人狼議事


308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】

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【人】 猫の集会 クシャミ


 「クシャミ」

  ひゃあっ?!
  ……あー、元帥。久しぶりっすね。

 「そんな時間経ってねェだろ。おはよ」

[かけられた声に驚いて後ろを見ると
 ネコ元帥がぼさぼさの頭を掻いていた。]

 「駅構内で出たらしいぜ、ゾンビ。
  だから全面封鎖だ。消毒終わるまで電車も出せないと」

  ……冗談でしょ

[ひきつった笑いを浮かべる俺に元帥はスマホを差し出す。
 そこには、]

(66) 2020/10/22(Thu) 21時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


[口の周りを真っ赤に染めた、
 男の死体らしきものが映っていた。]*
 

(67) 2020/10/22(Thu) 21時頃

【赤】 猫の集会 クシャミ

@_SneezeΣ:3X 謎の猫X

 他は知らないけど、近所の駅一時封鎖だわ
 やば

[独り言のようにつぶやきをおとした*]

(*32) 2020/10/22(Thu) 21時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[それから、元帥と色々情報共有をした。

 まずカップ麺等手軽に食えるものが店から消えた。
 スーパーからもコンビニからもドラッグストアからも。

 軽くパニック状態になった人々が揉み合って
 けが人もいくらか出ているらしい。

 ……やべーな。食い物の備蓄どれだけあったっけ。
 こんなことならラーメンも無駄にするんじゃなかった。]

(82) 2020/10/22(Thu) 21時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


 「ネットじゃ、安全地帯を作り上げて
  そこで当面暮らした方がいいなんて話まで出てる
  ……お前も気をつけろよ」

[元帥は気だるげに手を振って、持っていたレジ袋から
 スナック菓子を一つとりあげると、ぽいと俺に渡した。

 …………ありがと、以外の言葉がでなかった。
 それもひどく小さい。

 過るのは昨日の進の様子だ。
 ――爪でえぐられた、って言ってた。
 俺はやっぱり少しの間逡巡して、
 人込みからはずれた花壇に座り込む。

 いつもより何倍増しもトロい指先で、
 進にメッセージを送った。]

(83) 2020/10/22(Thu) 21時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

 
 「From 串谷秋
  昨日は、悪かった。
  その、色々騒ぎが起きてるけど大丈夫か?」
 

(84) 2020/10/22(Thu) 21時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


[返信はすぐにあった。]
 

(85) 2020/10/22(Thu) 21時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


 「From 成宮進

  まだ大丈夫。

  会いたい。

  いつもの公園で待ってる」

*

(86) 2020/10/22(Thu) 21時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

――回想――

[滑り台の上に登って空を見上げるのが好きだった。

 空が近いねえ、と幼馴染の進と言い合って
 その頃はまだ小さかった手を、
 オレンジ色の空に伸ばす。
 
 滑り台を登ったり滑ったりしながら、
 俺達はいろんな話をした。]
 

(97) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


 『しょうらいの夢なにって
  せんせーにいわれたけどわかんないや。
  みのるはなにになりたい?』

  おれね、ヒーローになってみたい。
  かっこいいじゃん

 『あー。なれるよ、おれたちならきっと。』

  そうだな。2人で世界をすくってみせる。
  さらもまもれるぞ!
 
 『あはは、あいつすぐ泣くからなあ。』

  すすむはけっきょく何になりたいんだよ?

 『んー、やきゅうせん…………あー、うん』
 

(98) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


 『おっきくなっても、みのるとさらが、
  おれとともだちでいてくれたらいーや。』

[幼い進は、俺に向かって笑ってそう言った。]*

(99) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

――公園――

[待ち合わせの時間までに俺はいくらか店を回った。

 ネコ元帥に言われた通り、
 食べやすいものから品切れになってしまっていた。
 残っていたスナック菓子を買ってはみたけど
 これで一体どれだけもつか、っつー話よね。

 水さえありゃ人間なんとかなるとも聞いたので
 念のためにいくらか水も買い足して
 荷物をまとめて一人暮らしの家に押し込めた後、
 「いつもの」公園に赴く。

 俺と進と一緒に、小さい頃よく遊んだ公園は
 今は人通りもなくがらんとしている。
 その中で、ぶおん、と
 素振りをする音だけが響いていた。]

