人狼議事


308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】

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【人】 一杯と自由 マスタ

[その日の始まりは、
 小鳥の囀りでも葉のさざめく声でも
 聞きなれた目覚ましベルの騒々しい音色でもなく、
 電話の着信を告げる電子音から始まった。]

  ……あ゛、 あー ……ん、ん。
  いや、すまない。うん。おはよう。大丈夫だよ。

  おや。シーシャ?

[数日前に耳にしたばかりの声が鼓膜を擽る。
 視線を巡らせて壁掛け時計を見ると、
 まだ早朝と言って差し支えない時間だった。
 彼の焦ったような声音と合わせ、何かあったのかと
 まだ睡眠を貪ろうとする頭を揺らし起こす。]

(19) 2020/10/21(Wed) 06時半頃

【人】 一杯と自由 マスタ

 
  何かあったのかな。
  ……え、私? うん、大丈夫だよ。

  君が何を心配しているのかは分からないけれど、
  少なくともいつもと変わらない私だ。
  身体の重さに、過ぎた月日を感じてはいるがね。

[冗談を挟むと、ようやく彼は安心したようだった。
 掠れた吐息が電子音に変換されて届く。
 その間に両手を使ってゆっくりと身体を起こした。
 ベッドヘッドに背を預け、
 肩に挟んでいたスマートフォンを抱え直す。]

  それで?
  熱烈なモーニングコールの理由を教えてくれるかい。

[落ち着いた彼はまず早朝の電話を詫びた上で、
 今朝のニュース>>#0についての話をした。]

(20) 2020/10/21(Wed) 06時半頃

【人】 一杯と自由 マスタ


  なるほど、ニューヨークでね……。
  それなら君の方が近いじゃないか。
  そっちは大丈夫かい?

[感情というものは伝うものだ。
 問題のニューヨーク州から離れていたとしても、
 人の多い街では影響もあるだろう。
 彼の無事を知り、今度はこちらが安堵の吐息を届ける。]

  私もこれからニュースを確認してみるよ。
  ああ、気をつけるとも。
  君も外出の時は普段以上に注意するんだよ。

  ああ、うん。それじゃあ、また。

[待っている気配を感じて、こちらから通話を切る。
 画面には壁掛け時計と変わらぬ数字が並んでいた。
 ネットへ接続すると、彼の言う内容はすぐに見つかった。
 文字や映像>>#3を栗色の瞳で追いかける。]

(21) 2020/10/21(Wed) 06時半頃

【人】 一杯と自由 マスタ

[腕の動きだけでカーテンを開けると、
 外には昨日までと変わらぬ景色が広がる。
 どこまでも広く、遠く、果てしない。]

  まったく、怖ろしいことだ。

[何も思わない訳ではないが、声音はどこまでも他人事で、
 心配の矛先はどうしても知人にばかり向いてしまう。
 冷徹だろうか。無情だろうか。
 少なくとも、人間ではあるのだろう。
 
 暫く景色を眺めた後、窓を開けシャッターを切った。]**

(22) 2020/10/21(Wed) 06時半頃

【赤】 一杯と自由 マスタ

────────────────

『abbiocco』マスタ

[広大な大豆畑の写真が一枚、投稿された。]**

────────────────

(*6) 2020/10/21(Wed) 06時半頃

一杯と自由 マスタは、メモを貼った。

2020/10/21(Wed) 06時半頃


【独】 一杯と自由 マスタ

/*
タイムアタックギリギリセーフです。6分アウトだけどセーフ。

スパムこわいね.comに元気出ました。
他も後でじっくり読むぞー!

(-5) 2020/10/21(Wed) 06時半頃

【人】 一杯と自由 マスタ

― モーニングコールから三度針が巡って ―

  んーーー……。

[窓の景色を切り取った後、時間をかけて身支度をした。
 と言っても身なりは普段通りのものだし、
 朝食はトースターが焼いてくれたパンに
 乳の匂いがするバターを乗せただけだ。
 コーヒーだけは豆から挽いて淹れたが、
 経験を積んだバリスタの味には到底叶わないだろう。

 まぁ、それは問題じゃあない。今、大切なのは、]

  ……暇だ。

[珍しく、時間を持て余していること。それだけだ。
 芝居がかった調子でカウンターへ肘をついてみたが、
 むしろ疲れそうでそれもすぐやめてしまった。
 結局普段通り、開かないドアをぼんやりと見つめる。]

