315 【La Mettrie〜存在という機械が止まる時】
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[去り際、無言だったラルフが集めた植物を選別している様子を、怪訝そうに眺める。 耐性の強い自身では毒見の役には立たないが、ラルフが中毒で倒れやしないか心配だ]
食いモン足りねぇなら ついでに探して来ようか?
庭園に灰羽蜂の巣とか 大爪鴉の卵とか あったし
[赤くないから自分は食べないが、比較的毒性が弱く即死には至らないはず。 味の方は全く保障できない]
そのかわり 誰かの血 貰えねぇかな 怪我を舐める程度で いいからさ
[美味しいのは男より女、大人より子供だが、贅沢は言ってられない。 果たして、体内に異形を寄生させた男に、事情を聞いたラルフはどんな表情を向けただろう]
(0) 2023/01/02(Mon) 00時半頃
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―古城 二階―
[永らく風雨と毒素に晒されていた地には、まともな繊維質の物は見当たらない。 丈夫な絨毯、或いはカーテンや緞帳の端切れらしきものも、手を触れるとぐずぐずと腐食に耐え切れず霧散する]
フェルゼがここに 住んでンなら 着替えとかないか 聞けばよかった
[彼はマリオと一緒にラメトリーの出入口へ人探しに向かってしまったから、今更だ。 せめて天井のある場所なら傷みは少ないかと、鉛色の蓋したような空中に渡された梁の残骸を追って歩く。 不案内で迷いながらも三階への階段を見つけたが、上段から不吉な金属の軋む音を耳が拾った]
…………大丈夫 だよ な?
(1) 2023/01/02(Mon) 02時頃
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―古城 三階―
[最初は一段ずつ慎重に足場を確かめ、半分を過ぎると勢いで駆け上がった。 無事廊下を踏みしめたところで、ゼィ、と荒い息をつく――焦って呼吸を止めていたらしい。 照明などなく、闇色と大差ない天井すれすれの壁際で、光沢をもつ多足の蜥蜴擬きが走り抜けていった]
ここら辺は 比較的マシっぽい か
[少なくとも扉として機能しそうなものが疎らな間隔で並んでいる。 用心深く歩く廊下が斜めな気がして――数秒、途切れる意識]
ぃっ アレじゃない オレはもう ―― れたン だ
[片膝をついて目眩いを堪えた。 頸の傷跡が、躯の中心の寄生根が、眼球の奥まで、ズクリズクリと訴えるように疼きだす。 不調は聖なる水を浴びたせいかとぼんやり考えながら、一番近くにあった扉の中へ*]
(4) 2023/01/02(Mon) 02時半頃
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/* もう少し待っておけばよかった ズレた つい返事待たず動きすぎちゃってごめn
血くれる人がいると思ってなかったから浮かれてる 贐だー
(-1) 2023/01/02(Mon) 02時半頃
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―古城三階 フェルゼの塒―
[朦朧としたまま手近だからという理由だけで飛び込んだ部屋には、古びてはいるが原型を留めたベッドが一つ。生活感溢れる我楽多と、壁際に並んだ水入りの瓶。 フェルゼの部屋だろうかと察し、断りなく侵入し物色する後ろめたさで、妙にそわそわする。 目当ての布があるかと天蓋に包まれたベッドに近付いたところで、横たわる人の姿に驚愕して尻餅をついた]
っ!? だ 誰だよ 寝てンのか!?
