―螺旋階段―
[黒い犬の存在は気になるが、単独行動をして怪異に遭遇した際、対応できるだけの自信も経験も持ち合わせてはいなかった。
止めを刺す為に先行したドナルドとラルフに続き、他の仲間が階段を上がり始める所をついていく。]
レオナルド様、どうか致しましたか?
[手を伸ばし血痕を調べる姿>>173が目に入り、床に視線を向ける。]
……血痕。それも、時間限定で残していくとは、わかりやすく道を示してくれていますね。アヴァロン伯も。
急いで来いということでしょうか。
[先ほどより薄くなっていることには気づいていて、さらりと呟き周囲を見回す。]
…城全体が薄い魔力で覆われているみたいで、どこまでが魔力の手妻で、何人の魔物が潜んでいるのかと、追う立場でも不安になります。
それに邪悪な気配を放つ黒い犬。
あれが本性を現してアヴァロン伯に加勢する者なのか、それとも単独で潜んでいる魔物なのか。
この城はまだ、未知数なことが多すぎますね。
(191) 2012/04/29(Sun) 21時頃