[彼女はこうも動きが予測できないので、どうにもペースを崩されてしまう。
駆け寄る日向>>192に、戸惑いの色を隠しきれず、呟く。]
おう、も、もらったか……
[人の良い奴ではあるが、そう簡単に人に私物をあげるだろうか。
悶々と考える。しかし、駆け引きだとか、探りあいだとか、そういったものには生憎向いていないのだ。
――日向にそのつもりがないことは、ひとまず置いといて。
続く質問に面食らいつつ(しってる?と言われたって、何を!)(ストールではなく、自分を指さしているようにも見える、嗚呼)、
鴫野辰次、腹を括った。遠回りは趣味じゃない。]
…………お前は米原の何だ。
[覚悟を決めた結果、飛び出すのはなんとも小姑根性溢れる問いかけだった。
相手は女子なので、肩に手を置くことは自重したが、眼差しは至って真剣である。**]
(197) 2014/12/29(Mon) 23時半頃