(100) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


  ……何してんの、お前

 「あ、秋。来てくれた。……よかった。
  いや、集中してないともってかれそう……
  じゃなくて、昔を思い出しちゃって」

  腕、傷あるんじゃねえの……無理すんなよ

 「あははー。心配してくれんの。秋らしくねえの」

[からかうような声にうるさいと返してベンチに座る。
 少し迷ってから
 一本のオレンジジュースを進に投げ渡した。
 もう一本、自分用に買っていた缶の栓をあける。

 進は素振りをやめて、
 高校以来使ってないはずのバッドを落とすと
 オレンジジュースの缶を持ったまま
 器用に滑り台にのぼり始めた。]

(101) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


 「なー、覚えてる。昔さ、ここで将来の夢語ったじゃん」

  ……あー、ヒーローとかいってたやつ
  まだ覚えてたんだあ。

 「忘れるわけねえだろ。
  あの時『うん』って言ってくれたの
  まだ覚えてんだから」

  感情激重男かよ。……ばかだな。
  お前が(誰と)どーであろうと、ずっと友達だよ。

[俺の言葉に、進は離れていてもわかるくらい、
 ぱっと明るい笑顔を浮かべた。
 それから泣きそうにその顔をくしゃりと歪めて、
 年甲斐もなく、滑り台を滑り落ちていく。]

(102) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


 勢いよく着地してから、
 進は跳ねるように俺の隣に座った。

 オレンジジュースの缶を開ければ
 さわやかな子供の頃の匂いが場を満たす。]

 「なあ秋。昔話しよう。
  ……懐かしくなってきた。いろいろとさ」

[砂場で。ジャングルジムで。滑り台で。
 小学校で。中学校で。高校で。
 起こった色んな出来事を昨日の事のように話しては
 今世界で起きている暴動を忘れたように笑い合って

 気づけば、空は暮れて真っ赤に染まっていた。]

(103) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


  こんなに話したのいつぶりだっけ

 「え? 覚えてねーよ。受験前くらいじゃねえの」

  あー。俺が受かるか受からんかわからなくて
  お前に泣きついたやつね

 「そうそう。あの頃の秋ったら、
  目を離すと勉強よりゲームを優先させて
  まーじで心配してたんだから」

  悪い悪い、そうだっけ

 「そうだよ。あーあ……」
 

(104) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


 「でも、楽しかったなあ」
 

(105) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


[さっきから進の声はどこか眠そうだ。
 それでいて、何か焦るような響きが所々にこもる。

 俺は見てみぬふりをしながら
 会話を続けていたんだけど――

 ふと、
 赤い空から冷たい風が吹く。

 進の体が、うたたねをするように傾いだ。

 空になったオレンジジュースの缶が落ちて、]

  ……おい、進。居眠りか?
  進。おーい。進ぅ?

[あいつの顔を、のぞき込んだ。]
 

(106) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【人】 猫の集会 クシャミ


  [返ってきたのは、獣の唸り声だった。]**
 

(107) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【独】 猫の集会 クシャミ

/*
飴すみません(平伏)

(-21) 2020/10/22(Thu) 22時頃

【独】 猫の集会 クシャミ

/*
マスターさん・・・

(-24) 2020/10/22(Thu) 22時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

――夜の訪れ――

[「どうした?」という問いかけに返ってきたのは、
 人の笑い声ではなく、獣の唸り声だった。>>107

 「あ゛あぁあ゛ぁああ゛ぁああああああああ゛」

[意味不明の唸り声が進の口から洩れる。
 濁った眼球が俺を捉えるのが見えた。
 さっきまでオレンジジュースを飲んでいた口腔から、
 腐りきったようなにおいの吐息が漏れている。]

  ひっ……ひいいい……?! 