(81) 2020/10/21(Wed) 21時半頃

【人】 一杯と自由 マスタ

[辺境の地にあり、趣味や道楽に近い商いとはいえ、
 それでも毎日何かしらの出来事は起きたし、
 何もない日に何もしない時間も嫌いではなかった。

 ――しかし、今日は。
 特別な始まりと、脳裏に残る映像がある。
 それなのに日々は変わらず平和で、果てしなく安穏で。
 その違いが退屈を生んだのかもしれない。

 求めるもののために自ら手放した喧騒を懐かしく思った。
 手持ち無沙汰な指先は、自然とパソコンの上へ伸びる。]

(83) 2020/10/21(Wed) 21時半頃

【人】 一杯と自由 マスタ

[表示されるニュースは早朝眺めたものより新しい。
 未だ暴動は続いているようだった。
 むしろ沈静するどころか、悪化しているようにも見えた。

 動揺が伝ったのか、目尻の端が痙攣する。
 丸メガネの縁を押し上げることで一呼吸置いた。

 もっと情報を得ようとページを下へ滑らせるも、
 『エイリアン襲来?』『ゾンビウイルスの散布疑惑』
 『地球侵略の第一歩が踏み出された!』など、
 胡散臭い記事まで出回りだしてしまったようで、
 ため息と共にページを閉じることにした。

 こうなってしまえば、真実も虚偽も
 カフェオレよりずっと深く混ざり切ってしまっている。
 読み物としては手軽だが、気軽な調べ物には向かない。
 閉じたページの代わりに、SNSのアカウントを開いた。]

(84) 2020/10/21(Wed) 21時半頃

【人】 一杯と自由 マスタ


  おや。

[珍しいこともあるものだ、と思わず声が漏れた。
 いつも写真だけを投稿することが多いからか、
 誰かとの交流もまた言葉を介さないことが多い。

 よくGOODをくれる猫くんのアイコンは覚えているし、
 同じくGOODをくれた人物が撮る景色>>27
 もう足を運べない場所を訪れているようで、
 相槌のようにGOODを押すことが多かった。
 最新順に並ぶGOOD履歴には、
 特別頑張ったという料理の写真>>0:75も並ぶ。]

(85) 2020/10/21(Wed) 21時半頃

【赤】 一杯と自由 マスタ

────────────────

『abbiocco』マスタ

 ワットさん >>*18
  隣人の力作を褒めてくれてありがとう。
  もうすぐ収穫らしいよ。

  君の土地にも、小さなアメシストが咲きますよう。

[緑の内に咲く、小さな花の写真を添えた。]

────────────────

(*30) 2020/10/21(Wed) 21時半頃

【独】 一杯と自由 マスタ

/*
ルリさん先陣切ってくださってありがとうございます。
頼もしい……!

おじさんは今噛まれるとn日後の2dに生きていられる自信がないので、もぐもぐは最後の最後と決めている。
だから……頼んだ……!(???)

ワットさん猫ちゃんのフットワークの軽さいいなぁ。
場が回りますね。
ビアンカおばあちゃんはフットワークっていうより俯瞰的な視線から場を回してくれている印象。どちらも素敵。

いろいろ触れたいけど表を回しきれないのは避けたいので、自分のできる範囲で……!
だってあとにじかんはんしかないの。あれえ。

(-20) 2020/10/21(Wed) 21時半頃

【独】 一杯と自由 マスタ

/*
あとヘイタロウさんの>>*25がとっても好きだったことも残しておきましょうね。
感想が書ききれない。ぐわー。

(-21) 2020/10/21(Wed) 21時半頃

一杯と自由 マスタは、メモを貼った。

2020/10/21(Wed) 21時半頃


【人】 一杯と自由 マスタ

[流れていく文字の中にも
 不穏な気配が見え隠れしているようだった。
 その詳細へ目を通す前に、ドアについたベルが鳴る。]

  やあ、ルパート。
  君が来るなんて珍しいね。昼食かい?

