298 終わらない僕らの夏休み!
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[己の正体を知る者。 おぞましい死者の本性を知りながらその手を取り、身内を害されたと知って尚、 少なくとも責める態度も見せず明加雛子個人として肩を並べる男の顔を見つめる。
じりじりと灼かれ続けている。 脳髄を焦がし、体の奥底まで崩してしまいそうな熱が全身を苛んでいる。 それと同時になんと心地好い───どこまでも正気ではあるけれど思考を時折蝕む炎が宿り続けている事には今も変わらない。
ぐずぐずと溶け崩れそうな意識の端に安住の顔が浮かぶ。 嗚呼……知ってしまったのだ、私のこの生なのか死なのかわからない何かにしがみ付き人を喰らい、この町の昏い一部に溶け落ちそうな卑しい身を。]
(*42) 2019/09/07(Sat) 17時頃
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ならば消してしまわなければ ならば喰らってしまわなければ 私は
(*43) 2019/09/07(Sat) 17時頃
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[輪郭がぐずりと沸き立つ。吹き上がるように激しく燃え上がる。
否、違う、違う……だめ、安住さん、安住さんだから、 安住さんが、あの日、本当に独りぼっちだった私に 次に、『明日』から続く未来に約束をくれた人、
学校がはじまったらまた顔を合わせる事もあるだろう きっとその程度の約束がどれだけ己にとって救いであったか、あれは喰らってはいけない、
ちかちかと両目の奥が眩しい。痛い。心地好い…… ───半ばを茫然としながら、彼女に正体を知られた事をどうにか飲み込もう*]
(*44) 2019/09/07(Sat) 17時頃
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─ プールサイドへ ─
[光が乱射して差し込む所為か目の前が赤くなる。瞼を通じて炎が噴き出しそうに熱い。 一度ぎゅっと目を瞑ってから更衣室の方を覗き込み、そしてその先の水辺にいる女子は全員着衣…と気付いた。
己の正体云々と一度かなり深く沈み込んでいた思考と葛藤は一時保留されてしまった。
マジか。花柄のオフショルビキニ持って来たけどめっちゃ浮くじゃん ぽかんとしつつ取り合えず靴と靴下、ベストなどいらぬものだけ更衣室へ置いて鞄手にプールサイドへ]
え?コレ着衣水泳大会だったっけ、 ……チ、ッス…
[遅刻しました、と片手を挙手して自己申告しながら普通に制服で現れた **]
(205) 2019/09/07(Sat) 17時半頃
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[晴れ上がった青い空にもくもくと連なる積乱雲、その下で素足で歩くと熱く焼けた床を切り取られたように四角く青く冴えたプール。きらきらと光る波間を泳ぐ制服の少女たち。 バエすぎんだけど……とSNS脳としてはおもむろにスマホを取り出して目の前の光景をパシャリと撮影してしまった]
いやどうですか、って皆気持ちよさそうだけど、さァ!
[水面から顔を出す後輩にお誘い(>>208) いただきながらも『マ?』と言う文字が複数頭をよぎる幻が見える気がする]
(210) 2019/09/07(Sat) 17時半頃
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夏の魔力ヤバすぎィ……
[暫くぼんやりと空中から差し出されるわしゃわしゃ(>>209)を見ていたが、それがごぼごぼと水音を立てて沈んでいくのをたっぷり見て、そしてかなり水中へ沈んでしまってから結構慌てて鞄を投げ出した]
わ、わ、待って待って待って、今行くから!?
[ぽんちって何だよフルポン!?とこちらも意味などわかっていない。 ただ誘われるまま少し走って、飛沫を上げて飛び込んだ。沈んで行くのであれば安住に合わせて息を吸って一度水中に潜り]
……ッ、……
[顔を見るとじわりと目の奥が熱くなるのを感じた。 飛び込んだ時に巻き込んだ細かな空気の泡が水面へ向けてキラキラと輝きながら昇って行く。
ぎゅ、と唇を引き結んで、安住に抱き着いた]
(211) 2019/09/07(Sat) 18時頃
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[水面へ導かれるまま浮き上がって行く。 ぷは、と息をついて顔を上げれば目の前の彼女は笑っていて、 それだけでもう駄目だった。 じわりじわりと滲みつつあった涙が零れ落ちて溢れてしまう。]
安住、さ、…ッ………!
