301 十一月うさぎのないしょ話
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[出勤したら肉を取り出し、オリーブオイルで焼き色をつけてから取り出す。 肉の脂とオリーブオイルが混ざったオイルで漬けこんでいた野菜をワインごと加えて野菜の嵩が10分の1以下になるまでじっくり炒め煮をし、そこに肉を戻してトマトの裏ごしと香草を加えて煮る。 長時間アクを取りながら煮詰めると、塊肉もほろほろと解けていく。
煮詰めている間にベシャメルソースを用意する。 こちらはブラウンマッシュルームをペースト状にして加えたシャンピニオンソース仕様。
特別な日のラザニアは、特別感たっぷりに。
出来上がったソースを板状パスタであるラザニアで交互に挟み、ピザ用チーズとパルメザンの両方をかけてオーブンへ。 天板とそう大きさの変わらないスクエア型の器は開店後温度を保つ為に電磁保温器の上に置かれる。]
(129) Ellie 2019/12/01(Sun) 23時頃
|
|
[煮込みに時間がかかるだけで、その間は他の料理も用意できる。 メインばかりではすぐに重たくなってしまうので、サラダや箸休めの一品も作っておかねばならない。
サラダコーナーは葉物野菜とミニトマト、ヤングコーン、ミックスビーンズなどの野菜やハム、スクランブルエッグ、サラダチキンなどの器の他に、一見パスタのように見える細長い野菜の器。 いわゆるベジヌードルの種類はズッキーニと、にんじんと、大根と、ビーツと、コリンキー。 フレンチやサウザン、ごまなどのドレッシングも傍に抜かりなく。 サラダ用に用意はしているが、エリカのロールキャベツが浮かぶスープに入れてスープパスタのようにして食べるのもアリだ。
因みにすぐ傍の籠には、焼きたてのピタパンとバタール、中にクリームが詰まっていないコルネが置いてある。 野菜を入れてサンドウィッチのように楽しめるようにと焼いたパン達は、宅本に気づいて貰えるだろうか。>>125*]
(130) Ellie 2019/12/01(Sun) 23時頃
|
|
[いつもはキッチンで忙しなく動き回っている店員も、今日はその場で作る料理は何か突発的なことでもない限りはお休み。 訪れた客と、歓談に興じることが許される特別な日だ。
訪問後すぐに店長にプレゼントを渡す人々の多さ>>124>>133がこの店の愛されている証。 毎年お客さんから贈られる植物や置物は、年末の休業日を迎えるまで店内をより一層華やかに賑やかにしてくれる。]
カコちゃん、いらっしゃい。
[挨拶の後、料理を見渡す彼女を見つめていた。 途中視線が止まったように見えたカラフルなベジヌードルは彼女の食欲を誘えただろうか。 その後ラザニアが用意されているのを見つけ、しっかり視覚でも料理を楽しんでくれているのを確認した後、顔をあげた彼女の視界に登場する。
まずは、"murmur coneyの乙坂シェフ"の顔をして。
それでも、他の参加者を牽制するように、距離は近く。]
(137) Ellie 2019/12/02(Mon) 00時頃
|
|
スケジュール調整お疲れ様。 無理して――るよな、せめて此処にいる間にいっぱい腹も心も充電してって。
[この後はクリスマスイブに向け彼女が益々忙しくなる見込みだ。 直接逢うどころか電話も難しくなるかもしれない。 若者でもなし、堪え性がないところは見せたくはないから。
こうして一緒の空間にいられる間の「充電」は、乙坂の方も大きな目的としていた。**]
(138) Ellie 2019/12/02(Mon) 00時頃
|
|
[自ら店員の顔して近づいた癖して、香子が「カコちゃん」の顔をして此方を呼ぶことに寂しさを感じてしまって内心苦笑した。>>139 陣取った彼女の隣、綺麗に染まるアイメイクに乙坂が施した紅が加わる様に、また奥歯が痒くなるような甘さを覚える。]
うん、此処に来て「大丈夫」にして来たの、ずっと知ってるから信用してる。 楽しんで。
[しかし彼女の「充電」の為にまずは腹ごなしをして貰わないとと踏み出しかけた乙坂に、ふわりと気配が近づいて。]
(152) Ellie 2019/12/02(Mon) 21時半頃
|
|
――――
[乙坂が初めて贈った「薔薇」と同じ数の触れ合い。>>140 他の参加者の目を忍んだ暗号のような。
息を呑み時間が止まった乙坂を置いて、彼女はすっかり元通り。]
(153) Ellie 2019/12/02(Mon) 21時半頃
|
|
初手からラザニア行ってくれんの? さっすが頼もしい。 麺みたいなのは生野菜を麺みたいに切った「ベジヌードル」っつってアレも俺が出してるから、楽しみにしといて。
[手招きの彼女に近づいた。 大皿からトングで切り分けて、まずはミートソースより深い赤茶のソースとベージュのソース、ラザニアのクリーム色、チーズの黄色の断面図を披露してから取り皿へ。]
牛ほほ肉のラグーソースとシャンピニオンソースのラザニアです。 どっか座るとこ確保しとく?