[恐る恐る寝台を覗き込む――どこか背徳的な心地で]
(16) 2023/01/02(Mon) 14時半頃
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[祈るように眠るように瞑目した顔は精緻な蝋人形か彫像めいて、長い睫毛は微動だにしない]
――お姫様みてぇ
[身分の高い者の部屋だったろう設えも相俟って、率直な感想が零れた。 そういえば、フェルゼかマーゴかラルフが、去った者以外の誰かを話題にしていた。 名前までは思い出せなかったが、恐らくつい最近息を引き取ったのだろう]
若い オンナ ……あ〜ぁ 勿体無ぇな 生きてる内に会えてたら さぞ美味かっただろうに
[よくよく見れば高貴な婦人というより、敬虔な神の徒の風情の娘に、不埒な妄想を働かせる。 痩せた首筋の曲線、ほっそりとした手首、あの皮膚を破いて零れる紅は素晴らしく鮮麗だったに違いない]
(17) 2023/01/02(Mon) 14時半頃
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ジャーディンは、膿んだ首の蔦を引っ掻いた。
2023/01/02(Mon) 14時半頃
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死んじまったら 途端に不味くなるからな ほんっと 勿体無ぇったら
[貪欲なくせにグルメな(?)寄生体が、動物の死骸は全く餌として認識しなくなるのだ。 ちょうど、フェルゼに対する――或いは聖者の衣の男への反応と似ている。 無理矢理口にしても果汁より蘞くて、飲めたものではなかった]
苦しそうじゃねぇなら よかったのかもな こンなご時世だし
――少し羨ましい
[さすがに死装束を剥ぎ取るような不謹慎な行為は慎むべきだ。 見知らぬ娘に被せられたシーツは諦めて短く黙祷すると、隣の部屋へと衣類を探しに行った*]
(18) 2023/01/02(Mon) 14時半頃
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ラルフがくれるって 言ってたし もう少しだけ 我慢すっか
[三度目の「勿体無い」は心の中だけに留めて、自身の血の味しかしない親指で唇をなぞった*]
(19) 2023/01/02(Mon) 15時頃
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[次の部屋には寝台どころか家具もなかったが、畳まれた大判の布数枚と床に散った硝子片から、過去に此処を訪った誰かの存在を感じられた]
ン これなら丁度イイな
[広げた布は色褪せて端がほつれていたが、気にせず生乾きの髪を大雑把に拭いておく。 二つ折りにして両肩にかけ、片腰の上で裾を縊ると、寄生根と周囲の蔦模様は首以外隠すことができた。 曇った窓を姿見変わりに確認して、満足そうに頷く]
エンジェルシイラ いねぇな 餌でもねぇ 敵でもねぇ ……フェルゼのペットとか?
[窓の外を見下ろしても、今は化物どもも身を潜めているらしい。 許可が得られれば洗濯に使わせて貰おうと、フェルゼの部屋にあった瓶も一本拝借して、足早に階下へ急いだ]
(20) 2023/01/02(Mon) 17時頃
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そもそも 案内人って 何者だ? この城の主人か それに仕えるヤツか
全く別の存在か
[また意識の端の花園で、『ジャルダン』と誘惑する声が招く。 身分も義務もかなぐり棄てて、唯一選んだ――]
――――ああクソっ もうすぐ もうすぐで 満たされるンだから
[渇きが理性を崩していく。 荒れた呼気は獲物を狙う獰猛な獣のようだ。 何度も舌舐めずりをして、僅かの唾を飲み下しても、人の血液への期待と欲求は増すばかり*]
― →中庭へ ―
(21) 2023/01/02(Mon) 17時頃
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[中庭の噴水と焚火の明かりが見えてきたところで、背後遠くから人のものと思えぬ奇声が響く。 エンジェルシイラや怪鳥のそれとは違う――振り仰げば、尖塔の高さから白っぽい何かが真っ逆さまに墜落した。>>#4 衣が長く尾を引く様がまるで彗星か堕天使のようだ、と非現実的な夢想に止まる足]
…………どうしたモンかな
[落下地点はそれは凄惨な光景であろう。 あまり足を向ける気にはならず、噴水の周囲と交互に見やった]
(28) 2023/01/02(Mon) 22時半頃
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屍肉目当ての蟲どもが 群がって来なきゃいいが
[小さく肩を竦めて再度、出っ張ったベランダの下を一瞥してから、噴水の方へと歩く。
ラメトリーの末端から、か細く反響するエンジェルシイラの啼く声。 距離が遠すぎて目を凝らしても、ただ深い深い闇が続くだけ]
(35) 2023/01/02(Mon) 23時半頃
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ジャーディンは、マーゴかラルフの姿を見つけたら、軽く声をかけて
2023/01/02(Mon) 23時半頃
ジャーディンは、焚火の傍らで、食料採取の下準備をしている。
2023/01/02(Mon) 23時半頃
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ああ うん ちょっと待って
[裂いた布に樹液を染みこませ、錆びた鉄の棒の先に巻き付ければ、簡易の炬火の出来上がり。 焚火から火を移して掲げると、マーゴの隣に歩み寄る]
オレの予想が正しけりゃ かなり酷いモン 見ることになると思う けど
……大丈夫? 無理なら直視すンなよ
[声音に動揺を感じ取って、マーゴの顔を心配そうに見た]
動かねぇ獲物を漁んのは 大抵ザコだけど 一応ついて行くから
(37) 2023/01/03(Tue) 00時半頃
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ジャーディンは、ラルフにも同行するか尋ねてみた。
2023/01/03(Tue) 00時半頃
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ミタシュ ってのはフェルゼたちが探しに行ったヤツか 見つかってると いいんだろうが……
[伝聞でしか知らない相手に、薄っぺらい言葉しか思いつかず、口を噤んだ。 何故か脳裏に、城のベッドで安らかに眠っていた顔がちらつく]
落ちたのって多分 あンま人っぽくない気配の 妙なオッサ……男だろ
あの実の食いすぎで おかしな夢ン中なのか 見えない誰かと会話してたけど
フェルゼあたりから なんか聞いてねぇ?