[月に一度、共に街へ向かう仲の数百ヤード先の隣人。
 ルパートはそんなところだと深く皺を刻むと、
 カウンターの一番端へと腰掛けた。
 パソコンの画面を伏せれば、
 喧騒のような混沌とした言葉の海は届かなくなる。]

(88) 2020/10/21(Wed) 22時頃

【赤】 一杯と自由 マスタ

[暫く世間から離れる直前、
 子どもの笑顔>>*25と丸い目の暴君>>*29
 GOODボタンをかちり、ぱちり。]*

(*32) 2020/10/21(Wed) 22時頃

【人】 一杯と自由 マスタ

― コーヒーショップ『abbiocco』 ―

[ルパートと隣人になったのはここ数年のことだが、
 彼との付き合いはそれなりに長い。

 養父の教え子であった彼は、養父をとても慕っていた。
 既に働き始めていた自身は会う機会も多くなかったが、
 卒業した以降も時折家を訪れていたようだ。
 しかし彼が家業を継いだ後は顔を見ることもなくなり、
 再会したのは養父の葬儀の日だった。]

  君が養父と文通していたのを知った頃が懐かしいな。
  養母は知っていたから、驚く私を見て笑っていたっけ。

[ミルで豆を挽きながら、再会の日のことを思い出す。
 お互いの近況を語って、養父の好んだコーヒーを飲んで。
 出会った頃よりずっと歳を重ねたからか、
 とても穏やかな時間を過ごせた。
 自身が口を滑らせたのは、その心地よさのせいだ。]

(128) 2020/10/21(Wed) 23時半頃

【人】 一杯と自由 マスタ


  私も大概だが、君も君でなかなかだよ。
  何の経験もない男に、土地を分けてくれるなんてさ。

[今朝切り取った窓の向こうはルパートの畑だ。
 その隣のあっちもルパートのものだし、
 反対のそっちとこっちはルパートの親戚が耕している。
 一区画とはいえ知り合いに貸すなんて怒られやしないかと
 思ったが、彼の血筋は元来お人好しらしい。
 今では皆、数少ない客のひとりだ。]

  そう。
  『角砂糖はひとつ、ミルクはふたまわし。
   コーヒーはそれなりに薄い方がいい』

[養父の口癖を二人で真似て、大人気なく笑う。
 養父が好んだコーヒーは、店で出すにはやや心許ない。
 しかしその通りの味が、ふたつのカップに注がれた。]

(132) 2020/10/21(Wed) 23時半頃

【人】 一杯と自由 マスタ


  それで?

[ルパートがカップを一口傾けるのを待ってから、
 自身も白い持ち手に指をかける。
 装飾はないが、柔らかく蕩けるような肌触りをしていた。
 曲線を指先で何度か往復しながら短い言葉で尋ねる。]

  今度はどうしたんだ。
  君の孫が結婚でもするのかい?

[とんでもないと首を振るルパートに肩を震わせた。
 溺愛するのはいいが、構い過ぎて嫌われないようにね。
 とだけ、釘を刺しておいた。
 その後はただ黙って、彼が話し始めるのを待つ。]

(134) 2020/10/21(Wed) 23時半頃

【人】 一杯と自由 マスタ

[最初は、養父の葬儀の後だった。
 次は彼の一人娘が結婚する時。
 孫が初めて生まれた時。
 彼が妻に二度目のプロポーズをする前夜。

 苦手な注射から逃げられない時。
 孫に初めて抱っこを拒否された日。
 うっかり夜通し飲み通した日の朝。
 ……なんて時もあったけれど。

 このコーヒーを飲むのは、彼にとって何かある日なのだ。
 ルパートもその自覚はあるのだろう。
 カップに広がるキャラメル色を見つめ、傾けた。
 ゆっくり時間をかけて嚥下してから口を開く。]

(135) 2020/10/21(Wed) 23時半頃

【人】 一杯と自由 マスタ


  街に、行くんだな。

[彼の真剣な表情が伝う。届いてしまう。
 増え続けるニュース。未だ全容の掴めない何か。
 暴動なんかじゃない。それだけのはずがない。
 パソコンの向こう>>88、閉ざしたはずの
 得体のしれない現実は、隣人によって齎された。]

  ……いいや。止めはしないさ。
  混乱を招くのも人だが、安全を導くのも人だ。

  それに、あの子もまだ幼いからね。

[月に一度街を訪れる度に伸ばされる、小さな掌を思う。
 たとえ今連絡がついたとして、
 それはこの先の保障には決してなり得ない。
 ならば傍にいるべきだ。
 畑を越え、道路を進み、大切な者の下へと。]