[次のサーブを待つ客がいた手前、皿を彼女に渡して少しばかり仕事モード。 それでも早々に切り上げることが許されるのが今日で。]
(154) Ellie 2019/12/02(Mon) 21時半頃
|
|
香子、飲みモンは?
[しれっと彼氏面をしていてもパーティの喧騒に紛れるだろうと、「充電」にやられたお返しとばかり、悪戯っぽく口角を上げた。*]
(155) Ellie 2019/12/02(Mon) 21時半頃
|
|
[切り分ける時に断面図を見せたのは、その色味も色の理由も彼女は「咀嚼」してくれると確信していたから。>>157 前のめりに食欲を示す彼女が可愛くて仕方がないから、もしかしたら彼氏面を意図的にしなくても周りの客には「察し」となっていた可能性もある。
バイキング形式の大皿料理ではいくつかの料理を一緒に盛って席に座る客もいたが、「乗り切る」モチベーションにしてくれていたラザニアをまず堪能して欲しくて、その瞬間の表情を独り占めする為に相席を欲しがった。]
(158) Ellie 2019/12/02(Mon) 23時頃
|
|
じゃあ取ってくるから座っときな。 あっち、日当たり良いとこ。
[反撃は成功したようだが失敗でもあったかもしれない。 彼女の紅い顔は、己の腕の中だけに留めておきたかったから。
二つのグラスに注ぐ黒豆茶。 彼女の充電の為にこれも乙坂が選んで出しているということは、流石に己だけの秘密にしておこう。
ついでに皿に残るラグーゾースを拭うバタールも二切れ彼女が待つ席へと運んだら。]
いただきます!
[と香子の前で初めて使う言葉を披露して笑った。*]
(159) Ellie 2019/12/02(Mon) 23時頃
|
|
[勿論提供する前にそれぞれのソースの味見はしているし、ラザニアも端を切って固さを確かめてから出しているけれど、こうして皿に盛って、しかも彼女に導かれた隣の席で>>164、というのが己の料理no 最後の隠し味となっている気がする。
向かい合って彼女の食べる様を見たことは何度もあるが、この距離でこの角度で見るのは初めてで、一緒に手を合わせたのに乙坂は暫くフォークを動かせないでいた。 メイク崩れの兆候もなく美しく塗られた頬が熱さに取り入れた呼気で膨らむ様子>>165や、正面からでは隠れて見えない上品に添えられた手の下で唇が柔らかく解けている様子に見惚れた。]
初めて隣り合って食うのが此処で良かった。
この先色んな店に行くだろうし、その内店じゃなくて香子と食う為だけに「おうちごはん」ってやつも作るだろうけど、此処は俺達が出逢ったところだから。ここから新しい二人が始まるって気がする。
――うん、美味い。
(167) Ellie 2019/12/03(Tue) 00時頃
|
|
[噛むとすぐに解ける牛肉の繊維の隙間から、形がなくなるまで煮込んだ野菜の風味が追いかけてくる。 裏ごししたトマトは舌ざわりもよく溶けるようだ。 そこに香りの高いブラウンマッシュルームの味をして濃厚なベシャメルソースが追いかけてくる。
ミルフィーユ状に構成されたそれぞれを歯で一度分断して、フォークと己の口にチーズの端をかけた。]
美味いな、我ながら会心の出来。 香子が隣にいてくれるから、肉の旨味に甘さも追加されてるし?