[安住にしがみ付くような手は酷く熱い。照り付ける太陽の下で炙られていたにしてもこれではまるで炎のようだ。 一瞬だけ安住の皮膚のほんの表面を焼くが、その後はただただ同じ人の体と同じだった。 髪を撫で付ける手に心地よさげに、照れ臭そうに目を伏せた]
は、っ……はは、男子とか関係ない、し こっちが男子の水着見てヒューヒュー言ってやろうよ **
(213) 2019/09/07(Sat) 18時半頃
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[ぐらり、ぐらり、と波に揺らされるように視界が揺れる。 水の底は少し異質だ。己の領分ではない。『アレ』の纏った湿った気配とも違う。 焦げ付いて、絶えず灼かれ続ける己の身を置くにはこの清涼な青の世界は澄み過ぎている。
嗚呼……喰らってしまいたい。取り込んでしまいたい。 繰り返されるただ一日のその先をくれた彼女と共に、先がある、先へ行けると言う約束された希望と共に閉じ込めてしまえたなら。
そんな思いでいるだなんて、彼女に知られたらやはり疎まれるだろうか、恐れられるだろうか。 掻き抱いた少女の体は水中にあってひんやりと冷えていたかもしれない。]
(*45) 2019/09/07(Sat) 18時半頃
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[それでも暖かかった。 命だ。 嗚呼、嫌だ、離したくない。 じくり、と彼女に触れた皮膚が泡立つように火脹れを起こし、黒く変色する。
駄目、駄目だ、駄目……奪わせないで欲しい。 あんなのはもう嫌だ
相反する思いに震えながら縋るように抱き締める。 こんな、どうしようもない事を考えてしまう私をどうか嫌わないで、厭わないで欲しい]
(*46) 2019/09/07(Sat) 18時半頃
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[黒く淀んだ何かの奥で酷く耳障りな音がしている。 ごぼごぼとわき立つ音はこうして水の中へ身を浸して見てもやはり周囲のそれとは違って聴こえる。生々しく詰まって溢れて何処かで痞えたような異質なものが伝えて来る言葉を理解する事は難しい。
哀れまれたのだろうか。 感情と言うには淡く思える機微だけは察する事が出来た。 次いで何かの問いを受け取る。聞き取れない。 寄せるさざ波、繰り返し弾ける波頭。押しては返す水音。 幾度か試みられたそれをようやく受け取った。]
ハハ、何、優しィじゃん …あァ、私の意見は考えなくて良ィよォ
(*49) 2019/09/07(Sat) 20時半頃
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[颯成の姿が目に入る。溢れるような『コレ』の声色が聴こえただろうか。 小さな笑みとも呻きともつかぬ音をぐつりと煮え立つように漏らした]
[己が選択をするのであればこれは駄目だあれは駄目だといくらでも除外は出来る。 脳裏に浮かぶいくつかの貌、照れた貌、笑った貌、驚いた貌、 然し『コレ』が動くのならば、その判断を否定も肯定もしたくはない。 何をするなともして欲しいとも求めるつもりはない。]
……でも訊いてくれてありがとう
(*50) 2019/09/07(Sat) 20時半頃
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[問いがどのようなプロセスで生み出されたのかはわからない。 然し選択を差し出されたのは確かだったのだから。
何時かの花火の夜。 もくもくと風に流れる煙越し、まき散らされる火花に見惚れるていた少年の傍らで『コレ』が淀んでいた姿が思い出される。『コレ』にとって彼がどのような意味を持って居たのかは解らないが 『コレ』が何らかの機微を抱いていたとしても己も『コレ』に己の選択について何を言われるつもりもない──あの夜の事は、この腕の中で燃え尽きた彼の最期は私だけもの、私だけが持っていたいものなのだから。 ぶすぶすと燻る喉が意味もなく小さく鳴った。*]
(*51) 2019/09/07(Sat) 20時半頃
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― プール ―
ああ、レイちゃんごめん!……っつっても もうびしょびしょなんだから一緒だよね