[俺は思わず悲鳴をあげて立ち上がる。
 がっと俺の肩を掴もうとする手を振り払い、
 必死で滑り台まで駆け上がった。

 全力で追いかけてくる「進だったもの」から
 走って逃げる、逃げる。]

(133) 2020/10/22(Thu) 23時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ


  進! きこえてんだろ!
  ううううそなんだろ!冗談って言えよぉ!
  悪ふざけなんだろ。なあ、おい!
  鬼ごっこは、っ、昔から苦手だって、知ってるくせに!

[叫んで、逃げて、
 咄嗟に転がっていた金属バットを拾い上げた。
 だけどそれで何ができるってわけでもない。
 時々追い付かれそうになるから、
 牽制のようにバットを振るう。

 冷たい宵の風が肺を軋ませる。
 痛い苦しい怖い辛い。
 そういう感情を吸い込んでは吐き出して、
 暮れだした公園から道路へと駆けだしていく、途中。]

(134) 2020/10/22(Thu) 23時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ


  「……秋、君? 進君?」

[呼び声が聞こえて、俺は思わずそちらを振り向いた。

 公園に続く細い道の中。
 泣きそうな目を見開き震える
 早乙女沙良の姿が、そこにあった。

 「進だったもの」の濁った眼が沙良へと向く。

 中々捕まらない獲物よりも
 飢えを満たせそうなものを見つけたと言わんばかりに
 涎を垂らした唇が震えるのが見えて、

 ――あ、だめだ、と思った直後に、
 俺は駆け出していた。]

(136) 2020/10/22(Thu) 23時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ


  やめろぉ、進――――っ!!

[叫び声をあげて、
 沙良に距離をつめる怪物にバットを振り上げる。

 響き渡る甲高い悲鳴。
 骨がひしゃげる嫌な音。
 手を襲う、歪な衝撃。

 幼い頃夢見た英雄に想いを馳せる。
 ――――こんな、もの、だったっけ。]

(137) 2020/10/22(Thu) 23時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ


[荒い呼吸が脳を揺さぶった。
 気が付けばあたりはもうすっかり青ざめていた。
 忘我から戻った俺は
 嫌な汗にまみれたバットを取り落とす。

 目の前には、口から血を吐いた男が倒れている。
 俺の大事な幼馴染が、死体のように転がっている。]

  す、す…………進? 進。進。

[か細い声に返事はない。
 永遠にも感じられるような一呼吸の間をおいて、
 引きつるような沙良の悲鳴が響き渡る。

 沙良は怪物を見るような目をして怯えていた。
 誰を見てる?

 ……………………沙良は、俺を、見てる。]

(138) 2020/10/22(Thu) 23時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ


 「ひ、……ひ。ひ、

  ひとごろし―――――――――っ!」

[言葉が咄嗟に出なかった。
 後になってやってきた怒りも焦燥も悲しみも
 うまく沙良に伝えることなんかできなくて]

  ちがう。ちがう。俺は……俺は、
  …………違う!!

[半ば悲鳴をあげるみたいにして、
 その場から尻尾を巻いて逃げ去ったんだ。]
 

(139) 2020/10/22(Thu) 23時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

[ロール・プレイング・ゲームのように
 世の中に正しい選択肢ってもんがあるなら
 きっと、ずっと楽だったんだろうに。

 だからこそ、悔いのない選択なんてもんが、
 一番意味をもつんだろうけどさ。

 …………どうすればよかったんだろうな。

 進。
 お前なら、模擬試験の答えをすらすら言えたように
 正しい答えもわかったんだろうか。]**

(141) 2020/10/22(Thu) 23時半頃

猫の集会 クシャミは、メモを貼った。

2020/10/22(Thu) 23時半頃


【独】 猫の集会 クシャミ

/*
−実績「好きな子に『ひとごろし』といわれる」を開放しました−

をやりたいがためだけにすごく書いた気がしますね

(-32) 2020/10/22(Thu) 23時半頃

【赤】 猫の集会 クシャミ

@_SneezeΣ:3X 謎の猫X

>>*43 マル得情報
 やっちまったことと
 現実から目をそらせるサングラスなら
 買わんでもねーけど

[ぼやきのように返信をして、
 そのまま布団の中にもぐりこんだ。
 今日は何も考えたくない**]

(*46) 2020/10/22(Thu) 23時半頃

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