にして表情を緩めていた。 なんだか聞いているだけで心がほかほかする。
大好きな人と、その家族。 仲良さそうなのって素敵だなと思うのだ。]
……え、健一兄さん?
[そうして成海の口から飛び出たのは予想外の名前。 きょとん、と目を丸くする。
面白そうに語られ始めた様々な過去の顛末を、表情をころころさせながら聴くことになるのだった。]
(66) saiki 2020/09/21(Mon) 17時半頃
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そんなことがあったんですか。 全く知らなかった……。
[そう、自分はあの兄のことを殆ど知らない。 話しかけられたら怖いと、苦手だと思うばかりで、返事をするより早く逃げたいばかりだったから。
成海の語る兄は、なんだか少し親しみやすく感じた。 すぐに彼への印象は変えられないかもしれないけれど、これから先への希望が見えた気がした。]
成海さん、ありがとうございます。 教えてくれて。
これから……少しずつ。 兄とも話していけたら……いいな。
[ほんのり眉を下げて微笑む。 関係上は自分が義理の姉になるのかもしれないが、年上の彼女のことを姉のように慕い始めていた。**]
(67) saiki 2020/09/21(Mon) 17時半頃
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お引越し! 希望が見える青空が素敵だなー嬉しい。
(-115) saiki 2020/09/21(Mon) 18時頃
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延長ありがとうございます〜。
(-116) saiki 2020/09/21(Mon) 18時頃
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>>-114
はい、また後ほど(ぎゅ
私がこれから外出なので、お返事すぐには無理だと思いますが、どこかでこっそり読むつもりではいますw
(-117) saiki 2020/09/21(Mon) 18時頃
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―数日後― >>68
[瑠璃に、良いこと、と言われて。 素直にこくりと頷いた。]
瑠璃ねぇに、私から伝えたかったの。
[お世話になってきたお姉さんだから。 そして、彼の、優の大切な幼馴染なのだと思っているから。
ほんの少し言葉に迷ってから。]
私、優さんと、家族になれることになりました。
……えっと、結婚、……します。
[実は結婚の2文字が気恥ずかしくて。 耳まで真っ赤になっていく。 結局、なんとなく締まらない報告となったのだった。*]
(69) saiki 2020/09/21(Mon) 23時頃
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瑠璃ねぇー!
そして優さんへのお返事はまだ後になりますすみません! 24時すぎると思われます…
(-118) saiki 2020/09/21(Mon) 23時頃
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―初めての夜― >>*29->>*32
[自分の身体を支える腕をちらりと見遣る。 一見細身なのに力強い優に、自分は軽々と支えられている――くすぐったいような、胸がきゅうとなるような。 優にしがみ付く腕に力を込め、肌を寄せて。
挿れる、という言葉に頷く。 全く嫌な訳じゃないのに、どこか不安げな表情を浮かべてしまったのは、初めての痛みを思い出したからというだけではない。 気持ちよさが、ちょっと、こわいのだ。
でも、大丈夫と知っているから。]
この体勢で……? っ、んん……っ、ふ、ぁ
[少しずつ埋まっていく熱。 内臓が押し上げられる感覚さえするようで、細く息を吐く。 まだまだ慣れない狭い内壁を広げられ、貫かれるのは苦しくもあるのに、心は満ち足りていくのだ。
下腹部同士がくっ付けば。 胎の中では、昂りの先端が押し当てられる。]
(*33) saiki 2020/09/22(Tue) 00時半頃
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っ、あう……っん、
[そして腰を揺らされ、身体を震わせる。 自分の体重がかかっているせいで衝撃が大きくて。 中が少し擦れるだけで、びくびくと反応してしまう。]
あっ、ぁ、っ……
[まだ自分からは動く余裕はなかった。 優に翻弄されるので精一杯で――しかし少しずつ、ゆるやかに腰は動き、彼に合わせ始めるだろう。
全部中におさめたら、くちゅんとぶつかる音が響く。 それがなにより恥ずかしく感じられた。 部屋の外に聞こえたりしないか、一瞬心配になる。]
たいめんざい?
[鸚鵡返しにしながら。 こういうのって名前があるんだ、と呟いた。]
(*34) saiki 2020/09/22(Tue) 00時半頃
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[優の顔を見つめる。 彼が浮かべている表情は優しい兄のものではない。 それを知ると胸の奥が熱くなる。
どこか愉しそうに胸元を弄られ、きゅうと中を締め付け、何も隠すことなく気持ち良さげに表情をとけさせる。 彼の手はどこまでも自分の身体を素直にさせて、快楽に落とそうとしてしまうのだ。 抵抗する手段なんてないし、なくていい。]
……これから、もう少しは大きくなるかなぁ。
[なんて。 自分の胸元を見下ろして呟いたりもしたのだけれど。
優が触れてくれるなら、これでいいのかな。]
(*35) saiki 2020/09/22(Tue) 00時半頃
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[彼の指が行き着いた、蜜に濡れた場所。]
あ、そこ、だめ――きもちいい、から……やぁ…ッ
[話す余裕も花芽を刺激されればなくなってしまい――手でしがみ付き、太腿を震わせながら。 お腹の中、あつい、とうわ言のように。
奥を突かれるたびに高い声が唇から零れた。 全部の気持ちよさが、重なり合って、あふれそう。*]
(*36) saiki 2020/09/22(Tue) 00時半頃
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