人狼議事


308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】

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【墓】 宝石収集家 ビアンカ


  ジャーディン、わたしは……、

[ わたしは……何と言いたかったのかしらね。
 あの子に何を伝えたかったのかしら。

 あなたに生きていてほしいってこと?
 それを伝えることに意味があるかはさておき、
 確かにそれはわたしの最大の望みだった。
 あの子が望むと望まざるとにかかわらず。

 けれどね、
 わたしがそれを口にすることは叶わなかった。

 しびれを切らしたお隣のご夫婦が、
 様子をうかがうように部屋の中に入ってきた。]
 

(+14) 2020/10/26(Mon) 20時頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ この間のように、
 わたしが犬を連れだす算段だったのね。

 けれどわたしはちっとも出てこないし、
 あの子が部屋に居ついていることは、
 当然彼らも知るところであったから、
 自分たちで直接説得しようと思ったのかも。

 とにかく、彼らは部屋に入ってきて、
 それでもあの子はわたしを見つめていた。

 視線ひとつとして揺らすことなく、
 ただ、わたしの答えを待つようにして。]
 

(+15) 2020/10/26(Mon) 20時頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ そのときだったわ。*]
 

(+16) 2020/10/26(Mon) 20時頃

【墓】 猫の集会 クシャミ


[約15日。
 二週間と一日。
 土日がたったの二回きり。

 世界がこうなるのにかかった時間。]
 

(+17) 2020/10/26(Mon) 20時頃

【墓】 猫の集会 クシャミ


[終わりなんてあっけないもんだ。]
 

(+18) 2020/10/26(Mon) 20時頃

【墓】 猫の集会 クシャミ

[あれから俺は何度か元帥と外に出向いて
 無い食料を探してはゾンビを殺し続けた。

 ちょっと昔のホラーゲームに
 主人公が永遠にゾンビを殺すエンドがあったけど
 ちょうどそんな風に、どこからともなく沸き続ける連中を
 殴って殴って殴り続けた。

 都内ってこんなに人住んでたっけ。
 こじんまりしたかつての首都の中に
 滅亡とゾンビがみっしり詰まってる。]

(+19) 2020/10/26(Mon) 20時頃

【墓】 猫の集会 クシャミ

[元帥は相変わらず
 何事にも関心がなさそうな冷たい目をしてたけど
 たまにゾンビを殺す俺を複雑そうに見るようになった。

 聞いてみたら、元帥もまた、
 ゾンビになった恋人を殺したんだそうな。

 俺にシンパシーでも感じてんの、と笑ってやったら
 そんなわけねえだろ、とそっぽを向いていた。
 へんなやつ。]

(+20) 2020/10/26(Mon) 20時頃

【墓】 猫の集会 クシャミ

[ショッピングモールの中で
 元気に遊んでた子供たちが倒れだす。

 大人も動くことが減った。
 「このままじゃもう保たない」と叫んで
 バリケードの外に出ていこうとした男が
 ゾンビの襲撃を恐れた人間たちに撲殺された。

 限界がすぐそこに来ていた。
 崩れるのはあっという間だ。

 俺の楽しい大学生活が
 ゾンビに侵された時のように。]

(+21) 2020/10/26(Mon) 20時頃

【墓】 猫の集会 クシャミ


[――だからその日は、ほんとにあっけなくやってきた*]
 

(+22) 2020/10/26(Mon) 20時頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ それは終わりを告げるサイレンのようだった。]
 

(+23) 2020/10/26(Mon) 20時半頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ 犬たちがけたたましく吠え出したの。
 はじめは一匹。呼応するように次々と。

 普段はそんなことなかったのよ。
 そりゃ来客も少ない家だったから、
 彼らを刺激するものも少なかったけど。

 それにしたって、
 思わずその場にいる誰も硬直するくらい、
 尋常じゃない勢いだったの。

 わたしたちは揃って数秒間、
 あっけにとられたように固まっていたわ。
 ジャーディンでさえ心底驚いた様子だった。]
 