[飛び込んだ水飛沫を被ったらしい(>>214)後輩の頭を拭ってやろうにもその手すら濡れそぼっていて雫が垂れる。どうしようもないと笑いつつ 似合わないと言われてしまえば(>>221)『マ!?』と驚いて濡れた髪を掻き上げる。]
え、待って私一応しょうがっこーの時スイミングやってたんですけどォ
[一年だけ……と経験にもならない習い事の期間を挙げて文句を言っているが大して気にした様子もなく]
あ、そうだ貴女千早ちゃんって言うんだね、グループチャットで名前見てさァ、 そう言えば前からずっと名前聞きたいなって思ってたんだ。 何かさ、タイミング逃しちゃうって言うか、イツメン一緒だと男子にばっか話しかけてっからさ、あの子達
[千早ちゃん。少し噛み締めるように呟いた。 颯成を呼ばう言葉にふふっと笑って、颯成に自分もこいこいと手招きしている]
(229) 2019/09/07(Sat) 20時半頃
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[颯成に続いて男子が水着に着替えて出て来るのに気付けば、先程ヒューヒュー言ってやろうぜ等と言っていた割に出口の筋肉をちょっと見ただけでぐっと喉を詰まらせて口元を掌で覆った]
……男子と違って水着グラビアとかあんま見ないから無理しない方が良かった
[不純な目で見てやろうと試みた結果勝手にちょっと撃沈しているが一人で水に沈んでやり過ごす事にした。と言う事で暫し *ごぼごぼと水中へ*]
(231) 2019/09/07(Sat) 20時半頃
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ヒナコは、は会堂が出て来た時には水中に沈んでいたのだった **
2019/09/07(Sat) 20時半頃
ヒナコは、ワタルの目に入らない水中でじたじたしている *
2019/09/07(Sat) 21時頃
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[意外、かあ。千早の言葉(>>238)がそれこそこちらも意外だったけれど、もしかしたらそう見えるかもしれないと思い直す。 自分はそこまで気合が入ったギャルと言うわけではない。と、言うつもりではいるけれど、普通の少女達に比べれば十分に派手な出で立ちをしてるだろう。
少し頭を冷やして落ち着こうと水中に沈み込んで水面を見上げて居れば、彼女もまた深く沈んで来た。 先程向けられたピースサインを返すようにギャルが写真を撮る際のお決まりの手の甲を向けたピースをキメて、息の限界も近いのでほんの数秒共に水鏡越しの空を見上げた]
(249) 2019/09/07(Sat) 21時半頃
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………、ッ!?
[息が切れかかったので水中から浮上しかけた所で、対角線のあたりでそっと水に入って来るつま先が見えた。ん、と動きを止めて居れば鼻を摘まんで沈んで来る会堂が見え(>>250)]
[ごぼ、と口端から泡が零れ落ちる。
泳げないのではなかったかと思わず背後の壁を蹴ってぐんと伸びあがるようにして潜行した。 さいわい、一年程度のスイミング経験でも蹴伸びやバタ足は身に付いており、近くまでぐんと伸びるようにして]
[……!なに、やってるの!?ちょっと?と目を閉じて沈んでいる会堂の腕を引っ張り、床を蹴って強引に水面へ浮き上がろうと引っ張る]
(252) 2019/09/07(Sat) 22時頃
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[何のこと? そう問う少年の声音は耳に届いていたが、 その答えを発する事を拒絶するように暫く水に沈んでいた。
レイ姉だよ、と引き合わされた日の事を思い出す。 社で寄り添っていたこの小さな灯と泡立つ水の気配を纏ったノイズと。
嗚呼、そう云う事だったかと思い至ればいっそ哀れに思える。 繰り返される今日の中で忘れる事をあんなにも恐れていた彼に近しいモノが彼が手放したくないと願うものを他者から奪って行く。
『コレ』と『己』が呪わしい簒奪者だと云う事を己の口から告げる事はしない*]
(*54) 2019/09/07(Sat) 22時頃
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航くん!!!!!!!
