あら、そう?
でも、それなら気を付けないとね。中には、触れると萎れてしまうものもあるみたいだし。
桜なんてまさにそうでしょう?
[桜のことでないのは分かっている。ただ仄めかす程度のまま、耳にかかる指を受け入れ、その目を見つめ返す。少しだけ期待混じりに、試すようにも見えるかもしれない態度。
彼が何を考えているのかは分からない。
自分の顔に見覚えがあるのだろうか……それも不思議ではないけれど]
あら、綺麗って、それ…もしかして、私のこと?
[言われなれてはいるけれど、こういう場面ではやはり新鮮ではある。
別れた相手には久しく感じていなかった新鮮な気持ちには、少し胸がさすがに高鳴る]
そうかも?あ、ん、んっ……
[再びの触れあい。今度はさっきよりも大胆に深く、舌同士を絡め合う。外で、会ったばかりの相手との柔らかな睦みあいに、瞳が潤いを帯びた**]
(22) 2019/03/30(Sat) 16時半頃