(+24) 2020/10/26(Mon) 20時半頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ その間も彼らは吠え続けた。
 じきにガウガウと吠えたてる声に、
 あおおおおんと遠吠えまで混ざりだした。

 そのころになってようやく、
 ご主人が慌てた様子で窓に駆け寄った。
 ジャーディンも同じように窓を振り返った。
 わたしと奥さんもあとに続いたわ。
 犬たちはまだ叫び続けている。

 どん、どん。
 鈍い音がどこからか聞こえてきたの。
 音は次第に大きくなる。どん、どん。どん。

 わたしたちの見下ろす窓の向こうには、
 門扉に群がる無数の影があったわ。
 犇めき合い、波立つように押し、押され、
 まるでひとつの大きな塊のようにも見えた。]
 

(+25) 2020/10/26(Mon) 20時半頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ どん、どん、と何かのぶつかる音がする。
 音? いいえ、地響きのように、
 わたしたちの体の奥へと響くようだった。
 鳴りやむ気配などまるでなかった。

 やめさせてくれ!≠ニご主人は叫んだ。
 叫んだはずよ。わたしにはそう見えた。
 けれどその声さえも飲み込むように、
 周囲には犬たちの鳴き声がこだましていた。]

  ──裏戸が。

[ つぶやいたのはわたしだった。
 門扉が破られることは早々ないとしても、
 裏は鍵をかけているだけの木戸なの。

 きっと聞き取れなかったんでしょう。
 ご主人が怪訝そうにこちらを見たわ。]
 

(+26) 2020/10/26(Mon) 20時半頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ ああ、どうしましょう。
 そう思ったときにはわたし、動き出していた。
 たったひとり、ジャーディンの腕だけを取って。]
 

(+27) 2020/10/26(Mon) 20時半頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ あっけにとられているあの子の手を引いて、
 犬の声のこだまする廊下を進んだわ。

 一生懸命走っているつもりだったけど、
 ジャーディンは速足ですいすいとついてきた。

 階段を降り切ったあたりで、
 弟さんのお嫁さんが血相を変えて駆けてきた。

 上階から響く犬の声と、
 家を取り囲むような鈍い音、
 それから誰かの悲鳴と銃声。
 ありとあらゆる音が重なって、
 彼女の声はとぎれとぎれに聞こえたわ。]
 

(+28) 2020/10/26(Mon) 20時半頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


 ね  ンビ い の かに る の 
 

(+29) 2020/10/26(Mon) 20時半頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ きっとわたし、立ち止まるべきだった。
 立ち止まって彼女の声を聴くべきだったわ。

 でもね、わたしはそうはしなかった。
 立ち止まろうとするあの子の腕をぐいと引いた。
 足早に廊下を進んで、ひとつの扉を開けたわ。
 そして、中にあるデスクの引き出しから、
 迷いなくあるものを取り出したの。]
 

(+30) 2020/10/26(Mon) 20時半頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


  ──行って、ジャーディン。
  ここはもうだめ、持ちこたえられない。
 

(+31) 2020/10/26(Mon) 20時半頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ さっきまで引いていた手の中に、
 わたしが強引に握らせた小さなものを、
 ジャーディンは一瞬不思議そうに見た。
 そして次の瞬間、勢いよく顔をあげたわ。

 泣きそうな顔をしていた。
 何かに怯えているようにも見えたわ。
 本当に利口な子。その意味をきっと分かってる。

 それは車の鍵よ。おじいさんの車の。
 古臭くてぴかぴかの車を動かすための鍵。]
 

(+32) 2020/10/26(Mon) 20時半頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ そして、それがわたしの答えよ。]
 

(+33) 2020/10/26(Mon) 20時半頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ ジャーディン、あなたを生かすためなら、
 ほかの何を犠牲にしたって構わないわ。]
 

(+34) 2020/10/26(Mon) 20時半頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ わたしはジャーディンを急かすように、
 入ってきたばかりの扉をまたくぐった。]

