人狼議事

304 【飛び入り歓迎】学園の七不思議2


天のお告げ (村建て人)


『わたくし、学校からひとりでは帰れませんの。
 お父さまとお母さまのおいいつけをまもらなかったから、
 わたくしがわるい子だから――… うわあああん』

途中で泣きじゃくり要領を得ない子供の話を明之進が代弁する。
ポーチュラカ・アイヒホルンはとある財閥の令嬢で、
学校の送り迎えも友達の家に遊びに行く時も、出掛ける時も、
常にだれかと一緒の行動を言いつけられていた。

数十年前のある夏の夜、少女は護衛の目をかいくぐり屋敷の脱出に成功する。
初めて、友達と夜の学校へ肝試しに行く約束をしたからだ。
楽しみで楽しみで仕方がなくて、見つかって連れ戻されてしまわないように、
待ち合わせの時間に遅刻しないように合流できるルートを子供の頭で一生懸命考えた。
目立たない外壁に梯子をかけて高校の校舎内に侵入成功、
弾む心のままに皆のいる方へ走ろうとしたたった数歩で、
ポーチュラカの小さな身体は水に沈んだ。
少女は、自分が忍び込んだ場所が目論見とは違う場所――
プールであったことは気づけないまま、そのまま命を落としたのだという。

(#2) 2020/05/24(Sun) 03時頃


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