(136) 2020/10/21(Wed) 23時半頃

【人】 一杯と自由 マスタ


  こちらに大人数を招くには、些か店が少なすぎる。
  それなら早ければ早い方がいい。
  不透明な部分が多い以上、
  危険をすべて排することなんてできないしね。

[それなら、と続いたルパートの言葉を掌を翳して止めた。
 彼の孫とは似ても似つかない、大きくて節々の目立つ、
 皺だらけの手だった。]

  私はここに残るよ。

[ルパートは予想していたのだろう。
 驚いた様子はなく、ただ渋面を作る。

 SNSを眺めている時は気づかなかったが、
 ドアの向こうからは静かなエンジン音が聞こえる。
 きっと中には、彼の妻がいるのだろう。
 喧嘩はすれど仲睦まじいふたりが離れるはずがない。
 彼とは対照的に、穏やかな笑みを返した。]

(138) 2020/10/21(Wed) 23時半頃

【人】 一杯と自由 マスタ


  私に足がないから心配してくれたんだろう?
  ありがとう。私はいい隣人を持った。

  しかし人混みを縫うのは苦手でね。
  それにシーシャが食材を運んでくれたばかりなんだ。
  食べる困ることはないし、腐らせては勿体ない。

[何かが潜んでいる可能性のある人の中へ飛び込むのか、
 誰もいないに等しい場所で孤立するか。
 どちらが正解かなんて誰にも分からない。
 ゆえにルパートは黙り込んだ。

 黙って、黙って、黙って。
 それから、最後一口を飲み込んで、

 席を、立った。]

(140) 2020/10/22(Thu) 00時頃

【人】 一杯と自由 マスタ

 
  落ち着いたら、また会おう。
  とっておきの土産を楽しみにしているよ。

[店の前の坂を下りて、数日振りに車の影を見送る。
 空は今日も変わらず青い。青い、のに。
 遠くに暗雲があるのか、端がくすんで見えた。
 目を逸らすように瞬きをし、店へと戻る。]

(143) 2020/10/22(Thu) 00時頃

【赤】 一杯と自由 マスタ

────────────────

『abbiocco』マスタ

  隣人との再会を祈って。

[写真にはふたつの白いカップが並んでいる。]

────────────────

(*55) 2020/10/22(Thu) 00時頃

【人】 一杯と自由 マスタ

 
  ……――ああ、ドロシー。良かった。
  そちらは大丈夫かい?

  うん、うん。大変だろう。
  だからね、暫く休んでもらおうと思って。

  ああ、少しくらい平気さ。
  私だって何もできない訳じゃない。
  部屋も散らかさないようにするからさ。

  落ち着いたらまた、お願いするよ。
  ありがとう。君も、気をつけて。
 

(144) 2020/10/22(Thu) 00時頃

【赤】 一杯と自由 マスタ

[飛び石を踏むように眺めた文字にも多くは語らなかった。
 南瓜の写真>>*34へGOODボタンを押したのを最後に、
 その日の反応は途絶える。

 今はただ、喧騒の外側にいた。]

(*56) 2020/10/22(Thu) 00時頃

【人】 一杯と自由 マスタ

[店には鍵がかかっていた。
 扉の前には白い紙が貼られており、

   『御用の方はこちらまで
             マスター』

 という文面と共に電話番号が添えられてあった。
 穏やかであれと願う一日が終わっていく。]**

(147) 2020/10/22(Thu) 00時頃

【独】 一杯と自由 マスタ

/*
間に合った……!
しかも気にしてなかったのですが残り43ptでした。あぶない!

初回落ち 巻いてしまうの 仕方ない
かぼちゃ言い聞かせの句……。
ワットさんに南瓜の写真見せてもらえました。自画像(?)

SNSももっと拾いたいのですが! 技量と余裕がない!
でも見ているのも楽しいですし、反応してくれるの嬉しい。
明日はもうちょっと触れられるといいなぁ。

(-33) 2020/10/22(Thu) 00時頃

【独】 一杯と自由 マスタ

/*
今回あまり感想落とせてなくて無念の塊ですが、ビアンカおばあちゃん>>113すき

(-34) 2020/10/22(Thu) 00時頃

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