  早く逃げて。とにかく一度車の中へ。
  身を隠せるわ。音のほうに来るはずだから。

[ そう告げながら、廊下へ出たのね。
 ガレージのほうへと導くつもりだった。

 そのとき、おかしな音がしたわ。
 音っていうのかしら、声? 低い声よ。
 そう、家を取り囲むあいつらが出すような。

 そして、ふとおかしなことに気付いたの。
 どうしてさっき、銃声がしたの?
 木戸が壊されて窓やドアを破られて、
 家の中まで入ってこられるには早すぎる。]
 

(+35) 2020/10/26(Mon) 20時半頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ わたし、声のするほうを振り返ったの。*]
 

(+36) 2020/10/26(Mon) 20時半頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[調達したのは軽トラ。

それにサブマシンガンやらアサルトライフルやらを載せて。
いざとなったら使うように手榴弾も裏ルートから入手していた。

世界の果てを目指して往った連中のように。
自分らもこの軽トラに乗って何処かを目指すのも悪くはない。

そう、思いながら。]

(14) 2020/10/26(Mon) 21時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[

何処かって。何処だろうな。

]

(15) 2020/10/26(Mon) 21時頃

【人】 墓守 ヨーランダ

[咥え煙草のままアクセルを踏み込んで。

邪魔なゾンビは打ち抜くか。
或いは轢殺してしまいながら。

それでも、数はあまりにも多く。
軽く嘆息すると。

手榴弾のピンを抜いて投げつけてから。
逆方向に車を向けるとアクセルを踏み込んでいた。

背後から爆発音が聞こえてくる。

ああ、これが。
ハリウッド映画だったら良かったのに*]

(16) 2020/10/26(Mon) 21時頃

【人】 卐黒帝會卐 ハルミチ

[一部の者は、理科室や家庭科室で、苦痛の少ない死を選び。
 一部の者は、教室に留まり身を寄せ合って、震え。
 また一部の者は、自棄を起こして騒ぎ散らしていた。


 そして少年たちは]

 おっし、獲物にできそうなのはこんなトコか!
 わりとイイ感じで集まったよな。


[少年たちは、技工室で、ゾンビに対抗できる武器になりそうなものを集め、作っていた。]

(17) 2020/10/26(Mon) 22時頃

【墓】 一杯と自由 マスタ

― 隔絶された広い世界で ―

[割れた窓から入った風が頬を擽った。
 その心地よさに、乾いた目を細めた。]

  ……。

[元より賑わいと無縁だった店内には、沈黙だけが満ちる。
 コートのポケットに手を入れた。
 ドアの側に落ちていたスマートフォンは縁が欠け、
 表面にも亀裂が走っている。
 指で画面をなぞってみても反応は何もない。]

(+37) 2020/10/26(Mon) 22時頃

【墓】 一杯と自由 マスタ

[スコップ片手に裏口を出た。
 どんよりと曇った空の下、所々荒れた畑が広がる。
 収穫を待つばかりのそれらを靴底で踏み潰して、
 既に道のように平らになった区画へ出る。]

[轍の傍ら、土の山の前に膝をついた。
 取り出したスマートフォンをその上に置く。
 薄汚れた手を胸の前で組み、首を垂れて目を閉じた。]

[周囲には、他にも似たような土の山がある。]

[大柄な男が、土を掘っていた。]

(+38) 2020/10/26(Mon) 22時頃

【人】 百姓 ワット

[町はといえば、
 町長から毎朝安否確認の電話が
 かかってくるから、その時間だけは家にいた。
 連絡が取れなくなった家があれば、
 その時に一緒に教えてくれる手はずだが、
 今のところ他に感染者はでていないらしい。

 日にちがたってくると、
 〇〇の家に野菜をわけてやってくれないか、
 なんて頼みごとをされることもあったから、
 それも快く引き受けた。

 代わりに、卵をもらったりすることもあった。
 数種類の野菜ならある。
 だが、もう野菜しかない、という状態に
 なりつつあったこっちとしても、
 願ったりかなったりだ。
 そうして、配達にいって、]

(18) 2020/10/26(Mon) 22時頃

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