[同じタイミングでグラスを手にする。 熱に浮かされたような瞳にうっすら水膜が張るのを見つめて、己からも甘味を追加する試み。
バタールをちぎって、2種のソースが作るオーロラを掬って隣に差し出す。
背後の内緒話など耳に入る筈もない。>>163
己の視覚も聴覚も、嗅覚も触覚も味覚も、香子の為に今は存在している。**]
(168) Ellie 2019/12/03(Tue) 00時頃
|
|
[こっそり見ていたことは当然ばれていたらしい。>>181 くすくすと笑いながら「駄目。見たい」と駄目返し。 正面で見る香子も何回見ても足りないのだから、横顔の香子をもっと堪能させてほしい。 呼び名と助詞の違いで関係性の変化を表す香子の魔法にかかってしまった乙坂は、きっと「未来」にもかかったままだ。 そんな確信を、確実にする手段のことを自然と思える己がいる。]
うん、一応挑戦期間は今日までで、年末までと年明けからはランチ専属に戻る予定ではあったんだけど。 ディナーで香子に指名される気持ち良さを覚えたら、惜しくなってんだよな。 ただ、最近のペースで夜入ると今度は香子とゆっくり過ごす時間がなぁ、
[反撃のように香子の視線を感じる。>>182 手元を見られることには慣れている筈だけれど、咀嚼の様子は同僚にもあまり晒さないものだから妙に緊張した。
甘い時間。 周囲には普段の営業時よりも多く人がいる筈なのに、香子の声だけは指向性マイクを通したかのようにまっすぐ乙坂の鼓膜をやわらかく揺らす。
バタールを差し出し見つめた先のブラウンが窓の光を受けて透けるようにきらめいた。己の脳内を香子の声が出力する、奇跡>>183]
(194) Ellie 2019/12/03(Tue) 23時半頃
|
|
[けれど思考が重なったと思った瞬間バタールはお預けをくらって、彼女の身体は一度荷物の方に傾いた。>>184 マフラーだと言われたら中身を確かめるまでもないけれど、その黒に映えるように置かれたものに、目を見開いた。]
っ香、
[衝撃に身を乗り出しかけた乙坂よりも、香子の反応の方が早かった。 躊躇いなく触れる手は、乙坂の手からソースが浸みこむバタールを奪って。]
(195) Ellie 2019/12/03(Tue) 23時半頃
|
|
[香子の方は焦らしている自覚はあるのだろうか。 乙坂は、その美しく紅が引かれた唇がソースを迎え入れ、頬張ったスペースが元通りになるまで手も中空に浮いたまま見つめていた。 こうしている時に乙坂が何も口を出さない癖を彼女は知り過ぎてやしないか。]
え、やー、美味いのは、わかってる、うん。
[此方なんてドキドキして今食べたラザニアの味が咥内からすっかり気配を消してしまった。 彼女の視線が鍵に落ちて漸く金縛りに遭った指に零れたソースを口元まで運ぶ。 くちり、と音を立てて行儀悪く舐める乙坂の耳に、彼女の言葉が響く。]
(196) Ellie 2019/12/03(Tue) 23時半頃
|
|
――うん、 ――うん、
……同じこと、考えてたよ。
[動くようになった手は、小さな鍵を拾い上げ。 両唇で軽く食んだ。勿論金属の味だ。 かぷかぷ。 持て余す感情を金属に吸わせるしかない。]
……何でここ個室じゃねぇんだろ。
[じっと見る瞳には悔しさとそれ以上の熱が籠る。]
(197) Ellie 2019/12/03(Tue) 23時半頃
|
|
香子の貴重な呼び捨てとタメ語、俺の腕の中で練習させたかった。 くそ、荷物はバックにあるんだよな……
[ちらりと振り返るバックヤードは、「勤務中」は基本立ち寄らない。 その中の荷物に]
これと同じ形――っつってもこのギザギザんとこは当然違うけど、同じ「合鍵」ってやつを、俺も持ってきてるから。 「交換」はまた後でな。
で、俺はもうこの後は「おうちデート」の心算だったから。
終わった後徒歩3分したら二人っきりだ。
(198) Ellie 2019/12/03(Tue) 23時半頃
|
|
[この間は彼女を外で待たせてしまった。 すぐそこに自宅があるのに、彼女はまだそこを知らなくて。
あの日彼女の家を知ったけれど、一人暮らしの女性のマンションに男が深夜に頻繁に出入りするのも配慮がないかな、なんて、すべて言い訳。