[>>39ラルフに頷くと、少し二人から距離をあけながらも、鬱蒼とした中庭に足を踏み入れる]
(41) 2023/01/03(Tue) 01時頃
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ジャーディンは、ついでに蜂や鴉の巣を探してキョロキョロ。
2023/01/03(Tue) 01時半頃
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>>42 いた のかな チラチラ見かけてはいた けど ……オレは最初 幽霊かと思った
[実体のない幽鬼の類なら、あんな名状し難い激突音はしないだろうが。 ふと、彼のように身を投げれば、この渇きから解放されるのだろうかと考えて、足が縺れた]
(46) 2023/01/03(Tue) 03時半頃
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[脅し文句に怯んだ様子を見せつつも逃げはしなかったマーゴは、今も気丈に悲鳴を飲み込んでいるようだった。 そのいじらしさに破顔しそうになり、慌てて顔を逸らす。 炬火を持ちながらも二人から距離をとるのは、つい照らされた手首や首筋ばかり凝視しそうになるから]
――――っ
[誤魔化すように時折ふらりと道を逸れ、濃紫色した毒葉を摘み集めていく。 蜂の巣を燻すために使えるものだ。 渇きを忘れたくて、意味もないのに一枚二枚と無心で数える]
(47) 2023/01/03(Tue) 03時半頃
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[やがて濃くなる血と内臓の臭いは、生き餌を好む吸血種にも悪臭として鼻腔を刺した。 気は進まなかったが二人に目配せしてから、明かりを向ける。 枝に引っ掛かって破れた衣と飛び散った肉片を目視したあたりで、口元を押さえ渋面に]
――こうは なりたくねぇな
[魔が差したとしか思えない、先程自身の想像した短絡的な末路を追い払った]
(48) 2023/01/03(Tue) 03時半頃
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ジャーディンは、マーゴとラルフの気が済むまで、照明係に徹することにする。
2023/01/03(Tue) 03時半頃
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[衝撃の光景から立ち直るのに、どれくらい時間が過ぎただろう。 重苦しい空気に耐え兼ねたように肩を回すと、ゴキリと乾いた音がした]
オレ 戻る前に食いモン調達してくるわ ――約束 したからな
[男に二言はないだろ、とラルフに挑発半分、揶揄い半分の視線を投げる]
そろそろ 『渇き』も限界なんだ いっそ先払いだと助かるけど ……アレを見た後じゃあ ちょっと イヤだろ
[胃の奥から絞り出すような溜息]
(49) 2023/01/03(Tue) 04時半頃
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オレとしては マーゴの血の方が 俄然 ヤル気が 出るンだけどなー
[思いがけずラルフから吸血の承諾が得られたから、少し浮かれていたのだろう。 わざとらしく拗ねた口調で、マーゴに意味深な笑みを向ける。 それで僅かでも帰り道の緊張が解れればいい。
返事は半分聞き流して、庭園の更に奥の藪の中へ向かって行った*]
(50) 2023/01/03(Tue) 04時半頃
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/* ラルフはマーゴが好きで 他の男に触って欲しくなかったり すンの?
