315 【La Mettrie〜存在という機械が止まる時】
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ジャーディンは、マーゴに、オレは行けない、と申し訳なさそうに断った。
2023/01/03(Tue) 23時半頃
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>>121 そうだな オレに血ぃくれるって莫迦は オマエ が 二人目だ けど 他の人じゃ やっぱりダメだった
[『 』を思い出せなくなっていく。 顔も、声も、香りも、肌触りも、指に絡めた髪の質感も、共に過ごした幸いの日々も、最期に啜り尽くした生命の味さえも。 別の誰かの味で忘れたくはない。
寄生主が渇望するのは、栄養となる人間の血のみ。 宿主(ジャーディン)が希むものは、――もう手に入れた。
目蓋の裏に、暖かみの濫れる食卓の光景が描き出される。 久しく忘れていた『幸せ』の色をしていた]
それでも あ ありがとう
[頭を掻きながら小さく小さく嘯く。 瞳だけでなく赤くなっているだろう顔を、俯き隠して]
(126) 2023/01/04(Wed) 00時頃
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干からびるとこなンて 見られたくないから さ
――じゃあな
[その場の面々の視線を振り切るように踵を返して走り出す。 走って、走って、喉の渇きに耐えられず、当初は洗濯に使おうと、フェルゼの塒から無断拝借した瓶の中身を勢いよく呷った。 灼け付くように熱い血潮と反対に、芯を凍えさせるほど冷え冷えと感じられる液体が、身体の中心へ滑り下りていく。 不快そうに身動ぎしたのは、寄生体か宿主か]
(128) 2023/01/04(Wed) 00時頃
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――う゛ あ゛あぁ
[子孫を残そうと足掻く寄生根が、結実に必要な体中の水分養分を吸い上げていく。 断末魔の悲鳴はすぐに嗄れて、末端の爪先指先から、木乃伊のように燥いて罅割れ、音もなく塵と散り。 爪一枚、髪の一本、歯と骨のひとかけら、全て余さず枯れ尽くすだけ]
(130) 2023/01/04(Wed) 00時頃
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[最期に残ったのは
咲ききらぬまま散った薄い楕円の花弁が二枚
血の色をした真珠大の種が一つ*]
(131) 2023/01/04(Wed) 00時頃
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