[ざぶりと激しく水面が波打つ音の後、浮上してすぐ慌てたせいか音量の調節を完全に間違った。 額もくっつきそうな至近距離で大声で叫んでしまいながら]
……っ、なに、やってんのォ…!航くんがおぼれちゃうじゃん!
[急に浮き上がったものだから顔に張り付いた前髪を掻き上げて額を出しながらホント何なのマジ意味わかんないんですけど、と怒気混じりにキレながら浮き輪を引き寄せて、頭の上からすぽっとかぶせる]
ねェコレもっと浅いとこでプールサイドに座ってバタ足から練習とかじゃないの安住さん!?
[航くんちょっと聴いてる?と背けられた視線の先へ回り込みながら *]
(257) 2019/09/07(Sat) 22時頃
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ヒナコは、お、じゃねェし…と思った
2019/09/07(Sat) 22時頃
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ハァ……そう言うモン、なの…
[安住が寄ってくればむくれるようにしていた頬を緩ませて少し態度を和らげた。 周りを回っている様子を目で追いつつ、思いの内まではわからず]
あと航くん今日すごいダッシュしちゃったからあんま疲れるのも… …もーいっそ秋山と一緒に並んでバタ足やろ……
[出口が保護者をしているらしい秋山もチラと横目で見る。 あいつも泳ぎがもっと上達したなら良いのでは、と。高校の設備に何があるのかは良くわかっていない。あるのかなと首を傾げながら取り合えず私上がるし……とプールサイドに手を付いて上へ上がった。 張り付いたブラウスの襟元を摘まんで一つ釦を寛げ、びしょ濡れのスカートを軽く捩じって絞り]
あーなんか濡れてっと重たい *
(263) 2019/09/07(Sat) 22時半頃
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(>>260)もしほんとにおぼれちゃったらどこに向けて蹴っていいかわかんなくってうまく上がれなかったりするでしょ!?
[ほんとにもう、と浮き輪につかまっている会堂を見、笑い散らかしている秋山をギッと睨み付ける]
笑ってる場合じゃないんだからね! 秋山この、…もォ!
[本人はあずかり知らぬ事とは言え誰のためなんだと思えば思わずその脇腹にグーパンの一つも入れようと云うもの。ぷりぷりしつつ自分の荷物の入ったカバンを取りにペタペタとプールサイドを歩き]
(264) 2019/09/07(Sat) 22時半頃
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ヒナコは、ワタルクンガンバッテーと適当な応援をしながら鞄から借りて来た本を取り出している
2019/09/07(Sat) 22時半頃
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[(>>265) 視線は特に気にしていなかったので怒りの矛先は秋山に固定されたままだった。 風邪はもう引かないよ。とぽつりと返して、飛び込み台の一つに腰を下ろす]
図書館から借り出して来たものは年代ごとの町の地図で、それを重ね合わせながら小さなノートに何か書き入れている。 ピンクのもこもことしたクマのキャラクターが描かれた紙面。 ぽつりと濡れた髪と顎先から雫が滴って落ちた。
指先で雫でよれた紙をぐりぐりと擦っているとクマの顔に穴が開いてしまった。 ………そのクマを重ね合わせていた後輩の丸い頬が思い出されて、スンと鼻を鳴らす。
そうしてまた本を開き、何やら調べ]
(268) 2019/09/07(Sat) 23時頃
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……あ、やっぱり?そうか、うーん…
[地図の一枚を手に取り、そこにマーカーで印を付けた。 また軽く書き添えて]
レポートとかちゃんと書いた事ないからマジヤバなんですけどォ…ま、いーか言いたい事がわかれば
(274) 2019/09/07(Sat) 23時頃
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──雛子が適当に纏めたレポート──
[町の地下を流れる暗渠について書かれた本のコピー。 その中から二枚の地図を選んで重ねた。
一枚目は現在の夏呼町を描いている。 マーカーで丸く印がつけられた場所は現在町を貫く太い道路が通っており、比較的交通量が多い。その一角に円と共に『ここ 私が事故った場所』と書き込んである。 二枚目はその地図と同じ地域を描いた50年前の地図だが、同じ場所は根良伊川本流へと流れ込む比較的細い支流となっている。]