……と肘でツンツンしながらからかうのが 今夜の目標だったはずなのに 思ったよりシリアスな展開で 最後空気ブレイカーしてしまっt どうしてこうなった ごめんなさい
(-5) 2023/01/03(Tue) 05時頃
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― 廃墟庭園 ―
[幽かな羽音をたて巣の周囲を警戒していた灰色の蜂が、急に軌道を違え儚く落ちた。 ほどなくして妙に酸っぱい臭いの紫煙が充満し、コロコロと無数の骸が下草に転がっていく]
――臭ぇ けど ガキの頃は よくやったよな
[童心に面白がって何度も繰り返した、無邪気な殺戮。 後で指を突っ込んで刮げる蜂蜜も、ご褒美のようだった。
灰色蜂の地味な外見に反して、巣は精巧な銀細工のようにピカピカ輝く。 貯えた蜜はとびきり甘いが、皮膚に付くと容赦なく毛が抜ける、万能脱毛剤にもなってしまう。 銀の粒みたいな蜂の子も、見た目に抵抗さえなければ栄養価は高い]
どうせもう オレは 食わねぇし
[巣穴に残る蜂たちが完全に燻し出されるまで、ぼうっと思索に耽る。 寄生体に蝕まれ、死者も同然の身体に残る記憶は、酷く混濁して曖昧だ。 正しく思い出せるのは、先程のラルフとの別れ際――]
(73) 2023/01/03(Tue) 17時頃
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― 回想>>66 ―
[あれほど食性が違う異形だと教えてやったのに、食事に誘ってくるラルフの神経が謎だった。 余程のお人好しか、それとも莫迦なのか。 そのくせ、憎みきれず絆されそうになる自分も、――『全員』に自身が含まれていることに感動するなんて、最近調子が狂いっぱなしだ。 折角の手製のスープの味が分かるはずもなく、この場合自分の"食事"はラルフの血液なのだが、本当に理解しているのだろうか]
(74) 2023/01/03(Tue) 17時頃
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― 回想>>67 ―
フェルゼよりは オマエの方がまだ マシ だけどさ
そっかー マリオもマーゴも ダメかー
[予想通りの返答に冗談混じりで毒づいて。 余裕の態度が無性に腹立たしかったから、フンと鼻を鳴らしてこっそり耳打ちする]
ほんとは マーゴがす―― 気になるから
他の男に触って欲しくなかったり すンの?
[ラルフを軽く肘で小突いてから、反対方向へ歩き出す。 途中で背後を盗み見れば、暗い道を戻る二人の影が少し近付たようだった]
(75) 2023/01/03(Tue) 17時頃
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ジャーディンは、銀の光沢もつややかな蜂の巣を、宝物のように大事に抱えた*
2023/01/03(Tue) 17時半頃
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― 廃墟庭園 ―
[卵を奪われ荒れ狂う番の巨鴉を、男の右腕からのびた紅い蔦が搦め取り絞め殺す。 作業のように喰らいついて血を吸い上げると、蔦蔓紋様は生き生きと右手の甲から腕全体を埋め尽くした。 それでも、胸の上の蕾は固く閉じたまま。獣の血では咲くことはない]
いよいよ 化物じみてンなぁ 落ちた男より オレの方がよっぽど――
こんな 醜い クソっ あいつらに 見られたくねぇよ
[煤けたような黒斑の卵を三つポケットにしまいこむ。 割ったことも食べたこともないが、毒見担当者に頑張って貰おう。
纏う布の端を歯で裂くと、右腕の侵食を隠す包帯代わりに巻き付けた。 頻度を増した眩暈に覚束無い足取りで、噴水の中庭へと歩を進める]
― →中庭へ ―
(104) 2023/01/03(Tue) 21時半頃
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[庭園から小径にさしかかったところで、響く轟音に頭上を仰ぎ見た。 もとより昏い靄がかった空、尚深い影を落とすエンジェルシイラ。 視界は腹側でいっぱいだったから、その背に跨がるシルエットには気づかない。 ただ、随分低いところを滑空しているなと思ったら、噴水の方に降りてゆく]
いよいよ 喰われる……?
