人狼議事

297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」


【人】 座敷守 亀吉

─村の道で─

[「亀様」]

ご、ごめん、なさい……

[後退り、頭を下げ乍ら振り切るように踵を返し、苦手なくせに走り出す。
駆けた先にも追うように、点々と白い花。
人の消えて炭になっていた鍋のある家を過ぎ行き、家に向かう、その背に。]

[「……やま、の、──
ひいろ、の──いと、つむぎ──」]


[昔、昔のわらべ歌。細い歌が、頸を撫でるように絡みつく。いつから歌い継がれているのか分からぬと言っていた、と、それに意識を確りとは向けられぬまま。逃げて、逃げた。目眩のするほどに過呼吸を帯びてひぅひぅ喉を鳴らしては──]

(53) 2019/07/12(Fri) 21時頃

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