人狼議事

270 食人村忌譚


【人】 発明家 源蔵

[集会所にいた面々より遅れて
弔い肉を食し終わったころ
―― 薬湯のために時間は余分にかかっていたが――
ふいに、炊事場からうかがえる夜の空が、
煌々としていた。

人の声。
距離があり、その内容の判別もできないほどぼやけた、
火災が生じたを騒ぎ立てる  ―― 村人の声だ。

集会所の葬式の世話は手伝いはしないが、
やはり火事となると騒ぐのだな
――そんなことが浮かんだのは
煌々とした明るさがあのあにおとうとの家の方面からだったのが一番の理由で、きっとあの二人に違いないと、確信にも似た得心があった。]

(7) 2017/12/02(Sat) 20時半頃

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