己しか知らない彼女をもっと知りたい我儘。]
(199) Ellie 2019/12/04(Wed) 00時頃
|
|
「時期」さえ悪くなかったら、このままずっと一緒にいてよ。
[黒い袋は一度自分のロッカーに置いてくる、と立ち上がった。 空いた皿を重ねて持ち、人の波をすり抜けていく。**]
(200) Ellie 2019/12/04(Wed) 00時頃
|
|
[席を立ちかけた時、背後から同僚の声がかかる。>>207 普段のようにサーブ役として乙坂が立っている訳でもなし、自由に好きなものを取れるようになっているのに態々声を掛けて来たということは、と考えれば口元に笑み。 己が先程発した遠回しな誘いが聴こえていたかは知らないが、おっとりした彼女は外から見えるよりもずっと「察する」能力が高いから、今二人で座っていた意味は悟られていることだろう。]
りょーかい。 皿下げて荷物置いたら取って来るよ。 それまで見張っといて。 ……俺の大事な子に余計な奴が寄って来ねぇように。
[察していると思ってはいても改めて言語化して、同僚に席を譲る。 傍にいる宅本は「敢えて声をかけた」エリカをどんな目で見ているだろう。 「予想外のことするでしょ」と苦笑を向けて、近くのテーブルから椅子をひとつ拝借して、3人掛けを作ってから後を託した。*]
(208) Ellie 2019/12/04(Wed) 20時半頃
|
|
――バックルーム――
[あまり長く離席をしている訳にはいかない。 客と同じ空間にいることを許されているとはいえ、ホスト側であることに代わりはないのだから。]
はーっ
[それでも暫し、ロッカーに背中を預けて。 火照る頬をぺちぺちと数度叩いて冷ます。
己の黒皮のキーケース、自宅の鍵と香子に渡す用の鍵と(梱包を試みてあまりに仰々しいかと止めた懊悩の結果)、その横に形の違う鍵。 同じ速度で恋を育てている実感に、心拍数もあがるというものだ。>>217
「望むところ」と背中で聞いた。
奔放には見えないけれど、潔癖を美徳とする青さを過ぎた大人の女性が出す答えにかかる時間を短縮させたのは、己に対する想いだという確信がある。
大事にしたい、と改めて心に誓った。*]
(230) Ellie 2019/12/04(Wed) 23時頃
|
|
――3人卓へ――
[宅本のオーダー>>222もあり、全てを手に持つことは不可能だったから、店員権限を使って厨房からトレイを持ち出した。 エリカと宅本の分のラザニアと、二人に渡すものの切り口を揃えるために少し切った潰れた切り口の一口分は自分と香子の「おかわり」に、コリンキーのベジヌードルと一緒にピタパンに詰めて証拠隠滅。
それと二つのスープボウルにエリカ作のポトフを。 煮込むと煮崩れちがちなじゃがいもがちゃんとその形を主張している。 シンプルな家庭料理であるが故に「プロ」の技をそこに見る。
側面が割れたソーセージ、波打つベーコン、それとたっぷりのセロリ。>>74 セロリは好まない人もいるが、香子はむしろ喜ぶだろうとエリカのオリジナリティの縮図を作った。 乙坂の分はスープをたっぷりめに。 何故なら裏アレンジ的に用意してある炊飯器からよそった小盛ご飯で野菜の旨味が溶け込んだスープ飯を楽しみたいからだ。
そうして乗せた4人分を持って、話がはずんでいるであろう3人の元に戻る。]
(231) Ellie 2019/12/04(Wed) 23時頃
|
|
お待たせ、話は弾んだ?
? ――何話してた?カオ赤くね?
[香子の表情>>227を指摘して、くすくす。 自分の分の椅子は空いていなかったので、少々行儀は悪いがウィンドウに凭れるように。 カーテンが引かれていても明るかった時間は冬の速足で過ぎていく。壁際の照明のスイッチを明るめに回した。*]
(232) Ellie 2019/12/04(Wed) 23時頃
|
|
直の? いつの間にリクエストしてたんだよちゃっかりとあいつめ……
[当の直の姿を探すが、人の波で見えない。 彼は彼で固定ファンもいるし、忙しくしているのだろう。
花二輪の配慮>>238>>241に「あんがと」と会釈ひとつ、椅子に腰を下ろした。]
ん?