[パックリ割れた果実のような頭蓋と臓物の惨状を思い出して、ぶる、と背筋を震わせた]
(106) 2023/01/03(Tue) 22時頃
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― →古城 厨房へ ―
[誰かと顔を合わせるのが気まずくて、噴水とエンジェルシイラを遠巻きに迂廻する。 人目を避けるように、暗い壁際と死角を移動する様は、盗人と大差ない。 厨房に忍び込むと、マーゴの手で整えられたのだろう食卓が目に入った。 くつくつ煮詰まるシチューの匂いは、残念ながら馨しく感じられなかったが、殺風景な廃墟に仄かに灯った明かりに、晩餐会の和やかさが想像できて、唇が薄く弧を描く。 ミタシュの無事と、フェルゼとマリオの帰還を祝える宴になるといい――]
(109) 2023/01/03(Tue) 22時半頃
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[そこに自分の席があることが、嬉しくて申し訳なくて、震える唇を噛み締めた。 がり、と滲む血の味に、喉奥から漏れる嗚咽が止められない]
オレは 喰えねぇて 言ってンのに
――莫迦だな ほんっと
[自嘲気味に吐き捨てて、約束の蜂の巣と三つの卵を簡素な食卓に並べ置く。 それから来た時と同じように、忍び足で厨房を抜け出した]
(110) 2023/01/03(Tue) 22時半頃
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ジャーディンは、折れた支柱の影から、噴水の方を窺っている。
2023/01/03(Tue) 23時頃
ジャーディンは、フェルゼに見つけられてビクリと硬直した。逃げられずにいる。
2023/01/03(Tue) 23時頃
ジャーディンは、マリオに話の続きを促した。
2023/01/03(Tue) 23時頃
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よぉ 無事だったんだな
[非常に居心地悪そうに言葉を探しつつ、諦めて出頭した。 フェルゼの視線を避けて、もの問いたげにエンジェルシイラを睨んでから、マーゴに抱きとめられたマリオへ。ミタシュ、とやらの姿は見えなかったが、口にはしない]
まだ 飲んでねぇよ ラルフに血を貰う約束だったしな
[けれど、今なら導きに身を委ねても構わない心境になっていた]
(117) 2023/01/03(Tue) 23時頃
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血を飲めば 永らえる 水を飲めば 終焉を迎える
[謳うように予言めいた言葉を残したのは、誰だったか]
飲みたくなったら 飲んでいいのか?
[今度はひたと血に染まる瞳で視線を受け止めて。 ズクリと寄生根が不穏に脈打った]
(118) 2023/01/03(Tue) 23時頃
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そン時がきたら ラルフでも フェルゼでも
オレの後に 残ったモンは ぜんぶ 『生命の導き』で 封じてくれ
寄生されても 生き延びたいって モノズキがいたら 構わねぇけど
――渇きっぱなしの永遠なんて 生き地獄だからな
[己の喉から胸元へ、紅色の蔦を指で伝いながら唸る]
そこいらの動物や害蟲に寄生しても危ねぇし ――頼んだぞ
(120) 2023/01/03(Tue) 23時半頃
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ジャーディンは、マーゴに、オレは行けない、と申し訳なさそうに断った。
2023/01/03(Tue) 23時半頃
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>>121 そうだな オレに血ぃくれるって莫迦は オマエ が 二人目だ けど 他の人じゃ やっぱりダメだった
[『 』を思い出せなくなっていく。 顔も、声も、香りも、肌触りも、指に絡めた髪の質感も、共に過ごした幸いの日々も、最期に啜り尽くした生命の味さえも。 別の誰かの味で忘れたくはない。
寄生主が渇望するのは、栄養となる人間の血のみ。 宿主(ジャーディン)が希むものは、――もう手に入れた。
目蓋の裏に、暖かみの濫れる食卓の光景が描き出される。 久しく忘れていた『幸せ』の色をしていた]
それでも あ ありがとう
[頭を掻きながら小さく小さく嘯く。 瞳だけでなく赤くなっているだろう顔を、俯き隠して]
(126) 2023/01/04(Wed) 00時頃
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干からびるとこなンて 見られたくないから さ
――じゃあな
[その場の面々の視線を振り切るように踵を返して走り出す。 走って、走って、喉の渇きに耐えられず、当初は洗濯に使おうと、フェルゼの塒から無断拝借した瓶の中身を勢いよく呷った。 灼け付くように熱い血潮と反対に、芯を凍えさせるほど冷え冷えと感じられる液体が、身体の中心へ滑り下りていく。 不快そうに身動ぎしたのは、寄生体か宿主か]
(128) 2023/01/04(Wed) 00時頃
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――う゛ あ゛あぁ
[子孫を残そうと足掻く寄生根が、結実に必要な体中の水分養分を吸い上げていく。 断末魔の悲鳴はすぐに嗄れて、末端の爪先指先から、木乃伊のように燥いて罅割れ、音もなく塵と散り。 爪一枚、髪の一本、歯と骨のひとかけら、全て余さず枯れ尽くすだけ]
(130) 2023/01/04(Wed) 00時頃
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[最期に残ったのは
咲ききらぬまま散った薄い楕円の花弁が二枚
血の色をした真珠大の種が一つ*]
(131) 2023/01/04(Wed) 00時頃
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