―イグニス・ファトゥス 回想(深夜)―
>>157続き
[喜色満面の笑みを浮かべ、…の名前を呼びマンドリンを抱えながら降りてくるセシルに、笑顔を向ける。]
おかえり、セシル。
[言葉をかけながら、跪いたセシルに手に持っていたグラスを勢いよく投げつける。グラスはセシルのすぐ横の床に当たり、破片が飛び散って1
1:飲みかけのグレープフルーツジュースが床にこぼれた。
2:セシルの頬をかすめ、うっすらと血が流れ出した。]
何がおかしいの?
俺が君に命令した内容、もう忘れちゃったのかな?
カルヴィン王子の暗殺っていうとっても簡単なお仕事だったんだけど、君のその空っぽな頭じゃあ覚えられなかった?
おもちゃ一体に手こずって、挙句の果てに怪我?
失敗は二度目は許さない、そう言ったはずだよ。
俺は使えない駒はいらないんだよ、セシル。
[顔をあげてこちらを見るセシルを冷ややかに見つめ、何か言いたそうならば聞いただろう。]
(170) 2011/11/17(Thu) 09時半頃