[勿論誤魔化されてなどやらない。>>241 ネタばらしをしたエリカに慌てる様も、今は聞く耳が二人分あるというのについ「可愛いなぁ」なんて言ってしまって。>>242]
(246) Ellie 2019/12/05(Thu) 00時頃
|
|
客の「キリノエ」さんは独占できねぇけどさ、「香子」は俺のだから許せよ。
[彼女の可愛らしい回答>>240は残念ながら聞いていない。 ここにいるのは家族に彼女を紹介するかのような男の姿。]
幸せそう、ってんなら、お前らもな。 二人でいる姿がしっくりくるよ。 最初に宅本さん連れてエリちゃんが顔出した時にもう「カレシ連れて来た」って思ったからな俺。
(247) Ellie 2019/12/05(Thu) 00時頃
|
|
[そして男は「いもうと」が彼氏を紹介する時のごとく、少し改まって。]
宅本さんなら無理強いはしねぇとは思うけど。 ……泣かしたら俺と直がぶん殴りに行きますんで。 店長は――なんかこう、何かしらやると思うんで。
よろしくお願いします。
[頭を下げた。**]
(248) Ellie 2019/12/05(Thu) 00時頃
|
|
――四人卓――
[トレイに乗せた料理は登場時から大歓迎された。 宅本の賛辞>>252には「Zてなんすか」と笑ったり、照れを誤魔化すように食べ始めを促した香子がそれでもきちんと食前に新しいお手拭きを使用する様>>257に目を細めたり、穏やかで美味しい時は流れる。
ライスが足りなくなれば追加し、黒豆茶のお代わりにも立った。]
そうそう、生食用のカボチャで「コリンキー」って品種。 黄色味が強い野菜が欲しくて、ソウメンカボチャでも良かったんだけど他の野菜との相性考えたらこっちかなって。 ん、甘くて正解だったな。
[既にある「完成された」皿の話題だけではなく、アレンジした味も共有できる幸せ。 香子が隣でポトフもピタパンサンドもひとつひとつ丁寧に味わってくれるから、多分今日は心拍数を落ち着ける隙がなさそうだ。]
(260) Ellie 2019/12/05(Thu) 21時頃
|
|
デザートは「ちょっとずつ全部」で良いよな?
[3人を順繰りに見回して、にっと口角を上げる。 彼等を見る視線が柔らかい自覚はある。 自分が煮込んだのは牛の頬ではなく己の頬だったのかもしれない。蕩けてずっと戻らない。]
……他の人と楽しそうに話してる彼女を見てんのも楽しいっての、この歳になって初めて知った。 すげぇよな、どの瞬間も可愛いとか。
[席を立ってからそっと宅本に相槌を求めたのは、仲良く話す女性二人の姿を見る彼もきっと同じ気持ちだと思ったから。 二人きりでいたい、独占したいという気持ちとは別に、ただ楽しさ美味しさを堪能している彼女を見ているだけで幸せな気持ちも胸の同じ位置に存在している。
デザートを堪能する彼女にもまた新しく恋をするのだろうと確信しながら何度目かのサーブを。*]
(261) Ellie 2019/12/05(Thu) 21時頃
|
|
――巣穴から抜け出して――
[その場で料理を作る業務はないけれど、パーティの後片付けというものはやはり店員の仕事。 いつもより長くかかるだろうそれに臨む間、一度彼女には自宅に帰ることを勧めた。
合鍵を用意していたとはいえ、此方も同じものを用意しているとは思っていなかっただろうし。]
店のやつがよく泊まりに来るから歯ブラシとかは新品置いてあるけど、メイク落とし的なのはないしさ。 あ、パジャマは俺のシャツを着るっていう選択肢も考えといて。
[つまりはそれらを己の自宅で行って欲しいということで。 準備出来たらまた店の前でと約束して、働き黒兎は夢の去った巣穴がまた夢を紡げるように磨いていった。]
(262) Ellie 2019/12/05(Thu) 21時頃
|
|
[それから二人で乙坂のマンションに帰り、合鍵は細い丸カンつきで香子の手、というか指に渡された。 丸カン自体はキーホルダーをつける為だけれど、「薬指」にリング状のものを差し込む動作が欲しかったから。
己のテリトリーに案内して、テレビをつけたけれどすぐに消したり、後輩の結婚式や己の卒業アルバムを肴にほんの少しアルコールを入れたり。]
香子、
[互いの名前以外に意味のある言葉を持たなくなる時間には、ずっと固く手を握っていた。 この手がいつか包丁を握れなくなる日が来たとしても、どんなに手入れをしても彼女の手がつるりとした光沢を取り戻せなくなる日が来たとしても、こうして手を握って眠りたい。
それを言葉に出す日が来るまで、あと――――――**]
(263) Ellie 2019/12/05(Thu) 21時頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る