(276) 2019/09/07(Sat) 23時頃
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[『暗渠』─排水路や下水、用水に用いられる蓋をされた水路。 現在根良伊川のみがこの町を流れているように見えるが実は町のあちこちにこのような場所があり、様々な排水が根良伊川へと流れ込んでいる、
と言う書物の一節を書き添えて
『つまり町のどこで何があっても結局川のアレになっちゃうんじゃない?』 と能天気に蛍光ピンクでラインを引いて完成した]
(277) 2019/09/07(Sat) 23時頃
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……ほんとに川のアレがどうとかって話だったらだし、しらねーよって言うような話かもしんないけどォ。 よし。
[出来上がったものをたたんでしまって、ねェ、と呼び掛けた]
安住さん、良かったらこれ(>>276、>>277)後で見ておいてね。 ……あんま今は皆に見て欲しくないからさァ、夜にでもグループチャットに投げといてくれると嬉しィ
[ひらひらとたたんだものを掲げて見せ、その上にノートを重し代わりの乗せて飛び込み台の一つの上に置いた*]
(278) 2019/09/07(Sat) 23時頃
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[ごぼごぼと不明瞭な音。 もう余り明瞭に意味を聴き取る事はできない。
何かを『ソレ』が決めたのなら、己はただ其れを領分の違うものとして肯定するのみだった]
(*58) 2019/09/07(Sat) 23時頃
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[プールから皆が上がって来るまでは書き物にも飽いた、とじりじりと照り付ける太陽を見上げたり、スマートフォンを開いてSNSやらメッセージアプリやらを開いている。
ギャル仲間内のアプリに実は先程図書館の帰りに『今日会堂会長とデート』などと報を入れたものだから、明日、9月2日になったら問い詰めようと云う話で盛り上がっている。
ポンポンと上がって来るメッセージと、『おい雛子通話出ろや』と騒いでいる友人達の様子にクツクツと笑って、機嫌は上々だった。
明日ね。と目を細めて呟いた **]
(280) 2019/09/07(Sat) 23時半頃
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[もの問いたげな視線を受けた。(>>285) 何を問おうとしているかは聞く気もないのか、プール講習を終えて上がって来た皆を見遣りつつちょいちょいと手招いて一緒に読もう、と素粒子やら原子やらの本を掲げて見せて]
ねーこれ一緒に読まない?航くん星詳しかったよね
[と、化学の本をひらひらと。 頷くのであれば、その本を開いて 好きな一節を呟いただろう **]
(286) 2019/09/07(Sat) 23時半頃
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(>>292)あぁ、まあエミちゃんが、…
[まァ色々と。と呟いてコラムのページを指さして]
[宇宙が生まれた直後には水素が90%、ヘリウムが10%、 その他の物質はごく僅かに存在する程度であった 水素を主な成分とする恒星系が誕生し、その恒星の内部で核融合が進み 様々な原子が生み出される事となる。
有機生命体の身体を構成している物質も、太陽のような恒星の中の核融合によって生み出され、 星の死と共に爆発によって拡散し、
また重力によって寄り集められ、凝縮し、新たな恒星が生み出される]
(294) 2019/09/08(Sun) 00時頃
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[宇宙はそうした輪廻の果てに存在しており、そして星々の中で生み出された 物質が今、私たちの体内に有って巡ってる
ならば 我々は等しく 星の欠片であると言える]
これをさァ、お祭りの日に秋山と航くんと星見てて思い出したから、また読みたいって思ったんだ。
エモくない? ほら、あの時空の低い場所にまっかな星があって サソリの?尻尾?的な?
[そっちはあんま良く覚えていないんだけど と結んで本を閉じた **]
(295) 2019/09/08(Sun) 00時頃
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